2010/03/09 09:17
テーマ:歌姫のひとりごと カテゴリ:韓国俳優(ペ・ヨンジュン)

淡い過去の記憶・・・

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 先日 次男の親友である例のチャヌ君が 

 お嫁さんを連れて遊びに来てくれた時・・・

 2時間以上も食べたり お茶を飲んでいたので

 途中で お嫁さんが我が家のトイレを使用した。

 そして帰って来るなり 興奮して・・・

 「トイレの中に ピエロがいっぱい~!!」

 と笑顔で話していた


 


                  ♪チャヌ夫婦からの可愛い内祝い♪



 

 そうなの・・・実は 我が家のトイレには

 小さなピエロが 沢山住み着いている(笑)

 たとえば 窓辺はこんな感じ・・・ 








 「なんでですか?」と聞かれた時

 「ピエロが好きだから・・・」

 と答えたんだけど・・・

 はて・・・なんで 私はピエロが好きなんだろう??(笑)




 ピエロというと日本では道化師とも言われるが・・・

 実は”道化師”という言葉で 私は過去の情景が思い浮かぶ。

 ピアノの前に座って 弾き語りをしている男性の姿だ。

 ヤキモチ焼きの夫には 死ぬまで話すことはないであろう(笑)

 19歳の頃の 淡い恋の記憶だ・・・。
 

 




 19歳の頃・・・ああ 遠い昔・・・(爆)

 当時 私にはjoonちゃんという親友がいた。

 高校の頃から一緒で 同じ大学に上がった友人で

 可愛くて ピアノも上手で・・・

 彼女には 作曲の才能もあった。

 そして クリスチャンだった彼女は

 性格も良い 生きてる天使のような女の子だった。


 その彼女が 恋をした。

 同じ大学で 声楽科だった1学年上の先輩。

 彼は 作詞作曲が出来て・・・

 実は大学に入学する前から 音楽事務所に誘われるくらい

 アマチュアのシンガーソングライターとして活躍していた人だった。 


 




 いつも一緒にいる私とjoonちゃんだったから

 当然、私も毎日のように 彼と会ってお喋りをしていた。

 そして・・・いつからか 私も彼のことを好きになっていた。

 当然、joonちゃんには言えやしない。

 そして そのうち彼がjoonちゃんと同じくらい

 私にも気があることが なんとなく分かってしまった。

 そう・・・彼はめちゃくちゃプレイボーイだった!!(笑)

 

 joonちゃんにはしない電話を 私にはしてきたりした。

 joonちゃんに内緒で 渋谷で待ち合わせて

 雨の中 相合傘で歩いたこともあった・・・。

 でも 私はjoonちゃんが大好きだったから 凄く辛かった。

 だから私は 彼の前ではいつも”道化師”のように振る舞った。

 「あなたのことは お兄ちゃんだと思ってる。」

 そういつも 話していて・・・”女”にはならなかったのだ。

 



 
 ある日 彼が大病をして 大学を離れた。

 大学にいた彼の大勢の取り巻きも 姿を消した。

 joonちゃんも なんとなく 彼との隙間を感じて

 クリスチャンの道を深く歩み出して行った。


 そんな中、しばらくして 

 私が彼にお見舞いの電話をすると

 もう病気は治ったから 会いに来てと言われて

 彼の家に誘われて ご両親と暮らす彼の家に

 私は初めて 招かれたことがあった。

 joonちゃんも 以前の取り巻きも・・・

 誰も彼の実家には 招かれたことはなかったのに・・・。


 その時に彼が 私に聞かせたい歌があるから・・・

 そう言って 自宅のピアノで弾き語りをしてくれた

 彼が作詞作曲をした その曲が「道化師」だった。

 
 今 覚えているのは

 サビのメロディーと歌詞だけ・・・。

 

   道化師

   本当は 悲しいくせに・・・

   いつまで 笑って演じているの? 


 


 彼は それからすぐに 大学を辞めてしまい

 前々から誘われていた音楽事務所から

 プロとして シンガーソングライターとしてデビューする。


 初のレコーディングも 見学させてくれたり

 他の人のコンサートに 初めて新人ゲストで

 ちょこっとだけの出演が決まった時も・・・ 

 「チャコ。聞きに来て!!」と言ってくれた。


 彼が実家から離れて 一人住まいした際、

 彼に誘われて joonちゃんには またまた内緒で

 一人で 遊びに行ったこともある。


 だけど・・・考えてみれば・・・

 私は joonちゃんのことが ずっと引っかかっていたから

 彼の前では ずっと”道化師”のままだった。

 

 




 昨日 忙しかったのが一区切りして

 ふと 彼は今 どうしているかな? 元気なのかな?

 と思ってしまった・・・。

 で・・・インターネットで 検索してみたら

 元気だった!!

 もうシンガーソングライターはしていないが

 彼は現在 作曲家、編曲家として活躍している。

 そうなんだ・・・。

 ちょっと嬉しくなった歌姫なのでした。


 



 
 ねぇ君・・・

 私も元気だよ!!(*^_^*)

 あなたから 遠く離れたこの土地で

 生徒や友人たちに囲まれて・・・

 そして 何よりヨンジュンという

 心の恋人に巡り合えて・・・

 毎日 幸せに生きてるよ!!


 あなたも 素敵な曲を沢山作って 

 これからもみんなに 

 幸せを届けてください・・・。

 

 


 
 


 

 
 

 

 
 

 


2010/03/08 15:13
テーマ:アニソナ カテゴリ:韓国俳優(ペ・ヨンジュン)

アニメ☆冬のソナタ☆第18話(後半)

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第18話 ≪冬が過ぎれば すべて消える≫ 後半





 「ユジンさん!!」

 ミヒは 部屋を飛び出して行った ユジンの背中に向かって叫んだ。

 

 この時のミヒの心境は? 心の中で ”嘘をついてごめんなさい。”

 くらい思っていたと 私は期待したい。

 この時の ミヒのチュンサンやユジン・・・そしてジヌに対する

 真実をひた隠した態度や言動は どう考えても重罪だ。

 人の心をボロボロにしてしまうような・・・

 ましてや 実の我が子に 恋人と別れさせるために

 真実を伝えず 人を傷つけるような嘘を刷り込む卑怯な母親は

 私は 子どもを虐待する親と同じくらいに軽蔑する。

 これは まさしく心の虐待だ・・・。


 ミヒの態度で ユジンも自分がチュンサンと兄妹かもしれない・・・

 そう誤解したユジンは どうしてもチュンサンの口から真実を聞きたかった。

 「嘘だよ。」チュンサンが そう言ってくれれば ユジンはその言葉を信じた。

 ユジンが信じられるのは 今、チュンサンだけだった。

 ユジンはチュンサンがいるであろう マルシアンの事務所に走ったのだ。


  そう。ユジンはミヒを信じなかった。

  だって・・・ミヒはチュンサをミニョンに仕立て上げた母親だ。

  チュンサンの過去を葬って 息子に嘘をつき続けた母親だもの。

  ユジンはミヒに不信感を持っていたに違いないと私は思う。

  そして・・・実の父親のことも 娘であるユジンは心から信じていたからだ。


 マルシアンでは・・・

 「誰も部屋に入れないで。」チュンサンは事務所のスタッフにそう告げて

 自分の仕事部屋にこもっていた。

 この時は ユジンが来るだろうから”誰も部屋に入れないで”と言ったわけではなく

 チュンサンは 一人になりたかったからだと思う。

 ユジンを捨てて 深く自分も傷ついているチュンサン。

 早く この辛い土地から逃げたくて仕方なかった。

 だから 急いで事務所の仕事を片付けて 旅立つ準備をするつもりだったのだろう。

 それにしても なぜ母がユジンの父に捨てられたかという疑問が チュンサンを襲った。

 やはり息子は どんな母親であろうと 母を愛している。

 母がヒョンスに捨てられ あれほど傷ついた・・・その原因を知りたかった。

 そして ”母が捨てられなければ 自分はこんなに苦しむ”愛”に

 出会うことなどなかったのに”・・・そうチュンサンは 悔しかったのではないだろうか?

 チュンサンは ジヌの大学の研究室に電話をかける。

 「カン・ジュンサンと申します。教授に聞きたいことがあるんです。」

 すると部屋の扉の外からスタッフの大きな声が聞こえる。

 「ダメです。理事は今 留守です。」

 チュンサンがその声の方に目をやると ガチャ!!と扉が勢いよく開いて

 ユジンが血相を変えて 部屋に飛び込んで来た。

 後ろから 事務所スタッフがオロオロして ユジンについて来た。







 チュンサンは受話器を押さえて スタッフに「大丈夫です。下がってください。」と告げ

 受話器の研究室の者に向かって「では、大学に伺います。」と言って電話を切った。

 そして・・・チュンサンは精一杯、冷たい顔を繕って ユジに言った。

 「どうしたんだ?サンヒョクから聞いてないのか? 僕は君と別れたいって・・・。

  それに 僕はすぐにアメリカに行くんだよ。」

 ユジンは 驚いた。”まさか・・・本当に私達は兄妹なの??”

 「チュンサンガ。」・・・ユジンは一言、最愛の夫の名を呼んだ。

 「どうにもならない。もう無駄だよ。」チュンサンは ユジンから目を逸らした。

 面と向かって ユジンに嘘をつくことが こんなに辛いことなんて・・・

 チュンサンは必死に耐えて 妻を捨てた悪い夫を演じきろうと必死だ。

 ユジンは 動揺しながら「なぜ?何が無駄なの?」と夫に聞いた。

 チュンサンは 息を大きく吐き出して心を決めて ユジンに大嘘をつく。

 「愛していない。・・・僕は 君を愛していないんだ。」

 その言葉に ユジンは決定的なものを感じた。

 チュンサンが自分を愛していないわけがない。それは揺ぎ無いユジンの自信だった。

 その彼が・・・嘘をついた・・・。この意味は・・・。

 ユジンの目から涙が溢れた。「嘘よ。」ユジンは反論した。

 チュンサンは眉間に皺を寄せて「本当だ。」と目をつぶって小さな声で言った。

 「嘘よ!!」ユジンが叫んだ。そして声を震わせながら

 「嘘じゃない。・・・愛してるでしょう?愛してるのに・・・

  私達は ・・・愛し合ってはいけないの?」そうユジンは言った。

 チュンサンは ユジンの言葉に ”まさかユジンが真実を知ってしまったのか?”と驚く。

 今までの ユジンに演じていた冷たい男の顔が一変して

 「ユジン、君・・・」と、チュンサンがうろたえた。







 ユジンは涙をためて、怒ったような顔でチュンサンに質問を投げかける。

 「本当なの?」・・・その質問は 

 真実を知ってしまったユジンが 自分に問いかけているものだ。

 ユジンだけには知られた言くない事実・・・。

 チュンサンは 苦しくなって目を閉じた。

 「本当なの?」ユジンは 事実を自分の口から聞きだしたいのだ。

 チュンサンは言えない。「ユジナ。」心の中で 泣いているチュンサン。

 それでも ユジンは知りたいのだ。知らなければならない。

 「答えて。・・・本当なの?」ユジンは 心の中で”嘘だ”の言葉を祈る。

 しかし、泣きそうな顔のチュンサンは 首を縦に小さく振った。

 夫の答えは”本当だ。”だったのだ・・・・。

 ユジンは あまりの衝撃に体中の力が抜けてしまう。

 涙がワ~と溢れて・・・ヘナヘナと床に崩れ落ちた。

 チュンサンが心配して「ユジナ!」と叫んで、すぐに椅子から立ち上がった。

 しかし ユジンは「来ないで!!」とチュンサンを拒んだ。

 こんなに愛している夫が 自分の兄妹だなんて・・・

 やるせなくて・・・悲しくて・・・

 ”もう2度と 彼に近づけない・・・”ユジンの中で 悲しみと怒りが爆発してした。

 「来ないで・・・。」ユジンの涙は止まらない。

 チュンサンは そんなユジンの姿を見て心を痛めるのだった。


 

 ここは実写版とまったく同じ場面だが・・・

 このユジンとチュンサンを演じるヨンジュンとジウの演技は素晴らしかった。

 そして本当に こんな悲しい嘘ってある??

