☆BGM「天国のキッス」~松田聖子~誤解のないように先に言っておきます。声がかけられなかった・・・って。相手は、もちろんヨンジュン・・・では、ありませんので。どうぞ、ご安心を。昨日は自転車がパンクしてしまったので、徒歩で出勤。のんびりと歩いていると・・・。1台の自転車が全速力で、私を追い抜いて行った。朝は、みんな急いでるのね・・・。走り去る自転車の女性の背中をふと見ると。≪トカゲ≫彼女の背中に、1匹の小さなトカゲがしがみついていた。人間って、びっくりすると声が出ないものなのね。全速力の自転車は、トカゲを振り落とすことなく。走り去って行きました。数日前は、スーパーの駐車場で見かけた女性。どこに駐車しようかな・・・と、迷ってる私の車の前を横切って行った彼女。≪洋服が裏返し≫品質表示のタグがひらひらしてました。窓を開けて、「裏返しですよ~」と叫ぶわけにもいかず。あのあと、誰か教えてあげたかなあ。そう言えば、OL時代。電車の中で、後頭部に「カーラー」をつけたままの女性を見た。満員電車、誰も言えないあの雰囲気・・・。もうひとつ。これもOL時代のこと。駅のエスカレーター。数段先にいるスカートをはいた女性。ベルトに何か引っかかってる・・・。何だろう?って。その時は気づかなかったんだけど、あとになって。≪軽量フック≫だったと気づいた。あまり重いものはかけられない・・・けれど、結構役に立つあれ。後ろに粘着テープが付いたフック。その、粘着部分が、こちらを向いていた・・・というわけ。何でそうなったのか・・・。きっと、彼女もわからない。これで、声がかけられなかった話しはお終い。さて、相手がヨンジュンならどうする?と言う、ことになりますが。目の当たりにしても。「すてき過ぎて声をかけることができなかった。」こんな報告、したいですね・・・。 ☆今日のBGM≪天国のキッス≫これは、マッチの「ハイティーン・ブギ」に続いて夫と観た聖子ちゃん主演の映画の主題歌。映画の題名は忘れてしまったけど。夫が「つまんねぇ~」と言ったことは憶えてます(笑)
☆BGM「YOUR EYES」~山下達郎~今朝、会社に着いたら、お友達からメールが来ていることに気がついた。内容は、ヨンジュン帰国のお知らせ。メールを読んで、無事のご帰国何よりでした・・・と思いながら。妙な感覚に陥っていた。すごく、私らしいと言えば、私らしいんだけど。やんちゃな若い恋人が、常夏の島でバカンスを過ごして帰って来た。楽しかった?いいコトあった?って、聞いてみたい。そんな感覚。ヨンジュンはワイキキビーチで泳いだのかしら?太陽の光を思う存分、浴びたかしら?黒いトコロと白いトコロの境界線、見てみたいなあ。体のどの部分?と想像したでしょう?皆さんがどこの境界線を想像しようとご自由ですが。私は、パンツ(下着ではなく)の裾、あたりのライン。膝から下は、陽に焼けてるかしら?そして、手袋のライン。ゴルフの・・・です。いつも「R的」な発想をしていると思われがちなので。今日は、明確にしておきます(笑)黒いトコロが多いってことは、健康的にバカンスを楽しんだってこと。白いトコロが多いってコトは・・・。ホテルのお部屋でおとなしくしてたってコトね。アメリカでのこと。ハワイでのこと。ヨンジュンの口から、語られる日がくるかしら?陽に焼けたサングラス姿のヨンジュン。かっこいいだろうなあ・・・。
☆BGM「名前のない空を見上げて」~MISIA~≪朝鮮日報≫の記事を読んだ。≪パク・ヨンハさんコンサート払い戻し「ゼロ」≫たった1行の見出しを読んだだけで、胸に熱いものを感じた。「好きになる」と言うことは、こういうことなんだなあと思った。手元に残った1枚のコンサートチケット。それを持って、彼に会いに行くことは叶わなくても。手放すことはできない・・・。その気持ちが伝わって、いまさらながら彼の死を惜しいと思う。ヨンハ氏の訃報を知ってから。それをヨンジュンに置き換えることは、私にとってとても恐ろしいことで。例え、「仮に・・・」であっても。口にしてはならないことだと思った。