2010-03-01 12:09:42.0
テーマ:アニソナ カテゴリ:韓国俳優(ペ・ヨンジュン)

アニメ☆冬のソナタ☆第17話(後半)

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       ★BGMが重なって聞こえる場合は 上のタイトルをクリックしてください






 第17話 

≪ふたりの初めての海 そして最後の海≫後半



  






 すっかり日が暮れた街の中に浮かぶ教会。
 
 礼拝堂の中で並んで座っているのは キム次長とチョンア姉さんだ。
 (多分。笑)

 いきなりユジンと結婚式を挙げると言いだした マルシアンの理事長。

 部下であるキム次長とユジンの同僚のチョンアは 急な結婚式に驚きながらも

 2人のために 出席してくれたに違いなかった。

 (その我儘上司の)チュンサンは 結婚式に備えて

 Yシャツのボタンを留め、ネクタイを締め

 颯爽と上着をはおって 鏡の前に立っていた。

 そして 鏡の自分に問いかける。”これで 本当にいいんだな?”




 
 そしてユジンはといえば、チンスクが自分のために

 チェリンから預かったドレスを 一生懸命に着付けしてくれていた。


  しかしながら どう見ても、これはウェディングドレスにしてはダサイ!笑

  実写版で着ていたドレスに良く似ている可愛いドレスなんだけど・・・

  こんな質素なドレスをあのチェリンが作るとは とても思えない私。



 そしてようやく着替えが終わると、チンスクはユジンを見つめて

 「ユジン。本当に奇麗よ。」そう言って 感極まって泣きながら

 「ティアラを持ってくるから ちょっと待ってて。」そう言って 部屋を出て行ってしまう。

 鏡に映る自分を確認して ユジンは靴を履こうとハイヒールに足を伸ばす。

 しかし着なれないドレスを着て 履きなれないハイヒールに ユジンは戸惑ってしまう。

 ”どうすれば履けるのかしら”と片足を上げていると どこからか手が差し伸べられる。

 チュンサンの手だった。チュンサンは優しくユジンの足を持って 

 ハイヒールにユジンの足をそっと入れた。 2人は10年前の記憶が頭をよぎる。

 ”あの時もこうして 僕は君に靴を履かせてあげたよね。

  あの時から ずっと僕は君が好きだったんだ・・・。”

 チュンサンはそう思いながら ユジンに靴を履かせていたのではないだろうか。

 ユジンを慈しむように・・・優しく両足の靴を履かせるチュンサンだった。

 (う~ん・・・しかしながら、原作の色んな名場面をつなぎ合わせてる気がする私。)

 そして2人は 鏡の前で向き合った。

 ユジンは お返しにチュンサンのネクタイを直してあげるのだった。
 
 ”これでいいわ。”2人の衣装が整うと ユジンとチュンサンは

 鏡の方を向いて並んで立った。チュンサンは左側。ユジンは右側に・・・。

 そしてそれが そのままの立ち位置で

 チュンサンとユジンの2人は 祭壇の前に立っている。

 (実は この立ち位置・・・私の知っているものとはまるっきり逆!!)






 2人の正面には 神父が立っていた。 (本当に正式に挙式するつもりなのか??)

 神父は分厚い眼鏡に手を当てて 正面の2人の顔をしっかり見る。

 (心の中で神父は ”なんて美男美女~!!”と思っただろう。笑)

 ユジンの頭には 結局ティアラではなく 花の冠が乗っていた。

 どうやらチンスクがティアラを失くして 急遽この冠にしたらしい。

 (なんで私が こんなことまで説明せねばならんのだ!)

 十字架の前で チュンサンはユジンの手をとり 指輪の交換が行われる。

 チュンサンは 片方の手でポケットを探って指輪を取りだして

 ユジンの左手の薬指に 指輪をはめた。 (はめてしまった~~~!!)

 それは 小さなルビーのついた可愛い指輪だった。 (まるでファッションリングだ!)

 そしてチュンサンは心の中で つぶやいた。

 ”神様 お許しください。”

 (神様は許すけど・・・私は許さない、こんな結婚式!!)


 サンヒョクは 必死に教会へ向かっていた。 (もっと急げ!!サンヒョク!!)


 そして神父が誓約の言葉を 2人に促す。

 (普通 結婚式は 誓約の方が先で、指輪の交換はその後です!)

 「新婦は誓いの言葉を。」と神父が言った。

 (普通 結婚式は 誓約は新郎が先にします!!)

