2009/08/11 00:30
テーマ:短編集 カテゴリ:韓国俳優(ペ・ヨンジュン)

ドンヒョク祭り!  「その男、シン・ドンヒョク」

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昨日のドンヒョクの20話のメール。沢山の方の心拍数を上げたみたいで・・^^


あのメールを聞いた事で、今日はこんな短編を1つ。

本編のホテリアーに沿って、描いてみました。考えたらホテリアーを書くのは

初めての私。
BGMと共に、本編を思い出してくださいな。

 

 



朝靄の中を1人、男が走っている。




風を切るように走るその姿は、ジョギングの域を雄に超え、


まるで何かと闘っているようだ。

 


その男が住み着いた場所は、ソウルでも有数の特急ホテル。


長い坂の上のその部屋は、今朝も男を温かく迎えた。

 





21年。




忌み嫌っていたその故郷に戻ってくるまでのその期間は、


男にとって今や過去でしかない。




差別、憎しみ、望郷、虚栄心。


異国での男の心は、孤独だった。

 





たった一人の女が男の人生を変えた。

 


戦場で出逢った故郷の言葉、


ほんの少しのセクシャルな感情。

 



その女の微笑みが、男を機上の人にした。

 




故郷での再会に、何故こんなに心がときめくのか。

 


他愛のない約束。


待ちぼうけの深夜バー。

 



男の部屋の前にその女が立っていた。


女に握手を求めた時、それが恋だと男は知った。

 

 



男には消したい過去があった。



捨てられた子供。


生き別れの父。



その消息が分った時、男の足はその町に向かった。

 



おぼろげな記憶の隅のその人は、


自分を異国に売ったという。



そのやつれた姿に、男は後を振り返らなかった。

 



止め処なく流れる涙は、何の涙なのか。


父の写真を破った男は、女に初めてのメールをした。

 



男が酔った姿を、女は初めて見た。


海に行ったと言う男は、少し寂しそうだった。

 


煌々と光る建物の中。


ぎこちない2人のダンス。



強引なその腕に女は戸惑い、そして男の想いを受け入れた。

 



女の何度目かの誕生日。

 


抱えきれない贈り物を断る女に、たった一つ渡せたネックレス。


綺麗・・と呟く女を、

綺麗だ・・と男は思った。

 


女の部屋へ着いた時、


急に口数が少なくなった女に向けた、熱い眼差し。




その細い手首を掴んだ時、


初めて男は、自分を抑えた。

 





その時は突然訪れた。



早朝、女は男からのネックレスを突き返す。


男の弁解を聞こうとせず、女は別れを告げた。




男は、生まれて初めて自分の仕事を悔やんだ。

 



女は、男の電話に出なかった。


メールも無視し、悲しみに暮れた。



女友達と飲み明かした朝。


大幅に遅刻した女を男はずっと待っていた。




通り過ぎる女を通路に閉じ込め、自分の想いをぶつける男。


強引なその姿に抵抗していた女は、


その心の叫びに、唇を許した。




衆人環視の中、情熱的に交わされる口づけ。


女は、自分が男を愛している事を思い知った。

 


男は最後の賭けに出た。


女か、ホテルか。




だが・・女は来なかった。



神に祈りを捧げる男。


闘いがまた始まった。

 



男と女は別の方向を見ていると思われた。



女はホテルを守るために。


男はホテルを得るために。

 



だが、2人の心は離れられずにいた。


運命の半身。


それが2人だったのだ。

 



男の妹がホテルの従業員と分った時、


迷っていた男は、ついに動き出す。

 


男の命懸けの闘いの末、女の宝は守られた。


そして、女は男の求婚に「イエス」と答えた。

 



国外追放になるのは承知の上だった。


女と一緒なら、戻る国も以前とは違う景色だと思ったから。



だが、女は一緒には行かなかった。


自分を頼る人と、ホテルを裏切る事が出来なかったから。

 


坂の上でずっと待っていた男のスーツが、風にはためいた。

 






そのVIPが到着したと聞いた時、


女は気乗りがしなかった。



いつも雑用をこなすのは自分だったし、そんな女の苦労は


なかなか報われなかったから。

 



だが・・・



そこにいたのはただのVIPではなかった。

 



ロビーを一歩ずつ、自分に向かって進むその足取り。



少し癖のあるその立ち姿。


それは夢にまでみた、あの男。

 



「御滞在はいつまで?」

 


