ドリームハイ☆第4話☆No.2
腹黒い学部長の提議で始まった キリン芸高の理事会議。
ハミョンは 目の前に並ぶ理事たちに向かい
「分かりました。それでは 満場一致で可決とします。」
そう宣言した。理事たちはざわめいている。
ハミョンが分校設立のために 再び中国へ戻るので
このキリン芸高からは去ると 理事たちに告げたのだ。
「本当に 学校運営から手を引くのですか?」
学部長が 半信半疑でハミョンに尋ねる。
学部長の顔をしっかり見据えて「ええ。」とハミョンは言った。
「その代わり、カン先生と特待生は在籍させます。」とハミョン。
すると「承知しました。」と学部長が即答する。
彼の目の上のたんこぶの ハミョンがいなくなるのなら
学部長はとりあえず、バンザイ!だったのだ。(笑)
学部長が 4人の処遇に納得したところで
ハミョンは 正面の理事たちに向かって言う。
「次は 私が提議する最後の案件です。
シ・ボムス学部長を 校長に昇進させます。」
この突然の人事にも 理事たちは驚いてざわめき立った。
(しかし、今までこの学校に校長はいなかったのか??
ハミョン理事長が校長だったのか??不思議だ!笑)
この急展開に 当の学部長も驚くのだ。
「私を??・・・どうして??」
するとハミョンは 愉快そうに言う。
「どうですか?良い方法だと思いませんか?」
学部長は まんざらでもないという顔だ。
そして ハミョンは正面切って「これで以上です!」と
理事会を締めくくるのだった。
一同が起立し、ハミョンは学部長と向き合い
「この学校を頼みましたよ。」 と言って 頭を下げた。
学部長改め、校長も(笑)ハミョンに一礼するのだった。
ハミョンは理事たちの拍手に送られて 会議室を後にした。
嬉しそうに見送る 新校長の姿があった。
(こんなにすんなり校長にして このキリン芸高を
このヘラヘラ男に任せて大丈夫なの??と 思う私。)
ベクヒとトイレで掴み合いの喧嘩をしたヘミは
外の渡り廊下を コートを着ながら歩いていた。
怒った顔で コートを乱暴に羽織ると 何かが落ちた。
ヘミが拾い上げると それはKのイニシャルのペンダント。
そう。ベクヒの胸にあった 幸運のお守りだ。
掴み合った時に ヘミのコートにくっついていたらしい。
「幸運のペンダント?馬鹿馬鹿しい。」ヘミは呟いた。
すると グクが「ヘミ!」と叫びながら 走って来る。
思わず、ヘミはそのペンダントを背中に隠した。
グクは嬉しそうな顔で 自分たちはこの学校に残れると言う。
「入学許可が下りたんだ。」と言うグクに ヘミは驚いて
「本当?」と大声で聞き返した。嬉しくて仕方ないヘミ。
本当だから 今から学生証をもらいに行こうと言うグク。
手にしたペンダントが 私に幸福をもたらしてくれた!
ヘミはグクの言葉で きっとそう確信したに違いなかった。
ヘミは嬉しそうにペンダントを持って、グクの後について行く。
幸運のペンダントを失くしたベクヒは 血相を変えて
友人たちに手伝ってもらい、必死にペンダントを探している。
争ったトイレをくまなく探すのだが 出てこない。
(当たり前だ。ペンダントはヘミの手にある。
だいたい、ベクヒがヘミに手を上げなければ・・・
嫌、余計な嫌味を言わなければ良かったのだ。
自分から幸運を 逃したと言ってもいい。)
場所を変えて、ロッカーの中を 探していると
クラスメートが 慌てて走って来て言った。
「みんな聞いたか?特待生の入学許可が下りたんだって!」
するとベクヒは「なんで急に?」と 強い口調で聞き返した。
「理事長と部長が 話し合って決めたらしい。」
ベクヒの剣幕に そのクラスメートは おどおどして答えた。
「話はコロコロ変わるよな。」と 傍にいたインソンが言う。
ベクヒは 胸にあったはずのペンダントの場所を握りしめる。
これが無くなったばかりに 自分にとって不利なことが起きた。
そう思ったのかもしれない。ベクヒは やはりヘミの存在が
恐怖だったに違いない。ヘミの実力は 彼女が1番知っている。
ここで またまたハミョンが登場。
(ここのシーンは 太陽に吠えろのボスの世界!笑)
理事長室のブラインドーを開けながら
コヒーの入った紙コップを片手に
ハミョンは 窓の外から見下ろせる 講堂を眺めた。
入学式の行われた講堂は 学生たちの自由練習の場所だった。
学生たちが各自、様々な練習をしている姿がそこにあった。
ハミョンは 学生たちの熱心な練習風景を
コーヒーをすすりながら 優しく微笑んで見つめている。
そこへ オヒョクが申し訳なさそうに 入って来る。
「理事長。」と声をかけても しばらくハミョンは
振り返らない。(この後ろ姿が とても素敵!!!)
