もうすぐツア^^
↑撮影シーンがこんな朝のシーンから始まったらどうお?^^
「まさか~~~」
「ヨンジュン様、家族サービスです!」
「うむ・・・。そうだね~~~^^
それがいいね~~~
新生活の朝のシーンから^^
気にいった!」
と、言ったかどうだかは知らないけど^^v
いよいよ、アニソナツアは近づいている^^
私が「忙しいんだ~」なんて言っていたのを読んでいたのか、
joonが、近ツリさんに
「彼女忙しいから、夜発って、朝には帰れるようにしてあげて^^
ソウルは、僕と免税店だけでいいと思うよ^^
それに龍馬を見逃しちゃかわいそうだvv」
と言ってくれたらしい~~
なので、金浦には22:50着だし、
発つ日も8:40の便で羽田には10:45には着くし、
自宅には、午前中に帰ってこられることになったvv
なんて書いていると、
知らない人は、皆が皆、強行軍で行くんだ~と思ってしまうだろうねvv
そんなことはないんだ。
普通に昼集合して、夕方着いて、昼ソウルを発つ方々もいる^^
それにそんなに不便でないホテルの方だっている^^
もちろん、そういう人は、書けないでいるだけだろう
「いいわねvv」なんて言われちゃうから・・・。
まあ、これも運というやつだ。
私には、神様が「ソウルはおまけ、仕事をしなさい!」と言っているのだろう。
でもさ。。。
次回のために、一つ付け加えてあげるとしたら・・・
①韓国は何回目ですか?
②夜便を希望しますか?
この2点ぐらいは、アンケートを取ってもいいだろう。
もちろん、初めてだとうそをつく人は必ず出てくるけど、
自分だけかわいい人はもちろんいるんだよ、家族にだって。
それでも、初めての人にはなるべく早い便で。
オプショナルでお金を取って、バス観光をつけてもいいだろう。
お金を取るんだったら、なんでもできると思う。
そんな下請けはたくさんあるからね。
もちろん、オプショナルなんてつけないで、早く着くだけでもうれしいものだ。
夕方の街をバスから眺めるだけでもうれしい^^
ミョンドンや東大門へ繰り出す時間だって作れるだろう。
それだけで、ソウルへ行ったぞ~という気になるものだ。
まずは、自由にソウルの空気に触れる時間をあげたい。
それに・・・
遠くから国内を移動する人には、遅い時間の出発はありがたいものだ^^
まずは、夜便は希望者で埋めて、残りをランダムに埋めていく・・・
そうすれば、少しはこの旅行が快適な感じに見えるのでは?と思う。
ほんの少しの気配りだ。
(全てが抽選・・・でも、全てが平等にはならない・・・
それでも少し角度を変えて差別化する・・・と、どうなるかを考えるといい・・・
客は次の客になり得るからさ・・・DAツアの・・・)
この旅行の特徴は・・・ロッテの限定バーゲンとのタイアップである。
たぶん、かなりの売り上げを期待しているだろう。
そこはロッテさん、商魂を出してくるでしょう・・・。
もちろん、
何か特製のカレンダーとかポスターはあるよね?
残り物のjoonでいいんだから・・・
と期待して待ちたい・・・。
DAツアは自分で仕切れる会社でないことはわかっている。
が・・・
そのツアごとに代理店を変えていったらどうだろうか。
いつも近ツリじゃなくて。今回はてるみもあるけれど。
いつも同じでサービスはよくなっているんだろうか?
その点は知らないけど・・・DAさんには身入りはいいの?
まあ、そうかも。
たった1200名だから、チャーター便というのは無理かも知れないけどね。
夜発つんだったら、
いっそ、弾丸ツアやっているところと
うまくタイアップするといいんじゃないかなとも思う。
弾丸ツアというのは、夜中チャーター便で飛ぶでしょう。
それに前日乗っけてもらうの。
これすると、時間に余裕ができるよね。
帰りは弾丸ツアは1~2時集合。
今回の私の4時か5時とたいして変わらない。
でも、確実に1日フリーになる。
旅費も結構取られているのだから、
夜着いて朝荷物を入れてゆっくりするぐらいのホテル代は出る・・・はずだ。
「でも、婆ばかりじゃあ、具合の悪くなる人、必ず出るからさ~」
と考えたかもしれないけど。
まあ、これは極論としてもだ・・・。
「あんた・・・素人なんだからさ・・・」
その通りだよ~~~
だから、プロは、もっといろいろ配慮したツア組めるはずだよ~~~
ぺ・ヨンジュンにできることといえば、
自分のところへ来た人をもてなすことぐらいしかできないんだから。
それをサポートしてあげなくちゃ・・・なんて思う・・・。
イメージだよ、イメージ、会社のね。
代理店の持ってきた案を鵜呑みにやってたら駄目だよ~
これ、担当者の器量というのが、バレバレ・・・。
十羽なんとかなんとか・・・と思っても、ちょっと手を入れると
そう見えなくなるってことに気がつかない・・・。
joonは、今頃、せりふの練習を100回ぐらいしているんだろうか・・・^^
あなたに会う時は、いい子でいるよ^^v
(なんといっても、あなたがメインですからね。。
しっかりとあなたの様子を見てきたいと思います!)
それにしても!
最後の日はキムチやさんに寄るから、4~5時ごろ集合なんだろうか・・・。
寝なくていいね^^
面白いのは、第1日目ロッテ免税店に寄るでしょ?
いけない場合は、2日目か3日目って毎日、免税店回りだね^^
ロッテチョコでもつけてください^^v
今や、ミステリーツアーであ~る^^
DATVから一つのドキドキワクワクエンターテイメント企画が誕生します!!
その名も「DATVドキドキ企画 ミステリーツアー」!!
第1弾となる今回のツアーはDATVスタッフがツアー直前のギリギリまでペ・ヨンジュンさんの事務所と交渉し続け、どのようなツアーになるのか、スタッフも知らないドキドキ感が加速するミステリーツアーです。
その他、DATVが総力をあげて、思い出に残る場所へお連れいたします!!
これだけは皆様にお約束!
≪ペ・ヨンジュンさんの姿が見られるサプライズ企画≫をご用意しております!!
なんてツアをやるらしいけど・・・
実は、もう・・・
ミステリーツアーは・・・始まっている^^
なんといっても、
いまだ、アニソナツアの詳細は届かない・・・。
今日、来てくれることを祈ってるよ~
お金は払ったけど、
「残念ながら、kikoさんの分忘れちゃってすみませんでした~~」
なんてありそうな気がしちゃうから・・・。
それにしても、
前にも書いたけど、
joonの行事は、家族の愛を試すよね~~~
11日まで、生き延びたい・・・。
なにしろ、確定申告ってのもあり、
毎日が忙しいこの時期。
いつもイベントのときは、ちょっと見をきれいにして行きたいと
思っちゃうんだけど、
今回は、きっとボロボロの状態でゴ~~~~ルするんだろうな・・・。
それでも、知り合いはいないし、ま、いっか!って気がしている^^
joonだって、別に誰って識別できるわけでもないし^^
なんか、投げやりに聞こえるだろうけど、ホントのとこ、そんな感じだ。
ホントは、早めに予定を知りたかった。
私は3泊4日で申し込んでいるので、
都合がつく人がいたら、キムチ教室を頼みたかったのだ。
10名以上だと、土曜休みでもやってくれるそうで。
まあ、それは今回は諦めよう。
博物館に行って、ゆったりと・・・なんて行かないよね^^
きっと皆行くだろうから^^
果たして、来週の私の運命はいかに!
公開捜査^^BYJギャラリーって・・・
こんばんは^^
以前、記事で
ぺ・ヨンジュンギャラリーが2月に
ソウルの九老洞の「9th Avenue」(ナイン・アベニュー)にできるというのが
ありましたよね?
あれは、実際にできたのでしょうか?
チェ・ジウさんやビョンホンさんのお店の記事や写真はあるのに、
ぺ・ヨンジュンのギャラリーの写真がないのはおかしいよね?
結局、できなかったのかしら・・・?
今年の2月にオープンとあったので、
2月以降、訪ねられた方はいますか?
こうしたギャラリーは、Park BOFもオープンしますよという話だけで
現在は、福岡以外ないよね?
実際に行かれた方、教えてください^^
ナイン・アベニュー自体は、スターのお店あり、アウトレットありで
楽しそうですよ~^^
ALL THE REDS!
2010' World Cup BYJ!(Arnaldo Bassini)
「旅の記憶」見ました?
素のjoonはかわいくて素敵です^^
どの写真もいいよね~~
それにしても、それまでの日々は彼にとってはさびしいものだったのかな・・・。
いっぱい、日を浴びて旅を続けて、今また、生き返った彼がいるのでしょうか^^
これで、また10年は働ける?^^
素のjoonの良さ(表情とかね)を本当に行かせる作品に出るって
ないのでしょうか・・・。
絶対できるはずだけど・・・。
今日は女子のフィギュアのショートですね~~^^
前回の男子の感動とともに・・・
頑張れ、日本!
