2009-12-07 20:20:52.0
テーマ:アニソナ カテゴリ:韓国俳優(ペ・ヨンジュン)

アニメ☆冬のソナタ☆第8話(前半)

Photo

 

 吹雪で閉じ込められてしまった山小屋。

 停電になって ミニョンと二人きりで過ごす間に

 ユジンは どうしてもチュンサンと重なるミニョンに 

 心が動いてしまう自分がいたたまれずに 思わず山小屋を飛び出してしまった。

 ユジンは ミニョンと一緒にいると苦しかった。

 こんなにチュンサンとそっくりなのに・・・赤の他人のような素振りのミニョン。

 もしもチュンサンが生きていて 私を見つけてくれたなら

 私は やっぱり・・・サンヒョクよりもチュンサンを選ぶのに・・・。

 チェリンの恋人として登場した ミニョンの存在がユジンの心を苦しめていた。

 苦しくて、悲しくて・・・ユジンは無我夢中で吹雪の中を裸足で走っていた。


 一方、ユジンがいきなり外へ飛び出して行ったのに驚くミニョン。

 「ユジンさん!!」ミニョンは必死で ユジンを追いかけた。

 材木の束が風に揺られて紐がほどけて ユジンの頭上めがけて倒れてくるのを見て

 ミニョンは 咄嗟にユジンを救わなければ!!という衝動にかられた。

 ユジンを後ろから抱き抱え 自分が材木を受け止めようとしたのだ。

 ユジンが 後ろを振り返ると 「ユジンさん。」と心配そうなミニョンの顔があった。




 

 結局、二人は降りしきる雪の中 山の頂上で

 材木の下敷きになって 意識を失って倒れてしまった。


  
 ミニョンが 倒れてくる材木を見て、ユジンを必死で庇ったのはなぜだろう。

 ミニョンがユジンを守りたい・・・!!そう思ったのはなぜだろう?

 この時、ミニョンは自分の中に眠るもう一人の自分。

 そう、彼の本能に動かされてユジンを守ったのではないだろうか・・・。

 そして 彼がユジンを抱きかかえた時・・・

 ユジンも本能的に 「やっぱりこの人は!!」

 そう確信するものが 彼女の中で芽生えたのではないだろうか?

 

 チュンサンの死によって ユジンが失った愛が

 この猛吹雪の中で 奇跡のように蘇ることになろうとは・・・。

 この時 サンヒョクもチェリンも他の誰も 知る由もなかったのだ。

 



 

 二人が重なり合って倒れている時間は どのくらいだったのだろう。

 二人のいない山小屋の部屋が映し出され 吹きすさぶ雪が見える窓の外から

 「イ・ミニョンさん!! チョン・ユジンさん!!」と呼ぶ声が聞こえる。

 大勢でミニョンとユジンの名をフルネームで連呼する中、

 「ユジナ~!!」とただ一人叫んでいるのは そう、サンヒョクだった。

 サンヒョクは朝まで待つことが出来ずに、捜索隊に頼んで

 この大嵐の中を 歩いて登山して来たのだった。 (頼まれた捜索隊もお気の毒!)

 「聞こえますか~!!イ・ミニョンさん! チョン・ユジンさん!!」

 大声で捜索するのだが 二人の返事は返ってこなかった。

 「吹雪が激しくなってきたな。」捜索隊も根を上げそうな 雪と風だった。

 暫くして彼らは 材木の塊の中から飛び出しているユジンの手を見つけるのだった。

 「ここにいたぞ!!」と捜索隊が叫ぶ。「どこ?」と振り向くサンヒョク。

 サンヒョクは 自分が真っ先にユジンを見つけたかったに違いないのに

 今回もまた ユジンを自分が一番先には見つけられなかった・・・。

 「イ・ミニョンさん。大丈夫ですか?」捜索隊が声をかける中

 慌ててユジンの元に駆け寄るサンヒョクが見たものは・・・。

 

                            ここでタイトル。



 


         



 

