2010/04/10 23:25
テーマ:【創】キコはん カテゴリ:韓国俳優(ペ・ヨンジュン)

【BYJシアター】キコはん30「桜の下で」

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BYJシアターです。


こんばんは^^


急なヨンジュンさんのお越し・・・。
いよいよ、日本でのボランティアを本格的にやっていく構えですね^^

冬ソナの最終章を今、見ています。

あの頃は・・・ホントに素敵^^

それに、気がついたことは、やっぱり、チェ・ジウさんは素敵な共演者でしたね^^

なんというか、いつも明るくて、仕事に対して忍耐強いし、ホントにプロですね。
人に対して、ぜんぜん嫌味なところがないですよね。
ホントは、とっても嫌なこともあるだろうけど、そこを口にしない人ですね。
それでいて、全く普通の人じゃないですか。
エキセントリックなところがない。
とても常識的です。
素敵な人にめぐり合えて・・・幸せになってほしいですね^^

あのジウさんなら、きっと、ヨンジュンさんも気持ちよくお仕事できたことでしょう。




で、本日なんですが・・・

寅ちゃんが来日してしまったので・・・
連載途中ではありますが、
現在の実況中継をしないわけにはいかないので、
急に現在が入りこみますが、
よろしくお願いいたします^^


では、

寅ちゃんの日本滞在をお送りいたします^^




~~~~~~~~~~~





「ああ、どないしよう・・・緊張するわ・・・」

「大丈夫だよ」

「何が大丈夫なん?!」

「夜なんて家族はそんなに来ないだろ?」

「まあな・・・土曜日の7時過ぎに映画館に来る人は少ないとは思うけどね・・・」

「ふん^^ 心配性だね^^」

「でも、初日やで」



キコはんは、寅を睨んだ。





キコ30「桜の下で」





寅がやってきたのは、4月6日の夜だった。

鎌倉に程近い病院に、未熟児用の新生児集中治療ベッドを寄付したので、そこを慰問したら、やってくるということだった。

今までも、ペ・ヨンジュンは、広く慈善活動を続けているが、かねてから、日本で、医療関係のチャリティをしたいと言っていった。かつてのテレビインタビューでも「慈善活動の場を今選定しているところだ」と語ったが、やっと昨年よりその目途がついて、世界的に不足していると言われる未熟児用の新生児集中治療機器を寄付するという活動を開始した。現在はそれが8つの病院となり、今日はその病院の一つを慰問した。





「寅ちゃん、、未熟児用のベッドを寄付するのん?」

「うん。考えたんだけど、これからの未来を担う子供たちにできること。それがいいだろ? 安全な食と子供の医療・・・。日本でも韓国でも・・・未来につながる大切なものだよね」

「そやね・・・。ええコンセプト^^ (笑) 寅ちゃんがマイケル・ジャクソンに見える。(笑)」

「こら!」

「冗談や。(笑) けど、あの人はチャリティの寄付でギネスブックに載っちゃった人やから、冗談でもええことよ」
「まあ、そうだね」
「でも、日本も広いで」
「そうだねえ。少しずつね。僕は少しずつしかできないから。(笑) だんだんに増やしていく予定ではあるけど」
「そやね」
「うん」

「韓国のスターさんは偉いと思うわ。皆、ボランティアとか盛んだし。世界中どこでもどんどん現地へ出かけていってボランティアするやろ」
「稼げるようになったら、社会に還元するっていうのが韓国式だよ。皆に愛を受けたら、また愛を返す」

「うん。ええことやね」
「だよね」




そんなわけで、医療器具の寄付先の一つが同じ神奈川県ということで、寅は今回の来日で、久しぶりにキコの家を訪ねることにした。



「おおきに。表敬訪問していただいて^^」
「なあに?その表敬って?」


寅は、ちょっと眉をひそめて、玄関で靴を脱いだ。



「冗談やから。 気にせんといて」



寅は部屋の中へ入ると、中を見回して、にっこりと笑った。


「いいねえ。やっぱり、家に帰ってきたって感じがして。気が休まるよ」
「そうか^^」
「僕の日本の家」
「ふん^^ お茶入れるね」
「うん」



寅は、自分の家のように、洗面所に行って、手洗いをしている。




「食事はしてきたん?」

「ああ」

「そうか・・・。じゃあ・・・少し、何か飲むか~?」

「う~ん」




「そやね・・・。あ、ゴシレの梅酒があったなあ・・・」



「ああ。さっぱりした」


寅は、顔や腕まで洗って戻ってきた。




「ねえ、ゴシレの梅酒はあるで」
「それはいいねえ。あれは本当においしいから」
「うん。なんか、サラダでも作るか・・・?」
「日本のものが食べたい」
「わかった・・・。ああ、わかめがあるから・・・酢の物と・・・」


「着替えていい? Yシャツだとくつろげないから」

「ええよ。とりあえず、ここの着替えはベッドの上にあるさかい」

「そうお? 用意がいいねえ~^^」

「・・・うん^^」




寅は寝室で、キコの用意した黒のジャージに着替えると、ベッドの上にダイビングするように倒れ込んだ。


布団から、幸せが寅を包み込むように湧き上がり、ほんわかと心が温かくなった。



「ねえ・・・。あら^^ 寝てしもた・・・?」

「うううん」


寅はうつ伏せからゆっくりと体をあおむけにした。



「ちょっと幸せを抱きしめた^^」

「布団で?」

「そ。 布団さんが僕を幸せで包んでくれたよ」

「へえ・・・それはそれは。よかったなあ。その持ち主がいるから、その布団さんも幸せなんよ」

「そうだね・・・」



「さ、準備でけたで」
「うん」




寅が起き上がり、二人はダイニングテーブルへ向かった。


「日本は久しぶりやね」
「そうだねえ・・・。今日は移動中に桜をいっぱい見られてよかったよ」
「ねえ、ここの庭の桜も見た?」



「ああ・・・。そういえば、ここにも桜があったね。すぐに部屋に上がっちゃったから、気がつかなかったけど」
「そうかあ。窓から見てみて。あ!そや、お店のデッキのライトつけてくるわ。そしたら、桜がキレイに見える」