 そしてこんなに罪深い嘘がある??

 私は何度も言うが・・・同じ母親として ミヒを軽蔑する。



 

 そして チュンサンの真実の父、ジヌのいる大学。

 研究棟の廊下を ジヌは自分の研究室に向かって歩いていた。

 すると 研究室の扉の前にチュンサンが立っているのを見つける。

 「外で待っていたのか?」と チュンサンに近づくジヌ。

 ジヌは 中で待っているように研究室の受付にでも頼んでいたのだろう。




 

 チュンサンは 目の下にクマができ、憔悴しきった顔で言った。

 「父さんはなぜ、、なぜ母さんを捨てたんですか?

  先生は 理由を知ってますよね?」

 チュンサンは息も苦しそうに そう言い終わると

 フラッとして壁の棚に持たれかけた。ハァハァと息をして、益々苦しそうだ。

 「大丈夫か?顔色が悪いぞ!」ジヌが心配して声をかける。

 しかしフラフラな状態で チュンサンはジヌに問いかける。

 「答えてください。・・・」そう言うと バタッとチュンサンは床に倒れてしまった。

 「チュンサン!!」ジヌは驚いて 救急車を呼ぶ。





 

 そして チュンサンに付き添って 病院までやって来るのだった。

 病院の廊下を移動ベッドで 急いで運ばれてゆくチュンサンの後を

 ジヌは必死で追いかけた。なぜだか・・・チュンサンがとても心配なジヌだった。

 チュンサンは大汗をかいて 苦しそうに眠っている。

 移動ベッドにくっついて走りながら ジヌは

 「先生、大丈夫でしょうか?」と 運んでいる医者に聞いた。

 「患者さんのお父さんですか?」医者が走りながら 自分に言った。

 「え、えっ?」 ジヌの足は止まった。

 ”患者さんのお父さんですか?”その言葉がジヌに突き刺さった。

 ・・・そうなのだ・・・もしや・・・と思い続けた疑問。

 ”やはり自分は彼の父親なのか?”

 それがどうしても ジヌは知りたくなったのではないだろうか。








 

 
 サンヒョクの務める放送局の廊下。

 いつもの自動販売機で サンヒョクはコーヒーを買った。

 そして1つの紙コップを 自分を訪ねてきたチェリンに手渡した。

 廊下の椅子に 並んで腰かけるサンヒョクとチェリン。

 2人が顔を合わせるのは チェリンのファッションショー以来だった。

 「どうしたんだ?何か用事があるから会いに来たんだろ?」

 サンヒョクが言うと チェリンが答えた。

 「そうよ。聞きたいことがあって来たの。」

 「君にそう言われると 何だか怖いな。」とサンヒョクが笑って言う。

 しかし、チェリンは真面目な顔で質問した。

 「ユジンとチュンサンに 何か問題でもあったの?」

 それを聞いて サンヒョクの笑顔が消えた。

 チェリンは その様子を見て「チンスクから聞いたのよ。」と言った。

 それでも 黙り続けるサンヒョク。

 チェリンに どう説明すればいいのか分からなかったからだ。








 その時、サンヒョクの携帯電話が鳴った。

 「ごめん。」サンヒョクが 救われた気持ちで携帯に出れば

 それはジヌの慌てた電話だった。

 「もしもし。お父さん。」そして内容を聞いて サンヒョクは

 「えっ??」と大声をあげた。「チュンサンが病院に??」

 それを聞いた 隣のチェリンも驚いた。

 「そうだ。交通事故の後遺症らしい。」病院の待合室で ジヌはそう言った。

 そして 後ろの待合室にいる可愛い男の子の笑い声が聞こえ 振り返った。

 男の子は お父さんにあやしてもらって嬉しそうに笑っている。

 ジヌは「詳しく検査をしてみないと分からないそうだ。今は眠っているよ。」

 そう息子のサンヒョクに告げた。

 すると診察室から 看護士が出て来て「中へどうぞ。」とジヌに言った。

 ジヌが医者と向き合うと 医者はPCでカルテを確認して

 「安静が第一です。ストレスで心身が疲弊しています。」

 そして心配そうなジヌに向かって 優しく

 「検査結果を待ちましょう。ご心配なく・・・お父様。」と医者は言った。

 ジヌは”お父様”にまたまた敏感に心が反応する。

 「今は 休ませてあげてください。私からは以上です。」医者がそう言うと

 ジヌは「あの・・・」と 言い憎そうに 医者に何かを話したい様子だった。

 
 

 
 

 チュンサンが横たわるベッドの横で ジヌはチュンサンの寝顔を見つめている。

 (自分の息子にしては ハンサム過ぎる・・・と思ったのだろうか?笑)

 チュンサンの顔が ヒョンスに似てるのか、自分に似てるのか・・・

 ジヌは まじまじ見入っていたのかもしれない。

 そして もし自分の息子なら・・・と思うと チュンサンが愛しくて仕方ない。
 
 そして”なんて可哀そうなことを してしまったのか・・・。”

 自分の無責任さを 心の中で悔いていたのかもしれなかった。

 ”ユジンとの別れを こんなに苦しんで・・・”

 ジヌは チュンサンが不憫で仕方がなかった。

 そしてもし自分の息子なら ずっと今まで放りっぱなしだったのだ。

 ずっと今まで ミヒが苦労して育て上げたに違いないのだから・・・。

 ジヌはチュンサンの髪を撫でてやりたい衝動にかられた。

 手をチュンサンに伸ばして、そして我慢して引っ込めた。

 ”嫌、まだ自分の息子とは限らないのだ。” そういう想いだったのかもしれない。

 すると ドアが開いてサンヒョクがチェリンを連れて走って入って来た。

 「父さん。」とサンヒョク。「チュンサン。」とチェリン。

 3人が心配そうに自分を見つめているとは知らずに・・・

 チュンサンは 薬でぐっすり深い眠りについていた。

  

 
  
多分、チュンサンは 何日も眠れなかったに違いない。

  ユジンとの別れが 苦しくて・・・悲しくて・・・

  そして何より、自分に捨てられてユジンが傷ついたことが

  可哀そうで・・・可哀そうで・・・申し訳なくて・・・

  チュンサンは ずっと何日も 眠れなかっに決まっている。

 

 サンヒョクは父親と連れだって病院の玄関を出た。

 大学に戻る父を サンヒョクは外まで送ったのだろう。

 「ミヒには連絡するな。チュンサンに頼まれた。」

 ジヌが サンヒョクにそう言った。 (嘘だ。と私は思う。)

 
 
チュンサンはあのまま倒れて意識不明だったはずだ。

 チュンサンがそんなことを ジヌに頼むことなど出来るわけがない。

 ジヌは ミヒを心配させたくなかったのだろう。

 ちゃんとした検査結果が出るまで 演奏会を控えているミヒには

 連絡するべきでないと判断したのだと思う。ジヌはミヒを気遣ったのだ。

 と解釈すれば 皆さまも納得できるのだはないだろうか?(笑)

 本来、この点は 実写版でも疑問が残るところだった。

 チュンサンが倒れたのに なぜ息子を溺愛するミヒが駆け付けなかったのか?

 その矛盾を このアニソナでは この一言で解決したのだろう。


 
 「はい。」サンヒョクが父にそう言うと 父は「それじゃ。」と言った。

 「ああ父さん。」と言って サンヒョクが見送ろうとすれば

 父は振り返って 息子に尋ねた。
 
 「お前。チュンサンをどう思う?お前たちは 仲が良かったのか?

  チュンサンは・・・」畳みかけるように チュンサンへの質問が溢れてくるジヌ。

 やっとのことで 我慢して言葉をにみ込むジヌだった。

 そんな普段とは違う父親を見て 「父さん?」と」サンヒョクは不思議そうに言った。

 ジヌは 我に返って「いいんだ。戻りなさい。」そう言って 去って行った。





 
 

 病室では チェリンが愛するチュンサンの面倒を見ていた。

 額の汗を 優しくハンカチで拭いてあげるチェリン。

 そいうえば チュンサンに会うのは 久しぶりだったはずのチェリンなのだ。

 すると チュンサンが苦しそうに うなされながら

 「ユジナ。・・・ユジナ。」とうわ言を喋った。

 夢の中で チュンサンはユジンを追いかけているようだった。

 チェリンは 心底、ユジンには敵わないのだと思い知る。

 自分は逆立ちしても こんなにこの人に愛される自信はないと思うのだった。

 それほど チュンサンの心を握りしめているユジン。

 ここまでチュンサンの ユジンへの愛を知ってしまうと

 チェリンはもう 心から降参するしかなかったのだ。

 「ユジナ・・・。」チュンサンの声が 病室に虚しく響く。

 そこへ 父親を見送ってきたサンヒョクが戻って来る。

 チェリンは サンヒョクに「ユジンは来ないの?」と聞いた。

 何も答えないサンヒョクに チェリンは怒って

 「あなた ユジンにまだ連絡してないの?

  真っ先に飛んで来るべきでしょ?」と当然のことを言った。

 そう言われてサンヒョクは またまた何も言えずに顔を背けて黙ってしまう。

 チェリンは 何かオカシイと感じて

 「答えて。2人は本当に別れたの?」と サンヒョクに聞く。

 「ああ・・・そうだよ。」とサンヒョク。するとチェリンは声を荒げて

 「どうして?」と叫ぶ。サンヒョクは チェリンの視線をよけて

 「お母さんも反対するし、愛してなかったらしい。錯覚だったって言ってた。」

 そう説明した。サンヒョクの答えを聞いて 唖然とするチェリン。

 「チュンサンがそう言ったの?愛してなかったって?」と、チェリンが聞き返した。

 「そうだ。」サンヒョクがそう言うと、チェリンは呆れて言った。

 「意識を失っても ユジンを呼び続けてるのよ。それなのに愛してないですって?

  私に何を隠してるの?あなた 何か知ってるんでしょ?」

 やはり 勘の良いチェリンに嘘は通じなかった。

 サンヒョクは仕方なく、チェリンに真実を話す覚悟を決めた。

 サンヒョクは チェリンを病室から連れ出して 広い廊下の窓の前に来た。

 窓の外の夕焼けを眺めながら「2人は兄妹だ。」と チェリンに打ち明けた。

 「えっ?2人が・・・何ですって?」チェリンは耳を疑った。

 サンヒョクは 目を閉じて苦しそうに言った。

 「父親が一緒なんだ。チュンサンは カン・ミヒさんとユジンのお父さんの子だ。」

 チェリンは 心臓が止まるほど驚いたに違いない。

 ”2人があれほど愛し合っていながら・・・兄妹なんて!!”

