2007/02/01 22:40
テーマ: カテゴリ:趣味・特技(カメラ)

氷の川

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立春を目前にした今日、空気が冷たい夜になりました。そのためか、真ん丸なお月様は白く輝き、星たちはチカチカと瞬いています。

私の住む地域は暖かく、氷がなかなか張りません。それでも、私が子供のころはこの時期はバケツに汲んであった水や池の水が凍ったり、霜柱が立ったりしました。氷を割って投げたり、田んぼの霜を踏んで楽しんだりしながら学校へ通ったことが思い出されます。地球温暖化のせいなのでしょうか、最近はホントにそんな風景に出会えません。

この写真は四万温泉に行く途中の川で撮影したものです。3月上旬の撮影であったと思います。川が凍ることが私には珍しく、さらにその中に閉じ込められた落ち葉がきれいで撮りました。北国では当たり前の風景なのでしょう。この上に雪が積もったら、水の流れがどこであるのかわからなくなってしまうのでしょうね。

凍っても地面に近い下のほうは水がチョロチョロと流れていました。ずべて凍っているように見えても、実は水の流れは滞ることがないのですね。温度が下がって冷たくなるのは空気で、地の温度ではないということなのでしょう。大地とそこに潜む有機体のエネルギーが温度の低下を防いでいるのかなと考えました。

以前、雪深い山林の雪解け初めの写真を見た時に、同じようなことを思いました。それは、林にはまだ何十センチも雪が残っているのに、大木の幹周りだけ雪が解けてなくなっている、つまり木の周りだけ円を描いて土が見えているという写真でした。木が大地から栄養や水分を吸い上げている力、そのエネルギーによってそこだけ温度が少し高いのではないかと思ったのです。

すごいぞ!大地!(*゚▽゚ノノ゙☆パチパチ

このようなことを考えていたら、今度はある歌が頭の中をめぐりはじめました。

 母なる大地の ふところに

 われら人の子の喜びはある

 大地を愛せよ 

 大地に生きる人の子ら

 その立つ土に感謝せよ

   (作詞:大木惇夫 作曲:佐藤 眞 「大地讃頌」より)

中学時代に聴いたものです。私の所属する吹奏楽部の隣で練習をしている合唱部から、毎日のように聴こえてきた歌です。壮大で美しいメロディーとその歌詞がかっこ良く、私は耳を澄ましてきいていたのかもしれません。30年近く前の出来事ですが、冒頭と最後の部分を覚えていたのです。

曲名がわからなかったため、中途半端に頭をめぐった歌詞を頼りにネット検索したところ、なんと中学校では有名な合唱曲でした。元は混声合唱組曲の「土の歌」の第7楽章のようです。検索ついでにCDと楽譜を購入しました。それらが到着したら、ちゃんと覚えて歌ってみようっと・・・

 母なる大地よ あ~ たたえよ 大地を・・・あー!

 

 


2007/01/28 01:20
テーマ: カテゴリ:趣味・特技(カメラ)

白梅

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梅の花は紅、白、黄があり、花びらの形もいろいろあるようです。私はこの白の花びら5枚の一番シンプルなものが好きです。桜のように華やかでドラマチックなイメージはありませんが、寒い空に凛と咲く姿に気品を感じます

梅は古来から日本に自生していたという話もありますが、どうも飛鳥時代に渡来したという説が強いようです。やはり、実を採って何かに利用するためだったのでしょうか。だから梅林とか梅園とかいう集まったところで見られるのですね。上の写真は熱海の梅園で撮影したものです。

月ヶ瀬村に梅渓と言われるところがあります。下の写真がそうです。

渓谷の両サイドにたくさんの梅の木があり、その多さにびっくりしました。昭和40年代にダムが造られたため、多くの古木が湖に沈んでしまったそうです。残念。・゚゚・(>_<;)・゚゚・。もしダムができていなかったら、もっと深い梅の谷だったのでしょう。

ここの梅は2~3月に見ごろとなります。その時期「梅まつり」をしていますが、シートをひいての酒盛りには昼間でも寒すぎます。花の下をただひだすら歩き、ほのかな香りを楽しむのが良いように思いました。

余談ですが、梅の谷、月・・・とくれば、私は美内すずえ氏の漫画『ガラスの仮面』が頭に浮かびます。


2007/01/27 20:04
テーマ: カテゴリ:趣味・特技(カメラ)

カラス

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ゴミをつついて散らすためあまり良いイメージがない鳥、カラス。それは、人間の住む場所でも強く生きていける能力を獲得した結果なのでしょう。

 

  烏なぜ啼くの
  烏は山に
  可愛い七つの 子があるからよ

  可愛い 可愛いと 烏は啼くの
  可愛い 可愛いと 啼くんだよ

  山の古巣へ いって見て御覧
  丸い眼をした いい子だよ

誰でも知っている野口雨情の「七つの子」。少なくともこの歌に歌われているカラスは、現在私たちがイメージしている怖い、憎たらしいカラスではないと思えます。かわいい子供が待っている山の巣に向かって、夕方の空を急いで飛んでいく姿が目に浮かびます。

「七つの子」の“七つ”は七歳なのか七羽なのかはっきりしていないらしいです。私は七羽だと思っていました。カラスの七歳は大人ではないでしょうか。それとも、人間で言う七歳くらいの子ということでしょうか。この歌が飛んでいるカラスを見つけた親子の会話であるとしたら、「カラスさんもお家に七歳の子供が待っているんだよ。」ということになるかもしれませんね。

