2011-07-16 13:11:48.0
テーマ:ドリームハイ カテゴリ:韓国俳優(ペ・ヨンジュン)

ドリームハイ☆第12話No.1

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 芸能事務所の社長から グループKのメンバーの中では

 人気のないベクヒは 厄介物扱いされていて

 ヘミとメンバーチェンジさせられそうになっていた。

 「一生懸命な奴は必要ない。出来る奴がいるんだ。」

 そうまで言われて ベクヒは必死だった。

 せっかくヘミに勝って、先にデビュー出来たというのに

 今度はヘミが 自分に代わって グループKのメンバーになるという。

 ベクヒはどうしても グループKに居座りたかった。

 Kのメンバーには大好きなグクもいるし、何よりヘミに

 自分の築き上げた座を 奪われたくなかったのだ。

 「作曲が出来るというのは 事務所にとっても好都合だ。」

 と社長の言葉を聞いたベクヒは 自分は作曲が出来ると

 社長にアピールしたかった。

 それで Kに残ることが出来るはずだと思った。

 だから 事務所にあったプロの作品を盗んで

 作曲の特講の授業に 自分の作品として提出してしまったのだ。

 結果、評価Aをもらい ショーケースに出られることになったベクヒ。


 


 それでも 担任のギョンジュンは 

 ベクヒが盗作をしたことを見破って ベクヒを問い詰めた。

 しかしベクヒは 盗作のどこが悪いと開き直る。

 反則を教えたのは ギョンジュンだとまで言うのだった。

 ヘミに負けないためなら どんな手だって使うと涙しながら

 ベクヒは ギョンジュンに向かって叫ぶのだった。

 それを偶然、立ち聞きしてしまったヘミは ショックを受ける。

 そして ヘミは事務所の社長に呼ばれるのだった。


 社長室をノックしようとすると 中からベクヒの声がした。

 「約束が違います!作曲特講でAを取れば

  交代を考え直すはずでしょう?」ベクヒは叫んでいた。

 しかし社長は冷たく「約束などしていない。」と言うのだ。

 それはベクヒが一方的に 思い込んでいただけで、社長はあくまで 

 ベクヒの代わりに ヘミをKにメンバーに入れたいのだった。

 「ヘミはいるか?」社長に呼ばれて ヘミが部屋に入ると

 ベクヒは 悔しさを露わにして 部屋をプイと出ていった。

 「決心はついたか?」と社長に言われたヘミは 契約書を社長に返した。


 


