2009/07/17 09:16
テーマ:彼の研究^^ カテゴリ:韓国俳優(ペ・ヨンジュン)

行くか寝込むか、あなたがどっち?

Photo
BGMはこちらで^^





 

今年の2月、手に入れたこのフォト・・・
これ、joonの誕生日かと思ってたけど、
これって、DSの「お誕生日お祝いフォト」なんじゃないかって
思い出した^^

そうだよね?


かなり早いうちに撮影してたんだね。

そうなると、
スタイリッシュjoonベアも
今発売しているほうが最初は一押しだったのかな・・・。

抱っこしているフォトが同じ時だもんね^^

(でも、改良版っていうか、前に売り出し方が好き^^)

DSフォトで、思い出して・・・

「これも売っちゃう?^^」なんてことになったのかも・・・・。

だね^^

そうそう、ミニベアとこれ、お揃バージョン^^





ママにご挨拶でちゅ^^買ってね~^^v











さて。


 

 

今日までの申し込みで、

トップツアというところで、

「ヤンさん公式結婚式披露宴ツア」なんていうのをやってるよね。

 

ここって、DAツアの実際の手配しているところだから、

DAツアのHPを見ると、近畿ツーリストとトップツアがやってるみたい)

やっぱり、これ、公式ツアなんだろう・・・。

 

 

 

さて。

このツアには、あんまり興味はないけど・・・

確かにjoonちゃんも来るかもしれないけれど・・・

 

本命joonの結婚式にも公式ツアやっちゃうのかしら・・・?

 

「家族に直接祝ってほしいです^^」

なんて思っちゃうかな・・・?

 

 

たぶん、joonはめちゃくちゃキレイで幸せいっぱいで、

そんな日は最高にカッコいい彼を見たい気もするけど、

 

そんなことになったら、心が萎えて寝込むかもしれない・・・

 

 

kikoちゃん、寝てる場合じゃないよ。申し込むよ^^」

 

「え~え、そんな気分になれない・・・vv え~~~ん・・・涙vv」

 

「泣いてる場合じゃないわよ! そんなこと、言ってたら駄目よ。

5万人しか入れない会場だって・・・」

「そんなとこ、式すんの!@@」

 

 

「人前結婚式だって! だから、祝福してあげなくちゃ! 

たった5万人よ! 申し込んでおこう!

申し込んでから、その日まで寝込んでるといいわ!」

 

「え~~~~~~~~~~~~え!

オットケ~~~~~~~~~~~@@」

 

 

なんて言ってるうちに、どんどん公式申し込みが始まっちゃいそうだ・・・

 

 

 

まあ、これは妄想だが・・・・

あのjoonちゃん・・・人が思いつかないことが好きだからvv

「愛する家族にホントの祝福を受けたい!^^」なんて思っちゃうかも~~~~

 

 

そしたら、

ホントにオットケだ^^

 

 

今、joonは韓国の美に頑張ってる^^

 

5時には起きて、ちょっと体操して、新聞読んで、

6時に朝食取って・・・7時にはお仕事始めているだろう^^

 

規則正しい生活^^

 

 

12時までは、ホントに缶詰で頑張る・・・

 

窓の外の竹林の木々が揺れる・・・

 

ん?

 

 

聞こえた・・・?

 

 

私の声・・・パラムソリ・・・

 

 

頑張ってね・・・って言ったのよ^^

 

 

なんて言ってると、

 

バタン!

 

なんて窓閉められちゃって、

 

「うるさいですね」

 

なんてマネジャーさんに言われてるかもvv

 

 

今も、真剣なjoonのお顔が目に浮かぶわ^^

 

 

あ!

