2009/08/31 16:03
テーマ:本日の彼・・・ カテゴリ:韓国俳優(ペ・ヨンジュン)

韓国の美のフォト!^^

Photo

 
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あなたに似ている人・・・・^^
でも、日本の弥勒菩薩さんのほうが似ているかな・・・^^

この服装は、懐かしいねえ。
前にツアで着てましたね^^

でも、ずっとほっそりしてるね・・・。







熱心さが伺えます^^

何を習っているの?

早く読みたいね^^

謎解きみたい^^








お坊様にもなれそうです^^

朝一番のお仕事かな?



「手の位置! 左右違うよ、グリップ、違う、違う!
ほら、足の位置が違うだろ?
見てみろよ、そうそう、重心はこっち。
よし! やってごらん」


って、joonに、ゴルフを教えてもらったら、いわれそうです^^

ほら、違うってば^^





韓国の美は、joonの魅力も満載^^

こういうフォトには、家族は胸キュンvvだよね・・・。




ますます楽しみになってきました!^^







追記:

俳優ペ・ヨンジュンが1年の間我が国の全国を回って準備した写真旅行エッセイが8億ウォンに日本で先販売された。

 

我が国の美しい文化と旅行地を入れたペ・ヨンジュンの写真旅行エッセイ‘韓国の美しさを探して離れた旅行-ペ・ヨンジュン’が9月出版を控えて日本国内約8億ウォン規模で書籍売買価格成り立った。

 

()背イーストは最低保証金6千万円支給他追加販売の方は今後別途協議することになる契約条件だと明らかにした。 日本出版エージェンシーで話す日本国内外国書籍平均著作権料が9200万ウォン(60-70万円)船で,日本に輸出された韓国書籍の最高価額が13(1000万円)26(2000万円)程度だ。 これに‘韓国の美しさを探して離れた旅行-ペ・ヨンジュン’の書籍売買契約8(6000万円)という金額は類例がない最大規模の金額だ。

 

‘韓国の美しさを探して離れた旅行-ペ・ヨンジュン’は韓国の各分野の代表長の11人と13種類伝統文化関連コンテンツ,韓国各地域に至るまでペ・ヨンジュンが直接韓国の伝統を体験して直接撮影した200余カットの写真を入れて注目を集めている。

 

すでに書籍は日本国内予約販売サイトで予約販売を始めた程に高い関心を得ている状態だ。 ペ・ヨンジュンは韓日両国書籍出版を記念して,韓国で先に本に紹介された分野別韓国の妻の父らと一緒にする出版記念会を開催する予定であり,特に930日日本の東京ドームで5万人のファンたちと一緒にする大規模出版記念イベントを計画している。

 

‘韓国の美しさを探して離れた旅行-ペ・ヨンジュン’には無形文化財陶芸家チョン・ハンボン妻の父から韓服デザイナーイ・ヒョジェ,漆工芸がチョン・ヨンボク,伝統酒研究がパク・ロク談,車(茶)文化研究がパク・ドンチュン先生など我が国各分野の代表妻の父11人に対する紹介とともに家庭食,キムチと醗酵食品,韓服,,テンプル ステー,車(茶),陶磁器,黄龍寺(ファンニョンサ)跡,弥勒寺(ミルクサ)跡,世宗大王(セジョンデワン),景福宮(キョンボックン)と天上列車分野紙も,国立中央博物館,,韓国式家屋など13種類伝統文化と関連したコンテンツが含んでいる。

 

だけでなく城北洞(ソンブクトン),嘉会洞(カフェドン),聞慶市(ムンギョンシ),加平郡(カピョングン),江陵市(カンヌンシ),順天市(スンチョンシ),光陽市(クァンヤンシ)など見どころが豊富な韓国の各地域に至るまで多様な文化と風景を含んでいて,韓国伝統文化をテーマでする旅行の必須ガイドブックといっても過言ではない。

 

ここに韓流スターペ・ヨンジュンでない‘韓国文化を勉強する初心者であり韓国を愛する下手だが真剣な旅行者’としてペ・ヨンジュンの感じと感想が淡白な文体の文と素朴な写真に含まれていてすでに一部では‘韓国伝統文化を基盤とする真の韓流が新しく起きないだろうか’と用心深く占っている。

 

()キイーストのキム・キホン代表は“ペ・ヨンジュンが取材した本の中妻の父らと共に韓国の文化を直接体験する独特の概念の文化旅行事業も9月書籍出版と共に本格化する予定だ”として,“一つのキラーコンテンツ開発を通じて,書籍,旅行,MDなど多様な方面で収益創出を期待しており韓国の伝統文化を全アジアに知らせるという文化的使命感で役職員皆最善を尽くしていて良い結果が期待される”と明らかにした。

 

1年余りの期間を皆注ぐ程ペ・ヨンジュンの真正性と愛情がぷんとはらんでいる写真旅行エッセイ‘韓国の美しさを探して離れた旅行-ペ・ヨンジュン’の韓国語版は923日出版される。

 

 

ソン・ユンセknatynewsen.com



2009/08/31 13:54
テーマ:本日の彼・・・ カテゴリ:韓国俳優(ペ・ヨンジュン)

いよいよ出版へ・・・

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9月23日に発売される俳優ペ・ヨンジュンの自筆フォトエッセー
「韓国の美をたどる旅」の表紙が公開された。

  「韓国の美をたどる旅」はペ・ヨンジュンが昨年から約1年間にわたって全国の各地を回り、
直接撮影した写真や、職人に会って文化を勉強した旅程を収めている。
韓流のトップスターが直接歩き回り、韓国伝統の文化を紹介するという点から、
出版前から国内外のファンの関心が集められた本だ。

  今回公開された表紙で、「旅人」というコンセプトのペ・ヨンジュンを見ることができる。
モノトーンの野原を背景に、帽子をかぶりカバンを担いでいるペ・ヨンジュンの後ろ姿が印象的だ。
韓流スターというよりは旅立つ旅人のイメージがそのまま伝わってくる。

  ペ・ヨンジュンは同書の序文で「韓国文化を勉強する初心者として不足な点が多いものの、
真摯(しんし)になりたかった旅行の記録」とした後「韓国を愛し、
知りたいと思う皆さんにとって小さな贈り物になればと思っている」と願いを伝えた。

「韓国の美をたどる旅」は22日に出版記念会を行い、韓国語と日本語版でそれぞれ出版される。

中央日報より







やっぱり、
ボヘミアンjoonは、「旅をするjoon」のコンセプトの制服だったね^^

この表紙、渋くていいね^^

かっこよくて、「真面目」な本であることがわかる・・・。


他のブログでも紹介があるので、この程度で・・・。


これ、西日かなと思ったら・・・月も出てるねえ~^^

いい構図だね^^





先日、私の「キコはん」というシリーズで、
「表紙ができた」と寅ちゃん(ヨンジュン)が言ってたけど、
ホントだった^^

それにしても序文もいいねえ・・・。








2009/08/31 00:14
テーマ:そうかも・・・^^ カテゴリ:韓国俳優(ペ・ヨンジュン)

モネでちょっと楽しい思い出・・・

Photo




ちょっとBYJシアターの看板を借りて・・・joon in NY


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ちょっと自分でも気がつかなかったのだけれど・・・



実は、私は昨年、ニューヨークへ行った。
joonとじゃないけどね^^

昨日は、joonがモネが好きだという話を読んでも、
なんとも思わなかったのだけれど・・・



ニューヨークにあるメトロポリタン・ミュージアム♪^^

これ、みんなの歌にも出てくるよね^^

ここにもモネの絵が何枚か並んでいるのだけれどね。


美術館のお部屋の中央に、
背もたれのある昔の駅の木でできたベンチみたいのがあって、
ゆっくり座って絵を鑑賞できるの。



私は、モネの前に座って、ずっと眺めていたのだけれど、

この人の絵は、絵の前に立って見ている時より、

少し離れたところから、ゆったりとした気持ちで見ると、

それぞれの絵に、「空気の流れ」があって、それは素敵なの。


それは、さざなみだったり、サ~っとやさしく通りすぎる風だったり・・・。


それまで、この画家の絵をそれほど好きでもなかったのだけれど、
こういう手法も、こうやってみると、なかなか素敵なんだと思った・・・。



なんでこんなことを書いているかと言うと・・・

もしかしたら・・・


joonもこのベンチに座って、
ゆっくり絵を眺めたのかもしれない・・・と思ったから。


私とは違って、彼はこの画家が好きだったのだから、
もっと意識的にその場に座って、じ~っと眺め、風を感じたのかもしれない・・・

なんて、思った^^





そう考えると、素敵なの。


私の座ったベンチには、
その前に、彼が座って、同じように絵を鑑賞していた・・・

と考えられるから・・・。



なんか、チェ・ガンヒさんのお話で、
私は素敵な時をプレゼントしてもらえたような気がする^^


人って思わぬところで、楽しい発見があるね^^
それが真実であるかどうかはわからなくても、ちょっと幸せな気分になる^^




ありがとう^^

ガンヒさん^^



kiko3





↓これは、彼が住んでいたチェルシーに、コスモの彼を貼り付けて^^
このフォトの地域は、古い町並みの保護地域。joonはここから少し離れた所に
住んでいたのでしょう・・・。






2009/08/30 17:16
テーマ:う~ん・・・ カテゴリ:韓国俳優(ペ・ヨンジュン)

皆、若いネエ~

Photo


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やっぱり皆若いねえ~周りが大学卒業したて^^

ヤンさんの奥様のブーケをもらった友人もそうでしょう?

22~3歳?


「今度は私^^
ヨンジュンさん、紹介して~」

なんて、チャンス!


若いって裏山vv


【訂正】ブーケもらったのは、お姉さんだそうです^^(8/31)




↑いい子いるよ^^と耳打ちされても・・・ちょっとjoonも引き気味・・・爆^^
(と私が思っているだけです^^ joonは弟の結婚にちょっと感傷的なだけ・・・)




集団で見ると、あんまり若いと困っちゃうよね、
自分が老けて感じて・・・
やっぱり、一対一かななんて思う・・・




ジアちゃんとかナヨンさんぐらいだと、見てて落ち着く^^(これは私の主観だけど)

やっぱり、20代後半以降がいいんじゃない?

って、ママの囁き・・・^^


実際、「僕はワインとモネが好きなんだけど・・・君は何が好き?」

なんていわれて、うんちくを語るには、若すぎないほうがいいかも・・・。




「あら? 昨日、大学で美術史、勉強したばっかりだよ^^
ママより記憶力いいから、バッチリよ^^」

なんて、イケズの娘もいるかもしれないけど・・・vv(ちょっと意地悪^^)



でもね・・・。




ああ、でも、joonも大学出たての人が相手と仮定すると、

花嫁の母にもなれちゃいそう私・・・vv

joonの義母ね。。



う~ん、

それで、joonは「オモニ、オモニ」って花嫁の母と結構話してたのね^^

納得!

私たちぐらいじゃあ・・・(誰も年なんてわからないけど^^)
joonも楽よね、まだ、ホントのおばさんじゃないもの^^
20近い子より全然楽だったよね^^


やっぱり、あなたの心を包んであげられるキャパを考えて^^




まあ、そうね・・・最後は義母その手があるけど・・・

うちは、息子しかいないから・・・

残念!vv


ラストチャンスも逃す!




ということで、


ここはやっぱり・・・迷わず、義母より恋人から始めよう^^v












2009/08/30 00:25
テーマ:【創】恋がいた部屋 カテゴリ:韓国俳優(ペ・ヨンジュン)

【BYJシアター】「恋がいた部屋」3部






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BYJシアターです。

本日は「恋がいた部屋」3部です。

とうとうjoonも37歳に・・・。


このヒョンジュンはまた34才です。

毎年、お誕生日にはBYJシアターを彼に贈っていますが、
もう短編が切れてしまったので、
今年は前の作品ですが、「恋がいた部屋」を送りました。

全部で何枚?って教えると読めなくなるので、内緒^^
このヒョンジュンは芸術家なので、ペ・ヨンジュンさんのように
聡明でも思慮深くもありません・・・。
彼は、とても繊細で大胆で・・・・そう、ヨンジュンさんとは違う人です。
でも、私は創作では同じ人は書きません。
だから、時に不愉快なほど、違う人ですが、演じる彼を見てください^^


