2008/09/18 15:25
テーマ:徒然日記 カテゴリ:日記(ひとりごと)

夜の街をハシル


連休中の、とある夜のこと。
夜中の11時ごろに自転車にまたがり、家の近所を流れる神田川沿いの道を下りはじめました。
天気はこの時期らしく、いかにも秋の入り口といった清々しさで、顔に当たる夜風がとても気持ちの良い晩でした。

川沿いの道を走りながらサドルから腰を浮かし、手すり越しに神田川を覗いてみました。
しかし夜中の川は真っ暗でよく見えず、かすかに水のせせらぎが見えるだけ、といった風情です。
川沿いの道には猫が―特に子猫がたくさんいて、暗い道のあちらこちらにうずくまっていました。

そんな風景を楽しみながら道を走り続けました。
生まれ育った高井戸を抜け、永福町を越え、さらに方南町を通り過ぎて中野区に入ると、もうほとんど馴染みのない地域です。

この川沿いの道は、周りを住宅が取り囲んだり、グラウンドの横を走っていたり、鬱蒼と木々が乱立している箇所を通ったりするのですが、中野区まで来るとさすがに住宅街ばかりになってきました。

それでもずっと川沿いを進んでいたら、西新宿の高層ビル群がかなり眼前まで迫ってきました。
このあたりまで来て、漸く川沿いの道を外れて走ってみる気になりました。
「けやき橋商店街」というこぢんまりとした商店街を見つけ、そこに何となく入っていってみたのです。

案の定この商店街はごく短く、途中左手にあった「南山館」という韓国料理屋の手前で写真を撮る酔客たちを尻目に走り抜けると、もうそこに商店街の終わり(反対から見ると始まり)を告げるアーチがあり、道はやや幅のある道路にぶつかって、終わっていました。

このT字路の中心に来て、自分が意外な場所に来ていることに気がつきました。
そう、道路の向こうには普段よくお邪魔する取引先のビルが聳え立っていたのです。

このとき時刻はもう12時を過ぎていたので、家路に着こうと決めました。
帰りは青梅街道を真っ直ぐに下り、途中で方南通りに入って、大宮八幡を走りながら見物し、井の頭通りに出ると、この通りを西に向かいました。

井の頭通りを西に進むと環状八号線とぶつかるのですが、この交差点の近くには、生まれてから10歳までを過ごしたマンションがあります。
子供のころを過ごしたこのあたりは自分の記憶よりもはるかにこぢんまりとしていて、道幅も、マンションの駐車場や駐輪場も、思っていたよりもはるかに小さく、狭かったです。

それだけ自分は成長したのだなあ、などと郷愁の念を抱きつつマンションを立ち去り、1時半頃に帰宅しました。

何ということもないけど、何となく楽しい夜の自転車小旅行。次の休みには他の方面に自転車を走らせて見ようと思います。


ところでこの日、家に帰ってテレビをつけたらやっていたのが草なぎ剛さんの「초난강」。
そしてこの日のゲストは、我らが이태강さん!
かなり緊張した様子だった彼のトークを見て、深い深い眠りにつきました。


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