6/19 Open! ハワイのゴリラインザカフェ
6月14日に、江陵のテレロサ・カフェでjoonちゃんが撮影^^って何を?@@
CMだろうか雑誌だろうか・・・
まあ、楽しみができたね^^v
さて!
いよいよ、6月19日オープンしましたね~^^
JTBハワイスタッフさんのブログより
ありがとうございます^^
「ゴリラ・イン・ザ・カフェ(Gorilla in the Cafe)」
こちらのスコーンが唯一の食べ物系。
ベーコン&キムチ、マンゴ&ハワイアンバナナ、レモン&クリームチーズ。
ミニサイズで一個$3.75.
コーヒーは^^
オリジナルブレンド、ハワイアン100%、ハワイ島のカウ、マウイ島のモッカ、
オアフ島のワイアルアなど色んな種類のコーヒーを購入できます。
ハワイ島はコナコーヒーが有名ですが、カウコーヒーもおいしいそうで、
オアフ島で100%のカウコーヒーを販売している店は少ないと思うので、
これはポイント高いかも とJTBのスタッフさん^^
店員さんオススメのタンブラー温かい飲み物は8時間、冷たい飲み物は12時間ほど
温度をキープするそうです。
ボタンを押さない限り飲み口が開かないのでバッグの中にポ~ンと入れても
中身がこぼれないという優れもの。
お値段は25ドルなり・・・
キムチスコーンもカウコーヒーもいいね~^^
食べたい!
飲みたい!
Tシャツもいい。
タンブラーはデザインがよい^^
ちょっと高めだけど、いいな~^^
成功したら、日本にも作ってほしいな^^
ゴリラ・イン・ザ・カフェ(Gorilla in the Cafe)
2155 Kalakaua Ave., Honolulu、HI96815
(808)922-2055
ジョギング &^^
(韓国公式より)
6月9日、
ゴリラインキッチンの近くをジョギング^^
ジョギングの後は、ゴリラでお友達と会ったとか。
・・・・・・・・・・・・
【ハワイ情報】ある方のブログから・・・
情報ありがとうございます^^
ハワイの”GORILLA IN THE CAFE” が 月曜日にオープンするそうで。
joonは来月見に来るそうで^^
そして2ヵ月後に、外も改装して オープンカフェが出来上がったら、
joonちゃんも来て グランドオープニングパーティなんだそうです。
また、新しい彼の姿が見られますね^^
ジョギングして、体力つけて、
今年後半は俳優のお仕事をお願い致します^^
ハワイ・記事
CREDITS: TOMATO (THANK YOU VERY MUCH.) (*^^,*)/
ハワイのニュースです。
いつもスレをUPすると、すぐあとでキレイな日本語の文が出てくるのですが・・・
おもしろい記事なので、kiko3の翻訳でお楽しみください。
[News] Bae Yong Joon to open Waikiki cafe
BY JASON GENEGABUS / jason@staradvertiser.com
韓国セレブのペ・ヨンジュンがワイキキに「ゴリラインザカフェハワイ」という名のコーヒーショップの開店の準備をしていると、その広報が認めた。
そのニュースは、最初、the Honolulu Star-Advertiser(ホノルルスター広告)1月15日版の「Kドラマ」コラムニスト、ジェフ・チュンによってレポートされた。
ペ・ヨンジュン((AP通信)
「私たちは借りる権利を得たばかりです。(そして)このプロジェクトは着々と進んでいます」
と、ぺの Gorilla Life Way USA, LLC を代表するハワイベースの不動産エージェント、 ティモシー・リーは語った。
韓国と日本のテレビ番組で当たり役で成功した、ヨン様として知られるぺは、彼の事業に対する興味をこの二つの国においてレストラン産業で拡大した。
昨年、ハワイ島を訪ねた折に、彼はここで何か始めたいと興味を持った。
「彼は本当にハワイを満喫し、そして貪欲なゴルファでもある」とリーは言う。
「4月にここに来た時に、私達はコナにいて、それは、彼が、本当に、コーヒー農場を経験するようになった所です。」
オアフに戻って、リーはぺをワイキキにあるTeddy Bear Worldの韓国人オーナーたちに引き会わせた。彼らは、たまたま、貸すことができる空きスペースを持っていた。
今月初めに必要な事務手続きは完了されて、ゴリラインザカフェハワイは現実となった。
リーがこの新しいビジネスのいくつかのアスペクトを処理する間、彼は、「ぺは自分自身でそのプロセスの多くを監督するだろう」と述べた。
「彼は直接関わるだろう」とリーは言う。
「彼はものすごいグルメであり、とても良い口を持っている」
「ハワイの私たちの物と言うと、実際、アウトドアでの食事の選択といったらオプションに欠ける。
私たちは一年中良い天候に恵まれているけれど、何かしらの理由で外に座っているわけでもない」
リーは言う。
その新しい500平方フィートのスペースは決して大きくないこと。
というのも、その外に並べられた席に顧客は十分に惹きつけられるだろうから。
ぺのファンたちはこの俳優の個性を反映してデザインされたエレメンツや商品にも惹きつけられるであろう。
「このプロジェクトは個人的なものだ」とリーは言う。
「商品や私たちのなすこと、それらの多くはぺの個人的な好みです」
ゴリラインザカフェハワイはKalakaua Ave.の2155に位置する。
そして、4月にオープンする予定である。
ぺがそのグランドオープンに出席することが期待されている。
http://lovebaeyongjoon.com/2012/01/23/news-bae-yong-joon-to-open-waikiki-cafe/
(翻訳・意訳:kiko3)
ということで、
現在のペ・ヨンジュン様の頭の中は、「ハワイ~」であ~る。
テラスとか中庭みたいなスペースなんでしょうかね。
お外にお席があるみたいだから・・・。
ふむ、当分は、俳優業より
大好きなエキサイティングな事業を楽しんでいるようだね・・・。
4月、オープンにはまた民族の大移動があるかな^^
韓国は今日まで旧正月?
joonは新居でどうしているんでしょうか?
