名月管絃祭(下鴨神社)
中秋の名月の今日、京都のあちらこちらで観月の神事が催されておりました。
下鴨神社でも「名月管絃祭」があるとのことで、仕事帰りに寄ってみました。
神事の後、舞楽・箏曲・十二単の平安貴族舞などが奉納され、無料で鑑賞できます。
(遠かったので写真があまり綺麗ではありません。お見苦しいでしょうがお許しください)
(十二単の平安貴族舞) (舞楽)
かがり火の炎が揺らめく中での「舞」は優雅で、平安の古にタイムスリップしたかのようです。
今宵はいつになく澄んだ夜空となり、ひときわ美しい月が光り輝いております。
ヨンジュンさんも今日は、「秋夕」でご家族と楽しい休暇を過ごされたことでしょう。同じこの月を見てたかな~?
古都の風景(萩の寺)
9月も半ばを過ぎたというのに、連日30度を越す日が続いています。秋の花たちも咲きだしましたが、この暑さに少し驚いているのではないでしょうか。
川端通り (京阪出町柳駅下車すぐのところ)に面して、ひっそりとたたずむ「常林寺」萩の花で知られています。観光客はめったに来ない静かな小さなお寺です。(多分ガイドブックには載ってないのではないかと思います)若狭へ向かう際の京の出口に位置し、幕末には勝海舟が定宿としていたとか。
通りから門をのぞくと、両側に白と薄紅の萩が咲きこぼれています。秋の気配に誘われて中へ入っていくと・・・
満開を少し過ぎてしまったようで、花は少し地面に散っていましたが、これほどまでに咲き乱れた萩に包まれるなんて・・・滅多にない雰囲気です。「太王四神記」で熱くなりすぎた心を、少し冷ますのにはいいかもしれません。
(拝観料は無料です。いわゆる観光寺院ではありませんので、参拝はお静かに・・・とのことです)
マメ科ハギ属
【花言葉】は・・・前向きな恋・物思い・愁思
チェジュ島は台風で大きな被害が出たようです。お見舞い申し上げます。韓国本土も通過のようですが、ヨンジュンさんも大丈夫?撮影はまだ終わらないのね。お天気に左右される屋外ロケは大変です。物思いにふける今日この頃。
百日紅(悲恋伝説)
暑い夏の日差しの中で元気に咲いている「サルスベリ」
花の少ないこの時期に、ひときわ目を引いています。
3ヶ月近くも咲き続けるんですってね。
(本当は咲き続けてるんじゃなくて散ってはまた伸びた枝先に花が咲くので、ずっと咲いているように見えるんだそうですが)
京都御苑の中の百日紅です。遠くで見ると1本の木の様でした。
大木のように見えますが、近づいてよく見ると3本くらいの木が重なっていました。
こんな明るい元気なイメージの花ですが、悲しい恋の伝説があるそうです。
「龍神の人身御供になった娘が、旅の王子に救われ二人は恋に落ちました。
が、王子は王の勅命を受けての旅の途中だったので、百日間待つように告げて村を後にしたのです。
娘は王子と逢う日を一日千秋の思いで指折り数えて待ち続けました。
そして百日目、王子は再び村を訪れたのですが、その5日前に娘は既に亡くなっていたのでした。
それを聞いて、王子は三日三晩、娘の部屋で泣き続けました。やっとのことで自分を取り戻した王子は娘の墓へ行ってみました。
そこには2本の木が生え、5日の間に花を咲かせていたのです。一本は白い花、もう一本は薄紅色の花でした。
2本の木は初々しい花嫁と花婿のように寄り添っていました。
それが、夏に100日のあいだ咲き続けるサルスベリなのです。
以来、朝鮮の娘たちは恋人ができると、庭に2本のサルスベリの木を植えるようになりました。」 だとさ・・・
ヨンジュンさんに逢えるなら百日でも千日でも 勿論待ちますけど・・・。
ミソハギ科の落葉高木、原産地は中国
花言葉は・・・愛敬・潔白・雄弁・不用意
古都の風景(送り火)
今夜は、五山の「送り火」です。
点火2時間前→
炎が夜空を染めあげる光景は、幻想的ですね。
午後8時の様子→
すっかり観光行事のようになってしまっていますが、精霊を送るためのお盆の行事です。
平安時代に始まったとか室町時代だとか江戸時代だとか諸説あるようですが、真相はどうなんでしょうか?定かではないようですが、最も遅い江戸時代だとしても300年以上は続いているってことですね。
「大文字焼き」などと言う人もありますが、決してただの山焼きではありませんのよ!そんな無粋な呼び方はしないでね。
亡くなった方やご先祖様を偲び、手を合わせて拝むものなのですから。
(大文字焼きなんて言われるとこれを想像してしまいます!)
