2008/06/02 21:14
テーマ:感情と心 カテゴリ:趣味・特技(その他)

ビルに映った京セラドーム

Photo

ヨンジュンさんに逢いたい気持ちが私の多くのエネルギーを『太王四神記PREMIUM EVENT 2008』に向わせました。前日から興奮気味であまり眠れかったのに、当日の体力に自分で感心してしまいました。グッズ購入をあきらめた私(前ブログ参照)は、12時の開場まで約2時間をただ“立って待つ”という行動にでました。カタログだけは手に入れたいので、いち早く会場内のグッズ売り場に行こうと決めたからです。昼食はここで並びながら食べることにしたのですが、あんまり食べる気になれません。直射日光のあたる場所での待ちは結構きついものがありました。とにかく体を持たせるためには水分と栄養だ!ということで、持っていたソイジョイを1個がんばって口にしました。まあ、1食くらい食べなくたって栄養は貯えていますから大丈夫ですけどね。

待っている間、ヨン友さんや周りの方たちとたくさんおしゃべりをしました。また、携帯でヨンジュンさん情報のメールやブログを見ていました。どんどん気持ちは高まっていきます。ここに集まっている方たちは皆同じなんだろうなあと時々見渡してみたりして・・・。すごい!としか言葉がないのですが、こんなに人々を惹きつけ、集約させ、さらにエネルギーを沸かせるヨンジュンさんて不思議な方です。

 

高まった気持ちでイベントに突入しました。最初のヨンジュンさん登場の顔が忘れられません。タムドクの鎧姿で四神の待つステージにゆっくり歩いてきた姿は王の顔・・・のはずなんですが、たぶんヨンジュンさんはこのようなシチュエーションでなりきることはできないんでしょうね。こらえきれないように目を閉じたと思ったら、口角が上がり、そして噴出すように笑いました。ああ~、ヨンジュンさんだ~って私は一緒になってにやけてしまいました(= ̄∇ ̄=) 。35000人の70000ものカゾクの瞳が集中しているんですもの、そりゃ照れちゃいますよ。

私が涙がこぼれるくらい興奮したのは、オケ演奏で♪運命♪が流れた時です。前日の夜、ちょうど第9話“玄武の目覚め”が地上波で放送されました。玄武の目覚めはタムドクのチュシンの王としての目覚めであり、以後チュシンの王を巡る翻弄された様々な運命が本格化していきます。演奏に合わせてスクリーンにちょうどそのあたりの映像が流れました。特にキハの悲しい運命を私は思って涙が出てきたんです。

 

この“運命”のころが私の気持ちの最高点だったかもしれません。実のところ途中はやや疲労感が襲っていたんです。飾り(ライトや紙ふぶきなど)による豪華さが気持ちを置いていってしまったとでもいいますか・・・。勿論、肉眼で見れる距離に皆さんがいて、彼らのお話は興味深く聞き入っていました。そのことによってもっとヨンジュンさんに近づくかと思ったけれど、なんだか距離を感じていました。さいたまの時とは逆です。なんでかな・・・。

   

一夜明けてヨンジュンさんのインタビューを読ました。前日の彼の様子とそれを重ねていたら胸が熱くなってきました。イベント中のヨンジュンさんの言葉で私が気になっていたのは、怪我をした時の気持ちを語った部分です。1回目の時は体が動かなかった、2回目は皆に申し訳なかった、3回目はあらゆるものを超越して精神的に強くなったと言っていたと思います。この「超越した強い精神」に私はこだわったのです。

負傷するたびに心は谷に突き落とされていたのでしょうね。それは誰だってそうなんだと思います。それが一回ではなかった彼。言葉で「苦しかった」というよりも、どんな状況があったのかを語ったこのインタビューは彼の心の動きを私に想像させました。イベントでの屈託のない彼はこの超越してきた心から出た表情だったのですね。

病院での治療を先延ばしにしていたことは知っていましたが、薬剤をマネージャーが調達して自分で注射をしたという記事には驚かされました。6回刺して成功したということは、6回目で血管に針が入ったということでしょうね。

痛くて眠れないという身体的な苦痛に加え、演技ができない不全感、他人に迷惑をかけている申し訳なさなど様々な苦悩が彼を襲っていたと思います。さらに、応急的な治療ができない環境があり、自己喪失の脅威を感じていたでしょう。心の平衡状態を保つのがなんと大変であったか。その苦しさを想像した私は手足が冷たくなり、胸が詰まってきてしまいました。監督と泣きながら抱き合ったというその意味をようやく理解したように思いました。

そのどん底とも思える状態を乗り越えられた彼。言葉にして語ることができるくらいに回復したのだと思います。オープニングでの恥ずかしそうな彼、投げキスまでしてみせたあの晴れやかな彼、苦悩を淡々と語る彼にようやく近づけた気がしました。イベントの場で私がこのような思いになっていればフィナーレに向けてもっと興奮していたかもしれません。そうなれなかった自分が悔しく、ヨンジュンさんに申し訳なく思いました。