その後ろ姿に向かって オヒョクは言った。
「あの・・・理事長のおかげです。
本当に 申し訳なさと感謝の気持ちでいっぱいです。」
それを聞いても ハミョンはまだ背を向けたまま言う。
「これは始まりです。長く険しい戦いになるでしょう。」
「戦いですか?」オヒョクは 意味が分からない。
すると やっとハミョンはフッと笑いながら振り返り
「私の戦いなのですが、
それをカン先生に背負わせてしまいました。」と言った。
オヒョクは まだ何のことだか分からない。
「私に・・・何を期待されているか 分かりませんが
私は春雨のように、細く長く教師を続けるのが望みです。
そんな私が、理事長の代わりに戦えるとは思えませんが。」
オヒョクが心配そうにそう言うと、話を聞きながら
オヒョクに近づいたハミョンは 微笑みながら彼の傍で言う。
「カン先生は この戦いで勝者になれます。
それだけの能力が 充分にあります。」
その言葉に「私が?」と オヒョクは聞き返し
「私をよくご存じないようですが、
私は 3年連続教師最下位ですよ。」と苦笑いで言った。
それを聞いて、ハミョンは 明るく笑って言う。
「知っていますよ。カン・オヒョク先生。」
ハミョンに 優しい笑顔でそう言われたオヒョクは
こんな自分を評価してくれているのかと思うと、
なぜだか分からず、深呼吸するのだ。
ハミョンに 優しく後押しされて
職員室へ戻ったオヒョクは 自分の机に来て座った。
すると 何か紙袋が置いてあるのを見つける。
オヒョクがその中を見てみると 一冊のノートに
1枚の手紙のようなものが挟んであるのだった。
そのノートの表紙を見ると
”ウンハ中学1年 カン・オヒョク”と書かれていた。
そう。これはオヒョクの中学1年の時のノートだったのだ。
「俺のノートだ。」驚いてページをめくるオヒョク。
「なぜ理事長が?」と不思議に思っていると
添えてあった手紙には こう書いてあった。
”このノートを なぜ私が持っているか尋ねる前に
23年前の自分が書いたことを 読み返してみてください。
すべて答えは その中にあります。
あなたの友 チョン・ハミョン。”
(ええっ??あなたの友だって??ハミョンとオヒョクは
中学時代に友達だったのか?それならなぜオヒョクは
ハミョンを覚えていない??ハミョンは整形でもして
顔も名前も変えたのか???疑問は深まる。笑)
この手紙は ハミョンの声で読み上げられ
そして 空港からハミョンの旅立つ姿が映し出されるのだった。
(そう。この映像は 最初の登場シーンと一緒に
撮影したのであろう感じで・・・冒頭と全く同じ衣装!!