そして、joonにももっといろいろな映画に出てほしいなあ~と思います^^


ではこれより本編です。
ではお楽しみください^^




~~~~~




雑踏の中に
あなたを見つけた


あまりの懐かしさに
私は思わず近寄って
あなたに声をかけたくなった


でも、実際は、
あなたに見えないように
そっと身を隠した

あなたにはもう
思い出かもしれないけど


たぶん・・・

きっと

私は
まだ

恋の中に

いるのだと、思う・・・









ヒョンジュンを腕枕して抱くように寝ていたミンスは、目覚ましの音で目が覚めた。
腕を伸ばして、手探りに目覚ましを取り、時間を見る。

昨晩遅くに、ヒョンジュンがやってきて、二人は久しぶりに一緒にベッドで寝た。
ヒョンジュンは男らしさを発揮して、ミンスを抱いたが、結局、いつものように甘えるように、ミンスの腕の中で眠っている。

いったい、彼に何があったのか・・・何が起ころうとしているのか・・・。


ミンスは、寝ているヒョンジュンの肩や背を撫でて、頭を抱いた。
彼は時にとても怖がりで、新しいことを始める前には、熱を出したり、眠れなかったり・・・ミンスを求めたりする。
そんな繊細なヒョンジュンをよく知っているから、そういう時はいつもミンスが寄り添う・・・。
ミンスに抱かれて眠る・・・これが今のヒョンジュンにとっては、一番の精神安定剤だ。


でも、昨日はどうしたの・・・?


ミンスがヒョンジュンの頭の下から、そっと腕を抜こうとすると、ヒョンジュンが目を覚ました。


ヒ:もう時間?
ミ:まだ大丈夫・・・。でも、ご飯のスイッチ、入れなくちゃ。
ヒ:そんなのいいよ、もう少し一緒にいて。(甘えるように抱きしめる)
ミ:でも、スイッチだけ入れさせて・・・(ヒョンジュンの腕を解く) 昨日、スイッチ入れるの、忘れちゃったから・・・。起きたら、すぐにご飯にしたいでしょ。ね。


ミンスは起き上がって、炊飯器のスイッチを入れた。



ヒ:ミンス・・・。(ベッドの中から呼ぶ)

ミ:今、行く。


ミンスはまたベッドに戻り、今度はヒョンジュンの胸に抱かれる。
ヒョンジュンがミンスを引き寄せて、自分の腕の中に囲うようにギュッと抱きしめた。


ミ:ねえ・・・。
ヒ:もう少し寝かせて。
ミ:いいけど・・・。
ヒ:あとにして・・・。
ミ:うん・・・。


昨日は・・・特に何もなかった・・・?
大丈夫よね?
変なこと、なかったわよね?
私が心配しているようなこと・・・違うわよね・・・?







ヒョンジュンがやっと起きて、ミンスの部屋のシャワーを借りて、頭を拭きながら、ダイニングテーブルのほうへやってきた。

ミンスはテーブルに着くヒョンジュンを心配そうにじっと見つめた。


ミ:ご飯、食べるでしょ?
ヒ:うん、腹減った。
ミ:うん・・・。


ミンスはヒョンジュンのご飯をよそい、彼が食事の体勢になるのを待った。


ヒ:食べよう。
ミ:うん。いただきま~す。

二人は朝食を食べ始める。


ミ:ねえ、ヒョンジュン・・・昨日、なんかあった?
ヒ:別に・・・。
ミ:そう、ならいいんだけど・・・。


ヒ:・・・それが・・・ミンス。しばらく・・・旅に出ちゃうから・・・ちょっと、会えないけど・・・すぐ、戻ってくるから・・・。


ヒョンジュンは、ミンスの顔も見ずにそれだけ言った。

それが言いたかったんだ・・・。


ミ:旅って?(ヒョンジュンの顔を見る)
ヒ:(言いにくそうに) ・・・バリ島・・・。
ミ:・・・。二人で行く約束だったじゃない・・・。バリとパリは、私たち二人で行く約束でしょ?(見つめる)
ヒ:・・・。(スープを飲む)

ミ:一人?
ヒ:・・・二人・・・。(食べている)
ミ:・・・誰と・・・。(見つめている)

ヒ:・・・ソルミさん・・・。(下を向いて食べている)
ミ:・・・。


ミンスは愕然として、ヒョンジュンを見つめている。


ミ:・・・女とそんな約束して、私のところに泊まって・・・朝ご飯一緒に食べてるの・・・?
ヒ:・・・女って・・・ただの客だよ・・・。
ミ:でも、二人で行くんでしょ?

ヒ:・・・ソルミさんのお父さんの会長が、せっかくだから、バリの別荘で絵を描いたらどうかって・・・。
ミ:なんでそんな人の指示を仰ぐの?
ヒ:だって・・・会長が・・・。

ミ:ヒョンジュン! ちゃんと、こっちを見なさいよ!


ヒョンジュンが顔を上げた。


ミ:なんで、そんな人の言うことを聞くのよ!
ヒ:オレの才能を認めてくれたんだ・・・。
ミ:だけど・・・父親が、年頃の娘を男と二人きりで海外に出すなんて、なんか変よ。
ヒ:あっちにも、お手伝いさんとか運転手さんとか、いろいろいるんだよ。
ミ:そんな人たちなんて、いてもいなくても同じことよ!
ヒ:・・・。

ミ:駄目! 行っちゃ駄目!
ヒ:でも、もうすぐソルミさんの絵も仕上がるんだ。
ミ:なら、こっちで仕上げなさいよ!
ヒ:それに・・・バリで絵を描きたいっていうのも夢だったから・・・。
ミ:それは・・・それは、私たち二人の夢だったでしょう?
ヒ:ミンス・・・。

ミ:行っちゃ駄目。これ・・・罠よ・・・。
ヒ:なんで? (笑う) 会長は、オレの才能をかって・・・。
ミ:それで、娘婿にしたいって? (睨む)

ヒ:そんなあ・・・。
ミ:・・・何があったの? 本当は何があったのよ?
ヒ:別に・・・。
ミ:・・・あの女と・・・あの女と、関係ができちゃったの?(胸が苦しい)
ヒ:・・いや・・・。(歯切れが悪い)

ミ:・・・。(苦しそうな顔をして睨んでいる)
ヒ:・・・。

ミ:だったら、やめなさいよ。お金、返して、あの絵を返してもらって・・・もう関わるの、やめよう。ね。
ヒ:そんなわけにはいかないよ・・・もうすぐ終わるんだから・・・。
ミ:何が終わるの? 絵を描くこと? あの女との関係?・・・私との関係・・・?
ヒ:ミンス・・・。


ヒョンジュンはちょっと困った顔をして、ミンスを見た。

ミンスは泣きたくなった・・・。

こんな簡単に二人の間にあの女が入り込んでくるなんて・・・。
あの女を抱いて、私のところへ来たの? だったら、私って何よ・・・?


ミ:ヒョンジュン・・・私はあなたの何・・・?
ヒ:恋人・・・。
ミ:だったら、恋人を大切にして。
ヒ:・・・。
ミ:誰を愛してるの?
ヒ:おまえ。
ミ:だったら、私の言うことを聞いて。

ヒ:でも・・・、大丈夫だよ・・・。
ミ:何が大丈夫なの? あの雌ギツネのいいようにされちゃって・・・。ヒョンジュン! あなたはもう画家として、世の中に認められているのよ。もう道が開けてるのよ。そんな女の所なんかに行かないで。行かなくたって、世間はもう認めてるんだから。
ヒ:ミンス。すぐ帰るから。すぐ帰るからさあ・・・。

ミ:あなたが断れないなら、私が代わりに断ってきてあげる。
ヒ:やめてくれよ、そんなこと・・・。おまえは、オレの母親じゃないんだから。
ミ:そんなこと、わかってるわよ・・・。ヒョンジュン。今、私たち、たいへんなとこにいるのよ。わかる? 

ヒ:(箸を置く)帰るよ。(立ち上がる)
ミ:ヒョンジュン!(見上げる)
ヒ:おまえはオレを信じていればいいんだよ。


ヒョンジュンは、ソファの上に置いていたコートを持って、玄関に向かう。


ミ:ヒョンジュン! ちょっと・・・。待ってよ! ちゃんと話を聞いて!


ミンスの目の前で、玄関のドアが閉まった。






主演:ぺ・ヨンジュン
   チョン・ジヒョン
   チョ・インソン(ジフン役)

【恋がいた部屋】3部





あれから、3日経って、彼はバリへ旅立ってしまった・・・。
最後に、見送りに行くと言ったのに、彼は来なくていいと言った。
「ソルミさんの家の車で送ってもらうから、おまえは来ることはないよ」と。


もっとうまく引き止める手立てはなかったのか。
言葉が過ぎたのか・・・ヒョンジュンは行ってしまった。

もちろん、ヒョンジュンを信じている。
そして、誰よりも愛している・・・でも、彼は行ってしまった。




ミンスは、やるせない顔をして、コーヒー店の外を眺めている。
目の前に、男が近づいてきて、大きく手を振った。
最初、ミンスは気づかず、その男の顔をぼうっと見ていたが、それが待ち合わせをしたソン・ジフンだと気がついて、思わず苦笑した。


ジ:(店に入ってくる)こんにちは。こんばんはかな・・・。(笑う)ねえ、君。ホントにオレを覚えてなかったんだね。
ミ:あ、ごめんなさい・・・。
ジ:いいよ。ま、そのほうがよかったかな・・・。


ジフンがミンスの前に座った。


ジ:オレを知らない、覚えてないほうが・・・君が純粋に買い物に付き合ってくれるんだってわかったから、そのほうがよかったかもしれない。(コートを脱ぐ)
ミ:・・・何、それ。(ちょっと嫌な顔をする)
ジ:まあ、いいさ。 (店員に) ブレンド1つ。
ミ:・・・。

ジ:ここの前の店? (窓の外を見る)
ミ:そうよ。買い物したら、別れましょう。(無愛想に言う)
ジ:冷たいなあ。

ミ:なんか、嫌な感じだわ・・・。別に、あなたなんか、なんとも思ってないのに・・・。あの日だって、へジンに頼まれたから、員数合わせに行っただけ・・・。別に何かを探しに行ったわけじゃないわ。
ジ:・・・わかった・・・。ごめん・・・。 (コーヒーが来る)あ、ありがとう。 なんか、オレの悪い癖かな。皆、オレに興味を持ってるなんて、思っちゃうの・・・。(コーヒーを飲む)
ミ:・・・。(じっと見る)

ジ:なあに?
ミ:心の声が聞こえなかった?
ジ:う~ん、あんたって自信過剰・・・かな?
ミ:バカ男・・・。
ジ:ふん。(笑う)ホントだ・・・。(コーヒーを飲む)買い物はちゃんと付け合ってよ。バカ男でも。(にっこりする)
ミ:わかった・・・。(ちょっと微笑む)




ミンスとジフンは、コーヒー店の前にある和食器の店へ入る。


ミ:どんなのがいいのかしら・・・?

ジ:これ、おもしろいね・・・。ランプ? (店の中に飾ってある行灯の中を覗く)
ミ:行灯・・・。中にろうそくを立てるの。
ジ:へえ・・・。
ミ:それより、どんな感じが好きなのかしら・・・。誕生日祝いだと、有田焼とか、華やかなのがいいかなあ・・・。
ジ:ああ、そういうの、うちにあるからいらない・・・もっと地味ぽいっていうか・・・。
ミ:「ワビサビ」系?
ジ:そうそう、その言葉。ビンゴ!

ミ:じゃあねえ・・・。


ミンスが皿を丹念に見て選ぶ姿を、ジフンがじっと見つめている。


ミ:ねえ、これどうお? 織部・・・。この緑色の釉薬が織部よ。
ジ:へえ・・・それ、いいねえ・・・。
ミ:中にベンガラっていう釉薬で絵を描いているの。これ、ちょっといいでしょ?
ジ:ホントだ・・・。(皿をじっと見て、ミンスを見て微笑む)

ミ:それから・・・こっちのは、黄瀬戸。黄色い色が華やかで、お誕生日に向いているかもしれないわね。
ジ:う~ん・・・どっちがいいかな・・・。二つでいくら?
ミ:二つ、買っちゃうの? (驚く)
ジ:だって、決められないから。
ミ:・・・(笑う) おかしな人・・・。


ミンスは、ジフンを見つめて笑い、そのまま奥の店主のところへ行く。店主が出てきて、それぞれの器の説明をして、結局、織部を購入した。


ジ:ありがとう。いい買い物ができたよ。
ミ:どう致しまして・・・。じゃあ。
ジ:え、ちょっと待ってよ。夕食ぐらい奢らせてよ。
ミ:・・・。
ジ:ホントにお礼のつもりだから・・・。
ミ:(じっとジフンの顔を見る)いいわ。






二人は、ステーキハウスで向かい合って食べている。


ジ:へえ。美術史を専攻してたんだ。
ミ:そう。それで、大手の食器メーカーに就職して、今はフリー。
ジ:へえ。女の人は、自由でいいなあ。オレなんか、親父の跡を継ぐために医者になったけど・・・結局、親父が死んで継ぐところなんてなくなっちゃったんだ。(笑う)
ミ:・・・そうなの・・・。
ジ:うん・・・。まあ、医者は自分には合ってるとは思うけどね。
ミ:ふ~ん・・・。

ジ:君ってミス大学?
ミ:まさか・・・ヘジンがそうよ・・・。
ジ:じゃあ、準ミスぐらい?
ミ:・・・そんなのには、出ないわ・・・。
ジ:だろうな、君は。そんなことには興味がなさそうだね。でも、美人だ。
ミ:・・・。
ジ:別に口説いてるんじゃないんだよ。(笑う)オレって、正直な人間だから。思ったことを言っちゃうだけだよ。
ミ:・・・そう・・・ありがとう・・・。


ジ:なんか、悩み事でもあるの? 時々、考え事してるみたいに見えるけど。
ミ:お医者様は全てお見通し?
ジ:って程じゃないけど・・・大丈夫?
ミ:・・・ちょっとね・・・彼のことが心配なの・・・。

ジ:彼氏がいるんだ・・・。
ミ:ええ・・・。
ジ:そうかあ・・・。ふ~ん・・・。オレも彼女がいる・・ってことになってる。
ミ:なってる?
ジ:うん・・・皆、へジンが彼女だと思ってるんだ・・・彼女もね・・・。でも、オレは・・・そう思ってなくて・・・困ったね。
ミ:・・・そうなの・・・?
ジ:直にわかるかな・・・。ただの友達だって・・・。(下を向く)
ミ:ヘジンがあなたを好きなのね・・・。
ジ:みたいで・・・。ちょっと、困ったねえ。(笑う)
ミ:・・・。ホント。困ったわね・・・。


そう言って、ジフンを見つめたが、頭の中ではヒョンジュンを思い出していた。
ソルミは、ヒョンジュンを全力で手に入れようとしているのだろう・・・。
ヒョンジュンは本当に、そのことに気がついてないのか・・・。それを楽しんでいるのか・・・あるいはもう・・・。


ジ:どうしたの? また暗いよ。
ミ:(笑う)ごめんなさい。ここのステーキ、おいしい。
ジ:だろ?(笑う)


一つ年上のジフンは屈託がなく、とてもフランクな青年だった。
時々、気落ちしてしまうミンスにやさしく付き合った。

二人は友達・・・それがぴったりの言葉のように思えた。







ソルミの家のバリの別荘は、膨大な敷地の中にあった。
庭には昔ながらのプールがあり、庭を歩くだけでもバリを楽しむことができそうだ。


バリの一日は、ゆったり、ゆったりと過ぎていった。
ソルミは、ヒョンジュンのモデルをする以外は、熱心にスパに通った。
ヒョンジュンも誘われたが、ヒョンジュンはそんなことより、スクーターに乗って、芸術村などに出かけ、日が暮れるまでその辺りをブラブラするのが好きだった。
ソルミも一日だけ、ヒョンジュンに付き合ったが、何がそんなに楽しいのか理解できなくて、モデルと食事の時間以外は自分の好きなスパやゴルフに費やした。


ヒョンジュンは一人、スクーターを飛ばして、ガイドブックで見たおもしろそうな場所を訪ねては見て回ったが、ふと、一人ぽっちだと感じると、ミンスを心に思い描いた。


ミンスと二人でこの地を訪ねるはずだった・・・。

ミンスを後ろに乗せて、バイクを走らせる・・・そして、芸術村を訪ねて、手をつなぎながら、そこにいる職人たちの仕事を見て回り、「へえ」「へえ」と言いながら笑い合って、この温かな大地に抱かれるはずだった・・・。

でも、今は一人だ。

ソルミは、ミンスではなかった・・・自分のためには動くが、ヒョンジュンのためには動かない・・・。

ソルミと食事をしながらも、ミンスを思い浮かべた。


「ヒョンジュン、駄目よ。それは私も好きなんだもん・・・全部はあげないわ。じゃあ、5分の1・・・じゃあ、半分だけよ・・・もう、わかったわよ。あげるわよ・・・」


ソルミはそんなことは言わなかった。
美しい笑顔で微笑んだが、二人で料理を分け合おうとは言わなかった。





5日目。とうとう、ソルミの絵が仕上がった。
ヒョンジュンは胸がいっぱいになった。
自分の中にある、男としての欲を払いのけ、仕事だけへの情熱で、絵を完成することができた。
思っていたより、よい出来だった・・・ミンスにも見せて、自慢したい気分になった。

