アニメ☆冬のソナタ☆第20話(前半)
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チュンサンは サンヒョクからユジンが会いたがっているから
アメリカに戻る前に 最後に1度だけ
会ってやってほしいと頼まれて ユジンに電話をかけた。
チュンサンから電話をもらったユジンは
どうしても チュンサンに伝えたい想いがあって
チュンサンの元へ駆け出した。
(アニメは ↓ ここから始まる)
場面は 夕暮れの喫茶店。
「本当に行くのね?」とユジンが尋ねて チュンサンに渡した物は
古いスケッチブックだった。「このスケッチをあなたに預けるわ。」
ユジンにそう言われて チュンサンは海でユジンが話してくれたことを思い出す。
「不可能な家?」チュンサンは直感で答えた。
「うん。お願い。」ユジンはチュンサンを見つめてそう言った。
「僕に作れっていうの?」 (そうだよ!海で約束したではないか!!)
「私の代わりに完成させてほしいの。」と ユジンが頼む。
これはどういうことなのか?
自分が建てたかった理想の愛の形は もう自分は諦めたという意味なのか?
私は諦めたから・・・あなたに託すわ・・・ということなのか?
それとも せめて2人が愛し合ったことを形に残したい。
だからチュンサンに、”不可能の家”を完成させてほい・・・
そういうことだったのだろうか・・・?良く分かりません(>_<)
「ユジン、大丈夫か?」とユジンの顔色を見て チュンサンが言った。
「あなたは?」とユジンが聞き返す。
それからユジンは 一気にチュンサンへの想いを吐き出すのだった。
「愛してる。」 ユジンのその言葉に驚くチュンサン。
”愛してる”それは チュンサンの気持ちだって変わらない。
ただ・・・兄妹だと知ってしまったユジンが
「来ないで!!」と自分に言って 事務所で泣き崩れたユジンが・・・
自分に「愛してる。」などと 2度とは口にしないと思っていたからだ。
そして 自分も2度と口にしてはならない言葉だと思っていた・・・
その”愛してる”を ユジンはこの場で 言ってのけた。
(正直者ユジン!! あんたは偉い!!)
「ユジナ・・・。」 チュンサンの目が潤む。
ユジンは どんどん溢れ出る想いを チュンサンに語る。
「私達のすべての記憶を 絶対に忘れないわ。
1つも忘れずに覚えているから・・・。」
そしてチュンサンに送られて ユジンはアパートの前に帰って来た。
”これで 本当に最後だ” 2人は暗黙のうちに了解している。
だから 向き合ってしばらくお互いの顔を見つめ合った。
しかしながら 抱き合える距離では絶対にないほど離れて
ポケットに手を突っ込んだまま お互いを見つめ合っている。
「明日は 空港に来ないで。」チュンサンが言った。
「うん。」ユジンは 深く目を閉じてうなずいた。
「それからユジン。僕たち、会うのはこれが最後にしよう。
あの海の幸せな思い出を 大切にしたいから・・・
僕たち もう会うのはやめよう。」
チュンサンのこの言葉が ユジンの胸に深く突き刺さった。
自分でも”もうチュンサンには会えない。”
そうは思っていたけれど・・・
こうして彼に口に出されると ユジンは改めて
2人が永遠にもう交わらないのだ・・・そう思い知らされて
内心、辛かったのではないだろうか?
