アニメ☆冬のソナタ☆第15話(後半)
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第15話《最後の記憶のかけら》後半
ミヒに”言葉にできないくらい ユジンを愛してる”・・・そう伝えたチュンサンは
自分の部屋に入って 10年前にユジンから借りたあのピンクの手袋を探していた。
チュンサンは 当時着ていた白いコートも思い出していた。
そしてそのコートを探し出して ポケットの中を探っていた。
あった!! 片方だけだが・・・あの時のピンクの手袋だった!!
チュンサンは微笑むと その手袋をズボンのポケットにしまった。
そんなチュンサンを ドアにもたれて眺めるミヒがいた。
その顔は・・・複雑だった。 (私には怖い顔に見える。笑)
ユジンに恋するチュンサンをどうしたものか・・・悩んでいるのだろう。
チュンサンは もう片方の手袋がないか必死にコートを探すが、
どうしても見つけることはできなかった。
(だって・・・あの事故の時に 片方の手袋は道路に落ちてしまったのだから・・・)
それで また先ほどポケットにしまった手袋を出して手に取り
じっと見つめて嬉しそうな顔をするチュンサンだった。
”片方しかないけど・・・まぁいいや。思い出した手袋のことは本当だったんだから。
それに、この手袋を見たら ユジンは喜ぶに違いない。” そうチュンサンは思った。
そして一方・・・ ユジンと喫茶店で別れたサンヒョクは 夕暮れの街を歩いている。
(もうソウルに戻ったのだろうか?いや、まだ春川にいるのか定かではない。)
サンヒョクは交差点の信号で 道路の向こうに渡るつもりで立ち止まった。
ふと握りしめた左手を開き ユジンから返却された指輪を見つめる。
自分の左手の薬指に輝く指輪とおそろいの指輪が 今、一緒に手の中にあった。
そして この指輪を渡した光景が蘇る。
あの日、母校の高校に自分がユジンを連れて来て 校庭で渡したのだった。
ユジンの細い指にはめてあげると ユジンは「奇麗!」そう言って喜んだ。
そして指輪が光る左手を ユジンは自分に見せて、
自分もユジンに指輪をはめた左手を見せた。
嬉しそうにあの時はユジンは微笑んでくれたのに・・・。
あの時のユジンを思い出すと 泣きたいくらい寂しい気持ちになるサンヒョクだった。
信号が変わり サンヒョクが横断歩道を渡って行くと 正面にユジンが立っていた。
驚くサンヒョク。ユジンはまっすぐ自分を見つめて 笑って手を振った。
「ユジナ!」思わず立ち止まり声を上げるサンヒョク。驚いて・・・でも嬉しくて・・・。
立ち止まっていたサンヒョクは ユジンの待つ 正面の鋪道へと向かったが、
途中で信号が赤に変わってしまう。そして良く見れば それは全くの別の女の人だった。
鋪道で彼女は 手を振っていたのではなく、
ただ立ち止まり腕時計を見ていただけだった。
そして横断歩道は渡らずに どこかへ歩いて行ってしまった。
信号が変わり、横断歩道に車が突っ込んでくる。我に返って驚くサンヒョク。
(韓国の)車は激しく飛ばす。サンヒョクはそんな中、横断歩道の真中で
道路に取り残されてしまうのだった。 (まぁ怖い!まぁ可哀そう!!)
サンヒョクと別れたユジンは (その喫茶店は それほど遠くにあったのか??)
晩になって やっと自宅まで帰って来るのだった。暗い顔で、足取りは重かった。
サンヒョクから解放されたものの・・・彼が可哀そうな気がしているユジンだったから。
”私は サンヒョクを深く傷つけてしまったんだわ。”悲しい気持ちで歩いていたのだろう。
そんな中、家の傍の電信柱で ふとユジンは人影に気づく。
道の反対側の電信柱に立っているのは チュンサンだった。
チュンサンはコートのポケットからピンクの手袋を出して
嬉しそうな顔で手袋を振って見せた。
「ごめん。もう片方は失くしたみたいだ。」チュンサンは 近づいて来るユジンにそう言った。
ユジンは手袋を受け取ると それを右手にはめてみる。そして「あっ!」と声をあげた。
”手袋の中に何かある!”そう思って出してみると、
それはポラリスの星座のついた 美しいネックレスだった。
嬉しそうに チュンサンに微笑むユジン。チュンサンは満足そうな顔だ。
(へ~!!チュンサンに戻っても、ミニョンみたいな気の利いたことができるんだ!笑)
ユジンは チュンサンにつけてもらったネックレスに手を当てている。
「似合ってるよ。」ユジンが手を外すと キラキラとその星座が胸で揺れるのだった。
「僕たち、もう2度と離れたくない。君を待ってる間、凄く辛かった。」チュンサが言う。
(その言い方が可愛い。ヨンジュン、上手い!!)