裸の上に薄手のガウンをまとったソルミが仕上がった絵を覗いた。


ソ:素敵・・・。思っていた通りの仕上がりね・・・。ありがとう。


ソルミがねっとりとした目で、ヒョンジュンを見上げた。
ヒョンジュンがソルミのほうを見ると、ふと、ミンスの香りがした・・・。ミンスのコロンが香った。


ソ:あなたに、ご褒美をあげる・・・。


ソルミがガウンをサッと脱いで、ヒョンジュンに抱きついた・・・。ソルミから、あの懐かしいミンスが香った。
ミンスのことが、恋しくて恋しくてたまらなくなっていたヒョンジュンの鼻に、ミンスが香る・・・。


ソ:ねえ・・・ヒョンジュン・・・?(笑顔で見上げる)


ヒョンジュンはぼうっとソルミを見つめ、そして、ソルミを抱きしめた・・・。







ミンスは、裏通りのチェスクの画廊を訪ねていた。


チ:助かるわ。ミンスさんが手伝ってくれると。これで、春の陶器展のパンフはできたし・・・ありがとう。
ミ:どう致しまして。
チ:どうお? 最近、ヒョンジュンさんを見ないけど、元気?
ミ:チェスクさん、ご存知ないんですか?
チ:? (何を?)

ミ:・・・今、あのお嬢さんと一緒に、バリ島へ行っています・・・。(目を伏せる)
チ:なんですって?
ミ:あちらのお父様がバリで絵を描けって言って・・・。
チ:それで行ったの?
ミ:・・ええ・・・。
チ:・・・。


ミ:止めたんですけど・・・行っちゃったんです・・・。
チ:・・・。

ミ:私たち・・・もう駄目かも・・・。(辛そうな目をする)

チ:そんなあ・・・。ヒョンジュンさんにはあなたがいなくちゃ。
ミ:でも・・・。
チ:あの人は普通の人じゃないもの・・・。心がとても繊細で・・・それがわかっていて、愛してフォローできる人じゃないと務まらないわ・・・。あのお嬢さんでは・・・。(考える)
ミ:でも・・・。

チ:どうしてるのかしら、今頃・・・。
ミ:・・・。







朝、ヒョンジュンはミンスの残り香のあるベッドで目覚めた。伸ばした腕の中にはもうミンスはいなかった。
ゆっくり目を開けると、薄い麻のカーテンのかかったベッドの中に一人いた。

外では鳥がさえずっている・・・ここは、ソウルではなく、バリのソルミの別荘だった。

ヒョンジュンは、ぼうっと天井を見上げた。


すると、ミンスの顔が頭に浮かんだ。
ちょっと泣きそうな目をして、髪を掻きあげ、俯くミンス・・・。


あれはミンスではなく、ソルミだった・・・。
ヒョンジュンは両手で顔を覆い、目を閉じた。








夕方近くになって、ソルミがスパから帰ってきた。


ソ:先生は?
家:お帰りになりました。
ソ:お帰りにって?
家:なんか、ソウルに急用ができて急いで帰らなくてはならないっておっしゃって・・・。
ソ:ええ?!


ソルミは怒った顔をして、ヒョンジュンの部屋へ急ぐ。


荷物はキレイに片付けられていた。

ソ:どういうことよ! いったい、何時の飛行機で帰ったの!
家:さあ・・・。エージェントにお電話されていましたが・・・一番早い便を頼むって。
ソ:・・・。



ソルミは自分の部屋へ入る・・・。

あのコロンが漂っていた。
怒ったように窓を開け、外を眺める。そして、ドレッサーの上にあったコロンの瓶を取り上げると、それを窓の外へ放り投げた。


ソ:絶対に許さないわ・・・。あの女・・・。私が負けるなんて・・・。今に見てらっしゃい・・・。






ミンスが雑誌社で新企画ページの打ち合わせをしていると、携帯が鳴った。
ミンスは携帯を開く。

ミ:ちょっと、すみません・・・。


ミンスは席を立って、携帯に出る。


ミ:もしもし、チェスクさん?
チ:ちょっといいかしら?
ミ:ええ。何かお急ぎですか?
チ:それがね・・・今、ヒョンジュンさんから電話が入って・・・。
ミ:ヒョンジュンから・・・? (胸が苦しい)
チ:ええ・・・。今、香港にいるんですって・・・。
ミ:なんで・・・ソルミ、(携帯に手を当て、声を潜める)ソルミさんと香港へ行っちゃったんですか?

チ:そうじゃないみたい・・・一人みたい・・・。バリを発つ一番早い飛行機が香港行きだったとかで・・・。
ミ:それで?
チ:あなたから、彼に電話してちょうだい。番号を教えるわ。とにかく、あなたじゃないと、ちゃんと話をしないと思うの・・・。きっと、パニくってると思うわ・・・。

ミ:どうしよう・・・。香港なんて・・・。
チ:チケット用意してあげるから、すぐに飛びなさい。
ミ:ああ・・・でも・・・。


ミンスは振り向いて、編集者の顔を見る。


チ:とにかく、あなたじゃなきゃ駄目だわ・・・。行ってあげなさい。ミンスさん、ここは勝負どころよ。
ミ:・・・ええ・・・。


ミンスは編集者のところへ戻り、頭を下げた。


ミ:すみません・・・。どうしても行かなくちゃならない用ができてしまって・・・。
編:そう? じゃあ、次はいつにする?
ミ:ごめんなさい・・・。次の予定が立たないんです・・・。このお仕事は他の方に・・・。
編:ミンスちゃん・・・どうしたの?
ミ:ごめんなさい・・・。行かなくちゃ・・・。人が待ってるんです・・・行かなくちゃ・・・。
編:でも、ミンスちゃん?
ミ:本当にごめんなさい・・・。すみません!


ミンスは、震える手で仕事のファイルをバッグに詰め込むと、頭を下げて編集室を出た。エレベーターも待てず、階段を駆け下りる。

一人で、バリを離れるなんて・・・きっとたいへんなことが起きてるんだわ・・・。

通りに出て、タクシーを拾うと、ミンスは飛び込むように乗り込んだ。





チェスクから香港行きのチケットを受け取り、2泊3日程度の着替えを入れた手持ちのボストンバッグ一つで、ミンスは、香港へ旅立った。


ミンスが香港の空港到着ロビーに出てきた。
不安そうな顔で出迎えの人々の中にヒョンジュンを探すと、背の高い彼がやっと会えたという顔をしてやってきた。


ミ:ヒョンジュン・・・。(見つめる)
ヒ:・・・ミンス、ごめん・・・。ごめんよ、ミンス・・・許して・・・。


そう言って、彼はミンスを抱きしめた。
ミンスはヒョンジュンの頭を抱くように抱きしめて、それから顔を見た。


ミ:・・・。(顔をまじまじと見る)あとでゆっくり話を聞かせて・・・。
ヒ:・・・。
ミ:もう大丈夫。もう大丈夫よ、私が来たから・・・。


そう言って、ヒョンジュンの肩を撫でた。




4部へ続く・・・



こちらは一日置きにアップします^^






2009/08/29 14:34
テーマ:イベント カテゴリ:韓国俳優(ペ・ヨンジュン)

楽しみなイベント計画^^

Photo
BGMはこちらで^^







9月のイベントをすごく楽しみにして家族に会いたがっているヨンジュン^^

韓国を早く紹介したくてうずうずしているヨンジュン^^


きっと本を書き終えて、
すぐにでも皆に見てほしいと思っているんだよね^^

ねえ、見てみてって^^

ほら、いい所あるだろう?
素敵だろうって^^

遠足の日を待つように^^
ドキドキしながら、皆が「え~すごい!^^」って驚くのを楽しみに^^

あなたの目がきらきら輝いているのがわかる^^


家族だったら、そんなヨンジュンさんの胸のうちはお見通し~^^v




【スタッフ日記から・・・

・・・・ペ・ヨンジュンはもちろん、
スタッフ一同、日々アイデアを出し合いテンションは急上昇中です・・・】


うんうん^^

いろいろ考えてるのもわかるよ~^^





「やっぱり・・・宙吊りかな~^^」

「ヨ、ヨンジュンさん! やめてください!」


でも、彼って頑固だから・・・^^


「だって・・・車で回るのはこの間やっただろ?」

「だったら、10周って言うのはどうですか?」

「やっぱり、飛びたいな~。体も軽くなったしさ^^

一番、上の後ろのドアから登場して、飛んじゃうの、どうお?」


「え~~~~え!」


「あ、そうだ^^

巨大な韓国の地図を前に、僕がハエみたいに飛んで

紹介するところに止まるの、どうおよ^^」


「いやあ・・・皆さんにちゃんと見えますかどうか?」


「楽しいじゃない~~~~^^v
あ! ちょうちょはどうお?
う~ん・・・もうこの際、羽つけて天使になっちゃおうかな^^

ねえ・・・ほら、大学の教授が着てるみたいなガウン着て、
羽付き^^
いいよね~~~^^」

「はあ・・・?」


「あ、もちろん、帽子もかぶるよ^^ ほら、ふさふさがついたやつ^^」

シ~ン・・vv*




皆、ついていくのに、必死だろう~^^


ヨンジュンの頭の中はバラ色だから^^v





期待してます^^



でも、ロケットはしないでね^^

やけどしたら大変だから・・・vv


無理しない程度に無理して^^


楽しみにしています^^





2009/08/29 00:24
テーマ:アニバーサル カテゴリ:韓国俳優(ペ・ヨンジュン)

joon、お誕生日おめでとう^^

Photo


BGMはこちらで^^







배용준님

37세의 생일 축하합니다!


大好きなjoon^^

お誕生日おめでとうございます^^


いつまでもかわいいと思っていたら、もう37歳なんだよね^^


でも、あなたはいつまでたっても 私のかわいい人^^

大好きな、愛する、愛する永遠の恋人です^^



何度、あなたの誕生日を祝ったかしら?^^

これからも、これからも 私の生きてるかぎり、

あなたの誕生日を祝うわ^^



あなたは、ホントに言うことに耳を貸さない頑固者で・・・

そういうとこ、息子に似てて嫌だけど・・・^^

でも、自分の信念のもと、頑張っているから、

いいよ、 付き合うよ^^




これからも元気で、 いろいろやってください^^


でも、映画の新作はほしいよ^^


これは、急務です!


私たちがテサギを見てる間に進めてね^^

事業より、優先してください!


あなたには幸せであってほしい・・・。

あなたにはいつも心温かくいてほしい・・・。

いつもそう願っています。

あなたが私にいつも力をくれるから、

ホントはね、

とても感謝してるの^^



今日は私から、
愛情いっぱいのカメハメ波を送ります!


あ!!

重かった^^;

今、痩せてるからね、ごめんね^^;





では、最後に!!


彼の誕生を祝ってかつて作った詩です・・・・

今年も贈ります^^





【My Sweet Babe】


青いきれいな地球の真ん中の
小さな国で生まれたの

それはそれは、とても小さな瞬間


Oh, my sweet babe

私のかわいい赤ちゃん、
どうか健やかに育ってほしい

私の胸から愛の素を受け取って
パパの腕から生きることを力強く学んでほしい


Oh, my sweet babe

私のかわいい息子よ

どうかやさしい人になってほしい

そしていつか、小さな国から出ていくの



私の与えた愛よりも、
あなたは大きな愛を育てたね



Oh, my sweet babe

あなたを満たしたその愛を、
どうぞ友にも分けなさい


Oh, my sweet babe

あなたを包んだ幸せを、
今度は愛する人に全て与えてあげなさい


母はいつもあなたのことを、
何があっても命のかぎり

愛しているから、

見ているから



Oh, my sweet babe

心配などせず、惜しみなく、

自分の人生を生きなさい




私が愛していることを気にせず、

幸せを掴みなさい!  


by kiko3    
 

 






チョンマル ノムノム サランヘヨ~~~~^^



kiko3





2009/08/28 10:19
テーマ:う~ん・・・ カテゴリ:韓国俳優(ペ・ヨンジュン)

ホントに替わってるねえ・・CardにFile・・・

Photo
BGMはこちらで^^






オモ!


コリアさんのブログで紹介されているように、
知らないうちに、イベントポストカードとファイルが差し替えになってるvv


なんの但し書きもなくて・・・

前に頼んだ分もこれが届くんだよね?


まあ、時にものが替わるということはあるけれど、
これほど全取替えって普通なんかコメントがついてても・・・なんて思ってしまうvv

「こちらの商品は●月●日より変更になっております。すでにお申し込みの方は・・・」
があってもいいんでないの?

なんて思うけど、

まあ、ここのお店のことではないので、ここで書いても仕方ないけどね^^



↓新しいポストカード アンド ファイル・・・・



まずは、ポストカード







新ファイル・・・










↓これが見納め・・・vv

キムチjoonも好きだったけど^^




2009/08/28 00:39
テーマ:愛と料理を食べる カテゴリ:韓国俳優(ペ・ヨンジュン)

この秋、キムチが熱い!^^


BGMはこちらで^^





今、キムチが熱い!


ブロコリキムチの発売を待ったように、
ゴシレキムチがリニューアル。


ブロコリキムチは、
スタンダードなキムチそうで、
いろんな料理に使えそうな予感がして、ポチをした私^^


かつてのゴシレキムチは、
いろいろに応用というより、それを楽しむといった感じではなかった?

他よりたまねぎも多かったし、独特の風合いがあって。


今回も「毎日元気になろう!」がコンセプト^^









新しい「高矢禮(ゴシレ)白菜キムチ」で

毎日、元気になろう!!

「高矢禮(ゴシレ)」が監修した「高矢禮(ゴシレ)白菜キムチ」がよりおいしく、
より手頃な価額で生まれ変わりました。

今回“高矢禮(ゴシレ)白菜キムチ”は 
韓国伝統のキムチ作りの基本である「いわしの塩辛」、「おきあみの塩辛」を使用し、
乳酸発酵によるおいしさを追及すると同時に、さらなるおいしさのために、
キムチの発酵に最適な植物性乳酸菌をあらかじめ添加し、
キムチとして最善の乳酸発酵を実現させています。

100%韓国農産物を使った「高矢禮(ゴシレ)白菜キムチ」は
毎日食べて元気になれるキムチを目指します。


【高矢禮(ゴシレ)白菜キムチ】
■容量:300g
■希望小売価格:458円(税込)
■発売日:2009年9月4日
■販売先:全国のデパート、およびスーパーマーケットなど
■高矢禮(ゴシレ)キムチに関するお問い合わせ:03-3559-1438
(09:00~17:00 土、日、祝日を除く)



ということらしい・・・。





これはやっぱり、両方食べなくちゃ!


う~ん、キムチが熱い秋になりそう^^


そういえば、

まごブログを読んでいると、
お店で販売されるの、待っている方々もいるのね。。

ブロコリキムチは・・・通販・・・でしょ・・・?

ブロコリで買ってあげようね^^

いつかは店頭に出るのかもしれないけど^^;



ブロコリキムチ、待ってるよ~~~









神の雫・・・キムチに合うワインが出ているよね^^

この韓国での販売権は、なんとjoonが持っている。

それをロッテが売っているんだよねえ・・・。

すごいよね・・・。

さて、そのワインに合うキムチはいかに・・・。


2009/08/28 00:05
テーマ:【創】恋がいた部屋 カテゴリ:韓国俳優(ペ・ヨンジュン)

【BYJシアター】「恋がいた部屋」2部






BGMはこちらで^^







BYJシアターです。

もうすぐ、ヨンジュンさんもお誕生日ですねえ^^


本日は「恋がいた部屋」2部です。

当たり前ですが、シアターの主人公はヨンジュンさんが演じていますが、
彼ではありません^^ 

ジフン役は、チョ・インソンです。

これより本編。
ではお楽しみください。