↓
京都の夏もこの送り火と共に終わると言いますが、どうして、どうして、まだまだ残暑は続きそうです。夏バテなどなさいませんように!元気に残暑を乗り越えてください!
送り火の炎 揺らめく京都の空より ヨンジュンさん、そして家族の皆様のご健康をお祈り致しております。
源氏の庭(櫨山寺)
祇園祭りの山鉾巡行も無事終わりました。梅雨明けも、もうすぐです。
この時期に見ていただきたいお庭をご紹介しましょう。
ここ「櫨山寺」は、紫式部の屋敷跡と言われているお寺です。 「源氏物語」「紫式部日記」もここで書かれたとか。
このお庭は「源氏の庭」と呼ばれており、「桔梗」で有名です。 桔梗は秋の七草なので秋のイメージなんですけど・・・
6月下旬から咲き出すんですね。今月末くらいまでが 見ごろのようです。
白い小石と緑の苔、青い桔梗、色のコントラストが美しいですね。
小さいですが、柔らかな曲線がうまく生かされていて、
女性的な雰囲気を感じさせる優しいお庭だと感じました。
(寺町今出川を下がったところ、梨の木神社の傍にあります)
紫の葉の里
この畑なんだと思います?
これは「紫蘇畑」です。ちょうど今、綺麗に赤紫色の「赤紫蘇」が畑一杯に広がっています。
ここは、「大原の里」そう、「しば漬け」有名ですよね。
「しば漬け」に使う紫蘇がこの当たりで多く植えられています。この地がちょうど紫蘇の葉の栽培に適しているようです。
ここの紫蘇の葉は、1200年前くらいに渡来した原種に近い、葉の先がちじれた赤紫蘇で、昔からこの大原の里人は夏野菜を漬物にして保存食としていたのだとか。
寂光院で隠棲生活を送っていた、かの建礼門院徳子が
その漬物を「紫の葉漬け」と呼んでたいそう好んだそうです。
そして、これはその赤紫蘇のエキスが入った「しそソフト」です。少し酸っぱくてあっさりして、とてもおいしいです。多分この大原でしか食べられないかもしれませんね。
この紫蘇畑から少し奥に入ったところにあるのが
ご存知の三千院です。
秋の紅葉はあまりにも有名ですが、実はあじさいの隠れた名所です。もう少し早ければちょうど見ごろでしょうか。
この時期にもぜひお薦めしたいところです。秋ほど人がいませんので結構、いいかもしれませんよ!昨日、雨が降ったせいでしょうか。苔の緑も綺麗でしたよ。
帰りには「しそソフト」を食べてみてください!
沙羅双樹と菩提樹(真如堂)
沙羅双樹で一番有名なのが妙心寺の東林院です。(↑)
が、拝観料があまりにも高いので他を探しましたら、意外と近くにありました。
それが真如堂です。(↓)
風情という点では妙心寺にはさすがにかないませんが、
境内なので無料というのが魅力です。
真如堂にはこの沙羅双樹と菩提樹の木があります。
ただ、日本で見るこれらの木は両方ともインドのそれとは違うそうですが。
(日本では育たないので、似たような植物をそのように名づけたのだとか。)
これが、菩提樹
菩提樹の花は下を向いて咲いています。(これは先週の土曜日の写真です)
花の時期は沙羅双樹より1週間くらい早いです。
これが沙羅双樹(実は夏ツバキ) (これは昨日の写真です)
真っ白な花が緑の苔の上に「ぽたり」と落ちる様は
まさに盛者必衰の理をあらわしているかのようです。
朝に咲いて、夕方には落ちてしまうその花、
透き通るようなその花びらは、はかなげでなんと表現していいのでしょうか?
さて、少々高くても風情と美しさを選ぶか(ただし人は多い)はたまた、 無料で誰もいない境内の角に腰掛けてゆっくりその花を愛でるか?
ま、とりあえず無料ですので真如堂へ行っときましょうか。 一人静かに人の世のはかなさとJOONに想いをめぐらせるに相応しいところかも知れません。
~沙羅双樹の花の色 盛者必衰の理をあらわす
おごれる者は久しからず ただ春の夜の夢のごとし~
(境内の傍に「真如山荘」という宿があります。朝食付きで1泊6千円~7千円だそうです。意外と穴場かも。静かで、小奇麗な所ですよ。ここに泊まったら、早起きして秋は紅葉、今ならこの花を見るのもいいかもしれませんね)
古都の風景(黒谷さん)
金戒光明寺を地元では黒谷さんと呼んでいます。
この風景を時代劇でご覧になったことはありませんか?