アジア勢が強い、楽しみなフィギュアです^^
joonはこのスポーツタオルを首にかけて応援しているような気がします^^
2月11日の「To be or not to be」にメールを下さった皆様、
ありがとうございます^^
おかげさまで、息子は第一志望の私立大に受かり、
国公立を受けることがなくなり、
ツアと入学手続きが重なるということがなくなりました^^
そして・・・私は・・・
おかげさまで・・・スーペリアルームで、なんとかツアに引っかかりました^^
今回は、羽田より成田、デラックスルームよりスーペリアが空きがあったのでしょうか。
私は第3志望にスーペリアを入れてなんとか旅立てます^^
羽田発、デラックスあるいはスーパーデラックスが応募者が多かったのかな・・・
う~ん・・・最終的には、各応募枠というより、空港とホテル?という気がしました。
DATV枠って大きいはずだよね?それでも、落ちている方もいるし。
(私はDATVではありませんが)
羽田発でスーパーデラックスホテル、デラックスホテルが当選した方は、
バツグンに運がいいですよ ^~^
それでも、私はとっても運がいいです^^¥
与えていただいたチャンスを大切に出かけてまいります。^^
ありがとうございます^^
(My Circleの方は、入試、ツアの件の詳細な経緯はスレッドで書いたので、
覗いてみてください^^)
チュンサンおめでと^^
今日は、
大好きなチュンサンガーのお誕生日^^
これは祝っておかないといけないよね^^
チュンサン、おめでとね^^
せっかくだから、
私からもチュ~~を^^
ヤバイ!
あら、チュンサン・・・?
チュンサン・・・? チュンサン!
逃げた~~~^^;
チュンサンには幸せになってほしいよ~
joon?
joonはまだまだパパとママのもとにいていいよ~~~^^
チュンサンには
幸せになって、ユジンに似た子供のお父さんになってほしい・・・
彼らの手となり、足となってほしい・・・
(本音はチュンサンに似ているとうれしい^^と、
ユジンも私も思ってはいるけど、彼の気持ちがうれしいよね^^)
そして、
自分の目で、その子供らの笑顔を見届けてほしいね・・・。
こんなことを書いていたら、
古の昔読んだ「ジェーン・エア」を思い出した・・・。
名前は忘れちゃったけど・・・ロチェスターさん?
彼は、お城の火事で大怪我をして目も見えなくなるんだけど、
ジェーンが戻ってきてから、
その愛に支えられて、生まれてきたわが子の、
彼によく似た大きな青い瞳を
自分の目で見ることができたんだよね^^
チュンサンが幸せそうに、わが子の目を覗き込めますように・・・。
チュンサンがそうであることを祈ります・・・。
日々はTo be or not to be・・・
joonがハムレットをやったら、素敵・・・?
ヤンさんのブログによると、
この旧正月は、joonちゃまは家族と過ごすらしい^^
さて。
ハムレットは・・・joonではなくて、私だ^^
男装の「麗人」^^v
毎日はホントに、【To be or not to be・・・】だ。
バレンタインも近づき、
joonちゃんからは撮影ツアの抽選当選者には
愛の「いらっしゃ~い」メールが届く・・・。
我が家のポストには
下の子の国公立の2次試験の通知が・・・。
でもね、これ・・・
若干の変更点があった。
インフルでセンター試験も追試があったでしょう。
それで、
大学も2次試験でも追試やるらしい・・・。
ということで、
発表は予定より繰り下がり、
それでなぜか、
(「遅い!」と客が逃げると思ったのか)手続きの締め切りが早まった!
おお、My Gad !!
ということで、
ゆとりある手続き期間が短くなり・・・
【よこしま】な母には厳しい状況になっている。
つまり・・・
撮影ツアにかぶるのである。
おとといは、職場の会議がその時期にかぶりそうになったvv
「私がいなくてもいいじゃないですか^^;
特に問題はないと思います^^」
「では・・・一週間前倒しにずらしましょう^^
これでいいわね?」
「う~~ん・・・」
「合わせるわよ^^」
なんて、合わせてくれなくてよろしい!
私に直接関連したことではないんだから・・・
私を引き込まないように・・・・
そう願いたい・・・
しかし、絶対出ろ!というなら、ずらしていただいて・・・
メルスィ・ボークー^^
ということで、ふ~~(汗^^;)
なんとか、日程がずれた^^
そうしたら、またまたである!
まあ、ツアに行きたい人はいっぱいいるから、
なかなか当選しないvv
と、考えれば、まあね~「ゆとりある予定」のまま・・・。
(ところで、このツアは皆4万円納めているでしょう。
返金処理に何万円かかるのでしょう・・・)
そして!
ここが一番!
それ以前に、
その大学より上の私立に合格していてくれたら、
もうそれで、ラッキー^^
息子よ^^
「頑張ってここに受かってね^^ 応援してるんだよ~~~母は^^」
なんて温かい言葉で励ます母は・・・
ちょっとよこしまであ~~る。
でもね、でもね。
それは、私だけでなく~~、
息子にとっても、
私を待っているjoonちゃんにとっても
とてもよい結果なのであ~る^^v
ホントに・・・
毎日が、【To be or not to be・・・】だ。
joonちゃん・・・
いつも2学期の始まる前とか、決算期とか・・・
いろいろ愛を試してくれて、ありがとね^^
いつか、私もあなたの愛を試してあげるよ・・・^^v
【追記】
なんて書いてたら・・・
ファヌン様の新たな試練vv
明日、東京方面午前中雪なの?@@
いやあ・・・参りましたvv
私の負けだすvv
明日はお天気にしてください!
明日、雪で電車が遅れちゃうのは困りますvv
せめて、今晩で雪を止めてください・・・。
でないと・・・
マガイモノの紅玉で、黒朱雀になってしまいそうですvv
(少し・・・脅しがすぎた~~~?^^;)
ホントに・・・
毎日が!
・・・・です・・・。
^^¥
【BYJシアター】隣のあいつ9

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チョ・ソンモ「君がいないと・・・」
こんばんは^^
BYJシアターです。
お待たせしてしまいましたvv
本日は【隣のあいつ】第9章です^^
【配役】
イ・ヨンサン :ぺ・ヨンジュン(大学4年~30歳。小説家・メガネなし・サングラスのみ・・同感2を参考に)
ルル(キム・スヨン :チョン・ドヨン(大学4年~30歳。マンガ家・メガネあり)
ではお楽しみください!
~~~~~~~~~~~~
【隣のあいつ】後編1
主演: ぺ・ヨンジュン
チョン・ドヨン
【第9章 夏が終わる】
4年生の夏が終わろうとしている。
ヨンサンのケガもあって、スヨンは8月後半は、ヨンサンとほとんど毎日一緒に過ごした。ヨンサンの腰も回復して、スヨンも一安心だ。
一緒にいて、ヨンサンは暮らしやすい人だった。とにかく生活がキチンとしているのだ。15歳の時から父親を助けて、掃除、洗濯、料理をしてきたので、親に甘えてきたスヨンよりずっと大人で仕事の段取りがよかった。
スヨンにとってのヨンサンは愛やキスを教えてくれただけでなく、生活の師匠でもあった。スヨンは何事にも没頭しやすいたちだったから、自分のことをやり出すと、多少部屋の中が汚れていても気にせず過ごしてきてしまったが、ヨンサンを見ていると、生活の中のちょっとした動きで、部屋が美しく保てることがわかった。
スヨンの部屋へ遊びにきたヨンサンは、部屋に上がるとき、玄関先の絵の額が曲がっていることも見逃さなかった。
別にスヨンに言うわけでもなく、そこを通り過ぎるとき、すっと手で直していくのだ。
なにげなく、ゴミを拾う。なにげなく、通りかかったときに修正する。
これは、ヨンサンがスヨンに言葉ではなく、教えてくれたことだ。
スヨンには、ヨンサンが両親と同じくらい、いやもっと身内のように思われて、彼に対してはいつも素直に、ストレートに気持ちを表していた。
それがヨンサンにとっては魅力的で、そしてそれは、ヨンサンの心の澱(おり)や、時々彼の心に落ちてくる影を払拭してくれる力さえ、持っていた。
ヨンサンには、人からはわかりにくい微妙な繊細さがあり、それが時に鋭角的な物言いをさせたりしたが、スヨンのヨンサンへのストレートな表現やストレートな愛が、ヨンサンの持つ鋭角的な角をやさしく溶かし、心を満たしていた。
この夏の出来事としては、ヨンサンとの出会いが最高のものだったが、もうひとつ、長年の友人を失うという事件もあった。
恋とか結婚とか、まったくスヨンには縁のないはずのことがいっぺんに押し寄せた夏。
インジュンという友達をバッサリ切り捨てるという苦い思い出まで作ってしまった。
腰を強く打撲したヨンサンのために、彼の家に泊まりこむための着替えをとりに帰ったときだった。電話が鳴り、相手はインジュンだった。
デパートや本屋が並ぶ目抜き通りの広場のベンチで二人は待ち合わせをした。
インジュンはヨンサンの話はせず、前回のプロポーズの返事がほしかったようだった。
スヨンにとっては終わったことだったが、彼はまだ諦めていなかった。
ス:もう断ったはずでしょ。それ以上の返事なんて出てこないよ。私はあんたに言ったよ。私はあんたに向いてないって。だから、この話は終わりにして。
イ:(とうとう)ヨンサンのせいなのか。君が断る理由は。
スヨンはとうとうきたと思った。そうじゃない。でも今はそう。
スヨンは、最後にこれを言って別れようと立ち上がった。
ス:インジュン。話を混同させないで。男のことじゃなくても女はプロポーズを断るのよ。あんたとではだめなの。
イ:ヨンサンと何かあったのか。あいつと君が一緒のところを何度も見たやつらがいるんだ。目を覚ませよ、スヨン。あいつは、あいつは・・・。
ス:インジュン。あんた、あいつの何を知ってるの? なんにも知らないじゃない。私のことだって、なんにも知らないじゃない。あんたが思うほど、ひどいやつじゃないよ。
イ:スヨン!なんで、なんで君はわからないの?