「永遠に・・・永遠にあなたの傍に・・」

 

 

 

 



走る男は、最後の坂を上りきった。

 

クールダウンする男を、夜勤明けの女が待っていた。

 


「おはよう。ドンヒョクさん・・」


「おはようジニョン。もう、仕事は終わった?」

 




そのドアの先は、2人だけの世界。

 




男は片手で、未来への扉を開けた。


2009/08/10 00:31
テーマ:彼の作品達 カテゴリ:韓国俳優(ペ・ヨンジュン)

ドンヒョク祭り!  「ドンヒョク20話のメール」

Photo
 

夜8時前くらいに地震がありましたよね!皆さんの地域はどうでしたか?


食事しながらTVを見ていて、いきなり揺れたのでびっくりしました。


関東、多摩地方は震度3。もっと揺れたような気がしたけどね~。

揺れてる時間も結構長かったし。
揺れてる間、慌てる息子に旦那が「もし、もっと

大きな揺れが来て避難したらなかなか食えないから、今のうちに全部食っとけ」

って。
あのね。そういう問題じゃ・・





え~と、今日はね。



はい。ここ開けた瞬間に聞こえてきましたよね。


今日のBGMは、


ホテリアー最終回のドンヒョクのメール、でございます。

 


今日のBGMは何にしようか・・なんてPCの中を捜していた私。


何を書くかより先に、そんな事をしていたんですが^^


これを見つけて聞き入っちゃったんです。

 



思えば、初めてホテリアーを見た時。


このシーンで涙した私。


その時は確か吹き替えだったにも関わらず、


そのままヨンジュンへまっしぐら。



で、本人の声で聞いた時の衝撃っていったら・・・・

 

“号泣”でしたね、まさに。



あの後の社長の臨終のシーンまで引きずっちゃって、


もうボロボロ。



そして、最後の抱擁でまた号泣だ。


体力使いますよね。ホテリアー最終回(笑)

 


・・・って、私の書き込み、今、全然読んでないですね、きっと^^

 



どうぞ聞き入ってくださいませ。

 

ヨンジュンの、ささやくようなセリフ。


あの氷のようだったドンヒョクの、ジニョンに対しての愛のメール。

 


「サランヘヨ、ジニョンssi・・・」

 


最後に名残惜しそうに、閉じるドアから外を見るドンヒョク。

 

私なら、飛んで行きますのに~~


2009/08/09 00:49
テーマ:K-POP カテゴリ:韓国俳優(ペ・ヨンジュン)

留守番組へのBGM

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ヨンジュンでいえば、この曲はこんなイメージ^^

大人っぽいっていうか・・バスローブドンヒョクだ~!




帰省が始まってるみたいですね。


土曜日。普通なら結構混むランチ時なのに、あれ?っていう客数。

走っている車も、どことなく少ないし、皆さんもうレジャーに出かけて

しまったんでしょうか。


今年は来週の半ば頃から旧盆になりますが、カレンダー的に言えば、

土日を加えた今日が活動開始なんでしょう。土日は高速も安いしね。


早めに行って早めに帰って来よう!っていう方も多いはず。

長時間のドライブとかで、お疲れじゃないですか?

 

運転しなくても狭い車内に長時間。

エコノミー症候群にもなりやすいです。

(思えば、これって凄いネーミング!確かに飛行機狭いですものね)


長い間足を動かさないだけで、血栓が詰まって心臓まで・・

健康な人でも罹っちゃいますからね。怖い病気ですし。

おとなしく座っているだけじゃなく、足首を動かしたり、

足の指を曲げたりするのが効果的なようですよ。

 

ドライブにはCDをかけたり、ラジオを聴いたりと色々楽しみがあります

よね♪最近のカーナビにはDVDが見られるものも多いですから、

小さい子供達には、まず後ろでアニメでも見せておくのもいい案!

 

さて、音楽といえば♪


ヨンジュンを知って、韓国ドラマを見始めて。

その主題歌や、挿入歌に良い曲が多い事に気付き・・


K-POPが好きになって行く過程には色々あるでしょうけど、

ここを覗いてくださる皆さんの中にはそんな方が多いのでは?


かくいう私もそのひとり!