~~~~~~




雑踏の中に
あなたを見つけた


あまりの懐かしさに
私は思わず近寄って
あなたに声をかけたくなった


でも、実際は、
あなたに見えないように
そっと身を隠した

あなたにはもう
思い出かもしれないけど


たぶん・・・

きっと

私は
まだ

恋の中に

いるのだと、思う・・・









「ねえ、もっと・・・」
「もっとって・・・」



ヒョンジュンは、腕の中のミンスの顔を覗いた。


ヒ:どうしたの、おまえ?
ミ:どうしたって? 
ヒ:・・・なあんか、いつもと違うよ・・・。
ミ:ヒョンジュンはキスが好きでしょ? いいでしょ? もっとして・・・。

ヒ:変・・・。(首をかしげる)
ミ:・・・。
ヒ:ねえ・・・。いつもはさ、本格的にキスしようとすると、お姉ちゃんを思い出しちゃうから嫌とか言うくせに。


ヒョンジュンが顔を少し離して、ミンスの顔をしげしげと見つめた。


ヒ:アネキのこと? 今日、ヘスが来たから?
ミ:というわけじゃないけど・・・。

ヒ:・・・。
ミ:なんか、胸がざわざわしちゃうの。(自分のセーターの胸の部分を引っ張る)
ヒ:・・・。
ミ:もっとして・・・。もっとキスして。(ちょっと笑う)ヒョンジュンが・・・私だけを好きだってわからせて・・・。
ヒ:そんなことしなくても、好きに決まってるだろ。変だよ、今日は。


ヒョンジョンはソファから立ち上がって、流しのほうへ行く。

ヒ:コーヒーでも入れよう。
ミ:ヒョンジュンたら!

ヒョンジュンはインスタントコーヒーにお湯を注ぎながら、ミンスの方を見た。


ヒ:砂糖は2つね。
ミ:うん。
ヒ:ミルクたっぷりと・・・。
ミ:・・・。


今、ミンスの胸はいつになく、ざわざわとざわめいている・・・。

昼間、個展に来た姉のヘスも気になったが、その後の客、アパレル会社の社長令嬢の、ヒョンジュンを見つめたあの目・・・。
あれは、ちょっと普通じゃなかった。
ヒョンジュンの絵が好きで、どうしても一番大きな絵を手に入れたかったと言ったが、その目は少しぎらぎらとして、ハンターのようだった。彼を「尊敬している」と言ったが・・・「尊敬」ではなくて、まるで、自分の手に落としたい「獲物を見る目」をしていた。




チ:お嬢様、こちらが、ハン・ヒョンジュンです。
ヒ:ハン・ヒョンジュンです。この度は・・・お買い上げいただきまして・・・ありがとうございます。(頭を下げる)
ソ:あ、そんな、頭なんて下げていただくと、困ります・・・。私、キム・ソルミと申します。
チ:ヒョンジュンさん、こちらのお嬢様のお父様ね、ここの上に入っているアパレル会社の親会社の社長さんなのよ。
ヒ:・・・あ、そうですか・・・。
ソ:私、ここにもたまに参りますの・・・。いつもは、あなたの作品を置いている裏の・・・チェスクさんの画廊が好きで覗いているんです・・・。今回は、この絵がとても気に入ったので、思い切って買わせていただきました・・・。ずっとあなたのファンでしたのよ。

ソルミは、妖しい光を放った目をして、ヒョンジュンを上目遣いに見つめた。
ヒョンジュンの斜め後ろに、ミンスがいたにもかかわらず、彼女にはミンスがまるで見えていないかのようだ。


ソ:絵の納品の時には、先生にも、是非家まで来ていただきたいの。絵を飾るお部屋も見ていただきたいし、絵のお話を伺いたいわ。
ヒ:はあ・・・。(少し困る)
チ:ヒョンジュンさん、私と一緒に参りましょ。ね。
ヒ:あ、はい。


ご令嬢はうれしそうに笑った。






ヒ:ほら、どうした? コーヒー。(渡す) なんで、そんなにミンスの心がざわめいているのかな・・・?(じっと見つめる)
ミ:・・・。

ヒ:どうしたの? ねえ、ヘスのことなんか、ホントに気にしなくていいんだよ。
ミ:・・・違うの。
ヒ:・・・?

ミ:あのお嬢さん・・・20号を買った人・・・。
ヒ:ああ、あの子ね。それが?
ミ:キレイな人だったよね。私と同じくらいの年かな・・・。
ヒ:確かに美人だった・・・でも、関係ないじゃない、オレたちには。
ミ:でも、納品は先生の手でお願いしますって・・・。
ヒ:それはいいじゃない。すごい買い物なんだからさ。ファンは大切にしなくちゃ。納品ぐらいついて行くよ。

ミ:でも・・・。
ヒ:そんな、いちいちお客に反応してたら切りがないだろ?
ミ:なんだか、ヒョンジュンを見つめる目が・・・やな感じだった。
ヒ:バカだな・・・。(笑う) ミンス、オレとおまえの間に何が入るって言うんだよ。
ミ:・・・そうよね? 相手があなたに興味を持っていたって、そんなの関係ないわよね?

ヒ:うん・・・。ミンスはオレのミューズだからさ・・・。
ミ:・・・。(にっこりする)
ヒ:ミンスがいると、絵を描きたくなっちゃうんだよね。(にっこりする)

ミ:じゃあ、全身でそういって・・・。オレはおまえが一番大切だって・・・オレはミンスのものだって。
ヒ:おっ! そんなふうに誘われたら・・・受けて立つしかないじゃない・・・。(うれしそうにコーヒーカップを置いて笑う)
ミ:もう! そうよ! でもねえ・・・だめよ!他で誘われても乗っちゃ。あなたってアブナイんだから。
ヒ:大丈夫だよ。オレは、ミンスのものだから。(お茶目な顔をする) さあ、おいで、僕のところへ。



ヒョンジョンはにこっとして、シャツを脱ぎながら、ベッドのほうへ歩いて行く。途中で、シャツを脱ぎ捨ててベッドの角に座った。


ヒ:どうぞ、お嬢さん。さあ、おいで!

上半身裸のヒョンジュンが腕を開いて、楽しげにベッドに座っている。


ミ:もう、ホントにあなたって、バカね・・・。


ミンスが笑いながら、ヒョンジュンの元へ行き、ヒョンジュンの前で、セーターを脱ぎ捨てた。
ヒョンジュンはミンスの腰を抱いて、後ろへ倒れこむ。


ヒ:僕のかわいい羊さん・・・。オオカミだよ。
ミ:バカ・・・。(笑う)
ヒ:ああ、早く結婚したいなあ。(ミンスの髪を撫でる)
ミ:もう・・・。(笑う)
ヒ:おまえだってそう思うだろう? 
ミ:・・・。
ヒ:合コンだとか言っちゃっても、結局はオレが好きだろ?
ミ:・・・バカ・・・。(うれしそうに見つめる)

ヒ:今回の個展はいい感じだし、これで結婚できるかもしれないね。
ミ:うん。あとは、パパに許してもらうだけだもん。ねえ、初めての時は、おかしかったね。
ヒ:うん・・・「君か!」で、終わっちゃったもんな。(ミンスの胸を触る)
ミ:この前は、「また、おまえか」だった。(笑う)

ヒ:今度はどうだろう?(手を止めて、真面目な顔でミンスを見る)
ミ:大丈夫よ・・・。年末に家に帰った時、ぼそっと言ったもん。「まだ付き合ってるのか」って。だから、「パパ、あの人とはずっと一緒よ。もう3年も一緒よ・・・だから、大丈夫」って・・・。
ヒ:・・・そう・・・。
ミ:うん。あなた、前科者だから、パパも心配なのよ。たった5日で終わっちゃうんじゃないかって。
ヒ:そんなあ・・・。

ミ:まあ、お姉ちゃんのことが一番だけど・・・。
ヒ:・・・。(すまなそうな目をして頬を撫でる)
ミ:でもね、この間は、パパ、私の顔を見て、ちょっと見つめてから、「そうか、一緒なのか」って・・・。今度はきっと許してくれるわ。


ヒョンジュンが大きく息を吐いた。二人は幸せそうな顔で見つめ合う。


ヒ:粘り勝ちといこう・・・。
ミ:うん・・・。

ヒョンジュンが笑って、ミンスを下にした。

ヒ:個展が終わったら・・・挨拶に行こう・・・。
ミ:うん・・・。
ヒ:だから、他の人のことは考えないで。オレだけに気持ちを集中して・・・。オレだけを信用して。
ミ:うん、そうする・・・そうするね。
ヒ:ミンスがいなくちゃ、絵も描けないんだから・・・ずっと近くにいてよ。
ミ:うん・・・甘えんぼさん・・・。


ミンスは幸せそうにヒョンジュンの胸を撫でた。
ヒョンジュンがうれしそうにミンスの首筋から胸にキスをした。


ヒ:オレのミンスでいて、ずっとオレのミンスで・・・。
ミ:うん・・・いる。ずっと、ヒョンジュンのミンスでいる。

ヒ:どんな時も・・・。たとえ・・・くすぐられても・・・!


ヒョンジュンがふざけて、ミンスをくすぐった。
ミンスは体を捩じらせて笑い転げ、最後にはヒョンジュンを蹴った。


ミ:バカ、やめてよ!(笑う)







主演:ぺ・ヨンジュン(ヒョンジュン)
    チョン・ジヒョン(ミンス)


【恋がいた部屋】2部




夜更け、ヒョンジュンに抱かれて寝ていたミンスがすくっと起き上がった。
タンクトップにショーツのまま、窓辺に立って外を眺める。
ヒョンジュンのマンションの部屋は4階で、窓から見える街のイルミネーションがとてもキレイだ。
倉庫のような古いマンションだが、ここからの眺めは、心を癒してくれる。日が差している時間ならば、遠く漢江が見える。


ヒ:どうしたの?
ミ:・・・うん? ここの景色が好き・・・。ここって眺めがいいよね・・・。ここが好き・・・。
ヒ:景色だけ?