 この時、すでに2人の愛の強さに降参していたチェリンだからこそ

 この事実は 信じられないほどの衝撃だったに違いない。

 そして ユジンもチュンサンもなんて可哀そうな運命なのかと・・・

 チェリンは そう思ったに違いなかった。

 




 病室では 点滴を受けながら大汗をかいて、

 うなされていたチュンサンが目を覚ました。

 目を開ければ そこにはユジンの姿があった。

 ハッと思って目を凝らすと それは点滴を点検している看護婦だった。

 「起きましたか?」嬉しそうに看護婦がそう言った。

 チュンサンは 天井を見つめて

 「そうか・・・目が覚めてしまったのか。

  ずっと眠っていたかったのに・・・。」そう小さくつぶやくのだった。

 (このつぶやきのヨンジュンの声は 何度聞いてもゾクッとする素敵な声です。笑)

 「えっ??」看護婦は何のことだか分からないのだった。



  チュンサンは夢の中でユジンを抱きしめていたのかもしれない。(笑)

  絶対にもう2度と ユジンを離したくないチュンサンなのだから。

  夢の中の幸せな2人から 現実に引き戻された気がして・・・

  チュンサンは ずっと夢を見続けていたくて、そう言ったのではないだろうか。





 


 一夜明けたのだろうか。明るい日差しが差し込む病室にチュンサンは寝ていた。

 ドアを開けてチェリンが病室に入って来た。同じ服装で登場したチェリン。

 チェリンは チュンサンが心配で一晩中 傍に付き添っていたらしい。

 その足音に気付き チュンサンは目を開ける。

 (もしかしたら ユジンの登場を期待したのかも知れなかった。)

 ベッドの傍に置かれた椅子に腰かけたチェリンは 目覚めたチュンサンに

 「検査結果はまだよ。お腹すいたでしょ?今持ってくるわ。」と言った。

 チュンサンは上半身を起こして 「君。どうしてここに?」と聞いた。

 チェリンは 朝食を用意してベッドの簡易テーブルに乗せると

 「あなたと一緒に食べたくて 待ってたの。」と優しく言った。

 チュンサンは食欲がなかった。ご飯を一口食べただけで ほとんど朝食を残してしまう。

 しかしそれを咎めることもなく、チェリはその残された朝食を片づける。

 チュンサンは ベッドの横に置かれた眼鏡に手を伸ばして 顔にかけた。

 そして視界がはっきりした中で チェリンに向かって

 「ありがとう。チェリナ。」と言った。チェリンは「ゆっくり休んで。・・・帰るわね。」

 と言って、背を向けて病室を出ようとした。しかし後ろを向いたまま 立ち止まった。

 驚くチュンサン。チェリンは「いっそ・・・」と小さな声で言った。

 そして 振り向いて「いっそユジに正直に言えば?」と今度は強く言うのだった。

 チュンサンは またまた驚く。チェリンは チュンサンのベッドまで戻って来て

 「それなら”逃げよう”って・・・。知らなかったんでしょ?

  2人は 何も知らなかったんだから・・・。

  知らないで出会って愛し合ったなら 仕方ないわよ。そうでしょ?」

 チュンサンは 静かにチェリンの言葉に見を傾けた。

 そして「いつ知ったんだ?もしかして サンヒョクに聞いたのか?」と質問した。

 しかし チェリンはそれには答えずに 泣きながら言うのだった。

 「私、2人が別れることを願ってた。・・・でも・・・
 
  こんな別れ方じゃ 私だって喜べないわ。

  あなた、ユジンとこんな風に別れてしまったら・・・

  あなたが去って行ってしまったら 私だって永遠に会えなくなってしまう!!

  何か言ってよ。カン・ジュンサン!!なんで黙ってるの?」

 感情的なチェリンは 激しく泣きながらチュンサンを責めた。

 チュンサンは 困った顔をして目を閉じて そして目を開いて

 「もう”ミニョンさん”じゃないんだね?」と チェリンに聞いた。

 チェリンが 自分を諦めたことが分かったからだ。

 チェリンは 目に一杯涙を貯めて 「そうよ。カン・ジュンサン・・・。」と 

 自分が 10年目に諦めた人の名前を呼んだ。

 そう・・・カン・ジュンサンは ユジンのものなのだ・・・。

 きっと これからも この2人の間には誰にも入り込めないのだ・・・。

 勘の良いチェリンは そう直感し、そして2人の永遠の別れを気の毒に思って

 涙が止まらなかったのではないだろうか・・・。






 

 一方、チュンサンが自分の兄妹だと知ったユジンは・・・

 父親のお墓の前にやって来ていた。

 父親を恨みたい気もするし・・・自分の悲しい気持ちを吐き出したい気分だった。

 こんなにも苦しい胸の内を すべて打ち明けられるのは

 その大元を作った 父の前だけだったのだから・・・。






 海の見える高台に作られた父のお墓に 向かってユジンはでつぶやいた。

 「パパ。私 夢を見ていたの。

  チュンサンと私でここに挨拶に来て・・・2人でお酒でも飲んで

  パパの前で 仲の良いところを見せたいって・・・。

  2人でいつまでも ずっといつまでも・・・。」そう言って ユジンは

 父親のお墓を撫でるのだった。そして墓に触れながら・・・

 「あんなにチュンサンを 初めて会った時から好きだったのは

  最初から 私達が1つだったからなのね・・・。

  ・・・そうなんでしょ?・・・パパ。」お供えの白い花も 墓の傍で聞いている。

 ユジンは 泣きながら「それじゃもう・・・夢を見ちゃダメね。そうよね・・・パパ。」

 そう自分自身を説得するように 父親に語りかけるのだった。





 

 ユジンが墓参りを済まして 墓地へと続く坂道を反対に下って行くと

 正面から仲の良いカップルが歩いてくる。それは自分とチュンサンだった。

 ユジンがチュンサンの腕に手を回して 片方の手に花束を抱えて歩いてくる。

 「疲れた?」「大丈夫よ。あなたは?」

 そう言って近づいて来ると全く知らない赤の他人だった。

 「平気だよ。男だから。」「お父様が喜ぶわ。」「彼女と一緒に来たから?」

 カップルの明るい喋り声が ユジンを取り越してゆく。

 ユジンの夢が 去って行ってしまった・・・。また泣きたくなるユジン・・・。








 ユジンは傷心のまま バスに揺られていた。

 バスに座った席は いつもの2人の指定席ではなかった。

 そして以前は ユジンの胸に輝いていたチュンサンの

 愛の証のポラリスも すでに無くなっているのだ。

 ユジンは 心の中でつぶやいた。「チュンサン。チュンサン・・・さようなら・・・。」







 

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 19話の放送が始まってしまったのに・・・

 忙しくて 今朝から書いて 今やっと18話の後半を書きあげました。

 19話は 先ほど見ました。・・・不覚にも泣いてしまいました・・・。

 ああ・・・また19話も 頑張ってみます!!(笑)

 なので・・・皆さま・・・よろしくお願いいたします(*^_^*)


 
  今回も きょこままさんから 画像をいただきました。ありがとう~

 BGMはYuちゃんの提供です❤ 毎回お世話になってま~す! 感謝~


 


 

 

 
 

 

 

 

 

 

 
 


 

  

 

  

 

 

 

 


 

 

 

 


 
 
 

 
 

 

 

 

 

 

 

 


 

 

 

 

 
 

 

 

 

 
 

 

 

 

 

 

 


2010/03/08 00:07
テーマ:歌姫のひとりごと カテゴリ:韓国俳優(ペ・ヨンジュン)

いいなぁ!!!!

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 今日(日付は変わって昨日)は 長い一日だった。

 朝8時過ぎに家を出て まずパン屋さんに寄って

 今日の発表会のスタッフ、12人分の

 サンドイッチを買って・・・

 9時には 美容院へ到着し 

 髪をドレスの合わせて セットしていただいて

 会場入りしたのが10時過ぎだった。

 
 5人の音楽仲間が合同で行う発表会は

 第3部まであって・・・

 今回 歌姫の生徒が出演したのは第3部。

 午後3時から 5時までの時間帯だった。


 心配だった子どもたちの トーンチャイムの演奏は

 一度も間違えることなく 見事な出来栄えだった。

 一人ひとりも みんな良く弾けていたので 

 先生としては 満足だった(*^^)v


 そして・・・私のドレスのファスナーも 

 なんとか無事に上まで上がり(爆)

 ヘンデルの”泣かせてください”の歌は 

 まずまずの出来だったと思う。

 ・・・ただ、もう1曲の

 モーツァルトの”アレルヤ”が 

 後半になって また痰がこみ上げて来て・・・

 我慢しながらの歌唱だったので イマイチだったぁ(>_<)

 残念!!リベンジならず・・・(;一_一)

 でも 最後の一番高い音が奇麗に出せたから

 良しとしよう!・・・と思う自分に甘い歌姫なのであった(笑)






 


 まぁ そんなこんなで・・・

 終了して後片付けをして帰宅したら

 6時半を回っていた・・・。


 夫も夕方まで ブラスの指導があって

 一日 忙しかったようだ。

 早々と床についてしまった。(ラッキー!笑)


 で・・・ここを覗いて見れば・・・

 ああ みんなアニソナ実写見学ツアーに

 ウキウキしてる内容が目につく・・・。

 

 いいなぁ・・・。

 もうすぐ・・・ヨンジュンに会えるんだね・・・。

 誰かの背後霊になってでもいいから

 歌姫も 最後のチュンサンに・・・

            会ってみたかった!!


 


 

 今晩は疲れたので 

 お友達のお部屋には 夜が明けてからお邪魔します!!


 


2010/03/06 21:19
テーマ:アニソナ カテゴリ:韓国俳優(ペ・ヨンジュン)

アニメ☆冬のソナタ☆第18話(前半)

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 良く晴れた空。 青い海が より青く輝いている。

 「ジャジャ~ン!!」

 ユジンが笑顔でチュンサンに差し出したものは フィルム付きカメラだった。

 「夏からの贈り物よ。」ユジンは チュンサンにウィンクしながら

 「冬を忘れないでって・・・。」と言った。

 そして またポケットの中をゴソゴソ探して 

 「そして・・・これは 私からの贈り物。」そう言って 何かをチュンサンに手渡した。

 チュンサンの掌に乗せられたものは 両面が表のコインだった。

 ユジンは 得意そうに「これなら運命も怖くないわ!」と言って笑う。

 チュンサンは 胸の奥から湧き出す悲しみを 必死で堪えていた。

 「投げてみて。表しか出ないわ。」明るい声でユジンが言った。

 チュンサンは 手にしたコインを 明るい空に放り投げる。

 太陽の光にキラキラ輝くコインを見て ユジンが言った。

 「これで 運命も私達の味方よ!」

 何も知らないで はしゃぐユジンを見て

 チュンサンは 心の中で泣いていたに違いない。



 

 まさか 教会で結婚の誓いを交わし・・・新婚旅行で夫が連れて来てくれた

 この美しい海での出来事が 2人の最後の思い出になるなどと・・・

 ユジンが想像できるはずはなかった。

 ユジンはこの時が 今まで生きてきた中で 最高の幸せを掴んだ瞬間だったはずだから。

 最愛の人に愛されて これから生涯この人と暮らしてゆく・・・

 そんな希望に包まれて 幸せの絶頂のユジンの笑顔を見て

 別れを考えているチュンサンの心が 痛くないはずもなく・・・

 チュンサンにしたら この時が一番つらい瞬間だったのかもしれない。

 (しかし・・・どう考えても 罪な男だ!!!!!!)