「一緒に行くよ」
「え?」

「下で見よう」
「んでも・・・」

「ここには人は来ないだろ?」
「そやね・・・。じゃあ、これ全部持って、下へ降りるか?」

「うん。花見だね・・・。いいねえ。日本ではお花見が盛んなんだろ?」
「そうや。ああ、お花見弁当とか作りたかったなあ・・・。ま、ええか、デッキから見るとキレイやで^^」





二人は、梅酒と酒の肴を持つと、1階の店のほうへ移動した。

店の中は、壁の小さな明かりと、二人が使うテーブルの上のフローティングキャンドルだけ明かりを灯した。

はき出し窓の外にあるデッキのライトをつけると、桜が浮かび上がるように色づき、暗闇から現れた。


「ふわあ・・・キレイだねえ・・・。ちょっと出てみよう」


寅はサンダルを履いて、デッキに出た。



気温は15度近く暖かな晩ではあったが、それでも夜風は時折ひんやりとした。

程よくひんやりとした風と桜が彼をやさしく迎え入れた。



「わあ、ジョッタ~」


「はい」

キコが梅酒のグラスを渡した。



「ありがと」

「うん・・・」

「キブニジョッタ~」

「ふん^^」


寅は、キコの肩を抱き寄せて、桜を見入った。




「ホントにここはいいねえ。花があって空気がよくて・・・」
「・・・それだけ?」
「ふん、いいコーヒーがあって、あ、梅酒もあって。(笑)」
「それだけ?」
「いい布団もあって」
「ふん、その持ち主がいいさかい」
「うん・・・チョアヨ」
「ふん^^」


「前に植えた宿根草は今年も花が咲くかな?」
「うん。咲くと思うで。寅ちゃんの蓮も・・・。そや。ちょっと、これ見て」

「どれ?」

「こっちのチューリップ」
「チューリップか」

「ほら、こんなに丈が低いのに、蕾がもう膨らんでる。こんなおチビで咲いてしまうのやろか?」

「ホントに短いね」


チューリップは背の高いもので、20cmほど。あとはどれもまだまだ背が低いのに、今にも咲きたそうに蕾が膨らんでいる。



「なんだろうね?」
「ブーケにしやすい?^^」
「そうなの?」
「わからん」
「品種改良?」
「さあ、そういう種類だったのやろか・・・」


「また、花でも買って一緒に植えようか?」

「寅ちゃんと?」

「そう。次に来たときの楽しみを作っておこう」
「そんなん、時間あるの?」

「今日泊まるだろ・・・。明日からは東京だけど、また戻ってくるから・・・花を植えて・・・。他になんかない? 店の電球、換えるのとか、なんかない?」
「それはキムさんがいつもやってくれはるから」
「う~ん・・・。じゃあ、今回、電球は全部、換えておこう」
「そんな、勿体ない!」

「明日、買っておいてね」
「う~ん・・・お金ちょうだい。結構、電球て高いんやで」
「・・・・わかった。ちゃんと買っておいてね。戻ってきたらやるから」
「・・・うん・・・そな、やって」


二人は顔を見合って笑った。




庭の様子を楽しむと二人は店へ入った。



「食べて」
「うん」
「おいしい?」
「うん・・・。いいねえ・・・夜桜を楽しみながら、肴をつついて、酒を飲む」
「うん・・・」

「これからは・・・毎年来る・・・?」

「何が?」

「慰問に?」

「そうだね。うん・・・。もっと日本に来たいからね」

「うん・・・」


うちと付き合っている間は、寄ってくれはるよね?


「次は、紅葉がいいかな」
「そやね」

「また二人で、車で江ノ島へ行きたいね」
「そやね」

「行ける?」
「うん。今日は駄目やで。お酒飲んでしもたから」
「うん・・・。もっと、いろいろ行きたいねえ・・・。でも、こうして、ゆっくりできる時間があるだけでも、幸せだよね」

「そやね」


二人は、ちょっとシンとして、桜を眺めた。



「今日は赤ちゃん見てきはったんでしょ?」
「うん・・・。僕のこの手に収まっちゃうぐらい小さかった・・・」
「そうか・・・」
「うん・・・」

「元気に育ってくれるとええねえ」
「そうだね・・・」

「ヤンさんの赤ちゃん・・・抱いてる写真見たで」
「そうお? かわいい子だよ。彼だけじゃなくて、奥さんに似ててよかった。(笑)」
「そうかあ・・・」

「でも、赤ちゃんて軽いね」
「そやろね・・・」



自分の子も抱きたいやろ・・・?


「そうや! ヤンさんがインタビューで言うてはったけど。あんたが作ってくれる料理。しゃぶしゃぶとうどんと、パスタて」
「それが?」
「なあんか、うちが教えたもんばっかり」
「いいじゃない、気に入ってるんだから。でも、パスタは、僕のオリジナルだよ」
「そうか」

「そうだ、明日! ああ、明日は無理だから・・・10日に来た時に作ってあげる」
「チンチャ?^^」
「チンチャ! キコにも、僕の本格的な手料理を食べさせないといけないね。(笑)」
「待ってるで」

「うん。ああ、10日は忙しいなあ。花を植えて、電球取り替えて、パスタ作って・・・夜は江ノ島もドライブ行かなくちゃならないし・・・」

「それぐらいの時間はあるのやろ?」

「うん。だけど、テサギも見に行くから」

「・・・見に行くて・・・」

「だって、映画館の初日、見たいじゃない」
「え~え!」



「行ってみたいんだ。映画館で見てみたいんだ。まだ、見たことないからさ」
「う~ん」

「大丈夫。夜の部なら、大丈夫だよ」

「う~ん・・・あんた、目立ちすぎるもん・・・」

「この格好で行けば、わからないだろ?」

「何言うてるの! その安もんのジャージかて、めちゃかっこええで~」
「なんだよ。(笑)」


「全く! 駄目やな、あんたは。そんなんでかっこよく見えたら、あかん・・・」
「おい!」

「でも、(笑) 行くんやね?」
「行くよ」
「あ~あ」

「カイケ!」

「う~ん・・・行ってみるか・・・? 後は知らんで。何かあっても、あんたのせいやからね」

「うん」

「よっしゃ。戻ってきたら、行こ」

「・・・・」

「なあに?」

「おおきに! お世話になります!」

「ややなあ・・・うちは、シンさんやないから、あんたを守れへんで。でも・・・行こ」