ここでタイトル。
第20話 ≪不可能な家≫ 前半
雷が鳴っている。
ユジンと分かれて飛び立ったチュンサンは 目を閉じて座席に深くもたれていた。
やっと深い眠りにつけたかもしれないのに・・・
稲妻の音で 驚いて目を開けるチュンサンだった。
シートベルトの着用サインが点灯して 機内には
「機体が揺れています。席にお戻りになり ベルのご着用をお願いします。」
という放送が流れた。どうやら 悪天候の中のフライトらしい。
窓際のチュンサンが窓の外を覗くと 夜の空の中
機体の下に雲海が広がり、その雲の中で 稲妻が光っているのが見えた。
そしてまた 闇夜の中を雷が鳴り響き、機体が激しく揺れるのだった。
チュンサンも 思わず両腕に力を込めて 座席にしがみついた。
そしてその大きな揺れのせいで チュンサンの膝の上に乗っていた
ユジンからもらったスケッチブックが 床に転げ落ちた。
揺れが収まって 拾おうと下を見ると スケッチブックが少し開いていて
現れたのは 何と自分の似顔絵だった。「うん?」と声を出して驚くチュンサン。
そう。これは ユジンの高校時代からのスケッチブックだったのだ。
チュンサンの似顔絵は ユジンが、死んでしまったと思ったチュンサンの顔を
どうしても忘れたくなくて・・・一生懸命に 心をこめて描いたものだった。
そのスケッチブックを チュンサンが片手で拾い上げると
そのスケッチブックの中から今度は 1枚のメモが床に落ちる。
もう片方の手で そのメモを拾い上げると
それはユジンの”詩”が書いてある紙切れだった。
あの初雪の晩。 ミニョンとして韓国を訪れたチュンサンを
サンヒョクとの婚約式の前に見かけ 初雪の中、ユジンが必死に追いかけ・・・
その後で、きっと泣きながら書いたであろう・・・
ユジンが チュンサンへの想いを綴った”詩”だった。
紙切れには チュンサンへ と書いてあった。
チュンサン
あなたを見たのは 夢だったのかな?
NY空港の掲示板に ソウル便の到着案内が出た。
(14時15分に到着したのが インチョン空港からの便だ)
NYの空港に降り立ったチュンサンは キャリーバックを引きずりながら
明るい午後のNY空港の タクシー乗り場まで移動している。
そしてタクシーに乗り込むと チュンサンは
「マンハッタン病院へ。」と運転手に告げた。
タクシーの中から NYの街をしばらく眺めるチュンサン。
そしてふと、手に持った ユジンのスケッチブックをめくってみる。
そして1枚目に現れたのは なぜかくユジンの描いた
”不可能な家”のスケッチだった。(????)
普通スケチブックは 最初のページから描いてゆくはず・・・
当然1枚目は 高校時代に描いたものから始まるはずなのだが??
不可能な家は ユジンが高校時代から描いていたということなのかい??
その”不可能な家が現れた途端に またユジンの声で”詩”が流れてくる。
私 今でも全部 覚えてる
あなたの弾くピアノ
あなたと一緒に歩いた 湖の夕焼け
私の手を握りながら浮かべていた 微笑み
私は すべて覚えてる
いつも祈ってたの
記憶の中に生きている
あなたの笑顔を
もう一度 見せてくださいって・・・
初雪が 叶えてくれたのかな?
あの日 私1人だけが
夢を見てたの?
チュンサン
あなたは 今 どこにいるの?
いったい どこにいるの・・・?
ユジンの詩を思い浮かべながら チュンサンはユジンとの
高校時代の思い出に浸っていた。
ユジンが全部覚えている・・・そう言った思い出のすべてを
チュンサンもまた しっかり思い出すことが出来たのだ。
「着きました。」運転手の声がして
タクシーは マンハッタン病院へ到着したのだった。
チュンサンは 真剣な顔で考え事をしていた。
「お客様!」運転手が どうしたのかと声をかけた。
チュンサンはハッと気がついて 不機嫌そうな運転手の顔を見た。
そして 決心したように言う。「すみませんが 先に寄る所ができました。」
タクシーは病院をまた出発して チュンサンを乗せたままどこかへ去って行った。