お父さんやお母さんに家を見せて楽しい時を過ごしているのかな?
明日からまたガンガン仕事頭にならなくちゃいけないから・・・。
「kikoちゃん、こういうクリエイティブな仕事は休んでる暇ないよ^^」
というかな?^^
オープンまであと2か月ちょっと。
頑張って~^^v
BYJ、韓国高麗人参公社 Japan、CMに起用^^
[PRTIMES-New Photo]
(株)韓国高麗人参公社 Japan 設立記念発表会~イメージキャラクターペ・ヨンジュンさん CMを発表
2012年 01月 12日14:00
(株)韓国高麗人参工事 (本社: 韓国ソウル市)は 2012年 1月12日(良いにんじんの日) 木曜日に日本法である(株)韓国高麗人参公社Japan(東京都新宿)の設立を記念した (株)韓国高麗人参公社 Japan 設立記念発表会を 椿山荘で開催しました.
発表会ではイメージキャラクターに起用された韓国トップスターベヨンジュンさんのメッセージと TV CMが公開されました.
この TV CMは鯨より高級である健康植栽としてジングィドエオ全高麗高麗人参.
その中でも 6ニョングン紅参のみを使った 『定款場正官庄』を日本で流通させることができるように
韓国トップスターであるベヨンジュンさんを起用したのです.
今日の特別ゲストとして噺家タレントのヨネスケさん, 俳優・エッセイスト黒田福美さん,
韓国アイドルグループ 大国男児を招待しました.
そして (株)韓国高麗人参公社代表取締役社長キム・ヨンチョル様を含めて (株)韓国高麗人参公社 Japan 代表取締役社長 篠塚健一さんが登壇日今後の経営方針や日本の健康食品における戦略方針を言いました.付け加えて TV CMは 1月16日月曜日から放映予定しています.
※ この日ペ・ヨンジュンさん本人の登場はなかったです
byjgalleryより
ペ・ヨンジュンは、ビデオレターを通じて
「これからは長い伝統を持つ正官庄と日本でお目にかかれるようになりました。正官庄が多くの方々に愛されてより一層発展されそして私も正官庄のイメージキャラクターとして頑張ります。ますます寒くなってきましたが、みなさんがもっと健康になれるよう願っています」
とメッセージを寄せた。
つまり・・・日本でCM放送するわけだね?^^
1/16からTVで放送?^^
首に巻いたスカーフがちょっと微妙^^;だけど、ま、いっか!^^
引っ越し完了!
本日は大きなニュースが入ってきたね~@@
joonのパーティも引っ越しも
このニュースにかからない時期でよかったね^^
そうなの^^
とうとう引っ越したよ~^^
[日刊スポーツ] ‘ヨンサマ’ ペ・ヨンジュン, 本当に城北区民された
‘ヨンサマ’ ペ・ヨンジュン, 本当に城北区民された
日刊スポーツ原文 2011-12-19 07:02
[日刊スポーツ金人口]
トップスターペ・ヨンジュンが本当の城北区民になった.
ペ・ヨンジュンは最近城北区城北洞に新たに席を取った住宅工事を結末をつけて入居した.
去る 16日には所属社職員たちと何人の知人たちを招待して家紹介を兼ねた簡素した引っ越し祝いをした.
家を訪問した彼の一知人によれば新しい家はペ・ヨンジュンの芸術的深みと特有の几帳面さが付け出す美しい家だった.
特に数千圏は出来そうな諸本がさし込まれている書斎が印象的だった.
城北洞全景が見下ろされる構造といっしょに訪問した人々の心を捕らえるに十分だったという後門だ.
ペ・ヨンジュンの城北洞新しい家は日刊スポーツによって初めて知られた.
江南区三成洞で 4年以上生きた彼が昨年末急に城北洞の高級住宅地を買い入れて工事に入って行ったのが知られながらこれは結婚説にまで拡がった.
江南では借り家に住んで行って城北洞家は 50億ウォンが超える高額で購入したのが理由になった.
しかしペ・ヨンジュン側は新しい家への移住は認めたが結婚説はトングムオブダで否認して不必要なルーマーを急いで鎭火した.
しかし住宅地買入後 1年もかかって移住が成り立った点等を勘案する時ペ・ヨンジュンの新しい家引っ越しはしばらくもう一度の話題を生むように見える.
これと共にやっとおさまった結婚説もまたはみでることと予想される.
金人口記者 clark@joongang.co.kr
素敵な書斎を持つヨンジュン^^
私の創作のヨンサンと同じように、街を眼下に眺めながら過ごすんだね~^^
ヨンサンは漢江だけど^^
几帳面で好みが似ててうれしい^^
kiko3
PS:投稿したと思って帰ってきたら、
保存になってた~@@
そのままでもいっか!と思ったけど、
せっかくだからね^^v
joonも楽しそうな滞在だったね^^
お久しぶり^^
joonにも久々に会えて楽しい時間が過ごせました^^
今回の来日は、今までになく、気軽な庶民的な旅行の部分もあって
少しだけ普通のツーリストみたいな旅が楽しめたのでは?
なんて思っています^^
帰国の写真を見ても周りに一般の人が歩いてるもんね^^
今まで免税店でお買い物したことってあったんでしょうか?