 

 

机で転寝・・・ヨダレが・・・joonちゃん・・・vv

 

 

ファイティ~~~~~~~~~~~~ン~~~^^v

 

 

 

 

 

 

 


2009/07/17 00:04
テーマ:【創】「アマン」第1部 カテゴリ:韓国俳優(ペ・ヨンジュン)

【創作】「アマン」8





BGMはこちらで^^




BYJシアターです。

本日は「アマン―夏の恋人」8部です。

ではお楽しみください。





母さんは言った。

スワン、幸せって実は私たちのすぐ近くにあるものよ。

父さんと母さんはね、幼なじみでいつも一緒だったけど、
そこに愛があることに気づかないでずいぶん長い間、回り道しちゃった・・・。

でもね、よく見たら、すぐ目の前に幸せがあったのよ。

おかしいわね。


あなたは夢が大きいから、いつも遠くばかり見ているけれど、
たまには、近くも見たほうがいいわ。

遠くばかり見ていても探せないこともあるのよ。




ぺ・ヨンジュン
チョン・ドヨン主演
「アマン―夏の恋人」8






ジョンアは、ヨンジョンの姿にすっかり見惚れていた。

ヨ:だから、スワン先生。誤解しないでください。(スワンを見つめる)
ス:・・・ええ・・・。

ヨンジョンが手を放した。

ジョンアは二人の様子を見て、顔を赤くした。ヨンジョンがジョンアのほうを見たので、とっさに自分の心の奥まで覗きこまれたのかと思い、余計、顔を赤らめた。
こんな風に、ヨンジョンに触れられたいと思っていることを、ヨンジョンに気づかれてしまったのではないかと、ジョンアは少し気持ちを取り乱した。

しかし、ヨンジョンの念頭にはジョンアは全くなく、彼にはスワンしか見えていなかった。


ジ:(気を取り直して)じゃあ、そうしましょうか・・・。(ふ~)
ス:何をどうするんですか?
ジ:え? うちで、3人でお食事会をするっていうことよ。
ス:ああ、そうでしたね。(ふ~)

ヨ:じゃあ、楽しみにしています。
ジ:ええ。(うれしそうに微笑む)


ヨンジョンがスワンのほうを見た。


ヨ:もう帰りますか? よかったら、ご一緒しましょうか。
ス:え? ええ・・・。(ドキドキする)

ジ:チェ先生、私も・・・。
ヨ:ジョンア先生、教授との打ち合わせがあるって、言ってらしたでしょう?
ジ:あ!(そうか、まいった・・・)そうでした・・・。仕方ないわ。今日は、私がお残りね。(笑う)チェ先生、今度は一緒に帰りましょうね。
ヨ:そうですね。(微笑む)



ヨンジョンとスワンは、帰り支度をして、大学の裏門を出る。こちらから、歩いたほうが、大学の職員住宅には近かった。

ここは、地方の小さな大学都市で、職員の多くが大学の近くに住まいを設けていた。

スワンたちの職員住宅も、歩いて15分のところにあった。





帰り道。

スワンが並んで歩くヨンジョンを見た。ヨンジョンがスワンに気がついて、にこっと笑いかけた。


ス:ヨンジョンさん・・・。私・・・。謝らなくちゃ・・・。何にも言わずに帰っちゃったこと・・・。
ヨ:・・・。
ス:・・・本当に急用だったの・・・。
ヨ:・・・。そう・・・。(下を見る)

ス:・・・。ごめんなさい。私、今まで・・・。(勇気を出そう)ちゃんと恋をしたことがなくって・・・。ちゃんと・・・ちゃんとできなくて・・・ごめんなさい・・。(ヨンジョンの顔を見上げる)
ヨ:・・・謝らなくてもいいよ・・・。

ス:でも、言わなくちゃ。


言わなくちゃ。
ジョンア先輩とヨンジョンが親しくなる前に言わなくちゃ!


ヨ:何を?
ス:さっき、素敵な人だったって言ってくれて・・・(顔を赤くする)ありがとう。
ヨ:ああ・・・冷麺の人ね。(笑う)
ス:・・・私じゃないの?(驚く)

ヨ:いつも息子のヒョンスの勉強を見てくれた人ね。(下を向いて笑う)
ス:・・・。

ヨ:好きだったよ・・・僕も。
ス:・・・。
ヨ:(ちょっと考える)その人は、ホントは僕をどう思ってたんだろう・・・。
ス:・・・。・・・。きっと、好きだったわよ・・・。

ヨ:そう?
ス:・・・うん・・・。でも、時々、自分の恋する気持ちに、自分が負けちゃうことがあるのよ。(下を向く)
ヨ:どうして?