「うん・・・」
「横浜やろ・・・。車で行くかな・・・。行きやすい方法、考えておくわ」
「おおきに!」


「明日は・・・早いのん?」
「まあね、早く出ないと、君に迷惑かけちゃうだろうから・・・。次の慰問先がここから離れてるからね」
「そうか・・・」

「でも、それまでは一緒だよ」

「・・・うん^^」

「うん・・・。あ、なんか作って。うどんでも」

「もう欠食児童やなあ!」



キコは呆れて、立ち上がって店のキッチンに向かうが、さっと立ち止まって、くるっと振り返った。


「たくさん食べたら、たくさんお返ししてや!」

「もちろん! 恩は返す主義だよ^^」

「全く、寅ちゃんは!」



今宵は、楽しい時間が持てそうである・・・。

  


2010/04/04 14:30
テーマ:ひとりごと カテゴリ:韓国俳優(ペ・ヨンジュン)

ヨン・ヨン・デーを楽しもう^^

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おお、初来日(2004.4/3)から6年^^

本日はヨンヨンデーである。

この6年間、いろいろなことがござった^^
でも、6年間の積み重ねがあって、
彼と日本人家族の関係は、国境を越えた・・・と信じる。


今、私は毎週日曜日といえば、「龍馬伝」を見ている。
前は、テサギを一生懸命見ていた時期もあったけど^^

彼らは歴史上の人物で、もうその最期までわかってしまっているわけだけど、
その成長過程でいろいろ悩んで、自分の中の夢に向かって進む姿を
ドラマを通して楽しませてもらっているよね^^


龍馬もあと4~5年で彼の人生を全うするわけだけど、
それまでのものすごいスピードで突き進んでいく姿は人々を魅了するよね。
まあ、チャーミングな人柄というものもあるけど。


今、私たちは、ペ・ヨンジュンという人の人生を同時進行で見ている。
ホントはもっと参加型で^^見守っていきたいけど、
彼はちょっと遠いところの王子様だからそれができない。


それでも、この人、きっと韓国の歴史には残ると思うので、
その生き様を同時進行で見られる楽しさ・・・
というものに触れられることに、まずは、感謝しておこう^^


実際、さっきは、参加型ではない・・・といったが、
実際には直接肌を触れ合うことはないが^^v
日本人家族が彼を動かす原動力になっていることは確信しているので、
彼を遠巻きにしながらも、
彼という人物を作り上げていることに貢献していることには間違いないだろう。


ドラマはそれから一年後・・・とか、簡単に場面が変わっちゃうけど、

ヨンジュンと私たちは、
同時進行でお互い生きているわけから、

そう、
この一秒一秒も、ともに呼吸しながら、彼を見守っているのである。

だから、先はまだ見えない。
まさにジェットコースターに一緒に乗って、上がったり下がったりしているわけだ。


偉人伝というものは、成功部分や感動的な部分が多くて、
失敗しちゃったな…という点は、それが後に成功した時しか書かれない。

彼は今回もちょっと失敗しちゃったけど、
でも、それは今後に絶対生かされると思うので、
私は、言うだけの意見は述べたので、今後の彼に期待したい。

彼は逃げないでしょう・・・?

ああ、失敗した・・・隠れていよう・・・ということはしない。

あの騒ぎのときだって、会社を代表して、何度も「ごめんなさい」の言葉を口にした。
4回? ヨンちゃんだから?(これは冗談だけど)

心がこもっていたと思う。


「皆さん,非常に驚いたでしょう。
申し訳ありません。何と話せば良いか分かりません。
今日は,楽しい日にしたかったが,このようになって,すみません
遠くからこられた皆さんと家族写真を撮りたかったが,このようになってしまって申し訳ありません
ケガされた方々が20人以上も,おられると聞きました。
その中には重症で症状が深刻な方もおられるようです。
それで,皆さんと家族写真を撮ることができなくなりました。
家族写真は,次の機会に必ずとります。
必ず,いつか,家族写真を撮る機会がくると考えます。そうしたいです。
ケガされた方の詳しい様子も,まだ分からないのです。
今から,病院に行かなければなりません。
申し訳ありません。 理解して下さって,ありがとう。」




今後の会社の方針建て直しは、まだまだ時間がかかる。

彼は決めたら、やり抜くでしょう・・・?

間違ったときは、声を大きくして、「おかしいよ」って声かけるからね。
それも、ちゃんと聞ける体制作りもしておいてね^^



ドラマではないから、
一つ一つの時間経過が長い・・・。


でも、それをヤキモキしながらも、
うれしさもあったりして
見届けていくことは楽しい。






初来日は、彼に独立することの自信を与え、独立を促した。


「家族は走りません」と思ったけど・・・
実際には走っちゃうんだと気づいたあの日。




私は、さいアリがとても感動的だったんだけれど・・・
あれも彼の大きなターニングポイントで・・・
それほど、(たぶん)好きでは・・・なかったかもしれない・・・国の人々に
本当に純粋に愛されていた・・・ そして、自分を信じて応援してくれている
という実感と、
それを純粋に受け入れることのできた自分・・・

心の中の・・・何かの氷解・・・というものを感じた瞬間だよね。

それをこの目に、この心に一緒に刻めたことは、私にとっても大きな事件だった。




ハナヨを書きたいと思いついて、心のままに韓国公式に書き込んだ彼。
そのスレに気がついて、レス欄に、
応援の言葉を書けたのも私にとっては大きな事件^^

完璧でなくてもいい。
旅をしたあなたの心象を描きながら
あなたの心とともに、旅ができることを楽しめるものを。





ペ・ヨンジュン、
内気だといいながら、大きなことをやりたがりのやつ。

でも、
あなたはその分、努力を惜しまないからね^^


きっとまた、彼の頭の中では・・・
「あれ・・・?^^ これ、いいかも^^」

なんてのが浮かんでいるだろう^^