ヒョンジュンが起きてきて、ミンスを後ろから抱く。


ミ:そう・・・景色は最高。
ヒ:ええ? オレがいるから、景色が最高なんだろ?(横から顔を覗く)
ミ:そうかなあ・・・。
ヒ:そうだよ。


ミンスがヒョンジュンのほうを向く。


ミ:私が来るから最高なのよ・・・。
ヒ:・・・。(見つめる)
ミ:違う?
ヒ:・・・そう・・・。
ミ:・・・。(にっこりとする)
ヒ:ミンスと一緒だから、最高・・・。
ミ:・・・。ヒョンジュン。


ミンスはヒョンジュンに抱かれる。


ミ:結婚してもここがいい・・・。
ヒ:狭いじゃない。
ミ:狭くても、いっつもくっついてて、ここがいい・・・。
ヒ:ふん。(笑う)どこでも、できていいよな。
ミ:やあねえ・・・。


窓辺に置いてあるイスにヒョンジュンが座った。


ヒ:おいで・・・。(幸せそうに見つめる)
ミ:・・・。(ちょっと睨むように見つめる)
ヒ:ねえ・・・。ここは特等席だよ・・・いい眺めだよ。(ミンスを見上げる)
ミ:・・・。

ミンスは下着を脱いで、ヒョンジュンの上に座った。
耳元にヒョンジュンの吐息を聞きながら、窓の外を眺める・・・。

そう、ここの眺めは・・・最高・・・。

ああ・・・!

ミンスはヒョンジュンをぎゅっと抱きしめた。






個展は成功に終わった。
初めての本店での個展だったが、順調に絵も売れ、専門誌の取材も受けた。
これからは、こちらがヒョンジュンの持ち場になっていくだろう。
画廊のチェスクも、この成功をうれしく思っている。自分が手塩にかけた芸術家がまた一人、表舞台に出ていった・・・そこで活躍していくこと、それが彼女の望みだから。


個展が終了して一週間後、ヒョンジュンとチェスクを載せた画廊の車は、あのアパレル会社社長の家へ向かった。
ソウルでも最高級住宅地だ。

画廊のビルの上にも、アパレル会社が入っているが、そこもここの一部門だ。ここの社長の会社の下にいくつもの子会社があり、その中にはデザイナーズブランドあり、下着メーカーあり、扱っている品数は数え切れない。



ヒ:すごい家だなあ・・・。ここだけ、ビバリーヒルズみたい・・・。
チ:ヒョンジュンさんたら。(笑う)
ヒ:あ、もちろん、チェスクさんのとこも、ビバリーヒルズですけど。
チ:・・・。(笑う)


門の横から出ているマイクに向かって、チェスクが言う。


チ:ソン画廊から参りました。
家:お待ち申し上げておりました。


門が開いた。

画廊の車が中に入り、正面玄関前で止まる。
中から、お手伝いが出てきて、挨拶した。


手:お待ちしておりました。どうぞ。
チ:ありがとうございます。じゃあ、ヤン君たち、中へ入れて。


画廊の配送係が後ろのトランクから絵を取り出す。


チェスクとヒョンジュンは、お手伝いに案内されて中へ入った。



手:こちらのリビングでお待ちを。今、お嬢様をお呼びしますので。



手伝いは令嬢の部屋をノックする。


手:いらっしゃいました。
ソ:今、行くわ。お茶をお出ししてね。
手:かしこまりました。


ソ:あ、お父様。今、見えたみたい。

ソルミは電話の子機を持って、父親と話をしている。

ソ:振込みのほう、よろしくお願いしますね。
父:また、おまえの道楽が始まったな。
ソ:道楽ではないわ、お父様。今日、お帰りになって絵を見れば、彼の芸術性がわかってよ。
父:わかった、わかった・・。今度は画家か・・・。歌手よりはまだマシか。
ソ:お父様! もう行くわ。お待たせするわけにもいかないから。チェスクさんも一緒にいらしてるから。
父:問題を起こすなよ。チェスクさんのソン・グループはうちとも取引があるんだから・・・。
ソ:わかっててよ。じゃあ。


ソルミは子機を置くと、鏡台の前で、顔や髪をチェックした。





ヒ:なんかドキドキしちゃうなあ・・・広すぎて。(ソファに座って周りを見回す)
チ:何言ってるのよ。あんな大きな絵なんて、広いお宅じゃなかったら飾れないでしょ?
ヒ:まあ、そうですね。(笑う)ミンスも連れてくればよかったなあ・・・。
チ:・・・。(微笑む)見せたかった?
ヒ:ええ。買われた絵がちゃんと飾られている姿を見たら、喜ぶと思うんですよ。(うれしそうに言う)
チ:本当ねえ・・・。(やさしく微笑む) あ、いらしたわ。



ドアが開いて、ソルミが入ってきた。


ソ:お待たせしてしまって、ごめんなさい。
チ:どうも。
ソ:今日はお二人でありがとうございます。先ほど、父のほうから代金を振込まさせていただきました。
チ:それは・・・後ほど、確認させていただきます。
ソ:よろしく・・・。

チ:どちらに飾ります?
ソ:こちらの次の間に。こっちは書斎を兼ねていて、よくお茶をいただきながら、本を読んだり音楽を聴いたりしますの。

チ:ヤン君たち、こっち。(絵を持って立っていた配送の若い二人を呼ぶ)


ソルミが閉まっていたリビング中央の観音開きのドアを押すと、そこに心地よい感じの部屋が現れた。
天井の高いリビングと打って変わって、天井が低めの、12畳ほどしかない部屋で、決して大きいとは言えないが、音楽鑑賞や読書には最適なスペースに思われた。


ソ:こちらの壁。いかが? どうかしら?
ヒ:いいですね・・・。ここのお部屋の雰囲気はとても・・・(見回す)優雅で温かい・・・。良い所に飾っていただいて、ありがとうございます。

ソ:これで、毎日、この絵とご一緒できるわ。(にっこりする)


次の間の、奥の壁がヒョンジュンの絵の居場所となった。
ソルミは、少しねっとりとした目をして、ヒョンジュンを見つめて微笑んだ。

ソ:どうしましょう・・・。こちらで、お茶をいただこうかしら・・・。配送の方にも、あちらでお茶をお出しするわ。
チ:いえ、私どもは次の配送がありますので・・・ヒョンジュンさんだけ残って・・・。(ヒョンジュンを見る)
ヒ:あ、はい。(ちょっとまごつく)
ソ:そうお?(にっこりとする)

チ:(小声で)じゃあ、ヒョンジュンさん、また後で報告して。
ヒ:あ、はい。


ソン画廊の面々は去り、次の間には、ソルミとヒョンジュンだけになった。



ソ:どうぞ、ケーキも召し上がって。
ヒ:ええ・・・。

二人は、読書用の小さな丸テーブルを囲んで、絵を見ながら座っている。


ソ:この女性の絵を見て思ったの・・・。
ヒ:・・・。

ソ:あなたに、私を描いていただきたいって・・・。
ヒ:・・・。
ソ:いかが? 私の肖像画をお願いできないかしら?
ヒ:・・・。(考える)

ソ:この絵には、この女性に対するやさしさや情熱を感じるの・・・。私も、同じように描いていただきたいの。(じっと見つめる)
ヒ:・・・でも、僕は必ずしも肖像画を描くことを主にしているわけではないので・・・。
ソ:そんなことはわかっています・・・。でも・・・ほしいんです・・・あなたの手で描いた私を・・・。
ヒ:・・・。

ソ:若いときのキレイな私を残しておきたいの・・・。母を見ていつも思うの。あんな美しかった人でも、年月には勝てなかったと・・・。今まで写真も撮ってもらったけど・・・この絵のような情熱はなかったわ。
ヒ:それは・・・。



緑豊かな森に、ミンスが佇んでいる絵だ・・・。
初めて、ミンスと二人で遠出をして、結ばれた時のものだ。

この絵では、ミンスは服を着ているが、自宅に大切に保存している絵では、ミンスは裸体だ。
奥深い緑の高原で、二人きりで過ごした8月の思い出・・・。

あの時のミンスは美しかった。
普通の恋人だったミンスと初めての夜を過ごした翌日、二人はヒョンジュンの絵のために、森の中へ入った。

そこで、ミンスが服を脱ぎ、ヒョンジョンの前に座った。

夏の日差しと、ミンスと自分しかいない空間。

裸体のミンスは、緑の中に溶け込むように存在していた。
まるで、その森に住み着いている妖精のように・・・。

裸体の絵では、ミンスがまるで森の中の生き物のように描かれている。

実際、あの時のヒョンジュンの精神状態はそうだった。何かがトランスした感じ・・・。
ミンスが森の生き物に見えた・・・。
そして、そこに愛があって・・・ミンスからあふれ出てくる愛を描きたいと思った。そして、自分の愛も。
あのミンスを感じた時から、彼女はヒョンジュンのミューズとなった。



ヒ:あの絵のようには・・・。
ソ:やってみて・・・。ねえ、お願い。
ヒ:・・・。
ソ:この絵を購入してもらったお礼に・・・とは、お考えになれないかしら?
ヒ:それは・・・。
ソ:お願い。


ソルミがじっとヒョンジュンを見つめた。







ミ:ねえ、それで?
ヒ:それで・・・描くことにした。
ミ:・・・。
ヒ:なんか文句ある? (ちょっとふてくされた顔をする)
ミ:なんかねえ・・・。どこで描くの?
ヒ:うん?あそこの家で。
ミ:あっちで描くの? (驚く)
ヒ:そうだよ。少しの間、あっちに画材を置かせてもらうんだ。
ミ:・・・。

ヒ:準備しなくちゃ、持ってくもの・・・。
ミ:ヒョンジュン・・・。
ヒ:なあに?(画材を整理している)
ミ:・・・お抱えなんかにならないでね。(心配そうに見る)
ヒ:なりっこないだろ?(笑う)
ミ:でも・・・お金持ちって何を考えているかわからないから・・・。
ヒ:大丈夫だよ。一枚描いたら帰ってくるから。

ミ:パリは? バリは? どうするの?
ヒ:行くよ、もちろん。これが終わったらねえ・・・。(荷物の整理をしている)あ、そうだ。
ミ:なあに?
ヒ:やっぱり、今回はパリとバリはやめて、香港辺りにしない? やっぱり予算的に無理だよ。(荷物をまとめている)
ミ:ヒョンジュン。(笑う)それは、いいけど。・・・でも、あの人が心配・・・。チェスクさんはなんて言ってた?
ヒ:う~ん・・・まあやってみてもいいんじゃないかって。
ミ:・・・。

ヒ:オレが言ったんだよ。ミンス以外の人間もちゃんと描けるか、試してみたいって。
ミ:描いているじゃない。
ヒ:だけど・・・おまえのいないところで、一人で描いてみようかなと思って。
ミ:そんな・・・。
ヒ:なんか、精神的におまえに頼ってるところがあるからさあ・・・。
ミ:そんなの、思い込みよ。ヒョンジュンは自分の力で描いているんだから。

ヒ:(顔をあげて、ミンスを見る)まあ、そんな深刻な話じゃないよ。

ミ:わかった・・・。
ヒ:それにさ、引っ越すわけじゃないんだから。通いだからさ。
ミ:まあね・・・。


ヒョンジュンに来た新しい仕事は、ミンスにはちょっと納得がいかなかった。今まで自由を愛して、好きなものを描いてきた人が、頼まれて、断りきれず・・・とミンスは感じている・・・好きでもない女を描く・・・。
確かに、高い買い物をしてくれた人ではあるけれど・・・。





それから、しばらくして、ヒョンジュンは、あの令嬢の家へと出かけていった。


新装オープンのフレンチレストランのテーブル・コーディネイトに出かけた帰り、ミンスの携帯が鳴った。
見たこともない番号で、ミンスは電話に出ず、携帯をポケットにしまった。
それでも、何度も何度もかけてくるので、仕方なく電話に出ることにした。


ミ:もしもし?
ジ:あのう、キム・ミンスさん?
ミ:ええ・・・あなたは?
ジ:ジフンです。ソン・ジフンです。

ミ:ソン・ジフンさん?
ジ:覚えてない?
ミ:・・・ごめんなさい。なんの仕事でご一緒でしたっけ?

ジ:合コンですよ。
ミ:・・・合コン?
ジ:あれ、忘れちゃったの?あの、スッチーの。
ミ:・・・ああ。それで何か?

ジ:ねえ、僕がわかる?
ミ:ごめんなさい。ぜんぜん・・・。
ジ:眼中になかったんだ。
ミ:ごめんなさい・・・。私・・・あんまり関係ないって感じだったでしょ?
ジ:君自身もそう思ってたわけね?
ミ:まあ・・・。

ジ:ヘジンの隣に座っていた背の高い男ですよ。
ミ:そう・・・。(見当がつかない)
ジ:参ったなあ・・・結構、かっこいいって評判なんだけど・・・。
ミ:私に何か?

