2010/09/29 20:26
テーマ:ひとりごと カテゴリ:韓国俳優(ペ・ヨンジュン)

愛しさと安堵・・・

Photo


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昨日、ペ・ヨンジュンの壁掛けカレンダーが届いた。

卓上は10月に入ってからなので、
早速大きなカレンダーを開いてみた。


なかなかかわいい写真ばかり^^


パッションフルーツを手にしたjoonの大きなお顔を
メジャーで測ってみる^^


おお、20.5cm^^

本当の彼の顔の91%縮小^^


でも手は大きく写りこんでいて、
私の指より太かった^^


最後のベッドに寝転んで笑っている写真^^


これは本当に愛しい顔をしている。

お目目の周りはしわだらけで・・・
実物に近い彼がそこにいる・・・


なんだか、ジーンとしてしまった・・・


じいっと見入って・・・

とても気に入ったので、
サークルの玄関に置くべく
PCの中でサイズ調整・・・


また、PCの中をじいっと見て・・・

なんだか、涙が出てしまった。



これは私の所感でしかないけれど、
あんな大病をして・・・

その後の彼はいつもこんな感じだ・・・


すっかり・・・
ある意味、全盛期の美貌は消えちゃったけど、


そんな病を乗り越えて
今、穏やかに笑っている彼がとても愛おしい・・・


久しぶりに、
ペ・ヨンジュンと心が同化したように思えて、
私自身もとても幸せな気持ちになった。







キーイーストの2011年ECOカレンダーはいいね^^


ヒョン(オッパ)が気持ち良さそうに真ん中で寝ていて・・・

最近の韓国のプロダクション事情を見ると、


この事務所はこんなに明るくクリーンで開かれている・・・
という姿を表わしているように見える。


(これも私の所感に過ぎない)




やっと、自分の作りたい居場所。


そんなものができてきたのかな


なんて思った・・・




そう思ってまた、
笑っている彼を見ると、


愛しさと安堵、


ある意味、命がけで
大きな仕事を成し遂げた彼が
ゆったりと笑っている、

今ある穏やかな心境なんぞを感じるのである^^








2010/09/26 01:41
テーマ:【創】キコはん カテゴリ:韓国俳優(ペ・ヨンジュン)

【BYJシアター】キコ5「246で会いましょう」






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Page「ネガ アヌン クデン」(私が知ってるあなたは・・)
これはキコはんのテーマで5年やってます^^;





こんばんは^^

BYJシアターです^^
キコはんシリーズ第5弾です!