 立会人は ヨングクとチンスク。そしてキム次長とチョンアの4人だけだ。

 ユジンは チュンサンを見つめながら 嬉しそうに誓う。

 「私、チョン・ユジンは カン・ジュンサンを夫とし

  生涯 愛し続けることを誓います。」

 「新郎も誓いの言葉を。」と神父が言った。

 「私 カン・ジュンサンは チョン・ユジンを妻とし

  生涯 愛し続けることを・・・」そこでチュンサンは言葉に詰まった。

 ユジンは 驚く。 (”なぜそこで止まる?ちゃんと誓ってよ!”と思っただろう。)

 心配そうなユジンに チュンサンは ほんの少し苦しそうな顔で言った。

 「愛し続けることを・・・」ここでチュンサンの心の声がする。

 「神様。僕を許さないでください。」

 そしてチュンサンは 新たに声を張り上げて 許さないでとつぶやいた神に誓う。

 「私 カン・ジュンサンは チョン・ユジンを妻とし

  生涯 愛し続けることを誓います。」


 
  ああ・・・誓ってしまった。ということはここで神父に結婚宣言をされれば

 2人は夫婦と認められることになる。多分、結婚宣言をされたに違いない2人。

 アニメは チュンサンとユジンは夫婦となって・・・そして別れる物語になるらしい。

 なぜだ??なぜここで夫婦にならねばならなかったのか・・・作者に聞いてみたい私。




 サンヒョクが 必死に走って教会まで辿り着いた時には すでに遅かった。

 「おめでとう!」と参列したチョンア達に祝福の言葉をかけられて

 2人が教会から出てきたところだった。

 教会の扉の前で 4人に拍手され、ライスシャワーを嬉しそうに浴び

 「ありがとう・」と喜ぶユジンが、サンヒョクの目に入った。

 駆けてきたサンヒョクに みんなが気がついて、息を飲む。

 「サンヒョク。」・・・ユジンが困ったような顔をして語りかけた。

 サンヒョクは黙ったまま ユジンの手を掴んでチュンサンから引き離そうとする。

 「サンヒョク。」みんなが唖然として驚くが・・・ 

 どんどんユジンを引っ張って行くサンヒョクに 

 一番驚いたのはチンスクとヨングクだった。

 「サンヒョク。やめて!」ユジンがサンヒョクを拒む。

 チュンサンは そんなサンヒョクを悲しい目で眺めている。

 「サンヒョクが変だわ。」チンスクの泣きそうな声がする。

 「お祝いに来ただけだ。」ヨングクが心配するチンスクにそう言っている。

 しかし、サンヒョクのユジンを見つめる目に 悲しいものがあることを

 チュンサンは気がついたのだろうか?

 ”サンヒョクは 真実を知ってしまったのか?”

 そんな不安が チュンサンの胸をよぎったのではないだろうか・・・。





 ユジンを無言で見つめ続けるサンヒョクの姿に

 「早くなんとかして!」チンスクが ヨングクを肘でつっついてそう言った。

 仕方なく、ヨングクが「サンヒョク。来い。」そう言って 

 サンヒョクの肩を抱いて ユジンの傍から離して連れてゆく。

 その間に 「ユジナ。早く乗って。」

 と、ユジンはチョンアに促されてチュンサンの車に乗り込んだ。

 そして出発しようとする車を見て サンヒョクがまた止めようと動く。

 「昨日までは 身を引くって言ってたろう。」と 

 サンヒョクの腕を 必死に掴んで止めようとするヨングクだった。

 サンヒョクが苦しそうな顔で振り向くと ヨングクがまた言った。

 「ユジンが幸せならそれでいいって。」チンスクも傍にやって来て言う。

 「サンヒョク、今までよく耐えてきたのに、急にどうしたのよ。」

 するとサンヒョクは 眉間に皺を寄せて真剣な顔で言うのだった。

 「2人とも 僕を信じてくれるか?何も聞かないでくれ。」

 そう言うと サンヒョクは怖い顔をして 車に乗り込み去って行ってしまう。

 慌てて去ってゆくサンヒョクを見た ヨングクやチョンアら4人の立会人は

 何のことだか分からずに、ただ茫然として サンヒョクを見送るのだった。







 そしてチュンサンの車に乗り込んだユジン。

 サンヒョクの突然の行動に テンションが下がって暗い顔だった。

 そしてそれは チュンサンも同じだ。

 サンヒョクの行動を もしや・・・と推測するチュンサンは

 泣きそうな顔をしてハンドルを握っていた。

 「大丈夫?」チュンサンが 隣のユジンに聞いた。 (自分が大丈夫でないくせに・・・)

 そして「ごめん。」とユジンに謝るチュンサンだった。

 この時の”ごめん”は・・・深い意味があると思う私。

 兄妹と知っていながら 結婚を望んでしまって・・・ごめん・・・。

 チュンサンは この時から冷静な自分にやっと戻ったのかもしれない。

 サンヒョクのあの自分を咎める怒りの表情から・・・

 影の国の男、チュンサンは やっとサンヒョクが放った光の中で

 自分を見つめ直すことができたのではないのか?