毎日PCの傍の小さなプレイヤーで音楽を聴きながらこのブログ

も書いています。

 

私がヨンジュンを知るきっかけになった「ホテリアー」

どんどん彼が好きになっていった「冬ソナ」


その後、PCの中に彼を探しに徘徊する日々^^

そんな中で見つけた曲が今日のBGMです。


今、CMでも流れてますよね。

天国の階段の主題歌。

すみません・・曲は好きなんですけど、このドラマ見てないんです。



天国の階段も、ぱちんこになるんですね~。


チャングムのぱちんこもあるなら、太王四神記のぱちんこも

そのうち出てきたりして・・・あはは^^


2009/08/08 00:00
テーマ:金色の鳥篭 カテゴリ:韓国俳優(ペ・ヨンジュン)

金色の鳥篭 ― スジニの愛 ― 7


 

 



国内城の中は全て知っているつもりだった。

 


普段人が出入りしない地下の王家の酒蔵や下級兵士の部屋まで、


昔のアタシはどこにでも顔を出していたから。

 


王様の部屋にもアタシは出入り自由だったし、


大殿で大酒を飲んでは、そのまま眠ってしまう事もあった。

 


誰もそんなアタシを咎めたりしなかった。


王様は、そんなアタシを許してくれていたから。

 



でもたったひとつ、当時のアタシが入れない部屋があった。

 


それは・・・霊廟。

 


王家の血を引く者と、神の声を聞く者だけが入室を許される場所。


前王が、命を絶たれた場所。

 


その神聖な場所に、王様はアタシを連れて来た。


尻込みして階段を下りようとしないアタシの手を、


しっかりと握って。

 




「王様。どうして?ここは」



「入るぞ」



「アタシには入れない。入る資格が無い・・


ここは神聖な場所なんでしょう?」



「そうだ。ここに入れるのは王家の血縁者と、神の声を伝える


ことの出来る者。お前は朱雀、チュシンの王を護る者。


そして私の妃だ。何がいけないものか」



「アタシには、神様の声なんか聞こえない。


それが出来るのは、もう一人の朱雀よ」



「スジニ。ここでお前に話がある。


お前は、私の手だけを握っていろ」

 

 



冷たい空気が、アタシの体を包んでいた。


石で出来た真っ白い壁には、何かの魂が宿っている様で。

 


罪深いアタシを、王家の霊が裁いている。


自分の心のままに、甥の父と結ばれたアタシを。


黒朱雀の身で、チュシンの王を愛したアタシを。

 



思わず体を震わせるアタシに、王様は優しく微笑んだ。

 


「寒いか」



「ううん・・でも、少し怖い」



「大丈夫だ。おいで」

 



王様は握った手を離すことなく、正面の像の前に立った。


そして静かに跪くと、アタシにもそう促し、


ゆっくり息を吐くと深い声で話しだした。

 



「私、タムドク。本日は結婚の御許しをいただきに参りました。


父上・・これが、私の妃です」



「王様?!」



「黙って・・・彼女は、私が心から愛する女性です。


そして、私を護り、私を癒す朱雀の継承者。


彼女は必ずや、高句麗の良き母となりましよう」



「王様!アタシは黒朱雀なのよ。本当の朱雀は!」



「彼女は、高句麗の未来です。強く、慈悲深く、清く、温かい。


彼女の温かさと明るさが、必ずやこの国をチュシン国へと導くでしょう。



私はその未来を、彼女と共に歩んでいきたい。


彼女の全てと私は共にある。共に愛し、共に戦い・・


共に果てたいのです」



「王様。ここに居るべきなのは、アタシじゃない。オンニよ」



「お前は、それを望むのか?それがお前の真実の気持ちなのか?


お前まで、この私を裏切るのか」



「そんなこと」



「キハは、もう終わったのだ。あの時、全て終わった。


今、私とキハの間には、重なる物は何ひとつ無い」



「アジクがいるわ」



「そうだな・・アジクがいる。


だが、あれから私達の道は違ってしまった。キハがアジクを


ひとりで産んだ事を、私はキハに詫びねばならない。だがな」



「やめて。それ以上聞きたくない!」

 


耳を塞ぎうずくまるアタシの肩を、王様は大きな両手で優しく


包み込んだ。そして、震え続けるアタシを強く抱き締めた。

 


