2007/01/08 09:01
テーマ:ひとりごと カテゴリ:韓国俳優(ペ・ヨンジュン)

夢見る頃を過ぎても

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☆久しぶりに公式掲示板にスレをたてました。
で、こちらにも同じものを書かせていただきます。
なお、タイトルは変えさせていただきました。


これを読んでくださっている方、あなたも酩酊状態、それとも虚無の中にありますか?


~~~~~~~~~~

 昨日の朝刊の読書コーナーで、田○聖子さんが、『更級日記』について書いている。

『更科日記』・・・、作者は平安時代に生きた中級貴族の娘である。
 何不自由ない家庭に生まれはしたが、特に今をときめく高位の貴族というわけでもない。
そんな彼女は、当時評判だった『源氏物語』を読み、空想にふけるような夢見る少女であった・・。

 この夢見る少女について、田○さんは語る。
「・・・あたしはまだ今は美しくはないわ。
でももう少しして、もっと髪も美しく長くなったら・・・すてきな貴公子の殿方があらわれて・・・・」
 そして、この夢見る少女は私そのものだったと、田○さんはおっしゃる。

 ああ、と私も大きくうなずく。
そう、彼女は私そのものでもある、と。
『更科日記』には高校時代に古典の教科書で出会っていた。
確かそのときも、古典の先生がそのような解説をしていたような気がする。
私もはるか昔、思っていた、いつか、すてきな貴公子ならぬ、すてきな青年が・・・、と。

 だが、やっぱりというか、当然というか、人生は少女の描く夢とは違う。

田○さんは続ける。
「『源氏物語』は、あれはかりそめの絵空ごと。
・・・酩酊はさめ、彼女は平凡な役人の妻となって子供たちを育てる。
・・・千年ののち、(この少女の残した日記は)残り、
少女たちに、酩酊のあとのにがい虚無を思い知らせてくれるかもしれぬ。」
 
 なるほど、私も思っていた。
少女のころに見た夢からさめ、それなりの平凡なしあわせを得て、諦めにも似た気持ちのままに、
家庭を守り、子供を育て、おだやかに年を重ねていく、そんなものかもしれない・・・、と。
そう、少し前までは・・・。

 少女の夢の酩酊はひとつ去り、そのあとに来る虚無もすでに少しは味わったのかもしれなかった。
が、むなしさは、長くは続かなかった。
ドラマを見たことをきっかけに、少女のころにみた夢そのままに、
ふたたび酩酊のときに入ったから。
それは、少女のころの夢とは少し色合いが違うもので、
われを忘れてしまうほどのものではないけれど、長く熱く、いつまでも私を酔わせるのである。

 この色合いの違う夢が去ったあとに、にがい虚無を私は味わうのだろうか。
少女のころとは異なり、それなりの時を刻んだ今、
ときめく夢のあとに来るものは、虚無などというものではなく、
なにか違うものだと思う。
それが何か、どんな姿かたちをしているのか、
夢から覚めていない私は、まだ知らないが・・・・。


2007/01/03 23:53
テーマ:創作+ひとりごと カテゴリ:韓国俳優(ペ・ヨンジュン)

【創作?】チュンサンに愛を~in ホテル

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☆あけましておめでとうございます。
こちらを留守にすることが多くて、ごめんなさい。
今年も、できるだけ多くの創作を書いていきたいと思います。
よろしかったら、おつきあいください。
どうぞ、よろしくお願いします。


 ご挨拶がわりに、『冬ソナ』関連のこんなお話、いかがでしょうか?
運命に翻弄されるチュンサンも、ほんの少し運命の女神の救いがあれば、もう少し違った人生を歩むことになったんじゃないかって思ったからなんです。

 しか~しながら、私の妄想、実はここで止まったままなんですね。
『冬ソナ』は、私にはちょっと手ごわかったみたい・・・。
もしよかったら、これを読んでくださったあなた、このつづき、書いてくださいませんか?

なんて、丸投げって言われちゃいそうですが・・・。

 

場面は、ミニョン(チュンサン)がユジンをあきらめてアメリカに旅立つ前の日の夜、ユジンが、彼はやっぱりチュンサンじゃないかと思って、ホテルの部屋を訪ねるところです。