公式やサークルにアップしていたこの作品。
こちらでも読んでくださる方々がいらっしゃるので、
少しずつ現在に近づくべく、アップしていきます^^



2005年11月の作品で・・・
ペ・ヨンジュンは極秘滞在で東京にいました・・^^v

その時のお話です^^




~~~~~~~~~~~~~






キコはん⑤「246で会いましょう」








ヨンジュンさんも読んでや。





これより本編。










ホンマに、なんで東京までお得意さんに挨拶に来なあかんの。
全く不景気や。

女将さんが今年の年末年始のお客さんを増やそう言うて、うちらに挨拶回りをさせてるのや。
なんと言ったかて、うちは口がうまいやろ、それ見越してこの役がうちに回ってきたのや。
一番遠~くて、おっきい所、回れて・・・。

はあ~。

この前、姪っこの結婚式にこっちへ来たばっかりやいうのに・・・。また旅や。
ホンマに疲れたわ・・・。

でも、この会社で終わりや。
昨日・今日で12軒回った・・・ああ、しんど。でもあと一息や。
さあ、行くか。


青山の高級ブティックの並ぶ10階建てのビルにキコが入っていく。






ふう~。
どこも不景気やな・・・というか、最近は社内旅行でわざわざ遠くの温泉まで行くなんて、面倒なことはせえへんのかも知れへんな。
そんなおっさんが考えるようなことは、今の若い人はせえへんのや。


ま、とにかく、終わった!





でも、こんビル、いろんなもんが入ってるのやなあ。

へえ、海外ブランドかいな。
ええなあ。


これ、なんて読むのや。わからへんなあ・・・。


でも、キレイな指輪や。あ、これもキレイや。
ゼロがひ~ふ~み~よ~いつ、むむう・・・。買えへん! まあ、当たり前やけどな!


ちょっと、覗いてみようかな・・・。
まだまだ新幹線まで時間があるしな。


入ってみよか・・・。
旅の恥は掻き捨てや。




キコが高級ブランドのジュエリー店に入っていく。





「いらっしゃいませ」
「はあ・・・」(ちょっと居心地が悪い)

でも、今日のキコは挨拶回り用にスーツ姿にコートを着ていて、ハスッパな感じはない。




ショーケースを覗いてみると、そんなにベラボウに高いものだらけでもない。

まあ、すべて買えないわけではないな。
ふ~ん・・・。



「ああ、いいですね・・・。これも。う~ん」



えっ?
どっかで聞いた声や・・・。
うちはこの声は忘れないで。
はあ・・・? ええ・・・?




ショーケースから顔を上げる。

奥の方に応接セットがあって、他の客からは姿が見えないようになっているが、ドアの上が吹きぬけになっていて、声がホワ~ンと流れてくる。



やっぱ、そうやないの?
あんな声の人、そうそうおへん・・・。



キコがどんどん近づいていく。


ドアの付近で耳をすます・・・。




「ハハハ、う~ん、そうだな・・・」



やっぱり、そうや。
あの笑い声!



キコがどんどん中へ入っていき、ソファに座って、ジュエリーを見ている男の隣に座る。



「うちはスリーダイヤモンドがええな」


男が驚いてキコを見る。まん丸お目目でじっと見つめる。



「ちょっとお客様!」

店員がキコを見て、慌てる。


「知り合いどす」(にこやかに言って、男を横目で見る)
「でも、あのう・・」
「いいんです・・・本当に僕の知り合いなんです・・・・」(キコを見つめながら言う)


そして、まだ驚いたように、キコの顔をず~と見ている。


「どうしはった? 本物や」
「キコはん・・・。どうしたの?」(息が漏れるような声で言う)
「うん、ちょっとな。(微笑む)仕事でこのビルの10階まで来たのや。ほんでな、なあんか、この店覗いてみたくなってな・・・。きっとあんたに呼ばれたんやね」
「そう・・・」(お目目がまん丸のまま)
「買い物しててええよ。うちは行くさかい」(立とうとする)
「ちょっと待って。今、終わるから・・・」
「・・・うん・・・」
「すみません。ではこちらを」
「包装はクリスマスプレゼントでよろしいですか?」
「あ、はい」
「では包んで参ります。少々お待ちください」




「ふ~ん。ええ買い物したな」
「うん・・・」
「元気やった? といっても、この前、会ったばかりやけど」
「そうだね。でも、驚いたよ・・・」
「こっちもや!」

二人で顔を見合って笑う。

「そうだよね。(笑う)外へ出たら少し歩く?」
「ええけど・・・大丈夫か」(心配そうな顔をする)
「うん。IMXまで行くから、渋谷まで一緒に歩く?」
「ええよ。もう仕事は無事に終わったし。帰りの新幹線まではまだまだ時間があるのや」
「そう・・・」



「お待ちどうさまでした」
「ありがとう」

キレイな小さな手提げを受け取る。







ヨンジュンとキコが青山の店を出て、246を渋谷へ向かって歩く。



「こんなところで会うなんて、よっぽどキコはんとは気が合うんだな」
「ふん、(笑う) そうかな?」


「ねえ、なんか、ずいぶんキレイになったよね?」(顔を覗く)
「え~え、そうか?」(ちょっとうれしい)
「うん。さっき、ちょっと驚いたよ」
「ありがとう。ちょっとな、化粧品変えたのや」
「そうか・・・。キレイだよ」
「うん・・・」(恋する女はキレイになるのや・・・あんたのせいや・・・)



青山から渋谷へ246をまっすぐに二人は歩いている。
銀杏並木が黄葉していてキレイだ。



「この通りっていいよねえ。なんか好きなんだ」
「そうか。うちはあんたよりこの辺のこと、知らんからな。でも、今はキレイな季節や」
「そうだね」
「今日はこれからデート?」
「えっ? あ、これ・・・。ちょっとね。(笑う)でも今日は、これから事務所で打ち合わせなんだ」
「そうか・・・。でも、すっかりこの通りに馴染んでるな」
「そうお?」
「うん。うちはよそもんみたいやけどな。寅ちゃんはバッチリや」
「そうかな・・・」
「なんか、ちゃんと東京弁で話さへんと、ここて居心地が悪い」
「そうなの? 僕は外人だから、その辺の違いがよくわからないけど・・・」
「日本が好きか?」
「うん。暮らしやすいよね」
「そうか、よかった・・・。もう流鏑馬は身についたんか?」
「うん・・・今はね、また、剣道と合気道をやってるのや!」(自慢げに言う)
「今度は剣道と合気道か。あ、でもあんた、それ、もともと得意なのやろ?」
「そうだけど、ここのところ、やってなかったから・・・」
「また、ええせんせにつけたんや・・・」
「うん・・・」






「あ、紀伊国屋や」


ヨンジュンがキコと一緒にスーパーマーケットを見る。


「あんた、知ってる? ここのレタスて、すごくよく調教されてて、長持ちするのや」
「え?」(笑う)
「ふん。(笑う)村上春樹や。今、韓国でも流行ってるのやろ?」
「よく知ってるね。そんなこと、書いてるの?」
「昔の本にな。「ダンス・ダンス・ダンス」ていうやつや」
「へえ、おもしろいね。・・・ここのレタスなんだ・・・」



ヨンジュンがスーパーマーケットを見上げる。
キコが笑ってヨンジュンを見た。





「ねえ、少し寒くなったね。コーヒーでも飲む?」
「そんな時間あるの?」
「飲みながら、歩こうよ。ここで、買おう」


花の館の近くのコーヒーショップに入る。


「カフェラテ、トールで2つ」



「ありがとう。すっかり、東京の人やね」
「そうお?」(うれしそうに笑う)


「あったまるわ」
「うん・・・」


二人はカフェラテを手に歩いていく。





「あ、ここが国連大学か。りっぱやな・・・。そや、前の青山学院て大学、クリスマスはツリーの飾りつけするて聞いたえ。まだかな・・・。まだ早いかな・・・」
「そうなんだ・・・。そのころまでいると、クリスマスツリーが見られるんだ」
「うん・・・」



二人はカフェラテを飲みながら、ブラブラと歩いている。






「なあ、日本はいろいろ回った?」
「うん、結構ね・・・」(コーヒーを飲む)
「ほな、クイズ出すえ」
「え、難しいのはやだよ」
「う~ん、日本の地理。さて、明石市は東経何度にあるでしょうか?」
「できないよ」(困る)
「フフフフ・・・。そやな・・・。じゃあね・・・ええと・・・ご当地うまいもの比べ」
「何?」(笑う)
「食べておいしかったものを言うのや。なんでもええ。あんたがおいしかったもん」
「いいよ」
「じゃあね・・・。北海道」
「ラーメン」
「他には?」
「ホタテと・・・蟹!」
「ええよ、その調子!・・・う~ん、仙台!」
「岩がきっていうのがあったような・・・去年だから、ちょっと忘れた」
「そう、うちもよう知らんのや。じゃあ、空港で降り立った福島!」
「焼肉!」
「えっ?」
「それが一番おいしかったよ」
「そうか・・・。東京はいろいろやな。う~ん・・・。あ、京都は?」
「いっぱいあり過ぎるな」
「でも言って」
「栗ご飯、マツタケ、う~ん、どれもおいしかったな。あと、あれ、何て言ったっけ? ニッキの香りのするお菓子、あれ、好きだな」
「生八橋か?」
「あ、そう。あれ、好き」
「へえ」
「あ、湯豆腐と・・・丹波の黒豆の枝豆?あれもおいしかった」
「あんた、贅沢してるなあ・・・うらやましい」
「ごめんね」
「ええよ・・・う~ん、神戸」
「明石焼きとステーキがおいしかった」
「大阪!」
「車で移動中にたこ焼き食べた。街が混んでるから、やめたほうがいいって降りなかったんだ」
「じゃあ、飛んで・・・沖縄」
「泡盛。豚足も、韓国を思い出してよかった・・・あ、九州も豚の角煮や焼酎がよかったよ」
「じゃあ、京都から戻って・・・名古屋」
「水炊き?」
「うん、おいしいな。きしめんは?」
「食べたよ」
「味噌カツは?」
「濃い味がだめなんだ」
「そうか・・・。じゃあ、海辺・・・。伊豆!」
「伊勢えび!」
「う~ん、あと海辺。北陸!」
「あそこもおいしいものが多いよね、海の幸が」



「あんた、うちより日本中食べ歩きしてる。ええなあ。うらやましいわあ」(ちょっと口を尖らす)
「そうお?」(やさしく微笑む)








キコはふと不思議な気分になる。



こうやって、コーヒーを片手にゆったりと、楽しげにとても親しげに二人は話している。
今まで遠いはずの人だった人を、急に友達のように身近に感じている。


「どうしたの?」(ヨンジュンがキコの顔を覗く)
「うん。今、思うたのや・・・。あんたは、本当はとっても遠い人やのに、今はまるで友達のように近くに感じてる」
「でも、そうでしょう?」
「でも、これって、限定つきやろ? あんたの交遊録には存在しない・・・そう・・・限定品や」
「限定品・・・?」
「うん。この秋冬、限定のお友達、限定の友情や・・・な」
「ふ~ん、よくわからないなあ」
「だって、ほんもんの友達なら、ずっと連絡しあって付き合っていくやろ? でも、うちらは、出会えばこうやって一緒に歩いたり笑ったりするけど、普段は全く関係ない人間や」
「そうお?」



「ねえ、寅ちゃん。これをきっと「一期一会」というのやないか。そう思わへん?」
「う~ん、出会ったことを大切にして、会ってる時にお互いをちゃんと思い合って、気遣って付き合う・・・」
「そうや・・・その先はないのや・・・。普通はあるで。でも、うちらは、なんかチャンスがなければ、もう会わへん。そやろ? 生活の基盤が全く違う次元で生きてるからな」
「うん・・・。ちょっと寂しいな、そういう話って」
「なあ、「一期一会」て、茶の湯では全ての客を一生に一度しか出会いのないものとして、悔いのないようにもてなせということやろ。長い長い友情もあるかもしれへんけど、もっと壮絶にその時に尽くす。うちらみたいに、明日がない関係なら、なおさら出会えたそん時は、お互いを思いやって過ごせということやろ?」
「深いな・・・」
「今、こうやって歩いて、あと10分したら、もう終わりや。でも、ここで、楽しく話した思い出が残る。お互い、大切な時間と思える時間を残せるようにしたいな」
「・・・いい話だね・・・」
「あんたが考える家族との関係もそうやろ?」
「でもね、心をずっとつなげていきたいんだ」
「・・・そうやね・・・」



道はもう青山を過ぎ、渋谷へ入ってきている。




「うちはちゃんと、あんたをもてなしてあげたやろか?」
「キコはんはいつも、僕を楽しくしてくれるよ。暖かい気持ちにしてくれる」
「そうか? じゃあ、おアイコやな」
「僕はちゃんとしてた?」
「いつもしてはるよ。あ、そうや。鎌倉の宿代、コマオヨ。ホンマに何気なくうちをあの旅館へ誘ってくれたやろ。助かったわ。すごくやさしい気遣いや・・・」
「そうお? でも、あの時は僕もキコはんと一緒にいたかったから、いいんだよ」
「ラッキー!」(笑う)





「どうした?」
「いや・・・」(ちょっと涙ぐむ)
「あほやな・・・・」
「うん・・・」(涙が滲む)



思わず、寅次郎がキコを抱きしめる。


「大丈夫か? あんたはいつもやさしいなあ」



キコがバッグから、お出かけ用のスワトーのハンカチを出して渡す。


「泣いたらあかん。そんなん、簡単に泣いたらあかんよお・・・うん?」(ちょっと背伸びして髪を撫でる)




「きっと、長く付き合っていく友達が線の関係やったら、こうやって点でつながっていく人との係わりは、楽しくても、心が触れ合っても、すぐに別れがくるから、辛いのやろ・・・・だから「一期一会」が大切なのやね?」
「そうだよ・・・」(目を赤くしてキコを見つめる)


「人に興味のない人にとってはただの行きずりでも、あんたみたいな人には一人一人が重いのやろ? あんたとうちの関係も、明日、失敗を挽回することはでけへんのや・・・。今、うちがあんたに辛くしたら、あんたの記憶の中で、辛さしか残らへん・・・」
「そやな・・・。キコはんはいつも僕に言葉を残してくれるね」
「うちにとっても、あんたはとっても大切な人やから・・・。だから、うちの気持ちをあんたに残すのや」(ちょっと泣きそうになるが堪える)
「うん・・・」(ヨンジュンが赤い目をしながらも微笑んだ)






「なあ、大丈夫か? そんな目えして。デートやったらまずいで。困ったな、少し腫れたか?」
「打ち合わせだよ」
「そんでも、孫はんが驚きはるえ」
「一緒に行く? うちが泣かせましたって言ってくれる?」
「うううん、いやや。そんなん、男を泣かす不届き者て思われるわ」(笑う)
「そうだね・・・キコはんは要注意人物だから」(顔を覗き込む)
「やっぱり、そうお? そんな気がしたのや。あん人の目がそう言ってたもん」
「うそだよ。大丈夫だよ」




「でも、お仕事やろ。うちはこれで帰る。東京の街、少しブラブラして、また自分の居場所へ戻るわ」
「・・・」



ヨンジュンがちょっとキコの手を引っ張って、ブラブラと揺らした。



「子供やな!」(キコが笑う)
「ホント!」(笑う)



「あ、これ・・・」
「そのハンカチ、あげる」
「(ハンカチを見て微笑む)うん・・・」








「寅次郎はん、さいなら」(強い口調で言う)
「キコはん、さいなら」(思いを込めて言う)



渋谷の駅前の歩道橋の上、別れの時間だ。


「あんさんのこと、忘れへんで。もちろん、いつも応援してるえ」
「また会おう。どこかでまた会おう」
「そやね・・・See you againや!」(笑う)
「うん・・・See you soonだよ。キコはん!」(笑う)





「ほな、バイバイ!」(小さく手を振る)

キコは振り返らず、どんどん駅へ向かって歩いていく。




そして、ヨンジュンもIMXへ足早に歩いていく。








そうや、ヨンジュンはん、きっとまた、どこかで会おう。



チャンスがなかったら、うちが作りに行く。

必ずな・・・。





待っててや! ヨンジュンはん!









では、また6話で・・・^^

これを書いてから・・・しばらくして、
ヨンジュンが村上春樹を読破したという記事を読んで^^
ちょっと笑ってしまいました^^v














2010/09/24 13:45
テーマ:ひとりごと カテゴリ:韓国俳優(ペ・ヨンジュン)

カレンダーに見る「素」っぽさ^^

Photo
BGMはこちらで^^




来年のカレンダーだね~

(ちなみに↑9月らしい)


やっと「普通」が一番と気づいたのだろうか・・・?^^
素っぽいjoonが皆好きと気づいたんだろうか・・・?^^

普段ぽいjoonが一番ドキドキにもやっと気づいたんだろうか・・・?^^




「ねえ、もう凝るのやめない?」

joonがそういったかどうかはわからないけど^^



いえ、DATVのHistoryでの視聴率の統計でありまして・・・
云々なんだろうか?^^




ハワイの空気と色がjoonにぴったり^^
いやん、素敵~~^^v

なんていうと、移住しちゃうかもしれないのでやめておくが^^



なんだか、とっても期待できるカレンダーだよね^^


平凡なハワイで、平凡に撮ったカレンダーがいいなんて^^

joonには驚きだったりして^^




ほんの少し前まで

joonの作品がないvv
え~~ワインの本、ガ~~~~ン!vv


なんて言っておきながら、

家族って・・・ホントに甘すぎ~であ~る・・・vv(ちょっぴり反省^^)



やっぱり、心の解放感が顔や体に出るのかな・・・


行っておいで!

ワイナリーツアへ~~~~^^

写真集、DVD、いろいろ任せたよ~~^^

リラックスがいいから、

アトム、頼んだよ~~^^





アトム妻「私って・・・何・・?vv」

kiko「それは私と同じよ^^ 一緒に待ちましょうね^^」

アトム妻「????」

kiko「^^ ^^¥」




それにしても・・^^

衣装はほとんど買い取り自前の人だけど・・・
このカレンダーでも「着たきりjoonちゃん」だね^^
一日で撮ったのかな?^^
キッチンで着ているカーデは、帰りの大韓のVIPルームと同じ^^
あの格好で帰国したんだ。爆^^
ホントに普段着joonだ~^^v





↓他でもアップされているこれも、
かっこいい素のjoonを感じてGood^^


2010/09/24 00:10
テーマ:ひとりごと カテゴリ:韓国俳優(ペ・ヨンジュン)

つれづれに^^

Photo


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こんばんは~^^

さて、joonちゃんは!と唐突に始まる^^v

ところで来年のカレンダーはまるで「普通」のカレンダーで
気を狙ったところがなくて、好印象^^
そういうのが今までなかったというのもすごいことです^^;



さてさて^^


サークルの友人が覚えていました~

「テサギの写真集の最後のメッセージに
ワインの産地を訪ね、
美味しいものを食べて
美味しいワインを飲んで楽しい旅行をしたい。。
とあったけど、
今度はそれを実現してるのねぇ。
いつもながら有言実行ね」

と。


そうだったね~^^

joonはそれを実行しているだけに他ならないわけだ。



まあ、その時は紀行文を書こうなんて思っていなかっただろうけど^^


せっかくのチャンスだから、

女性自身に出ていたように、
家にある希少なワインで本を書くなんていわないで
この際、旅に出て、有名なワイナリーをぐるぐる回って、楽しんでほしいね~^^

そして・・・

もう疲れる難しいことは、天才ソムリエ・アトムに任せて、
共著にして、

joonは飲んで、「おいしいね~~ここの景色はいいね~~^^」って
楽しいこと、感動したことを書いて
写真を撮ったりしてくれればいいから^^

まあ、ついでに、
アトムも酔っ払いヨンジュンを撮ってくれたら、うれしいけどね^^


体を壊さない程度に楽しんでくれるといい・・・。





ところで、
joonの芸能生活のパターン。

ドラマに出て、病気治療して、復帰。
これの繰り返し。
こういうスターって結構いるよね、ホントに。
石原裕次郎とか・・・


やっぱり体が資本だもん。

芯が健康になるような・・・しっかりした体作りをしてほしいね。

きっと芯が弱いんだろうね。
(心ではなくて体ね)




計画性のありそうなヨンジュンだけど、
実は、この人、意外にも流されるままの芸能生活である^^

(事業に至ってはホントに計画的に^^ビジネスには長けているけどね^^)


大学生をしているところへ
ホテリアの監督とゴルフ場でばったり出会って、

「また、ドラマやんない?君に合う役があるんだ」なんて言われると、

好きな監督だったから出ちゃって、また芸能界へ戻る^^

(でも、1回干されたTV界へ戻れるチャンス到来だったわけだけどね^^)



で、

冬ソナも、リュ・シウォンがダメじゃ~昔なじみのヨンジュンに^^
と監督が思って、

声をかけたら・・・

「お世話になった監督じゃあ~」ってことで出演^^



ただ流されてる・・・^^v

(けど・・・神様か運に守られているから~~いい方へ流させてく~~^^
強運の持ち主であ~る^^)





スキャンダル!
これはエラかったよ~^^

自分で選び取ったものだもん^^

大いに評価します^^v




そして・・・
それからも^^



スキャンダルの撮影を見に来たジノちゃんと次の作品決めちゃう^^


で、


四月の撮影を見に来たキム監督とテサギ決めちゃう^^


って訳で流れるままよ~^^

役者としては。

決めてから、シナリオでしょ?^^

シナリオ、読んで飛び込んだのは、スキャンダルだけ^^;

(監督が監督を紹介していくだけ^^
まあ、監督がjoonを評価されているとも言えるんだけど^^v)


というわけで、

実はキム監督、次を紹介しなくちゃいけなかった・・・


パスした?

まあ、お互い、怪我に病気だったから、仕方ないけど、
ここですごろくは1回お休み。




また・・・
どこかで、誰か素敵な監督が声をかけてくれたら、
役者を始めるかも・・・^^



たくさんのシナリオ読んでも決められないなら
それしかないよね~~~^^





それにしても!



History of ペ・ヨンジュンに出てくる
素のヨンジュン様の美しかったこと^^



あれをスクリーンで全開に見てもらいたかったよ!

なんで、メーキングがいいのか・・・^^;

33歳、ピカピカの時代だよね・・・

joonって・・・
自分がわかってるようで・・・わかってないよね・・・^^v



↓Histoy30

 



でもねえ・・・

また年を取ったら、

あの頃は素敵だったね~となるから、

もう少し頑張って、役者をしてほしいよ^^






2010/09/23 01:08
テーマ:【創】キコはん カテゴリ:韓国俳優(ペ・ヨンジュン)

【創】中秋 2




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こんばんは^^

前回の中秋の続き^^

ちゃこちゃんが読みたい^^と言ってくれたから^^

これは・・・
テサギを撮影中だった寅ちゃんとキコはんの中秋です^^

(2007.10月作品)