そして その後すぐにやって来たタクシーで 病院の玄関に降り立ったのはミヒだった。
ミヒを迎えたのは 先日韓国まで飛んできてくれたアン博士だった。
「来たんだね。」アン博士がミヒを 病院に案内している。
振り向けば その光景が見える距離に まだチュンサンは車内にいたのに・・・。
ユジンのことで頭が一杯なチュンサンは 母のことなど何も気がつかずに、去って行った。
チュンサンは ユジンのスケッチを手にしたまま 外の景色をぼんやり眺めながら
考えていたのは ユジンのことだった。
ユジンの声が チュンサンの中でずっとささやいているのだ。
「好きな人の心が 一番素敵な家でしょう?」それは ミニョンだった自分に
ユジンが語った名文句だった。
チュンサンは ユジンのために絶対に この”不可能な家”を完成させなければ・・・
そう心に誓うのだった。
パリのエッフェル塔が照明に照らされて輝いている。
凱旋門や大通りの街路樹も ネオンで飾られて、夜だというのに眩しいほどだ。
"Bastilee"という名の パリの街角にある喫茶店の前で ユジンは立っていた。
うつむいて何か考え事をしていると ユジンの鼻先に雨の雫が落ちてくる。
”冷たい!”と思って見上げれば 雨は本降りになりそうな予感だ。
両方の掌を 上にかざして戸惑うユジンに 容赦なく雨は降って来る。
すると ユジンの耳に懐かしい優しい声が聞こえる。
「ユジナ。僕たち・・・会うのはこれが最後だ。」ユジンは 雨に中を走った。
「あの海の幸せな思い出を 大切にしたいから・・・。。」
ユジンは 走って雨宿りできる ビルの谷間にやって来た。
心の中では まだチュンサンの声がする。
「会うのはやめよう。そうしてくれるよね?」
ユジンは その言葉を思い出して 悲しい気持ちがまた込み上げてくる。
”チュンサンにそう約束してしまったから・・・もう 私は
一生、チュンサンには会えないんだわ・・・。”
ユジンは暗い顔で ずぶ濡れになって立ち尽くしている。
すると・・・聞こえてくるのだった。
”あれは チュンサンの弾くピアノだ!!”ユジンの目が大きく見開いた。
チュンサンがユジンに弾いてくれた「初めて」のメロディーが流れてきたからだ。
ユジンには ピアノに向かうチュンサンの姿がはっきり見れた。
(このチュンサンは 高校時代の黒髪のチュンサンです。笑)
ユジンは夢遊病者のようにフラフラと 音の聞こえる方へ向かって歩いた。
そして雨の中、辿り着いたのは 1件の古い建物だった。
ユジンは思い切って その扉を開けてみる。
「チュンサンって ピアノが上手なのね。」高校生のユジンが そう言った。
「その曲、何ていう曲なの?」ピアノを弾いているチュンサンに尋ねると
チュンサンは弾きながら「初めて」と言ったのだった。
ユジンは 建物の中に不法侵入して(笑) ピアノの部屋までやって来た。
グランドピアノを弾きまくっている男の後ろ姿に どんどん近寄るユジン。
もう目には涙が溢れている。・・・だって会いたくて、会いたくて仕方なかった
あのチュンサンが目の前にいる・・・そう思ったのだから・・・。
一方、NYのチュンサンは 寝る間も惜しんで
必死に”不可能の家”の設計図を描いていた。 ユジンが完成したかった家。
その家は とても複雑に凝っていて 天才建築家のチュンサンにとっても
四苦八苦しながらの図面だった。それでも何かに取り付かれたように
眉間に皺を寄せて チュンサンは頑張って”不可能な家”の設計図を描いた。
そこはマンハッタンの夜の街が窓に広がる 高層階の広いアパートの1室だった。
チュンサンの「初めて」に引き寄せられて 見知らぬ屋敷へ入り込んだユジン。
その部屋は 屋敷の上の階にある広い部屋。グランドピアノが置いてあった。
ピアノを弾いていた男性がその気配を感じて ピアノの手を止めて後ろを振り返った。
するとユジンは 泣きながら口元に手を当てて 仰け反って驚く。 (まぁ失礼な!!)