よく撮影に使われるようですが・・・。
日曜日に真如堂に行ったのですが、お目当ての花が
まだ咲いておらず、ちょっと散歩のついでに足を伸ばしてここまで来て見ました。
特に庭が綺麗でもありませんし、観光客が好んで来る様なところでもありません。 でも、歴史好きの人なら来て見たいところかも知れません。
ここは幕末に、京都守護職を仰せつかった会津藩が陣を置いたところです。
そして、会津藩お預かりの「新選組」の人達も何度もここへ来たはずです。 何を隠そう、私昔から新撰組大好き人間でした。
沖田総司もこの柱に触ったのかな?
ひょっとして、この石段の途中に腰かけてこの同じ風景を見ていたのでしょうか?
この石段を彼らも駆け上がって行ったのかと思うとなんだか妙な気分になります。
ここだけ時間が止まっているようで・・・。
ここにはその当時京都で亡くなった会津藩の人達のお墓があります。 ちょうど、会津から来られた団体さんがお参りをされていました。
先祖ではないようですが、同じ会津の人間ということでお参りに来られたようでした。
律儀ですよね。会津の人って・・・(会津弁が飛びかっておりました。)
今の日本を見たら彼らはどう思うのでしょうね?
機会があれば、尋ねてみてください。
平安神宮の裏手になります。坂道を上り詰めたところです。 その先に真如堂が続いています。
(土方歳三好きだなあ、彼らとは敵だけど 坂本竜馬も好きだなあ。ヨンジュンは勿論好きだなあ・・・ どうも一途で、真っ直ぐな男に弱いようです。)
初夏の神苑(平安神宮)
睡蓮が見ごろです。
黄色いのは睡蓮の一種「コウホネ」 です。
花菖蒲はカキツバタと違って花が大きく華やかですね。
色も豊富です。 (白も素敵だし、薄紫もいいな)
枝垂桜の季節も素敵ですけど、花菖蒲と睡蓮の咲く この季節の神苑もさわやかでいいですよ。明日くらいが多分無料公開の日かと思います。
↑
ちょうど結婚式の新郎新婦に出会いました。朱色に花嫁の白無垢が映えますね。(花つながり ということで ・・・)
太田神社のカキツバタ
『神山や 大田の沢のかきつばた
深き たのみは色に見ゆらむ』
平安時代の歌にも詠まれているという太田神社の「かきつばた」今が見ごろです。
1200年の時を超え、平安の古よりこの沢に群生しているのです。 今では天然記念物に指定されています。
家から自転車で約30分。せっせと行ってきました。
大勢のアマチュアカメラマンが撮影に訪れていました。
ちなみに上の歌の意味は・・・
「大田のかきつばたにお願いする恋事(いろ)は、
この紫の花の色のように なんと一途(一色)で
可憐なのであろう」
という意味なんだそうです。
ウリ・カジョクのヨンジュンへの想いみたいね!
お雛様
お雛様を出しました。
(ちょと遅いんじゃないかって?うちの田舎では、旧暦でお祝いしますので、4月3日まで飾ってもOKなんです。)
ところで、この写真どこか変だと感じませんか?
もうお気づきですね。そう男雛と女雛の位置が逆です。
京都のお雛様は向かって右に男雛です。
御所に向かって右が上位なんですね。逆に言えば
御所から(天皇から)見て左・右となるのですね。
だから京都駅中央口を背に北を向くと御所に向かっているので右が左京・左が右京というわけです。
お雛様も逆ですね。おもしろいね。明治時代に立ち位置が西洋式になったため、他の地域では今の一般的な位置になっていますが、京都はかたくなにその位置を守っているようです。
だって、これが当たり前だったのですから。
(早くJOONフィギュア来ないかな?一緒に並べたいんだけど。)
古都 雪景色
雪の朝ってやけに静かだと思いませんか?
「しーん」と言う音が聞こえて来そうで・・・
今朝、窓を開けると予想どおりの雪景色でした。
久しぶりの雪です。やっぱり冬はこうでないと。
(寒いのは苦手なんだけど)
右の洋館は「京都大学人文科学研究所」の建物です。
とても雰囲気があって私は好きです。
左の山は吉田山。明日は、吉田神社で節分会の追難式があります。土曜日なのでいつもより賑やかになることでしょう。
京都はこの頃が一番寒いといいますが、
そのとおりになりました。暖冬のせいで今年は、これで終わり?まさかね。
去年は、よく降りました。3月の終わりごろに
クラクラと舞う雪を見て、「もうあと何日か後だったら
4月の雪なのに・・・」と残念がったことを思い出しました。
[1] [2] [3] |