~~~~~~~~~~~















「炊飯予約・・・と。OK!」


「OK? サンキュ^^」



「これで、朝ご飯はOK^^」






炊飯器の予約ができた。







「じゃあ、寝るか!」

「うん」





「明日の味噌汁は、豆腐とわかめにしてね」



「ええよお。
ちゃ~んと自分の食べたいものだけは買うておいてくれはるんやね。

おおきにねえ^^」



「うん^^どういたしまして」




「全く^^調子ええよお」





「今日のパエリヤもおいしかったし・・・キコが来るといいねえ。
おいしいものが食べられて」



「ふ~ん、それだけ?」


「え? うん」


「もう^^」






二人はベッドに寝そべる。







「一緒にご飯食べてえ・・・
一緒にテレビ見てえ・・・一緒に眠る。最高だね」


「まあな」



「う~ん」






寅がキコを後ろから抱くようにして眠る・・・。

キコが寅の抱いている手を掴む・・・。






「手え、貸して」

「うん?」




「揉んであげる・・・」

「ん・・・」




「まずは、右手・・・。ずいぶんマメがでけてるなあ・・・」




「この手で撫でたら痛い? どう? ほら」



「大丈夫・・・」

「ん・・・」


「お仕事頑張ってはるからねえ・・・」




「・・・キモチいい・・・」
 



「オオカミさん・・・
あなたの手はなんでこんなに温かいのでしょう?」



「う~ん・・・それはね・・・。
おまえのほっぺたを温める為だよ・・・どう、あったかい?」





「ふふっふ。反対の手え~」

「はい」




「オオカミさん・・・
あなたの手はなんでこんなに大きいのでしょう?」




「それはね・・・・う~ん・・・」



「なんでや?」




「それはね・・・。おまえの胸を包む為だよ!」



「あははは、ははは・・・寅ちゃん!」







寅ちゃんがキコの上に被さるようにして、顔を覗きこんだ。






「そうだよね。
遊びにきてもらって、これで帰したらいけないよね?」


「なあに?」



「ちゃんと接待しなくちゃ・・・」



「まるで・・・うちがしてほしいて言うてるみたい・・・」



「違った?」

「違うでえ・・・。あんたがしたいだけやろ^^」



「そうだよ^^」



「ふふふふ・・・」


「ふふふ・・・。二人だけの時間だもん・・・大切にしよう・・・」



「そやね・・・オオカミさん・・・」



「寅じゃないの?」



「ふふふ・・・寅ちゃん・・・」


「・・・」



「もう・・・好っきや! 寅ちゃん!」



「ふふふ・・・」










ああ、やっぱり、ここまで来てよかったなあ・・・。








鎌倉を出るときは・・・

ちょっと、キムはんに叱られた・・・。






「こんな時期に行くんですか!」

「でも、木曜日やもん・・・ええやろ?」

「でも、金曜日まで行くんでしょ?」


「まあなあ・・・」




「僕だって・・・中秋の休みを取らないのに・・・」



「取っても・・ええよお・・・」


「そんな勝手な言い方・・・」



「なあ・・・キムはん・・・
行かせて・・・行きたいねん・・・」



「・・・」



「いつまで、続くか、わからへんけど・・・
今は・・・あの人に、逢いたいねん・・・」



「・・・」


「ごめんなあ・・・」




「・・・」



「わがままで・・・」










わがままやけど・・・




今の幸せを大事にしよう









このひとときを
 



この瞬間を・・・









そうやろ・・・





寅ちゃん・・・。










2010/09/21 01:32
テーマ:【創】キコはん カテゴリ:韓国俳優(ペ・ヨンジュン)

【創】中秋1




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「四月の雪」のBGMは皆にとっては春で・・・

私にとっては、それは「秋」です。

それは、自分のストーリーと直結しているんで^^

なぜか、この時期に、四月を聞きたくなります・・・。

それは、
澄み切った秋の空とひんやりとする気持ちの良い空気を
私に感じさせてくれるから・・・

そして、
私の寅ちゃん(BYJ)との思い出でもあります・・・^^




↓これは、キコハンシリーズのつぶやきで2007年の中秋のもの・・・

「なんで、そんな古いものを!」って^^

この頃の愛してやまない思い・・・

それが好きなので、
古いけど・・・ここに置きます。

時は、テサギの撮影中でした・・・


(中秋1としているのは、他にもこのシリーズに中秋からあるからです)





「ああ、やっぱりここの山門はいいなあ」


 


寅ちゃんが、北鎌倉にある円覚寺の山門を見て言った。






「趣きあるよねえ」


「うん。前に鎌倉に逗留してた時、何度も来たんだ」



「そうかあ・・・」




二人で、手をつないで、山門前の階段をゆっくり上がる。





 


「今日は風もひんやりして気持ちええなあ」


「ホントだね・・・」






二人で広い境内をそぞろ歩く。






「石垣の苔生しているのもいいねえ」

「ホンマや」





広い境内にたった二人・・・手をつないで歩く・・・。









「今日は空いてるなあ・・・だあれもいてへん・・・」


「いいじゃない。のんびりして・・・久しぶりの休暇にぴったり・・・」


「まあ、そうやけど・・・」







「座禅でもしたいなあ・・・」

「ホンマ、ちゃんと足組めるんか?」





二人はいたずらっぽく見つめあい笑った。



















・・・電話だよ♪ 電話だよ♪ 電話だよ♪ 電話だよ♪・・・・









 


もううるさいなあ・・・わかったがなあ・・・。



ああ・・・やっぱり夢かあ・・・。










 





「もしもし・・・」


「寝てた・・・?」


「え?」



 

「寝ぼけてる」


「今、何時やあ・・・。まだ、3時やない・・・」

「じゃあ、切るよ」




「・・・え! 寅ちゃん?!」
 
「ふふふ・・・」


「寅ちゃん!」



「やっぱり寝ぼけてる」



「だって、あんたあ、何時やと思うてるの。
普通の人は寝てるでえ・・・まだ、仕事?」


「うううん・・・ちょっとねえ」

「ちょっと?」

「今さ、寝てたら、夢見たから」

「夢?」

 
「う~ん、チェジュのセットにキコが来てて、中を案内してるんだ・・・。
でも、だあれもいなくて、不思議だなと思ったら、夢だった・・・」

「ふ~ん・・・」



「だから・・・どうしてるかなと思って・・・」


「ふ~ん・・・」







おんなじ時間に逢うてたのやなあ・・・。








「そうや。テレビ始まったなあ・・・PCで見てるよ。
映像は時々ぼろぼろになるけど・・・おもしろい・・・」

「そうか」(寅ちゃんも関西弁)


「うん・・・でも、もっとハングル勉強しておけばよかった・・・
あんたの台詞がもっと直にわかったら、よかったのに・・・」


「ストーリーはわかる?」


「うん。それはね。ストーリーが書いてあるサイト回ってるもん・・・」
 




「今、忙しいの?」

「うん、今観光シーズンやろ。結構賑わうのや」



「そうか・・・」


「何?」




「う~ん、せっかくの中秋だからね。
よかったら・・・一緒にテレビを見たいなと思って」


「・・・おうちには帰らへんの?」




「一日は家族と・・・・一日は、キコと一緒に見たいなと思って・・・」



「うん・・・・」










今は観光シーズンや・・・。



今の時期、ここを離れることはでけん・・・。







でも。





あんたに会うために、ここへ引っ越してきたのやもん・・・。





これで、いかんでどうする・・・。










「・・・・」


「行ってもええの?」




「・・・」



「うちが行ってもええの?」






「いいの?」






「うん・・・行きたい・・・」





「じゃあ・・・おいで・・・」


「うん・・・」











お店のことは、明日考えよう・・・。







今は、 あんたとの時を大切にせな・・・・。








そうやろ?








寅ちゃん・・・・。


















2010/09/19 02:19
テーマ:【創】探偵物語 カテゴリ:韓国俳優(ペ・ヨンジュン)

【BYJシアター】探偵物語 8





↑BGMはこちらをクリック






BYJシアターです^^

皆さん、連休ですか~?

おうちにいる方、シアターで楽しんでくださいね^^


今日は、「探偵物語」8話です・・・。




ではここより本編。
お楽しみください^^



このストーリーはフィクションです・・・。




~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~









「・・・ねえ・・・一人で取らないでよ」
「おまえこそ引っ張るなよ・・・」

「もう!」


「・・・こっちへ来て一緒に寝ればいいじゃないか・・・」
「・・・」


一枚の掛け布団を取り合っていた二人が寄り添う。



「ほら、取り合わなくてもいいだろ?」
「・・・まあね・・・」
「何だよ」

「うううん・・・うふ(笑う)」
「ふん(笑う)」


ワトソンがヨソクの隣にぴったりとくっ付いて寝る。


「腕枕は?」
「え?」


「腕枕もしてよ・・これじゃあ、寝にくいもん」
「わかったよ・・・」




二人は顔を見合ってにっこりと笑った。








ぺ・ヨンジュン主演
イ・ジア

「探偵物語」8







ワトソンが本を読んでいると、手の甲をすうっと撫でる指があった。

最初、それはヨソクの指かと思い、その手をうれしそうに見た。でも、それは少し毛深くて、ヨソクの手ではなかった。

この手は・・・!と気がついたが、引っ込めようにも手が動かない。

その指は嬉々として、ワトソンの手の甲を行ったり来たりしている・・・。
そして、耳元に息がかかって、「キレイな指だね・・・」と囁いた。


目覚ましが鳴り、ワトソンは、どんよりとした嫌な気分で目を覚めた。








ワ:あ~あ、今日から学校だ。
ヨ:そうだな。


二人は朝食のご飯に海苔の佃煮を乗せた。



ワ:なんか、大学行きたくなくなっちゃった・・・。(ため息)
ヨ:でも、そういう訳にはいかないだろ。行かないと卒業できないだろ?
ワ:うん・・・。ドングクの授業を落として留年しても、来年もまたドングクなんだよねえ・・・。
ヨ:・・・困ったな・・・。


そういいながらも、ヨソクはどんどんご飯を食べている。


ワ:あ~。(ため息)まあ、何とかやるわ。あのデートの日は、急にお腹が痛くなったとか、適当に言って。
ヨ:ふん。(笑う)そうだな、仕方ないな。大学も友達と一緒なら大丈夫だろ?
ワ:うん。
ヨ:ま、一人にならないこと。隙を与えないことだな。
ワ:・・・簡単に言うわね・・・。(睨む)


ヨ:オレがついていくか?

ワ:・・・まさか。(食べ終わってバッグを持つ)そんなことしたら、余計話がこじれちゃうわ。
ヨ:だな。
ワ:とにかく行ってきます。それに今日はドングクの授業はないから、隠れていって、さっと帰ってくる。
ヨ:ま、気をつけて。
ワ:うん。では行ってきます!


ヨ:行ってらっしゃい!


ワ:あ、先生!
ヨ:なんだ?
ワ:布団、干しておいてね。お天気いいから。
ヨ:おまえってやつは・・・行ってらっしゃい。








ヨソクは朝食を片付けてから、ベランダに出て布団を干した。


確かに、パピーの事件には関係ないだろうが・・・ドングクは・・・ヤバイなあ・・・。なんかヤバイニオイがする・・・。

それにしても、今日はよく晴れてるなあ・・・。



ヨソクはまぶしそうに空を見上げた。








パピーの事件から約1ヶ月半。
犯人の手かがりも掴めないまま、夏が終わった。
パピーは特別なアルバイトをやっていた。
そして、それを調べているうちに出会った、大学時代の同僚のドングクとリボンなる紐女の関係・・・。

いったいどこで知り合ったんだ・・・。リボンはどこへ行ったんだ・・・。





ヨソクはデスクに座って、ファイルを開きながら、先日会ったパピーのエージェントとの話を思い出した。






ヨ:エージェントさん。リボンが行方不明って、あんた、知ってたね?
エ:・・・・。
ヨ:ハンさん・・・。あんた、ハンさんだろ?
エ:・・・。
ヨ:リボンの捜索願いは、あんたが出したんだね?
エ:・・・ああ・・・。

ヨ:やっぱり・・・。

ハン:あいつは一人ぼっちだった・・・。大学の薬学部に入ったとこまではよかったが、その夏に父親を亡くして一人ぼっちになってしまった。当てにしてた奨学金もダメで・・・一時は大学を辞めようと思ったそうだ。でも・・・ここで頑張って資格を取れば、将来はなんとかやっていける・・・今はそのためには何でもやる・・・そういう気持ちで、うちへ来たと言ってた・・・。
ヨ:ふ~ん・・・。(頷く)

ハ:それで、客を取ることになって・・・。まあ、それまでは・・・うちは・・・売るものは一つしかなかったんだ。それで、それはやっぱりできないって言ってきて・・・。
ヨ:・・・。(エージェントを見つめる)

ハ:ところが、またしばらくしてやってきたんだ。こんな商売もできるんじゃないかってね。
ヨ:それが・・・紐?

ハ:そう。あいつは頭のいい女だった。インターネットで新しい仕事を見つけて、ここでやって・・・。リボンは自分で客も取ったが、ここで女の子たちに教えたりもしたんだ・・・。あいつは賢い女だった・・・。だから、あいつは別格だ。他の女とは違った。
ヨ:・・・。

ハ:オレはあいつと組んで仕事を続けたかったんだ。でも、ご本人はやっぱり、シャバで胸を張って仕事をしたいって言ってね。うん・・・。オレもあいつの気持ちがよくわかったから、「それがいいよ」って言って送り出したんだ。
ヨ:それがなぜ、行方不明に?

ハ:うん・・・。オレにもわからない・・・。病院に勤め出してしばらくしてから、オレの所へ客の引継ぎをしにきたんだ・・・。それに、いわゆるマニュアル本?もくれてさ・・・。その時ね、笑って、「エージェントにプレゼントあげるわ。元素記号表。使ってね」そう言ったんだ。それで、今度持ってくるからって。ところが、それから姿をくらました。なかなか来ないんで、病院へ様子を見に行ったら、ずっと欠勤だって言うじゃないか・・・。それで、捜索願いを出したんだ。


ヨ:それはいつ頃?

