2011-09-20 09:27:45.0
テーマ:ドリームハイ カテゴリ:韓国俳優(ペ・ヨンジュン)

ドリームハイ☆第14話No.2

Photo

 事務所の社長が入院する病院へ グクと父親が訪れると

 病院の玄関には 大勢の報道陣が待ち構えていて

 父親やグクに「一言 お願いしまず!!」「謝罪訪問ですか?」

 とマイクやカメラを向けられた。

 その中で ある記者が「養子縁組の破棄は?」と質問してきた。

 グクの父親は この言葉には胸がえぐられた。

 グクは実の息子だというのに・・・グクを世間には養子だと

 公表した自分を この時、悔いたのではないだろうか。

 2人が やっとその報道人を交わして 病室へ辿り着くと 

 社長は ベッドの中で首にギブスを巻いた姿で座っていた。


 


 

 「お詫びいたします。」グクと父は2人揃って深くお辞儀をした。

 「息子が軽率なことをしました。どうかお許しください。」

 父がそう言うと 社長は「違うでしょ!!」と声を荒げて

 目の前のミカンを 興奮して腕で払って落とした。

 グクは ベッドの前で膝をついて それを拾う。すると

 「これは会長が謝るべきことではない!会長も被害者です。

  恩を仇で返すのが こいつの特技です。

  世話になった社長を殴り、育ててくれた養父に迷惑をかける。」

 そう社長が冷たく言う。 グクは「すみません。社長さん!

 すみません。お父さん。」跪いたまま 2人に謝った。

 すると社長が「謝るようなことを なぜするんだ!」と言って

 グクの頭を平手で パンパンと叩くのだった。

 叩かれながら グクは社長を上目づかいに睨み 

 その叩く腕を右手で掴むのだった。扉の向こうで張り込んでいた

 報道人たちが それを見て廊下でワイワイ騒ぎ出した。

 カメラのフラッシュが 病室のグクと社長に向けられた。

 グクは仕方なく 社長の腕を放して

 「2度と こんなことはしません。」そう謝った。

 すると 社長は「そうか。心を入れ替えたか。」と言いながら

 グクの頭を撫でるのだった。その手を突然、グクの父が掴んだ。

 まるで 大事なものを 汚いものから守るように・・・。

 

 


 

 社長の手を掴んだまま 父は言った。

 「シヒョクは・・・養子ではありません。」

 「えっ?」と驚く社長の手を 思い切り投げ捨てるように放して

 父は続ける。「私の実の息子です。」これには グクも驚いた。

 「父さん!」と止めようとするのだが、報道陣のカメラの中で

 父は言うのだった。「過去を恥じるあまり、養子だと嘘を言いました。
 
 そんな私を尊敬し、愛してくれる息子です。私の誕生日には 

 贈り物を 欠かしたことがありません。

 それほどまでに まっすぐな子どもです。」

 それを聞いて「何が言いたいのですか?」と社長が尋ねる。

 「父さん。お願いだ。もうやめて!」グクが頼むのだが

 「そんな息子が手をあげたのは 理由はあなたにあるはずです。

  何か非があるのではないですか?」激しい口調で父は社長に言う。

 社長は「カメラが回っているのをお忘れですか?

 選挙も間近でしょ?」と 呆れたように父に言った。

 グクは不安な顔をして、2人の間に立っている。

 しかし、父は毅然とした態度で 社長に

 「お気遣いは無用です。」と言いい 少し笑いながら

 「下顎脱臼で 全治5週間の割にはよく喋りますね。

  (良く言った!!お父様!!拍手!!)

  ・・・帰るぞ、シヒョク!」と言うと

 父はグクの手をしっかり握り グクを引っ張って 

 報道人から息子を守るように 先に立って父は歩いた。

 「選挙は見送るのですか?」「暴行の事実は?」 報道陣から

 質問が飛ぶ中、2人は室長に守られて 

 病室を後にして 3人は病院のエレベーターに乗り込んだ。

 室長が「謝りに行くべきでは?」と心配し グクもまた

 「戻りましょう。僕が悪かったんだから。」と言うのだが

 「さっき 私が言ったことは 当たっているな?」と父が聞いた。

 グクは 少し間をおくが、素直に「はい。」と答えた。すると父は 

 「理由は聞かない。あの人が 酷いことをしたんだな?」と尋ねた。

 グクは 目に涙をにじませて「はい。」と声に出した。

 父はグクの左手を 右手でしっかり握りしめて言った。

 「それならいい。あれでいいんだ。」

 それを聞いたグクは 嬉しくて、父が握りしめた手を

 片方の右手で 上から包み込むのだった。

 グクの瞳から 涙が零れ落ちた。その涙を見て 父は微笑む。

 この時、グクは 父親に愛されていることを 

 生まれて初めて実感できたのだろう。

 父もまた、今まで日陰に追いやって 構ってあげれなかった

 不憫な息子に 父親の愛を与えられた瞬間だったに違いない。

 病院の狭いエレベーターの中で この時、父はやっと誠の親になれた。

 (ああ良かったね!!グク!!と 私は心から思う~♫)