 そして日が暮れた浜辺で ユジンはチュンサンに写真を撮ってもらう。

 「1、2、3で撮ってね!」とユジンがお願いする。

 「分かった。」とチュンサンが言って カメラを構えた。

 「1、2・・・3!」チュンサンが声に出すと ユジンは可愛い笑顔を向けた。

 美しい夕日を背にして・・・美しい妻が微笑んでいる。

 チュンサンは 夢中になってシャッターを切った。

 そして・・・実は心の中に ユジンの姿を刻み込んでいた。

 もう 2度とこんなユジンの微笑みを目にすることはない・・・。

 そう思うと チュンサンは涙がこぼれそうになる。




 泣きたいのを堪えて・・・「1、2、3!」

 チュンサンは大きな声で シャッターを切った。

 すると モデルに飽きたユジンが チュンサンの元へ走り寄って

 カメラを奪い取って フィルムの枚数をチェックした。

 「あ・・・1枚しか残ってないわ。撮ってあげる。」

 ユジンがそう言って チュンサンにカメラを向けた。

 「カメラを見て。」ユジンが言うと 「僕は いい。」とチュンサンが言う。

 チュンサンは横を向いて 眉間に皺を寄せている。

 「怖いわよ。笑ったほうが素敵よ。」ユジンは近づいて

 指先でチュンサンの口元を 引っ張り上げてそう言った。

 そしてまた離れて カメラを構える。

 「いい?1,2、3・・・キムチ!」ユジンがシャッターを切った。

 カメラに収まったのは 口元だけ微笑んだ 悲しい目のチュンサンだった。


 

 ここでタイトル







 




第18話 
≪冬が過ぎれば すべて消える≫ 
前半




 
 日が暮れて チュンサンとユジンは 海辺の民宿に身を寄せた。

 (ええっ??新婚旅行で民宿に泊まるのかい?学生結婚でもあるまいに・・・。)

 チュンサンが急に ”海へ行きたい!”と思いついたので

 ホテルの予約は取れなかったのか・・・?

 もしくはこの海辺には民宿しかなかったのか・・・定かではない。(笑)

 (だいたい結婚式は しっかり準備しておいて 新婚旅行は衝動的って変!!!)


 ・・・とにかく2人は 民宿の部屋で壁にもたれて 膝をかかえて寄り添っていた。

 新妻のユジンは 夫にミカンを剥いてその口に優しく放りこむ。

 チュンサンがそのミカンを食べて とってもすっぱかったのか

 「う~~~ん。」と肩をすぼめて 顔をしかめた。

 あら!・・・と思ったユジンは 自分もそのミカンを食べてみようとするが

 すっぱいのだろうと思うと 口に入れられない。

 そんなユジンを見て チュンサンが笑った。

 ユジンもつられて 肩をゆすって2人で楽しく笑い合う。

 そして笑いが途切れると チュンサンとユジンは見つめ合った。

 ユジンは 少し気まずくなって視線を逸らす。

 (新婚初夜で緊張している新妻なのだ。可愛い!!)

 すると チュンサンが「ネックレスは?」と聞いてきた。

 自分がプレゼントしたはずのネックレスを ユジンが身につけていないからだ。






 ユジンは「ああ。」と言って ネックレスをゴソゴソ探した。

 そして 手の中に入れたポラリスのネックレスを チュンサンに見せながら

 「これ 丈夫そうなのに・・・くれた人が心配をかけるから 壊れちゃた。」と言った。

 すると チュンサンは「貸して。僕が直してあげる。」と言って手を出した。

 ユジンは嬉しそうに「罪滅ぼしに?」と言って ネックレスを渡す。

 「ああ。」そう言って チュンサンはポラリスを握りしめた。

 自分のユジンへの永遠の愛を誓った・・・ポラリスの首飾り。

 「早く直して 返してね!」とユジンが言う。

 うん・・とチュンサンはうなずいて ネックレスをポケットに仕舞い込んだ。

 ユジンは また恥ずかしくなって、チュンサンを見れずにうつむいて言う。

 「明け方は冷えそうね。」

 チュンサンは そのユジンの横顔を愛おしそうに見つめて また泣きそうな顔になる。

 本当は このままずっと傍にいたい。ユジンを抱きしめて 本当の妻にしたいのだ。






 ユジンが チュンサンの視線を感じて振り向いた。

 チュンサンは左手で ユジンの右の頬を優しく撫でた。

 ユジンの頬の感触や顔のパーツをすべて 覚えておきたかったから・・・。

 まじまじと ゆっくりユジンの顔を近くで見つめ続けるチュンサン。

 チュンサンが顔を近づけると ユジンは目を閉じた。

 ユジンは チュンサンを受け入れる心の準備はできていたのだ。

 チュンサンの優しいキスを ユジンは期待していたに違いない。

 しかし チュンサンは目を潤ませて ユジンに触れていた手を離して

 立ち上がって「ちょっと外へ出てくる。」そう言って 部屋を出てしまう。

 驚いたユジンは 目を開ける。まるで肩すかしをくってしまったユジンだった。

 ユジンはチュンサンが 強引に結婚式を挙げてしまったことを 

 まさか後悔しているのでは・・・と不安になったかもしれない。

 
  
ああ・・・本当に可哀そうなユジン!

  チュンサンが新婚旅行に行こうなんて言うから 

  妻のユジンは 初夜を当然期待するではないか!!(怒)





 

 チュンサンは外に出て ポケットに手を突っ込んで 暗い海を眺めていた。

 潮風が チュンサンの悲しい心に沁み込んで来る。

 するとユジンも戸を開けて外に出て ゆっくりチュンサンの元に近づいた。

 そしてチュンサンの背中から手を回して ユジンは自分から抱きつくのだった。

 隙間なく自分の体をチュンサンにしっかりくっつけて(笑) 肩越しにユジンは言う。

 「私、もう何も怖くない。本当よ。

  何があっても あなたがいてくれれば怖くない。」

 ユジンの言葉を背中で聞きながら ユジンの想いを心でも身体でも感じて・・・

 チュンサンは切なくて・・・苦しそうにため息をつく。





 ”ダメなんだ。これから僕は もう君の傍にはいられないんだよ。”

 チュンサンは 心の中でユジンに詫びていたに違いない。

 そして (多分) チュンサンはユジに指1本触れることなく・・・

 眠り姫のユジンは そのまま寝息を立てることになる。

 スヤスヤ眠ったユジンを残して 夜明け前、チュンサンは部屋を抜け出した。






 


 チュンサンは サンヒョクと2人で日の出前の海を見つめている。

 チュンサンは 電話でサンヒョクに2人の居場所を教えていた。

 そして夜明け前に この場所にユジンを迎えに来るように頼んでいたのだ。

 チュンサンはサンヒョクの態度から 彼がすべてを知っていることを確信していた。

 「どうやって知ったんだ?」チュンサンの質問に サンヒョクは答えなかった。

 「お父さんに聞いたのか?」と聞くと サンヒョクは「ああ。」と答えた。

 チュンサンは 目を閉じて「そうか。 みんな知ってたんだな。」と言った。

 「それで どうするんだ?」と サンヒョクが聞いた。

 チュンサンは海を見つめて「さぁ どうしたらいいのかな。どうしたらいい?」と言う。

 そして サンヒョクを振り向いて「ユジンとこのまま逃げたいと言ったら

 僕たちを見逃してくれるか?」と 悲しい顔でチュンサンは言った。

 「チュンサン。」・・・サンヒョクは チュンサンの心の痛みが伝わって 困ってしまった。





 チュンサンは 波打ち際まで歩いて 靴の先を波で濡らした。

 ふと横を見れば 昼間ユジンと一緒に作った 砂のお城が見える。

 そしてそれは まるでチュンサンの夢が砕けてしまったかのように・・・

 お城は波に洗われて ほとんど形が崩れてしまっていた。

 ”自分の夢は やはり幻だったのか・・・”チュンサンは心の中で呟く。

 サンヒョクは ユジンの眠る民宿へと向かったのだろう。

 チュンサンは 一人で海に佇んでいた。

 そして ユジンが”夏の贈り物”と渡してくれたカメラをポケットから取り出した。

 チュンサンは目を閉じ、心を奮い立たせて そのカメラを海に放り投げた。

 たった1日だけの妻・・・そのユジンが映った写真を 彼は捨てたのだ。

 妻となったユジンを これから捨てるように・・・

 チュンサンは 思い出の一杯詰まったカメラを・・・海へ捨てた。

 その途端、チュンサンは力が抜けて、ガクッと砂浜に膝をついた。

 泣きながら またポケットに手を入れて 今度はコインを握りしめた。

 掌を開けると ユジンの声がした。

 ”投げてみて!表しか出ないわ。これで 運命も私達の味方よ!”

 チュンサンが涙の目で見上げると 夜明け前の空には まだ三日月が残っていた。






 チュンサンが夜明け前、海で泣いていたことなど、何も知らない眠り姫のユジン。

 夜が明けて 民宿の部屋に朝日が差し込む。

 ぐっすり寝たユジンは 目を覚まして 隣にいるはずの夫がいないことに気がつく。

 布団には チュンサンの枕もなかった。途端に不安な気持ちが募るユジン。





 部屋の戸を開けて 外を確認する。早起きしたチュンサンが外で待ってる気がした。

 外を見れば やはり海を眺めたチュンサンがいた。

 ”ああ・・・良かった!!”ユジンは安心してため息をつく。

 しかし、ユジンに気がついて 振り返ったのは・・・

 夫のチュンサンではなく、サンヒョクではないか!!驚くユジン。

 (だいたい愛する人の後ろ姿を間違えてはいけません!!笑)

 靴も履かずに外へ出て ユジンはサンヒョクに向かって言った。

 「あなたが なぜここへ?チュンサンは?チュンサンを見なかった?」

 サンヒョクは ユジンの慌てぶりを見て「ユジン。」とだけしか言えなかった。

 「チュンサンはどこ?」と ユジンは、チュンサンのことだけが知りたい。

 サンヒョクが 言いにくそうに「チュンサンは去ったよ。」と言った。

 するとユジンが怒りだす。

 「そんな嘘言わないで!!なぜチュンサンが?? なぜ・・・去るのよ・・・!」

 サンヒョクはユジンの顔を見ていられずに 顔を背けて言った。

 「これ以上 お母さんを傷つけたくないからだって。」

 ユジンの目から涙が溢れた。「そんなはずないわ!」とユジン。



 

 そうだ。結婚式で 夫婦の誓いまでしたチュンサンが 今更何を言ってるの??

 というユジンの気持ちが、痛いほど分かる。お母さんを傷つけたくないというのなら

 なぜユジンを傷つけた!!矛盾だらけではないか!!

 こんな形で ユジンの前から去るなんて・・・ユジンがあまりにも可哀そうだ。

  ・・・私は怒っている!!・・・と、この脚本家に誰か伝えてください。(笑)



 

 「本当だよ。」とサンヒョクは 今度はユジンの目を見て嘘を言う。

 サンヒョクは 必死だ。ここでユジンを説得できなければ 

 とんでもないことになると思っているサンヒョクが ユジンに言う。

 「もう二度と君とは会わないと そう伝えてくれって・・・。」

 ユジンは泣きながら「そんなはずない!!」と大声で叫んで 走り出した。

 ユジンは 朝日で輝く浜辺を走った。途中で息が切れて足が止まる。

 そして海を見つめて また涙を流す。

 ”これは 本当なの?夢ではないの?

  チュンサン・・・あなたは 私と別れたかったの???”