 ヘミが部屋を出ると ベクヒが外で待ち構えていた。

 「あなたの一言で 私の未来がかかっているの。

  なぜあなたなの?私がどんなに努力しても あなたが選ばれる。」

 ベクヒはヘミにそう言うのだった。

 ヘミはベクヒのその言葉に 微笑んで言った。

 「驚いた。私も同じことを言ってたわ。

  あなたは理事長に見出され、先にデビューもした。

  なぜ あなたばかり選ばれるのかって。

  私達 本当に良く似てる。」

 ベクヒは それでも「質問に答えて。デビューするの?」

 と ヘミに迫る。ヘミは「しないことにした。」と答えた。

 ヘミはベクヒの座を奪ってまでも Kのメンバーになろうとは

 思わなかったからだ。ヘミにとって ベクヒはやはり親友だったから。

 ヘミのその答えを聞いて ベクヒは驚いて「なぜ?」と聞き返す。

 しかし ヘミは微笑みながら 自分でも何故か分からないと言って

 その場を立ち去っった。ベクヒの顔に笑みが戻る。


 ヘミが事務所を出ようとすると エレベーターの下で

 グクがヘミを待ち伏せしていて ヘミを見つけて声をかけた。

 「いつ俺たちと合流するんだ?」

 グクは社長から ヘミがKに参加すると聞いたのだろう。

 嬉しくて仕方が無い様子だった。しかしヘミは笑顔で言った。

 「私、デビューはしないわ。」

 グクは驚いた。「お前、断わって来たのか?」と聞かれて

 ヘミは頷く。グクは「あんなにデビューしたがってたじゃないか。

 条件もいいのに なぜ断るんだ?」と不満そうに聞いた。

 しかし、ヘミは本心を言わなかった。

 「まだ、時期じゃないと思うの。」とだけ言うヘミに

 グクは呆れて「俺が どれだけお前のことを・・・」

 とそこまで言って 口を閉ざした。喧嘩をしたくなかったからだ。

  ヘミとやっと仲直り出来て 心底嬉しいグクだったから。

 「ごめん。怒った?」ヘミが謝ると グクは言った。

 「何か他の理由があるんだろう?俺に言えないような理由が。」

 グクは鋭い!!(笑)しかしヘミは ベクヒを庇った。

 「違うわ。そんなものない。本当よ。」

 「分かった。カン先生が模擬授業をしてるぞ。」

 グクは 頭を切り替えて オヒョクの採用試験の模擬授業に

 ヘミを誘うのだった。すると「そうだった!!」と

 オヒョクのことを思い出したヘミは グクと慌てて学校へ戻った。


   



 学校では 3人の新任教師候補が 模擬授業の審査を受けていた。

 その教室を覗ける場所に ジンマンは心配そうに立っていた。

 グクとヘミは ジンマンに合流して 教室のオヒョクを窺った。

 教室では オヒョクの前の候補者の模擬授業が終わり

 次のオヒョクの名を 試験官のコン先生が読み上げた。

 オヒョクが「はい!」と返事をして 教壇に上がると

 ジンマンは 教室の外で「オヒョク、しっかりやれよ!!

 文句無しで 戻ってこい!!」と声を出して祈った。

 オヒョクが生徒達を前に 授業を始めようとすると

 校長が「御苦労さん!」と言って 教室へ入って来て

 大勢の理事たちを教室へ 引き入れて

 「学生たちは 退出してよろしい。早く出なさい!!」

 そう言って学生たちを 教室から追い出したのだった。

 校長に「早く!」とせかされて 嫌々学生たちは教室を出て行った。

 「どうして急に 学生たちを退出させるの?」とメン先生。

 「プレッシャーを与えるためだろう。」と コン先生。

 そうなのだ。校長は オヒョクにプレッシャーを与えるために

 学生ではなく、理事の前で授業を行わせる気だったのだ。

 (なんて汚い校長なんだ!!怒)

 「久し振りだね。掌握力不足という 私の助言を覚えているね。

  どれだけ改善したか 見せてほしい。」そう笑いながら

 オヒョクに校長は言い、理事の後ろの試験官に向かって

 「厳正かつ客観的な評価をく下してください。

  絶対に 情に流されないで!!」と威圧した。

 これには ほとほと呆れるメン先生とコン先生だが

 「はい。」と返事をして 校長がオヒョクに笑いながら席に着くと

 早速、審査が始められた。


  



 
 オヒョクの緊張は高まった。しかし、以前のオヒョクでは無かった。

 ジンマンが 校長のやり方が酷過ぎると ヘミ達に怒りながら

 オヒョクを心配していると・・・

 オヒョクは 授業を始める前に 校長に微笑んで

 「では 授業を始める!!」と 明るい声で授業を始めた。

 「今日のテーマはコード進行だ。」

 オヒョクは オバサマ相手の音楽教室で培った楽しい授業を展開する。

 「やった!」と喜ぶヘミ。「変わったな。」と安心するジンマン。

 グクも嬉しそうに 見守る中、オヒョクは自信たっぷりに講義をする。

 「1曲聞いてもらおう。」そう言って オヒョクは演歌を歌いだす。

 それは 3つの演歌を繋ぎ合わせた歌だったのだ。

 理事たちは面白そうに聞き入り、校長は驚いた顔をしている。

 そして オヒョクの分かりやすい楽しい授業が終わり・・・

 校長は1人教室で オヒョクが歌った歌を口ずさんで呆然としていた。

 校長の完敗だった。(笑)メン先生とコン先生が やって来て

 「言われたとおり 厳格に審査しました。」

 「校長先生も 点数に共感されますよ。」と結果を渡す。


 


 その模擬試験の審査結果は 勿論、

 ダントツAプラスでオヒョクが1位だった。

 校長室に呼ばれたオヒョクは 校長に
 
 「最初から計画してたのか?」と聞かれる。

 オヒョクは答えた。「戻るつもりはなかったのですが

 校長先生の言葉で 考え直しました。」「私の?」と驚く校長に

 「”掌握力がつけば 良い教師になれる”あの言葉が 励みになりました。

  理事長が先生を校長に昇進させた時は 

  私もその意図が分からなかった
のです。

  でも、今は理事長の考え方が何となく分かります。

  以前は 校長を恨むばかりでしたが、今 思うと宿題だったんですね。

  それを解くことで 自分が成長できました。

  これからも 宿題を出し続けてください!待っています!」と 

 明るくオヒョクは言って 校長にお辞儀をした。

 そして 校長が手に持っている教員証明書を しっかり奪うのだった。

 (それにしても この教員証明書のオヒョクの写真は笑える!!)




