引越しを画策中…そして読書家アピール
1時間30分 × 2
これは、家と会社の往復にかかる時間です。
往復で3時間をかけて、西東京から横浜まで通う日々。
電車のなかで読書ができるのは嬉しいですが、本代が嵩むようになってきて、ハードカバーの本たちがハードにサイフを圧迫しています。
図書館で本を借りるのがあまり好きではないコッキーとしては、これはちょっと笑えないハードな悩みになりつつあります。
そんなこと言って、そんなに本なんか読むの?
と思ったそこのあなた!
コッキーはこう見えて(って顔はご存じないでしょうが)読書家なんですヨ。
小学生のときはスポーツに一切興味がなく、勉強もせず、ゲームもせず、ただただ読書をしていたものです。
母は「本だったらいくらでも買ってあげるから言いなさい」と言ってくれていたので、そのことばに甘えて本を読み漁りました。
江戸川乱歩の怪盗ルパンシリーズや怪人二十面相シリーズ、スティーブン・キング、宗田理。そして、小学4年生のときに衝撃的な出会いをした筒井康隆大先生。
ヒマさえあれば本を読み、読み終わっては母に新しい本を買ってもらっていたあの頃は、まるで楽園でした。
でもあるとき母に「本を買って」と言ったら、「自分のお小遣いで買いなさい」と言われてしまいました!
ほら、どれほどの読書家なのかがおわかりでしょう?
話が逸れましたね…そうそう、それで引っ越そうと思い立ったのです。
愛して止まない吉祥寺を離れるのは寂しいですが、たまには違う環境で暮らしてみるのも悪くはないのではないか、というワケで賃貸情報サイトを覗いたりしているのですが…一体どの街が自分に合っているのかが皆目見当つきません!
路線としては会社まで乗り換えなしでいける東急東横線で決まりかなと思うのですが、どの駅がいいのやら。
そこで希望条件を挙げてみると…
・ 近くに公園がある(吉祥寺には井の頭公園がありました)
・ (できれば)急行が止まる
・ 自転車で行ける距離に大きめの町がある(家から吉祥寺までは自転車で15分でした)
こんなところでしょうか。後は、せっかく横浜なのだから、海が割と近かったら嬉しいなあ…果たしてそんな街が東横線沿いにあるのでしょうか。あったとしても家賃が高そうだなあ…
というワケで皆様!この町だったらロンリーコッキーにもオススメだよ!というところがあったら、是非是非教えてください!!
目指せハマっ子~♪
涙のPK戦
マンチェスターユナイテッド対チェルシーFC。
このイングランドの名門クラブ同士の対決となったUEFAチャンピオンズリーグ2007-08シーズンの決勝が、日本時間の本日3時45分から行なわれました!
毎年コッキーに寝不足を強いる、ヨーロッパNo.1のクラブチームを決めるこの大会は、必ずと言っていいほど、ドラマチックな試合展開になります。
というワケで、ことしも遅刻の恐怖に怯えながら観戦。のはずが、目が覚めたのは5時を回ってからでした。
この時点でスコアは1対1。
ゲームは最後まで動かず、赤塚不二夫風に言うとドキドキがムネムネなPK戦に突入しました。
マンチェスターユナイテッドは、今シーズン世界最高のプレーで観客を魅了し続けたイケメンポルトガル人、クリスティアーノ・ロナウドがまさかのPK失敗。
チェルシーが俄然有利になり、チーム初の優勝に大手をかけます。
ところがチェルシーは、5番目のキッカーでありゲームキャプテンのイングランド代表DFジョン・テリーが、痛恨のキックミス。モスクワのピッチに降りしきる雨に濡れた芝に足をとられたのか、それとも120分の激闘にカラダが悲鳴を上げていたのか…
これを決めれば優勝という場面でキックを外したテリーは、そのままピッチにひざを抱えてうずくまりました。
PK戦というのは本当に恐ろしいもので、こうなると精神的優位に立つのはマンチェスターユナイテッド。
6人目、7人目のキッカーがきっちり決めると、最後はGKのオランダ人ファンデルサールが、フランス人FWニコラ・アネルカのキックを見事に止めて、3度目の優勝を決めました。
歓喜に沸くマンチェスターユナイテッドの選手、監督、スタッフたち。雨のなかで喜びを分かち合います。
一方チェルシーのイレブンはただただ茫然と立ち尽くし、ピッチにくず折れる者もいました。
テレビカメラは、PKを外した両チームのシンボルを捉えました。
マンチェスターユナイテッドのクリスティアーノ・ロナウドは、うつぶせに倒れて号泣しながら、優勝の喜びを噛み締めているようでした。自身がPKを外したときは、きっと目の前が真っ暗になったことでしょう。それでもチームは勝利を勝ち取りました。「絶対に優勝するんだ、おれたちが勝つんだ!」という強固な意志の元に戦った結果です。