 海にユジンが心の中で問いかけても 昨日と変わらずに 美しい海が朝日に輝く。

 追いかけて来たサンヒョクは ユジンの肩に優しくコートをかけるのだった。

 ユジンは チュンサンが消えてしまった悲しさで 胸が張り裂けそうだった。

 夜明けの海は ユジンの深い悲しみを飲み込むように 波が浜辺に打ち寄せている。

 





 


 サンヒョクの実家では ジヌが帰宅して靴を脱いでいる。

 (この映像では 廊下で靴を脱いでるようにしか見えない。)

 「あなた。サンヒョクから連絡ありました?」と ジヌを迎えた妻が言った。

 「いや。サンヒョクがどうした?」とジヌが聞き返す。

 「朝から音信不通で、最近様子が変だわ。まさか。ユジンのせいじゃないわよね?

  またユジンと 付き合ってるんじゃないわよね?」妻が息子を心配して言った。

 ジヌは 目を閉じて「それはないから 心配するな。」と言った。

 「それじゃ サンヒョクに何かあったのか知ってるの?一体何があったの?」

 サンヒョクの母は 益々心配そうに夫に尋ねる。

 ジヌは 妻から離れて「戻ったら サンヒョクと話す。」とだけ言うと

 奥の自分の書斎に行ってしまった。取り残された妻は 不満に思った。

 ”何が 私のサンヒョクに起こったというの?”

 サンヒョクの母は それが何かを知りたかった。

 ジヌは書斎で 頬杖をついて考え事をしていた。

 チュンサンのことが どうしても気になるからだった。

 先日 サンヒョクの放送局で ミヒに会った時に言われた言葉を思い出す。

 「ヒョンスは あなたと違う。ヒョンスは 私が何を言っても信じなかったはずよ。

  あなたと違って ヒョンスは私を愛してなかったから・・・。」

 ジヌがミヒに なぜお腹にいたチュンサンのことを ヒョンスに告げなかったのか

 そう聞いた時に ミヒが答えた言葉だった。

 ヒョンスは お腹の子のことを信じなかっただろう・・・というミヒ。

 ”なぜヒョンスはミヒの言葉を信じない?身に覚えのないことだからなのか?”

 ジヌは 一抹の不安を覚えた。”もしやチュンサンは ヒョンスの子ではないのでは?”

 そう考えていると 扉がノックされ息子のサンヒョクが入って来る。

 サンヒョクの母親は 夫の書斎へ 息子の分も合わせて2杯のコヒーを運んでいた。

 台所から廊下を通り 書斎の前まで来ると 中から夫の声がする。

 「チュンサンは ユジンと兄妹だと いつ知ったんだ?」

 それを聞いた サンヒョクの母親は 心底驚くのだった。

 サンヒョクが 父親の質問に誠実に答える。「記憶が戻った時だって。」

 「記憶?」ジヌが驚いた。そしてジヌは言う。

 「では、事故に遭う前から 全部知ってたというのか?」

 サンヒョクは 「ああ。とにかく2人は別れることになったよ。」と報告した。

 ジヌは「そうか。」と言って遠くを見つめた。

 「やっと苦労して会えたのに・・・兄妹だったなんて辛すぎるよ。信じられない。

  こんなことになるのなら ユジンと別れなければ良かった・・・。」

 サンヒョクは そう悔しそうに言って、「もう部屋に戻るよ。」と父親に挨拶をした。

 部屋を去ろうとするサンヒョクを見て ジヌは言った。

 「それなら チュンサンとユジンは年が違うはずだが・・・同じ学年だろ?」

 (流石、沈着冷静な大学教授です!!良く気がつきました!!笑)

 「さぁ。でも2人は 同い年だよ。誕生日も2カ月しか違わない。」とサンヒョクが言う。

 (ええっ??チュンサンは確か2月18日が誕生日のはず。

  だとすると ユジンの誕生日は4月のいつかだ。

  ・・・ええっ?韓国では4月が入学では無いのかな?

  日本だと確実に 2月生まれと4月生まれは 同じ学年にはならない!!)


 「考えてみれば 2人は似てるところが多いな。」と サンヒョクがつぶやくが

 ジヌがボ~としているのを見て 不思議に思い「お父さん!」と声をかけた。

 ジヌは慌てて「嫌、なんでもない。部屋に戻りなさい。」と言うのだった。

 (というわけで・・・ジヌとサンヒョクは 結局コーヒーを飲むことはなかった。

  サンヒョクのお母さんは 2杯のコーヒーをどうしたのだろうか?笑)





 サンヒョクの母が 突然ユジンを訪ねていた。

 「お母さん。お茶をどうぞ。」とユジンが コーヒーを入れて差し出した。

 「もう”お母さん”じゃないわ。分かるでしょう?」サンヒョクの母が言う。

 「すみません。」ユジンはうつむきがちに サンヒョクの母に謝った。

 「結婚ことはいいのよ。それを責める気がないわ。

  サンヒョクと会ってる理由はなぜなの?サンヒョクを都合の良い時だけ呼びつけ

  いらなくなったら捨てるの?」サンヒョクの母は 怖い顔をしてそう言った。

 流しの中では 洗い物が溜まっている。ユジンはチュンサンと別れてから

 家事も手に付かないほど 何もする気が起きなかったようだ。

 サンヒョクの母は まだユジンを責めて言葉を続ける。

「スキー場で会った人と別れたんですって?辛い気持ちは分からなくないけど

 だからといって、サンヒョクと寄りを戻すのは私が許さないわ。もう縁は切れたのよ!

 あなたと彼が兄妹であろうと サンヒョクとの復縁は認めないわ!!」

 目を閉じて辛そうに聞き入っていたユジンは 突然、雷が落ちたような衝撃を受けた。

 「今 何て言いました?」驚いたユジンが サンヒョクの母に尋ねた。

 サンヒョクの母親は答えた。

 「チュンサンという人と 兄妹だって聞いたわ。でも サンヒョクは・・・」

 途中で ユジンの様子が変なのに気がついて サンヒョクの母は言葉を飲み込んだ。

 ユジンは 目を見開いて「今 何と言いましたか?チュンサンと私が何ですって?

 もう一度言ってください。」と サンヒョクの母に迫った。

 「まさか・・・あなた知らなかったの?」と サンヒョクの母が困った顔で言った。

 ユジンは目に涙をいっぱいにして「何と言ったんですか?」とまた聞いた。

 サンヒョクの母は 目を逸らして黙ってしまった。(ああ失敗した!と思ったのだろう。)

 ユジンは テーブルに置いた両手に力を入れて 勢いよく立ち上がった。



 

 ユジンはチュンサンを訪ねていた。どうしてもチュンサンの口から真実が聞きたかった。

 嘘だと言って欲しかった。”まさか・・・自分とチュンサンが兄妹なんてありえない!!”

 しかし、尋ねた部屋には チュンサンはいなかった。

 部屋にいたのは 母親のミヒだった。

 ユジンは震える心を隠しながら ソファーに座っている。

 もうひとつのソファーに腰かけたミヒが口を開いた。

 「チュンサンに会いに来たの?

  私も会いに来たんだけどいないのよ。何日も連絡がつかなの。」

 ユジンは 否定してほしい不安な疑問を ミヒに投げかける。
 
 「本当ですか?本当なんですか?本当に チュンサンは私の父の子なんですか?

  本当ですか?違いますよね?・・・違うと言ってください!!」

 何も言わないミヒに ユジンは畳みかけるように質問する。

 ユジンは 早く答えが欲しかった。”違う”という答えが どうしても聞きたかったのだ。

 ミヒは立ち上がった。それを見たユジンも立ち上がって 声を荒げてミヒに言う。

 「彼は父の子じゃないと 違うと言ってください!!」

 しかし ミヒはユジンに背を向けて言うのだった。

 「チュンサンのことは 諦めて。・・・諦めてちょうだい。

    信じられないでしょうが、チュンサンは・・・」

 ミヒがそう言いかけると ユジンは最後まで聞くのが辛くて・・・

 泣きながら部屋を飛び出して行った。


                       後半につづく・・・





  なんなのよ!! このミヒの思わせぶりな態度と言葉!!(怒)

  実は字幕では ”チュンサンと別れて欲しいの”という訳になっているが

  多分、私の耳が正しければ 上に書いたように”信じられないでしょうが・・・”

  と言っているはずなのだ。それにしても ミヒは 本当に卑怯だと思う。

  自分の想いを貫くためには 何でも犠牲にする・・・そんな女だったのかもしれない。

  もしかすると ヒョンスに愛想を尽かされたのも そんなミヒの傲慢なところが

  ヒョンスには耐えられなかったのかもしれない・・・。

  そして前回の結婚式の展開に比べ、今回の”最後の海”では

  すべてが 実写版の展開に戻っています。・・・はぁ・・・ため息。

  何万回も書きますが、この展開になるのなら 結婚式は余分でした!!!!!!

 


************************************

 



  19話の放送があった今日・・・やっと18話の前半をUPできました。

  ただし・・・後半は まだ時間がかかります。お許しください!!

  今回も きょこままさんから 画像をいただきました。ありがとう~

 BGMはこみしゃんの提供です❤ 毎回お世話になってま~す! 感謝~


 


 
 

 

 

 

 

 

 
 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  

 
 

 

 

 

 

 

 
 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


 

 
 

 

 

 

 

 

 


2010/03/06 17:31
テーマ:歌姫のひとりごと カテゴリ:韓国俳優(ペ・ヨンジュン)

楽しい時間

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 今日は 朝からずっと雨だったのだが

 楽しい一日だった!!


 例の”私のチャヌ”が お嫁さんを連れてきたの。

 もう とっても可愛いお嫁さんでビックリ!!

 チャヌもいい男だから 美男美女のカップルだった




 写真はまだ出来あがってないということで

 携帯で撮った ラブラブ2ショットだけ見せてもらったけど

 どちらかというと チャヌは女装が似合うくらい

 華奢で奇麗な顔立ちをしてるから

 正装した姿は 宝塚の男役のようで・・・

 宝ジェンヌと男役との2ショットのようで可笑しかった。



 

 正午ぴったりに来るように 伝言してあったのに・・・

 張り切って 11時半に来るものだから

 慌ててミートソースのスパゲッティと ガーリックトーストと

 サラダを作って・・・食べさせました

 チャヌは もともと私の作る料理は口に合うようで

 「美味しい!!」を連発してくれるから 作り甲斐があるんだけど

 お嫁さんも 細いくせに バクバク食べてくれたので

 嬉しかった歌姫でした(*^^)v 

 うん・・・ミートソースは自信あるぞ!!(笑)

 
 そして 楽しくお喋りしてたら あっという間に2時間経って

 ピアノの生徒が集合してしまったので

 チャヌ夫婦に 生徒たちのトーンチャイムの演奏を

 しっかり聴いて 帰っていただいた。(*^_^*)


 次回は5月の連休に 次男が帰省した時に

 遊びに来るって言ってた・・・。

 それにしても 素敵なカップル☆

 いつまでも お幸せに~~~~!!

 


 
 
 生徒たちは チャヌ夫婦に褒められて 鼻高々(笑)

 これで 明日の本番も 間違えずにできたらいいんだけど・・・。

 ああ・・・早く本番が終わって ほっとしたい歌姫なのでした。







 それにしても・・・

 本物のミステリーツアーが決行されるんだって??

 今度は DATVの加入者のみ・・・200人対象!!

 歌姫も参加資格はあるから 応募したい!!

 と思ったら・・・パスポートを持ってないから

 やっぱり申し込めない!!(涙)


 ああ・・・早くパスポートを取っておけば良かった!!

 


 

 

 


2010/03/05 07:38
テーマ:歌姫のひとりごと カテゴリ:韓国俳優(ペ・ヨンジュン)

ケンチャナ星人☆

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 ああ・・・朝からだる~い!!

