2009-01-13 01:01:29.0
テーマ:「KA・ZO・KU 」シリーズ カテゴリ:韓国俳優(ペ・ヨンジュン)

KA・ZO・KU ― I LOVE NEWYORK ―

Photo

え~。このさいなので(どのさい?^^)KA・ZO・KUシリーズをまとめてUPしていきた

いと思っています。
お話の中の時間が前後しますが、これはジュンと笑が結婚を決

めた時のお話。レウォン大奮闘編です♪


実は今日、息子が初めて1人で都内某所に電車、地下鉄を乗り継いで出掛けたん

です。所要時間6時間。
今までそんな機会も無かった彼にとって、それはそれは

大騒ぎの出来事^^それに比べてレウォンは大人だわ~(爆!)

 

 



2001年、初夏。



ヒョンはいきなり2ヶ月の休暇を宣言した。

 

ヒョンが長期休暇を取るのは別に珍しいことじゃないし、

母さんもなんとも思ってなかったけれど、

その時、僕とヒョンはひとつの計画を立ててたんだ。

 


その年のドラマの最終回のオンエアの夜、

母さんと、ヒョンはやっと婚約して、

あとは結婚を待つばかりだったんだけど・・

 


この期に及んで、母さんがまたゴネだした。

 


「シン・ドンヒョクにプロポーズされて、

(注「KA・ZO・KU」参照!)何だか分かんないうちに、

婚約しちゃったけど、私は結婚する気はないから。

ジュンもそんなバカなこと考えてないで、次のドラマの準備でも

したら?次のドラマは、ユン監督でしょ?“映像の魔術師”よ。

いい作品になると思うわ」

 

「ヌナ!何年待ったと思ってるの?

プロポーズしてからもう5年だ。

僕も今回のドンヒョクで、自分の演技に対して自信がついた。

もう、ヌナ達を守っていける。僕を信じてくれないの?」

 

「信じてるわ・・でも、やっぱり、ダメ。

私は今のままでいい。

私と結婚する事は、あなたのためにはならない。

前に言ったわよね。あなたは世界に出て行ける人だって。

もうすぐ・・もうすぐなのよ。私は俳優ヨンジュンも愛してるの!」

 

「僕の気持ちが解らないの?

こんなに・・こんなに、ヌナを愛してるのに。

約束したじゃないか、僕を待っててくれるって。

僕は今、結婚したいんだ。 今じゃなきゃいけない気がする。

今じゃなきゃ・・きっともう出来ない。

僕と結婚したくないの?本気なのか?・・答えてよ、ヌナ」

 


普段あまり見せない、ヒョンの厳しい顔。

僕と、母さんの前では、いつも笑顔しか見せたことが無いのに。

その顔はまるで・・シン・ドンヒョクだよ。

 


「と・に・か・く、この話は終わり!!

あ~、お腹空いたね。レウォン、晩御飯何にしようか?

ジュンも8キロも痩せたんだから、しっかり食べなきゃ。

・・買い物行って来るわ」

 


その場の重い雰囲気から逃れるように、母さんは出掛けていった。


後に残された男2人。

信じられないくらいのどんよりとした空気。

 

「あ、の、さ・・ヒョン?」

 

「あうっ!!くそ!どうすりゃいいんだ・・

レウォン、レウォンはどう思ってる?

俺が笑と結婚するの、反対か?」

 

「んなわけないじゃん、当たり前だろ?

僕だって毎日ヒョンと一緒にいたいよ。

母さんだって本心は同じはずさ。

でも、母さんの気持ちも解る・・かな」

 

「レウォンまで・・」

 

「母さんはヒョンの1番の“かぞく”なんだ。

ヒョンの事も好きだけど、“俳優ヨンジュン”を母さんは

心から愛してるんだよ。

そのためなら自分の気持ちを抑えることなんか、簡単なのさ。

これでも12年も息子やってるんだ。それくらい解るよ。」

 

「俺は・・諦めない・・絶対に・・

笑を諦める事なんか・・・出来ないよ」

 


まぁね。

僕だって、この7年間、2人を見てきたんだ。

もう子供じゃない。

二人がどんなに愛し合ってるか、僕だって知っている。

今まで一人で僕を育ててくれた母さんには、幸せになって欲しい。

 

でも、あの母さんの事だ。

一度言い出したら聞かないからなぁ・・

 

「ねえ、ヒョン!休暇取るって言ってたよね。

何日間?どっか行くの?」

 

「ああ・・アメリカに、語学研修に行こうかと思ってる。

これからはやっぱり英語が必要になってくると思うし。

今回苦労したからね。それが、何?」

 

「うん・・・ね、僕も行ってもいい?一緒に」

 

「ああ、そうだな、お前も一回行ってみてもいいか・・

でもどうして、急にそんなこと言うんだよ」

 

「母さんと結婚したくないの?僕、ちょっと思いついたんだ!