インジュンがスヨンの両肩をぎゅっと掴んでスヨンの体を揺らす。
インジュンの目がギラギラ光った。
イ:君を渡さない。あいつになんか、君を渡さない。
ス:放して。放してよ。(スヨンがもがく)
周りの人が驚いて二人を見るので、インジュンははっと我に返り、手を放した。
スヨンはインジュンを見つめ、
ス:ヨンサンにもこうやって、暴力を振るったの? あの人はなんにも悪くないのに。殴るなら、私でしょう?
イ:君は殴れないよ。あいつが、あいつが君を誘惑するから・・・。
ス:インジュン。・・・・私があんたに引導を渡してあげる。もう私なんか好きなんていえないように。
インジュンは訳がわからず、スヨンを見つめる。
スヨンは、こみ上げてくる思いを吹っ切って、真昼間、目抜き通りの真ん中で、インジュンの左ほおを力いっぱい平手打ちする。
インジュンが揺れた。
ス:あんたはなんにもわかってない。あんたはなんにもわかってないのよ。ヨンサンのことも私のことも。自分のことも。私が友達を失う寂しさも。これで終わり。これがお返し!
そういうと、赤く腫れ上がった右手の痛みを押さえながら、さっときびすを返すと彼の前から去っていく。彼は左ほおを押さえながら、呆然として、スヨンを見送った。
インジュンの嫉妬。
そして執着。
それも今ならわかる。
私はなにげなく付き合っていたが、インジュンにとっての3年半という月日はきっととても重いものだったにちがいない。
今、ヨンサンに恋をして、その月日の持つ重みも意味もわかる。
スヨンはインジュンを決定的に振った。そして、自分自身も返り血を浴びた。
力いっぱい、平手打ちしたことで、スヨンは一週間も手が腫れて、ペンを持つことができなかった。
その夜、着替えを持ってヨンサンのアパートへ行ったスヨンを、驚きの目でヨンサンは見つめ、
ヨ:何があったの?
ス:転んで手をついた。
と言ったけど、あいつにはきっとわかっていた。いつもなら、もっと気をつけて歩けよというはずなのに、何も言わず、手を氷で冷やし、シップをしてくれた。
ヨンサンの腰が良くなるまで、二人は家の中で過ごした。
宿題のレポートを協力し合って書いたり、自分たちの書きたいものをそれぞれに陣地を作って書いた。
スヨンはマンガなので、机が陣地で、ヨンサンはベッドに座ったり寝そべったりしたりして、大学院の入試に向けて英語の勉強をしたり、小説を書いた。穏やかで楽しい時間。二人でいるだけで何もなくても、特に話しをしなくても、それだけで幸せなだった。
9月になると、2学期が始まり、ヨンサンやスヨンも大学へ戻っていったが、今までと違っていたことは、いつも二人仲良く構内を歩いていることだ。
二人は他人の目など、気にせず、自分たちの恋を謳歌していた。
ヨンサンは9月、10月としばらく勉強に明け暮れたが、11月の大学院の試験をみごとにパスした。
同じく11月の末には、スヨンはコミック誌の新人発掘大賞に選ばれ、いよいよ念願だったマンガ家デビューを果たすことになった。
二人でスクラムを組めば、恐いものなど何もないはず、だった。
【第10章】へ続く・・・
【BYJシアター】隣のあいつ8

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チョ・ソンモ「君がいないと・・・」
こんばんは^^
BYJシアターです。
本日は【隣のあいつ】とうとう後編、第8章です^^
【配役】
イ・ヨンサン :ぺ・ヨンジュン(大学4年~30歳。小説家・メガネなし・サングラスのみ・・同感2を参考に)
ルル(キム・スヨン :チョン・ドヨン(大学4年~30歳。マンガ家・メガネあり)
注)ポートフォリオ・・・絵や写真などの作品や書類を整理していれておく厚い紙製のファイル
ではお楽しみください!
~~~~~~~~~~~~
【隣のあいつ】後編1
主演: ぺ・ヨンジュン
チョン・ドヨン
【第8章 忘れえぬ人】
サングラスをかけたヨンサンが高速道路を走っている。車のラジオを入れると、懐かしい曲が流れてくる。あの夏、海の帰りにスヨンと一緒に聴いた曲だ。ボリュームを大きくする。
ヨンサンが助手席を見ると、大学生のスヨンがいる。ノリノリでめちゃくちゃ英語でラジオにあわせて歌っている。おまけに手で振りまでつけている。
ヨ:おまえ、よく恥ずかしくないな。
ス:だって楽しいじゃない。聞いてるの、ヨンサンだけだし。
ヨンサンが「チ!」と舌打ちして笑う。窓を全開にした中古自動車。
風がスヨンの髪をなでていく。スヨンの前髪は切りすぎで短くなっているが、それがまたかわいい感じだ。
ヨンサンはランニング姿で運転している。
スヨンはヨンサンの半そでシャツを着込んではいるが、下はバスタオルを巻いているだけだ。後部座席にはスヨンのスカート部分が濡れた白のワンピースが干してある。
ヨ:(笑いながら)こんな日に、なんかの検問があったら、やだよな。
ス:(ちょっと睨んで)強く押したのはヨンサンだからね。だから転んじゃったんだよ。こんな格好、最低!
そう言いながらも笑って、めちゃくちゃ英語で歌っている。
現在のサングラスのヨンサンがあの時のことを思い出して、微笑む。
思い出の曲にのせて、海に行った日のことを思う。
8月の初め。
海へ行こうと、ヨンサンが友達から古い中古の車を借りてきた。冷房が効かないのには驚いたが、それはそれで楽しくて窓を全開にして走った。
狭い車の中で水着に着替え、二人は手をつないで海の中へ入っていく。
戯れる二人。
スヨンはメガネをかけず、生き生きと美しい姿をしている。
ヨンサンが魚のようにドンドン泳いでいく。
海辺で仲良く寝転ぶ。二人、太陽に手をかざして楽しそうに話す。
海の家の横にある水道でスヨンが髪を洗う。
ヨンサンが左手でホースを持って、右手で洗うのを手伝っている。
帰り支度をして、服を着た二人が波打ち際を歩く。スヨンが貝殻を拾う。
どれがいい?とヨンサンに差し出して微笑んだ。
波打ち際で、じゃれ合って、スヨンがヨンサンの背中を押した。
お返しにヨンサンがスヨンを押したところに波が来て、足をすくわれ転ぶスヨン。
白いワンピースが腰から下がビショビショになり、ヨンサンに抱き起こされる。
呆然とするスヨン。
車の横で、ヨンサンが見張り、バスタオルで隠す中、腰にバスタオルを巻きつけ、ヨンサンのシャツを着て隠れるように車に乗り込むスヨン。
サングラスのヨンサンは甘酸っぱい気持ちになる。
そして、頭の中にあのスヨンの夏がドンドンよみがえった。
坂道を下っていく二人の後ろ姿。
坂を下りきると正面に大きな建物がある。右を見て左を見て途方にくれるヨンサン。
隣で笑い出すスヨン。
スヨンのアパートの前庭で、肩にエプロンをかけてイスに座ったスヨンが前髪を触りながら、ヨンサンに文句を言っている。
ヨンサンの番には、ちょっと恐そうな顔をして、ハサミをチョキチョキ動かし、脅しをかけるスヨンがいる。
手をつないだまま、本屋に入り、本を立ち読みする二人。スヨンは右手で楽勝だが、ヨンサンは左手で不器用に本をめくる。
ヨンサンが横目で見ると、にんまり笑うスヨンがいる。
ヨンサンの部屋で冷たいシャワーにあたる裸の二人。
初めは笑いあっているが、我慢できずに震えだしたスヨンに驚いて、慌ててお湯に切り替えるヨンサン。
ヨンサンが青ざめたスヨンを心配して顔を覗き込み、抱き合って熱いシャワーを浴びたあの日。
思い出の洪水の中を、ヨンサンの車が西日に照らされながら、街へ入っていく。
「ルルのファンタスティック・トリップ」というイラスト集を出すからと、午後一番に、ミー姉さんがはりきってルルのところへやってきた。
ミ:とにかく、読者からの声がすごくてさ。今朝の企画会議、通っちゃったのよ。やっぱり読者は見てるわよ。ルルはマンガというより、ものすごく繊細で力強い絵がかけるでしょう。あの「入魂」って感じがいいのよね、ファンには。あれがたまらないのよね。いままで、グラビアに載せたイラストのほかに、若い頃のものでもいいものがあれば載せたいし。この本用に書き下ろしもしてほしいの。全ページ、カラーなんて、すごいことよ。
ル:姉さん、ありがとう。姉さんのおかげだよ。うれしい。今までの集大成だね。古いのもあるよ。すごく気に入った作品は捨てずに全部とってあるんだ。机の左横のポートフォリオに入ってる。
ルルはキッチンへ行って、コーヒーか紅茶を入れようとするが、あいにく両方とも切らしている。キッチンからミー姉さんに声をかける。
ル:姉さん、ちょっと見てて。コーヒーが切れてんだ。買ってくるよ。それにケーキなんかも買っちゃおうかな。おごるから。
ミ:(仕事部屋から)サンキュ! わかった。探してみるわ。
ルルは財布の入ったポシェットを提げて出ていく。
ミー姉さんはいくつもあるポートフォリオを出して見ている。
一つのポートフォリオの表紙に何か書かれている。
整ったキレイな字で、レイアウトもなかなかいい感じだ。
「愛するスヨンに捧ぐ」
君が大きな夢を持って進んでいくことを
僕は誇りに思っています。
君がいつも心に抱いていること、
僕がいつも頭に思い描いていること、
それらを共有できたら、
僕たちは最強のチームになれるね。
君の夢を応援します。
君の頑張る姿は僕を応援してくれる。
大きな力を僕にくれます。
いつも前向きで一生懸命な君が大好きです。
ここに君が思い描いた夢をたくさん詰め込んでください。
いつまでも僕たちの心が一つでありますように。
僕たちは二人で一人です。
一つの心臓を共有しています。
いつもお互いを励まして、一緒に歩いていこう。
199○年 夏。
イ・ヨンサン
ミー姉さんはこれを読んですっかり力が抜けてしまった。
ルルが信じているイ・ヨンサンがここにいる。
本当にイ・ヨンサンとルル、そう、スヨンは恋人だったのだ。
そして、ミー姉さんたちの知らない素直なイ・ヨンサンがそこにいた。
ルルが帰ってきた。ミー姉さんは慌てて、どうしたらいいかわからず、その辺の本を手にした。
ル:あったあ?