 「私は平気よ。お母さんにも サンヒョクにも祝ってもらえなくてもいいの。

  みんなに反対されても 私は平気よ。全然悲しくないわ。あなたがいるもの。」

 ユジンは そう言いながら涙を流した。

 チュンサンは そのユジンの涙を指でそっと拭うのだった。

 (運転しながら・・・危ないと思います!!)

 ユジンはそのチュンサンの指をしっかり捕まえて

 「2度と離したくないの。・・・あなたも離さないでね。」そう言うのだった。

 チュンサンはユジンが掴んだその片手で 反対にユジンの手を握りしめた。

 ユジンはまた片方の手で そのチュンサンの手を包み込む。

 「海を見に行かない?」突然、チュンサンがそう言った。

 驚くユジンに チュンサンが明るい声で言うのだった。

 「僕たちの新婚旅行さ。」 (ええっ???そんなこと言っていいのか~~???)


 それでも この時のチュンサンは もうユジンとの別れをやっと決心している。

 サンヒョクの登場で やっと我に帰ることができたのだ。

 ”自分はユジンをも 影の国に引きずろうとしていた・・・。”

 そう気がついて ユジンを光の中に戻そうと考え直したチュンサン。

 ユジンには決して知られてはならない事実。

 それをひた隠しにして・・・ただユジンとの美しい思い出の時間を作ろうと

 チュンサンは そう判断したに違いない。 ・・・苦しいけどそう判断する私。

 

 ユジンは嬉しそうに「その前に寄りたい所があるの。」と言った。

 「どこ?」とチュンサン。「秘密よ。」とユジン。

 果たして ユジンが寄りたいと言った場所はどこなのだろう?

 

 そして、ユジンとチュンサンの結婚式も新婚旅行も止められなかったサンヒョク。

 彼は物凄く苛立ちながら 車を猛スピードで運転していた。

 そして夜の山道で車を急停車させ、八つ当たりしてハンドルを殴りつけた。

 げんこつでハンドルを殴りながら サンヒョクは涙を流していた。

 ”なんでこんなことに?本当のことを知ったのなら・・・

  ユジンが・・・愛するユジンがどんなに傷ついてしまうことか・・・”

 サンヒョクは ユジンのことだけが心配でたまらなかったのではないだろうか。

 だから、チュンサンの浅はかな決断が 絶対に許せなかったに違いない。

 (大丈夫、サンヒョク!!チュンサンはそれほど馬鹿じゃない・・・と思う。笑)

 








 「奇麗に撮ってください。」ユジンの声がした。

 そこは 片田舎にある1件の写真屋だった。 (実写版とそっくりな写真屋)

 「勿論ですよ。」カメラマンがそう答える。

 「モデルが美男美女だから、どう撮ってもいい写真になるでしょう。

  任せてください。」美しいカップルのユジン達を見て、やる気満々のカメラマン。

 ユジンとチュンサンは顔を見合わせた。(美男美女と言われて嬉しかったのかな。笑)

 「どれどれ・・・今の感じでとてもいいです。では 動かないで!

  男性は首を左に・・・嬉しいのは分かりますが、口は閉じてください。

  良く似たお二人だ。さぞかし仲がいいんでしょうね。」「そう?」とユジン。

 ユジンはにっこり笑っているが、チュンサンは”良く似たお二人だ”の言葉が

 胸にグサッと突き刺さったのか、眉間に皺が少し寄った。

 「では撮りますよ・・・1、2、3」

 ユジンとチュンサンの結婚写真のシャッターが・・・切られた。



 
 そして車は 2人を海へ連れてくる。夜明け前の海だった。

 砂浜に車を停めて 2人は車から降りて寄り添って立っている。

 (これも 実写版とそっくりな映像だ。)

 チュンサンは海を見ながら「海は初めてだ。」と言った。

 「今まで一度も 海に来たことないの?」とユジンが聞く。

 「違うよ。君と一緒に来たのは初めてだろう?