ジ:君、食器に詳しいって言ってたでしょ? 和食器が好きって。
ミ:よく覚えてましたね。
ジ:いや、実はうちのお袋の誕生日が近くて・・・お袋は若い頃、日本に駐在してたから、日本の食器が好きなんですよ。茶道とかやってるんだ。それでね、茶碗じゃなくて、お皿をプレゼントしたくてね。君を思い出したんだ。・・・それで、ヘジンに電話番号を教えてもらって・・・。
ミ:そうなの。

ジ:選ぶの、手伝ってくれない?
ミ:まあ、それはいいけど・・・。
ジ:是非。
ミ:・・・わかったわ・・・。

ジ:僕の仕事は知ってるよね?
ミ:お医者様?
ジ:そう、当たり。(笑う)よく覚えていたね。
ミ:(笑う)医者しかいなかったでしょ?
ジ:まあね。それで、僕が早帰りできるのが、今度の金曜日なんだ。君は空いてる?
ミ:・・・。


ミンスは、ヒョンジュンを思った。
ただ、今のヒョンジュンの予定はわからない。あちらのお嬢さんの予定によって、ヒョンジュンも振り回されているから・・・。


ミ:いいわ。せっかくの親孝行さんのお買い物ですもの、お付き合いするわ。
ジ:どこに行ったらいい?
ミ:私の知ってるお店でいいの?
ジ:うん。

ミ:じゃあ、ソウル南の・・・・・。
ジ:じゃあ、そこの前?
ミ:ええ、そのお店の前に、コーヒー店があるから、そこに5時でいいかしら?
ジ:ありがとう。じゃあ、よろしくお願いします。



ミンスは電話を切った。
そういえば、個展の前に、合コンへ行った。そんなこともあった。ヒョンジュンの個展が始まってから、気持ちの全てがヒョンジュンに向かっていたから、すっかり忘れていた。

どんな人だったっけ・・・ホントに忘れちゃった・・・。

ヒョンジュンはどうしているのかしら・・・。うまくいってるのかな・・・。

ここのところ、電話もくれないヒョンジュンがちょっと憎らしい。
ちゃんとやっているのかしら・・・。





ヒ:少し休みましょう。疲れたでしょ?
ソ:大丈夫よ。ちょっと見せて。


ソルミがヒョンジュンの絵を覗く。


ソ:う~ん・・・やっぱり、脱いだほうがいいかしら?
ヒ:え? そのままでもキレイですよ。
ソ:だってえ・・・これじゃつまらないわ・・・。せっかく、先生に描いてもらうのに。普通の私じゃあ・・・もっと、情熱的な絵にしていただきたいの・・・。


ソルミがヒョンジュンの真横に立って、ヒョンジュンの顔を見上げた。


ソ:駄目かしら?
ヒ:・・・情熱的って・・・。
ソ:つまり・・・あなたに情熱を感じてほしいのよ、私に・・・。そうでしょう? あの絵は、あなたが相手に情熱を感じたから、こちらも感じるのよ・・・あなたの情熱を・・・。
ヒ:・・・。(ソルミを見つめる)
ソ:お願い、私をちゃんと描いて・・・。



ソルミは、ヒョンジュンをぐいっと見入り、にんまりとした。
そして、座っていたソファに戻り、ブラウスを脱いだ。


ソ:いかが? ポーズをつけて下さる? どうしたら、いいかしら?
ヒ:・・・。


ヒョンジュンは黙ったまま、ソルミに近づき、ポーズをつける。下から、ソルミがねっとりとした視線でヒョンジュンを見入り、二人の間に微妙な熱を発した。




夜中、ミンスの携帯にヒョンジュンから電話がかかった。

ミ:もしもし?
ヒ:寝た?
ミ:まだ。どうお、うまくいってる?
ヒ:まあね。今、何やってるの?
ミ:新しいお店の見積もり・・・。
ヒ:ふ~ん・・・。

ミ:ヒョンジュン・・・会いたいね・・・。
ヒ:・・うん・・・。
ミ:ここのところ、ぜんぜん会ってないもん・・・。
ヒ:・・・行っていい?
ミ:うん・・・いいよ。
ヒ:これから、タクシーで行くよ。
ミ:うん・・・。


久しぶりのヒョンジュンの声は甘かった・・・。
なんかトラブルでもあったのだろうか・・・。気弱になると、彼はすぐに私を求めてくる・・・。


15分ほどして、ミンスのアパートのチャイムが鳴った。


玄関を開けると、ヒョンジュンが立っていた。


顔を見るだけでも、うれしさがこみ上げた・・・そんなに離れていたわけじゃないけど・・・懐かしくて・・・。


ヒョンジュンがドアを閉めて玄関を入ると、パジャマ姿のミンスに抱きついた。


ミ:どうしたの?
ヒ:・・・。


ヒョンジュンはコートを着たまま、ミンスの胸に顔を埋めて、じっとしている。

ミ:どうしたの?
ヒ:抱かせて・・・。しばらくこうしていていい?
ミ:いいけど。
ヒ:ミンスのニオイがする・・・。石鹸のニオイがする・・・。もうお風呂に入ったの?
ミ:うん・・・。
ヒ:今日は・・・泊まっていい?
ミ:ヒョンジュン? (何があったの?)


ヒョンジュンがミンスを見上げた。
甘い表情に少しやるせなさがあって・・・ミンスは、ヒョンジュンの顔をじっと見つめてから、彼の頭を抱いた。


ミ:いいよ、一緒に夜を過ごそう・・・。久しぶりだもん・・・。ずっと抱き合おう・・・。
ヒ:・・・。


ヒョンジュンはミンスの胸で深呼吸をしてから、顔を見上げて子供のように笑った。




3部へ続く・・・





2009/08/26 00:49
テーマ:【創】恋がいた部屋 カテゴリ:韓国俳優(ペ・ヨンジュン)