ハ:ええと・・・捜索願いを出す2ヶ月前に会ったのが最後だ。オレが会ってから、1週間後には行方不明になった。3年前に7月だよ。
ヨ:ふ~ん・・・。あの捜索願いには、あんたが・・・恋人みたいに書いてあったけど・・・。
ハ:ホントの関係は書けないさ。お縄で捕まっちまうよ。あいつには家族がいなかったからな・・・オレが、ここが実家みたいなもんさ。

ヨ:そうか・・・。しかし、リボンに何があったんだろう・・・。
ハ:あいつには、行方をくらます理由なんてなかったんだ。やっと社会で認められる職業に就いて、これからだっていう時に。そんな時に、自分からいなくなるか?
ヨ:うん。誰かにつけられているとか・・・あるいは付き合っている人がいるとか・・・恋人の話とか、何か聞いてないのか?

ハ:その時は、何とも思わなかったんだが・・・。でも・・・。
ヨ:でも?
ハ:でも。この間のパピーの事件の後で、ふっと思ったんだ。
ヨ:何を?

ハ:うん・・・。病院の薬剤師の先輩から合コンに来ないかって誘われたって。
ヨ:合コン?
ハ:うん。なんだかね・・・リボンの手をキレイだと言って、付き合いたいと言った男がいたとかで・・・。

ヨ:いつ? いつ聞いたんだ?
ハ:最後に会った時だった・・・。ここで何気なくあいつが話したんだ。もっとよく聞いておくんだった・・・。そいつがどんなやつだったか、リボンはどう思ってたか。まさか、あの後、行方不明になるなんて思わなかったから。


ヨ:手? 手がキレイだと男が言ったのか?


ハ:ああ。あいつは指が長くてキレイな手をしていた・・・。それに、とっても器用だったんだ。それで、頭がいいから、紐の結び方もさっと覚えた・・・。うん・・・キレイな手だったよ。



その時、ヨソクの脳裏に、ペンを持つワトソンの長い指が浮かんだ。
ヨソクは、自分でも驚くほど背中の辺りから汗が噴出した。




ヨ:・・・。

ハ:どんなやつだったんだろう・・・。
ヨ:・・・。何をするやつだったんだろう・・・。

ハ:さあ・・・。あんた、そいつを疑っているのか? まさか、リボンまで殺されてるなんて思ってないだろうね?

ヨ:ハンさん。リボンは、やっと薬剤師になったんですよ。世間に胸を張れる仕事についたんだ。いなくなる理由なんてないって、さっき、あんたが言ったんだろう?
ハ:・・・。
ヨ:リボンの人生はこれからだった・・・。この世の中、人の裏の顔ってやつは、わからないもんさ。リボンだって、そりゃあ、苦学生でいい女だったかもしれない。立派な薬剤師になったかもしれない。でもね、その裏の顔までは誰も知らないんだ。リボンが何をやって金を稼いでいたか。どんな気持ちで稼いでいたかなんてね・・・・。人を殺したって、笑顔のキレイなやつだっているんだよ。まずは、リボンが絡んだ男は全て調べなくちゃ。


ハ:・・・あんたが探しているのは、パピーを殺したやつだろ?

ヨ:でも・・・性犯罪ってやつは、繰り返すもんだ・・・それにエクスタシーを感じたらね。
ハ:(ぞくっとする)・・・。

ヨ:ありがとう・・・。また、寄らせてもらうよ。
ハ:ああ。



ヨソクが席を立った。


ヨ:客に変わった動きはないね?
ハ:ああ。今、紐はお休みだ。女の子たちが田舎に帰っているからね。9月にまた再開するよ。
ヨ:気をつけてくださいよ。命がかかってるんだから・・・。
ハ:・・・わかってるよ。

ヨ:じゃあ。



ヨソクが玄関まで来ると、ハンが後ろから声をかけた。




ハ:そういえば・・・。
ヨ:何?
ハ:うん・・・。うちに、リリーって子がいるんだけど、リリーをご指名で何度も電話してくるやつがいるんだ。

ヨ:え?
ハ:今、休みを取ってるからって言ったけどね。ホントに夏休みで実家に帰っているんだが。
ヨ:指名ってことは、常連か?
ハ:いや、初めての名前なんだ。
ヨ:でも、初めてのやつが指名できるわけがないだろ?
ハ:・・・。
ヨ:そいつは怪しいな。今度電話してきたら、録音して。その男の声を。
ハ:わかった・・・。なんとかするよ。

ヨ:リリーが戻っても、その客を取らせるな。危ない・・・。
ハ:わかった。





あのリリーか。
パピーの友人だった女の子だ・・・。

次は彼女を狙おうとしているのか・・・しかし、どうして、リリーを知っているんだ・・・。











ワトソンは重い足取りで大学へ向かった。
あのドングクと顔を合わせないで、大学生活を過ごすことはできないからだ。
ドングクの民法の授業を捨てたら、単位が足りなくて卒業ができない・・・。それに、あの授業は必修でしかも現在はドングクしか持っていないので、留年してもまた来年取らなければならない。全く、ややこしい事になった。

普通に笑顔で接すればいいのだが、頭の中で彼と紐女のリボンが結びついていて、なんとも、不潔な感じがする。それに・・・。





「リリー!」




正門脇の守衛所の横に、親友のスジンが立って、手を振った。


ワ:おはよう!
ス:久しぶり! 元気だったあ?
ワ:まあね。
ス:元気じゃないよね。私を呼び出すんだもん。(見つめる)
ワ:・・・まあね。(困った顔)




二人は、校内を歩く。


ス:先生に付きまとわれるなんて、最低だよね・・・。
ワ:ごめんね。つき合わせちゃって。
ス:いいよ。どうせ、同じ授業だもん。こんな時に役立たない親友でどうする!(笑う)でも、あいつ。よく考えると、確かに気持ち悪いとこ、あったよね。

ワ:そうお? 
ス:うん・・・。だってさ。質問に行ったとき、ノートを持ってる私の手ばっかり見てるんだもん。それもじいっと・・・。目つきがネチッコイ。
ワ:そうなんだ・・・。知らなかった。まいったなあ・・・バイト先まで世話してもらっちゃって・・・。
ス:仕方ないよ。1年生の頃はわかんなかったもん・・・。それに、見かけはちょっとハンサムだし。でも、いいバイト先でよかったじゃない。
ワ:まあねえ・・・。



そうだよね・・・ドングクがいなかったら、先生に会えなかったわけだし。




ス:リリー、掲示板見ていこ。なんか変わったことでもあるかな・・・。



スジンが法学部の掲示板の前に立った。


ス:あれ?
ワ:何々?
ス:ドングク、休講だ。今週と来週。
ワ:ホントだ。(ホッとする)
ス:でも、なんで休みなんだろうね。
ワ:さあ。
ス:だって、獲物はここにいるのに・・・。(不思議そうに言う)
ワ:怖い言い方しないでよ。(突付く)
ス:ふん。(笑う)でもさ、居場所がわからないって言うのも、不気味じゃない?
ワ:もうやめてよ。神経衰弱になっちゃう。
ス:でもよかったね。2週間は会わないですむよ。
ワ:うん。



二人は、掲示板を後にして、教室へと向かった。




でも。
なんで休みなんだ・・・?


ワトソンの中にふとそんな疑問が残った。











ドングクは今、景色のよい高原の別荘へ来ている。


ド:へジン! どう? このワインは。これ、シャトー・マルゴーだよ。おいしいだろ?
やっぱり生ハムとメロンは合うねえ・・・。さてと・・・。


ドングクは、2階にあるリビングからベランダに出て、高原の空気を胸いっぱい吸い込んだ。


ド:いい天気だねえ・・・空気もおいしいし・・・ずっとここにいる君が羨ましいよ。この間、冷蔵庫が壊れちゃってさ・・・久々に君の手を見て・・・君に会いたくなっちゃった。(笑う)ここへ来てよかったよ・・・。へジン。



ドングクはそう言いながら、ベランダから、リビングへ入る。



ド:へジン。君が突然、僕にさよならを言った時は悲しかったよ。
でもね。あれが3年前の7月で、12月にはもう僕の前に現れてくれたから・・・うれしかった・・・。
大学の教務課の前の掲示板で、君はアルバイトを探していたね。突然だったから驚いたよ・・・。
君の長い指がペンを持って、掲示板の文字をなぞっていた・・・。
僕にはすぐに君だってわかったよ。姿は変わっても、あの優雅さは君独特のものだからね。(笑う)
他の女の子のガサツな事と言ったら・・・。(笑う)
あの時は胸がときめいた・・・。
でも。今の君は、まだ僕の事を思い出せないみたいだね。夏休みに、あの化学記号表を見せてみたけど、君は、ぜんぜん気がつかなかったね・・・。
僕は密かに期待してたんだ。「これは・・・」って驚いて僕を見るのをね・・・でも、ぜんぜん気がつかなかった・・・。(笑う)
まだ早かったのかな・・・もっと親しくなってから見せるべきだったかな・・・。でも、リボンの結び方なんて、へジン、君そのものだったよね・・・。やっぱり、君が帰ってきたって、確信したよ。
なのに・・・・。あんな男と手をつないで・・・。
ヨソクのどこがいいんだ? 僕のほうがどう見たってハンサムだし、頭もいいし、育ちもいいよ。
僕は大学の助教授だけど、あいつなんて、今やただの私立探偵じゃないか。つまらない人の浮気を調査して・・・何が楽しい・・・。
それに、君も気に入ってると思うけど、この別荘だって、この周りの山だって、み~んな、僕のうちのものだよ。
ヨソク・・・あいつに何があるって言うんだ。恋人のアネキまで殺しておいて・・・。



ドングクは、テーブルの上に並んだ二つのワイングラスの、まだ手をつけていないほうを手に取って、じっと眺めてから、決意したように、中のワインを一気に飲み干した。



ド:へジン・・・前回は君を手に入れられなかったけど・・・今度の君は、ちゃんと手に入れるよ。僕がどんなに素敵かって思い知らせてやる・・・。もう君は・・・リリーに乗り移ってしまった・・・。
だから、もう君の前の体はいらないよね・・・。君をちゃんと葬ってあげなくちゃ。今まではペットのお墓だといって、周りの人を誤魔化してきたけど・・・もし、野犬が骨でも掘り出したら大変だからね・・・。もっとちゃんとした墓にしなくちゃね。



テーブルの上に置いてある説明書を見る。



ド:う~ん・・・コンクリートなんて扱うのは初めてだよ。君は、ホントに手がかかる子だね。でも、一つの魂に二つの体はいらないからね。僕が手を貸してあげるよ。
あ、でも、まだ手だけは眺めていたいんだ。だから、手元に置かせてね。でも、冷たい手はちょっと悲しくなるよ・・・。やっぱり、君の温かな手を握りたいよ・・・。



ドングクは、瞬間、しんみりとした気分になったが、外の天気を見て、早速、本格的な墓作りに出かけていった。











ヨ:ああ!


ヨソクが急に大きな声を出した。


お:どうしたんですか? 先生。
ヨ:いや、ごめん!(笑う)どうも、今回の事件はうまく頭が回らなくて、まいったなあ。(頭の上に両手を置く)もう9月に入ってしまったし・・・パピーのお袋さんにもすまないな・・・。
お:う~ん、最初はいい感じだったのにねえ。

ヨ:う~ん・・・頭ん中がすぐ、リボンとドングクのことに行っちゃうんだよねえ・・・。
お:あ~あ・・・。(頷く)ワトソンが絡んでいるからじゃないですか?

ヨ:そうなのかなあ・・・。う~ん・・・。なあんか、ドングクが臭いというか・・・パピーは殺(や)ってないと思うんだけどね・・・。


お:(にんまりして)それが恋ってやつですよ。わかってないなあ。(笑う)


ヨ:え、何?
お:別に。

ヨ:そうそう。この間、エージェントが言ってたが、あそこのリリーにご執心の客がいるそうだ。初めてのハンドネームで、リリーに拘って予約を入れる男・・・。
お:ヤバイなあ。ああ、二人のリリー、危うしねえ・・・。(頷く)

ヨ:うん・・・。なんなんだ! この胸騒ぎは。



ヨソクが、デスクから立ち上がって事務所の窓の外を見た。



ヨソクはパピーの事件が壁に突き当たった。
今、彼の興味はパピーよりドングクだ。ここのところ、ドングクとリボン、ドングクとワトソンのことばかり考えている。なぜか、ドングクが気になって仕方がない。ただの同僚から、奇妙なハンター、女の指を愛する男へとドングクが頭の中で変貌している。









探偵事務所のドアをノックする音がして、ドアが開いた。




レ:こんにちはあ・・・。(中を覗く)

ヨ:(振り返る)やあ。
レ:あ、先生。あのう、アネキは? 大学ですか?

ヨ:うん。今日は授業だって。
レ:そうかあ・・・。

ヨ:何?
レ:え? ちょっと買い物に付き合ってほしくて。
ヨ:へえ。珍しいねえ。(閃く)もしかして、彼女へのプレゼントとか?(笑う)
レ:やだなあ。なんでわかるんですか? まいったなあ。
ヨ:まあ、そのくらいだろ? 一人で買えないものって。
レ:まあ、そうです。(笑う)

ヨ:もうすぐ帰ると思うよ。今日は午前中って言ってたから。
レ:そうですか。遊んではこないんだ。
ヨ:うん・・・。ああ、もう12時半か・・・。今は、大学よりこっちのほうが安全だからな。
レ:・・・?


