「エメラルド・グリーン」に染まるとき・・・。
新緑の美しい古都の風景を皆さんにご紹介したくて、京都市内の北はずれ・・・かの「岩倉具視」が蟄居していた地である岩倉にある「実相院」に先日、足を運びました。
ここのもみじは、葉の一枚一枚が細かく、その美しさは一段と際立っており、この日は五月晴れの爽やかな風に揺れていました。
エメラルド・グリーンに染まるのは、このお庭だけではありません。
ここが、有名なのは「庭のもみじ」よりも、庭へ通じる漆黒の床に映り込む、「もみじの色」なのです。
この季節「エメラルド・ドグリーン」に染まる光景が「床(ゆか)みどり」そして、秋の真っ赤に染まる光景が「床(ゆか)紅葉」と呼ばれています。
入り口を入り、すぐ右手を見ると開け放たれた「ふすま」の向こうに「もみじ」が見えます。
そして、その前面に広がる床に目をやると・・・そこは漆黒の床。その床面に「エメラルド・グリーン」に染まった幻想的な光景が広がっているのです。
(床もみじ) (床みどり)
漆黒の床の手前に座り、そこに映る「みどりの幻想」にしばし時を忘れ、静寂の一時を過ごしてみられてはいかがでしょうか?(この床には入れません。撮影も禁止です。上の写真はパンフレットを撮ったものです。)
真っ赤に紅葉する季節はさすがに人も多いようですが、この「緑」の頃の平日は、まだ観光客も少なくゆっくりできるのではないでしょうか。私も今の時期の方が好きです・・・。
「床みどり」は、お天気の良いお昼ごろがちょうど美しく映える時間帯だと思います。
皆様、そしてヨンジュンさん!京都へ来られたら、ぜひ、ここへお立ち寄りください。
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【行き方】
京都駅から国際会館行きの地下鉄で北へ向かい終点で下車(約30分)。終点駅のバスターミナルから「京都バス」24番に乗り換え、約10分。終点下車。(京都市営バスではありません)
京都バスは時間帯によっては、1時間に2本(30分に1本)くらいしかありませんので、お帰りの時間を確認して、中でくつろがれるのが、よろしいようです・・・。
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