2008/06/15 23:30
テーマ:仲間 カテゴリ:趣味・特技(その他)

折鶴蘭

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先週のアキバの事件は痛ましいものでした。事件の予告書き込みを携帯から何度もしているようですね。「誰かに止めて欲しかった」と言っているとか。つまり、ネットへの予告書き込みをすることで「そんなことやめた方がいい」と誰かに言われたかったってことなんでしょうか。勝手だな~。自分の行動の可否を他人に任せるのかよって言いたくなります。

誰も相手にしてくれなくて寂しかった?そりゃー、そんな恐い書き込みになかなか返事はしたくないですよね。会社でも家でも孤独だった?そうなのかもしれないけれど、だからといって他人を傷つけていいってことではありませんよ。事件の後のことは考えなかったとか。かんしゃくを起こした子供のようです。

 

ネットという社会は他人と共存できない人を増やしているのかもしれないと思います。ネットは顔の見れない一方通行のコミュニケーションが多いのですものね。会ったことがないのに知り合いのように言葉のやり取りができます。普段の生活の中で話す人がいなくても、ネットの中に友がいるっていう人がいるのかもしれませんね。まあ、私だってブログなどを通じて会話をしているので、ネット友だちってありなんだとは思います。

しかし、ネット社会はかなり自己中ですよ。自分の都合で参加、不参加が決められるわけですから。それは、返事があってもなくてもそれで腹を立てたらいけないくらい疎な付き合いを覚悟しなければならないことなのだと思います。ましてや、書き込みサイトというのは不特定多数の方に向けての発信だから、受け取り側は全く責任ないですものね。「誰も止めてくれなかった」⇒「誰も返事をくれなかった」⇒「誰も関心を持ってくれなかった」ということなんでしょうね。

    

テサギの会見でムン・ソリさんがヨンジュンさんは孤独と闘っていると話された記事をどこかで読みました。でも、ヨンジュンさんは孤独や寂しさは誰でも持っていることで消えないものなんだと言っていました。さらに、多くの関心や愛情をいただいているのだから、その分失うものもあるのかもしれない、自分の周囲には信頼できる友や家族がいるのだからと言い聞かせているとありました。

“孤独”と一口に言ってもいろいろな孤独感があります。ある時は孤独でもそれに耐えられる友たちがいれば強くなれるのでしょう。アキバの彼はそういう人を作ることができなかったのですね。できなかったからネットに友を求めるというのは恐いことなんだと思います。希薄な会話、責任のない書き込みしかないんですもの。

 

私はブログを通じていろんな方と言葉のやり取りをします。日記のような独語のような記事にコメントをくださる方があって、感謝しています。誰かが私に関心をもってくれているようで嬉しくなります。

私には直接顔を合わせて話す、信頼できる、とことんまでつきあってくれる、辛い時に助けてくれる、しょうがないなあと認めてくれる、めったに合わなくても気遣ってくれる、一緒にお酒を飲んだり旅にいったりしてくれる・・・・そんな友も多くいます。なんとも幸せなことだと思っています。

 

テサギの記者会見を見ていて、ムン・ソリさんはヨンジュンさんにとってテサギ戦友って感じがしました。ヨンジュンさんに対して冗談を言ったり、肩を叩いて笑ったり・・・。一緒に2年間苦労を共にした仲間って感じです。そういえばどこかの雑誌でヨンジュンさんはムン・ソリさんに自分のことを「ヒョン」と呼ぶように言ったという話も載っていました。

友とか仲間って一緒に苦労して何かをやり遂げると絆ができるのでしょう。苦労から逃げている人間はそういう友ができないってことになります。ただ単に、「ひとりは寂しいから私の方を見て!」って声を上げるだけではいつまでたっても独りってことですよね。ネットがそういうひとを多くつくっているのかもしれませんけど・・・。

 