ヨ:昼でも食べていく? 店屋物でも取るか。
レ:いいですか?
ヨ:いいよ、大したものはないけどね。

お:(大向こうから)先生のおごり?
ヨ:レオン君はね。おじさんは払ってよ。
お:なあんだ。

ヨ:じゃあ、なんか取ろうか。
お:では私が。オモニ定食でいい?
ヨ:ああ、それがいいや。夏限定だし。それにしよう。オモニ定食3つね。おじさんは別会計で。
お:けちだなあ・・・。








ヨソクとレオンとおじさんの三人が応接セットで昼食を取っている。




レ:そう言えば、先生。
ヨ:何?
レ:この間、ふと思い出したんですよ。
ヨ・お:・・・。

レ:あの2階の子ね。オレ、3回ほど話したことがあるんです。
ヨ:ウンジュさんと?
レ:ええ。アネキを待って、アパートの階段に座ってたときに声をかけられて。
ヨ:へえ・・・。
レ:「お姉さんを待ってるんですか?」って。
ヨ:お姉さんって言ったの?
レ:ええ。

ヨ:ふ~ん。どんな子だった?

レ:う~ん、キレイな子でしたけどね・・・なんか、妙に化粧が濃くて。オレの顔を見ないで話すんですよ。それで最初は、胸ばかり見て話してるから、胸になんかついてたっけと思ったりして。

ヨ:シャイなんだ・・・男慣れしてない・・・。ああ、女子大だったね。

レ:それなのに、お茶とか階段に持ってきてくれて。

お:あんたのこと、気に入ってたんじゃないの?
レ:え? そうかなあ・・・。
お:にぶいなあ・・・。

ヨ:同じ年の男の子には、うぶで・・・。ふ~ん・・・。

お:お仕事と恋愛は別ってことですかね?
ヨ:うん・・・。じゃあ、ワトソンを知ってるんだ。そして、君が弟だと言うことまでわかってた・・・。

レ:そういうことですよね・・・アネキはぜんぜん知らなかったみたいだけど。
ヨ:ふ~ん・・・。2階に住んでた女は下の住人を知っていて、訪ねてくる男が弟であることまで知っていた。つまり、下の住人の生活を見ていたんだ。しかし、下の住人は彼女の存在さえ、知らなかった・・・。

お:最近はそうみたいよ。隣がどんな人が住んでるか知らない。

ヨ:ウンジュは、ワトソンに興味があったんだな・・・。
お:ということになりますね。
ヨ:うん。(頷く)
レ:なんででしょうね・・・。




ウンジュはワトソンの生活を見ていた。
弟を知っていたということは、時折訪ねてきた年上のボーイフレンドも知っていただろう。
アパートの近くの電灯の下で、男が彼女を抱きしめてキスしたところも見ていたかもしれない。

彼女は、オレたちを知っていた。
でも、オレたちはあんな哀れな姿になるまで知らなかった。


母親の言う通り、恋もしないで、死んでしまったのかもしれない・・・。




ヨ:そういえば、ワトソンの引越しの時、君、引越しですかって聞かれたんだよね?
レ:ええ。
ヨ:覚えてる? その人。
レ:おぼろげには・・・。

ヨ:ちょっと待ってね。



ヨソクは、デスクの中から大学時代のスナップ写真を探した。


ヨ:これだ。


ヨソクはそれをレオンに見せた。


ヨ:この人だった?
レ:・・・。(よく見る)いいえ。

お:ドングク?

ヨ:うん。違うのか。

レ:もっと厳つい人でした。30代半ばかな。先生より少し上かな。もっと筋肉質で大きな感じの人です。僕が190ですから・・・185はあったと思います。
ヨ:ふ~ん・・・。

レ:その人は、毛が柔らかい感じで長いけど、僕と話した人はスポーツ刈りでした。
ヨ:そうか。


お:またまた迷路ですか?
ヨ:どうかな。







事務所のドアが開いた。





ワ:ただいま~。暑かったあ・・・。あ、レオン!

ヨ:お帰り。おまえ、なんで電話してこないんだ?
ワ:携帯、忘れちゃって・・・。
ヨ:死にそうになっても助けないよ。
ワ:ひどい。


レ:なんかあったんですか?
ヨ:・・・。

ワ:ところで何の用? あんた、お昼ご馳走になってるの?
レ:うん。

ワ:私の分は?
レ:ないよ。
ワ:ええ!

ヨ:おまえがいつ帰るかわからなかったから。
ワ:ひどい。


お:なんか取るかい?
ワ:一人前じゃ持ってこないでしょう。あ~あ。あんた、少しは残しておきなさいよね。(レオンを見る)
レ:そんなこと言ったって。



もうレオンの弁当は空っぽである。

ワトソンは、ヨソクが食べている弁当を見て、にこっと笑った。
そして、自分の箸を持ってきて、ヨソクの弁当の中の芋を口に入れた。


ワ:あ、おいしい。
ヨ:あいつ、いたか?
ワ:今週と来週、休講だって。
ヨ:へえ・・・。

ワ:(レオンに)ねえ、それで何の用だったの?



ワトソンが顔を上げて、レオンのほうを見ようとすると、おじさんとレオンがじっとワトソンの顔を見つめて、それからニヤリと笑った。



ワ:え?(何?)

お:(ヨソクに)お母さんのしつけが悪いから、人前でもやっちゃうんだなあ・・・。
ワ:え? (何を?)


おじさんとレオンが見つめるので、ヨソクが顔を赤くした。


ワ:なあに?(箸をくわえて、皆を見る)
お:何でもないよ。

ワ:何よ。ねえ、レオン、何の用?(食べながらレオンを見る)




ヨソクの弁当は、もうワトソンに乗っ取られて食べられているので、ヨソクは静かに席を立った。



元気にヨソクの弁当を食べながら、屈託なく話すワトソン。

同じ年頃の男の顔もまともに見られなかったウンジュ。
同じ年頃の息のいい女の子を見て・・・羨望を抱いていたかもしれないウンジュ・・・。

彼女にとっての仕事とは、いったいどんなものだったのだろう。





ヨソクは、窓の外を見て、深いため息をついた。






続く・・・






2010/09/16 01:59
テーマ:ひとりごと カテゴリ:韓国俳優(ペ・ヨンジュン)

好きな物は長~~く着る^^

Photo








こんばんは^^


↑これは・・・あんまり見たくなかった?爆

台湾版のハナヨのフォト。

台湾では受けるのかな?^^


かんかに被ってるのはなあに~?
って子供じゃないよね^^;

頭にバンダナ、あるいは帽子を後ろ前?^^
首にはスカルストール^^ 




特記すべきはこのジョン・ガリアーノ(tenさん調べ)のTシャツ。

これは2011年カレンダーと同じものだね^^


そして、アメリカで着ていたコートと同じデザイナーの作品
(Diorの主席デザイナーでもある)


ということで、

ハナヨで着ていたということは、

時期的には、ニューヨークにいった時に購入したものかもしれないね。



好きな物はず~~~~~~~~~~~っと着倒すjoonだけど、

この白いTシャツを何年もキレイに着るなんて、ご立派!^^



「あ、ごめん・・・5枚買った・・・vv」

のかもしれないけど^^;


(あの!穴あきTシャツなど、
100枚ぐらい持ってたんじゃなかったのかという疑惑さえあった^^ 
って、勝手に私が思っているだけです^^;

でも、実際、1枚をあれだけ着ていたとしたら・・・すごいことだと思います^^)



でも、このぞうさん柄のTシャツも袖丈が長いから、汚さず着続けるってすごい^^



やっぱり、大切に着ているんだね・・・^^





2010/09/15 10:13
テーマ:ひとりごと カテゴリ:韓国俳優(ペ・ヨンジュン)

涼やかな空の下~^^

Photo
BGMはこちらで^^




一夜明けて・・・

いや、

二夜明けて^^





皆はセブンの海苔巻がおいしいと書いているし、

今日は海苔巻を買って、気分転換しようと思っていたら・・・




東京はなんて天気がよくて、涼やかで・・・


私の心を浄化するように気持ちがいい^^



きっと、

ソウルもこんな感じで、いい風が吹いているんだろうな・・・




窓を開けてごらん、ヨンジュン・・・

空気がおいしいよ






今、ヨンジュンは、せっせとドリームハイのやるべきことを片づけながら、
部屋の整理をしている・・・


自分がいない間に、引っ越しを頼むから、
キレイにわかりやすくしておかないと・・・


かたわらには、大きなトランクがあって、

これは旅支度だ。



また、旅に出ることにした。



こんなにソウルの街が好きなのに

自分は時々息が詰まって、外へ出たくなる。


そして、

大きく新呼吸して・・・自由を感じて、
無性に故郷へ帰りたくなる・・・


こんなことの繰り返しで



結婚していたら、彼女でもいたら、気分は違うのかな・・・


でも・・・

なんかそれだけでもないな・・・




芝居はしなくっちゃ、しなくっちゃといつでも頭の中にあるのに

それができない、

オレってバカ・・・・


やっちゃえば簡単なのに、それができない・・・




役者がオレを食わせてくれているのに

それを始めちゃうと、息苦しくて・・・


何もかもが息苦しくなって・・・


結局、逃げてるのかな



でもさ・・・

今はそんな時間が必要なんだろう



これって心の病なんだか、よくわからないけど

まあ、他の仕事は大変といいながら、

息が詰まらないし、楽しく思える・・・

とことんのめり込んでも

オレを取り巻くものもそれほど苦じゃない・・・




もともと内向的なオレには逆に外向きの風のほうが合っているのかもしれない・・・

新しい空気と風と・・・

オレの中で自由にできる心の旅・・・



何かに心を奪われて
没頭する時に得られる解放感というんだろうか・・・





こうやって、

荷物を詰めていると、

心がまた解放される気がする



自由の中に身を投じる・・・

いい感じだね・・・



あ~あ・・・涼しくなってきたなあ・・・


空気もおいしいし・・・


人生、捨てたもんじゃないな











大好きなjoonちゃんは、また旅に出るという・・・


なんだよ~

ってグレそうになったが^^;



今日の空はこんなに快晴だし、

能天気な私もこの涼やかな風とともに

明日を夢見る・・・






私の創作は、joonの予言の書とも言われているので・・・爆

予言の書の決定版は「キコはんの寅ちゃん」だけど、

これからも・・・アプロド、マ~二、いろいろ書いて、
joonちゃんのこれからやることを導いてあげよう^^


って、笑っちゃうことを考えると楽しくなる^^





この秋のjoonちゃんは・・・



BYJシアターの「Oh,My New York!」の続きのヨンジュンに他ならない。


ニューヨークの酒屋に毎日通って、
めずらしいワインを次から次に買っていたヨンジュン。

酒屋のおやじとダベリ、
ワインがいっぱい詰まった酒屋をうれしそうにうっとりと眺める・・・^^


そんな彼の続きだ。


でも、そこにはアトムがいるから・・・

もうホーリーとは恋はできないかもしれないけど・・・


でもね・・・


アトムだけでは飽きちゃうから・・・


いろいろ試してみて^^


ああ、ニューヨークのビビンパ屋さんが懐かしい・・・

ただのビビンパ屋だけど・・・爆

あそこへ連れていってあげたいよ。



でも、地元の若い韓国人で流行ってるお店だから、面が割れてダメだね。

あそこで食べたキムチ以上のキムチをまだ食べていない・・・


私のストーリーの中だけでも、キムチを食べさせてあげよう^^




あなたは西海岸かもしれないけど・・・爆




私はこんな空気がひんやりした日は無性にニューヨークが懐かしい・・・




あと1か月半は、しっかりソウルでお仕事してちゃうだい^^

抜かりなく・・・


帰ってすぐに、東京へ来られるように・・・抜かりなく・・・


東京でも取材しちゃって^^

世界のワインでしょ?


え?

山梨も行くの・・・?


って言ったら、皆来ちゃうから行かないか・・・


悩んでる?


なら・・・ぜひぜひ、日本でも長~~~~~い取材をどうぞ~^^


「温泉とワインもいいね~^^

コラムで書いちゃおうかな^^」


いいね~


「あ、アトムがダメだって。

もっとまじめにやれって^^;」



・・・かな^^





そうそう、

joonもヨーロッパを旅させてあげたいな~

創作ではパリの街を行ったり来たりしているのに・・・

なんて思っていたら、



ちゃっかりしているから、


要はなんも心配いらないってことよね^^ 爆


ただ相手が私じゃないってことだけ~^^v
















2010/09/15 01:31
テーマ:夜シリーズ カテゴリ:韓国俳優(ペ・ヨンジュン)

答えのある部屋・・・

Photo
BGMはこちらで^^






ブログにアップしたか、忘れちゃった・・・

でも、私は自分の創作が好きだから・・・爆

あなたを思うと、自分の書いた物であなたを思うの・・・・


元気?


今日もゆっくり寝てる?

きっと・・・

心はもう空の向こうで、今も寝ないで作業しているよね・・・・?


そうだよね。


私には、そんなあなたが見えるよ・・・・





そういえば、
あなたのお誕生日のケーキの周り・・・

本だらけだったね・・・


本や箱で…

そうだったんだね。



あそこにいたのは、そのスタッフで、

皆で構想を練ってたんだ・・・


それで散らかり放題ね・・・

アラッソヨ…




あなたはいつもいろんなところにヒントをくれるけど

なかなか思い当たらないよ^^


















あなたを思いながら、窓を開ける

あなたを思いながら、花を生ける

あなたを思いながら、ペンを執る







今日もあなたは幸せでしたか?