 オヒョクは ニッコリ笑いながら 校長室を後にした。

 そして 校長室から出て来たオヒョクを待っていたのは

 ヘミとグクだった。「上手くいった?」とグクが聞けば

 オヒョクは微笑みながら 教員証明書を掲げて見せた。

 喜ぶグクは「イエ~イ!!」と オヒョクとハイタッチする。

 そしてヘミにも オヒョクはハイタッチしようと手を出すが

 膨れ顔のヘミを見て 手を引っ込めた。


 


 「戻って来るつもりなら そう言ってよ!」とヘミは文句を言った。

 「お前が一方的に喋るから 話す機会がなかったんだ。」とオヒョク。

 「それは・・・」とヘミが言いかけると グクがヘミの手を取って

 「まずは ハイタッチ!」と言って オヒョクと無理矢理に

 ハイタッチをさせる。「ちょっと!」と怒るヘミの頭を

 グクは手で押して お辞儀をさせながら、自分もお辞儀をして

 「疑って すみませんでした。」と言うのだが

 ヘミは抵抗して なかなか謝らない。「謝れよ!」とグク。

 「嫌!」とヘミ。「早く!」とグク。そんな2人を笑いながら

 オヒョクは「もういいから。」と制して

 「ショーケースの準備は出来てるか?」と聞くのだった。

 ヘミが「始めないと。」と答えると、グクがヘミに

 「デビューは見送ったのに、ショーケースはやる気なのか?」

 とイヤミを言う。するとヘミは

 「本物のショーケースは 初めてだもの。」と言うのだった。

 グクは笑い返し、オヒョクも笑いながら

 「そうだ。舞台経験は多いほどいいからな。」と言うのだった。


 


 するとその時、グクの携帯が鳴って グクが傍を離れて電話に出た。

 グクがいなくなると ヘミはオヒョクに

 「サムドンの様子が変なの。」と サムドンのことをようやく相談できた。

 「サムドン?あいつがどうした?」オヒョクが言うと

 グクは電話をしながら 2人の会話が気になるのだった。


 ヘミはオヒョクを サムドンの所へ連れて行く。

 サムドンは 教室のピアノを ガンガン乱暴に弾きまくっていた。

 自分で作曲した曲を弾いているのだが その音は荒々しく 

 途中で両手で鍵盤を叩いて 曲を中断してしまった。

 教室中に 大きな不協和音が鳴り響く。


 

 オヒョクは サムドンの傍へ行き、譜面台に置かれた

 サムドンの曲を手にして「良い曲だな。」と言い

 「ショーケースで歌うのか?」と優しく質問した。

 しかし サムドンは暗い目をして

 「ショーケースには出ません。」とキッパリ言いきった。

 「なぜだ?」とオヒョクが聞くと

 「理由なんかありません。」と言うサムドンに 

 ヘミが怒って言った。「話して!あなた何があったの?

 黙ってないで ちゃんと話してよ!」

 しかし サムドンはヘミを無視して またピアノを弾きだす。

 「ちょっと!!」と怒るヘミを 「そっとしておこう。」

 と、オヒョクは制して サムドンに

 「ショーケースのことは 後でまた話そう。」と言って

 サムドンの傍を離れるのだった。

 サムドンは また曲の途中で バン!!と鍵盤を叩いて止めてしまう。

 そして遠くを見つめるその瞳は 深い闇に包まれていた。



 