たぶんね、繊細で神経質で緻密なくせに、

ポンと忘れっぽかったり、楽観的なところあり~だと思う。

(絶対忘れない!という執拗なところもあるが)



だから、
挫折したかに見えて、次が閃いちゃうと立ち直っちゃうタイプ^^

負けん気も強いし。



きっと、今回の失敗で彼はいろいろ考えただろう。

「あれ? なあ~んだ、こうしたら、結構よくなるんじゃない?^^」


なんて考えることを大いに楽しんで。

実行することに怯まずに。





まだ、たった6年か・・・

う~ん・・・あとどれだけ見守ってあげられるか
わからないけれど、

できるとこまで見てやろう^^



もちろん、作品は残してね~
ばっちゃんは、見て楽しめるものがうれしいからね^^
たくさん残してね~^^







「ばっちゃん!
今日はね! ヨンジュンさんの生誕80年記念放送だって!
世界同時中継だってよ」「ああ、そうだった^^」
「リビングで見る!?」
「ああ、そうしておくれ^^」


「あらあら・・・おばあちゃんは、100インチのテレビじゃ無理よ。
もう視野が狭いんだから・・・そっちの14インチでいいんじゃない?」


なんと・・・オニ嫁が。。。



「それじゃあ、ばっちゃんがかわいそうだよ。せめて、32インチで。
これ、ばっちゃんちにあったやつだし」
「あら、そうだったわね^^ では、おばあちゃん、ごゆっくりね^^」


なんてことで、テレビの前に座らせてもらっちゃって、かぶりつき~~~




なんてのは・・・ちょっとやかな・・・。



自分で、どんどん歩いていって、100インチのテレビにかぶりつこう^^


嫁や孫や孫娘が遊びに行ってる間は、
一人、じい様になったヨンジュンを見て、思い切りヨンジュンに浸ろう^^




「ヨンジュンさん・・・60過ぎてから、伺ったところでは、かなりあちらがお元気みたいですね?」
「あ? アハ、アハハ^^ いやあ、私は遅咲きなんですよ^^」
「あ? アハ、アハハ^^」
「この年になって、ああ、女性は中年以降もいいなと^^ 奥深さもあっていいなと^^」
「で、手も出ちゃう・・・?^^」
「アハ、アハハ^^」
「で、おいくつになっても、色艶がいい^^さすがです^^」
「アハ、アハハ^^」


なんていう彼の話が聞けちゃうことになるかもしれない^^

これもきっと、あの日本初来日から受けた日本人家族たちの・・・愛の結晶^^






まあ、時が経つのは早いけど、
そこまで、私もなんとか自分の人生、ちゃんと生きて、あなたを見守りたいですよ^^



「75歳にして、ヨンジュン農場でともに働くことを決意!」

なんてこともあるかもしれないしね・・・^^v









kiko3



注)私は、本当の彼を知らない。

私は創作好きだから・・・勝手に、彼の気持ちを考える・・・。

全く違うかもしれないが、それはそれでいいと思っている・・・。



2010/04/04 01:43
テーマ:ひとりごと カテゴリ:韓国俳優(ペ・ヨンジュン)

ペ・ジュス^^

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4月に入って、

入学式、入社式^^

新しい生活が始まってますね~~

夢いっぱいでいいよね^^



私も先日、息子の入学式へ^^

お花見もついでにしてきました。


もう大学1年生は、新歓の集まりに借り出され~~^^

兄は、受験生に付き合って、バイトティーチャーです。


で、暢気な母は・・・

久しぶりに新大久保へ行ってきました^^



昨年の忘年会以来・・・。

すっかり街が変わっちゃって^^

お店がめちゃくちゃ増えたよ~~~~^^


これにはびっくりです^^

KPOPの東方神起やSS君たちのグッズが多くて、
若い人が多い^^

街が若返ったね^^



もちろん、joonおじさんもいます^^


(心はちょっとヒジンになってみる^^)

(あなたにはこの6年間頑張った功労賞をあげましょう^^)


が、なんでだろう!



あの人の写真は今一が多いから(爆^^)
グッズも、も一つかっこよくないvv

若い子、皆、カッコいいのにvv


(バッタものでもかっこいいフォトがいいよ~)


それでも、同感や古いポスターがあって買い込んできました~^^




で!

おいしいチャンジャ(これ、本日のヒット^^)、キンパプをお土産に帰ってきたよ~~^^


↓ご飯に、酒のつまみにGood です^^

マッコリ、梅酒と一緒にどうぞ^^
おかゆに入れてもグ~です^^

少し、にんにくが効いてます。そこがまたいいです。
韓国の味です^^







で!





のどを潤すなら・・・joonちゃんならぬ、「ぺ・ジュス」でしょう^^






これ、すりおろしって書いてあるけど、果汁がどれだけかわからない^^;


味は~~~砂糖水にぺの香りが少々^^

それで、底のほうにぺさんのすりおろしがこびりついていて、
それをよく振って、飲み干す感じね^^

このすりおろし・・・なんか、繊維を飲んでる感じね・・・
腸にいい・・・?んだろうか・・・^^


それでも、なんといっても、ぺさんだから

おいしく思うのであります~^^v


あ!

ヨンジュンは・・・すりおろしてないです^^;  

^^¥






追伸:東方神起は残念だねえ・・・。
新大久保の街にあふれていたのに・・・。

もったないです・・・。

グループとしての力って大きいと思うんだ・・・。






2010/04/02 00:11
テーマ:【創】キコはん カテゴリ:韓国俳優(ペ・ヨンジュン)

【BYJシアター】キコはん ④






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BYJシアターです。


本日は、
キコはん④【流鏑馬でござる!】であります^^

こちらは、2005年11月28日の作品です。

そうなんです^^
ペ・ヨンジュンも日本にいたんですね~^^




ここより本編。