 



 


 翌日、新聞各社が”暴行事件のヒョン・シヒョクは

 ヒョン会長の婚外子だった!!”と報道した。

 その新聞を読んだベクヒは グクに「他の人が疑っても

 あなたは 私を信じて。」と頼んだことを思い出した。

 ベクヒがヘミに鉢植えを落として グクに疑われたあの日。

 ベクヒは 自分の罪を隠して、グクにそんなお願いをしていた。

 「自分の味方が 誰ひとりいない気がして・・・」

 そう泣くベクヒに グクは優しく「分かった。」と言った。

 グクは自分との約束を守って 今回も味方になってくれた。

 グクの優しさは 婚外子で養子になって、肩身の狭い想いを

 ずっと耐え忍んできた 辛さがあったからこそだったのだ。

 1人ぼっちだと泣くベクヒの心は グクだからこそ理解できた。

 グクもずっと辛かったのに・・・私は そんなグクに甘えてたんだ。

 ベクヒは初めて 自分が孤独なのではなく、

 周囲に守られていたのだと 気がついたのだ。

 グクが好きなのはヘミだ。しかし、そんな自分がライバル視して 

 冷たく接していたヘミも 自分を温かく包んで 守ってくれている。

 そして 担任のギョンジン先生も「ベクヒを守ります!」と

 グクが証言させることを 絶対ダメだと拒んでくれた。

 私には 真の味方が確実にいるんだ・・・

 そう思ったら 優しいグクだけに事件を押しつけて 

 黙っているのは 卑怯な気がしたベクヒだった。

 


 

 

 キリン芸高の学生ホールで ヘミはEMGオーディションの

 申し込み用紙を眺めて 2枚手に取る。その背中で

 「グクはヒョン会長の 実の息子だったのか?」

 PCを広げて 学生たちが噂話をするのが聞こえた。

 PC画面には 昨日の病院での模様が映し出されている。

 「選挙はおしまいだな。」「でも、最近 グクは大統領より

 ニュースに良く出てるぜ。検索語でも1位だ。羨ましい。」

 そんな風にグクを言う先輩の学生を ヘミは軽蔑した目で見つめる。

 「でも先輩。選挙を犠牲にして お父さんがかばうくらいだから

  グクは悪くないのかも。」とアジョンが言う。

 (アジョンは以前、グクはヤクザの息子だと噂してたくせに!怒)

 「そうかもな。可哀そうな奴!」

 そんな野次馬のような先輩たちを ヘミは無視して 

 EMGオーディションの用紙を 鞄に仕舞いこんで、

 ベクヒに携帯メールをした。 ”どこにいるの?気分はどう?”

