2008/05/20 23:05
テーマ:太王四神記 カテゴリ:趣味・特技(その他)

紫蘭

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『太王四神記24話』を昨日観ました。とても辛い最終話でした。特に、コムル村が襲われ、飴売りのおじさんが右往左往しながら大声で泣くシーンと、フッケ将軍が勇壮なタムドクを誇らしげに観ながら倒れていくシーンはボロボロと涙がこぼれてしまいました。

でも私、ラストのタムドクの言葉を理解するのが難しかったんです。

  やっとわかった。私のすべきことが・・・

この言葉からタムドクは語りをはじめています。“チュシンの王の意味”がわかったのだということなのですが、なぜこの時にわかったのか。タムドクの心理過程がうまく私の中にイメージできなくて悩んでしまいました。タムドクが両目から涙を流しながらたくさんのことを語ったのに、私はそれについていけなくて・・・(_ _。)・・・シュン。

 

様々な方の見解をブログや公式で見ました。なるほどと想像を膨らませることができました。それをヒントにしながら、録画した24話をもう一度観ました。また、最後のタムドクの語りを一時停止させながら書き取って理解しようとしました。疑問も多いし、かなり私の勝手な解釈ですが、なんとか言葉にしてみます。

 

戦いの前までで、ちょっと気になっていたのは、とにかく地図を眺めているタムドクが多いなということです。兄弟としてまとまりつつあった国々がぶつかりあってきたことを寂しく思っているのかなと考えました。

 

4つの神器と王の血(心臓?)を神檀樹に揃えると天の封印が解けるということでした。「封印が解ける」とはどのようなことが起きるのか理解ができませんでした。しかし、解けるとどうも天の力が人間に授けられるようなニュアンスは感じました。だから、火天会はそれらを集めようと必死になっていたのでしょう。物と血があれば天の力がもらえるのか?天というのはそういうものなのかなあ・・・という疑問がありました。神器よりもその守り主、血よりも王としての能力じゃないのかというのが私の思いです。でもそれじゃファンタジーにならないかしらん。

 

ホゲはなぜあんなにあっさりとタムドクの矢で殺められてしまったのでしょう。ホゲはもっと強いはずです。その後のタムドクの呆然と戦いを眺める表情の意味と繋がる何かがそこにはありそうです。タムドクは戦いを軽蔑しているような顔でした。

いろいろな記事でその解釈のヒントとなることを読みました。二人が戦っている時に、タムドクはホゲからヤン王は自害であったことを告げられたということです。ホゲが天の力を得たいと願うのは、キハがいてこそなんですよね。ところがキハはタムドクと共に死ぬことを選択しています。そう告げられちゃっていますもの。キハを助けるためにホゲはタムドクにわざと討たれた・・・。そうかもしれない!そうだとすると、この時にタムドクは相当な衝撃を受けたでしょう。天の運命ではなく、自分のために生きようとするホゲとキハが私は悲しく、でも愛しく思えます。タムドクもそう思ったかしら?

 

 

キハは4つの神器を神檀樹に並べながらタムドクとの想い出を回想しています。キハが考えていたことはなんだったのか・・・。7話の難民村でのシーンに何かヒントがありそうに思って、録画を見ました。あの時、タムドクから

 お前の本心が知りたい。朱雀は天からの運命。私のせいで苦しむな

とキハは言われます。それに対し、

 書庫で初めて声をかけてくださった時、私の心臓は高鳴りました。

と告げタムドクと一夜を明かします。さらに翌朝の手紙に下記のように残しています。

 あなた様とこの世を生きた後、天罰を受けます。待っていてください。

これ以降すれ違ってしまう二人。というより、タムドクの心が離れていってしまいました。キハはずっとタムドクのことが好きだったし、天の運命でなく、人間として一緒に生きたかったのだと思います。彼女は朱雀としての運命なんかどうでもよかったのでしょう。彼女にとって“天と戦う”とは、朱雀としての自分を亡くし、タムドクをチュシンの王にしないことだったのかもしれません。

 

アジクの血が4つの神器に触れ、チュシンの王が神檀樹に現れたことで天の封印は解けたようですね。火天会の大長老が「取られてたまるか!」という勢いでタムドクに向って飛んできましたが、天弓の光、つまり天の力で一撃されちゃったのですもの。石の塔みたいなやつも光ってましたねえ。

タムドクはチュシンの王として黒朱雀になったキハを殺さなくてはなりません。それはチュシンの国を造り、守るためなんですよね。でも、タムドクはしませんでした。チュシンの王として黒朱雀を討つ行動と、人間タムドクとしてのキハへの想いを天秤にかけて決断したように感じます。