  だから 僕たちにとって 初めての海だ。」とチュンサンが言う。

 「そうね。私達2人 初めての海。」ユジンは嬉しそうにそう言った。

 そんなユジンをじっと見つめて・・・チュンサンは心の中でつぶやく・・・。

 「そして・・・最後の海だ。」


 

 チュンサンはこの時、やはりユジンとは別れる決心をしていた。

 ユジンと自分は やはりどう考えても一緒になってはいけない・・・。

 冷静に考えれば、やはりそうなのだ。結婚などはできるわけもない。

 それなのに・・・結婚式を挙げてしまい・・・ユジンに新婚旅行などと言って

 こんな場所に連れて来てしまうチュンサンの行動は やはり変なのだが・・・。

 やはり悲しみのあまり壊れているチュンサンの思考回路なのだろう。

 愛するユジンに 2人で過ごす最高の時間を 

 チュンサンは ユジンにプレゼントしたかった。





 
 海から 美しい朝日が昇って来た。

 ”神様・・・今日だけ・・・せめて 今日だけは・・・

  ユジンと 一緒にいさせてください・・・。”

 チュンサンは 心の中で そうつぶやいたのではないだろうか。




 
 チュンサンとユジンは まるで子供のように海で遊んだ。

 靴を脱いで 波打ち際を2人で歩く・・・

 そして 砂のお城をプロの建築家として必死に作るチュンサン。

 ユジンも勿論、お得意の分野だ。

 2人は まるで本物のお城のミニチュア版のような 

 完成度の高いお城を作っている。




 遊びにやってきた子どもたちは そのお城を見てお口があんぐり・・・。

 ”なんて凄い 砂のお城なんだ!!”と 少し離れた場所で感動している。

 「不可能の家?」チュンサンが 砂のお城を作りながらユジンに尋ねた。

 「うん。好きな人の家が 一番素敵な家だとお父さんに言われたの。

  そんな温かい家を実際に作りたいの。・・・無理よね。」とユジン。

 「嫌。僕も手伝いたい。」と、チュンサンが微笑んで言った。

 「下絵は何度も書いたけど、設計が上手くいかないの。」とユジンが言う。

 「それなら 僕が設計してみたいな。」とチュンサンが言えば

 「えっ?約束してくれる?」ユジンは チュンサンの返事が嬉しかった。







 すると「凄い!!」 少し離れて遠慮しながら見ていた子どもたちが声をあげた。

 子どもたちは お城を囲んで「ここに住みたい!」と 興奮している。

 ユジンとチュンサンは顔を見合わせて 微笑んだ。

 そして ユジンが下を見てまたシャベルを動かすと 何かを見つける。

 「チャン!!」ユジンがチュンサンに向かって 嬉しそうな顔をして

 指でつまんだコインを見せた。・・・驚くチュンサン。

 自分の周りにも 落ちていないか必死で探してみるチュンサンだった。 (笑)

 そして 2人は砂遊びにも飽きて 浜辺に打ち上げられた廃船の上に座っていた。




 チュンサンとユジンは 並んで美しい青一色の海を眺めている。

 嫌・・・ユジンは違った。(笑)

 先ほど浜辺で拾ったコインを 必死に数えている。

 「1、2、3、4・・・・・こんなに拾った!!」

 そのコインをチュンサンに見せて 子供のように喜ぶユジン。

 「お金持ちだね。」とチュンサンが微笑む。

 「不思議よね。なんで沢山落ちてるの?」とユジン。

 「夏に来た人が落としたんじゃないかな。」とチュンサン。

 「ああ そうか。」とユジンが笑って 

 「アイスクリームが1つ。2つ。3つ・・・。」と また数えている。

 すると チュンサンがそのコインを奪ってしまう。

 「ダメよ!」ユジンは チュンサンの手を叩いて そのコインを取り戻す。

 叩かれた掌を 自分でこするチュンサン。 (実写版に似て可愛いシーンだ。)





 「海は冬なのに コインだけは夏だね。」とチュンサンが言う。

 「これ何に使う?」とユジンが ワクワクして言った。

 「そうだな。沢山集めて 船でも買おうか?」とチュンサン。

 「船?」ユジンが 驚いて大きな声を出した。

 「そう 船だよ。そして 2人で航海に出て 一生帰ってこないんだ。」

 チュンサンがそう言うと ユジンは不満そうに言った。

 「でも いつかは帰りたくなるわよ。

  月日がたてば 船は古くなるし、私達も歳を取る。

  そうなれば 辛くなって帰りたくなるわ。」

 チュンサンは ユジンの言葉を聞いて 遠くを見つめながら

 「そうだよね・・・。無理だよね・・・。」とつぶやくのだった。




 
 チュンサンは この時 夢を見ていた。

 海の見える丘で ユジンが揺り籠を揺らしている。

 自分とユジンの可愛い子どもが その中でスヤスヤ寝息をたてている。




 「ユジナ。」自分は 妻の名前を呼んで その傍らに腰かける。

 丘の上には 自分が妻のために建てた不可能の家が見える。

 チュンサンは 心からその夢を実現したかった。

 しかし・・・この夢は 叶えてはならないものだ。

 チュンサンは 心の中で自分自身に言い聞かせた。


 