 するとベクヒが携帯を気にしながら 階段を下りる姿を目にするヘミ。

 ベクヒが階段を下りて 返信する姿をヘミは見ていた。

 ベクヒから帰って来た返事は

 ”ヘミ。私、警察に言って事実を話すわ。”だった。

 ヘミは驚いて「ダメよ!!ベクヒ!!ベクヒ!!!」と大声で叫んだ。

 しかし、ヘミの声を無視して ベクヒはどんどん行ってしまう。

 ヘミは慌てて 必死にベクヒを追いかけた。

 ベクヒは もう校門を出るところだった。ヘミが姿を見つけて

 「ベクヒ!!ベクヒ!!」と 走って追いつこうとするのだが

 ベクヒは自分が呼んでいたタクシーに 校門を抜けて乗り込んでしまう。

 ヘミがやっと追いついて 「ベクヒ!」とタクシーのドアを叩くのだが

 「警察へ!」と 運転手にベクヒは行き先を告げて 去ってしまう。

 そのタクシーを必死に ヘミは走って追いかけるのだが

 追いつくわけもなく、手にした携帯を開いて ベクヒに電話をした。

 タクシーの中のベクヒは ヘミからの電話に 溜息をついて出た。

 「どういうつもりなの?今すぐ降りて!!」ヘミが電話の向こうで叫ぶ。

 「心配しないで。本当のことを話すだけよ。」と冷静に言うベクヒに

 「その話は もう終わったでしょ!!」と興奮して叫ぶヘミ。

 そんなヘミに ベクヒは落ち着いた声で言った。

 「ヘミ。私、もう反則を使いたくないの。

  私、あなたにも反則を使ったわ。植木鉢は 私が落としたの。

  あなたを狙って。」それを聞いたヘミは「えっ?」と絶句した。

 ヘミもベクヒも涙がこみ上げてくる。べクヒは言った。

 「その時から あなたの言葉どおり、私の心は地獄だった。

  いつも何かに脅えて、寂しかった。ごめんね、ヘミ。」

 ヘミは「ベクヒ。・・・ベクヒ。」と泣きながら聞いている。

 「でもね。私は1人じゃなかったの。だから 今は平気よ。

  寂しくもないし、怖くもない。ううん。ちょっと怖いけど。

  ヘミ!歌を歌ってくれない?あなたの歌が聞きたいわ。」

 そう言うベクヒに ヘミは戸惑いながら「歌?どんな歌?」

 と聞いた。ベクヒは「オーディションの時の歌。」と言った。

 「ここで歌えって??・・・分かったわ。でも、私 街中で 

  変な人と思われそう。」と言いながらも ヘミは心を決めて

 あの日、ベクヒと2人で キリン芸高のオーディションで歌った

 ”がちょうの夢”を歩道の上で 歌い出す。

 

 


 ベクヒは 大粒の涙をこぼしながら ヘミの歌に聞き入った。

 ”私には夢があります。捨てられ破られ ボロボロになっても

  胸の奥深くに 秘めていた夢。

  時に誰かが 背中越しに 鼻で笑うけど

  耐えないといけない。そして耐えて来た。その日のために・・・

  いつも心配そうに言われる。叶わない夢は 毒だと・・・。

  この世は結末が 決められた本のように

  覆すことのできない現実だと・・・。

  それでも 私には夢があります!!

  その夢を信じます。だから 見守っていて!!

  冷たく立ちはだかる 運命という壁に

  堂々と立ち向かってみせます。

  いつか私は その壁を越えて

  空高く 舞い上がるのだから!!

  重い現実も 私を縛ることはできない。

  人生の終わりに 笑える日を見届けてください。”

 ヘミはベクヒのために 恥ずかしさも忘れて 歩道の上で

 必死に ”がちょうの歌”を歌いあげた。

 そのヘミの歌に励まされて ベクヒは警察署の中へ入って行った。

 

 



 

 ベクヒが警察を訪れた翌日、

 ”グループK 代表からセクハラを受ける”

 という見出しの ニュースが駆け巡った。

 PCでそのニュースを ギョンジンが泣きながら見つめていた。

 ベクヒの顔写真には モザイクがかけられてはいるが

 どう見てもそれは ベクヒだと分かる内容だった。

 ベクヒを思って泣き崩れるギョンジンを 

 オヒョクが優しく 肩を抱いて慰めた。

 
 事務所の社長が 病院を退院して車椅子で出てくると

 「この人でなし!!」と ベクヒの母親が社長から送られた

 蟹を頭からぶちまけて 蟹の箱で 思い切り社長の頭を叩いた。

 「許せないわ!!」と ベクヒの母の怒りは尋常ではなかった。

 (娘を傷つけられたのだから 当たり前だ!!)

 ニュースでは ”K嬢セクハラ事件 波紋”と報じられていた。

 その報道をグクは見て、ベクヒがなぜ喋ってしまったのか

 せっかく自分が庇っていたのに・・・と彼女を心配するグクだった。

 (グクは 本当に優しい好青年だ!!)

 

 

 

 その日、ベクヒが学校に登校すると みんなの視線が集まった。

 ヒソヒソと口々に 自分のことを噂していた。

 ベクヒはヘッドフォンを耳にあてて 無視して歩く。

 ロッカーに辿りついて 自分のロッカーの扉を開けると

 後ろからグクが怒ってやって来て ロッカーの扉をバタンと閉めた。

 「どうして話したんだ?黙ってろと言っただろ!!」

 グクは 本気で怒っていた。ベクヒは「ごめん。

 だけど私 意外と平気だったわ。」と 微笑んで言い返した。

 「どこが平気だ?これから もっとひどくなるぞ!」とグク。

 すると ベクヒは少し恥ずかしそうに言うのだった。

 「グク。私があなたを好きなの、知ってるでしょ?