「大袈裟なんだから。」ユジンがお姉さんのように言った。
「僕がチュンサンだと知ってたのに、なぜ黙ってたの?」チュンサンは少し怒ったように
「馬鹿だな。1人で悩んで・・・。」とユジンに言った。ユジンは 何でもなかったように
「こうして、あなたは戻ってきてくれたじゃない。私はそれだけで十分よ。」と笑うのだった。
(出来てる人間のユジンです。凄いなぁ・・・チェリンといちゃつくのを目の当たりにして
心の中で いつも泣いてたくせに・・・大人だわ~!!笑)
さて、ユジンと悲しい別れを済ませたサンヒョクが帰宅して、両親に報告する場面に移る。
食後のお茶の時間 (サンヒョク家は 毎回食後は家族団らんでティータイムらしい。)
「何?!」と母は言って、ガチャと乱暴に サンヒョクの前にティーカップを置く。
サンヒョクは 困った顔をしてうなだれている。 (お母ちゃんが怖い!!)
「今。何て言ったの?」サンヒョクの横で 母が詰め寄った。
「ごめん。ユジンとは結婚しないことにした。」とサンヒョクが言うと
母は、さもありなんという顔をして「あの子にも良心はあったのね。」と言い、
「でも、結婚は遊びじゃないのよ。」と 母はやはり怖い顔で息子に言った。
その横に座っている父のジヌは「サンヒョク。何があったのか、正直に説明しなさい。」
息子を心配して そう聞いた。 (やはり大学教授は冷静だ!笑)しかし感情的な母は
「ユジンが結婚しないと 意地を張ってるのよ!」と 夫に食いついた。
「違う。ユジンじゃない。僕が断ったんだ。」サンヒョクは ユジンを庇った。
(偉いぞサンヒョク!!)両親は 深くため息をついて困った顔をする。
(サンヒョクがユジンを庇っているのをお見通しなのだろう。)
「サンヒョク。どういうことだ?」父が聞いた。そしてサンヒョクが冷静に答える。
「ユジンを愛してると思った。でも、それは愛じゃなくて執着だったんだ。
ただ、他の男に渡したくなかっただけなんだ。嘘までついて・・・。」
「やっぱりね。あの男のせいなんでしょ?スキー場の責任者!」
母はサンヒョクの肩を置いて、顔をしかめて言った。
サンヒョクは 悲しい顔で返事をしなかった。父は尋ねる。
「あのチュンサに良く似た彼のことか?」やはりジヌは まだチュンサンを忘れていない。
「ごめん。父さんにも嘘をついてた。彼は 本当にチュンサンだよ。」
ええっ??驚く父。そして サンヒョクは続けて言う。
「生きてたんだ。事故でずっと記憶を失ってたんだ。」
息子の言葉に 思いっきり目を見開いて驚くジヌ。
そして あの時のミヒの言葉を思い出す。
ミヒに、チュンサンのことを息子だと思ったと言ったジヌに 彼女は言ったのだ。
「そんな名前は聞いたこともないわ。それに うちの息子は元気よ。
あなたも さっき見たでしょ? ミニョンよ。」
”なぜミヒは自分に息子のチュンサンのことを隠したのだ?なぜミヒは嘘をついた?”
ジヌはもしや・・・と思うのだった。
(もしやは何??・・・勿論知ってるけど、ここでは言うまい。笑)
ユジンに手袋を見せたくて ずっと彼女の自宅前の電信柱で待っていたチュンサンは
ユジンと会えて、ポラリスのネックレスを渡し(ああ 私も欲しい!!)
ユジンをそのまま家に帰らせずに(笑)2人で夜の街を歩いていた。
(このシーンは実写版とそっくり!)
家の窓の灯りが 明るく照らす住宅街を 2人は寄り添って歩いている。
そして 勿論しっかり2人は手をつないでいる。
チュンサンはつないだユジンの手を自分のポケットに入れた。
(寒いから温めてあげたかったんだろう。優しいチュンサン!!)