ミ:あっ、ごめん。違うもの見てて、探してなかった。
ル:なあんだ。この辺にあるんだよ。
そういって例のポートフォリオを選び出し、表紙が見えないように持つ。ミー姉さんを見て、
ル:あったよ。中味、机のうえに並べてみるね。大学時代からのやつだけど。・・・姉さん、目が赤い? 泣いた? 泣くような本、あったっけ。
ルルは表紙を上手に隠し、絵を取り出している。
第9章に続く・・・
二人の思い出は、それぞれの心の中にしっかりと残っている・・・。
そして・・・
ではまた~~^^
【BYJシアター】隣のあいつ7

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チョ・ソンモ「君がいないと・・・」
こんばんは^^
BYJシアターです。
本日は【隣のあいつ】第7章です^^
【配役】
イ・ヨンサン :ぺ・ヨンジュン(大学4年~30歳。小説家・メガネなし・サングラスのみ・・同感2を参考に)
ルル(キム・スヨン):チョン・ドヨン(大学4年~30歳。マンガ家・メガネあり)
ではお楽しみください!
~~~~~~~~~~~~~
【隣のあいつ】 中編3
主演: ぺ・ヨンジュン
チョン・ドヨン
【第7章 思い出づくり】
二人の夏の第一日目。
あいつは汚れてもいい服装で来いと言った。
スヨンは濃い色のTシャツにジーンズをはき、ヨンサンのアパートへ向かう。ヨンサンがアパートの前で待っていた。ヨンサンの顔を見ると、うれしさと恥ずかしさで、胸が弾けそうだ。
ス:(息せき切って走って近づき)まだ時間になってないよね。(腕時計で確認する)
ヨ:うん。二人の夏の第一弾。このちゃぶ台をペイントする。
ス:えっ?
ヨ:もう、ボロいだろ。ペンキを塗ってキレイにする。
ス:(ちゃぶ台を見て、少し考えて)私にペイントさせて。トールペイントしてあげる。私、絵は上手なんだよ。美大か文学部か迷ったくらいなんだから。マンガみたいじゃなくて、芸術的に仕上げる!
スヨンは自信満々で応える。
ヨ:よし。じゃあ、オレはそのための下準備をする。サンドペーパーをかけたりとか・・・。
ス:うん。・・・あっ、うちへ持ってきて。うちの方でやろうよ。トールの道具もあるから。途中でサンドペーパーやペンキを買いながら。ね。そうしよう。
ヨ:よし、そうしよう。
ヨンサンの自転車の買い物かごにスヨンのバッグを入れ、後ろには、スヨンがちゃぶ台を背中にひもでくくりつけて乗っている。初め、重くてよれよれするが、一生懸命にこぐ。
後ろでスヨンが恐がって、悲鳴を上げているが、幸せそうだ。
へんな格好の二人乗りだが、幸せいっぱいで走っていく。
スヨンのアパートの前庭で、二人はちゃぶ台にサンドペーパーをかけている。
スヨンが何か思いついて、
ス:ねえ、部屋に来て。
とヨンサンを引っ張った。
二人で、スヨンの部屋に入るが、部屋に似つかないベッドを発見してヨンサンが驚いた。
ヨ:おい、このベッドなに? こんなに大きいのに一人で寝てるの?
セミダブル、いやそれより大きい感じだ。
他の家具はまったく平凡な机や本棚やタンスなのに、これだけは、金色のパイプでできた、やたらデコラティブな、ちょっと卑猥な感じさえするベッドである。
ス:うん。リサイクルショップに買いに行ったら、これが一番安かったんだ。売れ残りだよ。でも、寝やすくて気に入ってるんだ。
ヨンサンはニッコリした。
ヨ:ふ~ん。いいねえ、これ。ちょっといやらしくてさ。・・・楽しみだね。
そういって横目でスヨンの顔を見るから、スヨンは体が熱くなって、しどろもどろになる。
スヨンはまだうぶだから、こういう会話をすると、ヨンサンにはかなわない。
それにヨンサンの言葉で体のあちこちが反応してしまうのだ。こいつもそうなのかな・・・?
ヨ:まずは今日の仕事を片付けよう。
ス:うん!
スヨンは気分を変えて、机の脇から、四つ切サイズの入るポートフォリオを一つ取り出す。
ス:ヨンサンに、仕事あげる。これにカラーのグラビアに載るみたいな作品を入れていくつもり。だから、ヨンサンは表紙に言葉を書いて! う~ん、「愛するスヨンに捧ぐ・・なんたらかんたら」って。心を込めなくちゃだめよ。真剣にやんないと。
ヨ:(笑って)なんたらかんたらね。
ス:このペン立てのペン、どれでも使っていいから。
ヨ:(真面目な顔をして)う~ん、結構、気合いがいるな。
ス:ちゃぶ台だってそうだよ。真剣勝負だよ。
二人は笑った。
初日から、結構ハードな取り組みだった。
ヨンサンの部屋に置く、いや飾る、初めてのスヨンの作品。
彼のイメージを考える。長く愛用できるものに・・・。
スヨンはアパートの前庭でちゃぶ台の前に座り込み、真剣に構想を練る。
ヨンサンは、スヨンのベッドの奥のほうに座り、壁に寄りかかって、スヨンに贈る言葉を考えている。
スヨンと自分はいつまで続くのだろう。
スヨンは記念にとっておくのかな。
・・・先のことはいい。
まずは、今、自分が愛するスヨンに贈る言葉を考えよう。
スヨンがマンガ家として大成できるように励ます言葉。
お互いに重い仕事に着手する。午後いっぱいかかり、それぞれの仕事を終えた。二人はアパートの前庭に立った。
ス:どう、気に入った? ヨンサンのイメージに合わせたよ。真ん中はなんか置いてもいいように空けてあるよ。
白く塗られた下地に輪のように描かれた植物画。
とても清楚でありながら、力強い。
まるでそこにスヨンが存在するかのように生き生きとしている。
スヨンの観察力とデッサンの確かさがわかる。
ヨ:すごいな。気に入ったよ。スヨン。ありがとう。
ヨンサンがポートフォリオを渡す。
そこに書かれたヨンサンの言葉。
とてもやさしく心に沁みる。そして、彼の美しい文字。
こういう字を書く人だったんだ。
そして、掃除の行き届いた部屋だった。
普段はぶっきらぼうなイメージだが、やはりこの人は繊細な人なんだ。
ス:(ちょっと涙ぐむが)すごくステキ。ずっと使う。有名作家になってもずっと使うよ。(目をキラキラさせて言う)ヨンサン、うれしい。ありがとう。
二人のプロジェクト・ワンは終わった。そして、明日もまた新しいことをしよう。スヨンのベッドに寝転びながら、
ヨ:今度、料理も一緒に作ろう。
ス:下手なんだ、私・・・。
ヨ:教えてやるよ。海も行くし。もっとやりたいことある?