  でも あなたはヘミばかり見て 私には冷たかった。

  だから いつも悔しかったの。なんで私じゃダメなのか。

  なぜ ヘミばかり選ばれるのか。」

 「ヘミは関係ない。」グクが言う。でもベクヒは続けた。

 「でも今は 納得できる。普通の人は 人に何かをあげる時

  自分の取り分を残す。誰かを守るのも 自分を守ってから。

  でも、あなたは違う。自分を捨てて 私を守ってくれた。

  それだけで 十分よ。それ以上望んだら 天罰を受けるわ。」

 「ベクヒ。」そう言うグクに ベクヒは手を差し出して言う。

 「約束どおりだった。最後まで 私の味方になってくれた。」

 グクは ベクヒの差し出した手を握りしめた。

 それは友情の握手だった。ベクヒの瞳から涙がこぼれた。

 ”これで 私の片思いは終わりにしよう。ありがとう グク!”

 そう心で呟いたに違いない。グクにも その気持ちが分かった。

 ロッカー室の前で 2人はしばらく、握手の手を離せずに佇んだ。

 

 



 

 そして職員室では 校長が先生方に

 「トップ企画との契約は すべて解除されました。

  ウィル企画から 新しいグループを作ると

  ジェイソン、リア、テサン、ソヨンを指名してきました。

  残念ながら シヒョクとベクヒの2人は指名から外れました。」

 それを聞いて ギョンジンが驚いた顔をする。

 「ベクヒはまだしも シヒョクまで?彼は正当防衛では?」と

 メン先生が 怒って聞き返すと 隣でコン先生が

 「他の会社は ユン社長に遠慮してるのさ。

  あの2人の復帰は難しいだろうな。」と耳打ちした。

 すると校長が ギョンジンに言う。
 
 「あの2人には シ先生が面談をしてください。」

 「何を話すんです?」と ギョンジンがキツイ口調で言った。

 「こんなスキャンダルは 烙印となって付いて回る。

  芸能界復帰は ほぼ不可能だ。叶わぬ夢を見させるより

  早く、他の路に導くのが 我々の道理だ。」と校長が言った。

 すると「いいえ!それは職務放棄です。」ギョンジンが言い返した。

 「シヒョクもベクヒも まだ新人です。

  なのに、最後通告なんて・・・」そう言うギョンジンに

 校長が興奮して「ギョンジン!!」と怒鳴った。

 「先生なら助けないと。前を向いて走っていたのに

  悪い大人に押されて つまづいたのよ。

  再び立てるよう 手を貸すのが 私達の道理なのでは?」

 父親の校長に意見するギョンジンに ジンマンもオヒョクも

 自分たちが思っていることを言ってくれたと

 頼もしく思って 微笑んでいる。

 「最後通告も手助けだ。急に感傷的になるなんて

 シ先生らしくないぞ!」と 娘に言う校長に

 「私にお任せを!」と オヒョクが助け船を出した。

 「連中を 再起させてみせます!」オヒョクが堂々と宣言する。

 ジンマンが嬉しそうに見つめ、ギョンジンは嬉しくて泣きそうだ。

 「夢を断念するには 若すぎます!」コン先生も加勢した。

 「そうよ!私も助けます!」とユン先生。

 ジンマンは感動し過ぎて、言葉にならない (笑)

 校長は 残念で仕方がないといった感じで、手で顔を覆った。

 こうして キリン芸高の先生方は 校長をねじり伏せて

 グクとベクヒの夢を守り 2人の芸能界の再起に

 力を貸そうと誓い合った。 (それにしても職員数、少なすぎ!!笑)

 (で・・・私なら ここでベクヒをセクハラした社長を

  法的に訴えてやる!!のだが・・・やっぱり泣き寝入り??

  セクハラ裁判って 韓国でも躊躇するのかな??

  本当に可哀そうなベクヒだと 私は思うぞ!!)




 
 先生方が 自分たちのことをそんな風に話し合っていることなど

 何も知らないグクは 学食のテーブルに座って 

 サムドンにもらったKのペンダントを 両手で掲げて見つめていた。

 ”本当に 幸運をもたらすペンダントなのかな?”

 信じていなかったグクも 今回の父親とのこので

 幸運を呼ぶということを 信じる気持ちが芽生えたのでは??

 するとヘミがやって来て そのペンダントを取りあげ

 グクの正面に座って 「なぜあなたがこれを?」と

 サムドンにあげたペンダントを グクが持っているのを不思議がった。

 「サムドンがくれたんだ。」とグク。「サムドンが?」と驚くヘミ。

 「ああ。元気を出せと言ってな。」と グクに言われて

 「そうなんだ。」と ヘミはペンダントを触りながら言った。

 「どう?効果はありそう?」とヘミに言われ

 「さぁな。あるような ないような。」グクがそう言うと 携帯が鳴った。

 グクが電話に出ている間 ヘミはペンダントを触りながら 

 暇を持て余して 目の前にあった貯金箱とペンダントで遊んでいた。

 「お父さん。いいよ。どこで会おうか?人目のない場所?