ユジンは チュンサの顔を見て、うふふと笑った。
「どうしたの?」と聞くチュンサンに ユジンは言った。
「昔、私のパパもママも こうやってデートしたんだって。」
「こうやって ただ歩いたの?」チュンサンが聞いた。
「うん。お金もなくて、でも離れたくなくて・・・それでぐるぐる
こんな風に歩いたんだって。距離にしたら 地球10周分以上あるんじゃない?」
笑って話すユジンに チュンサンが聞いた。「どんなお父さんだった?」
ユジンは う~んと下を向いて父を思い出して、そして顔をあげて明るく言った。
「私が10歳の時に 初雪が降ってね。みんなで雪の中を歩いたのよ。
パパにおんぶしてもらった背中が 広くて温かかった。」
その言葉を聞いて 父の記憶がないチュンサンが寂しそうな顔をした。
ユジンは チュンサンの悲しそうな顔を見て、慌てて言う。
「お父さんの記憶は まだ戻らないの?」チュンサンは何のことだか分らなかった。
「あなたずっと前、 お父さんに会ったって話してたのよ。」とユジンが言う。
(そうそう・・・実写版で私が疑問だったのは ユジンがなぜこの話を
チュンサンにしなかったかということだった。まぁどうでもいいけど・・・。
このアニメの作者も同じ疑問を持ったようで 修正して脚本してるのね。)
チュンサンは驚いて「僕がそう言ったの?父さんに会ったって?」と真剣に聞く。
ユジンは覚えていた。授業をさぼって湖でデートした帰りの船で チュンサンは言った。
「最初は 何も期待してなかった。
ただどんな人なのか、僕と似てるのか気になってた。」
「それで?」とユジンが聞くと チュンサンは「僕を見ても無反応だった。」
そう悲しい目をして 当時のユジンに 会いに行った父の話をしたのだった。
そしてミヒの言葉も ユジンは思い出した。
「昔の記憶に苦しむ姿を 見ていられなかった。」
ユジンは 父親に会った記憶が チュンサンにとって悲しいものだと、そう考えた。
「母さんに 父さんは死んだって言われた。
母さんが父さんの話を避けるから 聞けなかった。」
と言うチュンサン。それを聞いてユジンは
父親のことは やはり触れてはいけないことだと思い、
「私の勘違いだったわ。気にしないで。」と誤魔化すのだった。
チュンサンが ふうんと思った瞬間、どこからかオルガンの音が聞こえてくる。
2人の後ろから聞こえるので 一緒に振り向くユジンとチュンサン。
「奇麗だね。」とチュンサン。「行ってみよう!」ユジンがチュンサンを誘った。
一方、サンヒョクから スキー場で出会ったミニョンが チュンサンだと聞かせれたジヌ。
その晩、ジヌは大学の研究室にいた。
(家では妻が怖くて ミヒに連絡なんかできない!)
机に座って ジヌはミヒの留守番電話にメッセージを録音している。
「ミヒ。重要な話だ。これを聞いたら連絡をくれ。」そう言って 携帯を閉じた。
ジヌは椅子を横に回転させて考え込んだ。そして視線を本棚に向けた。
ジヌは サンヒョクと釣りをしている写真の横にある アルバムを手に取ってめくった。
パラパラめくって 止まったページには
自分とミヒとヒョンスが3人並んでいる写真があった。
そう。チュンサンが肌身離さず持ち歩いていた、あの写真の完全なものだ。
そしてミヒは ユジンの実家を思い切って訪ねていた。
門への階段を上がり、呼び鈴を鳴らした。「はい。お待ちください。」とヒジンの声がする。
門が開き ヒジンが中から顔を出して「どちら様ですか?」と聞いた。
「お母様にお会いしたいんですが・・・。」と優しい顔でミヒが言う。
ヒジンは後ろを向いて「ママ!お客様よ!」と叫んだ。ミヒが門の中を覗く。
するとユジンの母親が 家の中から靴を履いて出てくるのが見えた。
靴を履きながら「誰なの?」と言って顔をあげた。そして門にいるミヒの顔を見て驚いた。
ミヒは”来ちゃいましたわ。”というような顔をして・・・
ユジンの母は”なぜここへ?”という表情だ。
そしてオルガンの音につられて 教会にやって来たチュンサンとユジン。
その教会は 深い闇に包まれている。
教会の祭壇の前では 結婚式のリハーサルが行われていた。
「2人は一生、お互いを愛し合うことを誓いますか?」神父役の男の声がする。
その時、教会の扉が開いて ユジンが中を覗きこんで入って来た。
すぐ後にチュンサンが続くと「はい。誓います。」と声が聞こえる。
ユジンとチュンサンは構わず 講堂の中に入って2人で並んで祭壇を見つめた。
祭壇では ユジン達のことは気がつかずに リハーサルは続く。
「2人は 神様からの子供を授かることを誓いますか?」
チュンサンとユジンは顔を見合わせた。そして教会の椅子に座ることにする。
(この結婚式のリハーサルに興味津々な ユジンとチュンサンなのだ。)
「はい。誓います!」新郎新婦は 大きな声で揃って答えている。
ユジンが先に椅子に腰かけ、チュンサンがその横に座った。
「では 手を取り合って・・・」神父の声がする中、ユジンがチュンサンに
「結婚式のリハーサルね。」と言った。すると「羨ましい。」とチュンサン。
祭壇では「早く手を取れよ。」と言っている中、ユジンはチュンサンを肘でこづいた。
チュンサンが横に身体を傾けて ふふふと笑う。 (可愛い!!)
