長い夢・・・
今週は 本当にハードスケジュールだったので
まだ風邪が残っている私は
ヨンジュンのことが気になりながらも
ゆっくりお風呂に入って 12時には床に着いた。
来週は 月曜日の朝からずっと 歌とベルの2つのコンサートの
練習や伴奏合わせなどが入っていて
次の日曜が 歌のコンサート本番なので 予定がビッシリ。
だから 今日と明日で 完全に風邪を退治しようと思っている。
それで 薬が効いたのもあってか・・・
私は 長い 長い夢を見た。
目覚めたのは なんと9時を過ぎていた・・・。
長い夢の中で 覚えているシーンは2つ。
実は 途中で夫が早朝から出かけるので
1度目覚めて 途切れてしまった・・・。
でもそれは 決して目覚めたくない夢だった・・・。
テーブルに座って 私は食事をしている。
左の角に 凄く明るくハイ・テンションな女性が
食べながらも 賑やかにお喋りをしている。
そして 私の右側で 静かに食事をしているのは
・・・ヨンジュンだった。
ヨンジュンは肩まである長い髪の姿で
左の女性に 何か色々質問を浴びせられて
少し困ったような顔で うつむきながら食事をしている。
私は 心の中で 左の女性に物凄く腹を立てていた。
私自身は 一言も喋らず ただヨンジュンだけを視野に入れて
自分の目の前の食事を 口に運んでいた。
突然 左の彼女の姿が消えて・・・
食事を食べ終えたヨンジュンが テーブルに突っ伏した。
もう力尽きたような 青白い顔をして・・・。
ずっと心の中で ヨンジュンが可哀そうで仕方がなかった私は
思わず ヨンジュンを腕の中に抱きしめた。
綺麗な 綺麗な白い顔をしたヨンジュンを まじまじ見つめて
長い彼の髪の毛を 私は優しく撫でていた。
その途中で 夢は途切れた・・・。
再び見た夢は・・・1度も海外旅行したことが無い私が
韓国旅行をしている。そこは湖がある美しい場所だった。
夢の中で私は ここはヨンジュンがいた場所だと確信している。
湖畔に 洒落た喫茶店があって
私は そこに吸い寄せられるように入って行った。
コーヒーの良い香りが漂う そのお店の中には
可愛い小物が並べられて 販売もしていた。
私がいつくかそれを手にして そして喫茶店のカウンターに向かう。
カウンターには コーヒー豆の袋が置いてあった。
「この豆も売ってくださるんですか?」
私は カウンターの向こうの女性の店員に そう聞いた。
「はい。お売りします。」店員さんは日本語で答えた。
「では 1袋とこれを一緒にください。」
私が手にした小物を 店員に渡すと彼女は計算して
「1万5千円です。」と言った。
私は とても驚いて「コーヒー豆が1万円もするの?」
と聞くと その店員は 店に入って来たオーナーを見ながら
「オーナーがこだわった 特別なコーヒー豆なんです。」
そう言ったので 私も彼女の視線の先の そのオーナーを見た。
そこに立っていたのは それはそれは美しい
西洋人のような真っ白な顔をした 韓国の中年女性だった。
私は一目で それが ヨンジュンのお母様だと直感した。
そして 目の前の店員さんに
「ヨンジュンさんのお母様ですよね?」と 小声で聞いた。
「そうです。」店員の答えを聞いて
私は ヨンジュンのお母様に近づいて 声をかけた。
「ここのコーヒーは とても香りが良くて素晴らしいですね。」
すると 美しいお母様は 微笑んで「ありがとう。」と
日本語で答えた。「日本語がお上手ですね。」と私は言って
お母様の顔を じっと見つめた。
長い髪の毛をひとつに束ねていて 額をあげたその顔を。
とても高い鼻は ヨンジュンそっくりだった。
優しい眼差しも ヨンジュンのものだった。
ああ・・・やっぱり ヨンジュンはお母様似なんだわ。
ヨンジュンのお母様に 逢えたという喜びで満たされた私は
そこで 夢が覚めてしまった。
「ヨンジュンさんを産んでくださって ありがとうございました!」
そう お母様に言いたかった・・・。
夢から覚めて なぜそう言わなかったのか 私は後悔した。
でもね・・・
なんだかこの2つの夢で 今、私の心は満ちている。
風邪薬がもたらした この2つの夢・・・。
訳が分からない内容だけど でも 嬉しい!!
おとといから ずっと ヨンジュンが心配で心配で・・・
そんな私に 突然現れた 贈り物のような夢。
私が 夢の中でヨンジュンを介護したように
今 ベッドの中で苦しむヨンジュンを
優しく介護してくれているのは きっとお母様。
ヨンジュンは きっと 大丈夫。
お母様の大きな愛に包まれて・・・
子供のように ぐっすり寝ている
・・・そんな気がしてきた。
そして きっとヨンジュンは元気になって帰って来る!!
あなたが 元気になるまで・・・
私は ずっと この場所で待ってるよ!!
ヨンジュンも 私達も きっとこれから
いくらでも 夢に向かって歩いて行ける!!
そして ヨンジュンが見ている夢は
果てしなく 長い、長い夢に違いない。
今は 途中で目覚めているかもしれないけれど
また 夢に向かって 必ず歩きだせる。
ねぇ、神様。
彼はそのために・・・
今は 羽を休めているだけだよね・・・。
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