沙羅双樹と菩提樹(真如堂)
沙羅双樹で一番有名なのが妙心寺の東林院です。(↑)
が、拝観料があまりにも高いので他を探しましたら、意外と近くにありました。
それが真如堂です。(↓)
風情という点では妙心寺にはさすがにかないませんが、
境内なので無料というのが魅力です。
真如堂にはこの沙羅双樹と菩提樹の木があります。
ただ、日本で見るこれらの木は両方ともインドのそれとは違うそうですが。
(日本では育たないので、似たような植物をそのように名づけたのだとか。)
これが、菩提樹
菩提樹の花は下を向いて咲いています。(これは先週の土曜日の写真です)
花の時期は沙羅双樹より1週間くらい早いです。
これが沙羅双樹(実は夏ツバキ) (これは昨日の写真です)
真っ白な花が緑の苔の上に「ぽたり」と落ちる様は
まさに盛者必衰の理をあらわしているかのようです。
朝に咲いて、夕方には落ちてしまうその花、
透き通るようなその花びらは、はかなげでなんと表現していいのでしょうか?
さて、少々高くても風情と美しさを選ぶか(ただし人は多い)はたまた、 無料で誰もいない境内の角に腰掛けてゆっくりその花を愛でるか?
ま、とりあえず無料ですので真如堂へ行っときましょうか。 一人静かに人の世のはかなさとJOONに想いをめぐらせるに相応しいところかも知れません。
~沙羅双樹の花の色 盛者必衰の理をあらわす
おごれる者は久しからず ただ春の夜の夢のごとし~
(境内の傍に「真如山荘」という宿があります。朝食付きで1泊6千円~7千円だそうです。意外と穴場かも。静かで、小奇麗な所ですよ。ここに泊まったら、早起きして秋は紅葉、今ならこの花を見るのもいいかもしれませんね)
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