今・・・思いは、昨年の東京ドームのイベントに繋がる。あの時、もしも・・・ヨンジュンが、体調不良を理由に。「元気な姿で皆さんの前に、立つ自信がない」と。イベント中止を申し出たら・・・。私たちはどんな反応を見せていただろうか。会えることを楽しみにしていたのに・・・。と、言う気持ちを抱きながらも。ヨンジュンの決断を責めた人は一人もいなかっただろうな・・・と言う気がする。それは、場所柄、宿泊も、新幹線も、飛行機も・・・。何も、考えなくていい私の勝手な思い込みかしら?巨大イベント会場のキャンセル。そこから発生するあらゆる損害賠償。そう言うことを憂うより先に。ヨンジュンの脳裏には、私たちのがっかりする顔が浮かんだんだろうな・・・。「大切な人を思う気持ち」それはけして一方通行ではなかったような気がする。今日も明日も。私たちがヨンジュンを思って暮らしているのと同じように。ヨンジュンもきっと、≪家族≫を思って暮らしている。「溺愛家族の典型ね」って。笑われそうだけど、ただ単純に、率直にそう思う。今日も、元気でいることを祈ります。
☆BGM「虹の木」~さだまさし~≪ホノルルの景色とともに≫朝、涼しいうちに・・・と、言っても9時過ぎに。庭の雑草取りを始めたものの・・・。半分終了した時点で、ギブ・アップ。クーラーのきいた部屋に飛び込んだ。今日も、半端なく暑い!みなさんのところは、いかがでしょうか?昨日は、来月に控えた夫の1周忌の場所選び。近所のお店をネット検索して、下見をして回った。割と近場で、予算通りのお店が予約できて。こちらは、ひとまず安心。一昨日は、初めての試みとして。車で、実家まで行ってみた。高速道路走行経験なし。カーナビなしの、なんとも頼りない運転。千葉県を抜けるのにひと苦労し。【蔵前】の標識が見えた時は、ほっとした。東京に入れば、地理的感覚は大丈夫。スカイツリーを横目で眺めて。下町気分を味わいつつ・・・。神田・・・本郷・・・駒込。東大の赤門前では、懐かしさが募った。いいなあ・・・東京。いいなあ・・・下町。写真は、都内を走っている【都電】。今は、唯一この路線だけが残っている。実家では、父の仏壇に手を合わせ。母と一緒に夕食を食べ、おしゃべりし、深夜に出発。夜は、道も空いていてスイスイと帰ってこれた。私の連休の話はこんなところ。さて、さて・・・。ヨンジュンはいずこで、いかがお過ごし?某ルートから、こんなスクープ写真を入手。金髪美人の肩を抱き・・・。「タム様」もヤル時はヤル・・・って?お仕事・・・そして、バカンスの「成功」を祈ります。
☆BGM「シングルアゲイン」~竹内まりあ~「騙したのね」「騙したなんて、そんな・・・。私も知らなかったのよ」ソウルで開催される日韓合同のコンサート。すでに通訳の仕事から遠ざかっていた私が、スタッフのひとりとして参加することを決めたのは、かつての仕事仲間のアサミに何度も頭を下げられたからだった。「あなたに頼まれたから、仕方なく来たけど。帰るわ」「帰るって、いまさら・・・そんなこと言われても困るわよ」打ち合わせ前に全員に配られたスタッフ名簿。その中に、私はインスの名前を見つけて愕然とした。もう二度と会うこともないと思っていた人。その人が、同じ仕事に携わる人物として名を連ねていた。私は、一刻も早く会場を出て行きたい気分だった。「本当に知らなかったのよ。ユキに言われるまで気付きもしなかったわ。ねえ、知ってた?」通りがかった先輩スタッフを捕まえて、アサミが尋ねた。「何を?」「これ、これ」アサミはスタッフ名簿のインスの名を指差した。「知ってたよ」と、彼はあっさりと答えた。「いつ?ねえ、いつ聞いたの?」「今朝」「今朝~!」「それがどうかした?」「別に・・・どうもしないけど・・・」「ワケあり?たとえばさァ・・・一度だけお付き合いしたとか?いや、そんなわけないな。何しろ相手は超有名な人だし」「え・・・っ、超・・・有名?」「業界ではね。ずっとフランスに行ってて。つい最近、帰国したらしいよ。