  第8話 《嘘》




 「早く手術室へ!」「前を開けてください!!」

 病院の中を急いで運ばれているのは ミニョンだった。

 「イ・ミニョンさん。ここが分かりますか?病院ですよ。」

 医者に質問されながら ミニョンは担架に乗せられ、酸素マスクをつけて

 頭から血を流しながら苦しそうに 手術室へ運ばれて行った。

 「ミニョンさん。ミニョンさん、大丈夫?」

 チェリンが泣きながら ミニョンの後を走っていた。

 そしてサンヒョクも ユジンに付き添って病院を走っていた。

 「チョン・ユジンさん。しっかりしてください!」

 ユジンも意識がないまま 担架で運ばれている。

 ユジンの傷ついた手が サンヒョクの目に止まる。そして思い出すのだ。

 捜索隊が ユジンとミニョンを見つけ出した光景を・・・。





 
 捜索隊が二人を見つけ出した時「チョン・ユジンさん。聞こえますか?」という

 捜索隊の問いかけに ユジンは無反応だった。

 後から駆け付けたサンヒョクは 材木の下で倒れる二人の姿を見て驚いた。

 ミニョンがユジンを庇って助けたその光景は まるで恋人同士のようだったから。

 ユジンの頭を左手で庇い、右手でユジンの手を必死に握る

  ミニョンの姿が そこにあったのだ。

 しっかりと握りあう二人の手・・・。サンヒョクは息が止まるほど驚いたのだった。





 
 ユジンが意識を回復した。ユジンの目に飛び込んできたのは

 「ユジナ。」と優しく自分を呼ぶ高校生のチュンサンだった。

 ユジンは朦朧とした中で チュンサンに向かって手を伸ばし「チュンサン。」と口に出した。

 「本当にチュンサンでしょ?あなたのこと、ずっと待ってたのよ。」涙が込み上げるユジン。

 「ユジナ。ユジナ。気が付いた?」そう言って

 自分の手を握りしめているのは・・・サンヒョクだった。

 「骨は折れてなかったから大丈夫だよ。ギブスも数日で取れる。」

 サンヒョクにそう言われて ギブスをはめられた左手の指を動かしてみるユジンだった。

 ”そうだ・・・この手で チュンサンの手を握っていたはずだ・・・”

 ユジンは「チュンサンは?」そうサンヒョクに訊ねた。驚くサンヒョク。

 「チュンサンって?」とサンヒョクが聞いても

 「今、どこにいるの?」そう答えるだけだった。

 ユジンは もう以前のユジンではなくなっていた。

 目の前にいる 自分の婚約者であるサンヒョクのことなど

 ユジンの中には もうこれっぽっちもなかったのだ・・・。 (可哀そうなサンヒョク!!)

 ユジンの心を占めるのは この時から チュンサンただ一人だった。

 




 
 ミニョンが運ばれた手術室の前では チェリンとキム次長。

 ヨンゴク、ジンスクが立ち尽くしていた。

 (ジンスク達は なぜ親友のユジンのほうに行かなかったのか・・・不思議だ!!)