~~~~~~~~~~~~~~


 ユジンはホテルのドアの前で立ち止まった。

このドアの内側に彼がいる。
そして、もしかしたら、彼はチュンサンかもしれない。
いいえ、きっと、彼は・・・。

 ユジンは胸のどきどきを抑えながら、呼び鈴を押そうとした。
だが・・・、彼に言った言葉がよみがえる。

『チュンサンはいつも必死でした。・・・ミニョンさんみたいに自信満々じゃありませんでした。』

『ミニョンさんは明るく笑うけど、チュンサンはそんなふうには笑えない人でした。』

『ミニョンさんは、チュンサンとは全然違う人です・・・・』

そうよ、あんなにひどいことを言ったのに・・、
今さら、彼に会ってどうしようって言うの・・・?

ユジンはドアの前に立ちすくんだ。


。。。。。。。。。。。。。。。。。。。


 ミニョンは窓際で夜景をながめながら、水割りのグラスを手にしていた。

アメリカに帰ろう。
チュンサンであっても、僕にはその記憶がないんだから。

彼はそう心に決めたのだった。

 だが、この胸の痛みは何だろう?
チュンサンであることは、自分にとってはさほど重要ではないのだと、彼は思った。
ミニョンとしても、彼女を愛したのだから・・・と。
でも、僕はアメリカに帰るべきなのだ。
そうだ、それでいい・・。

 彼は口元に小さな笑みを浮かべた。

 と、その時、彼は何かの気配を感じて、彼はドアの方をふり返った。


。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。


 もう、帰ろう、帰らなくては・・、帰るべきなのよ・・・。
ユジンは身をひるがえした。

 その時だった。
ホテルの床が大きくぐらりと揺れた。

地震?

 ユジンはすぐそばの壁に手をついた。
どこかの部屋から悲鳴が聞こえ、がたんと物の倒れる音がした。
廊下に面したドアのいくつかが開けられ、数人の男女がとびだしてくる。

「大きいぞ!」
「早く逃げなきゃ!」

静かだったホテルの廊下が騒がしくなった。

 その時、すぐ目の前のドアが乱暴に開けられた。
見慣れた彼の姿がふらつきながら出てくる。

「地震だ・・・、早く逃げなきゃ・・・。」

 青白い顔で、そんなことをつぶやいている。

「ミ、ミニョンさん!!」

考えるひまもなく、ユジンは声をかけていた。


 


2006/12/28 20:10
テーマ:ひとりごと カテゴリ:韓国俳優(ペ・ヨンジュン)

ドンヒョク、『ピエタ』を創る男

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浅田次郎氏の小説『ピエタ』を読みました。
『ピエタ』の何たるかをちゃんと理解しないまま読み始めたのに、その短い小説の核心部分に触れたとき、私はすぐに『ドンヒョク』を想ったのです。

 『ピエタ』。ミケランジェロが23歳の若さで創ったサンピエトロ大聖堂の傑作。
嘆きの聖母、十字架から降ろされたキリストを抱く聖母マリアの像。
その悲しみの表情は見る者を圧倒すると言います。
 
小説『ピエタ』の中で、浅田氏は、主人公友子の視線で、その像を刻むために鑿を振るったミケランジェロの想いを語らせています。
すなわち、この像を彫ったとき、ミケランジェロの胸には、6歳のときに亡くした母への想いがあったのではないかと言うのです。
いや、そんな簡単な言葉では不十分でしょう。
去って行った母に取り残されたミケランジェロの、激しいまでの想い・・、それが、彼をして、キリストを抱くマリアの、なんともいえない深い悲しみの表情を創らせたのではないかと・・。
そして、それは芸術だとか、名誉だとか、そんな単純な世俗なものにまみれた言葉では説明できないものなのだと、氏は言うのです。

 一方、ドンヒョクも幼いころ母に死なれています。それが元で、彼が父にも捨てられたことは、もう説明するまでもないですね。

 ここで、『愛の群像』のジェホにならないところが、私の私たるゆえんです。ごめんなさい。
ジェホじゃなく、どうしてドンヒョクなのか・・。
それは、ミケランジェロに匹敵されるほどの大きな成功を収めた男だから、と言いたいところですが、実は、そうとばかりいいきれません。
主に、ドンヒョクに会ったときの、私の個人的な衝撃度によるものでしょう、おそらく・・・。