 一方、ユジンを心配するサンヒョクは 仕事場からユジンに電話をかける。

 「電源が入っていないため 繋がりません。ピー!」虚しい声がした。

 そこへ 先輩の番組のパーソナリティがやってきて 肩を叩き

 煙草を一服しようというジャスチャーを サンヒョクにする。

 サンヒョクが 付き合おうと立ち上がると その時、彼の携帯が鳴る。

 「もしもし!!」慌てて携帯に出てみる。

 「今どこだ? 会って話そう!!」サンヒョクがそう言った相手は チュンサンだった。





 チュンサンは一人で海を背にして 砂浜でサンヒョクに電話していた。

 「頼んだぞ。」チュンサンは そうサンヒョクに言って携帯を切った。

 そこへ ユジンが走ってやってきて「ワッ!!」とチュンサンの肩を 両手で押した。

 あっ!と横をチュンサンは向くが ユジンはもっと驚いて欲しかったので

 がっかりして「どうしたのよ。・・・どこに電話してたの?」と聞いた。

 「会社さ。」とチュンサンは 穏やかな顔をユジンに見せて 嘘をついた。

 「君はどこに行ってたの?」と逆に ユジンに尋ねるチュンサン。

 ユジンは 悪戯をする子どものような顔で ポケットの中に手を突っ込んで

 「ジャジャ~ン!!」とフィルム付きカメラを取り出して見せた。

 「夏からの贈り物よ。」そう言って微笑むユジン。

 チュンサンは 少し驚いてそれでも精一杯微笑んでみせた。

 「冬を忘れないで・・・。」ユジンはそう言うと またポケットに手を探り 何かを掴み

 「そして これは・・・私からあなたへの贈り物。」

 そう言って チュンサンの掌に何かをそっと置いた。

 良く見ると それは 両面が表のコインだった。

 チュンサンが以前ユジンに説明したとおりに コインを張り合わせて作ってあった。

 チュンサンは そのコインをまじまじと見つめた。

 「これなら運命も怖くないわ。・・・投げてみて。表しか出ないわ。」ユジンが言う。

 チュンサンは ユジンが言うとおりにコインを思いっきり 空高く放りあげた。

 コインはキラキラ輝いて クルクルと回転し空へ昇ってゆく・・・。




 


 このコインのエピソードは 実写版にも出てくるが・・・

 この時は まだ結婚式を挙げてないので ユジンの願望として

 結婚したい気持を コインに託した名シーンなのだが・・・

 このアニメでは もう結婚式をしてしまったので

 イマイチこのコインの切なさが 伝わらないと思う私だった。

 

************************************

 

 

 何度も書いて恐縮ですが・・・実写版の名シーンや名セリフを

 このアニメの中で ふんだんに盛り込んでありますが・・・

 設定を変えてしまっているのに登場する そのシーンや台詞には

 実写版とズレが生じて とても違和感が残ってしまいます。

 この作品は 私のように実写版を大事に思う家族には

 少々 心が痛い作品になっているような気がします。

 それでも ヨンジュンもジウも頑張って演じているアニソナ・・・

 最後まで なんとか素晴らしい「冬のソナタ」の世界が広がるように

 足を引っ張らないように この解説を頑張りたいと思っています。

 どうか 最後まで・・・私が頑張れるように祈ってください。


 そして今回も きょこままさんから 画像をいただきました。ありがとう~

 BGMはYuちゃんの提供です❤ 毎回お世話になってま~す! 感謝~



 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


 

 
 
  
 

 

 

 

 
 

 



[コメント]

1.Re:アニメ☆冬のソナタ☆第17話(後半)

2010-03-01 13:07:51.0 ツインズ母

こんにちは!
確かに今回は特に思う、凄い切り貼り^^
それぞれの名場面もこうされちゃうとちょっとね><
そうそう、コインは結婚が実現するかどうかの占いだった(笑)
立ち会う人も居て、ちゃんと誓ってしまった結婚式の後にコインの
意味は無くなりますね~><
そこらへんの矛盾は…作ってみてからケンチャナ~になったのか
な?
次回がどう展開するのか、恐ろしくもあり(笑)…の思いで待ってま
す^^