ス:きっと・・・その人も私と同じで弱虫で・・・臆病だから・・・。
ヨ:・・・。そう?



大学通りを過ぎて、社宅のほうへ道を曲がる。



ヨ:なぜ、臆病になるんだろう?
ス:・・・自信かな・・・自分に対する。自分のどこを好きになってくれたのか、よくわからなくて。ホントに好きなの?って、思っちゃうのよ。

ヨ:(スワンの顔を覗く)自分は? 相手の気持ちじゃなくて、自分の気持ちは関係ないの?
ス:それはあっても・・・確信が掴めないと、臆病になる・・・。
ヨ:そう・・・。

ス:・・・。(聞きたいことがあるの)たとえば、ヨンジョンさんには、息子のヒョンス君がいて、彼がその人になついていれば、結構、それで・・・この人でもいいかなと思っちゃうのかな・・・それとも・・・。
ヨ:・・・。
ス:たとえば、私なんかカッコいい方じゃないから・・・。
ヨ:確かに、その人には、ヒョンスはなついていたよ。
ス:・・・。


スワンは黙って立ち止まり、ヨンジョンを見つめる。


そういうこと?


ヨンジョンはそのまま、黙って行き過ぎて、立ち止まり、スワンのほうを振り向く。


ヨ:でもね。僕は、今度はそういう恋はやめようと思っているんだ。
ス:・・・。(どういう意味?)
ヨ:二度と、同じ間違いはしない・・・。


そういって、ヨンジョンは歩き始めた。


ス:ヨンジョンさん・・・。ヨンジョン!


スワンが追いかける。


ス:どういうこと? 私の前にも、ヒョンス君がなついていた人とつきあっていたの?
ヨ:そうじゃないよ。いずれ、わかるよ。
ス:待って!


スワンがヨンジョンの腕を掴んだ。


ス:ねえ、教えて。あなたの奥さんて、どういう人だったの?
ヨ:なぜ?
ス:だって、亡くなってまだ半年か7ヶ月しか経っていないのに、恋ができるの?
ヨ:・・・。

ス:(言ってしまおう)私のこと、好き?
ヨ:ああ、好きだよ。
ス:・・・。

ヨ:スワン。不思議がって、当たり前だよね。変に思って、当たり前だよ。

ス:ねえ・・・ヒョンス君て・・・あなたのホントの子どもなの?
ヨ:どうして、そんなこと、聞くの?

ス:だって、ずいぶん大きい子だから・・・。ごめんなさい。
ヨ:オレの子だよ。正真正銘、オレの子・・・のはず。たぶんね。彼女がそう言ったから。
ス:?(どういうこと?)


ヨ:(スワンの顔を見て、ちょっと寂しそうに)君はオレにがっかりするかもしれないな、きっと。
ス:どうして?
ヨ:ヒョンスの母親のことを聞いたら・・・。
ス:どうして?
ヨ:うん・・・。(ちょっと下を見る)

ス:話してくれる?
ヨ:うん・・・。今度ね。もう少し気持ちの整理がついたら。ちゃんと話すよ、彼女のことは。



社宅が見えてきた。


ス:私は東棟の1階。102よ。あそこ。(指さす)
ヨ:そうか。うちは、南棟の203。

ス:きっとそっちの方が大きいわね。私のところは単身者用だから。

ヨ:ヒョンスに会っていく?
ス:うううん。また今度・・・。
ヨ:そうか?
ス:うん、あなたのこと、ちゃんと考えたいから・・・。
ヨ:・・・。
ス:ヒョンス君で、ごまかしたくないの。
ヨ:・・?
ス:ヒョンス君は好きよ。大好き。(笑う)
ヨ:そうか・・・。ヒョンスの彼女を選ぶかもしれないんだ。君がヒョンスのものになるか、僕のところへ来るか、厳しいなあ。(笑う)

ス:どっちも好きよ。(笑う)
ヨ:どっちもなんだね? (笑う)


うううん、うそ。
あなたが好き・・・。あなたが一番好き、ヨンジョン!