着たきり雀の ハミョンであった・・・(*´艸`)ププ)
オヒョクはその手紙を読み終えると また自分のノートを見た。
表紙に書かれた文字を口にする。「”夢を盗む”か・・・」
そのノートの中身は まるで悪戯書きのようなものばかり。
しかし、その中には キリンと書かれた
ワッペンのようなデザインがあった。(ええっ??と驚く私!笑)
オヒョクは ページをめくりながら
「我ながら 大したもんだ。」と 過去の自分に感心するのだった。
”僕の夢・・・今の自分に恥じない大人になる”
過去のノートに書かれた 少年オヒョクの言葉。
それを見たオヒョクは 今の自分の姿を反省し
俄然、やる気に燃えるのだった。(多分!!笑)
そして校長となった 元学部長。(名前は覚えられない私。笑)
今までは理事長室だったはずの 校長室へ入り、(笑)
「1人で使うには 広すぎる部屋だ。」
そう言って 手にしたサックスを吹き出す。
お世辞にも 上手いとは言えない最低な音色だ!!!(爆)
特待生も交えた授業が始まる。
ヘミは教師に呼ばれて 音楽室のピアノの前に立つ。
声の音域を調べるようだ。ピアノに合わせて発声する。
まずドの音階から。ドレミファソファミレド・・・
勿論、ヘミの声はしっかり通る。教師は続ける。
レのフラットからも しっかり綺麗に声が伸びる。
アジョンがベクヒに囁いた。
「憎たらしいけど 声楽を習ってただけはある。
音域 高いわね。」
ヘミは堂々とした態度で 固いレの音域も完璧に歌う。
(歌姫はラの♭までは この発声練習で出ます!自慢!笑)
ベクヒは 自分がそれほど高音が出ない。
頼りたいペンダントが胸元に無く、不安が募るベクヒだった。
そんな中、サムドンがやっと 学校に到着する。
まだ制服も手にしていないサムドンは 背中に
”ネズミイチコロ殺鼠剤”と書かれたジャンバーを着ている。
そのダサイ姿に笑う学生たち。それを無視して歩くサムドン。
ふと、ダンスの授業が目に飛び込んで来た。
インソンが得意のダンスを 女学生と並んで踊っている。
サムドンはそれを見て、少し不安になったかもしれない。
自分のダンスのレベルとは かなり差があったからだ。
しかし、サムドンの得意分野は歌だった。
講堂では トップ合格のダンス青年(ジェイソン)が
ピルスクのキーボードに合わせて 歌を歌っていた。
この青年は ダンスも上手いが、歌も上手かった!!
”悲しくたたずむ僕を 1人の少女が 舞台裏で
涙を堪えながら 眺めているよ・・・”
その歌を聞いて サムドンは母の言葉を思い出していた。
「お前が天才じゃなかったら どうするの?」
母はソウルへ出てゆく息子に もし挫折したらと心配して
そう言葉を投げかけたのだろう。講堂にいたサムドンは呟いた。
「簡単だ。それなら なればいいんだ。」
サムドンは ヘミから貰ったストラップを握りしめた。
そして トップ合格の青年を睨みつけるのだった。
青年が歌っている途中で マイクがキ~ンと鳴った。
サムドンが もう一つのマイクをONにしたからだ。
驚く青年の横に立って サムドンは言う。
「お前が ここで一番なのか?」
突然のサムドンの登場に トップ合格の青年は
怪訝そうな顔をして サムドンを見た。
「ソン・サムドンはどこに行ったんだ?」
オヒョクはヘミとグクを連れて 校内を歩いていた。
ショックで田舎に帰ったのかもと グクはヘミに言う。
ヘミも 朝、サムドンに八つ当たりしたことを思い出して
不安になるのだが、そこへ学生が携帯片手に走って来て言う。
「田舎者とジェイソンが勝負してるんだって?
見に行くよ!」「あのダサイ文字入りジャンバー見たか?」
と講堂に向けて走ってゆく学生たちを見て 3人は確信する。
「サムドンだ!!」 (ここは本当に面白い演出!笑)
3人が慌てて講堂へ行くと 学生たちが集まった中で
サムドンがマイクを持って大声で宣言している。
「目ん玉開いて しかと聞けよ!
俺がこいつに勝てば 田舎者ともクズとも呼ばせないぞ!
分かったか!!」ヘミの姿を見たサムドンは
尚更 興奮したようだった。
グクがヘミに「あいつがサムドンか?」と聞いた。
そうえば グクは入学式の日にアジトへ帰ってしまったので
サムドンとはぶつかっただけで、挨拶もしていなかった。
ヘミは サムドンが音痴だと思っているので 心底心配だった。
ヘミの顔を見つめたサムドンは 深呼吸する。
実は サムドンが 1番認めてもいらいたかったのは
何を隠そう、ヘミにだったからだ。(たぶん!笑)
のど自慢大会では わざと下手に歌ったサムドン。
今度こそ ヘミの前で 良いところを見せたかったのだろう。
「さっきのところから 伴奏を頼む。」とサムドンは
ビルスクに頼むのだが、ビルスクは「ごめん。」と断った。
しかし、ジェイソンは優しくビルスクに頼むのだ。
「いいから、弾いてくれ。」 (この青年は 良い奴だ!!