 なんでだろう??

 日曜日から 月、水と頑張って夫に付き合って

 1時間ウォーキングした その疲れが出たのかな??

 火曜日は 晩に歌のレッスンで出かけ

 昨夜は 雨だったからラッキー!!で歩かなかったのに・・・。

 




 ああ・・・確実に身体は老いている(T_T)

 もともと運動音痴なので・・・

 ウォーキング以外に スポーツをする気にもならないし

 田舎だから スポーツクラブは車でかなり走らないとなくて

 運転嫌いな歌姫は 数年前に1年程通って根を挙げた。


 
 家の中で ○○キャンプのトレーニングを

 夫とDVDを見ながら 必死でやったこともあるけど

 2人とも2、3週間で 脱退・・・(;一_一)

 




 
 夫はゴルフの打ちっぱなしだけは

 毎週末必ず 2時間以上はしてるけど・・・

 歌姫はゴルフなんて 一生しない気がする(笑)

 だいたい日に焼けるスポーツは 絶対に嫌だ!!(笑)

 (ああ・・・ヨンジュンとも趣味が合わない・・・笑)

 


 
 だから 先日録画していたヨンジュンの

 【History of ペ・ヨンジュン】を見て

 3ヶ月間 スポーツクラブに通って

 身体を鍛え上げてる映像を見て・・・

 改めて心から ヨンジュンを尊敬してしまった!!!




 
 彼は 人間じゃない!!!

 ・・・とまで 思ってしまった歌姫(*^_^*)

 なんであんなに強い精神力があるんだろう??

 同じ物を 3か月食べ続け・・・

 一日何時間も ハードなトレーニングを続けられる。


 うん・・・やっぱり・・・普通じゃない!!(笑)


 


 ヨンジュンは オリンピック選手にもなれるし

 学者にもなれる要素を秘めている。

 ある意味・・・天才!!!

 天才って・・・努力を難なく続けられる才能だって思うから。

 ヨンジュンは 稀にみる超天才だと歌姫は思う。


 



 


 ああ・・・天才を好きになっちゃった私達・・・。

 凡人には なかなか彼のすべてを理解するには難しい(笑)

 
 そして・・・

 ミステリーツアーのような 今度のアニソナツアー・・・

 きっとギリギリに 繊細の連絡が来るよ、きっと・・・!!

 ケンチャナ星人でもある ヨンジュンが

 笑顔で「何も心配いらないよ~~!!」って言ってる気がする。






 今日は 義父の誕生日。

 大好きな苺を乗せたバースデーケーキを作ろうかと思ってます。

 ああ・・・生徒の最後のレッスンもあるし・・・

 今日も忙しい・・・(;一_一)

 だるいなんて言ってられませんね!!

 歌姫も ケンチャナ星人になって・・・

 今日も一日・・・頑張りま~す(^O^)/
 

 




 ≪追記≫ 


 

 今日 作ったケーキです(*^_^*)

 慌てて作ったので・・・

 一目で手作りと分かるシロモノ(笑)

 83歳になった義父は 喜んでくれました!!
 
 
 

 

 

 


2010/03/04 08:56
テーマ:歌姫のひとりごと カテゴリ:韓国俳優(ペ・ヨンジュン)

七転び八起き・・・

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 今日は お天気が悪いせいか

 なかなかすっきり目覚めなくて・・・

 ギリギリにやっと布団から這い出して

 慌てふためいて 朝食とお弁当を作っていた。

 で・・・いつもの手際の良さで(自画自賛!笑)

 あっと言う間に お弁当完成!!

 と思ったら・・・大失敗!!(>_<)


 ・・・お弁当の蓋に おかずを詰め込んでしまったの(涙)

 
 夫のお弁当箱は 漆塗りの2段重ねの和風なお弁当箱。

 楕円形の箱が3つあって一番小さいのがおかず入れで

 中くらいの箱にご飯を入れて・・・一番大きいのが蓋。

 大きさが微妙に違うのに・・・寝ぼけて・・・

 一番大きい箱に たっぷりおかずを詰めてしまった!!

 野菜入りの揚げ出し豆腐を 朝ちゃんと焚いて・・・

 鮭も焼いて、昨夜の残りのほうれん草のおひたしに

 ポテトサラダ、枝豆入り練り物、プチトマト・・・。

 それを 美し~く詰めて満足したのに・・・

 蓋が・・・ない!! ええっ??

 これが蓋????

 ガ~~~~ン!! ショック~~~~!!


 夫には怒られるし・・・最低!!(;一_一)

 急いで詰め直したけど・・・

 夫がせかすから もうグチャグチャだった・・・!!

 あ~あ・・・悔しい!!






 


 人間は 完全じゃない。

 当たり前なことだが・・・

 こんな失敗が続くと 「ああダメな私。」となる。

 でも 歌姫の良いところ(悪いところ?笑)は

 自己嫌悪が 長続きしないところだ。(爆)

 

 すぐに ケロッと忘れてしまって・・・

 またまた 同じ間違いを繰り返してしまう(>_<)

 現に この蓋におかずを詰めてしまったのは 2回目!!

 夫が呆れるのも まぁ分かる・・・(笑)

 

 



 でも 完璧な人間なんてつまらない!!

 と、歌姫は思う。

 非の打ちどころのない人間・・・

 取り付く島がないではないか・・・!!

 
 親子関係でも そうだと思う。

 自分の子供に 完璧な親でいよう・・・

 そんな努力は しなくていいと思う(笑)

 
 嫌、努力は必要だが・・・

 出来なくても、失敗しても卑屈になることはない。

 「ごめん!!」と 子供に素直に謝れれば 

 それでいいんじゃないかと思う。


 親が少し間が抜けてるほうが・・・

 子どもは 返って

 「自分がしっかりしなければ!!」 と思って

 しっかりとした 責任感のある子に育ったりするもんだ。(笑)

 

 


 だから 心配なのは ヨンジュン・・・。

 彼は完璧主義だから・・・

 夫としても 親としても

 「こうあらねばならない!!」って 自分の理想を

 必死に追い求めてしまって・・・

 家族は 窮屈な思いをしないかな??

 いらぬおせっかいだろうが・・・

 朝から 自分の失敗をいいことに(笑)

 ヨンジュンの未来の家庭を想像してしまったのだった。






 

 そうそう・・・

 話は全く変わるが・・・


 この真っ赤なポスターは 何??

 と思っていたら・・・

 今朝 韓国公式をチラと覗いてやっと分かった!!


 これは 2010年南ア共和国ワールドカップ応援

 "All The Reds"スローガン新聞広告 なのだそう。


 そもそも ヨンジュンは普段は真っ黒・・・。

 こんな真っ赤な衣装は珍しいと思って

 気になってたんだけど・・・納得!!

 

 韓国は スポーツの世界大会は

 国民が一丸となって 熱狂的に応援する。

 日本だって 国民は応援してるつもりだけど

 あの韓国の熱いパワーには 負けると思う。


 

 

 ”期待しなさい!! 興奮しなさい!!”

 韓国の代表で ヨンジュンが旗を振る。


 
 オリンピックに次いで 

 また韓国の大躍進がありかもしれない・・・。

 ああ・・・岡田ジャパン・・・大丈夫??

 昨日は なんとかバーレーン戦で2点取れたみたいだけど

 日本はどのくらい ワールドカップで燃えることができるだろう。

 

 



 でもね・・・

 勝負は勝たねば!!それはそうだけど・・・

 負けても また明日があるよ!!

 「次は 頑張ろう!!」って・・・

 目標を持って 希望を持って・・・

 進歩しようと思う気持ちが 大事になんだって思う。

 
 ということで・・・

 歌姫も 日々「進歩しよう!!」という気持ちを持って

 なんとか カメの歩みで頑張って生きています。

 明日のお弁当は 失敗しないぞ~~!!

 


 
 

 

 
 

 
 

 

 

 

 

 

 


2010/03/03 08:32
テーマ:歌姫のひとりごと カテゴリ:韓国俳優(ペ・ヨンジュン)

着々と・・・!!

Photo

 

 今日は ひな祭り♪


 祭り好きな歌姫なのだが・・・

 我が家には 孫でさえも男ばかりなので

 小さな雛人形を飾ってはいるが・・・

 ひな祭りのお祝いは したことがない。

 ああ、孫のひな祭りを我が家で お祝いできる日が

 いつか 来るのだろうか?(笑)






 ところで ここのところ

 暖かな日が続いているので

 我が家の春も 着々と成長している。





 


 ひと月前に見つけて買った

 四葉のクローバーは 少し元気がないのだが・・・

 やっぱり 土に植えてあげたほうがいいのかな?


 




 そして 3月といえば

 昨日から騒いでいるが(笑)

 アニソナの実写撮影☆見学ツアー!!

 
 着々と準備は進んでいるのだろうか???

 どんなエンディングにするかは 

 勿論、もう決定されてるよね??

 そして撮影場所だって・・・もう決まってるよね??

 
 


 

 

 ニューヨークで どんな生活を過ごしたのか

 果たして 3年間の2人の空白の時間は 

 私達に、しっかり明らかにされるのだろうか?

 もう時間は 余り残っていないと思うけど・・・(;一_一)


 ああ・・・着々と・・・

 アニソナの終焉は進んでいるのかな??


 そして・・・気になる。

 チュンサンは やはり盲目なのだろうか?

 

 


 
 衝撃の結婚式があったアニソナ・・・

 歌姫は この新しい冬のソナタ≫

 もうこれ以上、原作から脱線することもないと

 そう踏んでいるので・・・(祈ってる!笑)

 必ず 感動的なエンディングになるに違いない!!

 そう思っています(*^^)v





 

 
 なにせ・・・あの2人だもの・・・。

 2人で寄り添っているだけで 

 もう完璧な絵に違いない・・・。

 1000人の家族・・・しかと目に焼き付けて来てね!!

 



 歌姫は今週、日曜日の生徒の発表会が終えるまで

 落ち着かない毎日が続きます。

 前日の土曜日に 生徒をもう一度集合させ

 トーンチャイムと 最後に全員で歌う歌の練習と

 最後のリハーサルを 我が家で行います。

 
 でも・・・その日・・・

 先日ここで語った 私のチャヌが 

 お嫁さんを連れて 急に挨拶に来ることになり

 ええっ?? ・・・でも、来るなとは言えないし(笑)

 リハーサルの前に時間を作ることにして・・・

 またまた バタバタしそうな気配・・・(;一_一)

 まぁ 何とか・・・頑張りま~す!!


 

 

 

 


 

 

 

 

 

 

 


 


 

 

 

 

 


2010/03/02 08:37
テーマ:歌姫のひとりごと カテゴリ:韓国俳優(ペ・ヨンジュン)

彼の視線の先・・・

Photo

           ★BGMが重なって聞こえる場合は タイトルをクリックしてください

            ・・・ちなみにこのタイトルの記事にはBGMはつけてません(*^_^*)





  昨日から3月に突入!!


  ちょっと!!

  アニソナ実写ツアーに行ける家族の皆さん!!

  準備はOK??? 体調は???


  もうすぐ・・・もうすぐだね・・・。


  ヨンジュンの視線の先に・・・

  1000人の家族が登場する!!


 


 
 
  ああ・・・歌姫も想像しただけで

  ドキドキするよ・・・。

 

  どんなチュンサンの姿で

  ヨンジュンは家族の前に現れるのか・・・。


  
  そして 嬉しい家族へのサービス・・・

  あるのかな??って・・・。

  あったらいいね~~~~!!(*^^)v

 





  ツアーに行ける1000人の家族・・・

  行けない家族は 物凄~く羨ましいと思ってるよ(笑)


  それでも 今度は・・・私の番!!