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2.ツインズ母さん♫ こんにちは~☀

2010-03-01 13:19:59.0 歌姫ちゃこちゃん

あっはっは・・・気がついてしまいましたね・・・この作者の脚本の作り方。

名場面、名セリフ・・・それをごちゃ混ぜにして 1枚の」パズルを作りなお
して・・必死に美しい絵を描こうとしても・・・所詮 出来あがったものは
いびつに歪んでしまうのに・・・♭

ひとつのピースを取り替えてしまうだけで・・・こんなにも印象が変わって
しまうのか・・・それが良く分かる作品・・・アニソナ♫

それでも 見れない家族のために・・・何とか頑張って解説いたします♫
でも今週は発表会前で・・・慌ただしいので 18話のUPはかなり遅くな
ると思います・・・ご了承ください!!(>_<)

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3.Re:アニメ☆冬のソナタ☆第17話(後半)

2010-03-01 13:24:06.0 ogojyo

歌姫♪さま こちらにもきてしまったぞい!(^o^)/

そうね、実写版での台詞がふんだんに使われているけど、設定場面
は違うのよね。(ーー;)

「独白の青字」の想いが新鮮で的を得ているのは、歌姫ちゃこちゃ
んの文才が、アニソナ脚本よりも勝っているからだと私は思いま
す。

疑問が多いよね、このアニソナ。流れとか、脇役の納得出来る役目
とかが出てこないもの・・・例 チュンサンの結婚式には、マルシ
アンとポラリスの二人が出席してるけど~ミヒオンマは、反対して
も結婚式を挙げるチュンサンのその結婚式の日は知っているよね。

チュンサン本人から、聴かなくってもどんな手立てをしてもオンマ
なら知りたいよね。知る事が出来ると確信してます。

そしたら、結婚式(異母兄妹と誤推察して、許されないながら、強
引に挙げてしまった息子・チュンサン)を立会人も招待して挙げて
しまったチュンサンに、本当の事をミヒオンマは言うよね。自分の
プライドより息子チュンサンの方が絶対大事でしょう。記憶の入れ
替えも~息子がつらそうだったから・・・と言っているのに~

なにかね、このアニソナはヒョンス(ユジンのパパ)との間に出来た
子供、チュンサンとの設定になるのかな? それだと、サンヒョク
の単独行動も判る。ミヒオンマやジヌの行動も判る。
だとしたら、エンディングシーンの実写ツアーは成立しないか?

ミヒオンマは、なにを於いても事実を一早くチュンサンに伝えるよ
ね。そうでないと嘘をついた大罪人だよ。<`~´>

なにしろ、結婚式を挙げて事実夫婦になったのだから、なぜ想い出
の海にしようとするのか、チュンサンの行動がいまいち判りましぇ
~ん。(;一_一) 辻つまが合わない事だらけだ~そこは、アニ
メ・ドラマだから、固く考えないで~て言っているそこの貴
女・・・あっ、誰も居ないか~???

大人の女性用にターゲットを絞って制作されたと聞いています。
そんなに、訳ワカメの脚本でどうする<(`^´)>

「シュガーアニソナ」にタイトル変更してよ。物語りも甘い! 内
容の詰めも甘い!
 
あっ、ごめん(=・ω・=)にゃ~♥ 言いたい放題かいてしまっ
た。

では、この辺りで~雷でPCの変換?がおかしくなったみたい。
やっと直りました。またね。(^^♪






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4.Re:アニメ☆冬のソナタ☆第17話(後半)

2010-03-01 13:53:43.0 joonyaya

こんにちは^^

アニソナ・・一つ一つのパズルをはめ込むように、見守る私(苦笑)

でも、結婚式をして、誓いを交わし、指輪まではめてしまった>_<
そして、初めての海に新婚旅行まで~

そして、朝になったらチュンサンが消えてしまっていたら・・・
ユジンは、どうすればいいのよ~

結婚式のあと新婚旅行で、初夜は、なかった?
ユジンは、ドキドキしていたでしょうに?(笑)

この後の展開を考えると・・・
でも、結婚式を挙げてしまった・・ということが、すでに重大なことでなくな
ってますよね。本当は、とっても重大なことなのに>_<

さあ、いよいよクライマックス?
実写版にむけて、どう展開されるのか?