ス:う~ん、あっ、自転車! 私、乗れないんだ。
ヨ:よし。じゃあ、明日は自転車の特訓。オレので練習しよう。
ス:うん。
ヨ:それから、水風呂大会もおもしろいな。どれだけ水につかっていられるか、競う。
ス:ハハハハ。カゼひくよ。じゃあ、お互いの髪を散髪する。キレイに仕上げなくちゃだめだよ。
ヨ:それから・・・。どこまでもずうっとまっすぐに歩く。普段は行かないところまでドンドンまっすぐ歩き続けてみる。
ス:まっすぐ? 建物があっても? アハハハ。(笑う)それから、本屋めぐり。二人で手をつないだまま、本屋で本を見る。絶対放しちゃいけないんだよ。
ヨ:それは右手が自由なほうがいいな。
ス:もちろん、じゃんけんだよ。
二人はどんどん夏の計画を立てていく。
二人でやること。楽しいこと。それをいっぱい作る。
他の4年生が、就職活動や卒論で忙しい最中、大学院を目指して勉強するヨンサンとマンガ家を目指すスヨンには、毎日がゆったりとした日曜日だ。
大きなベッドに寝転んで、二人はにこやかに夢を語り合った。
午後10時を過ぎて、ルルはそろそろ夕飯の買出しに行かないと、明日も食べるものがないことに気がついた。
今日の昼だって、冷蔵庫のパン一枚しか食べていない。
仕事に追われ、席を立つこともできない。
ルルは財布をポシェットに入れ、部屋を出る。
エレベーターのドアが開いて、乗ろうとすると、中から夜なのにサングラスをかけたヨンサンが謎の美女と降りてくる。
一瞬、ヨンサンとルルはお互いを意識するが、二人とも知らん顔でやり過ごす。
ルルのもとにヨンサンのニオイだけが残った。
彼のニオイのするエレベーターの中、少し瞳が曇ったルルがいる。
ヨンサンの寝室。
スタンドを二つだけつけて、ムードある雰囲気。部屋全体が白い色調である。チェストとダブルベッドだけが落ち着いた濃い木目調で、白いベッドカバーがよく似合う。
女は服を脱ぎながら、スタンドが置かれた部屋の隅にある小さなサイドテーブルを見る。白い天板にはキレイな植物画が描かれている。
女:いつ見ても本当にいいわよね、あのテーブル。なんか惹きこまれちゃうのよね、気持ちがぐうっと。ほしいなあ。絶対だめなの? あれ、ほしいのに。すごくいいわよ。
ヨ:・・・作家物だから。あれは譲れないよ。
女:ふ~ん、やっぱり。ふつうのとちょっと違う感じがステキなのよね。
ヨンサンはカフスをはずしながら、ちらっとテーブルを見る。
足を長く付け替えたあのちゃぶ台がここにある。
ヨンサンは一人、本屋で本を眺めている。
8月も10日すぎて、スヨンが実家に帰省しているのだ。なるべく早く帰るとは言ったが、一人娘の帰りを待ちわびる両親にとっては、最低一週間は滞在しないとまずいとスヨンは言った。
ヨンサンの父親は、5年前から日本に駐在している。彼は一人韓国に残った。
毎年のように学校の長期休暇のときは父のもとを訪れていたが、今は、新しい母親がきて、ここ一年ほど足が遠のいている。
その人とは年齢が10歳も違わない上、20歳を過ぎて親子になったため、なかなか馴染めない。いい人であることはわかっているが、父より自分のほうに年が近いことや普段会っていないことから、最近、父を訪ねることが、重荷になってきている。
15歳の時にガンで逝った母親への思慕が、彼の心の奥にはあって、現在の両親を見ていると、呼吸困難に陥りそうになる時があるのだ。
いずれ、自分も結婚でもすれば、気軽に遊びにいって話ができるかもしれない。
親友のウソンもこの春からアメリカに留学し、今年の夏はサマースクールがあるから帰れないという。
こうしてみると、スヨンがいなければ、なんとつまらない日々だろう。
大学のグルーピーのやつらとは、せっかくの夏には会いたくない。
ヨンサンが本を眺めていると、後ろから、
イ:イ・ヨンサン。
と呼ぶ声がする。振り向くと、パク・インジュンだった。
ヨ:やあ。
イ:キム・スヨンに会いにソウルに戻ったけど、留守みたいなんだ。
インジュンには帰省することを言っていないんだ。
イ:ヨンサン。今君を見かけたから。ちょっと話があるんだ。少しいいかな。
ヨ:ああ。
インジュンに誘われて、近くのコーヒーショップに入った。
ヨンサンは深く腰掛け、足を組んでそこに手を添えている。インジュンは太ももあたりに両手を置き、少し肩をいからせている。
コーヒーが運ばれて、インジュンが話しを切り出す。
イ:最近、君とスヨンが一緒にいたのを目撃した人がいてね。
そうさ、ずうっと一緒にいたよ。
イ:君に言っておかなければと思って。君がどんな気持ちでスヨンと一緒にいるか知らないが、僕とスヨンはこの3年半という月日を一緒に過ごしてきたんだ。それで。この間、学校で君と会っただろう。あの日、僕はスヨンにプロポーズしたんだよ。
インジュンがヨンサンの様子を伺っている。
ヨ:それで。彼女はOKしたのか。
イ:(ちょっと返事に困って)たぶん、今考えている最中だと思う。僕が性急にことを進めたからね。
あの日か。オレとスヨンが一気に近づいた日だ。
そんなことがスヨンにあったのか。スヨンはとても早く家に戻っていた。オレの電話を待っていたと言った。
これからインジュンが何を言っても気持ちがぶれちゃだめだ。
スヨンを信じろ。
イ:つまり、ヨンサン。君がどんな気持ちでもスヨンとの将来はないということだよ。
ヨ:それで。
イ:(ヨンサンの反応がいまいちなので焦る)つまり。スヨンと手なんかつないで歩かれたら困るということだよ。
ヨ:それはおまえの気持ちだろ。
イ:とにかく、スヨンと君とは・・・まったく縁がないということだ。
ヨ:・・・。
イ:僕たちは大学を出たら結婚する。そして僕の故郷で暮らす。そういうことだ。
ヨ:スヨンの仕事はどうする。
イ:(少し笑って)仕事? 家事のこと?
ヨ:マンガは?
イ:彼女、そんな夢みたいなことを言っているのか。君もそんなこと、信じてるの?
ヨンサンは少しむかついてきた。
この男は3年半も一緒にいて、彼女の実力を知らない。
あのゼミの文集を読んでなんとも思わなかったのか。
彼女の絵を見たことがないのか。
彼女の意思の強さを知らないのか。
おまえはスヨンを知らないのか。
あいつの思考回路をまったく理解していない。
ヨ:帰るよ。
イ:待てよ。
ヨ:いずれにしろ、スヨンは自分のことは自分で決めるよ。オレはスヨンじゃないから何も答えられないよ。
そういって、席を立った。
通りに出て一息つき、帰ろうとすると、後ろからインジュンがやってきて、「イ・ヨンサン!」と叫ぶので、振り向くと、その瞬間、思い切り顔に一発パンチをくらう。
ヨンサンはバランスを崩し、倒れこんだ。
その前にインジュンが仁王立ちになり、ものすごい形相で立っている。
イ:僕の女に手を出すな! おまえみたいな最低な男にスヨンを渡さない。女なんか他にいくらでもいるだろう。おまえに、あの清純なスヨンはやらない。覚えておけ!
インジュンは捨て台詞をはき、去っていった。
ヨンサンは転んで腰を強く打ち、しばらく立つことができなかった。
あの事件から3日後の夕方。スヨンから電話が入った。
ス:ヨンサン。元気だった? 我慢できなくて帰ってきちゃった。5日も我慢できなかったよ(笑っている)。親にはうそをついた。初めてのうそだよ。コミック誌の編集者に会うって言っちゃった。私がそういうと親もなんにも言えないんだ。ヨンサン、聞こえてる?
ヨ:うん。(ヨンサンは口の中が腫れているので、うまくいえない)
ス:具合、悪いの?
ヨ:うううん。
ス:これから行くよ。いいでしょ?
ヨ:う~ん・・・。
ス:行くよ、だめでも行く。
スヨンはヨンサンに習った自転車でゆっくりだが、なんとかヨンサンのアパートまでたどり着いた。ヨンサンの部屋のドアをたたく。
ヨンサンが出てきたら、絶対、抱きつく!
ヨンサンがゆっくりドアを開けた。
スヨンはうれしくて、抱きつこうとするが、ヨンサンの左ほおから口のあたりがあざになっていて、少し腫れている。
ヨ:やあ。
ス:(驚いて)どうしたの?
ヨ:うん・・・自転車で来たの?
ス:うん。
ヨ:公道はまだ走らないほうがいいよ、おまえは。目も悪いんだし。危ないよ。
ス:うん、でも早く来たくて。でも、どうしたの?
スヨンが部屋に入ってくる。ヨンサンは腰も痛そうに歩いている。
いったい何があったのだ。
ス:ねえ、教えて。何があったの? お医者さんには行ったの?
ヨ:うん。(ベッドに腰掛けてスヨンを見て)・・・おまえの元ボーイフレンド。
ス:えっ?(誰? ああ、)インジュン?
ヨ:そう。
ス:なんで。
ヨ:僕の女に手を出すなって。いきなり殴られた。それで転んで腰も打っちゃって。
ス:(ヨンサンの前に座って)大丈夫? ひどいなあ。・・・ヨンサン。私は、ヨンサンの女だよ。(顔を覗き込むように、笑顔で)ヨンサンしか好きじゃないし、ヨンサンにしか抱かれたこともないよ。他の人なんて、絶対やだもん。
ヨ:でもあっちはそうは思ってないみたいだよ。3年半の月日とか、言ってたよ。
ス:ごめんね。介抱するよ、ずっと。お母さんのキムチ、持ってきたけど、今は食べられないね。おかゆでも作るよ。ヨンサンに教わったから。
そういってヨンサンの隣に座って、ヨンサンの頭を膝まくらしてあげる。
ヨンサンの顔が下になり、スヨンが上から見下ろす。ヨンサンの頭をやさしく撫でる。
ス:本当はね。ヨンサンに会いたくて、抱きしめてほしくて来たんだよ。でも、今日は私が抱きしめてあげる。
ヨンサンが手を伸ばし、スヨンのメガネを外す。
スヨンの大きな目からヨンサンの顔に涙が落ちた。
ヨ:バカだな。
ス:バカだよ。(泣き声になって)こんなことになってるなんて。あんたはなんにも悪くないのに。・・・ごめんね、ごめんね、とばっちりだよね。
スヨンはヨンサンの頭をどけると、ヨンサンと同じ方向に寝た。
そして、うつ伏せになり、仰向けのヨンサンの髪を撫でて、ヨンサンの上に重なるようにキスをした。
後編に続く・・・
一生忘れたくない夏。
一生心に刻む人・・・。
ではまた明日~~^^
【BYJシアター】隣のあいつ6

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チョ・ソンモ「君がいないと・・・」
こんばんは^^
BYJシアターです。
本日は【隣のあいつ】第6章です^^
【配役】
イ・ヨンサン :ぺ・ヨンジュン(大学4年~30歳。小説家・メガネなし・サングラスのみ・・同感2を参考に)
ルル(キム・スヨン):チョン・ドヨン(大学4年~30歳。マンガ家・メガネあり)
ではお楽しみください!