~~~~~~~~~~~~~~~~







久しぶりに来たな・・・。

関東に足を入れたのは何年ぶりやろ?
この前は・・・忘れた。

昨日は、姉貴の一人娘の結婚式が大磯であってな、仕方なくこっちまでやって来たのや。
二十歳になったばかりの、不・細工な姪やけど、このダンナになったのが、ええ男やった~。
大工さんいうてたけど、ええ商売やし、ホンマにええ男掴んだわあ・・う~ん・・・。


今な、一人で鎌倉の鶴岡八幡さん、お参りしてきたのや。
鎌倉もええけど、やっぱり一人は、なんか辛いなあ・・・。


あ~あ・・・。



鎌倉彫の店か・・・。ふ~ん、贅沢なもんやなあ・・・。




店のウィンドーを覗いていると、ツンツンと肩をつつく人がいる。





なんやの・・・ナンパかいな・・・
うち、こんなところに知り合い、おへんえ・・・。


キコがこわごわ振り返る。



「元気やった?キコはん」

「あ、あんた! なんでここにいるのや!」


驚いて、背の高い相手の顔をまじまじと見つめる。彼がサングラスを取った。


「寅ちゃん・・・」(驚きとうれしさにちょっと涙ぐむ)

寅次郎がキコの前で笑っている。



「なんで? なんでここにいるのや?」
「こっちが聞きたいよ。それにしても元気そうだね」(ニコッとする)
「まあな・・・。うちはいつも元気や。こんなとこ、ブラブラしててええのんか?」(周りを見る)
「うん、わかんないみたい、皆、気が付かないよ」(笑う)
「そうかな? うちなんてすぐわかったで。元気そうやな・・・。あんたが日本にいるのは知ってたけど、こんなとこにな・・・」
「少し時間があったら、話でもする?」
「もちろんやあ! うちの時間は、寅ちゃん優先やで。プライオリティ・ナンバーワンや!」
「ふん!(鼻で笑う)いつもおもしろいね」







二人は、キレイな紅葉の中、落ちてくる銀杏の葉を踏みしめながら、八幡さまのほうへ歩いていく。


「何してるのや、ここで」
「武芸の稽古」

「何やってはるのん?」
「や・ぶ・さ・め!」(キコの顔を覗く)
「流鏑馬?」
「うん、韓国だと、いい先生がいないんだ。ここの八幡さまにいい先生がいるって、孫さんから聞いて習いにきてるんだ」
「なんで八幡さんなのや?」
「なんか流儀があるらしいんだ。今はね、神社での神技と、江戸時代からの小笠原流と、武田流と。それで、ヒョンが古いのがいいんじゃないかって。それに、鎌倉時代はここ鶴岡八幡宮が中心だったんだよ」
「へえ・・・そうか、勉強になるなあ。カッコええなあ。ふ~ん、馬に乗りながら、的を射るんやろ? カッコええわあ」
「まあね、それがなかなか、難しいのや!」(力を入れて言う)
「そやろな!(笑う)馬の練習もせなあかんし、ふつうに的を射るだけでもたいへんやしなあ」
「うん」
「なあ、うちな、前にテレビでな、回し木馬ていうの、見たで。その馬の上で、基本の姿勢を習うのやろ?」
「よく知ってるね。僕もやってるんだよ」
「そうか。へえ・・・。的を射る時、馬の反動を受けないように、鐙(あぶみ)の上に立つのやろ?」
「そうだよ」(よく知ってるねとうれしそうに、キコを見る)
「たいへんやな。あんた、腰があんまり強くないのやろ。・・・・どっかで読んだわ。あれて、腰が強くないといけないんやろ?」(ちょっと心配顔をする)
「そうや。(笑う)だから、ちょっと厳しいんだな、僕には。馬の反動を膝で抜いて、腰でバランスとらなくちゃならないから」
「そうか、たいへんな修行やな」
「それでね、今日は腰を見てくれる先生のところへ行った帰りなんだ」
「そうか・・・たいへんやな・・・」



「キコはん。どこに泊まってるの?」

「うちは・・」(泊まる気いはなかったのや・・・でもな、ヨンジュンはんがいるしな、泊まりたい!)

「どこ?」

「・・・まだ決めてないんや。ブラブラしながら、探そうかと思うて・・・」

「なら、蜂屋旅館へおいでよ。今、僕が逗留してるところ。結構いいよ」
「・・・うん・・・。高いやろ?」(ちょっと困ってヨンジュンの顔を見る)
「(笑う)そうか・・・。きっと安い部屋もあると思うよ。そんなに大きなところじゃないんだ。それに通りに面してないから、とっても過ごし易いんだよ」
「そりゃよかったな・・・」(あといくら残ってたかいな。一晩泊まるか・・・。う~ん・・・帰りの切符はカードで買うやろ、それから・・・)
「どうする? 蜂屋へ行ってみる?」
「うん、ええよ・・・」(えっと最後のバス代は残しておかな・・・素泊まりもでけるかな・・・)
「いい?」(顔を覗く)
「うん!」(笑顔を作る)



ええと・・・もう、しゃあない!

