アニメ☆冬のソナタ☆第8話(後半)
みなさま、お待たせいたしました!!
第8話の続き・・・衝撃の後半です!!
必死で書き上げましたので(笑)どうぞお読みください(^-^)
《後半》
ユジンの母達と別れ 病院を後にしたサンヒョクは
仕事を済ませて ユジンの荷物を病院まで届けようと
ユジンのアパートを訪ねていた。
「着替えは 私がまとめるから本を読んでて。」同居人のジンスクの声がする。
ジンスクがユジンの着替えを鞄に詰め込む間、
サンヒョクはユジンの部屋で待つことにした。
ユジンの机の上に置いてあったスケッチブックを見て 微笑むサンヒョク。
ああやっぱり ユジンは絵が好きなんだな・・・。今はどんな絵を描いているのだろう?
そう思って何気なくそのスケッチブックを サンヒョクは開いてみる。
最初の1枚目に描かれていたのは 人物画。
男性の顔のようで、その上にメモのような紙があった。
知らない間に 僕の顔を描いてくれたんだ・・・嬉しく思って
サンヒョクはその紙を横にどけて 自分の顔を確かめようとした。
するとそこに描かれていたのは 自分ではなく・・・チュンサンの顔!!
こちらを向いて微笑む サンヒョクの知らない優しいチュンサンの顔だった・・・。
(サンヒョクのこの時の動揺を思うと・・・気の毒になるほどだ。)
場面は病院。チュンサンの主治医の部屋の前の廊下。
部屋の中からミヒの声が聞こえる。
「先生。お願します。」そう言って ミヒが病室から出てくる。
そして廊下でミヒは携帯を取り出して 電話をかけた。
「キム次長。ミニョンの診察記録をお願い。急いでね。
それから 春川の家を 今すぐ売り出して。こうなったのは あの家のせいよ!」
そう話しながらながら まっすぐ廊下を歩いてゆく。
(キム次長は 春川の家を知っていた??どういうことだ??)
ミヒを追いかけて 廊下の曲がり角に隠れていたユジンはその話を聞いてしまう。
”春川の家を 今すぐ売り出して。こうなったのは あの家のせいよ!”
ミヒのこの言葉に 心がガタガタ震え出す。
・・・やっぱり!! やっぱり!!あの人は・・・チュンサンだ!!
ユジンの心は張り裂けるほど大きな声で そう叫んだに違いない。
一方、チュンサンの肖像画を ユジンの部屋で見つけてしまったサンヒョク。
その上に乗せてあった走り書きのメモを開いて またまた愕然としていた。
私が見たのは 夢だったのかな?
今でも 全部覚えてる。
あなたの弾くピアノ。
一緒に歩いた湖の夕焼け。
私の手を握りながら 浮かべていた微笑み。
私は 全部覚えてる。
いつも祈ってた。
あなたの笑顔を もう一度見せてくださいって・・・。
初雪が叶えてくれたのかな?
あの日 初雪の中で 私1人だけが夢を見ていたの?
チュンサン。
今 どこにいるの?
一体 どこにいるの?
ユジンのメモに残した本当の気持ちを・・・この時 サンヒョクは知ってしまうのだ。
ユジンは やはり今でも 僕ではなく、チュンサンを心から愛しているのだと・・・。
ミニョンの正体を知ったユジンは 病室を抜け出して走っていた。
ユジンは ミヒの言った言葉を どうしてもこの目で確かめたかったのだ。
ミニョンがチュンサンだという証拠を 消されてしまう前に・・・
病院の扉を開け 闇の中を タクシーに乗り込むユジン。
ユジンは怪我をした腕のことなど忘れて 春川へ向ってタクシーを走らせる。
そんなことなど 何も知らないで横たわるミニョンは
相変わらず上半身裸で(笑) 苦しそうに酸素マスクをつけていた。
夜中にタクシーは走り 夜が明けた春川の町を ユジンはメモを頼りに歩きまわっていた。
(これは実写版のミニョンのシーンとそっくり)
メモの番地を確かめながら歩いていくと 石垣と塀に囲まれた道に出た。
そしてまた ゆっくり歩いていくと ツタの絡まった塀の家が登場する。
そう!!チュンサンの家だ。 (ユジン、よく頑張って見つけたね!と心で拍手する私)
塀の中では 一人のオジサンが庭を掃除している。(この使用人は実写版にも登場する)
家の門まで来て ユジンは中の使用人に声をかける。「すみません。」
「不動産の方?」使用人は勘違いして ユジンを中に招き入れる。
「どうぞ中へ。お待ちしていましたよ。」
ユジンはその言葉に 遠慮なく家の中へと入って行くのだった。