~~~~~~~~~~~~~
【隣のあいつ】 中編2
主演: ぺ・ヨンジュン
チョン・ドヨン
【第6章 運命のとき】
二人は学校に近い屋台街で待ち合わせをした。
ヨンサンのほうが少し早く到着したが、そこへ、笑顔で大きく手を振りながら、スヨンが走ってやってきたので、ますます彼はうれしくなってしまった。
二人、顔を見合わせた途端、何を言っていいかわからなかったが、幸せな気持ちがあふれ出て、ただ見つめ合って笑っているだけでもいいように思えた。
7月の宵は気持ちがよくて、まず食事より二人は近くの公園まで歩いた。というより、今すぐになんて、二人ともとても食事が喉を通らない感じがするのだ。
ヨンサンは自分の気持ちを隠さずに話そうと思った。それができる女だ、スヨンは。
ヨ:うれしいよ。本当に会いたかったんだ。この前、話をした時から。
スヨンは本当にと驚く。私もそうだ。
ス:私もよ。あんたってなんかとっても話しやすくて。なんでも言えるし。わかってもらえるような気がしてた。
ヨンサンはだまって、優しい眼差しをスヨンに向けた。彼のこんなに素直な表情を見るのは初めてだ。
それに・・・とスヨンは思う。
彼が見ているのは、メガネではない。
その奥の私を見ている。なんてステキなんだ。
この人は私を見ている!
公園に着くと、スヨンはブランコに座った。
ス:風が通るね。気持ちいいね。なんかとっても開放的で、すごく幸せな気分!
ヨ:そうだな。
ヨンサンも隣のブランコに座った。電話で話がしたいと言ったくせに話なんかしなくてもこうして並んでいるだけでよかった。もともとヨンサンは口数が多いほうではなかったから、これで十分だ。
二人はしばらく無言でブランコに乗り、言葉はなくてもお互いが思いやれることを知った。少し気持ちに余裕が出てきて、屋台街に夕飯を食べに出かけた。
スヨンは言葉遣いが多少ガサツではあるものの、ヨンサンは、その食事をする姿が好きだ。何を食べても清潔でチャーミングな口元、そして一番好きなのは優雅に動く指先だ。
そうだ。
こいつは本を読む時も指先の動きがキレイだった。
初め、いかついメガネにだまされて動きまでガサツな感じがしたが、ひとつずつ見ていくと、とてもキレイだ。右手の中指。大きなペンだこがある。
ヨ:おまえって指がキレイなのに、すごい大きなペンだこがあるんだな。
ス:(ヨンサンを見て)だって商売道具だよ。
ヨ:本当だね。
ヨンサンも笑った。二人で、小説の話、映画の話。スヨンが考えているマンガ家へのステップ。いろいろ話して、午後9時半を回った。ヨンサンが時計を見た。
ヨ:もうこんな時間だ。おまえのうちまで送っていくよ。
二人は店を出た。
ヨ:書き上げたばかりの小説があるんだけど、今度読んでくれる?
ス:えっ、いいの? 読みたい。・・・今日でもいいよ。早く読みたいよ。
スヨンには、これと思ったらすぐに実行せずにはいられないところがあった。
ヨンサンは女の子をこんな時間に自分の部屋に上げることにちょっと躊躇したが、スヨンとは離れがたかったし、それに彼女なら、まるで男友達のように家に来ることも自然な事のように思えた。
ヨンサンのアパートまで来て、彼は流しにおいたラーメンを思い出し、
ヨ:ちょっと待って。窓開けてくるから。
といって先に入る。
急いで流しのラーメンを処理し、窓を開け、部屋のニオイを入れ替えた。
そして、スヨンを招いた。
ヨンサンの部屋はとても狭くて、ベッドと机、この間が30cmにも満たない。
机の右側は壁沿いに本棚がずらっと並んでいる。それに付け足したように細い洋服ダンスがあるだけだ。テレビもなく、机の脇に古びたラジカセが置かれている。
歩くところなど、ほとんどなかった。
でも、男の子のわりにはきれいに片付けられていた。
ス:おじゃましま~す。
スヨンが少しはにかみながら入ってくる。
さっそくヨンサンが机に新作を出してスヨンの席を作る。
ヨンサンは、お湯を沸かしながら、
ヨ:インスタントコーヒーでもいれるから、そこで読んでいて。
ス:うん。
ヨンサンはベッドの上に座ってスヨンを見る。
彼女はヨンサンにニコッとして、机に向かって座り、真剣な眼差しで、原稿を読み始める。
彼女の美しい横顔。
そして、原稿をめくる繊細な指先。
ヨンサンの好きな彼女のテイストが凝縮されているようだ。
想像していたより、スヨンの集中力はすさまじく、出されたコーヒーも一口飲んだだけで、ずうっと原稿を読み続けている。ヨンサンはベッドの上で、本を読みながら彼女を待っていたが、眠くなって寝てしまう。
午前3時。
やっと読み終えたスヨンは両手を伸ばして伸びをする。
ヨンサンに声をかけようとするが、彼はもう寝てしまっている。ベッドへ行き、ヨンサンの顔を覗き込む。端整な顔立ちだ。気持ちよさそうにスウスウと寝息を立てている。
スヨンはどうしようか迷う。
こんな時間に一人で外を歩くのは危険だし。自分でも不思議だが、ヨンサンの隣なら寝てもいいかなと思う。寝ている彼をぐいっとベッドの壁のほうへ押しやって自分のスペースを作る。そして、メガネを机の上に置くと、ベッドで仮眠をとるようにスヨンも眠る。
狭いシングルベッドの上で、ヨンサン、スヨンが思い思いのスタイルで、服のまま、寝転んで熟睡している。
朝の日差しに、スヨンは目をさますが、メガネをかけていないので、最初ボーっとしてここがどこかわからない。
・・・そうだ、ヨンサンの部屋だ。
でもヨンサンは見当たらず、寝ぼけたまま、洗面台に行く。
洗面台の奥にトイレと狭いシャワールームがある。男の子にしては、タオルをキチンとたたみ、洗濯機の上につけられた棚に、キレイに積んである。その一枚を借りて、まず歯みがきを指につけ、指で歯を磨き、顔を洗う。ついでにタオルを濡らして体をざっと拭く。さっぱりして、ヨンサンの部屋を見渡し、本棚の本を見てみる。
部屋のドアが開き、ヨンサンが帰ってきた。
ヨ:起きてたの?
ス:おはよう。(照れくさそうに)泊まっちゃったね。ごめんね。タオル、借りたよ。
ヨ:ああ、いいよ。
ヨンサンは本棚の横にたたんであったちゃぶ台を出して、コンビニの袋を置き、
ヨ:おまえ、いびきがすごかったぞ。(そういって笑う)
ス:(驚いて)えっ、本当? いびきなんてかいてた?
ちょっとはずかしい。
ヨンサンが笑って、
ヨ:うそだよ。飯でも食おうよ。
コンビニの袋から海苔巻きを取り出し、流しに行って、お茶を入れる。
一緒に海苔巻きを食べながら、ヨンサンを見る。スヨンは、男の部屋に泊まったわりにはノンキにしている自分を発見する。
ス:なんか、自分がうそみたいなんだけど・・・男の子のとこ、泊まったのって初めて。こうしてる自分が信じられないよ。
ヨンサンがやさしく笑う。
ヨ:どうだった? オレの。
ス:うん、すごくよかったよ。途中泣いちゃったよ。
スヨンが屈託なく、感想を言う。よい点だけでなく、改善点も。
ヨンサンも素直に聞いている。
ヨ:ありがとう。・・・参考になるよ。うれしいよ。
スヨンも自分の感想を真面目に聞いてくれるので、うれしい。
ご飯も食べ終わり、特にすることもなくなり、二人とも手持ち無沙汰になる。ヨンサンがゴミをまとめ、流しに湯のみをさげる。スヨンがベッドの横に立ち、窓の外を見ている。
ヨンサンは、このままスヨンを帰すのも寂しい気がするが、これといってやることもない。
窓際のスヨンの横に行き、スヨンの顔を見る。スヨンが気づいてヨンサンの顔を見上げる。
こんな近くで愛しいスヨンが見つめている。
ヨンサンは思わずスヨンを抱きしめ、顔を覗き込むように見つめる。
スヨンもヨンサンを確かめるように見つめる。
お互いに引かれるように顔が近づいて、ヨンサンがスヨンにキスをする。
スヨンは生まれて初めてのキスで、ヨンサンのTシャツにしがみつく。
彼女は、もしキスの長さというものを計るとするなら、これは長いのかそれとも・・・。
気が遠くなりそうだ。
ヨンサンにスヨンの全体重がかかってきて、支えるのがやっとだ。支えきれなくなって、そのまま、横にあるベッドに倒れこむ。ヨンサンの下にスヨンがいる。
ヨンサンは自分の下にいるスヨンのメガネを外し、顔を覗き込んで言う。
ヨ:おまえって本当にかわいいな・・・食べちゃいたいくらいだよ。
ス:食べたら犯罪だよ。
笑顔でスヨンが答える。ヨンサンも楽しそうに笑い、
ヨ:めちゃくちゃかわいいよ。
そういってスヨンの顔中にやさしくキスをする。
スヨンは自分というものが一般的なレベルでどの程度なのかよくわからないが、彼が気に入ってくれていること、好きでいてくれること、それだけでうれしい。
それにこんなにキスをされるのもはずかしくて、くすぐったくて、体がとろけそうに幸せだ。
ヨンサンの手がスヨンのTシャツをたくしあげる。
スヨンは彼がするままに任せる。
ヨンサンの手が綿パンツのボタンにかかる。
スヨンは、自分から彼を助けるようにズボンを引き下げた。
午前11時。
なんという運命の時間だ。日は高く、彼ははっきり見えるし、彼からもスヨンがはっきり見える。それでもスヨンははずかしくなかった。
・・・ヨンサンをしっかり見つめていたい。
彼の全てを受け入れたいと思った。次の瞬間、スヨンは目をぎゅっとつむり、あっと小さく言って、ヨンサンにしがみつくように抱きついた。
こいつと私は同じ素材でできている。と、スヨンは思う。
もし人間も綿とか麻とか区別ができるなら、二人の素材は同じに違いない。
どうみてもこの皮膚感も同じだし、おもしろいと思うツボも同じだ。
あいつが感じてることが手にとるようにわかるし、あいつのことばが体の芯まで沁みてくる。
スヨンはこうも思う。
私には足が4本あって、私の意識で動くのは2本だけ。
そして、胴から上はまた二つに分かれていて、すこしがっちりした方に顔の作りのいいのがついている。二つの顔は見つめ合い、お互いの唇から栄養を補給し合っている。そして、二つの体の中を通ってまた新しいエネルギーとなって戻っていくような・・・二人でありながら一人のような錯覚にまで陥ってしまう。
あいつの手はやさしく、まるで自分の手が動いているように、不思議なほどに、違和感がない。
あいつは、私が初めてではない・・・。
聞かなくったってそんな事はわかる。それでもいいよ。
あいつは不思議そうに私に尋ねる。
ヨ:おまえってオレが触っても、ちっともどぎまぎしないんだな・・・。
ス:・・・気持ちいいよ。あんただから、安心していられる。(ちょっとテレながらも)初めてでも、ぜんぜん平気だよ・・・。
ヨンサンがスヨンの横に寝転ぶと、彼女は天井を見つめながら、
ス:私ね、高校時代にね。美術部の部室でデッサンしてたら、同じ美術部の男の子に急に首筋に息を吹きかけられた事があったんだ。びっくりしただけじゃなくて、それから一週間も学校休んじゃった・・・。息を吹きかけられただけだよ。それなのに、毎日毎日、一日に何回もシャワー浴びちゃって・・・おかしいよね? でもあんたは大丈夫。だってあんたがまるで自分の体みたいに思えるんだもん。へん?