遠い記憶のかなた


あなたに口づけした・・・日々





やさしい風が包むように

あなたは私の胸に触れた・・・





私の唇に沿って、

あなたの人さし指がゆっくりと動いた


あなたの大きな瞳が

それを追いあなたの顔が近づいた





あなたに吸い寄せられるように


私は爪先立ちをして

あなたの唇を塞いだ・・・遠い日・・・








いいえ、

違うわ・・・





あなたは

風のようになんか

やさしくなかった・・・







あなたは私の瞳を捉え、

じっと見つめた


力いっぱい引き寄せ、

私を抱きしめた






ええ!


あなたは

風のようになんか

やさしくなかった・・・






私の顎を

しっかり掴んで

キスをした






私の胸を

大きな手で

鷲づかみにした・・・






そう、

あなたは

ちっともやさしく触れなかった








でも・・・







私は

そんなあなたが懐かしい・・・






ただ

風に吹かれているだけなんて




遠くあなたを思っているだけなんて!









なんて、あなたは遠いのでしょう!

















おやすみなさい・・・vv










kiko3






2010/09/14 03:00
テーマ:ひとりごと カテゴリ:韓国俳優(ペ・ヨンジュン)

家族でシュミレーション^^

Photo



う~~~ん・・・と考えるjoon

このフォト、でっかい!





あ~あ、joonちゃん・・・

彼が結婚するのはまだ先だろう・・・



だあ~って女心がわかってないもん・・・



家族ってさ、

なんでも許すと思ってる。



でも、夫婦は違うよ~~~


男と女だからね^^


そこんとこ、


妻ではないが、エッヘン!

家族と呼んでる人たちとシュミレーションしておいたほうがいいよ~^^





「あなたって・・・女の気持ちがぜ~~んぜんわかってないわvv」

なんて超美人の才媛・良妻賢母に言われる前に・・・・




隣のおばちゃんよりちょっとかわいい^^
家族の気持ちで練習しよう^^


「なんで?@@」


だって~あ~た!

こっちは何年、あ~たの映画やドラマ、待ってると思ってるの?



「でもね~~」


でもじゃないわ!



ちゃんとやってよ!


「だって、こっちの仕事のほうがおもしろそうだよ~」

そんな!


「世のためになりそうだし~」


そんな嘘くさい・・・


あ~たね~

家長なんだから!



「え、ええ!か、家長!」



あら・・・ハーレムだと思ってた~?




なんて遊んでいる場合ではないが^^;





まあ、次は、

なんか素敵なの、撮ってね!^^






41歳になった福山くんが言ってたよ~~


「歌はね、いくつになっても恋を歌えるけど、
俳優は生身だから・・・

今は(龍馬)、時代劇で助かってるけど、
現代劇では、実年齢プラスマイナス3~4歳ぐらいまでしか
できないでしょう。

だから、これから、40代。

役柄っていうのが難しくなっていくと思う」


ってさ。


本はさ、

それこそ、おじさんになっても書けるからね。




今なら、なんとかドラマで恋愛できる年頃なんだし、

できるうちに、いいものを作ってください!


ホントにホントだよ!^^


まあ・・・私も・・・・あなたに恋はしてるけど・・・・


それはさ~

TVに映らないから、この年でもできるんだから!


そこのところ、よろしくね^^







ちょっと呆れまくりの私です・・・

作品を残してから
ゆっくり取材旅行に出かけてもよかったのではないかと・・・

順番が違うというより危機的です・・・




業界のどんなに偉い人が「全部セッティングするから」といって、
本業を蔑ろにしていいの?

一言、

「今、ドラマの仕事が入っているので、来年に」

って言えたはずです。


向こうだってあなたの人気に肖るのだから、
それは譲るでしょう・・・

あなたの生活を支える基盤を外してしまったら、
あっちだって儲からない


それでもしたかったんだよね・・・・


それに尽きる。




家族がとても望んでいたこと・・・

あなたは皆の気持ち、ホントに読んだりしてた・・・?

少なくとも自分のお膝下・・・

ただ

置きっぱなしてはだめだよ・・・・・








何を思う・・・?






2010/09/13 22:03
テーマ:ひとりごと カテゴリ:韓国俳優(ペ・ヨンジュン)

今度はワインの本を執筆であ~る

Photo
BGMはこちらで^^




なんとこんな予定があったのだ~

きっと夏に仕込んだに違いない・・・

というわけで、

芝居どころではないのだ・・・この人は・・・。




'ペ・ヨンジュンのワイン紀行'



韓流スターペ・ヨンジュン表
‘神の雫’ 本が来年初お目見えする予定だ.


ワイン愛好家に知られたペ・ヨンジュンはローマのコングティなど世界的なワイナリーを直接訪問して有名ワインメーカーと会って, ワインに縛られた多様な話を解くワイン紀行を出刊する予定だ.



ペ・ヨンジュンはもうワイン業界では有名評論家劣らないワイン専門家によく知られている.
国内と日本で 440万部が売れたベストセラー ‘神の雫’ 中ワイン評論家で登場する主人公トミのイッセはペ・ヨンジュンの姿を土台で誕生したことと知られて話題を集めたりした.



‘ペ・ヨンジュンのワイン紀行’が出刊されるという消息にワイン業界はつとに浮き立った表情だ.

ペ・ヨンジュンが紹介するワインとワイン専門店・ワインところなどはあつい人気に上がるだけでなく日本観光客たちの関心を一身に受けるように見えるからだ.
その間経済沈滞などでちょっと沈んだワイン産業が活性化になるはずだという分析だ.
 


http://image.chosun.com/sitedata/image/201009/13/2010091301009_1.jpg
▲ 韓流スターペ・ヨンジュンが訪問したというロマネーコンティ.





ペ・ヨンジュンの文化体験書である ‘韓国の美をたどる旅’を出して日本でソンズムンだけ 10万巻以上が入って来るなど
国内だけではなく日本など海外でも大きい好評を得た事がある.



このようなペ・ヨンジュンの ‘グローバル特別企画’ 後には国内にローマのコングティ・呉パース院などを独占輸入する新童瓦であるキム・ヨンホ会長の心強い後援がドイバッチムされた.
一身紡織会長でワイン収入も兼ねているキム・ヨンホ会長はもう業界ではワインは勿論, 美術・音楽など芸術愛好家にうわさが立っている.



世界的な美術学校であるニューヨークプレッインスティティユトで建築を専攻した金会長は 1970年代から始めた美術カルレックティングは一身紡織社屋をギャラリーで作った位だ.
汝矣島一身紡織社屋はイタリア有名彫刻家マウでスタチオルリの巨大な作品である ‘人身女医も 91’を含めて章ドイビペ・章ミッシェルバスキア・ドナルドゾド・ロイリヒテンシュタイン・アンディーウォーホルなど現代作家たちの作品が展示されている.



最近門を開いた漢南洞新社屋も現代作家たちの作品は勿論, 室内楽を公演することができる演奏ホールまで用意されていて一種の ‘アートビル’と呼ばれている.
演奏ホール座席は有名作家作品で一つに 200万ウォンやするほどに高級製品であり, 中間には LED 垂れ幕が派手に輝いて経つ人々の目を捕らえる.
この建物の建築やはり金会長が企てた.



韓流スターで位置づけ一ペ・ヨンジュンとキム・ヨンホ会長は何年前から親しみを押し堅めてさまざまな文化界全般に対する意見を交流していることと知られた.
金会長は最近ペ・ヨンジュンと会った席でワイン紀行に関する企画全般をよく見てローマのコングティワイナリーを含めてアメリカナパバレー, チリなど全世界有名ワイナリーワインメーカーにあえる席を積極的に取り持った.
 
ペ・ヨンジュンは新童瓦であるイズンヒョックソムリエと 11月からアメリカ地域を始まりにワイン紀行を去る予定だ.

http://biz.chosun.com/site/data/html_dir/2010/09/13/2010091301074.html










う~ん、これはドリームハイどころではない楽しい仕事^^

芝居なんかより、ご本人の食指が動く・・・というわけで、
この方は、ドラマどころではない・・・

アトムとまた楽しい旅へ出てしまうのだ・・・



12月は来るんでしょ?

それは来なくちゃだめよ・・・



「わかってるよ」

というあなたの声が聞こえたわ・・・




思わず・・・小さく「アホ」とつぶやいた・・・





次回イベントがドリームハイとワイン本で2日なんて言ったらあんぐりかも・・・

1本ぐらい映画撮りなよと言いたい・・・






2010/09/12 02:17
テーマ:ひとりごと カテゴリ:韓国俳優(ペ・ヨンジュン)

映画、ひとりごと・・・

Photo



「まいった!」ポーズのヨンジュン氏^^
それにしても、毎度のことですが、手は日焼けしています・・・爆


BGMはこちらで^^




今、邦画が盛り返している気がするんだけど、
どうでしょう?

私は映画が好きなんでかなりの本数を見ますが、
今年はすごいよね。


映画館で上映中のタイトルを見ていくと
邦画ばっかり!^^

こんなことって最近なかったように思う^^

ホントにすごい^^



とにかく、ハリウッドの映画は 俳優がそろってて、
予告編がすごく期待を持たせるのに・・・
残念ながら~というのが多くて。

それに比べて、
今、邦画はいろいろチャレンジしているよね^^
監督もいろんな国の人がやっているし^^

若手の俳優も粒が揃ってきたように思うし。



今日見た「悪人」もよかった^^

もちろん、のだめはGoodです^^
(最終章ののだめがピアノを弾くシーンは圧巻です)



踊る?

あれは・・・個人的には設定がよくない・・・。
やり直し・・・

なんて悪態ついていると、織田君に睨まれるよね^^;

でも係長はないと思う。
課長補佐ぐらいが役どころでいろいろできておもしろいのに・・・なんて思う。

ユースケさんたまりやは・・・キャリア組だからね、
あれは、見ている人、最初から落ちがわかるから、
これで落とすんだって最後が見えすぎ・・・vv

だけど、まあ、頑張っているの・・・かな^^;



もう12月のノルウェイの森まで見に行くスケジュールできちゃってるし^^



というわけで、

私の中では

なんとなく、韓国映画が影を潜めている・・・

ビデオ屋さんなんて、ものすごい量の韓国ドラマが
犇めいているけど・・・

私の中では影を潜めている・・・



joonちゃん、

ドラマで盛り上げてね~^^

ところで先日のコヤン市の番組を見ていたら、

ドリームハイは「ミュージカル」とあったね^^


理事長も突然歌い出すのかしら・・・^^

突然、ひらっと踊っちゃう^^?



きっと映像的には見せてくれると信じてる^^


よね?^^


だよね!^^





先日、tenさんのブログで、お顔の長さ(22.5cm!)について
書いてきましたが~

これは「手」!

手相のわかる方はヨロピコ !!!

長さは、たぶん19.2cmだと思うわ^^ 爆


2010/09/10 01:30
テーマ:【創】探偵物語 カテゴリ:韓国俳優(ペ・ヨンジュン)

