韓流ストライカー、Kリーグへ移籍
我がチームが誇る決定力バツグンのイケメンストライカー(ただし体力は皆無)、민수君が、この度Kリーグに移籍することになりました。
といっても普段は会社員の彼。
2年前に、彼が勤める会社の日本支社に出向でやってきて、出向期間の延長が何度かあり、意外と長期間の滞在(「滞在」、というより「居住」ですね)となりましたが、この度晴れて帰国が決まりました。
ということで、先週末はチームメートが集って送別会を開催。
彼にとっては「晴れて帰国」かもしれませんが、送り出す我々は戦力的にも友情的にも全然「晴れて」じゃありません。
元々はコッキーの韓国時代の友人だった彼ですが、思いがけず日本での生活をスタートすることになり、週末ゲームをして過ごしていると言う彼をフットサルチームに誘ったのが始まり。
その後はフットサル以外でも遊ぶチームメートもできて、交友関係を広げられたのではないでしょうか。
これもひとえにコッキーのおかげ…も少しありますが、本人の礼儀正しくも親近感を抱かせる性格ゆえのこと。
傍から見ていても、彼が他のチームメートと打ち解けていく姿は、何ともいえぬ温かい感情を抱かせてくれました。
ピッチでも彼のプレーは輝いていました。
力強いドリブル、重く速く正確なシュート(ただし体力は皆無)。
あの力強さは、やはり軍隊経験に裏打ちされたものなのでしょうか。
さて、彼の帰国は決まったワケですから、寂しがってばかりもいられません。
我々は彼の人柄とプレーを称えて、みんなでメッセージを書き込んだボールやシャツやサングラスなどをプレゼントしました。
帰国する彼と日本でボールを蹴る機会はもうしばらくないかもしれませんが、我々が韓国に遠征すればまた一緒にプレーができるし、向こうでもフットサルを通じて更なる人間関係が構築されるかもしれません。
ということで、チームの大きな目標がひとつできました。
目指せ韓国遠征!
そのときまでまたチームを盛り上げながら頑張ろう、と決意を新たにした週末でした。
父の日、父不在
週末は父の日ということで、久しぶりに実家に足を運びました。
土曜日は文字通り「惰眠を貪って」しまい、起きたら何と昼の1時でした。
これじゃいかんということで、顔を洗って着替えておにぎりを食べてジョギングへ。
昼間のジョギングもまた久しぶりのことでしたから、玉川上水を、いつも(=夜)は暗くて足を向けない三鷹方面に走ってみることにしました。
こちらの方角に走ると、上水沿いに母校があり、そこを過ぎると三鷹の森ジブリ美術館の近くまで行きます。
が、カラダがなまっているのと蒸し暑い天候が災いして、3キロも走らぬうちに辛くなってきて、4キロ走ったところでキケンな状態になったので、ムリをせずに休憩をとることに。
そこからは、凡そ1キロほどの道のりを、家までゆっくり走って帰りました。
そしてシャワーを浴びて、なんとまたもや1時間ほどソファで寝てしまいました。
寝る子は育つ!
ってもう「育つ」年齢でもありませんね。
待ちに待った夜、1ヶ月前に韓国で買った酸っぱくなっているであろう김치とシャンパンを持って、いざ実家へ。
ところが、実家に父がいないではありませんか。
『父、帰る』というロシア映画はありましたが、父不在の父の日とは!
タイトルをつけるなら『父の日 the movie~父不在~』ってところでしょうか。
ついでに言うと、弟も不在でした。
気を取り直し(などと書いたら家にいた母や妹やインコのコイン君に怒られますが)、父と弟を除く3人と1匹でディナータイム。
いつも全員揃っていると非常に賑やかな食卓になるのが常なのですが、この日はゆっくりと話ができました。
たまにはこういうメンバーでの夕食も良いものですね。
詳しくは書きませんが、この日一番驚いたのは、母がコッキーのことを滅茶苦茶詳しく分析し、理解していたということ。
当然と言えば当然なのかもしれませんが、果たして自分がいつか家庭を持って子供ができたときに、母が自分を理解してくれるように、子供のことを理解できるようになるのでしょうか。
う~む、母のチカラは偉大です。
追伸:김치はやっぱり酸っぱかったです。그래도 맛있었습니다~!