 お前を信じきれなかった。キハすまなかった。

こう言ってタムドクは天弓を折ってしまいました。そして、チュシンの王の果たす役割りは、天の問いに答えることであるとして、下のように言葉を続けています。

人間は誰でも過ちを犯すが、それを悔い改めて知らないことを学ぶものであるということを天に伝えたい。

「自らの力で生きられるのか。それとも天の助けが必要なのか」

私は人を信じる。いつか必ずチュシン国は造られる。私の見果てぬ夢は後世の誰かがかなえてくれる。

この部分がこのドラマの言いたかったことであるというのはよくわかります。この後、タムドクは光の中に入っていきますが、私は死んでいくのではなくて、天に力を返しに行く行動であったのだと思います。「後世の誰かがかなえてくれる」というのは、自分はやめたから他の人ということではありません。人間は学びながら成長していくのだから、その変化でいつかチュシンの国、つまり平和な世の中ができるだろうという意味ですよね。天の力を使って一気に人間の世界を支配・統括すべきことではありません。キハの言葉を借りると、人間の暮らしに天の干渉をさせないということでしょうね。

私がこのように考えたのは、その後の解説があったからです。

高句麗を建国したチュモ王の父は天帝で、母は水の神の娘だった。

高句麗のはじめは天の力が授けたヨチヨチの人間であったということでしょう。歳月によって、人が成長できたかどうかを天は19代のタムドクに問うたということではないでしょうか。これからも人間はがんばれるか、天がないと暮らせないのかということを・・・。それに対してタムドクは、「天に引っ張ってもらう必要はない。後ろで見守っていて欲しい。」と言ったのかもしれません。

    

長くなりました。今の時点で私が考えていることはこのようなことでした。

今日の写真は紫蘭です。花言葉は「あなたを忘れない」「互いに忘れない」なのだそうです。タムドクとキハを思って・・・

それかれ、先日掲載したみかんの花に実がついていたので撮影しました。これからも成長していくみかんを見守りたいと思います。

 


2008/05/18 00:35
テーマ:太王四神記 カテゴリ:趣味・特技(その他)

銀杏の葉

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『太王四神記』、BShiの放映は1話からずっと録画をしてきました。そのためにケーブルテレビのセットトップボックスをハードディスク付き、デジタル対応のものに替え、ブルーレイレコーダーを購入したのですから・・・。ところが23話の録画に失敗(・o+) アチャ!同時間に他の録画予約もしてしまったのです。そんな時に限ってリアルタイムで観れなかった私(゚◇゚)ガーン!

いろいろなブログを検索してあらすじを見まくりました。でも、やっぱりちゃんとみなければ理解できません。どうするか・・・。kyomaikoさんのアドバイスもあり、先日ニフティの有料サイトで観ることができました。モバイルサイトのポイントがたくさん溜まっていたので、それを使えばいいということに気がついたのです。小さくて字幕を読むのが一苦労でしたが、全部みれました~~。

 

最終話に向って、たくさんの大事なことが含まれた回だったと思います。特に“天弓”の意味、数年後のそれぞれの立場、タムドクの心の変化などなど。

私が一番注目したのは、タムドクも疑問に思った“天弓”に関する文書のことです。なぜ天は天の力を壊せる仕組みにしたのかということです。“天弓”はチュシンの王だけが使え、四神の力を生かすことができる弓であると思われました。弓はチュモ剣に仕組まれていて、それがタムドクの心臓に刺さった時に現れ、青龍が目覚める時に射られました。ところが弓は、チュシンの王によって壊することができ、そうすると神物も破壊され、四神の主も死んでしまうということです。しかも、その時はチュシンの王も死んでしまうということでした。

天は意図的にそのような仕組みをつくったのでしょうか。コムル村の長老は天弓が壊れることはチュシンの国ができなくなることなので、タムドクにそれを伝えたくなさそうにし、さらに古文書を焼くと言っていました。タムドクは流して聞いていたというか、天の力に疑問を持っていたので「こんなもの」「そんなこと」という扱いをしていました。

 

17日は地上波で7話の放送があったので観ました(吹き替えなのでいつもはみないのですけど)。難民村の人々に驚いたタムドクは「自分に何ができるのか」とキハに言っています。チュシンの王になること、高句麗の王になることが目標なのではなく、その国に暮らす人々を見て何かしなくてはならないと考えたのかなと思います。