ユジンの部屋で チュンサンの肖像画を見たサンヒョクは
ユジンが ミニョンをチュンサンと呼ぶのが気になりだして
どうしようもなくモヤモヤした気分で 彼もまた春川へ向かっていた。
サンヒョクは 母校の校門の中を 猛スピードで入って行った。
”チュンサンは死んだんだ!死んだんだよ!!・・・僕が確認してやるよ。
イ・ミニョンは カン・ジュンサンでないことを 僕が証明してやる。”
サンヒョクは そう思って 事務室で学生簿を確認する。
「生徒の名前は?」事務員に聞かれて「カン・ジュンサンです。」
そう言うと「ありました。」とすぐに名簿を広げて見せてくれた。
「ありがとうございます。随分早いですね。」とサンヒョクが言うと
「さっきも見に来た人がいて すぐ出せました。」と事務員。
サンヒョクは驚いて「誰ですか?」と聞く。すると答えが返ってきた。
「女性でした。同級生だからと言って 住所を調べて帰りました。」
サンヒョクはその言葉を聞いて チュンサンの学生簿をマジマジと見る。
名前の横に 91年移民とあった。そして母の欄には”カン・ミヒ”とある。
父の欄は空白。・・・そしてサンヒョクは はっと顔を上げる。
先ほど住所を調べに来たのは もしかしてユジン!!やっと気がついたのだ。
ユジンも チュンサンとミニョンの関係を調べているのだと!!
そしてまた 画面はチュンサンの家に戻る。
薄暗い埃っぽい部屋の中だった。ユジンはガランとした部屋を眺めている。
そして部屋の隅にある大 きな布がかかったピアノの前まで行き
布をずらしてそれがピアノであることを確認した。
やっぱり ここはチュンサンの家だ。このピアノをチュンサンは弾いていたのね。
そう思って微笑んでいると 後ろのドアが開いてミヒが入ってくる。
部屋の中のユジンを見て ハッと驚くミヒ。そしてユジンも驚いて固まってしまった。
母校のチェイル高校で チュンサンの母の名前と住所を調べたサンヒョクは
大急ぎで チュンサンの家に向かっていた。そこにはユジンがいるに違いなかった。
サンヒョクが車を運転している間に もう日は暮れて、街は闇に包まれていく。
チュンサンの家で ミヒは観念したように窓辺におかれたテーブルの前で
椅子に腰かけてユジンと向かい合っていた。
ユジン突っ立ったまま 正面のミヒの顔を凝視していた。
「どうぞ座ってちょうだい。」とミヒが言った。
それでも ユジンは立ち尽くしてた。”この人は・・・本当はチュンサンの??”
彼女に聞きたいことが山ほどあったユジンは必死で
自分に落ち着くのよ・・・そう良い聞かせていたのかもしれない。
★この画像は コリアンタウンさんから拝借いたしました★
病院のミニョンは相変わらず裸のまま 眠り続けていた。
しかし、酸素マスクをしながら急に顔が歪んだかと思うと
ミニョンは 目を開くのだった。意識の戻ったミニョンの目の前にいたのは
チェリンだった。ミニョンの様子を見つめていたチェリンは
「ミニョンさん!」と駆け寄って 後ろを振り返り
「誰か!誰か来て!!」と大声で叫ぶのだった。
その姿を 意識が戻ったミニョンは 不思議そうに眺めていた。
「先生!!」と呼ばれて 医師と看護師が慌てて部屋に入ってくる。
「イ・ミニョンさん。」と問いかける医師。
「脳波検査の準備をして。」と看護師に医師は命令した。
チュンサンの家。ユジンは椅子腰掛けて ミヒと向かい合って座った。
「なぜ嘘をついたんですか? なぜチュンサンに・・・いえ、ミニョンさんに嘘を?」
ユジンはミヒに詰め寄った。ミヒは静かにユジンの質問を聞くと
「私に構わず、呼びたい名で呼んでいいわ。」そう言った。
(ガ~~ン!! ユジンはもうここでミニョンがチュンサンだと分かってしまったのです)
ユジンは やっぱりと思ってミヒに聞いた。
「チュンサンは過去のことを何も覚えていません。私のことも、春川のことも・・・。」
ミヒは言った。「ユジンさんと言いましたか?」
「はい。チョン・ユジンです。」ユジンが答える。
「あなたは 過去を覚えていて幸せですか?」ミヒがそう言うと ユジンは怒ったように
「彼が何も覚えていない理由を 知りたいんです!」と責めるように言った。
「新しい記憶と入れ替わっただけなの。”韓国には住んだことはない。”
”名前は イ・ミニョン”・・・そんな記憶に・・・。」
(このアニメのミヒ母さんは、結構正直な人みたい・笑)