今日の写真は我が家の折鶴蘭です。花が咲き始めました。

強い植物ですね。ほとんど世話をしないのに元気にしています。

この先っぽの部分を切ってコップとかに飾ってもかわいいかもしれませんね。ここが地面に付くとそこからまた根が生えて増えていくんですよね。

手を伸ばして仲間を増やしていくように見えませんか?こじつけ・・・

そういえば、余談ですが、犬の散歩しているとウォーキングしている人や同じように犬を連れている人が挨拶をしてくれます。どこの人かもわからないですが、毎日同じ時間に会うからでしょうね。


2008/06/11 05:04
テーマ:日常 カテゴリ:趣味・特技(その他)

茴香

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梅雨に入り、ジトジトした皮膚の感覚がなんとも嫌な季節です。でも、この湿度の多い気候が日本の特徴ともいえるのでしょうね。日本家屋が木造であったり、畳や漆喰を使ったり、風の通り道がある構造はその対策なのですよね。その雨の合間の太陽が照る時間は暑く、出歩いた後はお風呂が恋しくなります。

 

先週末から、ヨンジュンさんの記事が載った雑誌が次々と出版されています。普段、ほとんど雑誌は購入しない私。書店、コンビニいろいろあるけど、週刊誌はどこに行くのが一番手に入りやすいのか。考えた結果、キオスクなんかいいかも!ということで、9日雨上がりの強い日差しの中、駅まで出かけました。

ありましたヨン。レジ横のザッシコーナーに読売ウイークリーとAERA、週刊文春も。普段は電車に乗って通勤する方たちが手にとるのでしょうね。早速購入して、そのままスタバへ。

コーヒーを飲みながら記事を読みました。

ヨンジュンさんの言葉は一貫しているというか統一した内容だなというのが感想です。

人を大事にした指導者としてのタムドクが気に入っていたこと、タムドクとして生活したことや怪我によって自分が成長できたのを今自覚していること、自分とタムドクの共通点は責任感であること、好きなセリフは出陣前の「死んではならない。・・・」であることなど・・・。

彼がメモを取りながらインタビューを受ける意味がここにあるように思いました。質問に対して自分の考えをまとめて正確に回答したいのでしょう。話すというよりも文字にした方が自分の考えを確認できて、意図が伝わりやすいし、同じ質問に同じ回答ができます。

 

今回私が注目したのは読売ウィークリーの記事。写真に対するヨンジュンさんの思いが書かれていたからです。ちょっとうれしい(*゚v゚*)。趣味は写真撮影であるとして、以下の様にありました。

写真撮影の良いところは、見過ごしやすい物事を見るようになること。空がとてもきれいなのに、忙しい毎日の中で目に入らないこともありますよね。でも、写真を趣味にすると、一つ一つを注意深く見るようになる。「今日の空の色は、雲は?」と。そうする中で、ストレスも自然に溶けていくのです。【読売ウィークリー より】

そうそう(゚-゚*)(。。*)ウンウンとうなづきながら読んでしまいました。写真を趣味とする人はみんなそう思うのかもしれないけれど、なんだか自分とヨンジュンさんの共通点を見つけたみたみたいで嬉しくなってしまったんです。空港でカゾクの方を撮影したことは、「その瞬間を残したくて」とあってので、感激でした。ヨンジュンさんに私の気持ちが伝わったわけではないのにね。

公式日程を終えたヨンジュンさん。ファインダー越しに何を見ているのでしょうか。どんな記憶を画像に残そうと思っているのでしょうか。今のヨンジュンさんは写真を撮ることに夢中になっているのかなあと思いました。そういえば、インスの時はカメラが持てませんでしたね。

 

ところで先日から私のブログに登場している谷沢永一氏の『人間通』にこんな一節があります。“凌ぎたい”という段落です。

人間はいつも自分と他人を比較している。(中略)できることなら少しでも他人を出し抜いて、一歩でも二歩でも前を行きたいと望む。僅かでいいから得をしたいと思う。(中略)自分の方が幾分は突出していると自覚できる程度の、ささやかな満足感を求めているのである。

まさに、私の思いでしたね。写真を趣味とし、その思いが似ていると思ったことがそれです。ヨンジュンさんはどのカゾクにも平等に優劣をつけない、上下をつけないで接することを心がけています。だからこそ私たちカゾクは小さな、ささやかな満足感でも嬉しくなるんです。

 

今日の写真は暑い日差しの中で見つけた花です。ウイキョウだと思います。この花言葉は「賞賛に値する・どんな賛美でもあなたを語り尽くせない」とか。ヨンジュンさんを思って撮影=^-^=♪

なんと妄想で自己満足の世界なんじゃ~~~!