どうか、私たちの夢を壊さないで欲しいな~


5.Re:アニメ☆冬のソナタ☆第17話(後半)

2010-03-01 15:46:47.0 きょこまま

新着のタイトル見て【早~写真まだ~^^;】って思ったけれど
前回の後半でよかった^^

神父さん立会いのもとの、ちゃんとした結婚式上げちゃったね~^^;

心の中(私の)では、ドラマでは、途中で邪魔されたから、誓いの言葉を最後
まで言わせて上げたかった~って^^
チュンサンが途中で言葉に詰まっていて、又か~と思ったけれど^^;
最後まで言えてユジンになりきってる私は嬉しかったの~^^

>(神様は許すけど・・・私は許さない、こんな結婚式!!)

↑の歌姫ちゃんの心の声には(やっぱり~って笑^^;)

結婚式を挙げたのに・・・結局別れを考えてるチュンサン(>_<)
ユジンの気持ちを考えると、後が辛いけれど・・・

分かれる決意をしたからこそ、思い出を残したかったのかな~って。
ま~血が繋がってないと結末は変わらないだろうから^^;
最後はハッピーエンドになるって事で途中のストーリーはケンチャナ^^;

そうそう・・・ドレス・・チェリンの腕がウエディングドレスもっと素敵だったらと
靴を履かせる所は、記憶が蘇る絵が出るかと思ったのに、出なかったですね
~^^

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6.Re:アニメ☆冬のソナタ☆第17話(後半)

2010-03-01 16:17:58.0 anohitohaima

姫さんの半分怒りながらも、最後まで頑張ろうの

健気さに感動しながら読ませてもらってます

チングも参加の結婚式で

実写版の切なさも、清さも何処えやら・・・

結婚式で流れた曲大好きで、チュンサンの切なさと苦悩が

よくマッチしてたよね・・・

アニメではどんなBGMだったのかしら?


「四月の雪」のオリジナルとDC版でも、シーンの組み換えで

海辺を二人で歩くシーン全然意味が違ってたよね

一線を越えてからの海辺のシーン(オリジナル)と

まだデートの段階でのそのシーン(DC版)とでは、

インスとソヨンの心模様は違ってくるもの


「冬ソナ」アニメは、組み換え激しくてそのつど???ね

いったいラストはどうなるのかなぁ~

視力を失ったチュンサンをもう一度演じるんだろうか

ツアーがあるから最終話の内容が先にわかっちゃうの?


3月も忙しそうだから、無理しないで、UP続けてね

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7.Re:アニメ☆冬のソナタ☆第17話(後半)

2010-03-01 17:42:24.0 ふみよさん

(神様は許すけど・・・私は許さない・・・!)
(普通 結婚式は・・・誓約の方が先で・・・)
(普通 結婚式は 誓約は新郎が先にします!!)

歌姫さん今日は^^
如何しても、結婚式の進行を妨げたい気持ちが募っている様子
(笑)・・・分かりますヨン!

そして、つじつまを合わせなくてはならないストーリーに
無謀さが感じられますよねっ!(結婚式を挙げてしまった事で)

この先如何なるのかしら?!楽しみで~す!❤

BGMを聴き、画像を見ながら楽しませてもらい
今回もありがとうございました(^^)/~~~

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8.ogoたん♫ こんばんは~☆

2010-03-01 21:06:10.0 歌姫ちゃこちゃん

ogoたん♫ まぁ優しい~❤ ここまでコメントくださったの??嬉しい!

なんだか嬉しいことを書いてくれてるけど・・・何も出ませんよ!(笑)

≪ミヒオンマは、反対しても結婚式を挙げるチュンサンのその結婚式の
日は知っているよね。 ≫ ???
ミヒに結婚式の日取りは 絶対に教えなかったと思うけど(爆)
だって・・・チュンサンは ユジンと異母兄弟だって勘違いしてるんだから
母親には ユジンと結婚するなんて絶対に言わなかったと思うよ。
キム次長だって わざわざ「息子さん結婚しますよ!」・・・なんてチクル
ようなことはしなかったはず・・・笑。 だいたい・・・きっと突然にチュンサ
ンは「明日結婚式をします!」・・・とうような勢いだったと思うよ♫
チョンアもキム次長も「ええっ!!」だったろうけど・・・慌てて出席してく
れたんだろうね・・・実写版では 誰にも告げずに・・・だったけど・・・。
でも、絶対に誰にも知れずに・・・の流れのほうが絶対に美しいし・・・
真実を受け入れられないチュンサンの苦悩が良く表れてたよね!!!