 一方、グクは グループKのメンバーと一緒に事務所にいた。

 「新ユニットも1位を獲得した。3人とも良くやった!」

 と グクは他の2人と共に 社長に褒め称えられていた。

 社長は言う。「新ユニットは今週でひと段落つけて

 6人とも、今学期のショーケースに出てみないか?」

 グク達は驚いた。自分たちはもうすでにデビューしているのに

 何を今更と思ったのだろう。「出てどうするの?」とリアも言う。

 すると社長は「お前たちの知名度も上がったことだし

 次はソロ活動だろ?」と切り出したのだった。

 ベクヒは「ソロって、6人のうち誰を?」と社長に聞く。
 
 社長は「それはショーケースを見て決める。

 グループでいると 判断がつかなくてな。

 ソロでも舞台を掌握できるのは誰かな?」と言うのだった。

 「舞台を掌握か。」グクがつぶやいた。

 メモを取って聞いていたジェイソンが言う。

 「じゃあ曲は 自分で決めてもいいですか?」

 すると 社長は「ああ。イ先生が割り振ってやってください。」

 と言って 一緒に会議に参加していたイ先生の肩を叩いた。

 「はい。」と言って イ先生が取りだした書類ケースを見て

 ベクヒは青くなった。そのケースにあった楽譜を盗作して 

 ベクヒは学校の作曲特講の課題として 提出したからだ。

 「ベクヒはオリジナルがあるよな。」と社長が言った。

 「私のオリジナルですか?」とベクヒ。「うん。」と社長。

 「他の曲ではダメですか?」とドギマギしてベクヒが言うと

 「シンガーソングライター志望だろ?良い機会だ。」と 

 社長はベクヒに言うのだった。

 ベクヒは 仕方なく「分かりました。」と答えた。

 ベクヒは動揺する。しかし、1人になって 自分に暗示をかける。

 「大丈夫。きっとバレないわ。大丈夫!」(そんな訳がないだろう!笑)

 

 

 学校で グクはメンバー達と イ先生の楽譜から曲を選んでいた。

 グクは その中から一つを選び

 「”マイ・バレンタイン”この曲にする。」と言った。

 「お前がバラード?」とジェイソンが 不思議がった。

 「意外か?」とグクが言い返すと「かなりな。」とジェイソンが笑う。

 するとグクは「それが狙いだ。イメージを覆せる。」と言うのだった。

 「誰に指導を頼もうかな?ジェイソンは決めたの?」

 とイ・リアがジェイソンに聞く。すると即答でジェイソンは

 「お前と別の先生。」と言うのだった。リアは顔をしかめながら

 「私はシ先生!」と言った。するとジェイソンは「俺はカン先生!」と言う。

 「俺は当然シ先生。」「私もシ先生。」と先輩2人が言えば

 グクは「俺はカン先生。」と言い、それを聞いたベクヒも

 「私もカン先生。」と言う。すると ジェイソンが鋭く

 「どうしてお前が?シ先生じゃないのか?」と聞くのだった。

 ベクヒが戸惑っていると そこへインソンが入って来て

 「ヘミとサムドンを見なかったか?」と言うのだった。

 グクが「どうした?」と聞けば インソンは

 「グク、ちょっと・・・」と言って グクを手招きした。

 グクはインソンから 1冊のノートを渡された。

 「冬休みの間、ヘミが講義のノートをサムドンに届けていたんだ。

  店に残ってたけど 捨てるに捨てられずに困ってたんだ。

  返してやってくれ。」インソンはそう言って ノートをグクに渡した。

 グクは ヘミがサムドンのために 必死で授業を書き写したノートを

 1枚、1枚めくって・・・溜息をついた。

 そこには 自分が入り込めない世界のような気がしたからだろうか?

 嫌、グクは ヘミがサムドンのことを 

 自分に黙っていたことをガッカリしたのだ。





 グクはノートを持って ヘミを探した。

 ヘミは学食のテーブルに突っ伏して 虚ろな目をしていた。

 サムドンが変わってしまったことが ヘミはショックで仕方がないのだ。

 グクは そのヘミの横に座って 同じようにテーブルに顔をつけて

 ヘミを見つめた。ヘミは「グクね。」と気がついた。

 グクはヘミにノートを見せて「お前のだろ?」と言った。

 ヘミはそのノートを見て驚いて「なぜ あなたがこれを?」と聞いた。

 「インソンに頼まれたんだ。お前、サムドンに届けてたんだってな。」

 とグクが言う。ヘミはドキッとしながら「ええ。」と言った。

 グクはそんなヘミを凝視している。ヘミは「どうかした?」と聞く。

 グクは「悔しいな。」と言う。「なぜ?」とヘミ。

 「なぜ俺に相談しないんだ?」と グクは恋人としてそう言った。

 「知ってたら 力を貸したのに。」グクにそう言われて

 「あなたがスケジュールが詰まってて 忙しそうだから。」

 そう ヘミは弁解するのだった。しかしグクは言う。

 「こういうことなら 無理してでも手伝うさ。

  これからは 必ず相談しろよ!」

 ヘミは「分かった。」と言って 「これ食べて!」と

 グクの口にパンを押し込んで 誤魔化すのだった。

 この時、サムドンのことが心配で仕方がないヘミは

 内心、恋人のグクに罪悪感があったに違いない。

 頭の中は 変わってしまったサムドンのことで一杯なヘミ。

 グクに優しくされればされるほど 心が痛いヘミだったろう。

 