【BYJシアター】「恋がいた部屋」1

Photo




BGMはこちらで^^





BYJシアターです。

本日から、「恋がいた部屋」が始まります。

こちらは一日おきにアップします。




第一回の本日はメインのキャラだけ・・・

まずは、覚えておきたい配役は、
主人公:ヒョンジュン(ぺ・ヨンジュン)
     ミンス   (チョン・ジヒョン)
     ヘス    (キム・へス)です。


すぐに登場してきますので、お間違えのないように^^ 
ああ、ヒョンジュンだけは間違えようがないですね^^




ではこれより本編。
お楽しみください。



~~~~~~






雑踏の中に
あなたを見つけた


あまりの懐かしさに
私は思わず近寄って
あなたに声をかけたくなった


でも、実際は、
あなたに見えないように
そっと身を隠した

あなたにはもう
思い出かもしれないけど


たぶん・・・

きっと

私は
まだ

恋の中に

いるのだと、思う・・・










「ねえ、また熱、出したんだって?」


ミンスがマフラーを外しながら、ヒョンジュンのマンションの部屋へ入ってきた。


「ああ・・・」


ベッドの上で一人熱を出して寝ていたヒョンジュンが布団から顔を出した。


ミ:いい年しちゃって。(上から顔を見下ろす)
ヒ:うるせえな・・・。
ミ:全く。(睨んで笑う)
ヒ:文句あるんだったら、来るなよ。来なくていいよ・・・。

ミ:強がり言っちゃって。熱って、何度よ?(コートを脱いで横に座る)
ヒ:7度8分。
ミ:へえ、結構出ちゃったんだね。(心配そうな顔になる)
ヒ:うん・・・。


ヒョンジュンは甘えた目をして、ミンスを見つめた。



  

主演:ペ・ヨンジュン(ヒョンジュン)
   チョン・ジヒョン(ミンス)
    キム・へス(ヘス)

【恋がいた部屋】1部


  



ミ:薬持ってきたから。熱冷まし。水、持ってくるね。
ヒ:・・・。


ヒョンジュンのマンションは1LDKで、ベッドからキッチンまで見渡せる。
もっとも、画家の彼の部屋は、まさにアトリエで、そこにベッドを持ち込んで住んでいるようなものだが。

ミンスは、湯のみにお湯を少し入れ水で割って、温めにして持ってきた。


ミ:ねえ、明後日から個展でしょ?
ヒ:うん。
ミ:だからよ。ホントに子供なんだから。知恵熱なんて出しちゃって。
ヒ:・・・バカにするなよ。(起き上がろうとする)

ミ:はい。僕ちゃん、ちゃんと飲んでね・・・。(笑って薬を渡そうとする)あ、ねえ、ちゃんとなんか食べた?
ヒ:まだ。朝からなんにも食べてない。
ミ:やだあ、そっちのが先じゃない。
ヒ:・・・。

ミ:おかゆでいいよね?
ヒ:うん・・・。
ミ:作ってあげる・・・。



ミンスは、手早くおかゆを炊いて、部屋の中のごみを片付けて、部屋全体をさっぱりさせる。


ミ:これで、よし! ねえ、熱いよ。
ヒ:少し冷ましてよ。

ミ:フーフーする?
ヒ:・・・うん。(ニコッとする)

ミ:子供・・・。(笑う)

ミンスは猫舌のヒョンジュンのために、ベッドの横のテーブルの上においたおかゆを茶碗によそい、レンゲですくって、フーフーと自分で冷ましてから、茶碗をヒョンジュンに渡した。


ヒ:サンキュ!


ヒョンジュンは起き上がって、自分でもフーフーと冷ましながらおかゆを食べ、ミンスを見た。


ヒ:個展の日はあけてあるんだろう?
ミ:もちろんよ。ちゃんと全部行くわよ。
ヒ:うん・・・。(にっこりする)

ミ:ほら、余所見しながら食べると、こぼすわよ。
ヒ:うん・・・。今日は・・・このまま、ここにいてくれる?

ミ:今日はねえ・・・夕方から用があるんだあ・・・。
ヒ:何の?
ミ:お見合い。

ヒ:え?・・・ゴホン!ゴホン!(咳き込む)
ミ:バカね、大丈夫? はい、ティッシュ。
ヒ:(ティッシュで口を拭きながら)・・・なんだよ、見合いって。
ミ:ふん。(笑う)お見合いというか、まあ、合コンね。相手は医者ばかりだって。

うれしそうな顔でヒョンジュンを見た。


ヒ:・・・そんなの、行く必要ないじゃない。
ミ:駄目よ。いい男がいるかもしれないもん。
ヒ:(小さな声で)・・・オレがいるのに・・・。(そう言っておかゆを食べる)


ミ:・・・お姉ちゃんのお下がりじゃあ、イヤなの・・・。(ちょっとふくれてヒョンジュンを見る)
ヒ:・・・。(ミンスを見る)
ミ:・・・。

ヒ:おまえも根が深いな・・・。
ミ:だって・・・そうでしょう・・・。

ヒ:22の時のことだよ・・・。もう12年前だよ・・・。
ミ:でも、駆け落ちまでしちゃったんだもん・・・駄目よ・・・。
  
ヒ:・・・今は、おまえが一番好きなんだからさあ・・・。
ミ:でも・・・そういうこと、お姉ちゃんにもしたでしょ?
ヒ:・・・。くどいよ・・・。オレたち、こんなに長く一緒にいるんだよ。

ミ:だけど・・・ヒョンジュンに触られると・・・お姉ちゃんのこと、たまに、思い出しちゃうの。
ヒ:ふ~ん・・・。
  
ミ:今日のメンバーってね、女の子は、キャビンアテンダントの集まりなんだ。私だけ、地味~い。
ヒ:なんでそんなのに、行くんだよ!(ちょっと怒った顔)

ミ:だって、大学時代の友達から誘われちゃったんだもん。それに・・・ちょっとでもチャンスがあったら、うれしいじゃない! 私、もう27よ。
ヒ:ふ~ん。だったら、もうここへは来るな。別に・・・オレが、おまえを、キープしてるわけじゃないんだからさ。

ミ:そうだけど・・・来たくなっちゃうのよね・・・。(ちょっとかわいい顔をして微笑む)
ヒ:オレはおまえを好きだけど・・・おまえが他に行きたいんだったら・・・オレに構うなよ・・・。

ミ:・・・顔見ないと、寂しいの・・・。(ちょっと口を尖らせる)
ヒ:おまえって、複雑・・・。


ヒョンジュンはそう言ってため息をついて、またミンスの作ったおかゆを食べる。


ミ:・・・お姉ちゃんより先に、私を好きになればよかったのよ。
ヒ:仕方ないだろ? おまえはまだパンツ見せて、鉄棒グルグル回ってたんだから。
ミ:その頃は、もうパンツなんて見せてなかったわよ。でも、(上目遣いで)今はパンツのほうが好きなんでしょ?
ヒ:(にっこりして)そう。活発なおまえが好き。
ミ:・・・う~ん、でもなあ・・・。

ヒ:あっちはもう結婚してるんだからさ、気にすることないじゃない。
ミ:でもね・・・。
  

ヒョンジュンがミンスの頬を触る。ミンスは黙って触られている。
ヒョンジュンが茶碗をおいて、ミンスを引き寄せて抱きしめる。
ミンスは黙って抱かれている。


ヒ:ねえ・・・。


ヒョンジュンが軽くキスをして、ミンスに迫ろうとすると、ミンスがヒョンジュンの口に手を当てた。


ミ:駄目。そこまで。
ヒ:なんだよ・・・。
ミ:そこまで。熱があるんでしょ?
ヒ:じゃ、抱いてるだけ・・・。
ミ:う~ん・・・。あ、薬飲まなくちゃ。あ~んして。はい、お水。
ヒ:(ゴックンと飲む)ねえ、いいじゃない。風邪じゃなくて、知恵熱なんだから・・・。ね。(顔を覗く)
ミ:・・・バカ。じゃあ、ちょっと抱くだけよ。


ミンスはヒョンジュンに抱かれてベッドに一緒に倒れこんだ。


ミンスはたまに自分でもイヤになる時がある。
ホントは好きで好きでたまらないヒョンジュンなのに、たまに姉のことが頭をよぎって、ヒョンジュンへの気持ちに水を差す。

他の男なんて、ぜんぜん目に入らないのに・・・。
  
ヒョンジュンはミンスより7歳年上の34歳で、二人は幼馴染だ。何を隠そう、ミンスの姉のヘスとヒョンジュンは、かつて恋仲で、二人は駆け落ちまでした。

ヒョンジュンが22の大学生の時に、26才の姉のヘスと恋に落ちた。二人はその年の差とヒョンジュンがまだ大学生ということから、双方の両親から猛反対を受け、駆け落ちをした。

それがたった5日間という短い期間で帰ってきた。

姉曰く、「考えてみたら、ヒョンジュンは弟のようなものだった・・・」
  
二人に何があったかはわからないが、それで、二人はキレイさっぱり簡単に別れてしまった。

3年前に、ヒョンジュンの出入りする画廊に、ミンスが仕事の関係で食器のコーディネイトを頼まれてやってきたところで、二人はばったり再会した。それから、意気投合して、恋人同士になった。

たぶん・・・人はこれを恋人というだろう・・・。
日々一緒に過ごし、一緒に笑い、お互いの世話をし合う・・・そして、お互い、恋しくて仕方がない。
  

それがある日、ミンスの頭の中で異変が起きた。
ある日曜の昼下がり、ヒョンジュンがミンスにディープキスをしていた。
うっとりとキスをしていたミンスの頭に、ポンと突然浮かんできたのが、セクシーな視線でヒョンジュンを見つめながらキスをする姉、ヘスだった・・・。姉は、ミンスより身のこなしからしてセクシーで、ミンスは男っぽい自分と比較して、いつも劣等感を持っている。
その姉が事もあろうに、キスをしている時に、ミンスの頭の中に浮かび、悩ましい目をして、ヒョンジュンに絡みついている。
その姉ももう結婚して、10年以上になるのに・・・。
いったい、なぜそんな映像が彼女の頭に住み着いてしまったのかはわからないが、それから、時々、ミンスの頭の中に、姉が浮かび、ヒョンジュンとミンスの間に水を差すのである。
  


ヒ:ねえ・・・今日はこのまま、ここにいろよ。
ミ:だって、もう約束しちゃったもん・・・。
ヒ:そんなの、いいじゃない・・・ただ、女が足りなかっただけだろ? 皆、目当てはキャビン・アテンダントなんだからさ・・・。おまえが、そんなのの、引き立て役なんかになることないよ・・・。
ミ:だけど・・・。

ヒ:なんで? オレのこと、好きじゃないの? こうやって一緒にいるくせに。
ミ:(ヒョンジュンを見る)あなたって罪な人よね。
ヒ:ミンス・・・。(ミンスの頭を撫でる)


ヒョンジュンは甘え目をして、ミンスを見つめ、ミンスも黙ったまま、ヒョンジュンを見つめて抱かれている。
ヒョンジュンが体の向きを変えて体を押しつけてくるから・・・ミンスもちょっと感じる。


ミ:そんなに身体、押しつけないで・・・。
ヒ:だって・・・好きなんだもん・・・。(笑う)
ミ:やだ・・・。
ヒ:今日は行くなよ。ここにいろよ。
ミ:ねえ、ちょっと・・・大きいよ・・・。
ヒ:(笑う)いいじゃない・・・これ、好きっていう気持ちだよ。(楽しそうにミンスを見つめる)
ミ:もう・・・もっと控えめにしてよ。
ヒ:できないよ。・・・自分じゃあ、コントロールできないんだからさあ・・・。
ミ:もう・・・。熱があるんでしょ?
  

そう言いながらも、実は・・・そんなに嫌ではない・・・。
だって、ヒョンジュンが大好きなんだから・・・。
愛してるんだから・・・。

ヒョンジュンの気持ちがうれしいくらいにヒシヒシと伝わってくるし、ヒョンジュンが自分をほしがっているのもわかっている・・・。

にもかかわらず、ミンスは心と裏腹に、ちょっと怒った目をした。
  

ヒ:難攻不落・・・。


ヒョンジョンがミンスから体を離して、横に寝転んだ。

ミ:・・・。
ヒ:・・・おまえだって、なんだかんだ言ったって、結局はいつも一緒にいたいんだろ? 困ったね・・・。
ミ:うん。
ヒ:姉貴のことなんか忘れろよ。オレたちが愛し合ってることが今は大事だろ?

ミ:うん・・・。ねえ、お姉ちゃんにも・・・甘えたの?
ヒ:バカ・・・。ミンスだけだよ・・・。
ミ:でも・・・。
ヒ:年上の女と付き合う時は、こっちも背伸びをするからさ・・・甘えられないよ・・・。
ミ:そうなの?
ヒ:うん・・・。
ミ:複雑なのね。
ヒ:ねえ・・・ミンスゥ・・・。

ミ:う~ん・・・あ、でも、今日は駄目。熱があるでしょ?
ヒ:わかった・・・もう帰っていいよ・・・。(背中を向ける)

ミ:ヒョンジュン・・・。(起き上がって、甘えた顔をしてヒョンジュンの顔を覗く)
ヒ:・・・。
ミ:じゃあ、今日は私が抱いてあげる。ヒョンジュンは、病気だもんね。ママが抱っこしてあげる。
  

ヒョンジュンがミンスの方に寝返りして、ミンスに抱かれる。
ミンスの胸に顔を当て、「フー」と深呼吸した。


ヒ:今日はいて。ママのかわいい子供のために。
ミ:(笑う)それとこれとは違うわよ・・・4時までね・・・。(目覚ましをセットする)
それまで抱っこしててあげるから・・・。
ヒ:ケチ・・・。


二人は幸せそうに抱き合っている。
ミンスの頭の中の姉がいつ反乱を起こすかわからないが、今日は静かに二人抱き合っている。







2日して、いよいよヒョンジュンの油絵の個展が始まった。

ヒョンジュンの出入りする画廊は、目抜き通りから一本内側に入った通りにあり、洋書店と小粋なカフェテリアが並ぶおしゃれな一角にあった。

画廊の女主人のパク・チェスクは50代で、目抜き通りで本店を経営するソン氏の妻である。ソウルでも、名の知れたその画廊の本店は、8階建ての自社ビルの一階、正面突き当たりにあった。もともとが裕福な家庭の出のソン氏の祖父が始めた画廊で、ソン氏は、同族企業の大株主でもあり、自社ビルには、アパレル関係の会社や派遣企業が入っていて、地下には、レストラン街があった。
本店は、有名芸術家たちを多く抱えていたが、ヒョンジュンの出入りするこちらの支店は、新人発掘と育成を主としていて、若い芸術家たちが集まっている。それぞれに大きなコンクールでの入賞経験はあるものの、なかなか顧客がつくところまでは行き着けない。この老舗の画廊の名前と信用、これらが彼らには大きな後ろ盾となった。
支店で腕を磨き、本店へデビューする・・・これが若い芸術家たちの一つの目標ともなった。

  
ヒョンジュンもここで見出され、ここのところ、少しずつファンがついてきた。
そこで、今回は思い切って、本店の画廊で個展をやったらどうかという話があり、堂々のデビューとなった。
  
ミンスにとっても、これは一大事だった。二人のこれからの人生にとって、華々しいデビューだ。
個展会場には、まるで彼の妻のように、甲斐甲斐しく個展の受付で客に頭を下げ、笑顔を振りまいているミンスがいた。

ミンスの本職は食器を含めたテーブル・コーディネーターで、元々は大手の輸入食器の会社に入社したのだが、そのコーディネイト力が認められ、現在は独立して、あちらこちらのレストランのテーブル・コーディネイトや雑誌のスタイリストなども手がけている。
とはいっても、まだまだこの手の仕事の需要は少なくて、元いた会社の下請け的な仕事や友人からの紹介でなんとか食いつないでいる状態で、現在はまだまだ「発展途上の身」である。
  
今、ヒョンジュンとミンスは、やっとその道のエキスパートへの切符を手にしようとしていた。
これから始まる二人の夢の実現・・・その第一歩がこの個展であった。


この本店で使われているコーヒーカップなども、ミンスのお見立てだ。

画廊のパク・チェスクは、ミンスの仕事ぶりについても期待を寄せていた・・・。ヒョンジュンとミンスの二人が醸し出す、これから未来へと飛翔しようとする爽やかさ。それはかつて、夫と自分の間にもあったものだった・・・そう、この二人は、過去の自分への郷愁でもあり、これから開ける明るい未来に、自分までも巻き込んで突進していくようで、見ていて、わくわくするものがあった。


ヒョンジュンは、客に絵の説明をしながらも、甲斐甲斐しく働くミンスの様子を垣間見ると、とても幸せな気持ちにある。
最近のミンスの中に芽生えた「姉への拘り」もあと少し時間をかければ、おそらく彼女の中から不拭されるだろうし、ミンスと自分はきっと結ばれて幸せになるに違いない。
  



お客がいなくなって、一段落ついたところで、受付のミンスの所へヒョンジュンがやってきた。


ヒ:一段落ついたね。
ミ:うん。皆、お昼ね、きっと。コーヒー飲む?


ミンスが近くのポットからコーヒーを入れて、二人は、受付に並んで座った。


ヒ:結構、来たね。
ミ:ねえ、今日も一枚売れたでしょ? よかったね。
ヒ:うん。画廊のチェスクさんが戻ったら、昼でも食べに行くか?
ミ:地下のアーケード?
ヒ:うん。それが速いよな。
ミ:いいわよ。
ヒ:そうしよう・・・。
  

二人が顔を見合わせていると、ヒョンジュンの視線がミンスの顔の上へと上がった。
ミンスも気がついて、後ろを振り向く。


姉のへスが立っていた。
  

ミ:お姉ちゃん・・・。
へ:こんにちは。二人とも、元気だった?
ミ:(ヒョンジュンを見る)知らせたの?
ヒ:いや・・・。
へ:私が見つけてきたのよ。
ミ:・・・。
  
へ:ほら、ここのビルの前通ると、次回の予告が出てるじゃない。

  
ヒョンジュンもミンスも、その言葉の持つ意味がよくわかる。
彼女の生活圏内には、この画廊は存在していない・・・。



ヒ:それは、ありがとう・・・。どう、見て回るかい。
へ:ええ・・・。説明してくれるの?
ヒ:ああ。

ヒョンジュンが立ち上がって、一緒に行こうとすると、ミンスがジャケットの裾を引っ張った。
ヒョンジュンは、ヘスに気づかれないように、ミンスの手を振り解き、ヘスと並んで絵のほうへ行く。



ミ:もう・・・。


ミンスは、ちょっとムッとした顔で受付に座りながら、二人の様子を見た。

ヒョンジュンはノンキな笑顔で、ヘスに絵の説明をしている。
姉もまた、しなやかな身体をヒョンジュンのほうにくねらすようにして、笑顔で笑っている。
  
何が楽しいの・・・?

ミンスの右手の人差し指と中指は爪を立てて、受付のテーブルを忙しなく叩いている。


二人の微妙な距離・・・。
あの二人の笑顔の下に何があるの?






チ:ミンスさん、お待たせ。お先にお昼いただいたわ。


画廊のチェスクがランチから戻ってきた。

チ:ミンスさん・・・?