今回はワインを買われたそうで・・・。
そこで、会えた人たちはよかったよね~~^^
ケイタイ写メールを撮ってたそうですよ~
話は戻って・・・
日本に着いた9/2は、銀ブラして、
せんきち東銀座店でカレーうどん食べて・・・
セットと味付け玉子で750円の庶民派^^
B級グルメのヒョンジュンにでも聞いたのだろうか?^^
彼は吉野家とか好きらしいから、
そのチェーン店だから、ヒョンジュンに教えてもらったかな・・・?^^
「ヒョンジュン、いいところを教えてくれてありがとう^^
よかったよ~^^
次回は何食べようかな・・・
そうだ!前回、大阪ではお好み焼きもイカ焼きも食べてないから~~~^^
いや、東銀座までいったのに・・・
後少し行けば、もんじゃが食べられた!
次回は月島でもんじゃにするかな^^」
なんて、
食べたいものを考えているかも^^
(それによって、イベント会場も変わるかも^^)
それでもいいよ。
日本に来る楽しみってやつになるからね^^
だんだんに街も歩けるようになってきたし。
これもうれしいでしょう?
観光客としては^^
とりあえずは現在、
渋谷、表参道、原宿、銀座まで制覇!
お台場もホテルがあるから窓からの景色で制覇!
鎌倉も制覇!
次回はどこを制覇~?^^
それから、
今回は、日本の会社のスタッフさんに、虎屋の羊羹を差し入れ^^
気遣いもありで良い良い^^
これなんか、BYJシアターとしては、結構楽しいネタだよ^^
寅ちゃんが「虎屋の羊羹」^^
キコはんでは、キコはんが「みにょあん」の薄皮まんじゅうを
差し入れするから、
和菓子と和菓子。
寅ちゃんがみにょ(ん)庵で
ヨンジュンさんが虎屋ってまるでギャクそのもの・・・
とは言っても、それは「寅ちゃん」の名前を知っていればのことだけど^^
まあ、これは勝手に想像して楽しむことだけど^^
そうそう、鎌倉も表参道もキコはんと行った後に
訪ねているから、余計妄想が膨らむよ~^^
そして、
帰国の際の羽田でも、
マスコミ取材人にアイスティの差し入れ。
だんだんにフランクになってきたね~
ジニョンさんがイベントで言ってたよね。
思ったことを人のことばかり思いやって
口にできないjoonがちょっともどかしいって。
ちょっと切なそうだった。
優しい人・・・。
二人ともね。
「これからは、チニョン、君には忌憚なく話すよ^^」
なんてドラマみたいに答えていたjoonだ^^
欠点もあってかわいいヨンジュンをよろしくね^^
我が家は
体調不良の老犬と・・・(もう寿命なんですが・・・)
その世話もあり、体調優れない私と
まあ、魔の連鎖だけど、
久々にヨンジュンに会って、
仲間に会って、
元気をいっぱいもらって帰ってきました^^
そうなの。
ぎっくり腰が痛くなくなった^^
さすが霊験あらたかなヨンジュン様^^
まだまだ神がかりなところは残っていますね~^^
10月から撮影?
まだ・・・というか、もうというのか、
目の下のクマは取れないね・・・
しっかり体調を整えて、
キレイにお化粧で不調を隠してもらって
良い作品を作ってください^^
全編出るのかな・・・それとも、一部かな?
これで、ロケでフランスにも行けるのかしら?
ワインも飲みすぎないようにね^^
最近、酔ってばかりで・・・
昔よりお酒が弱くなっているんじゃない?
体に気をつけてください^^
次の作品を期待して楽しみにしているよ。
チンシムロ~ キダリケヨ^^
もう、恋愛部分は切なくロマンチックに^^
というか、何度も見たいから、
何度も楽しめるように、お願い^^
kiko3
誕生日おめでとう^^
배용준님.생일 축하합니다!
내년이야말로 당신의 배우로서의 작품을 만날 수 있어요?
정말로 정말로 기다리고 있어요!
약속이에요!
9월은 사이타마(埼玉) 아레나에서 만나 뵈는 것을 기대하고 있습니다.
건강하게 주의하고, 건강한 모습을 보여줘 주십시오!
언제나 당신을 사랑해서 응원하고 있습니다.
올해도 열매를 맺어 많은 일년에 되시길!
お誕生日、おめでとう^^
日本ではまだ30代だよ^^
ラッキー^^
最近、お酒ばかり飲みすぎだよ。
タバコも吸いすぎだし・・・。
たまに見る動くあなたは、
どこか疲れているみたいだし・・・。
体調を万全にして
さいアリに来てよ。
この間ね、JYP Nation 行ったら、
ジヒョンさんは元気いっぱいだったよ!
joonも元気にしなくちゃ!
まだまだ落ち着かないでさ。
プサンのお刺身はおいしい?^^
私にも分けてちょうだい^^
おいしいお店を教えてよ
「いつ?」
今度来日したらね・・・
そっと教えて・・・・
私もそっと教えてあげる・・・
サラハムニダ・・・・と・・・・
kiko3
あなたが焼いたお肉なら・・・^^
あなたが焼いてくれるサムギョプサル・・・
タレがいまいちだって、
きっとおいしいだろう・・・
「もう少しで焼けるからね^^
チャッカマン、キダリケヨ~
オモ、・・・よだれ・・・出てるよvv」
なんて言われないようにしなくちゃ!
手前にあるのは、ねぎ? お餅?
これは、ハナヨの1シーンらしいけど。
DATVを見ている人はわかる?