  


2008/06/08 14:38
テーマ:音楽 カテゴリ:趣味・特技(その他)

エレクトーン

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ヨンジュンさんが『太王四神記』の挿入歌♪許して♪をピアノで弾いているのを見ました。眼鏡市場のメイキング映像だそうです。「こうだったかな?」という風な顔で確かめるようにポロポロと奏でていました。当然、私もと思うわけですよ。

 

楽譜を探しました。ない・・・((+_+))では、『太王四神記』関連で何かあるかなと探しました。オープニング曲、運命(ピアノ&ハープバージョン)、千年恋歌がそれぞれピアノの雑誌に載っていました。即購入!

そういえば最近全くピアノもエレクトーンも開いていません。つまり弾いていないのです。ちょっと、ちょっと、動かない指たちよ、がんばってくれ!と願いつつなんとか譜を追いました。♪運命♪はさすがピアノバージョンですので、弾いていて気持ちよかったです。

 

もしかしたらエレクトーンでの編曲もあるかもしれない・・・。まずはネットで探しました。ありました!テレビテーマ集2が4月に出ています。

この曲集には♪タムドクのテーマ~メイテーマ~♪と書いてありました。エレクトーン用ですから太鼓や弦、管、パーカッションなどが混じった、いつも聞いているような編曲になっているだろうなあ・・・と想像。

欲しい!

ところが店頭にもなければ、アマゾンにもない。YAMAHAのページさえも入荷待ちでした。w(゚ー゚;)w。なんでさ~~!

確かに、他の曲たちも魅力的です。『ガイアの夜明け』から♪夜空の花♪、『鹿男あをによし』のメドレーなど。ないとなると探すものです。ネットをあちこち調べ、結局、楽天市場で“タムドク”と入れたら引っかかり、無事ポチ!届くのが楽しみです。ピアノは下手な音が周りに聞こえて恥ずかしいですが、エレクトーンなら夜中にヘッドホーンして一人の世界に閉じこもって弾けます。
 
 
で、♪許して♪の楽譜はありませんでした。まあ、久石氏の音楽ですから、いつか楽譜出るでしょう。ヨンジュンさんは譜を見て弾くタイプじゃないですね。動画から思いました。誰かに教えてもらっているって感じです。どうなんでしょうか。
 
今日の写真は私のエレクトーン。最新型ではないですが、私には十分すぎる機能が付いています。
 
    


2008/06/07 01:52
テーマ:仕事 カテゴリ:趣味・特技(その他)

立葵

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先日、大学生と話をする機会がありました。その時、このような質問を受けました。

「意識がなくてしゃべれない患者さんが多いですが、やりがいはありますか?」

私はびっくりしたと同時に、少しムッとしてしまいました。何故かというと、この質問には“やりがい”は相手からの言葉によって得られるものであるというのが前提になっていると思ったからです。何らかの言葉がもらえないとやりがいはおきないのでしょうか。

もちろん“やりがい”が言葉によってもたらされることは多いと思います。やりがいをもたらすのだから、その言葉は自分の行為を肯定してくれる言葉でしょう。それは“認められているのだ”と思える気持ちを沸かせ、承認欲求を満たしてくれるでしょう。

自分は世に認められていると思える手応えほど嬉しい喜びはない。ここまできたのだからさらにもっと励まなければと奮いたつ。【谷沢永一 著『人間通』より】

谷沢氏の言うように、認められた人はもっとがんばろうという気持ちになります。それが“やりがい”ということでしょう。ですから、肯定された言葉をもらえるというのは“やりがいがある”仕事と言うことはできます。