ユジンは驚いて「なぜそうなったんですか?そんなの間違っています!」と言った。
「彼のためよ!」ミヒは間髪入れずに鋭く言った。
「新しい記憶に あの子は救われたの。」ミヒの言葉に ユジンは涙が溢れそうになる。
「新しい記憶?」と ユジンは震えながら口にした。
「ユジンさんが大事にしているその過去は あの子にはただの苦痛の時間よ。」
「新しい記憶・・・。」ユジンはそう言うと 我慢していた涙が溢れ出すのだった。
この二人の会話の間に 脳波検査を受けているミニョンの姿と
医師にもう大丈夫だと言われて 感激して泣いているチェリンの姿が映る。
そしてそのチェリンをボ~と見つめるミニョンの姿も・・・。
「なぜそんなことをしたんですか・・・。」ユジンは
チュンサンの記憶を消したと言うミヒに詰め寄った。
「あの子を救うためよ。自分だけ苦しいなんて思わないで。息子には言わないで、お願よ。」
そうミヒに言われて ユジンの涙は止まらない。
「誰かを心から愛したことがありますか?」突然 ユジンがそう言った。
驚くミヒ。ユジンは続ける。
「今まで すぐ傍にいた人が 突然消えてしまう。
それがどんなことが・・・分かりますか?
周りは何も変わらないのに その人だけがいない。」
泣きながら語るユジンに ミヒは堪らず「ユジンさん。」と声を出した。
しかしユジンは 黙らなかった。
「その寂しさに 心を痛めることはそんなに悪いことですか?」
ユジンの溢れだす涙と その言葉に・・・
ミヒは どれだけユジンがチュンサンを愛しているにかを思い知る。
何も言えずに ユジンを見つめるミヒだった。
★今回も きょこままさんから沢山画像をいただきました★感謝です!!
そしてまた この二人の会話の間にサンヒョクの車がチュンサンの家の近所に到着する。
ミヒの車が家の正面に停車してあるので 家の前まで行けず
サンヒョクは 横道の所で車を停車させた。
ミヒの携帯が鳴り「もしもし。」とミヒが出るとそれはチェリンからの電話だった。
「チェリンさん?ミニョンの意識が戻った?」 それを聞いて驚くユジン。
サンヒョクがチュンサンの家の門まで歩いて行く。
チュンサンの家の門前で 深呼吸するサンヒョクがいた。
しかし 門の中からバタバタと音がする。咄嗟に門を離れて身を隠すサンヒョク。
門から慌てて出てきたのは ミヒと そしてユジンだった。
二人は 門も閉めずに 駆け足で一つの車に乗り込んだ。
そして暗い闇の中を 二を乗せた車は サンヒョクの目の前を動き出した。
「ユジン。」何のことだか分からずに サンヒョクはその車を見送っていた。
ユジンはそんなこととは知らずに 意識が回復したというチュンサンの容体を知りたくて
・・・ただひたすら チュンサンに逢いたくて・・・逢いたくて・・・
ミヒの車の後部座席で 愛する人を想うのだった。
ユジンの乗った車がサンヒョクから遠ざかるように・・・
ユジンの心も サンヒョクからどんどん遠ざかっていることを
後ろで見つめるサンヒョクは まだ分からなかった・・・。
ユジンは たとえ チェリンの恋人のミニョンであったとしても・・・
自分のことを忘れてしまった、チュンサンだったとしても・・・
チュンサンが生きてきたことに 心から感謝していたはずだ。
しかしながら ユジンは取り戻したかっただろう。
ミニョンではなく、自分の知っているチュンサンとして・・・
自分が10年間 あなたを待っていたのだということを
チュンサンに知ってほしかったのだろう。
チュンサンが生きていながら 自分を忘れてしまうなんて・・・
ユジンには それが耐えらなくて 涙が溢れて止まらなかった。
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いかがでしたでしょうか??
この8話は 実写版とは全く違った展開で・・・
もうどうしましょう!!と思いながら書きました(笑)
でも ユジンなら・・・サンヒョクなら・・・と
勝手に私の中で想像しながら
彼らの心理を探るのは面白いことでもありました。
きっと ヨンジュンもそんな風に楽しんで
アフレコをしているのではないでしょうか??
また来週も お楽しみに~(^O^)/
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