「離して。分かって・・王様。


アタシは黒朱雀。チュシンの王とは添えないの。


いつかアタシは、怒りで自分を見失ってしまう。


世界を火の海にしてしまう。


あなたの手で妃を殺す事になるのよ。そんな事になったら・・


アタシは、何も望んでいない。


もうあなたにはいっぱいの奇跡をもらった。


これからは、ただの家臣でいいの。だから・・」



「スジニ。よく聞け。分かっておらぬのはお前だ。


・・忘れてはいないか?私達はアジクを護らねばならない。


これからすぐにアブルランサに赴き、火天会の手からアジクを


取り返さねばならないのだ。


あの子は私の血を引いている。チュシンの王である私の血を。


今や全ての神器を手にした火天会は、アジクの血でさえ天の封印が


解ける。それはどうしても阻止せねばならない。


親である私達があの子を護らずに、誰が護るというのだ。



言っただろう?お前がもし黒朱雀なら、私が止めてみせると。


どんな火も私が消してみせると。


その気持ちは、アジクが私の息子と知った今でも何ら変わってはいない。


・・たとえ、アジクを産んだのが誰であっても。



スジニ。あの子の父が私なら、あの子の母はお前だ。


乳飲み子の時より慈しみ、愛情を注いで育てきたお前しかおらぬでは


ないか。この私が愛しているのもお前だけだ。


この私の想いが、まだ分らぬのか!」

 




分かってる・・・


   王様の気持ちは、分かってる・・けど。

 


でも・・


   でも・・・

 

 


「これだけ言っても、私の想いが信じられぬか。


ならば今、ここでこの胸を裂き、私の心をお前に捧げよう。


私の心に偽りがないと、お前が証明せよと言うのなら。



いいか、スジニ。ここには父上の魂もおられるはず。


そして私は、天と神と全ての精霊の前で、お前を妃に選んだのだ。


これは王の決意だ。チュシンの王の天への誓いなのだ。


それを忘れるな」

 

 


王様?

 

そうか・・・

 


今まで、アタシは自分の想いを貫くために、


自分で羽根をもぎ取り、王様の鳥篭に入ったんだと思ってた。



もう、決してひとりで空を飛んだりしない。


天に背き、罪を背負っても、アタシは王様の傍にいるのだと。

 



王様がアタシを見つめている。


強く優しい瞳。


アタシを抱く、その手が小さく震えていた。

 



あぁ、やっと分った。



アタシだけじゃなかったんだ。


王様も同じ想いだったんだ。

 


王様は天に誓った。



今、王様はアタシと一緒に、あの金色の鳥篭の中にいるんだ。



その鍵は、王様が握っているんじゃない。

 


天が・・・



天が・・アタシ達を・・

 



それは決して囚われの身としてではない、


硬い鉄格子などない、空に輝く鳥篭。

 




そうか、王様・・



あの色は、あの金色は、


  
   太陽の色、だったんだね。

 

 


「スジニ、もう迷うな。


チュシンの王とその妃が、我が子を取り戻すのだ。


この戦いは聖戦だ。我らは心をひとつにして戦わねばならぬ。


この部屋を一歩出たら、お前はもう私の妃だ。


毅然として前を向いていろ。


強く、雄雄しく、そして兵士に優しく微笑んでくれ。


それがお前の使命だ。“高句麗の母”として・・


“私の妃”としてのな」



「・・・」



「スジニ。よいな」



「・・・・はい」



「それでいい」

 




白く重い扉が、ごおと開く。



王様は大きく頷くと、前を向き、足早に歩き出した。

 




「すぐに城内と国中に触れを出せ。アブルランサに行く」

 



扉の前では、コ将軍が控えていた。


将軍はアタシの顔を横目で見ると、ふっと頬を緩めた。

 



「かしこまりました」



「それからコ将軍。

たった今私は、スジニを娶った。城内の者にも・・」



「承知いたしております」



「・・そなた、盗み聞いておったか」



「滅相もございません。このような厚い扉。


それに私は、地獄耳ではございませぬゆえ」



「ふっ、どうだか知れぬわ。スジニ!すぐに出陣の準備だ」



「はい」

 

 

 

 


「陛下!アブルランサに行くとはどういう事ですか!


つい先ほど、もう少し様子を見ると仰られたばかりではありませんか!」

 


突然の出陣を知らせる笛の音に、作戦室はざわめいていた。


お師匠様、タルグ、チュムチ、カンミ城主。


傭兵団、助っ人に加わった部族長達。


突然の王様の出陣に誰もが驚いた。

 



「陛下!!」



「私の息子がさらわれたのだ」



「・・何、ですって?」



「私の息子がさらわれたのだ。息子は今、火天会の手の中にある。


全ての神器を集めた彼らには、今や天孫の血を引く息子の心臓


だけで天の封印が解ける。チュシンの王である私は、行かなければ


ならぬ。そしてそれを阻止せねばならない。



急ぎ我らはアブルランサに出陣する!!