ヒョジェ先生の家?でバーベキューみたい。
そういえば、
来週韓国式(爆)バーベキューに行くんだけど
焼いてくれるのは、
joonではないけど・・・・
joonだと思っていただこう^^v
ところで。
joonちゃんのおうちは、まだまだリフォーム中だとか・・・。
まあ、一人暮らしだから、焦ることもないけど・・・
「う~ん・・・。彼女が見つかる前、直してていいんだけど^^
一人じゃ広くて、なんか寂しいじゃないvv
だから、いろいろ言って引越しを先延ばしにしてるんだ・・・」
なんて思っていたりして。
きっと小生さんみたいな人と一緒に住むんだろうけれど
かわいそうだから・・・
お部屋付きになってあげようかな^^
「寝室係り、やりますよ~^^」
なんて^^
早く秋になって会いたいね~~
「僕もだよ^^」
だよね~^^
今日も追悼「恋マッチ」2
こんばんは^^
21日は土用の丑の日ということで・・・
でも、涼しくて、
ほんのひととき暑さにお休みをいただいて体が楽になったね^^
うちの近くのファミマはまるっきり「ペ・ヨンジュン」に対して
やる気がないところだけど^^;
うちわは、私が催促して倉庫から出て・・・
私がうちわの客1号を務めて。
まあ、知らないうちに終わってた・・・
1店舗20枚ってすぐ終わっちゃう枚数だよね^^;
でも、本日(21日)のファミマはうな重がお茶つきで安く売っていたので、
それを夕飯にしました^^
「韓国の美」のDVD、ブロコリ独占販売はうれしいね~^^
孫さん、よかった^^
22日19時から予約開始だね^^
痩せっぽちになる前のjoonに会えるね。
さて。
本日もBYJシアターは芳雄ちゃん追悼作品です。
以前にもアップしましたが、
「恋のタイトルマッチ」の2部です。
【恋のタイトルマッチ】第4・5話です。
隣のヨンシュンさん(ペ・ヨンシュン)・・・・ ぺ・ヨンジュン (32歳)
相棒のタクヤ(木島拓哉) ・・・・・・・・・ 木村拓哉 (32歳)
私・通称リコ(牧村キリコ)・・・・・・・・・ 小雪 (28歳)
リコの職場の後輩(岡本准一)・・・・・・・・ 岡田准一
京香先輩(佐藤京香)・・・・・・・・・・・・ 鈴木京香
アニキ(牧村桔平)・・・・・・・・・・・・・・・ 椎名桔平
恋のタイトルマッチ。
それはたくさんの相手に勝つことではない。
これぞ!と見込んだ相手、好きになった相手と結ばれる。
それが勝利者という称号を手にすることだ。
負けない!
誰に?
自分の弱虫に!
そして、大好きなあなたと結ばれるまで
私は、
頑張る!
【恋のタイトルマッチ】2
主演:ぺ・ヨンジュン
小雪
木村 拓哉
「第4話 ステキな餃子」
リコが、PCで四星物産のショールームの内装図面を書いている。次から次へアイデアが浮かんできて、考えがまとまらない。全くアイデアが出てこなくて困る仕事もあるのだが、なぜかここの仕事はやりたいことがあふれていて、頭の中の整理をしないと、イメージが定まらなくて困る。
後ろから京香がPCを覗き込む。
京:リコ、すごいじゃない。(驚く)何度描き直してるの? さっきのもかなりよかったのに・・・。
リ:いろんなパターンが浮かんできすぎちゃって・・・まとまらなくて・・。
京:へえ・・・。(リコの顔を覗き込む) それって・・・もしかして、違うところからパワーもらってる?
リ:なあに? それ?
京:(笑って)まあいいや、気がついてないなら・・・。私はあんたがいい仕事してくれればOKだから・・・。ふ~ん、そう?・・・・そうなんだ・・・。(立ち去る)
リ:先輩!(立ち上がる) なあに? その独り言、やめてくださいよ・・・。ねえ、ちゃんと言いたいことがあるなら言ってよ。気持ち悪いな・・・。(ちょっと眉間に皺を寄せて座る)
京:(戻ってきて耳元で囁く)あの男でしょ? ちょっとカッコよかったわよね・・・。デートしたの?(腕組みしながら、顔を覗き込む)
リ:えっ! デートなんて・・(顔が赤い)ただ私の現場を見に来ただけですよ。
京:(ちょっと不満そうに)あら、そう? ふ~ん、准一がさ、二人とも目がハートだったって言ってたわよ!(ちょっとつんとして言う)
リ:(より赤くなって)やだ。准一君、どこ?(見回す) ひどいな・・・そんなこと、ないですよ。(あっ!)他になんか言ってませんでしたか?
京:え~。なんかあったの? そうでしょ! 何? ねえ何?(興味しんしん)
そこへ准一が現場から帰ってくる。
准:ただいま~。外はくそ暑いぜ。
京:准一! ねえ、この間、高校の図書館で何があったの?
リコが准一に目配せする。准一はリコに「何?」という顔をする。
准:何がって何? 別に変わったことはなかったですよ。ああ、ヨンシュンさんが見に来ましたけど。
京:それだけ? うそ。何かあったんでしょ?
准:別に。
京:そう? なあんか怪しいなあ・・・。(二人を睨む)
部長:(遠くから)佐藤君! ちょっと。青山の子供ランドの件、どうだった?
京:あ、部長。それがですねえ・・・・。
京香が部長のほうへ真面目な仕事人の顔に戻って歩いていく。准一がリコのところへ来る。
准:先輩、何言ったの?
リ:・・・ねえ、あのこと、京香先輩に言わなかったでしょうね? ぶつかっちゃったこと・・・。
准:何?・・・先輩!(リコに呆れる)男がそんなこと、言うわけないでしょ。そんなこと、女の人に話すわけないじゃない、先輩、少しおかしいよ。(呆れ顔で去っていく)
リ:そうよね・・・うん。はあ~。(ため息)・・・なんか、いろいろ気になっちゃうのよね・・・うん。(またPCに戻って仕事を始める)
タクヤが会社の自分のブースから、イスで伸びをしながら、リコに携帯で電話をしている。リコはPCの図面を睨んでいる。
リ:なあに?(ちょっと冷たい)
タ:ねえ、今日、豆腐、買っといてくんない?(甘えてる)
リ:なんで? 自分で買いなさいよ。私はあんたの嫁さんじゃないわよ。(つっけんどんに言いながらPCを見ている)
タ:いいじゃん、そのくらい。オレ、いいもの、持ってるんだ。
リ:何?