回を重ねるごとに、タムドクがチュシンの王であると誰もが認めていくようになるのですが、ふと私は思いました。タムドクは王として国を治めていこうとしましたが、チュシンの王という地位を得ようとしているのではなかったと。王になろうと決めた時、ヒョンゴに「本当の王になる方法を教えて欲しい」と語ったことがあります。つまり、天の力を自分のものにしようとしたのではなく、人々の暮らしのために行動した結果が「チュシンの王」として選ばれたということです。天に選ばれていたのではなく、天の力が後からタムドクについてきたと考えてもいいかもしれません。

天の力を持っているとされるタムドクが一番天の力にすがろうとしなかったと思いました。こんなことに今頃気が付いた私はよくストーリーを理解していなかったのかもしれません。今夜急にタムドクが人間ぽい王に見えてきました。これまでは“天”とか“神”とかいうものを被せてタムドク像を作ってしまったようです。

みかんの蕾

みかんの花

少し前に新聞のコラムに村上陽一郎氏の文章を見つけました。それは万能細胞研究について国家を挙げて支援する報道をとりあげて、科学の本質について語った内容でした。万能細胞研究については先日も金融会社が研究に出資できるよう会社を設立したニュースがありました。

村上氏は政治家のノーベル賞受賞者を造るという発言を「品格がない」と言っています。本来科学は世界を知ろうとする知的活動でした。近代科学の成立後科学者を探求に駆り立てたのは「真理」への思い、つまり「好奇心」だったと。その活動を支援する社会には、多様な人間の在り方を肯定し、大切にするという動機があったのだそうです。ところが、誰にでも開かれていた科学に特許とか知的財産という問題が絡み、賞を獲ることを目標にする人間もあらわれてきたということです。また、社会や国家の利益とも結びつくようになりました。

なるほどと思いました。人間は欲張りなんですよね。自分のものにしたがるというか・・・。

 

このこととテサギの「チュシンの王」になることがなんだか似ているなあとおもったのです。「天に選ばれること」、「王になること」が目標ではなく、人々が幸せにくらせる国をつくることが大切です。「天」に執着していないタムドクは後者を目指していたと思います。「天と戦っている」というのは、なんだかわからない力(なんとかしてくれそうな抽象的な力)にすがらない、その力を信じない、つまり、人間としての力、自分の能力を発揮させて乗り越えていくことそのものをさすのかなあと思っています。うまく言葉になりませんけど。

23話で天を憎むようになったタムドク。タムドクと天の力の関係についてはきっと最終話でわかるのかもしれないと期待しています。

 


2008/05/15 13:39
テーマ:自然 カテゴリ:趣味・特技(その他)

路傍の草花

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今日の写真は今朝の散歩途中に撮影した空き地です。名前なんてわからない雑草たちがたくさん生えていました。朝日にキラキラと輝いてきれいに撮れたかなと思います。

最近撮影した空き地や道端の花をPicasaでWebアルバムにしました。ブログに載せたものがほとんどですが、他のものもあります。スライドショーで大きくみれますので、よかったらご覧ください。

http://picasaweb.google.co.jp/sakanoueojarumaru44/ZePPFL?authkey=qCAfkWUgppI

 

『太王四神記』には屋外、とくに大自然の風景がよく出てきました。陽光と自然の美しい映像が私はとても楽しみでした。駆馬隊の姿もただ勇壮なだけでなく映ったし、超広角の平原はその広さが際立っていました。感情的場面では斜陽や逆光が情を増す効果があったと思います。私が一番印象的だったのは、ホゲとの戦いの時の落ち葉です。クルクル、ハラハラ舞う葉がなんともステキでした。


2008/05/14 02:26
テーマ:日常 カテゴリ:趣味・特技(その他)

高矢禮

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セブンイレンブンで高矢禮のお弁当を販売ってびっくりでした。東京まで距離がある人にとっては嬉しいことですが、ひとり分のお弁当で2500円は手が出ません。それを予約するよりもなんとか高矢禮で食事することを考えたいものです。

今日は高矢禮の4月のイベント、“BYJとの「初」思い出写真コンテスト”に私が送った写真を掲載します。これまでブログに登場した写真(と似たもの)に私がどう「初」をこじつけたか・・・。

   

これが20点に選ばれた写真です。撮影場所は東京のホテルです。ヨンジュンさんに出会ったことで初めてネットでドラマを観るようになったし、どこに行くにもパソコンを持って出かけるようになったとコメントをつけました。「初ネット」という題をつけていただいて展示されていたようです。それにしても、20点に選ばれたことはたまたま同級生がゴシレに食事にいったからわかったことで、お店からは連絡はありませんでした。選ばれたという一報が何らかの形で私の手元に早くに届いたら、足を運ぶ計画を立てたのに・・・。いやいや、写真がヨンジュンさんの手元に届くだけで充分です。