ス:じゃあ、また。
ヨ:うん・・・。毎日、会える?
ス:ええ。研究室が隣だもん。(笑う)
ヨ:そうじゃなくて、毎日、君に会えるかってこと・・・。

ス:・・・。・・・。
ヨ:行くよ、君のところへ。
ス:・・・。ここは、狭い土地だから・・・。
ヨ:だから、行くよ、君のところへ。(見つめる)
ス:・・・。じゃあ、また・・・明日!


スワンとヨンジョンは手を振って別れた。



スワンの授業は、週の後半から始まる予定だったが、引っ越しの荷物の整理があったので、翌日も研究室へ向かった。

ヨンジョンの部屋のネームプレートの上は「不在」で、もしかしたら、今は授業中かもしれない。

そうだ。教務で、時間割を確認すればいいんだ。

とりあえず、スワンは、「在室」にマークして、部屋に入った。


ヨンジョンが運んでくれたカートンボックスを開けて、机周りの整理をする。


ドアがノックされた。



ス:はい!
ジ:ジョンア。(ドアを開ける)おはよう。今日も来てたんだ。
ス:ええ。仕事ができる状態にしておかないとね。
ジ:まあ、そうね。


ジョンアがソファに寄りかかりながら、スワンの荷物の整理を見ている。


ス:なんか用だったんですか? (仕事をしながら言う)
ジ:うん・・・。スワンだから、言っちゃうけど・・・。(ちょっと言いにくそうに)チェ先生とのお食事会だけど・・・。
ス:ええ。(顔を上げる)
ジ:スワンは・・・来られないってことにできないかなあ?
ス:なんで?
ジ:う~ん・・・わかるでしょう? (スワンの顔をじっと見る)
ス:・・・。


スワンは答えずに、荷物の整理をする。


ジ:駄目?
ス:先輩、どうやって、チェ助教授のことを知ったんですか? そんなに有名な人なの?
ジ:まあね。若手の建築家としては、賞を取ったり、結構いいほうよ。・・・実はね・・・。
ス:・・・。
ジ:昔ね、一度見かけたことがあるの・・・。
ス:・・・。何時ごろのこと?

ジ:ものすごく昔・・・私が大学4年の時・・・。
ス:・・・どこで?
ジ:・・・チェ先生の奥さんが、私の恩師なんだ・・・。
ス:・・・。ソウル大学の?
ジ:そうよ。

ス:・・・。(驚く)恩師って・・・年上?
ジ:うん、そうねえ・・・たぶん、10歳くらい違うんじゃないかな。
ス:どういう・・・。

ジ:だから、年の離れた熱愛カップルってこと!
ス:・・・もしかして、先生と学生?

ジ:そうよ。だから、熱愛カップル!(笑う)
ス:・・・。(呆然とする)

ジ:大学4年の時にね。ユンア先生に質問があって、先生の研究室のほうへ行ったら、ちょうどチェ先生が、ユンア先生を迎えに来てたの。
ス:そう・・・。
ジ:背中に息子をおんぶしてね。
ス:・・・。

ジ:素敵だった。
ス:・・・。
ジ:私もああいう女になりたいと思ったわ。
ス:・・・奥さんに憧れてたの? (また驚く)


ジ:だって、ハンサムでカッコいい青年を夫にして、自分は颯爽としているのよ! 当時は、チェ先生は大学院の学生だった。あんな女になりたいって、その当時は思ったものよ。
ス:・・・。(なんだか息苦しい)

ジ:でも、後で気がついた・・・。それは、チェ・ヨンジョンだったからよ。他の人だったら、そう思わなかったって。彼がユンア先生の若い夫だったからよ。
ス:・・・。(胸がズキンズキンする)

ジ:だから・・・この恋は逃したくないの・・・。
ス:・・・。だから・・・あの人をほしいの?
ジ:そう。
ス:そのユンア先生のものだったから?
ジ:そこのところが、あやふやだけど・・・。彼を好きになっちゃったことには変わりがないわ。

スワンは困ってしまう。
ジョンアに自分たちの関係をどう話したらいいか、どう切り出していいか、悩む。


ス:先輩? 実は、私とチェ先生って・・・。



トントン!



