酔酔18時間
金曜日は11時ごろに会社を出たら、雷で東横線が渋谷まで行ってくれないという事態に巻き込まれてしまい、横浜で乗り換えて品川から山手線に乗って、それで渋谷から井の頭線にたどり着くという散々な帰途になりました。
それにしても連日連夜の雷雨は烈しく、各地に大きな被害をもたらしているようですね。
ここブロコリに足を運んでくださる皆さまが、大きな被害に遭っていないことを願っています。
翌土曜日は、もう18年ほどの付き合いになる友人の結婚式でした。
友人の結婚式ということは当然雨なのかと思いきや、意外なことに快晴。
午前10時30分という、ちょっと早めの時間に行なわれる式に参列するために、会場のある青山に向かいました。
この友人はとても独想的な感性の持ち主で、某美大を出た後、某大手映像制作会社に勤務したものの、マンガ家になるんだと言い出して数年前に独立して、それなりにその道で生計を立てているという、ちょっとスゴい友達です。
結婚相手の女性は彼が大学時代からお付き合いをしていたひとなので、コッキーも何度か一緒に遊んだことがあるのですが、その彼女も勤めていたデザイン会社を辞め、マンガを描いているのだとか。
つまり、ふたりで小さな事務所を立ち上げ、そこで各々が仕事を得ているというワケです。
それで生活が成り立つというのはなかなかないことなので、そんなふたりはコッキーにとって良い刺激になっているとともに、誇らしい友人たちであるとも言えます。
説明が長くなりましたが、とにかくふたりの結婚式。
式の後、11時ごろから披露宴が始まり、そこでかつての級友たちと旧交を温めていたのですが、そうなると進むのがお酒。
乾杯のシャンパンを飲み干すとビールに切り替えたのですが、式場のひとはコップ1/4を飲んだだけでも注ぎ足してくれるので、どんどんどんどん飲んでしまいます。
ピアニストの友人がピアノを演奏したり、昔の写真をスライドショーで見たりしている間も、ビールは注がれ続けます。
そして、けっこう飲んでほろ酔い気分になったころに、披露宴がお開きとなりました。
13時30分。
2次会は17時から原宿なので、かなり時間が空いています。
そこで一旦家に帰り、シャワーを浴びて着替えることにしました。
実際にはシャワーを浴びた後昼寝までして、頭はスッキリ、体はさっぱりしていざ2次会場へ。
ところがここで心配事がふたつ。
ひとつは、雲行きが怪しくなってきているということ。
進行方向の空に、どす黒い雨雲が広がっているではありませんか!
そしてもうひとつは、2次会で友人代表としてスピーチをしなければならないということ。
…スピーチなんて、いままで一度もしたことがありません。
こう見えて(どう見えるんだ?)人前で話すのは大のニガテです。
人前で話すのがニガテだから、教師になるのも諦めたぐらいですから。
こうして、どす黒い雲を頭上に従え、アタマのなかにもどす黒い雲をもくもくと広がらせながら、会場へと行きました。
それからスピーチまでの間は落ち着かず、そわそわとしていました。
友人たちは意地悪く「大丈夫なのか、スピーチは」などと煽ってきます。
だからコッキーは「煽られたら煽れ」とばかりにビールを煽りました。
そしていよいよスピーチの時間がやってきました。
思ったほどは緊張しなかったのですが、なんとも言えぬ会場の反応…
すべりましたヨ、思いっきり。
嗚呼!スピーチなど引き受けるんじゃなかった!
という後悔の念を抱きながら、すごすごとステージを降り、席に戻って目の前にあったビールを飲み干しました。
こうなったらヤケ酒です。
飲み放題なのを良いことに、これでもかというぐらいビールを飲み、そのペースで3次会、4次会、5次会まで飲み続けました!
時計を見ると、もう朝の5時。
午前11時から翌朝5時まで飲酒とは…18時間も飲み続けるなんて久しぶり…い、いや、初めての経験です。
おかげで日曜日はずっとベッドから起き上がれず、ゴロゴロしていました…
ところでもうひとつの心配事だった天候ですが、案の定夕方から烈しい雨に見舞われ、シャツの袖も靴もビショビショになってしまいました。
恐るべし雨雲。
※写真は、披露宴でのコッキー近影。(ほろ酔いではありません。)
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