ヨ:(にっこり笑って)オレもおまえがまるで自分のように思えるよ。
なんだか、二人は気持ちだけでなく、すべてが通じ合っているようで、スヨンはうれしくてしかたがなかった。
夜、スヨンの部屋。
ベッドに寝転んで、今日のことを思う。
今朝の出来事は思い返してみても、スヨンには不思議な感じだ。
まるで現実ではなかったみたいに・・・。
初めて大学で見かけた彼は少し恐い感じがした。確か1年生の時は同じクラスだった。彼の話し方は少々ぶっきらぼうで、それでいて顔はハンサムで勉強ができて、切り口が鋭い発言をするから、スヨンにはまったく縁がない人のように思えた。それが4年生のゼミで一緒になって、彼の実力を知って、ちょっとは興味を持ったものの、やっぱり遠い存在だった。
それが、たった一日で二人の間には秘密なんてないような距離にまでなってしまった。
今朝のことで、まだ下半身には違和感が残っているものの、なんであんなに彼を信じて、受け入れられたのだろう。
あの瞬間だって、本当だったら痛くて逃げ出したいところだったのに。
返ってその痛みさえ、彼を思うとうれしく感じた。
他の人だったら、なんて考えたら死にたいくらいだ。
これが恋なのかな・・・そうだ、本当の恋なんだ。
いままでの私はまったく間が抜けていた。
マンガでも、間抜けな恋愛を描いていたのかもしれない・・・。
ヨンサンは夏を一緒に過ごそうと言った。
毎日、自分の仕事は午前中に片付けて、二人で一緒にいろいろ楽しもうと言った。
海へも遊びに行こうと誘ってくれた。
初めての遠出。
大学最後の夏をこんなふうに、愛する人と一緒に過ごせるなんて・・・私はなんて幸せ者なんだ。
【第7章】に続く・・・
大学生のヨンサンとスヨン。
この恋が、この夏が、二人にとって忘れられないものになるとは、まだ知る由もありません。
二人は今・・・青春の真っ只中にいます。
一生忘れたくない夏。
一生心に刻む人・・・。
[ニューヨーク中央日報]ペ・ヨンジュンさんへ感謝^^
韓国公式より。
これいいですね~~^^
61469
[ニューヨーク中央日報]ペ・ヨンジュン氏,ありがとうございます--
朝見用/慶煕(キョンヒ)大教授・ストナブルク ニューヨーク州立大訪問教授..
pola 2010.02.03 301
ペ・ヨンジュン様韓国公式家族の皆さんこんにちは^^すでに紹介された記事かも知れないですが良い内容だったからもう一度読む機会になればうれしいです。
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芸能人は人気を暮らすという。 人気がそれだけ重要だということだ。 ところで人気はなぜ重要だろうか? 経済的に見ようとするならお金になるためだろう。 歌手ならば,時がさらに売れて習えと言うなら観客がもっとかかるだろう。 広告提案ももっとかかってくるだろう。
人気は悪いことが全くないことだ。 また人々の注目をあびるということももしかしたら興奮することでありうる。 舞台上に上がって,数多くの人の歓呼を受けるのは派手な場面になるだろう.
そのためかこの頃子供や青少年らは芸能人を夢見る場合が多い。 子供たちの将来希望を調査してみれば芸能人が圧倒的に多い。
韓国では物理学者や医師などを夢見る子供たち中にも1順位は芸能人の場合が多かった。 努力してならなければ他の仕事をするということだ。 芸能人が羨望の職業であるわけだ。
しかし本来芸能人らは苦痛を訴える。 人気がなくなることに対する恐れも多くて小さいミスでその間積み上げたイメージが消えることを恐れたりもする。 それでインタビューごとに自殺を考えたことがあるとさらけ出すことだ。
‘公認’という話もたびたびするのを見ることになる。 事実の人々は芸能人らが‘公認’ということに拒否感を持つ場合も多い。 そのように見れば芸能人という職業がひたすらうらやましいのではない。 むしろらしくない側面もある職業だ。
人気だというのがそれこそ流れる転がることのようなものという考えになる。 子供たちに芸能人なることをそれほど薦めたくない理由もそこにある。
ところで芸能人という職業に対して考え直す機会ができた。 まさにペ・ヨンジュン氏の出版記念会を見て,芸能人というのは本当に良い職業だな,本当に影響力がある人だなという考えをするようになった。
ペ・ヨンジュン氏はよく分かるようにそれこそ私たちの歴史上最も世界的に,特に日本で人気が高い俳優だ。 ペ・ヨンジュン氏は韓国に行ってみるだけのことはあるところがどこかという日本ファンたちの質問に答えることができないのが恥ずかしかったといった。
それで韓国を紹介できる本を書くことにしたし1年余りの期間の間韓国の妻の父らに会って,彼らの手並みを学び彼らと共に一時間を写真と文で入れて,本で出版したのだ。
単純な観光案内書でない韓国の真の姿を知らせることができる本を作ったのだ。 日本で開かれた出版記念会に約5万人が集まった。 もう日本の人々はペ・ヨンジュン氏が本で案内した道に従って,韓国土地を踏むだろう。 そして韓国の真の美しさに感心するだろう。 ペ・ヨンジュン氏が本当に大事な仕事をした。
ペ・ヨンジュン氏は韓流という話の代りにアジア流という話を提案することもした。 韓国の何をまき散らそうとする攻撃性の代りにアジア的な価値を世界にさらになじむようにさせるアジア類がさらに美しい話でありうる。 韓流に拒否感を持っているアジア人らに共に努力する価値ができたのだ。
前にペ・ヨンジュン氏がインドネシア津波被害者らに寄付をした仕事が日本の寄付文化を変えたという記事を見たことがある。 一人の有名な芸能人が世の中を美しく変化させることだ。
米国にもまだ遠いように見られるが韓国の芸能人らや韓国人子供らが米国で大きい人気を得ることを望む。 それでここの多くの人々が韓国に行ってみたい姿を見たい。
そして付け加えて韓国で始まった美しい風が米国社会に肯定的な変化を起こすことを望む。 それがヒョ文化である事もあって人々の暖かい定日こともあるだろう。 また誠実さでも躍動的な姿であることもあるだろう。
有名になることが重要なことでなく有名になって何をするのかが重要だ。 ペ・ヨンジュン氏はそれを見せてくれた。 それでペ・ヨンジュン氏が有難いことだ。 子供たちにもペ・ヨンジュン氏の話をしてください。
同じ韓国人として
彼を理解し、誇りに思う人がいる^^
いいですねえ~
joonも読んで、うれしかったでしょう^^
【BYJシアター】隣のあいつ5

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チョ・ソンモ「君がいないと・・・」
こんばんは^^
BYJシアターです。
本日は【隣のあいつ】第5章です^^
【配役】
イ・ヨンサン :ぺ・ヨンジュン(大学4年~30歳。小説家・メガネなし・サングラスのみ・・同感2を参考に)
ルル(キム・スヨン):チョン・ドヨン(大学4年~30歳。マンガ家・メガネあり)
ではお楽しみください!