  それなら いい場所がある。」グクはそう言いながら ヘミを見た。

 すると 遊んでいたヘミは うっかり、手が滑って 

 貯金箱の中に 大事なKのペンダントを落としてしまうのだ。

 「おい!!」グクが驚いて叫ぶ。慌ててヘミが 箱を逆さにして揺すっても 

 ペンダントは出て来なかった。 その時のグクの動揺する顔が 

 ペンダントの効用を信じていることが伺える。(笑)

 (この演出は 面白い。さて、これからどうなる?Kのペンダント!!)

 

 



 

 グクが父親と待ち合わせしたのは 遊園地だった。

 遊園地の観覧車の中で 2人は並んで座っていた。

 「人目がない所がここか?」と笑って父が言う。

 「ここで話せば 誰にも聞こえないよ。

  平日で人もいないし。」グクも笑って言った。

 「ユン社長は 酷いことをしたな。」父が 外の景色を眺めながら言った。

 「正直に話せなくて ごめんなさい。」グクが謝った。

 「それでいい。もし、詳細を聞いていたら

  私もお前の友達を 犠牲にしただろう。

  だが、お前のイメージは地に落ちたぞ。

  ヤクザ呼ばわりされただろう。」そう言う父に グクは言う。

 「それでも 分かってくれる人もたまにはいるよ。」

 それを聞いて 嬉しそうに父は言った。「4年あればいいか?」

 えっ?と驚くグクに「4年後には イメージも好転するか?」

 と父は言った。「4年後って・・・」グクは意味が分かって嬉しかった。

 「4年後の市長選挙に 再出馬する。その時 このざまでは困るぞ。
  
  意味が分かるな?」そう明るく言う父に グクも明るく

 「うん。絶対にがっかりさせないよ!」そう言うのだった。

 父は満足そに微笑むと 急に高い所が怖くなったのか グクに

 「向こうの席にへ座れ。重心がこっちに傾いてるようだ。」

 と怖々言った。グクは 悪戯っ子のように笑って

 「嫌だよ。隣がいいんだ。」と言って 父親から離れなかった。

 この幸せな親子を乗せた観覧車は ゆっくり回転しながら空へ近づいた。

 

 *****************************

 

 う~~~ん!!これで まだ半分かな・・・(T_T)


    この続きは しばら~くお待ちください。

           m(_ _)m

 



[コメント]

1.Re:ドリームハイ☆第14話No.2

2011-09-20 13:15:42.0 anohitohaima

台風の影響酷くない?

香川県はため池いっぱいだけど、溢れたなんて

聞いたことないし、先人の知恵で上手く機能してるんだね


解説、お疲れ様

テギョン君の眼差しがグクの役にとても生かされた14話

ドリームハイ後半、登場人物たちが人間的に成長していく

ワクワク感が良いよね~



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2.anoさん♫ こんばんは~☆

2011-09-20 18:52:20.0 歌姫ちゃこちゃん


今のところ そんなに激しい雨じゃないの。梅雨時みたいに ずっ
とジトジト降ってる感じ・・・(>_<) 雨嫌~~い!!!

そうね・・・今回は テギョン君の優しい瞳がいっぱいで・・・
婚外子として そして養子として、ずっと傷ついていた息子が
父の愛を知って明るく振る舞う 可愛いテギョン君の表情も見られ
る 素敵な回でしたね。

後半は またガラッと変わって・・・ヘミとサムドンに目が離せな
いですが!!(笑) また時間を見つけて続きを頑張りますね~♫

コメント削除

3.Re:ドリームハイ☆第14話No.2

2011-09-20 21:59:57.0 もっちい

mnetで10月末からドリハイ放送~!

やっと見れます

楽しみだ~~~ヽ(^o^)丿

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4.もっちいさん♫ おはよう~☀

2011-09-21 07:22:48.0 歌姫ちゃこちゃん


昨夜は 疲れが溜まってって・・・Pcに向かえませんでした  
            (>_<)

それでも・・・台風の進路は気になるし、夜通し物凄い雨が降るし
            (>_<)

ドリハイ・・・mnetで10月から放送なの??ヤッタ~~!!!
絶対に面白いから 是非是非、ご覧ください~~~~❤(*^_^*)

そして・・・もっちいさん❤ 時々覗いてくれてありがとう~❤

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