 「ミニョンさん。どうか・・・どうか・・・。」チェリンは泣きながら動き回っている。

 「チェリン。きっと大丈夫なはずよ。」ジンスクが チェリンを慰める。

 キム次長も「チェリンさん。落ち着いて。」とチェリンをなだめていた。

 「チェリン。座って。心配しないで。」そう言われても 

 チェリンは落ち着いて座っていられなかった。

 チェリンは心の底から ミニョンを愛していたから 心配でたまらなかったのだ。

 手術中の電灯が消え、一人の医師が手術室から出てきた。

 「先生。彼は大丈夫ですか?」必死で訊ねるチェリンに 医師は告げた。

 「幸い 外傷はひどくなく、応急処置のおかげで低体温も免れました。

  しかし、なぜか まだ意識が戻りません。」その言葉に 

 チェリンは目眩がして倒れそうになる。

 「チェリン!!」みんながチェリンを心配していると

 「大丈夫よね?」ユジンが病室を抜け出して 医師に向かって歩いてきた。

 「ユジン?」驚くジンスク達に ユジンはもっと驚く言葉を発した。

 「チュンサンは助かりますよね?」

 「脳損傷の疑いがあるので 検査を行います。」そう医師はユジンに告げた。

 「平気ですよね?命に別条はないんでしょう?」ユジンが 心配そうに聞いていると

 「ユジナ!!」怒ったようなサンヒョクの声がして ユジンの肩をサンヒョクが捕まえた。

 「今は 患者の意識が戻るまで 待つしかありません。」

 医師はユジンの方を向いてそう答えると 去って行った。

 ユジンはサンヒョクが掴んだ肩を回して 「チュンサンを助けて!」と叫んだ。

 チェリンは頭にきて「チョン・ユジン!」と言って睨むのだが ユジンは気がつかなかった。

 まだ必死ですがるように 医師のほうを見つめていた。

 「ミニョンさんは チュンサンじゃないわ。」チェリンの言葉に 我に返って震え出すユジン。

 「彼がこうなったのは ユジンのせいよ!」チェリンが ユジンを攻撃する。

 「言い過ぎよ。」ジンスクがチェリンをたしなめた。「やめろ!」ヨンゴクもユジンを庇う。

 それでもチェリンは ユジンに言葉の剣を振りかざした。

 「ずうずうしいわね。チュンサンですって?

  あの時 チュンサンも あなたのせいで死んだのよ!」「チェリン!!」サンヒョクが叫ぶ。

 「分かってるの?ミニョンさんまで殺す気なの?」

 ユジンは そのチェリンの言葉が深く心に突き刺さった。

 そして チュンサンが交通事故に遭ったその瞬間を想像して 気が遠くなった。

 「ユジン!!」サンヒョク達が叫ぶ。ユジンは気を失って倒れてしまった。

 「ユジン。どうした?」「ユジン、しっかりしろ!!」

 サンヒョクとヨンゴクが叫びながら 倒れたユジンを必死で支えるのだった。



 

 
 ユジンはサンヒョクたちに運ばれて 病院の個室で寝かされていた。

 ベッドの傍にはサンヒョクとヨンゴクが 心配そうに付き添って立っている。

 「心配するな。寝ればよくなるさ。」ヨンゴクが言った。
 
 「不安なんだ。・・・本当に大丈夫なのかな?」サンヒョクが 暗い顔をして呟いた。
 
 「ああ。獣医だって医者だぞ。俺を信じろ!」ヨンゴクは サンヒョクの言う「不安」を

 勘違いして 的外れな答えを言うのだった。

 そこへ ポラリス事務所のチョンア姉さんが「ユジンは大丈夫なの?」と

 血相を変えて走って病室に入ってきた。「チョンアさん。」サンヒョクが言うと

 サンヒョクと同時に振りむいて チョンアの顔を見たヨンゴクが変な顔をした。

 ユジンの傍に駆け寄って 額に手を当てながら心配するチョンアに サンヒョクが言う。

 「軽傷ですみました。」「不幸中の幸いね。」チョンアは安心した。

 すると ずっとチョンアを凝視していたヨンゴクが 彼女に聞いた。

 「アンハッピーの飼い主では?」その言葉に振り向くチョンア。

 立ちあがってヨンゴクの顔を改めて見て 「なぜあなたがこんな所にいるの?」

 と怒りながら訊ねた。サンヒョクも驚いて「二人は知り合いなの?」と聞くのだった。

 

 

 場面は変わって ミニョンの主治医の診療室。

 主治医は キム次長にミニョンの頭部のレントゲン写真を見せながら

 「以前、彼が事故に遭ったことはありませんか?」と訊ねていた。

 「えっ?ないと思いますが・・・。」キム次長は驚いて 言葉に詰まった。

 「ここを見てください。金属が入っていますね。過去に脳の手術を受けたようです。

  治療のため 病歴を把握しないと・・・。ご家族はいつ来ますか?」

 医師の問いかけに「今 韓国に向かっているので、明日到着します。」

 キム次長はそう答えながら  自分には何でも話す、お喋りなミニョンが 

 事故のことを 今まで口にしたことがなかったので

 「事故に遭ったなんて聞いたことないな・・・。」不思議に思ってそう呟くのだった。

 