 一方、ギョンジュンは 教え子のベクヒが盗作したことに

 心を痛めていた。ベクヒが盗作するに至ったのは 

 この自分にも責任があるのだと 自分を責めるギョンジュンは

 酒場で一人、酒に溺れていた。酒をグラスに注ぎながら

 ギョンジュンが独り言を言っていると

 オヒョクがやって来て「酔ってますね。」と、酒を取りあげた。

 ギョンジュンは オヒョクの顔を見ると

 「カン先生。おめでとう!お帰りなさい!」拍手をする。

 オヒョクが 学校にいなかったギョンジュンをどうしたのかと聞けば

 ギョンジュンは 「ちょっと頭に来て。」と言うのだった。

 そして「先生に質問があるの。」とオヒョクに言った。

 「ダンスコンテストの時、サムドンが授賞式で

  先生の名前を挙げたでしょ?」とギョンジュン。

 「そうでしたっけ?」とオヒョク。すると ギョンジュンは

 「秘訣を教えて。私のクラスの生徒も賞を取ったのに

  誰ひとり 授賞式のコメントで名前を挙げてくれなかったわ。

  それに アルバムを出す時も サンクストゥのところに

  私の名前を書くとか、先生の日に花をくれるとか

  何もしてくれないのよ・・・。」そう言って泣きだすギョンジュン。

 そして「カン先生のように眼鏡をかけてみようかしら。」

 そう言って オヒョクの眼鏡を取りあげて 自分がかけてみる。

 また「タートルネックを着ればいい?」と言って

 オヒョクのセーターをひっぱり「それじゃダメ?教えてください。」

 そう言って またワンワン泣き出すギョンジュンだった。

 オヒョクは 必死に「簡単です!家に帰ればいいんです。

 それが秘訣です!!」とギョンジュンをなだめて 

 酔っぱらった彼女を 家まで送ることになる。

 


 

 オヒョクがギョンジュンを店から連れ出すと その店の奥から

 オヒョクの姉(魔女!笑)がフラフラ出て来て

 「タクシーを呼んで もう3時間ですよ。

  私が電話に出なかった?駆け引きしてるの?

  私と恋でもしようっていうの?戻って来て!」と叫んでいる。

 どうやら偶然、同じ店で ギョンジュンと魔女は酔っぱらっていたらしい。

 それにしても、やっぱり魔女は 酒癖が非常に悪い!!(笑)

 

 


 オヒョクは 自分の車にギョンジュンを乗せて 

 ギョンジュンに 自宅の場所を確認すると

 彼女は目が覚めて オヒョクに言った。

「どうして私の教え子は あのザマなのかしら。

 一人残らず あのザマなのは 私に問題があるの?」

 オヒョクは困りながら言う。

 「それだけではないと思いますが。・・・。」

 しかし、ギョンジュンは ベクヒの言葉を思い出していた。

 ”私の反則は あの一歩から始まったんです。

  それが二歩、三歩となり 今では何も感じません。

  そしてデビューも出来たんですから。

  これでいいと言ったのは 先生です!!”

 ギョンジュンは オヒョクに言った。

 「私のせいで 怪物になりつつある。止めたいのに。

  どうやって止めたらいいか 分からないの。」

 涙を溜めて言うギョンジュンに オヒョクは言う。

 「難しい宿題ですね。止めるのではなく

  自ら悟らせてはいかがですか?