 

新大阪の駅でぶらりと本屋に寄りました。気持ちが揺れている時はその揺れをなんとか治めたくなるものです。谷沢永一氏の『人間通』というものに目がいき、購入しました。文字通り人間について書かれているものなのですが、辛口な表現を使いながら、的確に人の言動をまとめてあると思います。1つの単元が600字あまりなので、新幹線の中で読むにはちょうどよいものです。その中にこんな文章がありました。

人の生き行く道には苦しみ悩み辛さ気落ちが待っている。しかし勇気を奮い起こして難関に体当たりしてゆけば、その遥か先に多少とも喜び嬉しさ楽しみがありうるであろう。人間はどれほど窮地に立たされても障害に立ち向かってゆく気力さえあればとことん不幸ではないのだ。本当に惨めなのは肝心要なその気力を根こそぎ消えうせさせるような状況である。

苦悩が大きければ大きいほど、乗り越えた後の幸せ感は大きいのだと思います。平衡状態が崩れた心の危機的な状態は心の分岐点なのだそうです。何かの手段を用いてバランスをとれるようになると、次は少しの揺れでも揺るがない強固な精神力が出来上がるそうです。撮影後半のヨンジュンさんはきっとそんな状態だったのでしょうね。私にできることはそんなヨンジュンさんをいつも認めていくことなのかもしれません。世に認められることが人間の欲することであるのですから。

 

ところで、マネージャーさんが点滴や注射薬をソウルで調達し、自分でそれを施行したとのことでした。日本では薬事法や医療法などから考えれないことでしょう。確かにインスリンの自己注射や在宅での点滴はあります。しかし、それは指導された人が特定の患者さんだけに施行が認められた行為で、しかも患者を診察しなければ処方箋は出ません。私は韓国の法律をしらないのでなんともいえませんが、ヨンジュンさんの行動がすべての方面から賞賛されるものではないとも思いました。

それから私の超個人的な思いなんですけど・・・・。来てくれる看護師がいなかったとありますが、だったら私を呼んでくれてもいいのに~~(= ̄∇ ̄=) ニィ。点滴でも注射でも罨法でもマッサージでも子守唄でも、ヨンジュンさんが心身の健康の取り戻すためなら付きっ切りでなんでもしますヨン。その道の職人を自負する私ですから♪(* ̄ー ̄)v

今日のタイトル下の写真は隣のビルに映っている京セラドームです。ヨンジュンさんからエネルギーをもらっている私が下の方に写っています。それから、イベント後にヨン友さんたちと韓国料理を食べに行った時の写真です。ビールにワインにマッコリで私は酔ってしまいました~。お昼はほとんど食べていないのと同じでしたから、空腹と疲労にアルコールですから、危ないですね。みなさん、お世話になりました。


2008/06/02 09:52
テーマ: カテゴリ:趣味・特技(その他)

京セラドーム周辺【追記】

Photo

今日の大阪は曇りでこのあと雨になっていくとか。昨日の晴天が嘘のようです。

昨日、私が京セラドーム到着したのは8時30分頃でした。グッズ購入のための長蛇の列はドームを半周ほど回ったところまでたぶんきていました。並んでまで買わなくてもいいかなあ~~という気持ちと、イベントカタログだけは欲しい!できたら子タムベアも欲しい!タムドク人形も欲しい!・・・という気持ちとで葛藤。しばし、次々とやってくる人を見つめ、悩み、考え、グッズ購入はやめることにしました。

私がヨン友さんとの待ち合わせ時間の10時より早くドームに来たのは、横の公園で写真を撮るつもりだったからです。こんな青空の天気を逃してはいけません。

公園からは川と鉄橋が見えました。ひとりの男の子がその鉄橋をじっと見つめていました。電車が大好きなのでしょうか。ただひたすら鉄橋の方をみていたんです。たぶん、何時間もそうしているのでしょう。

草花は強い陽光に照らされてまぶしそうに光っていました。左の夕方咲く花、なんでしたっけ・・・。この上の花の名も???

タイトル下の写真は公園からみたドームです。この後、ロイヤルホストでコーヒーブレイクをし、ドームに戻りました。そうしたら、もうすごい数の人・人・人・・・。公園はそんな人々の声も届かない静かな場所でした。ホント、向こう側で喧騒が起きているのが嘘のような別の空間でした。

【追記】大正橋の写真です。みなさんドームに向って一直線に歩いていました。

    

左の黄色い花の名前がわかりました。待宵草です。竹久夢二の詩「宵待ち草」がこの花ですね。私たちのヨンジュンさんを待っていた時の気持ちのようです。でも、ヨンジュンさんは来てくれました。

  待てど暮らせど来ぬ人を 

  宵待ち草のやるせなさ 

  今宵は月も出ぬそうな


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