しかし、私たちの仕事は必ずしも感謝や肯定した言葉がもらえるわけではありません。言葉を期待するというのは、自分たちの仕事の評価を他人にしてもらうことのように思います。自分の仕事の評価は自分で確認できなければプロと言えないのではないでしょうか。もちろん、評価は良かったか悪かったかという両極のどちらかに決めることでもありません。また、責任をもつのは仕事をやったかどうかということではなく、それによってもたらされた結果なんだと思います。   

    

私の職場の患者は少しのことでも命の危機を招いてしまいそうな重症な方たちばかりです。病気と治療によって身体が辛い状態にあるので、それを認識しないように意識を抑える薬剤を使うこともあります。 そのような方とは会話でコミュニケーションをとることができません。それで上記のような質問が出るのだと思います。

 

私たちの仕事は患者の心身に影響を与える環境をつくることです。それは、身体が回復する自然の法則に適うような影響であるべきだと私は思っています。目標には受けた傷害による障害をできるだけ小さくすることもあります。仕事の結果は患者を観察してわかることで、小さな変化でも捉えるようにします。私たちの行為だけで患者は変化するのではありませんが、意図とした変化が認められれば嬉しくなり、思うようにいかなければ落込みます。また、結果はすぐに表面化するとは限りません。毎日コツコツと同じことを繰り返すことが必要で、以外と地味な仕事だと私は思っています。

 

苦しい状態の患者は自分に精一杯です。いつもこの状態から逃げ出したいと思っています。意識がしっかりしている患者はいらいらしたり、落込んだりします。心の平衡が保てなくなって、一時的に意識が混乱し、幻覚が見えたり、場所がわからなくなったり、危険な行動が出てしまう場合もあります。そんな余裕のない患者は私たちの言動を受け入れるなんてできないでしょう。そのため、患者から私たちは自分を肯定する言葉をもらうことはありません。

でもそれは、私たち側にも言えることなのです。「今は起きられない」「水は飲めない」など患者がしたいということを“ダメ”という言葉で返さなければならないからです。患者の味方になりたいと思うのですが、できずに敵のようになってしまい、苦しいです。

昨夜もこんなことがありました。太い動脈に治療のためのカテーテルが挿入されていて、体を起こすことが制限されている患者です。

「向こうへ行ってくれ!うるさい!なんでこんなものつけなくてはならないんだ!」

カテーテルを取り外して、座ることを手伝うことができたらなんと楽でしょう。私たちの気持ちは軽くなります。でも、身体のことを考えたら辛い方を選択するしかありません。

私たちの仕事は患者の人生に巻き込まれることなんだなあと最近感じます。苦しい体験をしているその方の感情に自分の感情を使ってぶつかっていくからです。勤務が終了すると、肉体的な疲労とともに気持ちの疲れを感じることがあります。それは薬剤の投与や機器のアラームの音に緊張しつつ、患者と緊張した人間通しの付き合いをしているからかもしれません。

 

私は大学生の質問にこのように答えました。

言葉をもらえることはやりがいに直接結びつくかもしれないが、私たちの行為が患者に影響を与え、回復している反応が少しでも感じられたら、それもやりがいになります。それだけ患者の変化に敏感になることが必要ですけど・・・。

 

これまで私は自分の仕事についてブログに記してきませんでした。しかし、サッカーの中田英寿氏の番組『僕がみた地球』を見て、仕事を通じた自分の体験を他に伝えていくことも私の役割りとして大切なのかもしれないと思ったのです。あの番組に出演した過酷な状況で必死で生きている世界中の人たち、ギリギリの状態でがんばっているという意味では、私の毎日看ている方たちも同じだなと思ったのです。

 

写真は今盛りのタチアオイです。学名をAlthaea rosesというそうです。“アルテア”とはギリシャ語で「治療する」という意味とか。薬になるバラってことですかね。もちろんバラの仲間ではありません。