 まあ、それはそれとして、幼いころに彼を見舞った不幸、その呪縛から逃れようとして、彼はアメリカで必死に生き、周囲からうらやまれるほどの成功と名声を手に入れました。
そして、その成功と名声が、ドンヒョクの創った「ピエタ」なのだと思います。
母に父に去られた彼がアメリカの地で必死に彫り続けたもの、外見は冷徹なまでに凄腕のMBAの専門家でありながら、実はキリストを胸に抱く聖母の姿かたちを求め続けていたのです。だからこそ、ドンヒョクは、あれほどまでに『ジニョン』を求めたのでしょう。

 ヨンジュンssiは、ドンヒョクの聖母を思慕する気持ちを、心深くに沈め、冷徹なビジネスに徹するシン・ドンヒョクを、見事なまでに演じきりました。
それが、ヨンジュンssi の意図するところであったかどうか、私は知りません。
でも、『ホテリアー』を見るとき、ヨンジュンssi1の、いえ、ドンヒョクの悲しいまでのまなざしの中に、私は『ピエタ』を彫り続けたミケランジェロと同じものを見るのです。


2006/12/11 20:56
テーマ:【創作】高句麗王の恋 カテゴリ:韓国俳優(ペ・ヨンジュン)

海翔ける~高句麗王の恋 初めて

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 初めて触れた唇はやわらかく、そして熱かった。
その瞬間、タシラカの感性は、タムトクという人間を形作っているものを感じ取っていた。

コノ方ハ、特別ナ人。
信ジルコトノデキル人・・・。


今はもう、百済王の言葉も、敵国の王という彼の立場も、正妃のことも、
何もなかった。

私ハ、コノ方ヲ愛シテイル。
コノ方モ、タブン・・・。


タシラカの中にある固く凝り固まったものが、溶け出していく。

私、お待ちしていたんです・・・

おずおずと、タシラカはその思いを伝えた。
が、タムトクは、激しく熱い思いをストレートに返してきた。

そなたを抱きたかったのだ。
私のそばにいよ・・・。


タムトクさま、
ちょっと待って・・


タシラカの心の声を聞きつけたかのように、彼は唇を離すと、
ふっと笑った。
それから、大きな手のひらで、
やわらかい布で素肌をやさしく包み込むように、
タシラカの髪をなでる。

「タシラカ、こわがらなくともよい。
ほら、こんなに愛している。
私はそなたを傷つけはしない。」

耳元でささやく声・・・
魔法のようなその声音!

つられるように、タシラカはうなずく。
それを待ちわびていたかのように、
彼は首すじに顔をうずめた。


タムトクさま?

点々と首すじをなぞっていく彼の熱い唇・・。

タムトクさま・・・?

ああ・・、タムトクさま!


それは不思議な感覚だった。
今まで知らなかったタシラカの内なる部分に、
強く甘い世界を、次々によびさましていくかのような・・。


気がついたときは
タシラカは鍛え上げられた身体に抱きとめられていた。

すべては、あるがままの姿で・・。
すべては、あるがままの通りに。


タシラカの胸のあたりに顔をうずめる彼・・。
閉じたまぶたはちょっとかげりを帯び、
口元にはかすかな笑みを浮かべ、
うっとりと動かないでいるその横顔。

「タムトクさま・・・?
眠っていらっしゃるの?」

タシラカは笑みを浮かべる。
胸のあたりにある少しクセのある長い髪、
それを、タシラカはそっとつまんで、細い指にからめる。

その瞬間、
なに?というふうに、彼は顔を上げる。
だが、すぐに自分の望んだもののほうに顔を伏せて・・・、
そして・・・、
今度は、動かないということはなかった。

まあ、まるで赤子のような・・・。

だが、そんな手白香の微笑みは、すぐに消えてなくなる。
それは、さらに鋭い甘さとなって、彼女の指の先まで貫いていった・・・・。


やがて、彼女は彼の胸におさまった。
すべては、
この世の始まりのときに、
神のさだめたものの、
あるがままの通りに、
あるべき姿、あるべきかたちのままに・・・。


「タシラカ、今、はっきりとわかった。
やはりそなたは、私のタシラカだ。
私の・・・・・」


涙に濡れたタシラカのまぶたに、ひとつ口づけを落とすと、
彼はゆっくりと眠りに落ちていった。


。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。


 サトが長老屋敷に到着したのは、昼近くになってからのことだった。

北の砦が破られたらしい・・・・、緊急の、そして極秘の知らせがもたらされたのは、もうとっぷりと日が暮れた後のことだった。
すぐに、城内では、王を中心に側近や武官たち数名での、極秘の協議が始められたのだった。