≪なにしろ、結婚式を挙げて事実夫婦になったのだから、なぜ想い出
の海にしようとするのか、チュンサンの行動がいまいち判りましぇ
~ん。(;一_一)≫ うん!!これは全く同感です!!(笑)

夫婦になっておきながら・・・ユジンのもとを去る・・・これは去られたユジ
ンは 辛いでしょう!! それに夫婦となる誓いをしておきながら・・・妻と
してチュンサンは 自分を抱いてくれなかった・・・それって辛ぎると思うけ
ど・・・(;一_一) ユジンが」可哀そう!!

≪「シュガーアニソナ」にタイトル変更してよ。物語りも甘い! 内容の詰
めも甘い! ≫ ・・・あっはっは・・・気持ち良いつぶやきですこと~♫

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9.yayaちゃん♫ こんばんは~☆

2010-03-01 21:22:55.0 歌姫ちゃこちゃん

≪アニソナ・・一つ一つのパズルをはめ込むように、見守る私(苦笑) ≫
おお・・・そうなの??大人~!!(笑)

歌姫は 最初の回を解説しちゃった責任で・・・ここまでやってきてるけ

・・・これ以上、変な展開にしないでね!!って実は祈っています(笑)

だいたいさぁ・・・新婚旅行に あんな民宿に泊まる???あれが韓国の
普通の新婚旅行なわけ???(笑)

初夜もなく・・・目覚めたら夫はいなかった・・・最悪の展開だよ!!(怒)

≪実写版にむけて、どう展開されるのか? どうか、私たちの夢を壊さな
いで欲しいな~ ≫ 同感です!!

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10.きょこままさん♫ こんばんは~☆

2010-03-01 21:30:50.0 歌姫ちゃこちゃん

≪心の中(私の)では、ドラマでは、途中で邪魔されたから、誓いの言葉
を最後で言わせて上げたかった~って^^ ≫ でも・・・誓ったからには
一生その人の傍にいるべきでしょう? 別れを決心していたなら 誓うべ
きじゃない!! 矛盾するでしょ!!

≪分かれる決意をしたからこそ、思い出を残したかったのかな~って≫
うん・・・それは実写版では その気持ちは凄く良く理解できる!!

でも・・・最初から別れるつもりで 結婚式を挙げたとしたら・・・それは
断じて許さないと思う歌姫。神を冒涜しすぎてる!!!ありえない!!

神に誓う・・・それはとっても尊いものなんだって思うもの・・・。
それに 教会で 神父の前で結婚式を終えたということは 神に夫婦とし
て認められた・・・そういう意味があるんだよ。

神に認めてもらったものを そう簡単に「夫婦をやめました。嘘でした。
分かれます。」・・・そんなこと・・・普通は絶対にできないよ!!!!!!

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11.anoさん♫ こんばんは~☆

2010-03-01 21:55:31.0 歌姫ちゃこちゃん

≪姫さんの半分怒りながらも、最後まで頑張ろうの健気さに感動しなが
ら読ませてもらってます ≫ ・・・涙が出るほど嬉しいお言葉!!
               anoさん・・・ありがとう~❤

あのね・・・第1話をここで紹介したら 続きも読みたい方がいらして・・・そ
れならば頑張ります!!って続けて書いてきたんだけど・・・。
どんどん物語が歌姫の思う方向じゃない展開になってしまって・・・途方
に暮れてるのが実情・・・(;一_一) 辛いです・・・♭

実写版の結婚式で流れた曲は ラフマニノフのボカリーズです♫ 
美しく悲しいメロディーでしょ!! 歌姫も大好き!! 難しい曲だけど
昨年だったか・・・発表会で 歌姫、しっかり歌ったよ~!!(*^^)v

≪いったいラストはどうなるのかなぁ~ ≫ うん・・・本当・・・♭

≪視力を失ったチュンサンをもう一度演じるんだろうか ≫ さぁ・・・この
作者の考えることは・・・想像もつかない歌姫です・・・(;一_一)







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12.ふみよさん♫ こんばんは~☆

2010-03-01 22:00:28.0 歌姫ちゃこちゃん

≪如何しても、結婚式の進行を妨げたい気持ちが募っている様子
(笑)・・・分かりますヨン!
そして、つじつまを合わせなくてはならないストーリーに
無謀さが感じられますよねっ!(結婚式を挙げてしまった事で) ≫

・・・歌姫の苦悩・・・分かっていただける?(笑)

≪この先如何なるのかしら?!楽しみで~す!❤ ≫ (@_@;)アラマ!
そうかぁ・・・ふみよんさんのために・・・歌姫頑張ります!!(爆)

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