 
 手当を受けたミニョンは まだ意識が戻らなかった。

 点滴や酸素マスクをされながら 心電図を取るために上半身も裸で

 機械と繋がれたまま ベッドで横たわっている。

 その傍らで ミニョンを心配そうに見つめるチェリンの姿があった。

 そして少し離れて 優しいジンスクがミニョンの容態を心配して立ち尽くしていた。

 




 ユジンの個室では 眠っているユジンに向かって サンヒョクが独り言を言っていた。

 「なぜ僕に言わなかったんだ? 担当者がイ・ミニョンさんだってこと・・・。

  君が忘れられないチュンサンの影を 消そうとしても僕には消せない。

  それが悔しいよ。」サンヒョクの本音を 実はこの時 ユジンは起きて聞いていた。

 そして サンヒョクに心から申し訳なくて・・・

 ユジンはサンヒョクに背を向けたまま、涙で枕を濡らすのだった。

 そして「お姉ちゃん。」と声がして 妹のヒジンとユジンの母親が病室に入ってくる。

 「お母さん。」サンヒョクが立ち上がって迎え入れた。

 「来てくれてありがとう。」と言う母に「起こしましょうか?」とサンヒョク。
 
 「いいえ、寝かせておいて。」と母。「すぐに良くなりますよ。ユジンは大丈夫ですよ。」

 とサンヒョクが 心配する母親を慰めると「サンヒョクがいてくれて助かったわ。」と母。

 「当たり前のことです。」「この程度で良かった。」と母は涙を流すのだった。

 ヒジンはユジンに 優しく布団を掛け直して言った。「ママ。泣かないで。大丈夫だってば。」

 するとユジンの母親は 「サンヒョクは仕事に戻って。」と言った。

 「いいえ。会社には話しました。」とサンヒョク。それでも申し訳ないと思う母は言った。

 「大丈夫だから帰って。」「お姉ちゃんのことは 私に任せて。」そうヒジンも

 サンヒョクの仕事を気遣って言うのだった。

 「そうか?じゃあ ヒジンに任せてみようか?」とサンヒョクがおどけたように言い

 「私がついてるから 心配しないで。」と可愛いヒジンが念を押して言うので

 「分かった。」とサンヒョクも納得して

 「急用だけ済ませてきます。」ユジンの母にそう言った。

 「戻ってこなくていいのよ。」という母に「ユジンの荷物も持ってきます。」と

 サンヒョクは 婚約者であることを強調するように言うのだった。

 「お姉ちゃんは 優しい婚約者がいていいな。」

  ヒジンが サンヒョクを喜ばせることを言った。

 「それでは行ってきます。」まるでもう婿のようなサンヒョクに

 「ええ。気をつけてね。」ユジンの母も優しく見送るのだった。

 その様子を背中で聞いていたユジンは 涙を溜めながら小さく溜息をつくのだった。




 夜の高速道路を 病院からソウルに向かってヨンゴクが車を走らせている。

 助手席で 浮かない顔をしたサンヒョクが黙って窓の外を眺めている。

 サンヒョクは ユジンの言葉が耳にこびり付いて離れなかった。

 「チュンサンは 助かりますよね?」「チュンサンを助けて!」

 ・・・「チュンサンは助かりますよね?」

 あの時。ユジンはミニョンのことを確かにチュンサンと何度も呼んだのだ。

 そして サンヒョクは山頂で二人が見つけ出された時に

 手を握り合っていた姿を思い出し・・・不安な想いで心が一杯だった。

 ソウルに帰る間中、サンヒョクはきっとヨンゴクの隣で 

 不安と格闘して黙っていたに違いない。

 


 そしてサンヒョクが帰った病室のユジン。

 ユジンは自分のベッドの横で 遠くからユジンを心配してやってきて

 ぐっすり疲れて眠る母の顔を じっと眺めていた。

 ユジンは チェリンの言葉が胸に刺さったまま 一睡もできなかったのだ。

 「チュンサンは あなたが殺したの。ミニョンさんまで殺す気なの?」

 ベッドの上から倒れて落ちるように 床の上で膝を抱いて

 母の横で、声を押し殺して泣き崩れるユジンがいた。

 ユジンは チュンサンと重なるミニョンの容態が 不安で心配でたまらない。

 悲しかった・・・。苦しかった・・・。

 でも こんな気持ちは 母にも誰にも言えなかった。

 