母さんを泣かせてしまうかもしれないけど、

僕はそれでも母さんに幸せになって欲しい。

あの頑固な母さんを説得するなら、そのくらいの覚悟がなきゃね。

どうする、ヒョン・・乗る?」

 

僕はこの、お互いを愛するがゆえに苦しんでいる大人達を

何とかするべく、立ち上がった。

 

よし!作戦決行だ!  題して・・


『結婚をゴネている母さんと、その母さんと結婚したくて

傷ついているヒョンを、本当の家族にしちゃおう大作戦!』 

って・・長いか。

 

副題は・・・

 

『Ⅰ LOVE  NEWYORK 』

 

 

「夏休みにアメリカに?ジュンのところに行くの?

うん・・いいけど。一人で大丈夫なの?

アンタ、韓国から出た事ないのに。」

 

「大丈夫さ!“可愛い子には旅をさせろ”っていうだろ?

空港にはヒョンが迎えにきてくれるし、僕もう中学だよ。

一人で行ける。帰りはヒョンと一緒だし心配しないで。」

 


夏休みに入ってしばらくして、

僕はヒョンがいるニューヨークに向かった。

 

ヒョンは語学学校に通いながら、

ブロードウェイでミュージカルや、芝居を鑑賞し、

誰もヒョンを知らない町で一人、休暇を過ごしていた。

 

空港にはヒョンが迎えに来てくれていた。

帽子もメガネもかけず、ちょっと、ひげをはやして、

白いTシャツにジーンズ。

韓国にいる時には絶対見られないラフな格好で。

あぁ、ヒョン・・めちゃめちゃ、カッコイイ!!

 


「おお!来たなレウォン。どうだ?初めてのアメリカは。

疲れただろ?俺のアパートまで行こう。」

 


初めての外国。

初めてのアメリカ。

聞こえてくるのは英語ばかり。

さまざまな人種、弾けるような音、音、音。

 

自由の女神

エンパイヤステートビル

ロックフェラーセンター

セントラルパーク

 

その街の迫力に、僕は圧倒された。

その空気の激しさに、僕は心底シビレタ。

 


「ヒョン!すごい、すごいよ・・ココは本当にスゴイ!!」

 

「そうだろ?俺も初めて来た時は興奮したよ、このエネルギーに。

それに、ここでは誰も僕の事を知らない。

“一人のヨンジュン”になれるんだ。」

 


僕らは毎朝、セントラルパークをジョギングし、

ローラーブレードに熱中し、

街角のホットドッグを口中ケチャップだらけにしながら頬張り、

夜は、並んで手にしたチケットでミュージカルを楽しんだ。

 

はぁ~~・・・

楽しい時間はすぐ過ぎる。

さぁ!僕の今回の渡米の目的を果たさなくちゃ。

 

僕は作戦を実行に移した。

 

あぁ、神様・・上手くいきますように・・

 

 

ソウル 現代映画社広報部。

 

「チーフ、国際電話、入ってます。アメリカから」

 

「えっ?アメリカ?・・Hello、Miss Takayama speaking」

 

「母さん、僕だよ、大変なんだ。

ヒョンが“交通事故”で・・・・怪我した。」

 


僕は、電話の向こうで、母さんの小さな悲鳴を聞いた気がした。

 

母さんにとって、“交通事故”がどんな意味を持つのか。

僕は知っているつもりだ。


それは、とても、とても・・辛い記憶。

 

でも、母さん。

自分で認めなきゃ。

 

どんなにヒョンが大切な存在か。

どんなにヒョンを愛しているか。

 

失ってからじゃ・・・遅いんだよ。

 


母さんはやってきた。


仕事が一番のあの人が、すべてを蹴って飛んできた。

 

母さんは、ヒョンの額の小さな絆創膏に怒りながらも安堵し、

ヒョンを抱きしめたまま泣き崩れた。

(実際、ヒョンは、前日ローラーブレードでコケて、

おでこに擦り傷を作ってた)

 

僕は気を利かせ、二人きりにしてやろうと、

そっと、部屋を抜け出し・・・

 

「レウォン!!ちょっと、待ちなさい。

どういうことなのか、ちゃんと、説明してもらうわよ!!