”チュンサンじゃない!!”そう思ったユジンは 悲しかったのだろう。
しかし そんなことは知らない男性は「あなたは誰?」と尋ねた。 (当然でしょう!笑)
ユジンは 我に返って・・・その部屋を飛び出すのだった。
口を押さえて 泣きながら走るユジン。子どものように大声で泣き叫びたい気持を
ユジンは 必死に堪えて走った。走りながら聞こえてくるのは 高校生の自分の声。
「初めて? 私、授業をサボったのは初めてだった。」
屋敷の階段を走り下りて ユジンは雨の夜のパリの街へと扉を開けた。
「男の子と塀を乗り越えたのも 手を握ったのも・・・
自転車で2人乗りしたことも 初めてなの。」そう言って笑うユジンの声がした。
ユジンは 階段を一気に駆け下りて外に出て グッタリしてしまう。
すると手に持ったバッグが落ちて 中身が地面に散らばった。
その中に チュンサンからもらったテープがあった。
「初めて」のピアノが入っている あのクリスマスプレゼントのカセットだ。
「僕も初めてだ。」チュンサンの声が聞こえる。
ユジンの涙のような雨に濡れた そのカセットテープを
ユジンは 必死で拾い上げるのだった。
フランスに来て チュンサンから離れたはずが・・・
ユジンの心は 未だにチュンサンから離れられないのだった。
マンハッタンのチュンサンのアパートに 朝日が差し込んでいる。
その明るい窓に向かって置かれた設計用の机に
張り付くようにして図面を引いているのは チュンサンだった。
徹夜したチュンサンは 手を休めて顔を上に向けて、目を閉じた。
ハァハァと息づかいが荒い。ふとチュンサンが設計図に目を戻すと
視界がぼやけて良く見えない。
なかなか焦点を合わせて 見ることができなかった。
チュンサンは驚いて 部屋を見回してみる。やはりはっきり見えない。
机を背にしてヨロヨロ歩いて 部屋の壁の照明のスイッチに手を伸ばす。
(部屋が朝日で明るくなったので 部屋の電気を消したのかな?)
照明のスイッチを切って・・・
チュンサンは ヨロヨロとまた歩いて今度は窓へやって来る。
そして窓のレースのカーテンを乱暴に開けて 外の景色を眺めた。
しかし 朝日に輝いて見えるマンハッタンのビル群は
暗くぼやけて見えるのだった。チュンサンは もう視力がもたないと焦った。
急いで図面に戻ると 鉛筆を握って必死で設計図を描き続けた。
”まだだ・・・まだ残ってるんだ。最後までユジンのために書きあげなくては!”
チュンサンは そう思って死に物狂いで鉛筆を走らせて 図面を描いた。
(この時の形相は凄いです。アニメで良かった・・・と思う変な顔!笑)
途中で やはり目がかすんで チュンサンは手で眼鏡の上から目をこすった。(変!)
すると急に意識が遠のいて 床の上に倒れてしまうのだった。
チュンサンの倒れた上に 描きかけの図面がフワッと風で落ちおてくる。
そして画面は サイレンを鳴らして走る救急車を映し出す。 (誰が呼んだ救急車?)
チュンサンが病院へ運び込まれるところだった。
けたたましいサイレンを鳴らし 病院へ向かう救急車の中で
チュンサンは 酸素吸入をしながら苦しそうに寝かされている。
救急車が向かったのは マンハッタン病院だった。 (当然です。笑)
病院の廊下で 看護婦と笑って話す赤毛の美女の医師がいた。
そこへ 担架でチュンサンが 慌ただしく運び込まれる。
「救急患者です!!」そう言って 救急隊員は走って病院の中へ
チュンサンを乗せて入って来る。「どいて!!」と言われて
その美女の医師が振り返って その担架のチュンサンを見て驚いた。
そして「ミニョン?」と言って 走る担架を追いかけるのだった。
チュンサンは担架の上で汗をいっぱいかいて 酸素吸入をしている。
女性の医師が追いついて「ミニョンよね?」と聞きながら
チュンサンの顔に手を当てた。「ジェーンよ。聞こえる?」
そのジェーンという女性医師は 救急隊と一緒に
チュンサンを処置室まで走って運んだ。
「ジェーンよ!!」その声で チュンサンの目が突然開いた!!
(えっ?美女の声に反応して目を開けるなんて・・・
チュンサンとジェーンってどんな関係???気になる~!!)
後半へつづく!!
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さぁ!!この20話から 未知との遭遇です(*^_^*)
今回から ちょっと気になる 赤毛の美女ジェーンが登場します。
後半では 高校生のチュンサンと
この美女ジェーンのエピソードが展開されます。
後半も頑張りますので また 読んでくださいね~(^O^)/
今回も きょこままさんから 画像をいただきました。ありがとう~❤
BGMはこみしゃんの提供です❤ 毎回お世話になってま~す! 感謝~❤
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