透き通った花弁と1年草なのに2mくらいにもなるその勢いに感動しています。青空に白色の花がなんともステキでした~。


2008/06/02 21:14
テーマ:感情と心 カテゴリ:趣味・特技(その他)

ビルに映った京セラドーム

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ヨンジュンさんに逢いたい気持ちが私の多くのエネルギーを『太王四神記PREMIUM EVENT 2008』に向わせました。前日から興奮気味であまり眠れかったのに、当日の体力に自分で感心してしまいました。グッズ購入をあきらめた私(前ブログ参照)は、12時の開場まで約2時間をただ“立って待つ”という行動にでました。カタログだけは手に入れたいので、いち早く会場内のグッズ売り場に行こうと決めたからです。昼食はここで並びながら食べることにしたのですが、あんまり食べる気になれません。直射日光のあたる場所での待ちは結構きついものがありました。とにかく体を持たせるためには水分と栄養だ!ということで、持っていたソイジョイを1個がんばって口にしました。まあ、1食くらい食べなくたって栄養は貯えていますから大丈夫ですけどね。

待っている間、ヨン友さんや周りの方たちとたくさんおしゃべりをしました。また、携帯でヨンジュンさん情報のメールやブログを見ていました。どんどん気持ちは高まっていきます。ここに集まっている方たちは皆同じなんだろうなあと時々見渡してみたりして・・・。すごい!としか言葉がないのですが、こんなに人々を惹きつけ、集約させ、さらにエネルギーを沸かせるヨンジュンさんて不思議な方です。

 

高まった気持ちでイベントに突入しました。最初のヨンジュンさん登場の顔が忘れられません。タムドクの鎧姿で四神の待つステージにゆっくり歩いてきた姿は王の顔・・・のはずなんですが、たぶんヨンジュンさんはこのようなシチュエーションでなりきることはできないんでしょうね。こらえきれないように目を閉じたと思ったら、口角が上がり、そして噴出すように笑いました。ああ~、ヨンジュンさんだ~って私は一緒になってにやけてしまいました(= ̄∇ ̄=) 。35000人の70000ものカゾクの瞳が集中しているんですもの、そりゃ照れちゃいますよ。

私が涙がこぼれるくらい興奮したのは、オケ演奏で♪運命♪が流れた時です。前日の夜、ちょうど第9話“玄武の目覚め”が地上波で放送されました。玄武の目覚めはタムドクのチュシンの王としての目覚めであり、以後チュシンの王を巡る翻弄された様々な運命が本格化していきます。演奏に合わせてスクリーンにちょうどそのあたりの映像が流れました。特にキハの悲しい運命を私は思って涙が出てきたんです。

 

この“運命”のころが私の気持ちの最高点だったかもしれません。実のところ途中はやや疲労感が襲っていたんです。飾り(ライトや紙ふぶきなど)による豪華さが気持ちを置いていってしまったとでもいいますか・・・。勿論、肉眼で見れる距離に皆さんがいて、彼らのお話は興味深く聞き入っていました。そのことによってもっとヨンジュンさんに近づくかと思ったけれど、なんだか距離を感じていました。さいたまの時とは逆です。なんでかな・・・。

   

一夜明けてヨンジュンさんのインタビューを読ました。前日の彼の様子とそれを重ねていたら胸が熱くなってきました。イベント中のヨンジュンさんの言葉で私が気になっていたのは、怪我をした時の気持ちを語った部分です。1回目の時は体が動かなかった、2回目は皆に申し訳なかった、3回目はあらゆるものを超越して精神的に強くなったと言っていたと思います。この「超越した強い精神」に私はこだわったのです。

負傷するたびに心は谷に突き落とされていたのでしょうね。それは誰だってそうなんだと思います。それが一回ではなかった彼。言葉で「苦しかった」というよりも、どんな状況があったのかを語ったこのインタビューは彼の心の動きを私に想像させました。イベントでの屈託のない彼はこの超越してきた心から出た表情だったのですね。