チェルシーのジョン・テリーもまた、双眸から涙を溢れさせていました。もっとも彼の涙は、ロナウドの流した涙とはまったく意味合いが違うものです。
PKを外した瞬間、目前にあった「優勝」の二文字が、優勝カップが、手のひらからするりと逃げていきました。
ふたりが流しているのは同じ涙ですが、まったく違う涙でもあります。
彼らの頬を伝う涙、特にテリーの悔し涙は、コッキーの涙をもまた誘ったのでした。
ここまで奮闘した両チームの明暗を分けるのがPK戦というのは余りにもかわいそうな気もしますが、勝負というのは残酷なものです。
ことしもまた、最高のゲームを見せてくれたUEFAチャンピオンズリーグ。欧州一のチームとなったマンチェスターユナイテッドは、この冬に日本で開催される第5回クラブワールドカップのヨーロッパ代表として来日することが決まりました。
いやあ、本当に素晴らしかった!
え?じゃあちゃんと起きて最初から観ろ?だって眠かったんだもん…
※ところでマンチェスターユナイテッドには、ふたりのアジア人プレイヤーがいます。韓国代表の朴智星(박지성)と、中国人の董方卓。このイングランドのビッグクラブでアジア人がプレーするというのは、とてもスゴいことなのです。特に박지성は準レギュラーとして活躍。この日の決勝ではベンチ外となってしまったようですが、歓喜の輪のなかに彼の姿を見つけて、同じアジア人として誇りに思いました。おめでとう、박지성!
指輪物語
週末は雨のなか八王子でフットサル。
小雨という予報だったのですが、これも雨男の性なのでしょうか、八王子はとても小雨とはいえない雨に濡れそぼっていました。
とにかくそんな雨のなかでもフットサルを敢行し、終わって着替えてから事件がおきました。
先日結婚したばかりのチームメートが、「指輪がない!」と騒ぎ出したのです。
結婚したばかりのチームメートがしている指輪といえば、もちろんアレです。あの、夫婦がしてるヤツ。
そんな大事なものが見当たらないという彼。
見つからなかったら離婚の危機です。
最初は「すぐ見つかるだろう」とタカをくくって眺めていたコッキーたちでしたが、床を捜しても、鞄の中身をひっくり返しても指輪は出てきません。
更衣室やシャワールームまで捜しましたが、結局見つからず…
今だから告白しますが、このときコッキーの頭のなかでは井上陽水の「夢の中へ」がループしていました。けっしてふざけていたワケじゃありません、まじめに指輪を捜していましたよ!
「指輪を失くしたら奥さんに殺される」と言っていた彼のセリフが、あながち冗談じゃなくなってきました。
彼が殺されたらチームメートがひとり減ってしまう!
いやいや、そういうモンダイじゃない。
そんなとき、チームと人命を救ったのが関島編集長でした。
編集長がフロントに問い合わせると、なんと指輪が出てきたのです。
きっと指輪を拾った親切な誰かが、フロントに預けてくれたのでしょう。
こうして指輪は新婚の彼の元に戻りました。本当に良かった。心底ホッとしました。
考えてみれば、指輪の捜索時がこれまでで最もチームがまとまっていた瞬間かもしれません。
というワケで、次回は試合中にこのまとまりの良さを発揮したいと思います(笑)。
麺と麦酒の黄金週間
黄金週間は、家族と河口湖で過ごしました。
彼女はいなくても家族がいるから寂しくなんかないやい。
今回は渋滞を避けるという意味合いもあり、東京から電車に乗りました。
吉祥寺駅から中央線で大月まで行き、そこから富士急行に乗り換えて河口湖駅へ。
約2時間半の旅のお供は、またもや村上龍の「希望の国のエクソダス」と、妹。
妹は両親と河口湖にいたのですが、ピアノのレッスンのために高速バスで東京に戻り、レッスンを終えると再度河口湖行きの電車に乗り込んだのでした。
妹との二人旅というのは考えてみれば初めての経験で、なかなか新鮮な気分。
でも、17歳も離れた妹との会話は長続きしませんでした(笑)。
17時半ちょうどに河口湖駅に到着すると、母が迎えに来てくれていました。
そしてスーパーで買い物をして、ビールを飲みながら夕食。
翌日は何するともなくダラダラと過ごしました。
バイクで走り回ったり、映画を観たり…。
そして夜になりました。
翌日の午前中に遊びに来ることになっていた友人から電話がありました。
彼とは中学、高校、大学すべて同じ進路で家も近いので、大の仲良しです。
彼は電話で、実はいま愛知にいるのだといってきました。
は?愛知?