時間がないのだ。皆、私に付いてきてくれ。


それから・・・ここにいるスジニは、今日より私の妃となった。


この戦いには妃も共に向かう。皆、援護を頼む」

 


「陛下!!何を仰いますか!


前にお伝えしたはずです。スジニは・・」

 


「お師匠様。ごめんなさい。でもアタシ・・もう、迷わないから。


皆さん!お願いします。どうか、力を貸して下さい。


あの子は、王様の息子。あの子は、希望なのです。


絶対にあの子を敵の手に渡してはなりません!


私達と、共に戦って。でも決して命を粗末にしないで下さい。


必ず生きて帰って下さい。私達に、そう約束して下さいますか?」

 



「スジニ・・お前」

 




気がついたら、アタシは全員の前に手をつき、頭を下げていた。


目の前でいきなり土下座をしたアタシに、


王様と室内にいた者全員、驚きを隠せない。

 



やがて、床に頭を擦り付けんばかりのアタシの姿に、


作戦室の中はざわめき出す。

 



「お妃様?」



「お妃様!お止めください。お顔を上げて下さい!」



「お妃様バンザイ!!」



「うおー!!出陣だー!!」



「聖戦だ。これは、高句麗の全てを賭けた聖戦だ!!!」

 

 

 


城全体が出陣の準備で慌しく動いている。


遠方で倭と伽耶と戦っていたフッケ将軍も、


この戦いのために戻ってきた。



相変わらずの貫禄で、自分のいない間の留守を任せたタルグの


頼りなさに溜息を吐き、王様以下、勢ぞろいした将軍達の前で


息子を一喝したフッケ将軍は、アタシが妃になった事を知ると、


王様に向かって呆れた顔でこう言った。

 


「だから私が前から言っておったのだ!王家の妃はチョルノ部族


から出すと。私は先王から直々に言い付かっておったのですからな。


陛下。どうせこうなるのだったら、養子縁組の話が決まった時に


さっさとスジニを組み敷いてしまえばよかったのです!!


まったくあの時、先生がごちゃごちゃと余計な事を言うから・・


おかげで私は、娘の嫁入り姿を8年も待つ羽目になったのだ。


陛下!聞いておりますか?私もいつまでも若くはないのですぞ!!」

 


王様は苦笑して、「すまなかった」と謝り、


それを聞いたタルグは、飛び上がらんばかりに恐縮した。

 



大声で笑う王様。


上機嫌のアタシの父上。



大きな戦いを控えた国内城は、


何故かとても明るい笑顔に包まれていた。

 

 

 



「これでよいのだ。スジニ。


皆、お前が妃になった事で士気が上がっている。


この戦いは、決して負けはしない。


今回の我が軍は、今までで最強の軍だ」

 




王様の部屋。


もう足を踏み入れる事はないと、


あの時、涙で去ったあの部屋。

 



ここでアタシは、また王様に鎧を着せている。



しかし、もう以前のように恐る恐る着せてはいない。


王様の体にしっかり鎧を這わせ、ぴったりと余分な緩みも出さず


着せる事が出来た。



それはアタシが、王様の体を憶えたから。


私達が・・・夫婦になったから。

 



「スジニ。この包みを開けてみろ」

 


王様がアタシに重い皮の包みを差しだした。


何?と言うアタシに、王様は笑って答える。

 


「いつか渡せる時が来ると、ずっと持っていた。


パソンが作ったお前の鎧だ。パソンもこれを作ってお前を待っていた。


皆、同じ気持ちだったのだぞ」



「パソンオンニが?」



「そうだスジニ、服を脱げ。私が着せてやる」



「お!王様!何を言って・・」



「何を今更驚く。この体のどこに触れればお前が高く鳴くのかも、


私は知っているのに」



「王様っ!!」



「着させて欲しいのだ、スジニ。お前の出陣を私に手伝わせてくれ。


私の手で着せた鎧だ。必ずやお前の命を護ってくれよう。


以前・・私は戦場でのお前が心配でならなかった。


敵を斬ったその後、必ずお前の無事を確認した。


お前が飛ぶように敵に矢を射る姿を、私はいつも目で追っていた」



「・・・」



「それが愛だったのだ。


その時の私には、そんな事すら分からなかった。


馬鹿だったな・・さあ、パソンの鎧と、私の念がこもった鎧だ。


これならば、敵の刃も矢も必ずはね返すぞ」

 