愛のためや。

行く!・・でも年末に「四月」が届くやろ・・・カード払いにしておくのやった・・・。
年末の前借りは厳しいなあ。



こんなんやったら、ご祝儀半分にしておけばよかったわ・・・。
でも、それじゃあ、ヨンジュンはんに会えなかったかもしれへんしな・・・。

そうや、これて、クリスマスプレゼントや。
そう思おう。
韓国まで行かんでも会えた・・。

そうや、超安上がりなのや。




「ねえ、荷物はそれだけ?」(小さなボストンバッグを見て言う)
「うん。昨日な、うちの姉ちゃんの子が大磯で結婚式挙げたんよ。それでこっちへ来たのや。着物とかいろいろ持ってきてたけど、重いから宅急便で送ってしもた」
「そうか・・・」(じっと真顔でキコを見つめる)
「なんや?」
「ごめんね・・・」
「何が?」
「う~ん・・・キコはんが遊びじゃなくて、用事で来てて・・・お金も使ったあとなのに・・・。顔を見たら話がしたくなっちゃって。自分の都合ばかり言ってて、ごめんね・・・」
「・・・ええのんよ。あんたと一緒にいたら・・・・・楽しいから!」(幸せやから・・・)


「うん! まずは蜂屋へ行こう! それから、おもしろい話を聞かせてあげるよ。キコはんを帰らせたくなかった訳を!」
「なあに? 聞きたい!聞きたい!」
「まずは蜂屋や!」


ヨンジュンは楽しそうに走っていく。



なんやの??
聞きたいで~~。

キコも幸せそうに後をついていった。








「すみません~~」(旅館の受付で中を呼ぶ)
「は~い。あれ、ヨンジュンさん、お帰りでしたか」(女将が言う)
「ええ、ちょっと人を連れてきたんです。キコはん、こっち」(手招きする)


キコはおずおずと中へ入る。


「僕の友人で、日本語の先生なんです。今日はこちらに泊まりたいんですけど」
「はあ?」

蜂屋の女将が中から出てきて、キコを上から下まで見る。

ジーンズにハーフコートをまとって、下には黒のタートルネックを来た、髪の長い、ちょっとハスッパな感じの年上の女だ。

「あんた、ヨンジュンさんの先生ですかあ?」
「はい」


「ふ~ん。なんか・・・変な関係じゃないでしょうね?」(厳しい目で見る)
「ええっ?」(キコがビビる)

「変な関係ですよ! 楽しい人なんです。いいお部屋をお願いしますね、女将さん!」
ヨンジュンがにこやかに言う。


まったく、ヨンジュンはんは日本語のニュアンスがわかってない・・・いや、わかってて言うてるのやろか・・・。



「じゃあ、案内しましょう」(女将がムッとした顔で言う)
「お願いします。キコはん、僕、部屋で待ってます。お部屋を確認したら、すぐ来てくださいね」
「へえ・・・」


キコは蜂屋の女将の後をついて歩く。


「女将さん、すんまへん・・・」
「なんですか?」(厳しい口調で言う)
「あのう・・言いにくいんやけど・・・うち、布団部屋でもええねん。安いとこ、お願いします。ここは、高いですよね・・・?」
「当たり前です。小さくても、一見さんは泊まれない一流です」
「そうですよね・・・。ふ~」


「ここです、さあ、中へ入って」
「すんまへん・・・」


「わあ、ええお部屋や。掃除もバッチリやし。ふんふん・・・よう、でけてる・・・」
「失礼だけど、ヨンジュンさんとはどんな関係ですか? 孫さんからくれぐれも頼まれてるんですよ、私」
「孫はんでっか。うちのこと、孫はんも知ってはりますえ。京都弁の講師どす。身元のしっかりした人間やで。・・・変な街の女やない・・・。大丈夫やで」


女将とキコが見つめ合う。


「ヨンジュンはんとうちは、気が合うだけや。・・・心配おへんえ。あんさんの心配するほど、うちらはバカやないで・・・」
「・・・・」
「安心して、ええですよ・・・」
「わかりました。じゃあ、ごゆっくり」(立ち去ろうとする)
「待って。・・・ここより、安い部屋はないのんですか?」
「そっちの心配はいらないですよ。ヨンジュンさんのお友達はヨンジュンさん払いですから」
「そうなん・・・」
「では失礼!」

「あ、待って。ヨンジュンはんのお部屋、連れてって」






「ごめんやす」
「あ、もう来たの」
「うん。ええお部屋やったよ」
「よかったね」
「あっ」
「何?」
「うううん」



今、言ったらあかんね・・・帰りに言うわ。
おおきに、ヨンジュンはん。宿代、助かったわ。




ヨンジュンがうれしそうな顔をして、キコを見ている。


「何があるのや?」
「うん」
「なんや。早く聞きたいわ!」
「明日な、大河ドラマに出るんや!」(得意そうに言う)
「ええ、どういうこと? N○Kのやろ? なんで? そんな話、知らんわ。テレビでもやってなかったわ」
「内緒や。というより、N○Kの人も知らないんだよね」
「え?」



ヨンジュンがキコにお茶を入れながら、

「流鏑馬の練習してたらさ、テレビ局の人が来てさ。あの人、うまいからエキストラで出てもらえませんかって」
「そんで?」(まん丸お目目で聞く)
「先生が、「あの人はすごい人ですよ」って言ったんだ」(笑う)
「え~え!」
「それでね、決まっちゃったの」
「うそ!」
「ホントの話だよ」
「ヨンジュンはんて、わからんかったんか?」
「わからないよ。まさかここにいるとは思わないし、メガネもかけてないしね」
「へえ・・・」
「すごいだろ?」
「すごすぎるわ・・・」
「ふん!」(うれしそうに笑う)