 相変わらず上半身を剥きだしにして(笑)ベッドに横たわるミニョン。

 その傍らで 突っ伏して眠るチェリン。時計は夜中の2時を指している。

 


 そしてその翌朝。韓国の空港に降り立ったのは ミニョンの母。

 サングラスをかけたカン・ミヒだった。


 
 画面は病院に戻り、ユジンが母親に「大丈夫だから。ママは家に帰って。」と言っている。

 ユジンは左手にギブスをはめて 右手で点滴を提げた器具を持ちながら

 母を病院の玄関まで 送っているところだった。

 「1人で大丈夫?」母が訊ねた。「心配しないで。ママはお店を開けなくちゃ。」

 ユジンに言われて しぶしぶ溜息をつきながら 母親は病院の扉の前まで来た。

 「でも・・・」とまだ母がしぶっていると、「ヒジンも もう来なくていいから。」

 ユジンは 母に念を押して頼むのだった。 (流石、長女!!しっかりしている。)

 「分かったわ。」しっかり者のユジンの言葉に 母は納得して別れを告げた。

 「寒いから中に入って。」二人が向かい合っているその外で

 カン・ミヒが 空港から病院に到着する。病院の階段を上がってくるミヒ。

 ユジンの母が病院の扉を開けて出るのと同時に ミヒがその横で扉を開けて入ってきた。

 近距離ですれ違う二人。ユジンの母が ふと気づいてミヒを振り返った。

 ユジンは自分を振り返ったのだと思い、母に笑って手を振った。

 母と目が合わないのを不思議に思い、病院の中を歩いてゆくミヒを 

 今度はユジンが振り返った。するとその夫人も立ち止まり 

  ユジンの母を振り返って見つめていた。

 二人の間に立って 母とその夫人を不思議そうに見比べるユジンがいた。

 すると病院へ入って来たその夫人と ユジンの目が合った。

 しかし、夫人はすぐに 小さく溜息をついて去って行ってしまった。

 ユジンは 何故だかこの夫人が気になりだした。

 ゆっくり点滴をぶら下げた機材を押しながら ユジンはミヒの後をつけた。


 


 スキー場の山頂の山小屋では 

 ユジンに変わりチョンアが内装工事の現場を取り仕切っていた。

 「ユジンさんの意見は 内装と窓だけ変えるってことですよね?」

 キム次長とチョンアが 黄色いヘルメットを被って話している。

 「はい。」とチョンア。「出来るかな。」とキム次長。

 チョンアがキム次長と離れて 外へ出て電話をする。

 「班長。ユジンが戻ってくるまで、とりあえず進めてください。」




        ★画像はすべてきょこままさんからの提供です。感謝~❤


 
 また画面は病院へ戻る。チェリンの泣き声が聞こえる。

 ユジンは ミヒの後をつけると 彼女はミニョンの病室へやって来たのだった。
 
 チェリンが甘えた声で 泣きながら言った。

 「お母さん。ミニョンさんが・・・どうしよう。お母さん。」

 チェリンは 夫人の胸に抱かれて泣いている。

 ユジンは ああこの人がミニョンのお母さんなんだ・・・そう思って見つめていた。

 「ミニョンは きっと大丈夫よ。」ミヒは チェリンの肩を触れながら優しくそう言った。

 そしてチェリンの涙を指で拭いながら 「先に失礼するわ。」と言って

 病室を後にした。(ええっ?まだ意識が戻らない息子を置いて どこへ行く?)