ミンスがやっと気がついて顔を上げた。


ミ:あ、お帰りなさい。
チ:お客様?
ミ:あ、私の姉です。

チ:そう。よかったら、三人でお昼に行ってきたら?
ミ:・・・たぶん・・・姉は忙しいと思うので、後でヒョンジュンと二人で、行ってきます。
チ:そうお? ご挨拶だけでもしておこうかしら。ミンスさんのお姉さんだものね。
  

チェスクは笑みを湛えて、ヒョンジュンとヘスが並んで絵を鑑賞しているところへ行く。


チ:いらっしゃいませ。
へ:あ、どうも・・・。(軽く会釈する)
チ:ここの画廊のパク・チェスクです。今、ミンスさんからお姉様がいらしていると聞いて・・・。
ヒ:ええ。ミンスのお姉さんのヘスさんです。

へ:初めまして・・・。
チ:初めまして。どうです? 素敵でしょう? 今年の作品は一段といいんですよ。
へ:そうですね。今もそう話していたところなんです。
チ:そうですか。どうぞ、ごゆっくり見ていらしてくださいね。
へ:ありがとうございます・・・。


チェスクは挨拶すると、去っていった。



へ:そろそろ、帰ろうかな。
ヒ:そうお? せっかく来たんだから、昼でも一緒にどうお?

ヘ:・・・そんなことできないでしょ?
ヒ:・・・。
へ:あの子・・・さっきから、イライラしてるもん・・・。
ヒ:・・・そうだね・・・。(苦笑する)

へ:大切にしてあげてね・・・。
ヒ:うん・・・。
ヘ:・・・私、帰るわ・・・。
ヒ:そう・・・。


二人が受付のほうへ戻ってきた。


へ:じゃあ、ミンス、私もう帰るわ。
ミ:そう?


ミンスがそっけなく言った。


へ:じゃあ・・・失礼するわね。
ヒ:ビルの玄関まで送るよ。


ミンスがヒョンジュンを睨んだ。
しかし、ヒョンジュンはミンスの視線を無視して、ヘスを送ってビルの正面玄関へと歩いていく。



へ:いいのに、送らなくても。
ヒ:だって・・・ここまで来てくれたのに。

へ:でも。今は、あの子を大事にしてよ。
ヒ:うん。
へ:うまくいってるんでしょ?
ヒ:まあね・・・。

へ:なんか微妙ね、その答えって・・・。
ヒ:別に・・・。テレだってあるんだよ。
へ:そうお? ならいいけど。ねえ、私のことが引っ掛かってるなら・・・ホントのこと、言ってあげてね。
ヒ:・・・。

へ:ね、今は、あなたたち二人が大切だから。
ヒ:・・・でも、君のことも大事だから。オレたちはオレたちで、なんとかやっていくよ。
へ:・・・うん・・・。(頷く)
ヒ:・・・君も、幸せなんでしょ?
へ:それは、そうよ・・・。まあ、結婚も10年経っちゃうと、愛だの恋だのって訳にはいかないけど・・・。今日はね・・・。妹のダンナ様になる人の個展だもの。来ないわけにはいかないじゃない。それで、来ちゃったんだけど・・・。
ヒ:・・・うん・・・そうか・・・。

  

ビルの正面玄関まで来た。


ヒ:じゃ、ここで。
へ:ありがとう。個展、成功、おめでとう・・・じゃあ・・・またね。


ヘスは元気に手を上げて、帰っていった。
ヒョンジュンはその後姿を見つめる。

自分と別れて、あっさり見合い結婚してしまったヘス。
ホントに幸せなんだろうか・・・。
  
ヒョンジュンが戻ろうとして後ろを振り向くと、正面の画廊から、ミンスが強い視線でヒョンジュンを見つめている。

  
ヒョンジュンはミンスの顔を見て、にっこりと笑った。

恋人だった女の妹を恋人にしてしまったのは・・・自分のせいだ。
ミンスには、何の責任もない・・・。
  





ヘスは、画廊のビルを出て、通りの店のウィンドーを見ながら歩いていく。


あら、あのバッグ・・・。

前からほしかったバッグがショーウィンドーに飾ってある。
近くへ行って、バッグを見て買おうかどうしようか迷いながら、何気なく、ウィンドーに映った自分を見た。


こんな所まで来ちゃって・・・バカね・・・。
どうしようって言うのよ・・・。


ヘスは自分自身に苦笑した。
  






ヘスが帰ってから、二人は連れ立って、画廊のあるビルの地下のレストランへ出かけた。

いつものように、お互いに出てきた料理を取り分ける。
嫌いなものは相手に、好きなものはいただく・・・それが二人の流儀である。


ミ:あ、駄目! これは私も好きなの、知ってるくせに。
ヒ:少し分けてよ。(ケチだなあ)
ミ:う~ん、もう・・・じゃあ・・・じゃんけんぽん! 勝った。(笑う)
ヒ:ふん。(つまらなそうな顔をする)

ミ:いいわよ・・・5分の1だけ、5分の1よ。分けてあげる。
ヒ:そんな少しなら、いらないよ。
ミ:もう・・・いいわよ、半分、あげるわよ。
ヒ:サンキュ。 あ、このデザート、おまえにやるよ。
ミ:デザート、二つ食べるの?
ヒ:アンコが載ったパンナコッタなんていらないよ。
ミ:じゃあ、アンコだけ食べてあげる。
ヒ:うん。(笑顔で言う)


ミ:ねえ、だけど、昨日、今日って、一枚ずつ売れたじゃない? よかったね。
このまま、毎日売れるといいね。(うれしそうな顔で言う)
ヒ:そうだな。3枚目が売れたら、旅行にでも行こうか?

ミ:どこ?
ヒ:どこにする? バリ? パリ?(笑う)
ミ:どっちも! バリ経由パリ!
ヒ:そんなのありかよ?
ミ:やっちゃおう!
ヒ:うん。(うれしそうに笑う)


ミ:・・・お姉ちゃんが来て・・・。(サラダを突く)ちょっと心配だったけど・・・
なんでもなかったんだよね?
ヒ:勝手に来ただけだよ・・・。
ミ:うん・・・。でも、わざわざ来たんだ・・・。
ヒ:・・・来てくれたんだよ、妹の彼氏のために。
ミ:・・・そうかな・・・。だといいけど・・・。
ヒ:・・・早く食べて戻るぞ。
ミ:うん。


ヒョンジュンは7歳も年上のくせに、時にミンスに甘える。
外では、しっかり者の大人のような顔をしているくせに、ミンスには我儘を言ったり、時に子供のように甘える。
それでも、ミンスがヒョンジュンを愛しく思うのは、その甘えた顔が自分にしか見せない顔だからだ。
ミンスは、どちらかというと「男気」のある性格で、好きになってしまったヒョンジュンという人間を全面的に受け入れている。ヒョンジュンが一見、しっかりとした大地のような男に見えても、その実、人より繊細でとても神経質なところがあることを知っている。彼は芸術家なのだから、普通の人とは心のあり方が多少違っても仕方がないのだ。
ある時はとても思慮深く、ある時はとてもダイナミックで、ある時はとても・・・怖がりで・・・。
その全ての持ち味がヒョンジュンという男を形成しているのだ。
ミンスにはわかっている。その全てがヒョンジュンであり、その全てがなかったら、ヒョンジュンがヒョンジュンではないことを・・・。愛しいヒョンジュンではなくなってしまうことを。

そして、繊細な分、ミンスの姉さん女房的な懐の深さが、ヒョンジュンにとっても、とても心地いい。
最近のミンスは、姉のことが気になって仕方ないようだが、ヒョンジュンには、こんなに頼りになる、甘えられる女はそうそういない・・・。





二人が笑いながら、画廊へ戻ってくると、奥からチェスクが飛んできた。
  

チ:ヒョンジュンさん! たいへん!
ヒ:どうしました?
チ:奥の20号、売れたわよ。

ヒ:え!


ヒョンジュンが立ち尽くした。


チ:ねえ、中へ行ってご挨拶なさいな。奥に立っているあのお嬢さん。
ヒ:女の人なんですか?

  
ヒョンジュンとミンスが中を覗くと、いかにも金持ち風の背の高いキレイな女がこちらを向いて、にっこりと微笑んだ。









2部へ続く・・・






2009/08/26 00:26
テーマ:どうでしょうか?^^ カテゴリ:韓国俳優(ペ・ヨンジュン)

結婚の年齢差・・・

Photo
BGMはこちらで^^



イ・ヨンエさん(38)が結婚された相手は、在米韓国人の男性の55歳。

ヤンさんが結婚したのが12歳下の大学出たての方。


韓国のちょっと成功された方々の年齢差ってそんな感じなのかしら?


韓国では年上の女は基本的にはブ~らしいのでvv

(タムちゃんは立派だったね^^ キハもスジニも年上で^^
この辺もこのストーリーのミソよね^^)


となると、

われらがjoonちゃんのお相手は、まだ大学でお勉強中かも^^

「TVなんて見てる暇なんてないの!
誰それ? ぺ~なんとかって??」

と言っているうちに、気に入られちゃって、ご結婚^^




日本のスターや野球選手ってよくこういうでしょう?

「野球も見たことなくて知らないんですよ」

「映画ってほとんど見ないらしくて、僕のこともよくわからなかったみたい」



男の人ってこんなことに喜ぶのかしら?


長く愛してたファンはちょっとがっかりだけど、そんなものかも・・・。





そこ行くと・・・結構、キムタクとかは正直。

ず~~~っとファンだった憧れの人と結婚までしちゃう^^


それってかっこいいよ^^v





「kikoちゃん、何考えてるの? joonは無理だよ~vv」

「そうかしら?^^」

「そうだよvv」



なんて思っていると・・・

息子が今日誕生日だった~~~^^

これはさすがに無理かな^^





joonちゃんのお相手さん・・・

まだまだ、気がつかなくていいわ^^

一生懸命勉強してて^^

しばらくは、お姉さんたちがお相手しててあげるから^^


東京ドームで手を振ってあげるから、大丈夫、大丈夫、大丈夫よ^^

今は一人より人数で愛をド~ンと賄ってるから^^



まだまだ・・・静かに、お勉強しててね~~~~いいのよ、そのままで・・・^^

まだ、joonに気づかれちゃだめ・・・・^^



なあ~んて言ってたら・・・
今日は「恋人の日」だね・・・韓国では。


良い一日を過ごせますように・・・^^



2009/08/25 12:21
テーマ:アニバーサル カテゴリ:韓国俳優(ペ・ヨンジュン)

ヤンさんのメッセージ+あ~のの彼^^

Photo
BGMはこちらで^^



ヤンさんがご挨拶しているので、ここにアップしておこうね^^
お時間のある方はお祝いのメッセージを入れてあげるといいよ。
私はサークルの代表としてしたけど、きっと喜んでくれるでしょう^^




韓国公式公知より・・・・
「こんにちは,新郎ヤン・クンファンです」8月24日付


家族皆さんこんにちは,ヤン・クンファンです。
残暑が猛威を振るうこの頃家族皆さん皆元気に過ごしておられますか。

私は去る金曜日結婚式を挙げてもう少し心の余裕を探しました。
私がした方1人ごあいさつするべきだったのに
忙しい日程の中に冷める進行して見たら
感謝のご挨拶(?だと思う^^)をまともに差し上げることができないようです。

この席を(祈る)借りて,広い気持ちで
理解して下さるのをお願いして感謝の気持ち(?だと思う^^)を伝えます。

家族方々が心より喜んで下さって祝賀して下さったおかげで
私たち夫婦と家族の皆、
祝福の中に幸せな結婚式を挙げることができました。
私どもの結婚に送ってくださった家族方々の暖かい関心と愛に
心より感謝申し上げます。
家族方々が送ってくださったその祝福は
私どもがこれから結婚生活するのに大きい力になるでしょう。
 もう一度その愛に感謝申し上げます。


秋にはペ・ヨンジュン氏が長い時間の間心血を注いできた本が
出版されるなど新しい便りらが待っているんですが。

家族方々が送るすべての期待と憂慮ら常に肝に銘じて,
私を含んだBOFすべてのスタッフらも
家族方々に楽しみと喜びを差し上げられるようにより一層努力します。

朝夕で涼しい風が吹いて,秋をより一層お待たせするこの頃です。
真昼の暑さに疲れずに豊かな秋を期待して,
より一層活気に満ちるように生活されるように願います。

ありがとうございます。

ヤン・クンファン拝





彼も今、晴れがましい気分だね^^

9月には、joonと一緒に韓国や日本で大仕事だし。

しばし、甘い気分に酔って・・・・


お仕事のほうは、joonをよろしくね^^

見てないと、あんなに痩せちゃうからね。。

ホントによろしく^^



前のスレに、レスありがとうございます^^

お返事は仕事から帰ったら入れますね^^


今週はjoonの誕生日もあり、少々忙しい^^

「なんで@@?」

だって、バースディケーキとか・・・^^

なんて、言ってみたい!






では、最後にまたまたあ~~のの彼で^^





「joon~~~~こっち! こっちよ! 撮って~~~~~~^^」

「あ~あ^^」




2009/08/25 00:58
テーマ:本日の彼・・・ カテゴリ:韓国俳優(ペ・ヨンジュン)

新ABjoonちゃんvvと感謝・・・^^

Photo



BGMはこちらで^^








joonちゃん、

ホントに頑張ってたんだね。。


この間の披露宴ではずいぶん体が快復してたんだ・・・vv
10kgって、やっぱり・・・10kgだったね。


なんか、あなたの新しいABの写真を見ていたら、
あなたを抱きしめたくなった。

お痩せになってる写真と
まだふっくらしていても目の下に疲れが出ている写真と・・・。

この時期、頑張ったんだね^^


それに!

あの趣味の悪いゴシレjoonの服装は、
ABさんのだったってわかってポッ!^^

よかったあ~~~~~~~^^v

あなたの趣味じゃなくて^^;





でも、
一つ大仕事が終わったね^^











今は、少しラクになったよね?


そして、

9月は、日韓フェスティバルと、イベントだね^^



今のうち、よく寝てね^^


体力つけてください!



そして、

来年こそは新しい映画も作ってほしいよ。


もちろん、

テサギのニューバージョンは見にいくけどね^^


↑ここに何が隠れているのか・・・タムちゃん^^v





新しいもの、お願いしますね!^^






ここもね、10万アクセスを超えました。

皆さん、ありがとうございます^^



5月から本格的にブログを始めて・・・

大きなニュースも楽しい私生活の話もない、

なんか、
隙間産業のようなニュースとお笑いと創作のブログだけれど、

これからもよろしくお願いします^^


本当に皆さん、ありがとう^^v




ということで、明日からの連載の予告編です^^

「また、創作・・・?vv」

そうだよ~~~^^v

創作がないと・・・kiko3のはつまんないよ^^v



↓これは、冬に書かれたものなので、2月と入っていますが、
ここでは明日からの連載の予告編です^^

最近は動画は作らないのですが、まだこの頃は作ってました^^

見る前に、BGMを止めてくださいね^^


では、クリック ジュセヨ!!^^
クリックしたら、「開く」をクリックして見て下さい。
フラッシュが出るまで、少し待ってくださいね^^
ストーリーを書く前に作っているので微妙に違う部分もあります。



http://club.brokore.com/user/data/download.jsp?circleid=a0100618&instid=36&serial=32







2009/08/24 14:01
テーマ:イベント カテゴリ:韓国俳優(ペ・ヨンジュン)

物騒な女^^+ヨンジュン先生^^

Photo
BGMはこちらで^^




アンニョンハセヨ~^^


ところで!^^


日本のワイドショーって、結婚式や披露宴に出たスターの服装チェックってあるでしょう?

でも、その辺は、韓国ではサラ~っとしているよね。


きっと取材してほしかった人いると思う!

で!

ここで、扱ってあげよう^^


ヤンさんの披露宴のイ・ジア氏^^

こんなに凝ってきたのに・・・ニュースで取り上げてくれない・・・^^


ジアちゃん、パラム・ソリでとりあげてあげるよん^^






結婚式に、「刃物」を持ち出す物騒な女、イ・ジア!

いいタイトルでしょう?

ジ:ありがと^^



ほら、血までついちゃってる^^



某ニュースサイトのこのフォトの説明。

「シンプルなグレーのワンピースに、白のキャミソールを組み合わせ、
爽やかな装い」


ではないよね?


「ヤンに恋心を抱いていたのか、血のついた包丁持参で、
イ・ジアがやってきた・・・
泣き腫らした目は濃いサングラスで隠す」


三角関係のもつれ?

なあ~んて見出しにほしかったところ^^



私のサークルでは「ヤキモチ焼きのドレス?^^」なんて意見もくれた^^
そのくらい、ほしいな^^



さて。


自分の結婚式にはどんなデザインで彼女流を表現するのだろう?

「ハ・サ・ミ」とかね^^





joonの時は?

「爆弾!」^^


相手だったら、

「これ以上愛したら、爆発しちゃいそうな気分!
それほど、愛してます^^
浮気? そんなの、許さない!
私のこれが見えない・・・?^^」




お呼ばれだったら、

「え~! 先輩が結婚しちゃうなんて、うれしくて
爆弾投げつけたいほど!^^」





joonはどう思うかしら?^^


「お! やってくれるね~^^」か、

「ねえ、今日ぐらいはやめてよvv」

さあ、どっちでしょうね~^^







でも、きっとなんかやってくれそう^^

せっかくのジョークたっぷりのワンピース!


韓国メディアも書いてあげてよ~~~^^v










皆様、ご来訪10万アクセス。ありがとうございます^^

ということで^^


ここでスペシャルプレゼント^^


↓あなたは、ペ・ヨンジュンの韓国語が聞き取れますか?






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