【BYJシアター】探偵物語 7





↑BGMはこちらをクリック




BYJシアターです^^


本日は「探偵物語」7話です・・・。
いよいよストーリーは全貌を見せ始めます。

とはいっても、まだ 糸口が見え始めたばかり・・・。


この7話は長いですが・・・よろしくです^^




ではこれより本編。
お楽しみください^^



この物語はフィクションです。



~~~~~~~~~~~






「誰?」



「起きてたのか?」
「うん・・・」

「ふん」


ヨソクはちょっと苦笑して、暗い事務所の応接セットのソファにバタンと寝転がった。
部屋の中は月明かりだけだ。



「酔ってるの?」
「うん、少しね」


真っ暗な奥のベッドから、ワトソンがヨソクのことを見つめている。



「こっちへ来て」
「いいよ、ここで」

「どうして?」

「おまえ、酔っ払いは臭いって、嫌うだろ(笑う)」
「そんなこと・・・」
「こっちで、一人で寝転がってたほうがましさ。おまえに蹴られるより」
  
「来てもいいわよ!」
  
「最近、ずいぶん寂しがりやになったな、おまえ・・・」

「こっちへ来て」
「・・・・」

「来てくれたっていいじゃない!」

「・・・」

「・・・」


「酔いを醒ますよ」



ヨソクはさっと起き上がって、バスルームへ向かった。
  





ぺ・ヨンジョン主演
イ・ジア

「探偵物語」7







ワ:ふん。


ワトソンは起き上がって、寝ているヨソクの顔を覗き込む。
ヨソクの胸を撫でていると、ヨソクが目を覚ました。
  
ヨ:・・・。(顔をゆっくり見上げる)
ワ:おはよ。コーヒー入れるね。
  
ヨ:ああ・・・。
  

ワトソンは幸せそうに微笑んでさっと立ち上がり、キッチンへ向かった。



ワ:なんか朝ごはん、作るねえ。卵があるから・・・。ゆで卵!
ヨ:スクランブルエッグ!
ワ:難しいこと言わないの! 目玉焼きね。

ヨ:ふ~ん・・・。
ワ:シャワー浴びてきていいわよ。こっちは朝ご飯の用意するから。



ヨ:ワトソン、ちょっと。
ワ:なあに? これから、目玉焼き作るのに。

ヨ:ちょっと、こっちへおいで・・・。
ワ:うん・・・。

  

ワトソンは、ガスの火を止めて、ヨソクのほうへ向かう。
ベッドの上にドンと座り込んで、ヨソクを笑顔で見下ろした。

  

ワ:なあに?
ヨ:ねえ・・・。


ヨソクは、自分を見下ろすワトソンの腕を撫でた。


ヨ:最近・・・どうしたんだ?
ワ:何が?
ヨ:う~ん・・・。なんか気持ちのアップダウンが激しいというか・・・。どうしたの?
ワ:別に。


ヨソクがじっとワトソンの目を見つめている。


ヨ:オレたちの関係は、今までとちっとも変わってないだろ? 何を悩んでる?
ワ:別に・・・。(俯く)
ヨ:あの事件以来、少し変だぞ。

ワ:・・・少し考えちゃうのよ・・・。私と同じ年ぐらいの子が、お金のために体を売ってて・・・それで、恋もしてなかったなんて・・・。
ヨ:・・・。

ワ:じゃあ、私は?って・・・。私は・・・ちゃんと・・・ちゃんと、好きな人と恋をしてるかしらって・・・。
ヨ:・・・。
ワ:今までは・・・大好きな先生と一緒にいて、それで幸せだった・・・。
ヨ:・・・。

ワ:今までの幸せって・・・本物よね? 本物だったよね?
ヨ:・・・。
ワ:誰かの代わりじゃないわよね? 近くにいて・・・手っ取り早いから・・・私を抱いてるわけじゃないわよね?



ワトソンは、ここのところ、心にひっかかっていたことを、ヨソクにぶつけた。

今までは、自分のほうが子供でその分、大人のヨソクより愛に対する要求が強すぎて、それが、自分を辛くさせていると思っていた。ヨソクの存在に負けないように、強がってきたけれど・・・もしかしたら、それはただの一人相撲で、ヨソクの心自体が他にあったのかもしれない。



ヨ:おまえはおまえだよ、誰の代わりでもない・・・。
ワ:それって・・・。(本当に聞いてしまっていいのかしら・・・)愛してるとは・・・違うの?
ヨ:・・・。大好きだよ、おまえを。
  

ヨソクがワトソンの髪を撫でた。
今朝のワトソンは、久しぶりにヨソクに愛されて、心の充足感に満ち溢れている。
顔も髪もキラキラと輝いて、彼女から光を放っているようにも見える。
でも、そんな輝きの中で、今、ワトソンの顔は翳った。


ヨ:どうした?

ワ:やっぱり・・・本当には愛してないのね・・・。
ヨ:そんなことはないよ・・・。


ワトソンは、泣きそうな思いに顔を歪ませた。

  
ワ:でも、先生は愛してるとは言ってくれないのね・・・。
ヨ:ワトソン。
ワ:・・・。でも。でも、私は自分の感覚を信じるわ!


涙を溜めた目で、ヨソクをぐっと睨みつけた。


ワ:先生は気づいてないだけよ。私のこと、すごく好きなこと。
ヨ:・・・。
ワ:男の人は先生しか知らないけど、でも、わかるの。愛してなきゃあんなふうに愛せないもん・・・。
ヨ:・・・。
ワ:いつか、言わせてみせる。やっぱり、おまえが一番好きだって。
ヨ:ワトソン。
ワ:・・・・。

ヨ:心配するなよ・・・おまえしかいないから・・・。
ワ:・・・近くにはね・・・。
ヨ:・・・。


ワ:朝ご飯、作るね。(にっこりする)
ヨ:・・・。

ワ:私、先生を幸せにしてあげたいの。だって、先生は、私のこと、いろいろ面倒見てくれるでしょ? それに抱きしめてくれるし、いっぱい幸せをくれるもん。だから・・・だから、私も幸せにしてあげたいの・・・。
ヨ:・・・。

ワ:いいのよ。何も言わないで。いいの。昨日・・・わかったから。ホントにわかったから・・・。先生もすごく私を愛してるって。・・・ご飯、作るね。シャワー浴びてきていいよ。



ワトソンが立ち上がろうとすると、ヨソクがワトソンを抱き寄せ、ワトソンの頭を自分の胸に押し付けるように、ギュッと抱きしめた。


ヨ:・・・ありがとう、ワトソン・・・。
ワ:・・・。

  
ワトソンは顔を上げて、にっこり笑い、また、キッチンへ向かった。


  

やっぱり、そうだ・・・。
私を愛していると言い切れない何かが、先生の心の中にある。

でも。
でも、大丈夫よ。

先生は私を愛してるもん・・・女はわかるわ、そういうこと。先生がそれに気がつくまで、ずっと、ずっと、そばにいるね。




二人が向かい合って、朝食を食べる。ワトソンの焼いた目玉焼きはヨソクが作るものより硬くておいしくないが、ワトソンの愛がいっぱい詰まっているように思える。

ワトソンが立ち上がって、ヨソクにコーヒーのお替わりを入れた。
ヨソクが顔を上げてワトソンを見ると、ワトソンからは、光がこぼれ落ちてくるようだ。
  
ヨソクは少し胸が痛くなった。


こんなに・・・おまえは輝いているのに・・・。
オレは・・・。








いつもより少しフォーマルな服装に、ネクタイをしたヨソクがワトソンを見た。


ヨ:ちょっと出かけてくるから。
ワ:(どこへ?)待って。昨日、あのエージェントのところへ行ったんでしょ?
ヨ:うん・・・。
ワ:それでどうなったの?

ヨ:また帰ったら、話すよ。

ワ:・・・仕事じゃないの?
ヨ:ちょっとね。
ワ:ちょっとって・・・なあに?
ヨ:ん? うん・・・墓参り。
ワ:・・・。

ヨ:留守番よろしく。
  

ヨソクが事務所のドアのほうへ向かおうとすると、ワトソンが後ろからヨソクの腕を掴んだ。

  
ワ:昨日、抱いたのは・・・お墓参りがあるから・・・?(不安そうだが、少し怒った目)
ヨ:・・・。(どういうこと?)
ワ:お墓参りって・・・それだけじゃないでしょ?
ヨ:何が言いたい?

ワ:・・・好きだからじゃないの? 私を抱いたのは好きだからじゃないの? 他の人を思い出して・・・それで・・・それで、寂しくなってなの?
ヨ:・・・違うよ。(顔を見つめる)
ワ:・・・酔ってて、相手が誰だかわからなくなったから?
ヨ:ワトソン。(困った顔になって)違うよ。おまえといたかったんだ・・・それだけだよ。


ワトソンがヨソクを掴んでいた手を放した。


ワ:(寂しそうな目)・・・。少し考えるね・・・。
ヨ:何を?
ワ:・・・。
ヨ:何を考えるんだ? ワトソン。今日は・・・。(時計を見る)ああ、もう、行かなくちゃならない・・・。帰ってきたら、ゆっくり話そう。わかったね。
ワ:・・・。
ヨ:わかったね?
ワ:・・・。
ヨ:返事は?
ワ:うん・・・。
  

ヨソクはワトソンを見つめたが、予定の時間になってしまったので、出かけていった。




やっぱり・・・あの人のお姉さんの墓参りだろうか・・・。
今日、会うのかな・・・、あの人と。

  






ヨソクが花束を持って、墓地の大きな木にもたれていると、遠くから、年の頃は28、9の美しい女がやってきた。


サ:・・・・。
ヨ:しばらくだね・・・。(微笑む)


ヨソクは、彼女のほうへ近づいていった。






ワトソンがデスクでうなだれていた。


お:おはようございま~す。あれ、誰もいないの?
ワ:いますよ~。(低い声)

お:なあんだ、いたの。寝てるから見えなかったよ。
ワ:そうですか。
お:あ、先生は?
ワ:お墓参り。
お:は・か・ま・い・り・・・なるほどね。うん。


おじさんは自分のデスクに着く。



ワ:ねえ、おじさん。

ワトソンがおじさんのほうへやって来る


ワ:誰のお墓参り?
お:誰って、さあ。(首を傾げる)

ワ:言いなさいよ。
お:何よ、その言い方。(驚く)

ワ:だって、知ってるんでしょ?
お:知り合いの婦警さんの命日。(カバンから書類を出す)

ワ:・・・。知り合いって・・・恋人のお姉さん?
お:よく知ってるねえ。
ワ:おじさんが話したんじゃない。
お:そうだっけか。

ワ:で、なんで墓参りに行ってるの?
お:そりゃあ、行くでしょう?

ワ:恋人と別れても? 嫌われても? なんで?
お:嫌って別れてるわけじゃないからねえ。(PCを立ち上げる)

ワ:何よ、それじゃあ、新しい幸せが掴めないじゃない。

お:・・・恐いねえ・・・今日のワトソンちゃん・・・。新しい幸せって言ったって、あんた・・・。
ワ:・・・。(おじさんを睨んでいる)


お:(顔を上げる)あれえ、もしかして・・・。

ワ:・・・。

お:先生を好きなの?
ワ:・・・。
お:やめておいたほうがいいよお。今まで通り、先生はお母さんだと思ってたほうがいいよお。



お母さんだなんて! 
思ってたことなんて、一秒たりともないわよ!

  

ワ:なんで・・・? 今でもその人を・・・。
お:何かねえ・・・。(書類をパラパラ見る)
ワ:・・・。

お:その人が幸せになるまで見届けるらしいよお。
ワ:・・・。

お:自分じゃできなかったからって。幸せにしてあげられなかったからってさあ。

ワ:・・・やっぱり、愛してるんじゃない・・・。(呆然とする)


お:まあ、あっちのお母さんが倒れちゃったからさ。あちらさんはずっと看病してるわけよ。だ・か・ら、先生もず~っとそれを見届けてるわけで。先生が、いつ気楽に恋ができるようになるかわからないよ、ワトソンちゃん。

ワ:でも、結婚はしないんだ、その人とは。

お:じゃないの? 別れたわけだし・・・。見た感じではねえ、先生の中ではもう終わっちゃってるんだなあ・・・。でもさ、あちらさんはね、先生しか頼れる人がいないわけだから・・・。精神的にね。
ワ:自分から振っておいて、そんなのってちょっとひどいじゃない・・・。頼らないでほしい・・・。

お:ワトソンちゃん、それが恋ってもんよ。だから、先生はやめときな。
ワ:・・・。



ワトソンは口を尖らせておじさんを睨みつけると、自分の席に帰っていった。



何よ。
そんな人がいるなら、私と関係なんか、持つな、バカ・・・。

でも・・・ず~っとダメなのかな・・・ふう~。




ワトソンが切なそうな目をして、頬杖をついた。









ヨ:どうお? お母さんの様子は?


墓参りの帰り道、二人は並んで歩く。


サ:良くなったり悪くなったり・・・。体は少しずつ治ってきても、なんか気力がなくなっちゃったみたいなの・・・。うつ状態ね・・・。
ヨ:そうかあ・・・。相当ショックだったんだろうねえ。

サ:お医者様がね、姉の事件が引き金になって、更年期のうつに突入しちゃったんだろうって。タイミングが悪かったって・・・。
ヨ:うん・・・。(顔を見る)君は? 君は元気なの?
サ:まあまあね・・・。でも・・・ピアノのお弟子さんも今は3人・・・。それ以上はもう無理なの・・・。母がね、ピアノの音にも反応しちゃって・・・。(俯く)

ヨ:そうか・・・。(俯く)
  


隣に立っているヨソクの体の熱が伝わってきて、サヨンは寄りかかりそうな気分になった。でも、そんな思いを抑えて、にこやかにヨソクを見上げた。



サ:あなたは元気そうね。(笑う)
ヨ:まあね。元気で働かないと食えないから。(微笑む)

サ:うん・・・。マンションは引き払ったの?
ヨ:ああ・・・。一人じゃ広すぎるだろ?・・・もっと狭い所に住めばよかったよ・・・。(遠くを見る)

サ:・・・・。(時計を見る)あ、もう帰らなくちゃ。帰りが遅いと母が心配するの。
ヨ:そうっか。じゃあ・・・元気でね。
サ:あなたも。(微笑む)
  
ヨ:あ、そうだ。(内ポケットから)これ、オヤッさんから。
サ:そんな・・・。
ヨ:受け取っとけよ。
サ:なんか悪いわ。もう亡くなって、5年以上経つのに。あの方が悪いわけじゃないのに・・・。
ヨ:・・・。

  
サヨンはちょっと頭を下げて、香典をもらい、バッグにしまった。



サ:じゃあ、もう行くわ。(笑顔)
ヨ:じゃ。
サ:うん・・・。



サヨンがあっさりと笑顔を作って手を振った。