  いつかは・・・私だって!!

  そう思って ぐっと我慢しているのです(笑)







  
  それでも 歌姫は

  『韓国の美をたどる旅』の取材の中で

  ヨンジュンに家庭料理をご馳走したり

  ご自分の日記を披露してくださった

  このお婆様が羨ましい。


  このお婆様は ヨンジュンの記憶の中に 

  しっかり刻まれて、

  彼はお婆様を 生涯忘れないと思うから。


 




  物凄~く欲張りな歌姫は・・・

  ヨンジュンの視線の先にいて

  彼の記憶にしっかり残るような・・・

  そんな出会いがしてみたいと 夢みてる。




 
  


  夢を見るのは 自由だもの・・・。

  どうせ夢見るなら・・・

  歌姫は ヨンジュンと

  長い時間 視線を合わせて・・・

  いっぱいお喋りしてみた~~~い!!(^O^)/

 

  

 


  ・・・そこのあなた・・・石を投げてはいけません!! 

 「家族は仲良く!」・・・ヨンジュンからのメッセージです(爆)

 

  


 

  
  


 


2010/03/01 12:09
テーマ:アニソナ カテゴリ:韓国俳優(ペ・ヨンジュン)

アニメ☆冬のソナタ☆第17話(後半)

Photo

       ★BGMが重なって聞こえる場合は 上のタイトルをクリックしてください






 第17話 

≪ふたりの初めての海 そして最後の海≫後半



  






 すっかり日が暮れた街の中に浮かぶ教会。
 
 礼拝堂の中で並んで座っているのは キム次長とチョンア姉さんだ。
 (多分。笑)

 いきなりユジンと結婚式を挙げると言いだした マルシアンの理事長。

 部下であるキム次長とユジンの同僚のチョンアは 急な結婚式に驚きながらも

 2人のために 出席してくれたに違いなかった。

 (その我儘上司の)チュンサンは 結婚式に備えて

 Yシャツのボタンを留め、ネクタイを締め

 颯爽と上着をはおって 鏡の前に立っていた。

 そして 鏡の自分に問いかける。”これで 本当にいいんだな?”




 
 そしてユジンはといえば、チンスクが自分のために

 チェリンから預かったドレスを 一生懸命に着付けしてくれていた。


  しかしながら どう見ても、これはウェディングドレスにしてはダサイ!笑

  実写版で着ていたドレスに良く似ている可愛いドレスなんだけど・・・

  こんな質素なドレスをあのチェリンが作るとは とても思えない私。



 そしてようやく着替えが終わると、チンスクはユジンを見つめて

 「ユジン。本当に奇麗よ。」そう言って 感極まって泣きながら

 「ティアラを持ってくるから ちょっと待ってて。」そう言って 部屋を出て行ってしまう。

 鏡に映る自分を確認して ユジンは靴を履こうとハイヒールに足を伸ばす。

 しかし着なれないドレスを着て 履きなれないハイヒールに ユジンは戸惑ってしまう。

 ”どうすれば履けるのかしら”と片足を上げていると どこからか手が差し伸べられる。

 チュンサンの手だった。チュンサンは優しくユジンの足を持って 

 ハイヒールにユジンの足をそっと入れた。 2人は10年前の記憶が頭をよぎる。

 ”あの時もこうして 僕は君に靴を履かせてあげたよね。

  あの時から ずっと僕は君が好きだったんだ・・・。”

 チュンサンはそう思いながら ユジンに靴を履かせていたのではないだろうか。

 ユジンを慈しむように・・・優しく両足の靴を履かせるチュンサンだった。

 (う~ん・・・しかしながら、原作の色んな名場面をつなぎ合わせてる気がする私。)

 そして2人は 鏡の前で向き合った。

 ユジンは お返しにチュンサンのネクタイを直してあげるのだった。
 
 ”これでいいわ。”2人の衣装が整うと ユジンとチュンサンは

 鏡の方を向いて並んで立った。チュンサンは左側。ユジンは右側に・・・。

 そしてそれが そのままの立ち位置で

 チュンサンとユジンの2人は 祭壇の前に立っている。

 (実は この立ち位置・・・私の知っているものとはまるっきり逆!!)






 2人の正面には 神父が立っていた。 (本当に正式に挙式するつもりなのか??)

 神父は分厚い眼鏡に手を当てて 正面の2人の顔をしっかり見る。

 (心の中で神父は ”なんて美男美女~!!”と思っただろう。笑)

 ユジンの頭には 結局ティアラではなく 花の冠が乗っていた。

 どうやらチンスクがティアラを失くして 急遽この冠にしたらしい。

 (なんで私が こんなことまで説明せねばならんのだ!)

 十字架の前で チュンサンはユジンの手をとり 指輪の交換が行われる。

 チュンサンは 片方の手でポケットを探って指輪を取りだして

 ユジンの左手の薬指に 指輪をはめた。 (はめてしまった~~~!!)

 それは 小さなルビーのついた可愛い指輪だった。 (まるでファッションリングだ!)

 そしてチュンサンは心の中で つぶやいた。

 ”神様 お許しください。”

 (神様は許すけど・・・私は許さない、こんな結婚式!!)


 サンヒョクは 必死に教会へ向かっていた。 (もっと急げ!!サンヒョク!!)


 そして神父が誓約の言葉を 2人に促す。

 (普通 結婚式は 誓約の方が先で、指輪の交換はその後です!)

 「新婦は誓いの言葉を。」と神父が言った。

 (普通 結婚式は 誓約は新郎が先にします!!)

 立会人は ヨングクとチンスク。そしてキム次長とチョンアの4人だけだ。

 ユジンは チュンサンを見つめながら 嬉しそうに誓う。

 「私、チョン・ユジンは カン・ジュンサンを夫とし

  生涯 愛し続けることを誓います。」

 「新郎も誓いの言葉を。」と神父が言った。

 「私 カン・ジュンサンは チョン・ユジンを妻とし

  生涯 愛し続けることを・・・」そこでチュンサンは言葉に詰まった。

 ユジンは 驚く。 (”なぜそこで止まる?ちゃんと誓ってよ!”と思っただろう。)

 心配そうなユジンに チュンサンは ほんの少し苦しそうな顔で言った。

 「愛し続けることを・・・」ここでチュンサンの心の声がする。

 「神様。僕を許さないでください。」

 そしてチュンサンは 新たに声を張り上げて 許さないでとつぶやいた神に誓う。

 「私 カン・ジュンサンは チョン・ユジンを妻とし

  生涯 愛し続けることを誓います。」


 
  ああ・・・誓ってしまった。ということはここで神父に結婚宣言をされれば

 2人は夫婦と認められることになる。多分、結婚宣言をされたに違いない2人。

 アニメは チュンサンとユジンは夫婦となって・・・そして別れる物語になるらしい。

 なぜだ??なぜここで夫婦にならねばならなかったのか・・・作者に聞いてみたい私。




 サンヒョクが 必死に走って教会まで辿り着いた時には すでに遅かった。

 「おめでとう!」と参列したチョンア達に祝福の言葉をかけられて

 2人が教会から出てきたところだった。

 教会の扉の前で 4人に拍手され、ライスシャワーを嬉しそうに浴び

 「ありがとう・」と喜ぶユジンが、サンヒョクの目に入った。

 駆けてきたサンヒョクに みんなが気がついて、息を飲む。

 「サンヒョク。」・・・ユジンが困ったような顔をして語りかけた。

 サンヒョクは黙ったまま ユジンの手を掴んでチュンサンから引き離そうとする。

 「サンヒョク。」みんなが唖然として驚くが・・・ 

 どんどんユジンを引っ張って行くサンヒョクに 

 一番驚いたのはチンスクとヨングクだった。

 「サンヒョク。やめて!」ユジンがサンヒョクを拒む。

 チュンサンは そんなサンヒョクを悲しい目で眺めている。

 「サンヒョクが変だわ。」チンスクの泣きそうな声がする。

 「お祝いに来ただけだ。」ヨングクが心配するチンスクにそう言っている。

 しかし、サンヒョクのユジンを見つめる目に 悲しいものがあることを

 チュンサンは気がついたのだろうか?

 ”サンヒョクは 真実を知ってしまったのか?”

 そんな不安が チュンサンの胸をよぎったのではないだろうか・・・。





 ユジンを無言で見つめ続けるサンヒョクの姿に

 「早くなんとかして!」チンスクが ヨングクを肘でつっついてそう言った。

 仕方なく、ヨングクが「サンヒョク。来い。」そう言って 

 サンヒョクの肩を抱いて ユジンの傍から離して連れてゆく。

 その間に 「ユジナ。早く乗って。」

 と、ユジンはチョンアに促されてチュンサンの車に乗り込んだ。

 そして出発しようとする車を見て サンヒョクがまた止めようと動く。

 「昨日までは 身を引くって言ってたろう。」と 

 サンヒョクの腕を 必死に掴んで止めようとするヨングクだった。

 サンヒョクが苦しそうな顔で振り向くと ヨングクがまた言った。

 「ユジンが幸せならそれでいいって。」チンスクも傍にやって来て言う。

 「サンヒョク、今までよく耐えてきたのに、急にどうしたのよ。」

 するとサンヒョクは 眉間に皺を寄せて真剣な顔で言うのだった。

 「2人とも 僕を信じてくれるか?何も聞かないでくれ。」

 そう言うと サンヒョクは怖い顔をして 車に乗り込み去って行ってしまう。

 慌てて去ってゆくサンヒョクを見た ヨングクやチョンアら4人の立会人は

 何のことだか分からずに、ただ茫然として サンヒョクを見送るのだった。







 そしてチュンサンの車に乗り込んだユジン。

 サンヒョクの突然の行動に テンションが下がって暗い顔だった。

 そしてそれは チュンサンも同じだ。

 サンヒョクの行動を もしや・・・と推測するチュンサンは

 泣きそうな顔をしてハンドルを握っていた。

 「大丈夫?」チュンサンが 隣のユジンに聞いた。 (自分が大丈夫でないくせに・・・)

 そして「ごめん。」とユジンに謝るチュンサンだった。

 この時の”ごめん”は・・・深い意味があると思う私。

 兄妹と知っていながら 結婚を望んでしまって・・・ごめん・・・。

 チュンサンは この時から冷静な自分にやっと戻ったのかもしれない。

 サンヒョクのあの自分を咎める怒りの表情から・・・

 影の国の男、チュンサンは やっとサンヒョクが放った光の中で

 自分を見つめ直すことができたのではないのか?






 「私は平気よ。お母さんにも サンヒョクにも祝ってもらえなくてもいいの。

  みんなに反対されても 私は平気よ。全然悲しくないわ。あなたがいるもの。」

 ユジンは そう言いながら涙を流した。

 チュンサンは そのユジンの涙を指でそっと拭うのだった。

 (運転しながら・・・危ないと思います!!)

 ユジンはそのチュンサンの指をしっかり捕まえて

 「2度と離したくないの。・・・あなたも離さないでね。」そう言うのだった。

 チュンサンはユジンが掴んだその片手で 反対にユジンの手を握りしめた。

 ユジンはまた片方の手で そのチュンサンの手を包み込む。

 「海を見に行かない?」突然、チュンサンがそう言った。

 驚くユジンに チュンサンが明るい声で言うのだった。

 「僕たちの新婚旅行さ。」 (ええっ???そんなこと言っていいのか~~???)