くすりとアタシが笑った時、もう王様の手はアタシの着物に伸びていた。


そして器用な手つきで、あっという間にアタシは裸にされていた。

 


「・・やだ、王様!早く着せてください」



「ぁ。見惚れていた。綺麗だ、スジニ。もう少し、このままでよいぞ」



「よくありません!!」



「あ~、私は鎧を着てるのか・・スジニ。どうしてこんなにしっかり


着せたのだ。また脱いで着るには、結構な時間が掛かる」



「王様!」



「あっははは!!怖い顔だな。あはは!」

 


「ひとつだけ、約束して下さいますか」

 


アタシの胸の前で、最後の鎧の紐を結ぶ王様。


その目をはっきりと見ながら、アタシは言った。

 


「アタシに心の準備は出来ています。


どうかその時が来たら、ためらわないと。


そう・・約束して下さいますか」



「そうか。ああ、約束しよう。ためらわない。


ただし、私の方法でだ。


天が何と言おうが、私の妃の事は、私自身が決める。


妃よ・・・それで、よいな」




「はい。王様」

 

 

 




時は満ちた。



目の前には、数万の敵。

 



アジク・・・待ってて。

 


もうすぐ

 


    

    オンマが迎えに行くから・・・


2009/08/07 00:40
テーマ:ひとり言 カテゴリ:韓国俳優(ペ・ヨンジュン)

世間的には、かなり贅沢な桃地獄

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韓国の人って、果物をすごく食べるって印象がないですか?


ドラマでも映画でも、テーブルの上にはいつも果物。

ヨンジュンもよく果物を食べている映像がありますよね♪

これ→はドンヒョク。オレンジジュースだけど(笑)

 



うちの旦那の実家は、福島の桃農家なんです。

1年間、桃だけの収入で生活している専業農家。


今の時期、桃は最盛期。

スーパーでも、よく売られていますよね。

 

結婚してから20年。

おかげさまで桃を買った事がありません。

毎年、お中元のお返しに実家で送ってくれるので・・


それはいいんですよ。

とても有難いですし、いただく桃は美味しいですからね。


問題は・・・量が、ね^^

 

話せば長いんですが(笑)うちの旦那は、複雑な家庭環境

に生まれた人で。


去年亡くなった義母は、彼が生後8ヶ月の時に離婚したので、

彼は祖母に育てられたんです。義母の実家ですね。それが桃農家。

そこから毎年2箱。

 

離婚して別々に暮らした父もまた桃農家の人で^^

兄が跡を継いでいますが、そこからも桃が送られてきます。

それがまた2箱。


生前は母まで別便で2箱送ってきましたから、毎年6箱もの桃が、

3日と間隔を空けずに届いたわけです。


有難いんですよ~~。でも日持ちがしない。

御近所、職場、友達・・配るにも限界が・・(涙)


毎年、ジャムやジュース、シャーベットなども作るんですが、

それでも食べきれなかったんです。


それもそのはず、去年まで子供達が食べなかった!!

どうしてだか好きじゃなかったんです。


でも、今年は何かが違う。

娘が「お母さん、桃って美味しいじゃん!」って。

 

大人の味覚になる時ってありますよね。

子供の時に食べられなかった物が急に食べられるようになる時。

 

暑い毎日。

今年は毎日娘と冷蔵庫で冷やした桃を頬張っています。


まだまだ在庫はあるけれど、今年は何とか頑張れそう^^

台所で娘と2人。顔を突き出して食べる桃は美味しいですよ。

 


以前アジアツアーのDVDの中で、ヨンジュンがマンゴスチンを

食べていましたよね。スタッフに皮を剥いて上げる姿・・


「ん・・」っていう可愛い返事に、倒れそうになりましたっけ。


あの時100個以上食べたとか聞きましたが、果物好きなんですね。

彼に、うちの桃を食べさせてあげたいなあ。

 

台所で一緒に流しに顔を突き出して、丸ごとの桃をガブリ!!


果汁でベタベタになった顔を、お互いに笑ったりして・・


そんな妄想する私は・・いけませんかね(笑)


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