「あんさん、ホンマにいたずら好きやな」
「まあね」(得意そうに横目でキコを見る)
「へえ、楽しすぎるわ」
「明日、撮影なんだ」
「そうなん」


「見てほしいんだ。誰か知ってる人に見届けてほしかった・・・」
「そうか・・・。ええよ。うちが見届ける。あんさんの勇姿をうちが見届けるわ!」
「うん、ありがとう! 今ね、向こうに電話して確認したんだ。姉が見に来たいんですけどって。いいって。でも、見るだけでビデオとか取っちゃだめだって」
「そうか・・・でも、この目に焼き付ける! それにテレビでもやるやろ?」
「う~ん、エキストラのシーンだから、カットされる可能性も大だな・・・。でもさ、カメラが回ってる前でちゃんと流鏑馬ができるっていうところがミソなんだよね」
「ミソか」(笑う)
「そうだよ! やあ、流鏑馬の先生がそう言ったんだよ。(笑う)それができれば安心してドラマに入れるだろって」
「そうやな、うん、そうや。あんたなら、でける・・・。あんたはそういう人や」
「・・・」
「ただし、「もう一回」はないで! ヨンジュンはん!」
「くそ!」(笑う)



「あとでまた練習に行くんだ。見に来る?」
「でも腰が痛いのやろ?」
「エキストラでも明日は本番だからね、準備をしておかないとね」
「うん、そやな。それがぺ・ヨンジュンや!」
「うん!」









一服してから、二人は練習場である馬場へ向かう。


「先生。こんにちは。今、着替えてきます」
「ああ、今日はね、狩装束もつけてやってみよう。明日、ちゃんとできるように。私も推薦者として、生徒の勇姿を見たいし」
「はい。あの、ええと・・・。僕の姉なんです。ええと日本名で・・」
「ハヤシ・キコどす」
「ああ、お姉さんがいらしたんだ」
「姉ていうても、従姉どす。この子はまだ日本語があんまりでけんもんで。うちの親が京都にいるんで、うちは京都弁ですのや」
「そうでしたか・・・ふ~ん・・・。それで、京都に長く滞在してたんだね・・・。もしよかったら、狩装束をつけるのを手伝っていただけますか?」
「へえ、ええですよ。着物の着付けはバッチリですから」
「そうですか。いいお姉さんが来てくれて助かるなあ」



「こんな重いもん、着ますのんかいな。たいへんやな・・・。大丈夫か? 腰は大丈夫か?」
「うん、大丈夫だよ」(少し微笑む)
「そうか・・本番もこれ、着ますのんか?」
「ええ、これはN○Kさんから練習用に借りたんです」(先生が支度を整えながら言う)
「そうですか・・・」


「う~ん、ええなあ。カッコええわ。あんたはやっぱりこういう格好が似合うな。ねえ、先生。カッコええでしゃろ?」(うれしそうに言う)
「え、ええ、まあ」(付き合いで言う)
「姉さん! あんまり変なこと、言わないで」
「あ、そうやった。すんまへん・・・」








流鏑馬の練習場に出る。

「長いコースやな。何メートルあるんやろか?」
「250mです。その中で、3つの的を射るんですよ」
「へえ、えらいこっちゃ」


ヨンジュンの弓矢を見る。

「ねえ、見せて。これが矢でっかいな。先が2つに分かれてるんやなあ。(感心する)へえ、こうやって見てみるとおもしろいな」
「そうでしょ? ヨンジュン君、まずは馬慣らしから始めて。今日の午前中は、回し木馬でしか練習してないから」


ヨンジュンが馬に乗ろうとするが、狩装束が重くて乗れない。
先生とキコが手伝って、持ち上げる。


「昔の人はすごいなあ」
「昔のものはもっと重かったんですよ。これは撮影用だから、うちの神社にあるのより、ずっと軽いんです」
「へえ・・・たいへんや」(驚く)



ヨンジュンが馬に乗り、馬場を一周している。


カッコええなあ・・・。同じ人間やないみたい・・・。



「ヨンジュン君、鐙(あぶみ)で立つ練習をして!」
「はい!」


鐙で立っている様子を見ると、内股の筋力をどれだけ使うか、そして腰にどれだけ負担がかかっているかがわかる。



大丈夫やろか。こんなん、厳しい練習をして。体がきつくないか・・・。

キコが心配そうに見守る。


いよいよ、矢を背負って、弓を引く。
まずは止まったまま、弓を引く。
命中率は8割だ・・・。


ああ、ヨンジュンはん・・・。



「じゃあ、始めてみよう。いいか。一つ失敗しても気にせず、次を射れ。わかったな。一つ一つに集中しろ。体はもう覚えているはずだ。あとは集中力だ。いいね」
「はい!」



ヨンジュンの馬がスタート地点へ行く。
ヨンジュンが集中して馬を走らせた。















「なあ、寅ちゃん。明日はすべてを忘れて、的だけを見るのや。ええな?」
「うん・・・」
「大丈夫や。あんたは本番に強い男や。でけるて」

キコが肩を揉み終わって、腕にかかる。

「右手、貸してみい」

肩から腕を揉んでいる。

「でも、よう頑張ってるな・・・。ふん(笑う)あんたの腕、太すぎ。うちの手に収まらんわ」
「そうお?」(ちょっと笑う)



今日の失敗がなんや!
明日はでける。あんたなら、でけるよ!