向こうでも認められて、いくつも大きなコンサートをやったって」「詳しいのね」「これもさっき聞いた」関心などあるはずがないのに、私は、いつしかふたりの会話を真剣に聞いていた。 インスが、フランスに・・・。ソウルで暮らしていると思っていたインスは、数年間をフランスで過ごしていた。今、改めて、私はインスと自分との間に横たわる時の流れを感じた。「有名な照明監督が加わったって、俺たちには関係ないよ」「関係ないって、どういうこと?」「監督はハンさんって言う人だろう?キム・インスって人は総監督」確かに彼の言う通り、インスの肩書きは「総監督」となっていた。「総監督なんて人は、現場には来ないさ。指揮するのは監督で、総監督は事前にアドバイスするくらいだよ」「そうなの?」アサミがちらりと私の顔を見た。「せいぜい、客席から見物する程度じゃないか?」そう言って、彼は控え室を出て行った。「・・・だってさ」顔を合わせなければいいよね・・・とでも言いたげな顔で、再びアサミは私を見た。「打ち合わせが始まる前に、何か食べておこうよ」何とか私の気分を変えようとしているアサミの気持ちは解ったが、食事をする気にはなれなかった。顔を合わせなければいいと、あっさり割り切れるはずもなかった。 「ねえ、この名簿、あの人も見るかしら?」名簿の末席には、私の名前も入っていた。「さっきの話だと、現場に来る可能性はないみたいよ。だから、名簿なんて見ないんじゃない?」たとえインスが、名簿を見たとしても、私の名前に気付くとは限らない。もうすでにインスの記憶の中から、私の名前は消えているかもしれないのだから・・・。自分で決めて、自分から言い出した別れだった。別れると決めた日から、インスには会っていない。インスが何らかの手がかりを探り当てて、訪ねて来てくれるのではないか・・・。別れた当初はそんな期待も心の片隅にあった。でも、それも歳月の流れとともに消えていった。忘れるための最も簡単な方法は、会わないことだと思った。インスと別れたことを後悔したことは一度もない。それがふたりにとって最善の選択だったと、今でも思っている。それぞれの人生を歩み始めて、5年が過ぎた。生きていれば、どこかで偶然、会うこともある。極めて単純なことなのに、別れてから一度もインスとの再会を思い描いたことはなかった。それは、日本と韓国との距離がそう思わせたのかもしれない。 「あの人は結婚したかしら?」ふと心に湧き出た思いを言葉にした。「冷たい言い方かもしれないけど。5年も経ってるんだよ」アサミが何を言おうとしているのか解っていた。結婚していたって不思議じゃない。むしろ、そう考える方が自然なのだ。「ユキ・・・。後悔してないって言ったよね」「別れたこと?」「それも含めて。今の生活を選んだこと」「後悔してないわ」「だったら、会ったっていいじゃない。堂々としてればいいのよ」私を支えてくれている≪家族≫の顔が浮かんだ。こんなことで動揺し、心を乱していたら、彼らに恥ずかしいと思えた。インスに対しても同じだった。もしも、顔を合わせたら、幸せに暮らしているのだと感じてもらいたい。そのためにも、臆病になることなく、アサミの言うように堂々としていようと思った。 「帰るなんて、無責任なこと言ってごめんね」私は、アサミに詫びた。「謝る必要なんてないわよ。そう思うのも当然のことだもの。ユキがやる気になってくれてよかった。さあ、行こう」私たちは、食事をするために、外に出た。会場周辺は、すでにチケットを手に開場を待つ人達や、当日券を購入する人の列で、賑やかだった。私のちっぽけな感傷などお構いなしに、「時」は確実に前に向かって進んでいるのだと思った。「何食べる?ユキの食べたいもの何でも奢るわよ」帰ることを撤回したことで、アサミの声はすっかり明るくなっていた。通りの向こうに視線を向けた。その瞬間から、私の足は凍りついたように動けなくなった。「ユキ・・・?どうしたの?」アサミの目が私の視線の先を辿って行った。「あ・・・」そこには、信号が替わるのを待つ仲睦まじい家族の姿と・・・。あの日から、少しも変わることのないインスの笑顔があった。