 それでも この時のチュンサンは もうユジンとの別れをやっと決心している。

 サンヒョクの登場で やっと我に帰ることができたのだ。

 ”自分はユジンをも 影の国に引きずろうとしていた・・・。”

 そう気がついて ユジンを光の中に戻そうと考え直したチュンサン。

 ユジンには決して知られてはならない事実。

 それをひた隠しにして・・・ただユジンとの美しい思い出の時間を作ろうと

 チュンサンは そう判断したに違いない。 ・・・苦しいけどそう判断する私。

 

 ユジンは嬉しそうに「その前に寄りたい所があるの。」と言った。

 「どこ?」とチュンサン。「秘密よ。」とユジン。

 果たして ユジンが寄りたいと言った場所はどこなのだろう?

 

 そして、ユジンとチュンサンの結婚式も新婚旅行も止められなかったサンヒョク。

 彼は物凄く苛立ちながら 車を猛スピードで運転していた。

 そして夜の山道で車を急停車させ、八つ当たりしてハンドルを殴りつけた。

 げんこつでハンドルを殴りながら サンヒョクは涙を流していた。

 ”なんでこんなことに?本当のことを知ったのなら・・・

  ユジンが・・・愛するユジンがどんなに傷ついてしまうことか・・・”

 サンヒョクは ユジンのことだけが心配でたまらなかったのではないだろうか。

 だから、チュンサンの浅はかな決断が 絶対に許せなかったに違いない。

 (大丈夫、サンヒョク!!チュンサンはそれほど馬鹿じゃない・・・と思う。笑)

 








 「奇麗に撮ってください。」ユジンの声がした。

 そこは 片田舎にある1件の写真屋だった。 (実写版とそっくりな写真屋)

 「勿論ですよ。」カメラマンがそう答える。

 「モデルが美男美女だから、どう撮ってもいい写真になるでしょう。

  任せてください。」美しいカップルのユジン達を見て、やる気満々のカメラマン。

 ユジンとチュンサンは顔を見合わせた。(美男美女と言われて嬉しかったのかな。笑)

 「どれどれ・・・今の感じでとてもいいです。では 動かないで!

  男性は首を左に・・・嬉しいのは分かりますが、口は閉じてください。

  良く似たお二人だ。さぞかし仲がいいんでしょうね。」「そう?」とユジン。

 ユジンはにっこり笑っているが、チュンサンは”良く似たお二人だ”の言葉が

 胸にグサッと突き刺さったのか、眉間に皺が少し寄った。

 「では撮りますよ・・・1、2、3」

 ユジンとチュンサンの結婚写真のシャッターが・・・切られた。



 
 そして車は 2人を海へ連れてくる。夜明け前の海だった。

 砂浜に車を停めて 2人は車から降りて寄り添って立っている。

 (これも 実写版とそっくりな映像だ。)

 チュンサンは海を見ながら「海は初めてだ。」と言った。

 「今まで一度も 海に来たことないの?」とユジンが聞く。

 「違うよ。君と一緒に来たのは初めてだろう?

  だから 僕たちにとって 初めての海だ。」とチュンサンが言う。

 「そうね。私達2人 初めての海。」ユジンは嬉しそうにそう言った。

 そんなユジンをじっと見つめて・・・チュンサンは心の中でつぶやく・・・。

 「そして・・・最後の海だ。」


 

 チュンサンはこの時、やはりユジンとは別れる決心をしていた。

 ユジンと自分は やはりどう考えても一緒になってはいけない・・・。

 冷静に考えれば、やはりそうなのだ。結婚などはできるわけもない。

 それなのに・・・結婚式を挙げてしまい・・・ユジンに新婚旅行などと言って

 こんな場所に連れて来てしまうチュンサンの行動は やはり変なのだが・・・。

 やはり悲しみのあまり壊れているチュンサンの思考回路なのだろう。

 愛するユジンに 2人で過ごす最高の時間を 

 チュンサンは ユジンにプレゼントしたかった。





 
 海から 美しい朝日が昇って来た。

 ”神様・・・今日だけ・・・せめて 今日だけは・・・

  ユジンと 一緒にいさせてください・・・。”

 チュンサンは 心の中で そうつぶやいたのではないだろうか。




 
 チュンサンとユジンは まるで子供のように海で遊んだ。

 靴を脱いで 波打ち際を2人で歩く・・・

 そして 砂のお城をプロの建築家として必死に作るチュンサン。

 ユジンも勿論、お得意の分野だ。

 2人は まるで本物のお城のミニチュア版のような 

 完成度の高いお城を作っている。




 遊びにやってきた子どもたちは そのお城を見てお口があんぐり・・・。

 ”なんて凄い 砂のお城なんだ!!”と 少し離れた場所で感動している。

 「不可能の家?」チュンサンが 砂のお城を作りながらユジンに尋ねた。

 「うん。好きな人の家が 一番素敵な家だとお父さんに言われたの。

  そんな温かい家を実際に作りたいの。・・・無理よね。」とユジン。

 「嫌。僕も手伝いたい。」と、チュンサンが微笑んで言った。

 「下絵は何度も書いたけど、設計が上手くいかないの。」とユジンが言う。

 「それなら 僕が設計してみたいな。」とチュンサンが言えば

 「えっ?約束してくれる?」ユジンは チュンサンの返事が嬉しかった。







 すると「凄い!!」 少し離れて遠慮しながら見ていた子どもたちが声をあげた。

 子どもたちは お城を囲んで「ここに住みたい!」と 興奮している。

 ユジンとチュンサンは顔を見合わせて 微笑んだ。

 そして ユジンが下を見てまたシャベルを動かすと 何かを見つける。

 「チャン!!」ユジンがチュンサンに向かって 嬉しそうな顔をして

 指でつまんだコインを見せた。・・・驚くチュンサン。

 自分の周りにも 落ちていないか必死で探してみるチュンサンだった。 (笑)

 そして 2人は砂遊びにも飽きて 浜辺に打ち上げられた廃船の上に座っていた。




 チュンサンとユジンは 並んで美しい青一色の海を眺めている。

 嫌・・・ユジンは違った。(笑)

 先ほど浜辺で拾ったコインを 必死に数えている。

 「1、2、3、4・・・・・こんなに拾った!!」

 そのコインをチュンサンに見せて 子供のように喜ぶユジン。

 「お金持ちだね。」とチュンサンが微笑む。

 「不思議よね。なんで沢山落ちてるの?」とユジン。

 「夏に来た人が落としたんじゃないかな。」とチュンサン。

 「ああ そうか。」とユジンが笑って 

 「アイスクリームが1つ。2つ。3つ・・・。」と また数えている。

 すると チュンサンがそのコインを奪ってしまう。

 「ダメよ!」ユジンは チュンサンの手を叩いて そのコインを取り戻す。

 叩かれた掌を 自分でこするチュンサン。 (実写版に似て可愛いシーンだ。)





 「海は冬なのに コインだけは夏だね。」とチュンサンが言う。

 「これ何に使う?」とユジンが ワクワクして言った。

 「そうだな。沢山集めて 船でも買おうか?」とチュンサン。

 「船?」ユジンが 驚いて大きな声を出した。

 「そう 船だよ。そして 2人で航海に出て 一生帰ってこないんだ。」

 チュンサンがそう言うと ユジンは不満そうに言った。

 「でも いつかは帰りたくなるわよ。

  月日がたてば 船は古くなるし、私達も歳を取る。

  そうなれば 辛くなって帰りたくなるわ。」

 チュンサンは ユジンの言葉を聞いて 遠くを見つめながら

 「そうだよね・・・。無理だよね・・・。」とつぶやくのだった。




 
 チュンサンは この時 夢を見ていた。

 海の見える丘で ユジンが揺り籠を揺らしている。

 自分とユジンの可愛い子どもが その中でスヤスヤ寝息をたてている。




 「ユジナ。」自分は 妻の名前を呼んで その傍らに腰かける。

 丘の上には 自分が妻のために建てた不可能の家が見える。

 チュンサンは 心からその夢を実現したかった。

 しかし・・・この夢は 叶えてはならないものだ。

 チュンサンは 心の中で自分自身に言い聞かせた。


 


 一方、ユジンを心配するサンヒョクは 仕事場からユジンに電話をかける。

 「電源が入っていないため 繋がりません。ピー!」虚しい声がした。

 そこへ 先輩の番組のパーソナリティがやってきて 肩を叩き

 煙草を一服しようというジャスチャーを サンヒョクにする。

 サンヒョクが 付き合おうと立ち上がると その時、彼の携帯が鳴る。

 「もしもし!!」慌てて携帯に出てみる。

 「今どこだ? 会って話そう!!」サンヒョクがそう言った相手は チュンサンだった。





 チュンサンは一人で海を背にして 砂浜でサンヒョクに電話していた。

 「頼んだぞ。」チュンサンは そうサンヒョクに言って携帯を切った。

 そこへ ユジンが走ってやってきて「ワッ!!」とチュンサンの肩を 両手で押した。

 あっ!と横をチュンサンは向くが ユジンはもっと驚いて欲しかったので

 がっかりして「どうしたのよ。・・・どこに電話してたの?」と聞いた。

 「会社さ。」とチュンサンは 穏やかな顔をユジンに見せて 嘘をついた。

 「君はどこに行ってたの?」と逆に ユジンに尋ねるチュンサン。

 ユジンは 悪戯をする子どものような顔で ポケットの中に手を突っ込んで

 「ジャジャ~ン!!」とフィルム付きカメラを取り出して見せた。

 「夏からの贈り物よ。」そう言って微笑むユジン。

 チュンサンは 少し驚いてそれでも精一杯微笑んでみせた。

 「冬を忘れないで・・・。」ユジンはそう言うと またポケットに手を探り 何かを掴み

 「そして これは・・・私からあなたへの贈り物。」

 そう言って チュンサンの掌に何かをそっと置いた。

 良く見ると それは 両面が表のコインだった。

 チュンサンが以前ユジンに説明したとおりに コインを張り合わせて作ってあった。

 チュンサンは そのコインをまじまじと見つめた。

 「これなら運命も怖くないわ。・・・投げてみて。表しか出ないわ。」ユジンが言う。

 チュンサンは ユジンが言うとおりにコインを思いっきり 空高く放りあげた。

 コインはキラキラ輝いて クルクルと回転し空へ昇ってゆく・・・。




 


 このコインのエピソードは 実写版にも出てくるが・・・

 この時は まだ結婚式を挙げてないので ユジンの願望として

 結婚したい気持を コインに託した名シーンなのだが・・・

 このアニメでは もう結婚式をしてしまったので

 イマイチこのコインの切なさが 伝わらないと思う私だった。

 

************************************

 

 

 何度も書いて恐縮ですが・・・実写版の名シーンや名セリフを

 このアニメの中で ふんだんに盛り込んでありますが・・・

 設定を変えてしまっているのに登場する そのシーンや台詞には

 実写版とズレが生じて とても違和感が残ってしまいます。

 この作品は 私のように実写版を大事に思う家族には

 少々 心が痛い作品になっているような気がします。

 それでも ヨンジュンもジウも頑張って演じているアニソナ・・・

 最後まで なんとか素晴らしい「冬のソナタ」の世界が広がるように

 足を引っ張らないように この解説を頑張りたいと思っています。

 どうか 最後まで・・・私が頑張れるように祈ってください。


 そして今回も きょこままさんから 画像をいただきました。ありがとう~

 BGMはYuちゃんの提供です❤ 毎回お世話になってま~す! 感謝~



 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


 

 
 
  
 

 

 

 

 
 

 


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