愛知から知人のクルマで東京に戻るので、だったら中央道で通る河口湖ICで降りるから、河口湖ICで自分を拾ってくれという友人。
予想外の急な来訪により、コッキーは夜のビールを我慢することに。
友人を迎えに、クルマを運転しなければならないからです。
そんなコッキーの心情を知ってか知らずか、目の前でおいしそうにビールを飲む父と母。
思わずコップに注がれる黄金の液体に視線が釘付けです。
「おっ!すごい目でビールをにらんでる!」
などと言われる始末。
「きょう中に着く」という友人のことば通り、彼は23時半に河口湖ICへと現れました。
彼をピックアップして家に戻り、待望のビールタイム。
結局3時ごろまで飲んでしまいました。
翌日は昼に富士吉田名物のうどんを食しに街へ降りました。
山梨といえば甲府の「ほうとう」が有名ですが、実はここ富士吉田はうどんが有名で、観光案内所などでは、40軒以上あるといわれるうどん屋を網羅した「吉田のうどんマップ」なるものが配られたりしているのです。
この日行ったのは「てんせいや(http://www.kashibesso.com/sub/udon/tenseiya.html)」というお店。
招き猫が店の内外に並んでいる以外は、富士吉田のうどん屋によくある、一見すると普通の民家のような佇まいです(実際多くのうどん屋は民家に隣接していますが、以前四国を旅した友人によれば、讃岐うどんはうどん工場の中で食べさせてくれるところもあるのだとか)。
店には数人の行列が出来ていて、外で並ぶことになりました。
そこでいつものやつがやって来ました。
そう、雨です。
例によって雨に祟られ、それを皆に非難されるコッキー。
枯れた農村に行きたいです。そうしたら皆にちやほやされる筈なのに。
でも並んだのは少しだけで、すぐに店内に招かれうどんを食べることが出来ました。
一口に「吉田のうどん」といっても様々なスタイルのものがありますが、共通した特徴としてはキャベツが入っていること、そして店ごとの特製やくみがあり、肉うどんの肉が馬肉であることでしょうか。
「てんせいや」で食べたのは、ごま冷やしうどん。
これはかなり麺にこしがあって、とてもおいしかったです。
うどんを食べ終わると湖の周りをドライブして、家に戻りました。
この日の夜は焼き鳥にしようということで、七輪で火を起こして、串に刺した「ねぎ間」や手羽先を焼いて食べました。
ところで皆さん、「いかだ串」をご記憶でしょうか。
妹が「いか串」と勘違いしていたあれです。
この日は母がわざわざ手羽先を串に刺して、あの日の「いかだ串」を再現していました。
思わぬところでの「いかだ串」との再会。やっぱり「いか」には見えません。でも「筏」にも見えません(笑)。
連休最終日の翌日(つまり昨日)は、朝早く起きて河口湖を出発。
この渋滞を避ける狙いが功を奏し、11時に東京に戻ってくることができました!
そして昼には調布市仙川の支那そば「めでた屋(http://jage01.hp.infoseek.co.jp/Medetaya.htm)」へ。
このお店、実は弟がアルバイトをしているラーメン屋さんなのです。
弟が働いているから言うワケではないのですが、本当においしいお店です。あっさり目のラーメンが好きな方にはオススメのお店です。
週末に行くと、必ずコッキーの弟に会えるという特典つきです(笑)。
こうして、長いようで短かった黄金週間を過ごしたコッキー。
振り返ると麺類とビールばかりの休みだったような気がします。
あ、そういえば昨日の夕食もスパゲッティカルボナーラだった…。
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