タ:おまえの好きな「ペー」がつく人の、あるチケット。
リ:「ペ」? 本当? 何のチケット?
タ:内緒・・・。それ、やるよ。豆腐、買ってくれたら。
リ:ホント?
タ:うん。暑いうちは毎日、冷やっこ、食べたいじゃない?
リ:わかったわよ。毎日、買えばいいんでしょ? 本当にくれるのね。・・・「ペ」さんの。
タ:うん。「ペー」さんの。
リ:OK.。絹ごし? 木綿?
タ:もち、木綿でよろしく!
タクヤは携帯を切って、「林家ペー」の公演会のチケットを眺める。
二日後の会社の帰り道。
今日の日付の「ぺー」の公演会のチケットを2枚持って睨んでいる。
私もバカよね・・・。まんまと、あいつの罠に引っかかったわ。ひと夏の豆腐代がこれだよ。やんなっちゃう・・・。
ヨ:リコさん?
後ろから呼ぶ声がする。リコは立ち止まり、声のほうへ振り返る。
リ:あっ、ヨンシュンさん! 今、お帰りですか?(微笑む)
ヨ:ええ。(後ろから小走りでやってきてリコの横に並ぶ)よかったら、一緒に帰りましょう。
リ:ええ。あっ!(いいことを思いつく)ヨンシュンさん、日本の漫才って見に行ったこと、ありますか?
ヨ:いえ。
リ:これ、もらったんですけど。行ってみます? おもしろいかどうかわからないけど、あなたと似た名前の人の公演会なんです。ペーさんって人の。
ヨ:(興味が湧いて)おもしろそうですね。いいんですか、僕と一緒で。
リ:いいの? 行っても・・・。じゃあ、ご一緒、しちゃいましょうか。2枚あるから、よかったわ。
二人は見つめあって楽しげに寄席まで出かける。
寄席の帰り道。
ヨンシュンとリコが並んで歩いている。
ヨ:ああ、今日は本当に笑ったな。本当におもしろかったですね。(リコの顔を覗き込み、目をキラキラ輝かせている)
リ:ええ。(ホントに?)
リコはヨンシュンほど感激していない。寄席の間、ヨンシュンはお腹をかかえて笑っていた。これが抱腹絶倒というやつかと、リコが感心したほどだった。確かにおもしろかったが、そこまでは・・・リコには理解できなかった。ヨンシュンは幸せいっぱいという顔をしている。
ヨ:いやあ・・・本当におもしろかった。(思い出し笑いをしている)
一人で感心して何度も頷いている。それを見て、リコはぺーさんを見ているより、ヨンシュンのほうがかわいいというか、なんか憎めないというか・・・とにかく彼を見ているだけで、幸せな気分になってくる。
ヨ:ああ、お腹、空きましたね。(楽しそうにリコの顔を覗き込んで)リコさんの好きなもの、なんでも奢りますよ。今日のお礼です! ああ、楽しかった! また行きましょう! ね!(目を輝かせる)
リ:ええ。(また?・・ちょっとやだな・・)そうですね・・・。(笑顔を作るが、少しテンションが下がり気味)
またぺーさんは・・・ふ~。でも、まあいいや。なんか、うれしい。ヨンシュンさんと一緒だと、なんか、楽しいもん。
ヨンシュンの顔が笑顔でいっぱいだと、なんだか、リコも自然に笑顔になってきてしまうのだった。
数日後。
東京丸の内の高層ビル。10階。
外資系ワイワイバンクの融資部の広い会議室の窓際でヨンシュンが窓の外を眺めている。
ドアが開き、融資部の部長が入ってくる。年の頃は36、7。なかなかすっきりした感じのいい男である。
男はにこやかに笑いながら、
部:お待たせ致しました。融資部の部長の牧村でございます。
ヨ:四星物産のぺ・ヨンシュンです。初めまして。
牧:さあ、どうぞ、お掛け下さい。
ヨンシュンと牧村は名刺を交換し合い、席に着く。
「ワイワイバンク融資部・部長 牧村桔平」
ヨ:牧村さん・・・牧村さんていう苗字は日本では多いんですか?
桔:いえ、それほどでは。なぜですか?
ヨ:いや、同じ苗字の方を知っているので・・・。
桔:そうですか。奇遇ですね。では、ええ~と、今回の四星さんの新プロジェクトをまず概要から伺っていきましょうか?
ヨ:はい。ではこちらの資料を・・・。(資料を差し出して説明を始める)
商談後。
ヨ:よろしくお願いします。韓国では、こちらのスキンケアは非常に好評ですし、企業としても優良企業として今注目されています。もともと長い歴史のある老舗の会社なんです。
桔:「古くて新しい」ですね。期待できそうですね。わかりました。検討させていただきます。
ヨ:・・・ところで、牧村さん、あなたとお話していると、不思議な気分になります。初めてお会いした気がしないんです。(不思議そうに牧村を見つめる)
桔:そうですか?(苦笑する) それはうれしいな。私たち、気が合うかもしれませんね。ぺさんのプロジェクトにはこちらもとても興味があるんですよ。
ヨ:ありがとうございます。しかし、目がとても・・・懐かしいというか、不思議です。
桔:ハハハ。そうですか? これはご縁があるかもしれませんね。ではまた、後日。お返事させていただきます。
ヨ:よろしくお願いします。(きちんと頭を下げる)
土曜日の夕方。
買い物帰りのリコが駅の改札を出てぶらぶらと歩いていると、駅前の本屋からヨンシュンが出てくる。
リ:ヨンシュンさん。(見つけてニコッとする)
ヨ:あ、リコさん。(うれしそうな顔になる)お買い物ですか?(買い物袋を見る)
リ:ええ、ちょっとバーゲンに行ってきました。
ヨ:ふ~ん。女の人ってそういう楽しみがあっていいな。
リ:ヨンシュンさんは行きませんか?