韓流シネマ 抵抗の系譜
先週の金曜日。
五反田で食事をしてお酒を飲んで、酔っ払ったひとを初台まで送って行ったら、終電がなくなってしまいました。
あまり酔っていなかったので、意を決して久我山まで歩いて帰ることにしました。
家に着いたのは101分22秒後。
歩行距離10.2キロメートルの旅でした。
ところで昨夜、NHKの教育テレビで放送していた番組をご覧になった方はいらっしゃるでしょうか。
番組の名は、「韓流シネマ 抵抗の系譜」。
映画プロデューサーの이봉우さんが、日帝時代にまでさかのぼって韓国映画の歴史を紐解くと言うドキュメンタリーです。
日本の統治下にあったころの韓国映画は、日本の厳しい検閲を通過したものしか上映ができませんでした。
これはもちろん、映画に反体制的な感情を煽る内容が盛り込まれていないかをチェックするためで、そのため映画監督を始めとする映画人たちは、風刺的な表現を駆使して検閲を通過してきたのだとか。
こうした時代を皮切りに、韓国の映画人は国内外の様々な障壁と闘いながら、劇中でも現実世界でも「自由」を獲得してきたそうです。
このように書いてしまうと簡単ですが(ドキュメンタリーを見て理解した気になるのも簡単ですが…)、体制に反発しながら自分だけの表現手段を通じて世に作品を発表する、そしてそれが世間に認められるということは、並大抵の労力では為しえないことだと思いました。
この番組を通じて、韓国の方たちのエネルギーやパワー、反骨精神を改めて感じ取ることができました。
非常に見ごたえのある番組でしたので、ご興味がおありの方は是非一度ご覧になってみてください。
景色の変化
昨晩、鏡に映る自分の腹部に軽いショックを受けました。
横から見ると明らかに標高が増しています。
食事の量は変わらないので、おそらくこれはビールのせいでしょう。
というワケで、久しぶりにジョギングをしました。
新しいコースを開拓してみようということで、昨日はいつもより遠くまで足を運びました。
しかし、当然のことながら、家の近所はどう頑張ってもいつもと同じコース。
では新鮮味がないのかといえば、決してそうではありませんでした。
それは、周辺の景色に変化が生じていたからです。
何が変わったかと言うと、周辺の緑のボリューム感が圧倒的に増しているのです。
前回走ったのは5月25日ですから2週間ほど前なのですが、この2週間の間に、それとわかるほど景色は変容していました。
この時期の緑の茂り方は、恐ろしいほどの勢いなのですね。
いつも通る上水沿いの小道は、生い茂った植物が広げる葉によって道幅が狭められているほどでした。
変わったのは景色だけではありません。
生い茂る緑の、むせ返るように立ち上る匂い。
これも非常に強烈で、往来を行く人間の視覚と嗅覚に、否応なしに初夏を感じさせるものでした。
こうした景色は、ふだん家と会社の往復をしているだけではなかなか感じられません。
もちろん、ふとした瞬間に季節の変化を感じ取ることはありますが、それはあっという間に日常に埋没してしまいます。
だから、「どこかに出かけるため」ではなく、「外に出ること」自体を目的として外出した場合にこそ、この国の季節の移ろいを、余裕を持って楽しむことが出来るのではないでしょうか。
必ずしも走る必要はありません。
この時期だからこそ、皆さんに「外に出ること」を目的とした外出をオススメします。
まさかの「MCコッキー」
週末はとある温泉に行ってとあるタレントさんのイベントのMCをしてきました。
(ここまで書けば、「タレントさん」が誰なのか、何の「イベント」なのか、「とある温泉」がどこなのか、分かるひとは分かると思いますが^^;)
まさか自分がMCをやるなんて夢にも思っていなかったのですが、抵抗しつつも引き受けました。
せっかくの機会ですしね!
それにしても緊張しました。
舞台に立つともう、アタマの中が真っ白でしたヨ。
そんな状態で進行をし、タレントさんの韓国語を日本語に同時通訳。
普通に考えて、訓練もしていなければ場数も踏んでいないコッキーができる芸当ではありません。
これだったら、ラベンダー色のシャツを着てハンコを捺したり、恥ずかしいけどサンタのコスプレで寒空の下プレゼントを配ったりしたほうが遥かにマシです。
であるから、ひどく緊張するのも道理というものです。
ところが、幸か不幸か、緊張していてもそれが表に出にくいタイプのコッキー。
これは、司会者としては良いことなのかもしれません。
とはいえ、司会者として生きていく気も、その才能もないため、今後この特性が活かされることは稀でしょう。
さてイベントですが、残念ながらその詳細をここに書くことはできません。
しかし、来られたお客さんは大変満足されたようです。
それは名MCコッキーが場を盛り上げたから…では当然なく、タレントさんが素晴らしいアドリブで会場のボルテージを上げ、お客さんも行儀よくハイテンションで盛り上がったためで、これがMCの酷さを和らげたというのが真相でしょう。
繰り返しになりますが、本当に緊張しました。
温泉に行ってあんなに疲れたのは生まれて初めてです^^;
プロの司会者の方たちはスゴイのだということを、骨身にしみて実感した夜でした。
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