そして自分の実力に かなり自信も持っているのだろう。笑)
ビルスクは 大好きなジェイソンに言われると
喜んで伴奏を引き受けて キーボードを奏でる。
慌てるヘミだが、オヒョクは隣で「聞こう!」と制した。
”少女は この気持ちを知っている。
そう思うと ますます悲しくなるよ・・・”
サムドンの歌声が 講堂に響いた。
それは良く通る とても美しい歌声だった。ヘミは驚く。
集まってた学生たちも 声の良さに驚いて 聞き惚れる。
サムドンが 次のフレーズを歌おうとすると
ジェイソンが肩に触れて 歌を引き継いだ。
彼の声は 細いが優しい響きだ。
”歌は とめどなく流れ
少女は 涙を抑えきれず・・・”
そしてすぐに サムドンが続いて歌う。
”外に出て行った。
歌は終わったけれど もう歌うことはないだろう。
この 悲しい歌を・・・”
とても心に響く 美しく切ないメロディだった。
サムドンの歌を聞いたジェイソンは
ビルスクに そのフレーズを繰り返すように合図して
自分も加わって 2人で歌う。
”外に出て行った・・・”ジェイソンは わざと
そのフレーズを 声の続く限り伸ばして歌った。
美しい声が 講堂に長く伸びて響いてゆく・・・。
息が長く続くジェイソンに サムドンは驚いた。
聞いていたクラスメイトが いいぞ!といった感じで拍手する。
サムドンは 負けたと思ったのか 歌うのをやめてしまった。
”歌は終わったけれど
もう歌うことはないだろう・・・
この悲しい歌を”ジェイソンが1人で 最後まで歌った。
それを聞き終えると サムドンはマイクを落として
逃げるように舞台から降りた。
そしてヘミに 悔しそうな顔をして 講堂から走って出て行く。
ヘミは サムドンを心配して後を追った。
サムドンは 校庭のベンチに寝そべっていた。
「外で寝てると風邪ひくよ!」ヘミが声をかけると 起き上がった。
そしてサムドンは「同情はよせ。」とヘミに言うのだった。
「知ってる歌なら 負けなかった。」悔しそうに言うサムドン。
「知らない歌なの? なら、なぜ歌えたの?」とヘミが聞くと
「前の部分を聞けば 察しがつく。練習すれば すぐに勝てる!」
サムドンは 本当に悔しそうにそうヘミに言うのだった。
それを聞いて驚くヘミ。知らない歌なのに あれほど歌える
この青年は 凄い!と内心思ったに違いない。
そして ハミョンが特待生に選んだ理由が これで理解できた。
(でもね!メロディーが想像できて歌えるのは分かるけど
歌詞まで想像して歌えるって 本当に凄いよ! \(*´∀`*)/
サムドンは 作詞作曲の才能があるようだ!!)
「それに ダサイのはひと月で直る。」サムドンは言う。
ヘミや学生たちから 田舎者として見られているのが
やはり 相当に辛いサムドンなのであった!!(笑)
それを聞いたヘミは笑った。そしてサムドンの顔を両手で掴んで
「このダサさを ひと月も我慢しろって?嫌よ!」と言うのだった。
(ヘミに触れられて 戸惑うサムドンの顔が可愛い!!笑)
「何するんだ?」と言うサムドンを無視して
ヘミは サムドンのボサボサの髪の毛をよけて 顔を凝視して
「目の見える髪型がいいわ。目はまぁまぁだから。」と言う。
そして お金がいると言って サムドンが母から貰った
有り金を出させて「おいで!」と言って
ヘミは彼を引っ張て 学校の外へ出てゆくのだった。
****************************
今回はここまで!!
さて、田舎者サムドンのお金を巻き上げて(笑)
ヘミは どこへ彼を連れて行くのでしょう?
次回から ハミョンは登場したしませんが
この回はとても好きな回なので 最後まで詳しく頑張りました!!
お楽しみに~♪ (^O^)/
・・・実は昨日 一日籠って 夕方までに第4話を書き終えました。
おかげで クッタクタ~で(笑)
おまけに晩に1時間歩いたら もうUPする元気もなく・・・・(;一_一)
それでも ハミョンの登場はこのpart2で終わりなので
収集したハミョンの映像を 今朝はたっぷり入れてみたのですが
もしかしたら 重すぎて許容量を超えるかも・・・
ドキドキしながらUPする歌姫です♫ ( ..)
この多数のフォトに耐えられたら ブロコリブログって
やっぱり凄いよ!!孫さん ありがとう~❤
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