病院での治療を先延ばしにしていたことは知っていましたが、薬剤をマネージャーが調達して自分で注射をしたという記事には驚かされました。6回刺して成功したということは、6回目で血管に針が入ったということでしょうね。

痛くて眠れないという身体的な苦痛に加え、演技ができない不全感、他人に迷惑をかけている申し訳なさなど様々な苦悩が彼を襲っていたと思います。さらに、応急的な治療ができない環境があり、自己喪失の脅威を感じていたでしょう。心の平衡状態を保つのがなんと大変であったか。その苦しさを想像した私は手足が冷たくなり、胸が詰まってきてしまいました。監督と泣きながら抱き合ったというその意味をようやく理解したように思いました。

そのどん底とも思える状態を乗り越えられた彼。言葉にして語ることができるくらいに回復したのだと思います。オープニングでの恥ずかしそうな彼、投げキスまでしてみせたあの晴れやかな彼、苦悩を淡々と語る彼にようやく近づけた気がしました。イベントの場で私がこのような思いになっていればフィナーレに向けてもっと興奮していたかもしれません。そうなれなかった自分が悔しく、ヨンジュンさんに申し訳なく思いました。

 

新大阪の駅でぶらりと本屋に寄りました。気持ちが揺れている時はその揺れをなんとか治めたくなるものです。谷沢永一氏の『人間通』というものに目がいき、購入しました。文字通り人間について書かれているものなのですが、辛口な表現を使いながら、的確に人の言動をまとめてあると思います。1つの単元が600字あまりなので、新幹線の中で読むにはちょうどよいものです。その中にこんな文章がありました。

人の生き行く道には苦しみ悩み辛さ気落ちが待っている。しかし勇気を奮い起こして難関に体当たりしてゆけば、その遥か先に多少とも喜び嬉しさ楽しみがありうるであろう。人間はどれほど窮地に立たされても障害に立ち向かってゆく気力さえあればとことん不幸ではないのだ。本当に惨めなのは肝心要なその気力を根こそぎ消えうせさせるような状況である。

苦悩が大きければ大きいほど、乗り越えた後の幸せ感は大きいのだと思います。平衡状態が崩れた心の危機的な状態は心の分岐点なのだそうです。何かの手段を用いてバランスをとれるようになると、次は少しの揺れでも揺るがない強固な精神力が出来上がるそうです。撮影後半のヨンジュンさんはきっとそんな状態だったのでしょうね。私にできることはそんなヨンジュンさんをいつも認めていくことなのかもしれません。世に認められることが人間の欲することであるのですから。

 

ところで、マネージャーさんが点滴や注射薬をソウルで調達し、自分でそれを施行したとのことでした。日本では薬事法や医療法などから考えれないことでしょう。確かにインスリンの自己注射や在宅での点滴はあります。しかし、それは指導された人が特定の患者さんだけに施行が認められた行為で、しかも患者を診察しなければ処方箋は出ません。私は韓国の法律をしらないのでなんともいえませんが、ヨンジュンさんの行動がすべての方面から賞賛されるものではないとも思いました。

それから私の超個人的な思いなんですけど・・・・。来てくれる看護師がいなかったとありますが、だったら私を呼んでくれてもいいのに~~(= ̄∇ ̄=) ニィ。点滴でも注射でも罨法でもマッサージでも子守唄でも、ヨンジュンさんが心身の健康の取り戻すためなら付きっ切りでなんでもしますヨン。その道の職人を自負する私ですから♪(* ̄ー ̄)v

今日のタイトル下の写真は隣のビルに映っている京セラドームです。ヨンジュンさんからエネルギーをもらっている私が下の方に写っています。それから、イベント後にヨン友さんたちと韓国料理を食べに行った時の写真です。ビールにワインにマッコリで私は酔ってしまいました~。お昼はほとんど食べていないのと同じでしたから、空腹と疲労にアルコールですから、危ないですね。みなさん、お世話になりました。


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