 病室の外で こっそり覗いていたユジンは驚いて後ずさりをした。

 そして病室の扉を出てきたミヒの顔を 震えながら見つめた。

 ユジンの顔を見て「さっきもお会いしましたね。私に何かご用?」ミヒが言った。

 あまりに突然なミニョンの母の登場で 声も出ないユジン。 

 「なければ 忙しいので失礼します。」ミヒはユジンに背を向けた。

 「あの・・・。」ようやくユジンは声を絞り出して言った。

 「すみません。チュンサンは・・・」ユジンが言いかけると

 ミヒの足が止まった。ミヒはチュンサンという名前をユジンが口にして

 心底驚いたようだった。「チュンサンの事故は 私のせいです。」

 ユジンがミヒの背中から そう言った。ミヒは怒って振り返り「何ですって?」

 とユジンを睨みつけた。ユジンは慌てて

 「その・・・理事は・・・私のせいで怪我をしました。」

 と言い直した。「ミニョンと一緒だったのね。」とミヒが言うと

 「すみません。」と謝るユジン。そのユジンを見つめるミヒは険しい顔だった。

 「なるほど。私達 会ったことあるかしら?」エレベーターのスイッチを押しながら

 ミヒがユジンに訊ねると ユジンは「もしかして春川に住んでいました?」と聞いた。

 はっとするミヒ。その様子を見逃さないユジン。

 「いいえ。住んだことなんてないわ。ではお大事に。」

 ミヒはそう言い捨てると 開いたエレベーターに乗り込んで行った。

 残されたユジンは 悲しそうに溜息をつく。そしてミヒの態度に不信感が募るユジン。

 エレベーターを見れば 5階へ上がって停止しているのが分かった。

 ミヒは5階で降りたに違いない。ユジンはミヒを 別のエレベーターで追いかけた。

 


                     衝撃の後半へつづく!!
 

 


*********************************** 





 ああ・・・ごめんなさい!! 

 今日はここまでしか書けませんでした(T_T)

 明日続きを頑張りますので・・・どうかお許しください!! 


 
 

 

 

 
 

 

 

 

 

 

 
 
  

 

 

 

 
 

 
 

 

 

 

 

 

 



[コメント]

1.きょこままさん♫ こんばんは~☆

2009-12-07 23:11:40.0 歌姫ちゃこちゃん

ありがとう❤ 頑張って書いてるんだけど・・・なかなか思うように筆が進
まない(笑) 今回・・・こんな感じでいいのだろうか??

優しいきょこままさんに励まされながら・・・歌姫は頑張って書けるような
気がして来ました(笑) えへへ・・・♫

そうそう・・・あのユジンとミニョンさんの繋いだ手・・・きょこままさんのサ
インを消そうと思ったらああなっっちゃった(爆)

そしてミニョンの上半身裸・・・みんな過剰に反応し過ぎ!!(爆)

コメント削除

2.Re:アニメ☆冬のソナタ☆第8話(前半)

2009-12-07 23:15:10.0 きょこまま

歌姫ちゃんゞ(´▽`*)ゝこんばんは~♪

お疲れさま~ホント歌姫ちゃんの解説リアルに映像が蘇るわ~(*
^^*)

吹雪の中で二人倒れていた姿は、サンヒョクにはスッゴク衝撃的だ
ったでしょうね~。❤型の画像いい感じ(*^。-*)-=☆ミ

設定って分かっていても、捜索隊と探しに来たサンヒョク
もしも・・・探しに来なかったら・・・とんでもない結末に(爆)

ユジンのお母さんとミヒさんのドアの所でのすれ違いもドキドキし
ちゃったけれどね^^

ミニョンさん上半身裸で、心電図?のコードが胸にくっついていた
り・・・何故に裸かと・・病室のドア開いてるし風邪引いちゃうん
じゃないかと^^;それにアニメでも(//∇//)

それから、ヨンゴクさんの運転でソウルへ帰るんだけれど
ヨンゴクさん眠そうだったな~ってね^^

続きも楽しみにしていますが、無理しないでね(*^。-*)-=☆ミ

コメント削除

3.じゃんだらりんさん♫ こんばんは~☆

2009-12-08 00:16:30.0 歌姫ちゃこちゃん

そうなの・・もうユジンの頭の中にも心の中にも サンヒョクはいない(笑)

あっけないくらいに・・・ユジンの心はミニョン一直線~♫ 

なぜなら・・・ユジンは ミニョン=チュンサンという何故だかわからないけ
ど(笑)直感で分かってしまったから・・・(愛の力かな~??)