北の砦が破られれば、騎馬なら王都まで数日で到達できる。
まして、侵入したのが獰猛なセンピということなら、すぐに王が出陣する必要があるかもしれなかった。

砦に、それから、今は半島の西の砦近くの近海に停泊中の数隻の軍船に、また、王直属の『かげの者たち』とやらにも、つぎつぎに急使が派遣された。
センピと同じように東の海にある倭の動向にも、気を配らねばならなかったからだ。

夜通しの協議が終わり、とりあえず打てる手はうち、砦からの使者が帰るのを待つということで、ひとまず解散ということになったのは、明け方近くのことだった。


 夜通しの忍耐と緊張を強いられて、サトはくたくたに疲れていた。
だが、もうひとつ気がかりな事があったから、王から目を離してはいけないと思っていたのだった。
なのに、サトはついうとうととしてしまった。
そして、気がついたときには、日は高くのぼり、王はどこかへ出かけた後だったというわけなのだ。


「タムトク様がここにおいでだということは、わかってます。
隠し立てすると、国益にかかわります!」

サトは押し殺した声で言った。

ジョフンは、ふんと鼻先で笑った。

「国益だなんてねえ、サト、あんた、大げさなんだよ。
子供の頃から、どうもあんたは杓子定規なところがあったよねえ・・。
ま、それがあんたのいいところでもあるんだけどね。
・・にしても、真面目なあんたが、今朝王子と一緒じゃなかったって言うのは、
いったいどうしたわけ?」

ジョフンの問いに、思わず、サトはいやな顔をしてしまった。

「それは・・、ちょっとうたたねしてしまいまして・・、
い、いや、ちょっと目を話したすきに、いつのまにかお出かけになったあとで・・・。」

サトがそう言うと、ジョフンはおもしろそうな顔をした。
思わず、顔が赤くなる。

「俺だって、なにも好きこのんで、あの方の行動に目をひからせてるわけじゃないんです!
そんなこと、もうわかっておられると思っていたのに・・・。
なのに、王は・・・。」

ちょっと目がうるうるしてしまう。
ジョフンは、あはは・・と笑った。

「まあ、まあ、そんな顔しないのよ!
それがあんたの仕事なんだからさ。
王子だって、あんたのことはちゃんとわかってるんだよ。
ちっちゃい時からいつもいっしょだったじゃないか。
あんたがいっつもちゃんと見ていてくれるってわかってるからこそ、だよ。

だから、一番たいせつなことは、ちゃんとあんたの意見を容れるだろう?
あんたのことを、それだけ信頼してるってことだよ。」

それから、真顔になって続けた。

「お察しどおり、王子は今ここに来ているよ。
タシラカ様のところだよ。

・・すこ~し、お疲れかしらね?
昨日は寝てないんだろう?
だからってわけじゃないけどさ、
いくら側近のあんたでも、ジャマをさせるわけには行かないね。
このジョフン、お城の仕事とは、もうなあんにも関係ないけど、
タムトク様の乳母だってことは変わりないんだからね。
あの方のためなら、私は何でもするよ。」

「しかしながら・・、しかしながら・・・、かの姫は問題です。
それに、ご婚儀のこともあります。
何が王のためかは、一目瞭然ではないですか!」

サトはあせって言ったが、ジョフンの表情は変わらなかった。

「あんたね、すこし固い頭をやわらかくしたほうがいいよ。
ハン家から正妃を迎えるなんていうのも、この際だから、もう少し考え直したほうがいいと、私は思うよ。
いくらなんでも、7歳の姫じゃ、お世継ぎをすぐに作るってわけにもいかないじゃないの!
たとえば、あの姫なら、すぐにでも・・・。」