ス:はい!
ミ:失礼しま~す。
ス:ミンシャ!
ミ:へへへ。来ちゃった! いい部屋ですねえ。あ、ジョンア先生。
ジ:こんにちは。
ミ:こんにちは。

ジ:じゃあ、スワン、さっきのこと、よろしくね!

ス:先輩! 少し考えさせてください。
ジ:なぜ? 考えるって・・・。(何言ってるの?)


そう言いかけて、ミンシャの存在に気がついて、


ジ:わかったわ。よろしくご検討くださいね。


そういい残して、部屋を後にした。


ミ:なんか変な雲行きでした?
ス:うううん、いいのよ・・・じゃない。助かったわ。
ミ:そう、どうしたの?
ス:別に、先輩と、もう話しがしたくなかったから、助かったわ。
ミ:また、無理難題を言われたの?

ス:まあ、そうかも・・・。(ちょっとぼうっとする)

ミ:先輩、大丈夫?
ス:大丈夫よ。ああ・・・。(ため息をつく)

ミ:どうしたの?
ス:物事って、一回訳がわからなくなると、いろんなことが起きちゃうのね。石橋を叩いてないで、渡っちゃったほうがいい場合があるわね。・・・そうすれば、簡単だったのに・・・。

ミ:先輩・・・なんか心配だなあ・・・。
ス:あ~あ・・・。そう、心配して・・・。なんか、頭が重くなっちゃった。



そういって、スワンは椅子に座りこんだ。

ミンシャが心配そうな顔で、スワンを見つめる。


仕事のことで悩んでいるのか、男のことで悩んでいるのか、わからなかったが、最近のスワンはちょっと情緒不安定だ。




7時過ぎになって、スワンがいつもの父親の黒縁のメガネをかけて、社宅の近くのスーパーマーケットで、買い物をしていると、聞いたことのある声が聞こえてきた。


ヒ:お父さん、こっちの洗剤のほうがよく落ちるってコマーシャルしてたよ。
ヨ:そうかあ・・・。(洗剤の但し書きを読む)
ヒ:こっちにしようよ。
ヨ:待てよ。今、読んでいるから。
ヒ:ねえ・・・。あ!(驚いて前を見る)
ヨ:どうした?


二人の前に、スワンが立っていた。


ス:こんばんは!(ヒョンスを見て微笑む)
ヒ:スワンさん! 遊びにきてくれたの? (うれしくなる)
ス:うううん、そうじゃないの。
ヨ:同じ職場なんだよ、ヒョンス。
ヒ:スワンさんも大学の先生なの?
ス:・・・そう・・・。


なぜか、今の質問に答えたくない自分がいた。
ヨンジョンの亡くなった妻も大学の先生だった・・・。


ヒ:へえ、すごいなあ。お父さん、スワンさんもママと同じなんだね。
ヨ:(答えにくい)そうだな・・・。(スワンの顔を見る)

ス:今日・・・ジョンア先生から、奥様のこと、少し聞きました・・・。(ヨンジョンを見つめる)
ヨ:そうだったの・・・。



二人は見つめ合った。

別段、同じ職業だからマズイわけはないが、ヨンジョンの気持ちにもスワンの気持ちにも、それは棘のようにひっかかった。

スワンの気分がちょっと重くなるのはわかるが、ヨンジョンまでが、あまり触れられたくないといったそぶりをしたので、スワンは不思議そうにヨンジョンを見た。

スワンは、今のヨンジョンの顔を見て、ふと、ジョンアの話を思い出した。
もしかしたら、その妻との思い出は、ヨンジョンにとっては、あまりいい思い出ではないのかもしれない。