 

カラスにはハシブトカラスとハシボソカラスがいるとか。嘴が太いか細いかということらしいです。他に、ハシブトカラスは「カーカー」と澄んだ声で鳴くのに対し、ハシブトカラスは「ガーガー」と濁った声らしいです。私には見てもどちらであるかの区別はつけられません。そんなにじっくりとカラスを観たことがないというかか。。。。o(゚^ ゚)

 

この写真は、姪が池の白鳥にえさを与えていた時の出来事です。えさを夢中に撒いている姪に、一歩、また一歩とカラスが近寄ってきました。それに気がついた姪がそちらを向き、カラスと眼が合って手が止まったところです。

その様子を横で見ていた私。ちょっと面白かったのですが、このままいくと姪がカラスに襲われると判断し、中に割って入っていきました。そのため、カラスはえさにありつくことができませんでした。雪の積もった真冬のことですから、カラスもお腹が空いていたのでしょうか。

 

【おまけ】その時の白鳥たちはこのような状態でした。彼らが北の国へ帰るのはいつころなのでしょう。

 


2007/01/24 10:26
テーマ:東京 カテゴリ:趣味・特技(カメラ)

男の子

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3歳になる甥は電車や車、飛行機などの乗り物が大好きです。この写真はその大好きな乗り物をヨダレが垂れそうなくらい真剣な眼差しで見ているところです。
 
羽田空港を出発したモノレールは、地上に出るとちょうど滑走路とターミナルビルが眺望できる場所に位置します。そのため、停泊している飛行機と離着陸する飛行機をたくさん見ることができます。海や運河には大小の船がいます。また、モノレールは他の道路より高い空間を走行しますから、多種多様な車を眺めることができます。
 
甥は眼を右に左にキョロキョロさせてそれらを眺め、「飛行機!」「トラック!」などと叫び、興奮します。モノレール車内ですから静かにしようと言うのですが、聴く耳もたずです。
 
モノレールは浜松町近くになるとJRの線路と平行し、クロスし走行します。眼下の線路上には次々と電車が走ってきます。中には憧れの新幹線もありますから、甥の興奮は絶頂となります。
 
普段、母親の車に乗ってあちこち移動する甥。たまにバスや電車に乗ると、自分の乗ってきた車両が出発して通り過ぎるのをどうしても見送りたいといいます。o(^◇^)/~ バイバイをしないと気がすまないようです。
 
 
どうして男の子は乗り物が好きになっていくのでしょうか。女の私にはうまく理解できません。何にワクワクするのでしょうか。

私の初恋の相手、子供のころパイロットになるのが夢だったそうです。でもその夢は破れ、普通の会社員になりました。

そこで・・・

   

というわけではないらしいのですが、航空時計(パイロットウォッチ)の“Breitling”が欲しくて、ずっと時計店に通いつめたそうです。決して安いものではないので、長い間購入を迷っていたとのこと。何年か越しの末、意を決して奥さんに頼み込み、ようやく手にできたようです。毎日腕にして仕事に出るようですが、夜は磨いてケースにしまうし、絶対他人に触らせないとか言っていました(" ̄д ̄)ケッ!

 

甥は飛行機や電車などを見て、どんな夢を持つでしょうか。
 


2007/01/23 17:52
テーマ:自宅 カテゴリ:趣味・特技(カメラ)

昔は番犬

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テレビ番組で、動物写真を撮るには下から見上げるように撮ると良いと勧めていました。動物に尊厳をもたせるためだそうです。

ではでは・・・ということで、我が家の老犬を撮影してみました。彼はカメラを向けると迷惑そうにそっぽを向いてしまい、うまく撮影できません。ちぇっ!(`ヘ´) だいたい彼は私のことが嫌いなのだと思います。

 

普段、散歩や食事の世話は父がしています。父が朝起きて顔を洗うと、ヒュイ~ンと甘えた声を出し、シッポを大きく振って玄関を睨んでます。父が出かけると、見えなくなってもずっと出かけた方角を見ています。

私が仕事から帰って来て声をかけても、こちらを向きません。頭をなでようと思って手を出すと、横か下を向いてしまいます。私が顔を近づけると身体を避けます。それでも私は懲りずに毎日そうしていますが・・・ヽ(゚▽、゚)ノ

しょうがないですよね。彼にとって面倒みてくれない私という人間を好きになるはずはありません。10年以上も一緒に生活しているから怒らないだけでしょう。ただ、父の調子が悪い時、たまに散歩に行きますが、その時だけは一生懸命シッポを振って、ニコニコした顔で私をじっと見て近づいてきます。わかりやすい・・・

彼はたぶん13歳くらいだと思います。鼻の周りの髭に白いものが増えました。身体は黒い毛で覆われていますが、その黒も最近は赤茶けてきました。また、昔は家人以外の人が門の前に立つだけで吠えたものです。呼び鈴より早く、便利でした。でも、今は人が入ってきても気がつかない時があります。お客さんが帰る時ようやく「Wo・・」と小さく声をだしたりして・・・

 

嫌がる彼にめげずカメラを向けて撮ったらこの表情です。尊厳を持たせることができたかどうかはわかりませんが、彼の迷惑だという気持ちが満ち溢れた表情であることは確かでしょう。彼の眼をズームして見ると、地面に這いつくばってカメラを構えた私が写っているから、彼は私を見てはいるようです。

私は彼のこと好きですよ。

 


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