何をいってるんだ!とサトは思った。
わかってるくせに、そういう過激なことを無責任に・・・、と。

「敵国の姫では妃にはできません!
ここは正統なハン家の姫でないと・・・」

「だから、もう少し頭をつかいなさいって、言ってるんじゃないの!
たとえば、どうしても正妃はハンの家からって、あんたが思うのなら、

ハン・スジムにいってやりなさいよ、
もっとタムトク様にふさわしい姫は、おまえんとこにはいないのかってね。
直系じゃなくったって、いいじゃない。
それに、ハン家じゃなくったってさ、他の貴族の娘だっていいんじゃないの?
せっかく、タムトク様が正妃を娶ってもいいっていう気になったんだからさ。


・・・今までだって、タムトク様のお目にとまりたいっていう貴族の娘は大勢いたんだよ。

ただ、王子がその気にならなかっただけでさ・・・。
倭の娘はだめだっていうのなら、

タムトク様を納得できるような高句麗の娘をつれてきなさいっていうのよ!」


サトはなおも反論しようとした。
が、ジョフンの言う事も一理あるかもしれなかった。
あとでよく考えてみなければ、そう思い直すと、口調を改めて言った。

「わかりました、
・・それはそれとして、タムトク様にお取次ぎを願いたい。
いや、それがだめなら、せめて、ご伝言を・・。
昼には城にお戻り願いたいと。
それならいいでしょう?」


2006/12/10 00:21
テーマ:ひとりごと カテゴリ:韓国俳優(ペ・ヨンジュン)

透明人間が好きです

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 先日、ある韓国の新聞をネットで見ていたら、こんなことが書いてありました。

『ぺ・ヨンジュンは先ごろ韓流エキスポのイベントに出席、日本から多くのファンがチェジュに集まり、イベントは大盛況に終わった。それ自体はすばらしいことだが、彼はここ二年ほど、韓国のファンの前に姿をほとんど見せていない。現在、チェジュで次回作品の撮影中とのことだが、もう少し国内のファンのことも考えてほしい。ヨンサマもいいが、ぺ・ヨンジュンとして・・・。』

 だいたいこんな感じだったと思います。
まあ、マスコミの言う事だから・・、とスルーしようと思ったのですが、これを読んだ後、私はひとつ思い出したことがあったのです。

 それは、二年ほど前に、新大久保のある韓国料理店で食事をしたときのことです。
当時すでにヨンジュンにはまっていた私は、友人数人と新大久保に出かけ、帰りがけにちょっと食事でもと、たまたま通りがかったそのお店に初めて入ったのでした。

 そのお店には、20歳くらいの娘さんが働いていました。彼女は、一ヶ月ほど前に韓国から留学生としてやってきたばかりだとのことでした。
日本語を勉強しているという彼女に、ふと興味をおぼえて、私は彼女に、「ぺ・ヨンジュンってどういう人?」
と聞いたのでした。
すると、彼女はたどたどしい日本語ながら、にこにこしながらこんな話をしてくれました。
「韓国ではすごく有名な人です。私が小学生のころすごく人気がありました・・・。」

 言葉がイマイチだったこともあって、そこで終わりになりそうな気配だったのですが、私はもう少し彼女の話が聞きたいと思って、なおもたたみかけて尋ねたのでした。
「今はどうなんですか?」

この問いにちょっと困ったような顔で、彼女はこう答えたのでした。
「今は外国に行ってしまった人。だから、あまりテレビに出てこない。」

 ふうん、そうなんだ~。
それ以上でもなければ、それ以下でもない・・。
それでおしまいでした。

 でもね、その時、私はこう叫びたかったんです。
「私たちにとっては、お隣の国の王子様みたいな方なんですよ。
でも、その同じ国にいたあなたが、彼は外国にいるって思ったってことは、どういうこと??だって、彼は韓国内にいたはずだし・・・。
え?彼は、じつのところ、どこにいるの?」

私はひどく不思議な気持ちになったのでした。

 そして、今回の韓国マスコミの論評です。
公式の来日もなく、タムトクの映像はもとより、他の情報もほとんどない、彼、ぺ・ヨンジュン・・・・。

じゃ、ほんとのところ、彼はどこに??

 魔法を使って透明人間になり、変幻自在にあちらこちらの国に出かけているというのが、私の彼、ぺ・ヨンジュンのような気もしてくるんですけどね。

 まあ、いいですよ、私は透明人間が好きですから。

 


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