「それでは 誓いの言葉をお願いします。」と神父役が言い、新郎が
「私 キム・ペテロは 妻 ハン・レジーナを生涯愛することを誓います。」
「私 ハン・レジーナは 夫 キム・ペテロを永遠に愛することを誓います。」
(ペテロ?レジーナ?なんだか西洋人のような名前~!!)
「これでお二人は 夫婦となりました。」神父役がそう言うと
チュンサンとユジンは 思わず祝福の拍手をパチパチ叩いてしまう。
突然の拍手に驚いて振り向く 新郎新婦と立会人。
祭壇の5人と目が合って ”ヤバイ”と チュンサンは胸で十字を切り
ユジンは手を合わせて 2人で礼拝するフリをして誤魔化した。
「知り合い?」と祭壇で 彼らは不思議がっている。
チュンサンたちは椅子の下にもぐりこんで 可笑しくて 2人で笑い出すのだった。
そして時間は 過去に遡る。チュンサンとユジンが 生まれる前の時間へ・・・。
「それでは誓いの言葉をどうぞ。」祭壇で神父がそう促した2人は ユジンの両親だった。
「私 チョン・ヒョンスは 妻 キム・ギョンヒを 生涯愛することを誓います。」
「私 キム・ギョンスは 夫 チョン・ヒョンスを 生涯愛することを誓います。」
(へー!ユジンママの名前はギョンヒだったんだ!・・・それにしても可愛い。
こんな可愛い娘が あと何十年かすると・・・あんな顔になっちゃうの??
ああ・・・ユジンも??チュンサン考え直したほうが良くない?笑)
「これで お二人の愛は1つになりました。」神父の言葉を
ヒョンス達の後ろで聞いているのは ジヌとミヒの2人だった。
(ミヒの顔はチェリンに良く似ている。
元婚約者の結婚式にミヒはちゃんと出席したのだ。凄いなぁ・・・。)
若いミヒの顔が 現在のミヒに変わった。
ミヒはユジンの実家の居間に座り、壁に掛けられたヒョンスの写真を見つめていた。
ユジンの母のギョンスがお茶を運んで来た。(やっぱり若い頃の面影もなく老いた母だ。)
ミヒは「どうも。」と言ってそのお茶を一口飲んで、ギョンスに言った。
「私が来た理由がお分かりですか?」「何でしょう?」ギョンスは理由が分からなかった。
「あなたの娘さんは チョン・ユジンさん?」ミヒが 確認する。
「ええ。」とギョンスが答えた。ミヒは またお茶を一口飲む。そして言った。
「カン・ジュンサンをご存知でしょう?」ギョンスはえっと驚いた。
そして ミヒはもっと驚くことをギョンスに告げる。
「チュンサンは私の息子です。」その一言を聞いて ギョンスは心底驚き、
そして ミヒと自分の不思議な縁に 心が震えるのだった。
”どうしよう。このミヒの息子さんを ユジンは愛してしまったなんて!!”
ユジンの母、ギョンスは 途方に暮れたに違いない。
★ああ・・・麗しののチュンサン★
************************************
いかがでしたでしょうか?
教会でのチュンサンとユジンは 実写版と良く似ています。
今週は 教会でユジンの隣で祈った時の
あのチュンサンの名セリフが聞けるんでしょうか?
そしてどうなる後の展開・・・??
16話の放送が楽しみな歌姫です(*^_^*)
画像は今回も きょこままさんからいただきました♫ 感謝~❤
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