ヨ:僕はあんまり・・・。(ぐ~っとお腹が鳴る)
リ:あ、(笑って)お腹が鳴ってますよ。
ヨ:(時計を見る)もう、そんな時間ですね。
リ:よかったら、この近くにおいしいラーメン屋さんがあるの。ご一緒しませんか?お勧めのお店なんですよ。
ヨ:いいですね。連れてってください。リコさんもそれでいいの?
リ:ええ。実は私もすごくお腹が空いていて・・。(微笑む)お腹が鳴らなかっただけ、よかったわ。
二人は連れ立って、駅から歩いて3分ほどいったラーメン店に入る。
リ:まずは、ここの名物、しなちくラーメンとジャンボ餃子は食べなくちゃ。
ヨ:リコさんもそんなに食べるの?(驚く)
リ:ええ、私、大食なんです。(笑う)
ヨ:(笑う)じゃあ、それをいただきましょう。
二人はフーフーいいながら食べる。
リ:ねえ、おいしいでしょう? しなちくがいっぱいで。好きなんです、私。ここはお勧めですよ。ソナさんも好きでよく来るのよ。
ヨ:そうなんだ。やっぱり、韓国で食べるのと、一味、違いますね。日本の味がしますよ。(笑う)
ヨンシュンがリコを見つめる。リコの笑顔をじっと見て、
ヨ:リコさんて、なんか不思議な感じだな。リコさんのリズムって人をホッとさせるものがありますね。
リ:そうですか?
ヨ:うん。なんか独特ですよね・・・。主張しすぎず、それでいて存在感があって・・・。う~ん、韓国でも、佐藤さんみたいな感じのキャリアウーマンの人はよく見かけるんですよ。
リ:京香先輩? やり手が多いんですね。(笑う)私、先輩はすごく尊敬しているんです。バンバン仕事はできるし、生き方がとっても積極的なんです。
ヨ:リコさんだって、バンバン仕事してるじゃないですか・・・。佐藤さんには・・・僕はちょっと構えちゃうんです。年上でガンガンやりますって感じだと、こっちもガンガンやりますって感じになってしまって。・・・たぶん、僕がまだ、子供っぽいんですよね。(笑う)
リ:そんな・・・。でも、先輩には、「リコは今、考えているのか、ボーっとしているのか、よくわからない」っていわれることがあって(笑う)。これでも一生懸命仕事をしているんだけど。変でしょ?
ヨ:いえ・・・リコさんのなんとも言えないそのゆったり加減がいいです・・・。好きです、そういうの。
リ:ありがとう。ヨンシュンさんて・・・時々とっても恐く感じる時と、すごくやさしく感じる時とがあって、ちょっと謎なんです、私。
ヨ:そうお? ふ~ん、恐いですか? 今は?
リ:今は楽しいですよ。(笑う)・・・目力が強いのかしら。睨まれてると思うことがあります・・・ごめんなさい・・・。
ヨ:そうですか・・・。気をつけよう。(自分に言い聞かす)リコさんを睨みつけるほど、憎々しく思ったこと、ないですよ。(笑って見つめる)
リ:そうですか? よかった。(ホッとする)
ヨ:リコさんとこんなに親しくさせてもらって、すごくうれしいんです。
リ:私も。・・・私たち、友達ですよね? ただの仕事仲間じゃなくて。
ヨ:友達? 友達・・・。そうですか。(ちょっと物足りない)
リ:違う? いいでしょ? こんなに仲良しなんだもの。
ヨ・・・ええ。・・友達。まずはそこから始まる・・・。うん。(自分に言い聞かせる)
リ:えっ?(聞き取れない) ねえ、このジャンボ餃子、すごくおいしいでしょう? 皮の焼き加減がいいの。外側がパリっとしてて中がジューシーで・・・。
ヨ:ホントですね・・・・。(リコをじいっと見る)
リ:ね! ヨンシュンさんも食べて。(餃子を食べて微笑む)
ヨ:(リコが食べている姿を見つめる)ホントにステキです・・・。
リ:えっ? ヨンシュンさん、餃子は「ステキ」とは言いませんよ。(笑う)
ヨ:(少し赤くなって、下を向いて微笑む)・・・そうでした・・・「おいしい」でしたね。
リ:ええ。(笑って見つめる)
ヨンシュンは前に座っているリコに目が釘付けである。
「第5話 3階さん揃い踏み」
リコがソナのスナックで、焼きそばとサラダを食べている。
ソナのスナックは8人ほど座れるL字型のカウンターとテーブル席が10席というこじんまりとした店である。
バイトに来ていたチャコがリコのアニキと失踪してから、バイトを雇うのがイヤになって、今は一人で切り盛りしている。
ソ:食べ合わせ、悪いよ。もっと力が出るもの、食べな。肉でも焼く?
リ:いいよ。焼きそばにお肉も野菜もたくさん入れてもらってるもん。これで、いい。
ソ:そうお? ねえ、たまにヨンシュン先輩に会う?
リ:うん。クライアントだからね。ソナさんだって会うでしょ? ここにもよく来るんでしょ?
ソ:まあね。週に3回かな。もっと来てほしいよ。
リ:でもそれで2日に1回じゃない。それだけくれば、十分じゃない?
ソ:まあね。
リ:ねえ。たまにヨンシュンさんて、韓国語をつぶやくんだけど。意味がよくわからないの。
ソ:そう? なんて言った?