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【隣のあいつ】 中編2
主演: ぺ・ヨンジュン
チョン・ドヨン
【第5章 スヨンの選択】
しばらくたったある日。
ルルの郵便物の中に転送されてきた結婚通知葉書が混ざっている。
パク・インジュン。大学時代の同級生。3年半近く、ルルの近くにいた男。
あいつ、結婚したんだ。
住所を見る。
実家になっている。彼は計画通りの人生を歩んでいた。
ルルはあの時のことを思い出した。
暑い夏の日差しが照りつける中、真昼間の表通りの真ん中で、彼女が男の前に立っている。彼女は怒っているのか、泣いているのか、わからないが、ぐっと男を睨みつけ、右手で力の限り、思いっきり相手の顔を平手打ちする。
ス:なんにもわかってないくせに。あんたはなんにもわかってないのよ! これがお返し!
彼女はそういうと、赤く腫れた右手の痛みをぐっと押さえながら、さっときびすを返して去っていく。
男は左頬を押さえ、呆然とした様子で、彼女の後ろ姿を見送った。
ルルにとって、苦い思い出を残すパク・インジュン。
別れの平手打ち。
それはヨンサンへの愛の証でもあった。
大学4年生の7月。あの土曜日。
インジュンと待ち合わせをしていたスヨンが偶然、ヨンサンに出会ってしまったあの日。大学の図書館で、待ち合わせの時間まで過ごし、約束の正門まで行こうと図書館を出たところで、ヨンサンに会った。そして、電話番号を教えて別れた。
あの瞬間が私の人生を変えたんだ。
その日はインジュンが一緒にCDを選んでほしいというので、スヨンは彼と一緒にCDショップに来ていた。
しかし、インジュンの様子がいつもと違ってとても硬く、なんだか居心地が悪い。一人で黙って、CDを見て歩くインジュン。スヨンは困って、
ス:ねえ、インジュン、どんなジャンルのもの、買うの?
インジュンは答えない。スヨンは困って、「ふう」と息を吐く。
インジュンがスヨンのほうを見た。
イ:スヨン、今日は、CDはいいや。それより話したいことがあるんだ。
あまりに真剣な目つきでインジュンが言うので、スヨンは緊張気味にうなずいて、「いいよ」と応えた。
CDショップからそう離れていないコーヒーショップに二人は入った。
コーヒーを前においてなにやら、インジュンは緊張した面持ちである。
しばらく間があって、インジュンが決意したように話し出した。
イ:スヨン、大学を卒業したらどうするの? まだマンガを続けるの?
ス:うん。インジュンは?
イ:僕は 故郷に帰って役人になるよ。仕事をしながら、同人雑誌に書いていく。・・・スヨン、僕がソウルを離れたら寂しい?
スヨンは長年、一緒にいてくれた友達がいなくなるのが寂しくて、
ス:そうだね。寂しくなるよ。
インジュンはそんなスヨンによい感触を持ったのか、言いたかったことを口にした。
イ:スヨン、卒業したら、僕と一緒に来てくれないか。そうすれば、二人一緒だよ。僕の家にはまだ小さな弟がいるけど、結婚して暮らせるスペースは十分あるんだ。そこで君は家事をしながら、好きな時間を見計らって、マンガを描けばいいし。・・・きっと僕たち、幸せになるよ。
インジュンはにこやかにスヨンを見つめた。
スヨンには、インジュンがイメージしていることがよくわからなかった。
というより、彼女にはインジュンと結婚したいという気持ちがまったくなかったのだ。
私はマンガを本気でやりたいんだ。
あんたが言う片手間になんかできない。
私はまだ22だよ。諦めるには早すぎる。
ス:インジュン。あんたの気持ちはうれしいけど、私には向いてないみたい・・・ごめんね。
インジュンは驚いてスヨンを見る。君は何をいってるんだと言わんばかりだ。
イ:スヨン、よく考えてごらんよ。僕たちってぴったりじゃないか。堅実でどっちかというと、地味で真面目で。きっとうまくいくと思うんだ。僕はこの3年半、君を見てきて、絶対、君には僕が必要なんだと思ったよ。結婚しよう、スヨン。
インジュンは唐突に言ったわけではなかったのだ。
3年半もの間、彼の中で温めてきたものだった。
でも・・・とスヨンは思う。
私はそういう女じゃないんだ。
あんたはこの牛乳瓶の底のメガネをかけている私を平気だと言ったけど、あんたはメガネにだまされている。
私は堅実でもない。
自分の夢を追いかけていて、そのためだったら、野垂れ死にしてもいいくらいなんだ。
それに、インジュン。
見かけは地味でも、私はそんなに家庭的ないい人じゃない。
ちっとも従順じゃないし。
自分の思い通りに生きたいんだ。
ス:インジュン。ごめん。私はあんたが考えているような人間じゃない。ごめんね。まだソウルで頑張りたいし。
インジュンは少し首をかしげながら、もしかしてという顔になる。
イ:さっきのイ・ヨンサンのせいか、君がそんなふうに言うのは。
ス:イ・ヨンサン?
イ:あんな男のどこがいいんだ。周りに女を侍らせて、それでいてぶっきらぼうなやつ。スカしたやつ。あいつとなんか関係があるの? 僕はあんな男は嫌いだ。あいつと君なんてまったく合ってないよ。ぜんぜん似合ってないよ。
スヨンはインジュンの誤解を解きたいが、でもなんて言えばいい?
あいつはああ見えても私の実力をちゃんと評価してくれてるよ。
私の将来の夢も理解してくれてるよ。
あいつと話しているとなんか楽しいし、のびのびできる。
あいつになら、考えていることを、気兼ねなく話せる。
あいつはぶっきらぼうだけど、私の気持ちをちゃんとわかってくれている。
あいつの目がそういっている。
それに、・・・それに、私は・・・もしかして・・・いや、きっと。
・ ・・あいつに惹かれている。
好きなんだよ。
ス:インジュン。イ・ヨンサンのことが原因じゃないの。私自身なんだ。私自身があんたには合わない。ごめんね。
イ:スヨン、よく考えて。こんな言い方変だけど、僕を逃したら君に合う相手なんていないよ。僕は君がどんな見た目だって、関係ない。君の純粋さが好きなんだ。君はマンガ家になんかなるより、僕の妻になるほうが百倍も合ってるよ。人との競争や自分を削る仕事なんか、君には合わないよ。
スヨンは愕然とした。それより、いままで低姿勢で来たことに後悔した。
こいつはまったくわかっていない!
仮にこいつと結婚なんかしたら、きっと亭主関白だ。
もう席を立とう。十分、私は誠意を見せたはずだ。
ス:インジュン。残念だけど、本当にだめなの。それに、もし私がこの先、まったく結婚に縁がなくても私はいいと思ってる。それより自立した人生を生きたいの。それが私。それが私なの。ごめんね。
スヨンが立ち上がると、インジュンはびっくりしてスヨンを見つめ、怒ったような顔をした。しかし、彼女はこれ以上彼と話す気はなく、バッグを背負って店をあとにした。
それにしても・・・とスヨンは思う。
もしインジュンがあんなことを言い出さなかったら、きっと自分はまだぬるま湯の中にいただろう。
自分を理解してくれていると思っていたインジュンと一緒に。
そして、薄々は気がついていたものの、やっぱり、イ・ヨンサンに好意を持っていることもわかった。
確かにあいつの周りにはいつもグルーピーのような女の子がいるが、それがあいつの本質となんの関係があるのだ。
あの時。
あの学食の、あの時。確かに私たちを阻むものはなかった。
少なくても、私にはあいつしか映っていなかったし、あいつだって、私を見つめていた。
ああ、早く確認したい。自分の気持ちを。あいつの気持ちを。
電話番号を貰えばよかった。
・・・電話してくれるよね?
大丈夫だよね。
私が8月の第一週まではソウルにいること、わかっているんだし。
でも、7日に電話をする気かもしれない。
そんなに待つのかな。
長いな、私から告白しに行きたいくらいだ・・・。
今日の昼に会ったばかりなのに、スヨンはイライラしながらヨンサンからの電話を待っている。
自分からデートがあると言っておきながら。まだ5時だ。
そんな時間に家に戻っているなんて思わないだろう。
でも、私はもう4時間もあんたを待っている。
早く早く、留守電だっていいじゃない。電話してよ!
ヨンサンは自分のアパートの部屋の小さなキッチンで、ラーメンを作っている。
時計を見ながら、
6時か。まだ早いよな、電話するには。
いくらなんでも急ぎすぎかな。8月の第一週まではソウルにいるとあいつは言った。
今電話したら驚くかもしれない。6日とかのほうがいいのかな・・・。
やっぱり待てない。
あいつはデートしてたんだぞ。
早く距離を縮めないとこの夏はない。
いや4年生の夏がないということは先がないということだ。
気が急いて、留守電でもいいからと、ヨンサンはスヨンに電話する。
間髪いれずにスヨンが出たので、ヨンサンはあまりの速さに驚いた。
ス:はい。キムです。
ヨ:キム・スヨン? イ・ヨンサンだ。
ス:ヨンサン・・・。
ヨ:もう家にいたの?
ス:うん・・・(本当の気持ちを言おう!)電話、待ってたよ・・・。
ヨンサンの中に喜びが広がっていく。
ヨ:本当? よかった。オレ、おまえと・・・(本当の気持ちを言おう!)すごく話がしたかったんだ。
ス:私も。・・・もしよかったらどっかでご飯食べない? 安いものしか食べられないけど。
ヨ:いいよ。今から会おう。
なんてことだ。
こんなに気持ちが通じ合えるなんて。
ヨンサンはなべを覗きながら電話をしていたが、そのなべはそのまま流しに置かれ、彼は急いで財布をズボンのポケットに入れ、飛び出していく。
スヨンはバッグからリップクリームをとり出して念入りに塗ると、バッグを背負って、楽しげに部屋を出て行った。
【第6章】へ続く・・・^^
いよいよ・・・あの夏が始まる・・・。
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