私を騙してこんなことするなんて・・私を、騙すなんて・・

またいなくなっちゃうかと思った・・

また私を置いて逝っちゃうかと・・・

あなたがいなくなったら、どうしようって、どうしようって・・・

愛してるの、愛してる・・もうどこへも行かないで。

私の傍にいて・・・・ジュン・・」

 

ヒョンは、母さんを胸に抱き、

背中をトントン叩きながら、

母さんの髪を撫でている。

 

この、雰囲気は、もしかしたら・・・

このまま、もしかしちゃうかもしれないな。

 

僕は今度こそ、

そーっと部屋を抜け出した。

 

 


・・ねえ、僕の本当の父さん。


いいよね、母さんがお嫁に行っても。


ヒョンは世界一母さんを愛してるし、絶対に幸せにしてくれる。

 


・・もう、夏休みも終わりだな。

 

ヒョン、今年の僕からの誕生日プレゼントだよ。

感謝して欲しいね。

 


母さんには、叱られるよな。

ヒョンにだって、僕の計画は全部教えてなかった。

 

もう、嘘はつかないよ。


僕の一世一代の大芝居だ。

 


あ~!!なんか、ものすごく、叫びたい気分。

今はいいよね、大声出しても。

 

 

『Ⅰ LOVE NEWYORK!!』

 

『 Ⅰ LOVE AMERICA!!』

 

 

僕は抜けるような青空に、そう叫んだ。

 


 



[コメント]

1.Re:KA・ZO・KU ― I LOVE NEWYORK ―

2009-01-13 14:40:17.0 yukitanpoo

ebeちゃん、こんにちは^^
今日もきれいな青空だね^^

あらま、りんくんどこまでおでかけ?  ウチの長男も超インドア派
だからどこかに行くと聞くと心配してたなぁ~  いまでも知らない
所が多いけど・・・・・

レウォンはお父さんがいない分、しっかりするのね~
しっかりしてる子供も憧れだわ!

ヨンジュンと笑はレウォンに感謝しないとね!

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2.pooちゃん、こんにちはー^^

2009-01-13 17:54:28.0 ebe

・・まだ、こんにちはでいいよね(笑)

今日は朝すごく寒かったけど、日ざしは暖かかったね。

リンは練馬まで行ったの♪
お友達(違う中学の女の子!)の中学の演劇部が都大会に
出たので、それを見に行ったの^^
リンの中学は、予選で落ちちゃったのだ。

「今、新宿についた」「今、地下鉄の改札」って、いちいち電話
してくるの。もう大騒ぎよ。

これまで父がいない分、レウォンが笑を護ってた様な所が
あるからねえ。しっかりもしちゃうかな^^

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3.Re:KA・ZO・KU ― I LOVE NEWYORK ―

2009-01-13 19:40:17.0 ツインズ母

こんばんは、ebeさん。
レウォンくんに一言、言いたい!
この計画に交通事故を持ってくるのはいけないよ!
お母さんにとってどれだけ辛い出来事だったか…
君には分かってない!分かっているつもりでも分かってない!
それだけは駄目だよ!それにその後あの冬ソナでしょ?
お母さん、生きた心地しないよ~
絶対に駄目だからね!こんなウソ。
…気を取り直して…^^
息子さん、大冒険したんですね^^
私も中学総体の応援の為に、街中の集合場所まで一人で行くのドキド
キしたなぁ~
街中へは親としか行ってなかったもの…
それを考えると、レウォンくんはしっかりしてるね~

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4.ツインズママ、こんばんはー!

2009-01-13 21:58:14.0 ebe

いらっしゃーい。

うんうん。そうよね。
これは絶対言っちゃいけない嘘・・

しっかりして見えても所詮12歳。
レウォンにはこの嘘しか思いつかなかったのよ。
母さんを苦しめるのは分かっていたけど、母さんを動かすのが
このキーワードしかないってのは事実だったから。
子供心に、それでも母さんに幸せになって欲しかったのよね。
許してやってください・・・

はい。この後、冬ソナです^^
笑ちゃんはこれは見ませんでした。
ジュンも分かっていたから笑には無理に見せなかったの。

でもきっと現場で監督に「交通事故はやめて下さい!」って
言ったわね、ジュンなら(笑)


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