リ:ええとね・・・「ケンチャナ?」だったかな?
ソ:ああ、「大丈夫?」っていう意味だよ。
リ:そうか・・・そう・・・。(図書館で二人で抱き合ったあと、リコがため息をついた時に言った言葉だ)
ソ:いつ、言ったの?
リ:・・・う~ん、たいした時じゃないの・・・。あと、イッ・・なんだっけ? 忘れた。
ソ:韓ドラ見てると、少し言葉、覚えるよ。
リ:そうだね。最近、見てないからな・・・吹き替えはだめだね。
ソ:うん、やっぱり韓国語で見ないとね。
リコの携帯が鳴る。
リ:もしもし、あ、タクヤ? 何? お豆腐? うん、今、ソナさんとこでご飯食べてるの。来る? じゃあ、待ってるね。(携帯を切る)これから来るって。お豆腐食べたいって。
ソ:そう、豆腐チゲでも作るか。(笑う)
その時、ドアが開き、ヨンシュンが入ってくる。
ソ:先輩!(うれしそうな顔をする)
リコも振り返る。ヨンシュンがリコに気づき、笑顔になる。
ヨ:来てたんですか?(うれしそうに言う)
リ:ええ。(うれしそうに見つめる)
なぜか今日はヨンシュンを見ただけで、リコは胸がドキドキしてしまう。ヨンシュンがいつもよりめちゃくちゃステキに見える。
たった3日、会わなかっただけなのに、うれしくて胸が弾けそうだ。
ヨンシュンが顔を輝かせて、リコに会えて幸せという顔をするものだから、もう、リコの動悸は激しくなってきている。
ソナがなにげなく、リコを見た。ソナに心の中を気づかれないかとヒヤヒヤで、より緊張して、胸がバクバクだ。
しかし、ソナはリコのことなど、まったく気にせず、
ソ:先輩、豆腐チゲ食べる? (ヨンシュンのテーブルの前をセッティングしながら)
ヨ:いいね。その前に、ビールちょうだい。お元気でしたか?(リコの隣に座ってリコの顔を見て微笑む)
ソ:OK! あ、今日は全員勢揃いするね。
ヨ:何が?(ソナを見る)
ソ:あのマンションの3階さん。先輩と同じ年のタクヤ君が来るのよ。先輩と同じくいい男。タクちゃんもお豆腐が好きだから、豆腐チゲで乾杯しよう。
ヨ:リコさんも仲良しなんですか?(リコの方へ少し体を向けてにこやかに言う)
リ:えっ、ええ。
この至近距離で、こんなににこやかに見つめられると、ホントに呼吸困難に陥りそうだ。
ヨンシュンさんがこっちへ体を向けて話しているだけなのに、なんか・・・それだけで包囲されているような気がする。
別に彼が手を伸ばして、私の肩を抱いている訳じゃないのに、まるで肩を抱き寄せられているような・・・。
私って変?
最近、ヨンシュンさんといると、妄想なのか・・・変な気分になっちゃう・・・。
今日は特に変。久しぶりに会ったから? ソナさんがいるから? タクヤが来るから?
たぶん、第三者に自分の心が透けて見えそうな気がして、心が危険信号を鳴らしているんだ。
私が今、どうも恋をし始めているらしいことを、二人に知られるのが恥ずかしいのかもしれない。
そう、きっと・・・恋だよね・・・。こんなにバクバク胸が高鳴ってるもん。
にもかかわらず、リコの胸の高鳴りなんかお構いなしに、ヨンシュンは積極的にリコに笑顔で迫ってくる。
ヨ:皆で一緒にお酒を飲んだりするの?(リコをじいっと見つめて話す)
リ:ええ。(なんとなく息が漏れたような声になる)ソナさんのところで、皆で夕飯食べたり、飲んだり。ダーツをしたり・・・。
ヨ:そうお。楽しそうですね。・・・会ったことないよね、僕。(ソナに聞く)
ソ:そうね、ホント。来る日が違うのね。あ、来た!(ドアのほうを見る) タクちゃん!(手を振る)
タクヤが入ってくる。ヨンシュンと目が合う。一瞬、タクヤが構える。リコからもソナからも話だけは聞いている男だ。
タ:こんばんは。(軽く会釈する)・・・あのう、ヨンシュンさん?
ヨ:ええ。タクヤさんですか?(にこやかに言う)
タ:あ、はい。よろしく。リコ・・ソナさんから伺っています。
ヨ:そうですか。同じ3階なんですか?
タ:あ、ええ。・・・リコの・・・隣部屋です。
リコが赤い顔をしてタクヤを見ている。タクヤもちょっとリコを盗み見する。今日のリコは、いつものリコと少し違って、しとやかな感じだ。
ソ:ねえ、とにかく、座りなさいよ。どこに座るの? 先輩と並んだら。二人でチゲ食べて、飲んで。リコは?
リ:もうお腹、いっぱい。
タ:うそ! まだ食えるだろ?(疑わしそうに)
ソ:まだ食べられるわよ!(なんで?)
ヨンシュンが噴出して笑ってしまう。
リ:ヨンシュンさん、なんですか?(ヨンシュンを見る)
ヨ:本当に大食漢なんですね。(笑ってしまう)
リ:やだ・・・今日は、もう、お腹がいっぱいなんです!(本当に胸がいっぱいだ)
ヨ・タ・ソ:そうお?(なんで? 皆で見つめる)
リ:やだ・・・今は・・・お腹がいっぱいなの!(何よ、皆で)
タ・ソ:ふ~ん。(どうしたの?)
ヨンシュンだけ、微笑んでいる。まるで、リコのときめきに気づいているように・・・。
ソ:とにかく、陽気にやろうよ! あとで、ダーツ大会もやるよ。看板、出しちゃおうかな。
リ:お店閉めちゃうの?