「なあ、手のひら、揉むと気持ちええやろ? 指も一本一本、揉むと気持ちええで」
「痛い! 何したの?」(ぼーっと揉まれていたが、驚いて指先を見る)
「こうやって、指先を前後左右から指で挟んで押すのや。ほら、クセになると気持ちええやろ?」
「ホントだ」(笑う)
「ほな、左手出してや」
「ふ~ん」(揉んでもらってる指先を見ている)
「どうした?」
「う~ん。何がだめだったかな・・」
「先生は集中力や言うてたけど・・・うちが見るに集中はしてたな。ただ肩が・・あの右腕に巻いてるやつが重かったのとちゃうか? 普段もなんか巻いてやってたんか?」
「うううん・・そうか・・・。右腕ね」
「重さに慣れてないから、腕が下がるんやないかな。それで、ちょっと射るタイミングがズレるのや、きっと」
「・・・ふ~ん、キコはんて、ホントにおもしろいね」
「そうか?」
「うん。他の女の人と、ぜんぜん違うんだよね」
「そうか?」(同じや・・・あんたが気い、つかへんだけや・・まだ、子供やな・・・)
「いろいろ勉強になったよ。よし、明日は頑張るぞ!」
「そうや。その意気や。・・・なあ、もう少し、右の肩と腕、揉んであげような」
「これってタイ式?」(お茶目な顔で言う)(①でタイ式マッサージしてますのや)
「ふ~ん・・・キコ式や。キコ式ヨンジュン・スペシャルバージョンや。どうや、ええやろ?」


ヨンジュンが声を出して大笑いした。


「なあ、キコはん。指先もやって」(甘えて言う)
「ええよ。きつくやってあげような!」


二人は顔を見合って笑った。











早朝5時。


ヨンジュンと先生とキコがロケバスに乗り込む。
他にもエキストラの人が乗り込んでいるが、このバスは主にスタントをこなす人たちが乗っていて、普通のエキストラとは別格である。



特別に借りた自衛隊の北駐屯地での撮影。

外はまだ暗い、そしてシンシンと冷たい空気に覆われている。
ぼんやりと日が差し始めた。



「寅ちゃん、見て、富士山! 大きいな、神々しいな」
「ホントだね・・・。すごくキレイだ。う~ん、なんかいける気がしてきたよ」
「うん。そやな。あんな神々しいお山が見てはるのや。あんたに力をくれないわけがない。でける! 絶対にでける!」
「うん・・・・」


ヨンジュンとキコは空が明けていくのを静かに見守った。






まず、準備体操をして、メイキャップをキコも手伝い仕上げ、鎌倉時代の武士の狩装束に着替える。

どう見ても、主演の俳優より素敵に輝いている。


「ええね、カッコええ。主演の人たちより、ぜんぜんカッコええわ」(耳元でキコが囁く)

緊張していたヨンジュンが肘でキコをつつき、笑った。




「じゃあ、あとは集中すること。うまく集中できた時は周りがゆっくりと見えるだろ。それで、的をしっかり見据えて弓を引け。君ならできる」
「はい!」
「死ぬ覚悟でやってきいや。それで、死んだ人はいないさかい!」
「そうだね、ありがとう」
「ちゃんと見てるで。こん眼でちゃんと見届けるで!」
「うん!」






ヨンジュンが馬に向かい、スタッフが押し上げて馬に乗る。

どんどん、現場のほうへ走っていく。
キコと先生が後をついて走っていく。



撮影のテイクは3回のみである。



頑張るのや。
自分の気持ちに負けたらあかん!


寅ちゃん、しっかり!








いよいよ、スタート地点に立つ。
キコはドキドキして、一人では立っていられない。

「せんせ、大丈夫やね、あん子、ちゃんとやれますやろ?」
「うん。あれだけの精神力があれば、こなせるはずです!」
「うん! そうや!」

キコは先生の右腕にしがみつくようにして、ヨンジュンを見守る。







いよいよだ!

カチンコが鳴った。





ヨンジュンの馬が飛び出し、猛スピードで走っていく。



しかし、キコにはまるで、それがスローモーションのように見える。



体勢が変わって、鐙に立つ。

背中から矢を抜く。

弓を構える。

矢を構える。

狙う!

射る!


一本!

二本!

三本!







「やった・・・せんせ、あん子、やったわあ!」(先生を揺らすように喜ぶ)
「やりましたね!」
「やったわあ、せんせ! せんせ、ありがとう!!」



撮影が終わって、ヨンジュンが戻ってくる。

「やったあ、やったわ。エライ、エライで~~。寅次郎はん。スゴイ、スゴイわ」
「うん!」

キコが思わず、ヨンジュンに抱きついて喜ぶ。
先生と三人で、うれしくて、皆で大笑いをする。

そして、キコは感激の涙にくれた・・・。
















「ここでいいの?」

北鎌倉駅の改札でヨンジュンがキコにボストンバッグを渡す。


「うん、ありがとう。素敵やったよ・・・。ええもん、見せてくれて、うれしかったえ」
「ありがとう・・・見ててくれて、僕もうれしかったよ」
「もうすぐ上りが来るから、横浜で乗り換えて、温泉へ帰るえ」
「うん・・・」
「また、いつか会えるとええな」
「そうだね」
「お仕事、頑張りやっしゃ!」
「うん・・・」


上り電車の放送が流れる。


「ほな、行くで。・・・元気でな」
「キコはんも」

キコが改札からホームへ走っていく。


「キコはん、ありがとう!」


キコは手を大きく振るのがやっとで、電車に滑り込むように乗り込む。


もう、ヨンジュンがいる場所は見えない・・・。



電車が動き出す。



何気なく見た外に、ヨンジュンは立っていた。でも、彼にはもうキコは見えないだろう。




あ~あ、終わってしもた。

はあ~。






あ、いけない!

宿代のお礼、言い忘れてしもた。

まいったな・・・。

まあ、ええわ、そん代わり、DVDは全部買うてるさかい。

ヨンジュンはん、それで許してな!







ヨンジュンはん、東京も寒くなってきたで、
風邪ひかんようにして、

帰国してや。






では、また5話で^^


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