      ・・・こんなんで勘弁してください(涙)

そして・・・後半の展開・・・まだまだビックリしていただきます!!(爆)



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4.あれれ??

2009-12-08 00:18:37.0 歌姫ちゃこちゃん

歌姫のお返事が いただいたコメントの前に来てるね・・・(@_@;)

またまた・・・ボロコリ~!! どうにかしてくだされ~♫

コメント削除

5.Re:アニメ☆冬のソナタ☆第8話(前半)

2009-12-08 00:20:46.0 ア~ル

歌姫さん こんばんは(^0^)

先回の終わり方が気になっていた、材木が倒れて二人は…

そんな天候に捜索隊とサンヒョクが登場ね。

ユジンはチュンサンと確信を持った…なるほど~。

そしてサンヒョクの事はすっかり頭から消えてしまった…のね。

もう一つビックリした事は、チュンサンの頭の中に金属がある事。

う~ん、後半の展開…まだまだビックリするのかな?

コメント削除

6.Re:アニメ☆冬のソナタ☆第8話(前半)

2009-12-08 13:08:33.0 pandaru

ちゃこちゃん こんにちは。

ハ~! 噂には聞いていたけど凄い展開!
一気に読ませていただきました。

ベッドで上半身むき出し(裸って書かないところがエロイ!)
ここでこれほど重傷を負うとは急展開ですね。
ミニョンさんもチュンサンの記憶を取り戻しそうな勢い!

【テサギ】にも負けないリアルな描写にスカパー見ている様な
錯覚を起こしそう。スゴイネタばれだけど大丈夫よね。
見れない私はとてもうれしいけど。
衝撃の後半、楽しみにしてます。
無理しないでくださいね。
今日はご主人のお誕生日みたいだし。
ゴージャスなカレーでお祝い?
海老フライとかとんかつ乗せるとかなりごちそうに見えるよね。

コメント削除

7.Re:アニメ☆冬のソナタ☆第8話(前半)

2009-12-08 15:15:30.0 mitzy☆

歌姫さん、こんにちは。
素晴らしい解説ですね!
歌姫さんの解説で、実際にアニメを観たときよりも感動します。
歌姫さんは、オリジナルをいじることに反対のようですが、このよ
うに素敵に解説できるストーリーも悪くないと思いませんか?(笑!)
本当に、こちらの想像力を掻き立ててくださる、素晴らしい表現力
に感謝します!!
後半も楽しみにしています!


8.pandaruさん♫ こんにちは~☀

2009-12-08 15:42:13.0 歌姫ちゃこちゃん

そうでしょ!!凄いでしょ!! あのね・・・今から謝っておくけど・・・まだ
後半全然書けてない(>_<) ちょっと午前中 用事が入って・・・♫

今からも買い物に行かなくちゃで・・・この続きは 明日になりそう(涙)

《ベッドで上半身むき出し(裸って書かないところがエロイ!) 》 ・・!!

   エロイ??そうかぁ・・・今度は裸って書くね~♫(爆)

うん・・・完全なるネタバレ・・・だから公式にはUPできない(笑)

        ごめんね・・・明日をお楽しみに~♫



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9.mitzy☆さん♫ こんにちは~☀

2009-12-08 15:47:17.0 歌姫ちゃこちゃん

うわぁ・・嬉しい!!そう?こんなんで分かってくださる??(笑)

《歌姫さんの解説で、実際にアニメを観たときよりも感動します。 》
これね・・・最高の褒め言葉☆ 木に登りそう~!!(笑)

うん・・・オリジナルをもっと大切にしてほしかったの・・・歌姫にとっては
あの実写版は宝石箱だから(*^_^*) 

でも・・・このアニメも 歌姫が一生懸命に磨いて・・・キラキラ光る宝石に
できればいいなって思ってる♫ ・・・あはは・・・こんな風に書いたら
アニメ制作者に殴られそう・・・(>_<)ゴメン!!

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