去っていく後ろ姿をヨソクが見送る。
ヨソクからは見えなかったが、彼女は今にも泣きそうな顔をしていた。










ヨ:ただいま~。あ、おじさん。あれ、ワトソンは? 


ヨソクはポケットから携帯を出して、デスクに置き、堅苦しいネクタイを外し、席についた。

  
お:あれ? じゃあ、先生って、先生じゃないの?

ヨ:え?

お:先生と外でランチするからって。


ヨソクが顔色を変えた。


ヨ:いつ?
お:ええと・・・。
ヨ:おじさん、いつよ?!

お:ええと・・・15分ぐらい前。
ヨ:あいつ! ちょっと出てくるよ。(携帯を持って立ち上がる)
お:ああ。行ってらっしゃい。

  
ヨソクが小走りに飛び出していった。



お:先生も忙しいねえ。元恋人に会って、ワトソンちゃんのお母さん役もで。ん? そうじゃないの・・・? 先生・・・。あれ・・・?







ヨソクは歩きながら、携帯でワトソンに何度も電話する。
地下鉄の入り口に来て立ち止まった。



ワ:はい。
ヨ:なんですぐに出ない!(怒る)
ワ:だって、電車に乗ってたんだもん。(ホームの階段を上がる)
ヨ:おい。勝手な行動をとるなって言っただろ?
ワ:でも・・・。

ヨ:でもじゃないよ。なんで言うことを聞かないんだ。
ワ:だって・・・ドングク先生が会いたいって。
ヨ:すぐに戻ってこい。
ワ:でも、もうすぐ着くの。
ヨ:戻ってこいよ!
ワ:・・・。

ヨ:どこの駅だ? 迎えにいく。
ワ:一人で帰れるわよ。子供じゃないんだから! それに、レストランでランチだもん。危なくなんかないわよ。

ヨ:どこだよ。どこだ!
ワ:××。
ヨ:待ってろ。
ワ:・・・。
ヨ:返事は?
ワ:・・・。
ヨ:返事は!
ワ:はい!








ヨソクがワトソンの待つ駅の改札に着いた。


ヨ:ワトソン!(走ってくる)
ワ:・・・。

ヨ:勝手な行動はするな。帰るぞ。
ワ:・・・。
ヨ:・・・。なんだよ・・・。
ワ:一緒にランチするだけだもん、ぜんぜん危険じゃないわよ。

ヨ:関係ないよ。ほら、帰るぞ。
ワ:・・・。

ヨ:おいで。


手を引こうとする。

  
ワ:・・・。

ヨ:おい。


ヨソクがワトソンの手を握った。



ヨ:心配させるな・・・。
ワ:・・・。


ヨソクの手はギュッとワトソンの手を握って放さない。ワトソンはヨソクの顔を見上げた。
ヨソクは怒った顔でワトソンの手に引いて歩く・・・。






待ち合わせの時間を過ぎても、ワトソンが現れないので、ドングクは心配になって、約束の場所から駅の改札に、覗きに現れた。

ちょうどホームへ向かうワトソンが見えた。
その横に、ヨソクがいて、ワトソンの手をしっかり握っている。

ワトソンがヨソクを見上げた。その横顔はドングクが見たこともないほど愛らしかった。




リリー・・・。
  

ドングクは今のリリーの様子が妬ましい。  




「ねえ、やめて・・・」

突然、ドングクの耳元に、3年前のへジンの声が甦った。




「君は、僕とはできないと言うのか?」

「もうこんなこと、やめて。あなたと私では生き方が違うの」
「こんなに君が好きなのに・・・愛しているのに」

「お願い・・・」

「へジン・・・」

「お願い、やめて・・・やめて・・・やめて・・・」

「なぜ? なぜ、僕じゃダメなの?」

「く、苦しい・・・」

「Hって誰? 君がこれをあげようとしている人」

「お、お願い、手を緩めて・・・た、助けて・・・」

「誰なの?」

「う、う、苦しい・・・」

「誰!」

「あ、あ、ほ、解・い・て・・・」

「ねえ!」

「・・・あ・・・あ・・・」

「・・・へジン? へジン?」

「う・・・う・・」


へジンがドングクにぶら下がるように、しがみつく・・・。


「どうやったらいいの? どうやったら緩められるの? 君がやって! ねえ、へジン!」

「・・・」

「教えて! ぼ、僕にはできないよ! どうやったらいいの?」

「・・・」

「ねえ・・・ねえ! ねえ! へジン!」


あの時のへジンは、僕のYシャツの胸を掴んだまま・・・。





リリー。
君まで、僕じゃダメなの・・・?

リリー。
君は・・・僕のものだよ・・・。

僕が一番最初に君を見つけたんだ・・・。
ヨソクなんかじゃない・・・君を見つけたのは、僕だよ。

なのに、あいつの言うことばかり聞いて・・・。

放さないよ・・・君は。
君を絶対に放さない・・・。






ヨ:心配させるなよ。


二人は、地下鉄のホームの壁際に立って、見詰め合っている。


ワ:そんな大事に考えなくても・・・。
ヨ:ドングクは、パピーの事件とは関係ないかもしれない。でも、あいつはどこかおかしい・・・。そんなやつに近づくな。(眉間にしわを寄せて、睨む)
ワ:でも・・・。

ヨ:あの化学記号の表のHという名前は、エージェントだったよ。ハンさん・・・。なんで、リボンが、ハンに贈ろうとしたものをドングクが持っているんだ・・・それだけでも不可解だ・・・。
ワ:・・・。
ヨ:ワトソン、そんなやつに近づくな・・・。

ワ:それだけ? それは、お母さんとしての心配?
  

ワトソンは、ヨソクを睨みつけた。  


ワ:・・・今日・・・・恋人だった人に会ったんでしょ?
ヨ:・・・。(驚いて見つめる)
ワ:それで、どう思ったの・・・。うれしかった・・・?
ヨ:・・・。

ワ:帰ってきたら、私が出かけていて・・・厄介だと思った・・・?

ヨ:思ったよ。
ワ:・・・。(泣きそうになる)
ヨ:おまえがいなくて・・・なんてやつだと思った。
ワ:・・・。

ヨ:ワトソン・・・。(握った手を見る)今、オレが一番ほしいものは・・・この手だよ。
ワ:・・・。

ヨ:彼女とはもう終わったことなんだ。でもね・・・不幸なんだ、今。彼女には、ちゃんと幸せになってほしい・・・。今日・・・彼女の話を聞いて、大変だなと思ったけど・・・もう抱きしめて、一緒に泣く人ではないんだと気がついたんだ・・・。おまえを思い出した・・・。もう・・・心の中は、おまえが占領してるって・・・。

ワ:先生・・・。

ヨ:(しっかり握った手を見る)この温もりを失っちゃいけないって、そう思った・・・。だから・・・おまえが、あいつのところへ行くのはいやだ。事件とは関係なくね。

ワ:・・・ずっと、こうして、私の手を握っててくれる?
ヨ:うん・・・。
ワ:私を放さないって、ホントね? ホントにホントね?
ヨ:疑い深い女だな、おまえは。(笑う)
ワ:・・・だってえ・・・私のほうが、先生を好きだもん・・・。先生が他の人のところへ行くなんて・・・耐えられない・・・。(下を向く)

ヨ:・・・。困ったやつだな。


ヨソクがワトソンを抱き寄せた。

  
ワ:困らないでいいのよ。(笑う)私の手を握っててくれればいいの。簡単でしょ? (顔を見上げる)
ヨ:・・・。うん・・・。(頷く)
ワ:うん・・・。(頷く)

  
ワトソンは、ヨソクの体に腕を回して抱きしめる。



ワ:(うれしそうに顔を見つめる)これからは・・・変なことはしないから・・・。先生を信じるから・・・。
ヨ:うん・・・・。



ホームを行き交う人が二人を盗み見ている。
でも、ヨソクとワトソンは気にせず、笑顔で見つめ合い、お互いを引き寄せるように抱き合った。




  



ワトソンとのデートをヨソクによって台無しにされたドングクは、仕方なく自分のマンションへ戻った。
ムシャクシャして、イライラと物に当たりたくなり、テーブルを叩く。
キッチンへ行き、冷蔵庫から缶ビールを取り出して、一気に飲み干す。




ド:ぬるいなあ・・・。


見ると、缶ビールが汗をかいている。


ド:・・・え・・・!


ドングクはもう一度、冷蔵庫の中を開けた。

中からは、ほんの少ししか冷気が感じられない。


故障?


冷凍庫を開けてみると、もう汗をかき始めている・・・。


なんてこった・・・。





ド:もしもし。冷蔵庫の修理、すぐにお願いしたいんですが。
電気店:本日は無理ですので・・・最短で・・・明日の午後になります。

ド:そんなあ・・・。じゃあ、それでお願いします。




ドングクは急いで、近くの大型電気店へと向かった。




ド:冷凍庫はこれだけ?
電:ええ。こちらだけで・・・。


背の低い冷凍庫が並んでいる。


ド:じゃあ・・・。


ドングクは一番大きな冷凍庫を選ぶ。


ド:じゃあ、これください。
電:かしこまりました。こちらはお取り寄せとなりますので・・・中4日いただいてのお届けになります。
ド:今日はダメなの?
電:はあ・・・。
ド:・・・大切な大きな冷凍品を預かってるんだ・・・。困るなあ・・・溶けたら、責任問題なんだよ・・・。
電:そう言われましても・・・。

ド:じゃあ・・・これでいいよ。この展示品で。
電:こちらでございますか?
ド:ああ、とにかく、今、ほしいんだ。
電:では今、お売りできるか、店長に確認してまいります。
ド:それから、今日配達してもらえるかな。送料は弾むから。
電:かしこまりました。少々、お待ちください・・・。


  
大型電気店の冷蔵庫売り場で、目を吊り上げて、流れる汗を拭うドングクがいた。



外はまだ暑い・・・。

しかし、この電気店の冷房の効いた店の中で、汗をかいている人など、ドングク以外には、見かけられなかった・・・。





続く・・・









2010/09/07 12:12
テーマ:ひとりごと カテゴリ:韓国俳優(ペ・ヨンジュン)

写真・・・ひとりごと

Photo


BGMはこちらで^^











こんにちは^^


ところで、写真・・・


これが「恋人・・・」と見せられると、
普通はそれが本物だと思うから、信じちゃうよね^^


でも、

世の中には、適当に言ったもの、こんな感じの人・・・

というのが
人の脳裏に焼き付いてしまうものもある・・・




たとえば、

有名なもので、
「3億円事件の犯人の顔」


これは皆の脳裏に入り込んでしまっていて、
今更、変えてくださいと言っても無理だよね。


あれは知っている通り、まったくの関わりのない別人だ。


事件の一ヶ月前に亡くなった青年の写真にヘルメットをかぶせて
「こんな感じです」と作っただけのもの・・・。


でも、み~んな、あの人が「犯人」だと思い込んでいる。






最近、知った話では、

坂本龍馬の妻のお龍の若い頃の写真は本人ではないそうだ。



晩年のおばあさん(といっても60代だが)の写真は本人だけど。


あの若い頃の面長な柳腰の粋な姉さんは・・・

やっぱ、粋な芸子さんの写真だった^^

明治に出た「芸子年鑑」から失敬した写真だそうだ。


半襟が芸子用の色物で、普通の人はそういうのは着なかったらしい。


確かに、あの写真は、街を歩いているようであり・・・

普通の幕末、明治の女性が写真を撮るとしたら、

龍馬ではないが、写真館で撮るだろう。





おもしろいね、ぜんぜん別人て・・・。



夫婦二人で写真は撮らなかったんだろうか・・・。



彼が亡くなったあと、自分宛ての手紙は、他人には見せたくないって
お龍さんは、龍馬の手紙を全部焼いちゃった。

二人の写真も焼いてしまったかもしれない・・・




3億円もお龍さんも他人だとわかっていても、

わかりやすいから、皆が挿絵に使う・・・


ホントの本人であることは・・・
それほど重要ではないのかも・・・

皆の共通理解っていうのが重要となる・・・


ということで。



もし、私がいつもかわいいお姉さんを、kiko3だとここにアップしていたら、

皆はこの人がkiko3かあ~、かわいいねえ~~^^

と思うことになるだろうか^^


「ああ、懐かしいねえ~ あの人、かわいかったよね^^」って。



そうそう、うまくやれば^^


人の脳裏にはそんな思い出ができる。



私がしわくちゃばあさんで死んで、葬式に来ても、

「若い時はね~~」って。



皆、うその写真だと気づいていても、

その写真を見ると、「あ、キコちゃんだ^^」と思う^^

そのときは、その写真でないと、なんか気分が収まらなくなる。


「ホントの写真使ってもだめでしょ?」って。






さあ、joonちゃんに、かわいい写真を送りつけよう^^



「この人、かわいいよね~^^ 

でも、ちょっと年上で外人だから・・・

憧れてもだめだよねえ・・・vv」


って、胸キュンさせてやろう^^






あんまり知られてなくて、かわいい人を探して・・・



そんなことがほんの少し前まではできたんだろうね^^


って、今もできるかしら?^^


でも、晴れて探し出せて、その人と結ばれちゃったら、残念?vv


かな?^^











>





う~ん・・・

それにしても、同じ人間で同じ場所でも・・・

joonよりインスのほうが近寄りやすい感じ・・・



やっぱり・・・joonはスターで、インスは普通の男・・・爆


そんな感じだね・・・



私服のちょっとムンムン、男気のある彼は、
家族の前には晒さない・・・


「なんでよ~、そういうの、好きな人多いよ。
やさしいだけじゃなくてさ・・・」


と、思っても、

彼は普段着のフェロモンもちゃんと知っているから、
見せない・・・


まあ、おば様に、●情されるのは困るだろうけど・・・


それでも、少しだけ、普段が満載も見たいものであ~る^^


(写真というと、作りこむからなあ・・・どうやったら・・・見せてくれる?^^)




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