ソ:うん! 今日は遊びたい気分なんだよね~。だって、先輩も加わって、皆揃ったし。3階さん、仲良し結束記念コンバ、やらない?(ビールを出して注ぐ)皆で、パアっとやろうよ、ね!
ソナにつられて、皆で楽しげに笑う。
ビールで乾杯しながら、ヨンシュンがうれしそうにリコを見つめて笑う姿を、タクヤはじっと見ていた。
翌日。
会社からの帰り道、リコが駅の改札を出ると、この間のように、ヨンシュンが駅前の本屋にいる。
リ:ヨンシュンさん!
ヨ:あ、リコさん。
リ:また会いましたね。(うれしそうに微笑む)
ヨ:・・・。(照れたように笑う)
リ:どうしたんですか?
ヨ:・・・偶然じゃないんです。リコさんに会いたくて。(リコの顔を見てから下を向く)実は待ってました。
リ:あ~・・・。(リコも下を向く)私も会えて・・・うれしいです・・・。
ヨ:そうお?(リコの顔を覗く)
リ:ええ・・・。
ヨ:一緒に帰りませんか・・・いえ、一緒に夕飯を食べましょう。・・・いい?
リ:ええ。(うれしそうにヨンシュンを見る)
ヨ:じゃあ、どこへ行きましょうか。
リ:う~ん、何が食べたい? ここのことなら、なんでも聞いて。イタリアンでもフレンチでも、居酒屋でも。
ヨ:いろいろ、探索しているんですか?(笑う)
リ:ええ。・・・何にします?
ヨ:う~ん・・・リコさんは・・・。
ヨンシュンがちょっとリコの背に手を当てて、二人は通りを歩いていった。
数日後。
京香が得意先での打ち合わせを終えて、丸の内のビジネス街を歩いていると、前から見たことのある男が歩いてくる。身なりのキチンとした、いかにも仕事ができそうな感じのビジネスマン。
京:ちょっとあんた!(走り寄る)桔平じゃない!
男が驚いて京香を見る。
丸の内のコーヒーショップの窓際に、京香が座ってタバコを吸っている。
桔:久しぶりだな・・・元気だったか。
京:生きてたのね。(睨む)いいもん、着てるじゃない、グッチ?
桔:よくわかるな、さすがだな。(うれしそうにする)
京:あんたの好みくらい・・・覚えてるわよ。(タバコの煙を吐き出す)
桔:そうか・・・。
京:夜逃げなんかじゃなかったわけね。(じっと顔を見る)
桔:まあな。(とぼけて、コーヒーをスプーンでグルグルかき混ぜる)
京:なんであんなサル芝居したの?
桔:えっ、まあ。(笑う)
京:私から逃げたかった?
桔:いや、とんでもない!
京:フン。でもそれもあるでしょ? 桔平の新しい女、はたちだって?
桔:まあ、いろいろあってさ・・。
京:リコから聞いた時は驚いたわ。あんたが、たかだか30万円の借金で、20の女と夜逃げしたなんて。
桔:まあ・・・な。
京:ただのヘッドハンティングだったのね。
桔:まあ・・・。
京:今どこに住んでるの?(腕を組んでタバコを吸う)
桔:代々木・・・あたり・・・。
京:外人用のマンション?
桔:まあな。
京:いい暮らししてんのね・・・。(タバコの灰を落とす)
桔:・・・。(困って笑う)
京:ところで、あんた。いつまで、あの子にあんな暮らしさせてんの?
桔:誰?(チャコ?)
京:リコに決まってんでしょ。あんなことさせてたら、お嫁に行けなくなるわよ。
桔:どうして?
京:・・・タクヤ君にでも頼まれたの?(タバコをふかす)
桔:別に・・・タクヤは何にも知らない。
京:二人を騙してどうすんの?
桔:いやあ・・なんかあの二人、いい感じだったんだよなあ・・・それでさ・・。それで・・・キューピット。
京:バカじゃん。フン。(タバコの灰を落とす)あんた、間違えてるわよ。
桔:どこが?
京:リコはタクヤなんか好きじゃないわよ。
桔:・・・そうか・・でもかなりいい男だぞ。(ノンキに言う)
京:まあね。私は好きだけど・・・。リコは違うやつが気になってんのよ。
桔:だれ?
京:あんたの知らないやつ・・・。(タバコを吸う)
桔:そうか。
京:(タバコの煙を吐き出して)ねえ・・・。(灰を灰皿に落とす)来る? (冷たいが情熱的な目)
桔:えっ? (少し赤くなる)
京:今夜、うち来る?(見つめる)
桔:えっ?(頭の中に、チャコが家で食事の支度をしている姿が思い浮かぶが) いいの?(うれしそう)
京香がタバコの火をもみ消して、桔平を睨みつける。二人はぐっと見つめあい、笑った。
午後8時。
マンション一階のエレベーターホール。ヨンシュンとタクヤが並ぶ。
タ:こんばんは。今、お帰りですか?
ヨ:ええ。タクヤさんも遅くまで、忙しいんですね。
タ:ええ。
エレベーターのドアが開き、ヨンシュンとタクヤが乗り込む。タクヤの頭がヨンシュンの鼻の近くをかすめて、ヨンシュンがタクヤの髪の香りに気づく。
この香りは・・・。
エレベーターが3階に着く。ヨンシュンが「開」を押している。
タ:あっ、すみません。じゃあ、お先に。(ちょっと頭を下げて出て行く)
ヨンシュンはタクヤの後から降り、タクヤの歩く後ろ姿を見ながら歩く。
タクヤが入っていく部屋を確認する。
302号室。リコと同じ部屋だ。
ヨンシュンは最初、不思議そうに見て、そして次の瞬間、顔が強張った。
続く・・・。
by あらまりりん
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