  私も今 宿題を抱えていまして・・・。」

 それを聞いて「カン先生も?」とギョンジュンは言った。

 「ええ。」とオヒョクが 困った顔で答えるのだった。

 「自分の殻に閉じこもってしまった生徒です。

  手を差し伸べても 取ろうとしない。」

 それは 勿論、サムドンのことだった。







 その晩、真っ暗な教室で サムドンはピアノにもたれて

 鍵盤を 1本の指で押し続けていた。

 その瞳は 限りなく暗く沈んでいる。

 押し続けるピアノの音が どんど小さくなって消えて行くのだ。

 どんなに強く叩いても サムドンの耳には音が聞こえなくなった。

 サムドンは 両手で狂ったように 鍵盤を叩き始める。

 拳骨で叩く つんざくような不協和音も 彼の耳には届かない。

 力尽きて ピアノの下にうずくまるサムドン。

 彼は今・・・絶望の淵にいる。

 (この時のスヒョン君の瞳の演技は、最高です!!)

 


 一方、酒場から這い出した魔女。(笑)

 雪が降り始めた中、空を見上げて立ち尽くしていた。

 すると 隣に若い青年が立って声をかけた。

 「行かないの?」魔女は「雪だもの。頭につくと禿げになる。」

 と答えると、青年は笑って近づいて 自分の首に巻いた

 白いマフラーを 魔女の頭に被せて残りを首に巻いてあげるのだった。

 (要するに ”マチコ巻き”にしてあげたの!笑)

 そして「これなら平気だね?」と青年は笑って言った。

 (BGMは”白い恋人たち”は 韓国の「冬のソナタ」に使われた曲!笑)

 そして青年は「家は何処?」と聞いて 魔女を家まで送り届ける。

 2人が腕を組んで 家まで辿り着くと「ここが私の家なの。」と魔女。

 「ここに住んでるの?」と青年が驚いて聞いた。

 「時価5億ウォンよ。名義は弟のものだけど、私が買ったんです。」

 そう誇らしげに言う魔女。そうですかと納得する青年に

 魔女は「マフラーを返さないと。」と首から外そうとするが

 青年は魔女の手を掴んで

 「いいんです。今度会った時に返して。」と言った。

 魔女は聞く。「今度?」「ええ今度。必ずね。」と青年。

 微笑む青年に 魔女は感動して口づけをするのだ。

 魔女の濃い真っ赤な口紅が 青年の唇に・・・そう思って離れると

 その青年は 闇金男に変身している。 そうなのだ!!実は・・・

 酔っぱらった魔女には 闇金男が

 格好いい青年に見えていただけだった。

 魔女は闇金男とは気づかずに

 「失礼しました。普段はめったにキスなんてしませんよ。

  誤解しないでね。恋人がいなくて 久しいもので。さようなら!」

 と笑いながら 魔女は上機嫌で家の中へ消えていった。

 残された闇金男は「あの人がカン先生のお姉さんとは・・・」

 そう呆然と 唇に口紅をつけたまま立ち尽くすのだった。

 

 


 そして同じ晩。 闇金男の事務所では・・・

 ベートヴェンの運命が流れる中 闇金男が目を閉じて考え事をしていた。

 「帰らないんですか?もう12時ですよ。」子分の男がそう言うと

 闇金男は目を開けて「運命を信じるか?」と聞いた。

 「えっ?運命ですか?」と聞き返す子分に 闇金男は言う。

 「俺は今日から 運命を信じて生きる!

  ヘミをキリン芸高に行かせ カン先生の家を担保にし

  偽のショーケースに関わり、営業停止を食らい

  そして オソンさんと出会った。・・・すべてが運命だ!」

 子分は訳が分からない。

 「啓示だ!高利貸しから芸能事務所の社長に生まれ変われと言う

  神の啓示だ!!!明日 ナイトクラブを売りに出す!

  そして・・・ハヤン企画の法人登録をするぞ!!」と子分に言うのだ。
 
 ハヤン企画とは 偽のショーケースの時に 闇金男が作った

 偽の芸能プロダクションだった。

 こうして ナイトクラブは売りに出され

 闇金男は闇の世界から足を洗い 表の世界へ飛び出すことになる。

 偽ではなく、正真正銘の芸能プロダクションの社長に躍り出るのだ!!

  (で・・・これから闇金男を改めまして、マ社長と名前で呼びます。笑)

 


 ****************************


 

 なかなか進まない ドリハイ解説ではありますが・・・

 必死で時間を作って 頑張りました!!(*^_^*)

 
 今回は 続けてすべてUPしますので・・・

 Part3の最後に ご感想いただければ嬉しいです
 

 

 

 

 
 

 

 

 

 

 

 

 


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 
 



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