 

クリスマス&BYJ ClassicsのディスプレイをしたCafe-Bです。2006年12月25日。ヨンジュンさんの選択したクラシック音楽を初めてここで聴きました。その時、カウンターの隅でパソコンに向かいブログを打ちました。

 

眼鏡市場です。ヨンジュンさんから初めて眼鏡を着替えることが楽しいのだと教えてもらいました。それまで眼鏡トップで購入していた私。久しぶりに訪れたらヨンジュンさんの大きなポスターがあり、安いし、なんだか嬉しくて、この日2本も眼鏡を買ってしまいました。

高矢禮のソッテです。初めて高矢禮を訪れた時に撮影しました。食事をしながら、マッコリを飲みながら、ヨンジュンさんカゾクと楽しい会話を楽しみました。

A4に印刷して今回応募していますが、左より若干詰まった写真になってしまい、ソッテのすらりとした雰囲気がなくなっていました。

上に出した外観の写真もその時に撮影したものです。ボーッと浮かび上がるお店の外観が美しかったです。(これは応募した写真ではありません)

 

 

私のクラリネットと1812年の楽譜です。Heroコンサートに行き、スクリーンのあるクラシックコンサートを初めて体験しました。1812年の空砲代わりのバスドラムがスクリーンに映し出された時、私のワクワクは絶好調でした。自分も演奏に参加している気分になり、家に帰ってからこの写真を撮影しました。

欲張りにもこれら5枚を送ってしまった私です。選ばれた写真はヨンジュンさんを写されたものが多かったと聞きます。ヨンジュンさんとの「初」の思い出ですものね。私のはヨンジュンさんきっかけの初体験ばかりでした。

ヨンジュンさんに出会ってから初めてのことっていろいろあります。一番の思い出はこれまで全く知らなかった全国の方たちと交流をもつようになったことです。しかも、同じ職種でもなく、同じ年代でもない方たちと・・・。集合場所のCafe-Bがなくなってしまったのはとても痛いことでした。高矢禮は気軽に集まるにはちょっとお高いです(*_*)。。特別な集まりの時に訪れることにしましょう。


2008/05/13 14:48
テーマ: カテゴリ:趣味・特技(その他)

法善寺横町

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先週末、大阪に出かける機会がありました。10日の朝、ホテルから国際会議場までカメラを持って散歩しながら出かけようと決めていた私。大阪は冷たい雨でした。ためらいましたけど、せっかくだからと覚悟を決めて、中ノ島を傘をさして歩きました。灰色のビルと空の景色にピンク、白、オレンジ、黄色と色とりどりのバラが刺し色のように映えていました。

傘や物を持っていたし、濡れてしまうしということでしゃがんでゆっくりと撮影できなかったのが残念でした。

この日、ちょうど 胡 錦濤氏の来訪と重なりました。私の向う国際会議場の横のホテルに宿泊していたようです。歩くに連れておまわりさんの数が増え・・・とうとう検問です。「どこに行くのですか?」「荷物を見せてください」と歩いていた私も調べられました。駅から歩いた後輩たちは通行止めで、雨の中遠回りさせられた~と言っておりました。しょうがないかー。

←おまわりさんの後ろをついて歩いていたので、こっそり撮影。

 

その前日、友達とミナミをぶらつきました。くいだおれ人形がなくなる前に見に行きたいし、せっかく大阪に来たのだから、串揚げとか明石焼きとか名物といわれるものを食べたいね・・・ということで。

くいだおれの前のゲームセンターでUFOキャッチャーを久々にやってしまいました。バタバタ足のうごくスティッチをゲット!実はお店のお兄さんに随分助けてもらいました。はじめはどこをどうすればよいのかのアドバイス、最後は取りやすいように人形の場所を動かしてくれました。お兄さんありがとう!

人気者のくいだおれ人形は記念写真を撮る人が後をたちません。ここがなくなった後は甲子園球場の方に行くとききましたが、そうなんですか?

ちょっと垂れた眉毛と横目が寂しげな表情に見えました。

 

今日の上の写真は法善寺横町です。お店の看板にカメラを置かせてもらい撮影。良く見ると横切った人の影が亡霊のように写っています。横丁は上品な雰囲気のお店がたくさん並んでおり、路地を撮影している人もいました。でも、私たちはこの近くの大衆的なお店で大阪名物を食べながらビールを飲みました。

いつも東京に行くことが多かった私。大阪の夜が楽しかったので、これから関西にも足を運ぼうかなと思いました。

↓道頓堀通り

←戎橋から道頓堀川

 


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