二人の間に、何があったのだ・・・。



ヨ:スワンさん。もうご飯は食べたの?
ヒ:一緒に食べようよ。僕たち、これからなんだ。
ス:う~ん・・・。(困る)

ヨ:また、冷麺だったの・・・?
ス:違うわ。(ちょっと怒った顔)
ヨ:へえ、そうか・・・。わかった、今日は寒いから、温麺なんだ。(笑う)


ス:・・・。(じっとヨンジョンを見る)
ヨ:怒った?

ヒ:お父さんたら! (怒った顔でヨンジョンを見る)

ス:ホントにそう・・・そうだった・・・。(ちょっと困った顔をする)


ヨンジョンがそんなスワンをじっと見て、やさしく微笑んだ。


ヒ:もっといろいろ食べなくちゃだめだよ! ママはいつもそう言ってたよ。


スワンがちょっと恨めしい顔でヒョンスを見る。でも、すぐに気分を取り直す。


ス:そうね。健康のためにはいろいろ食べなくちゃ!
ヒ:そうだよ!

ヨ:スワンさん、どこかお店を知ってる?
ス:ええと・・・そうねえ・・・いろいろあるけど・・・。(考える)
ヒ:冷麺のお店は駄目だよ!

ス:(笑って)わかってるって! あなた、ヤな子ね。(笑って眉間に皺を寄せる)
ヨ:じゃあ、スワンさんを信じて、任せようか。
ヒ:うん!


3人はスーパーを出て、食堂街のほうへ歩いていく。


ヒョンスがうれしくなって、スワンと手をつなぐ。


ヨ:おい。独り占めは駄目だよ。
ヒ:スワンさんは僕の友達だよ。
ヨ:そうだけど。


ヒョンスが父親を見て、笑った。


ヒ:知ってるよ。お父さんがスワンさんを好きなの。
ヨ:ヒョンス。

ヒ:そうだよね?
ヨ:・・・。

ヒ:いいよ、僕は。スワンさんが大好きだから・・・。

ヨ:ヒョンス・・・。
ヒ:だって、好きでしょう?

ス:・・・。

ヨ:うん・・・そうだよ。お父さんはスワンさんがすごく好きなんだ。


ヨンジョンがスワンを見た。
スワンはドッキリして、ヨンジョンを見つめる。

そして、自然にスワンの口からも言葉が漏れた。


ス:ヒョンス君・・・私もお父さんが好きなの・・・。(ヨンジョンを見つめている)

ヒ:・・・そうなんだ・・・。(驚く)



わかっていても、ヒョンスは、スワンの気持ちに驚く・・・。
でも、大好きなスワンだもの・・・。


ヒ:じゃあ、皆で好きでよかったよ。

ス:(ヒョンスをじっと見る)ありがとう、ヒョンス君。
ヒ:・・・。(スワンを見つめる)



3人は楽しげに、食堂の前の品書きで、店を選んでいる。



ヨ:スワンはもう温麺を食べたんだろ?
ス:でも、選んでもいいじゃない・・・。ここがいいかなあ。
ヒ:お父さん、10種類のナムルって書いてあるよ。体にいいよ。


ヨンジョンとスワンが顔を見合わせて笑った。


ヨ:じゃあ、ここにするか!




ジョンアは教授との打ち合わせが長引き、外でご飯を食べていこうと、食堂街に入る。
いつも通っている自然食品の食堂の前まで来て、聞き覚えのある笑い声に気づく。


そちらの方向を見ると、ヨンジョンとスワンが普段着で買い物袋を提げ、しかも息子のヒョンスまで連れて食事に来ている。
3人は今、まさに店に入ろうとしている。


スワンはいつもの父親の大きなメガネをかけて、笑っている。

それを見るヨンジョンが、幸せそうに笑った。





続く・・・



ヨンジョンの過去が、ジョンアの様子がちょっと気になりますね・・・




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