ヨソ様の車。
もうすぐ車検を迎えるウチの「セレナ」
ここ数日、悩んだ結果、新しい車を買うことに決めた。
「セレナ」にはパパの思い出がたくさん詰まっているので、
ずいぶん迷ったのだけれど。
あて逃げされた傷もあるし・・・。
タイヤの溝もすり減ってるし・・・。
電気系統も心配・・・。
そしてなにより、
「セレナ」は我が家には大きすぎる。
購入した時は、息子の野球関係で、
子供たちをたくさん乗せることに役立ったり、
パパがいたから、キャンプにも行った。
スキーにも行った。
でも、もう家族そろってのそう言う行事は、ないと思う。
ほとんど私ひとりが買い物に使うだけの状態。
そこで、今後は、軽自動車に乗ることに決めた。
そうすれば、税金も安いし、
ガソリンの消費量も少なくて済む。
昨日は、近所のギャラリーで試乗会。
車種は娘の意見も取り入れ、
カラーは私の好みを優先させてもらった。
「セレナ」は、いまだに夫名義になっているので、
財産贈与と言う形になり、
諸々の手続きがあって、通常の新車購入より面倒だけれど、
それはディーラーの人が上手に対応してくれることになった。
本当に、思い出のたくさんある「セレナ」を手放すのは、
夫にも申し訳ない気がするんだけど・・・。
今後の経費を考えると、仕方ないかな・・・と、思う。
この何日間か、道行く車がとても気になった。
ヨソ様がどんな車に乗っているかなんて、
今まで考えたこともなかったのに、
それが非常に気になって・・・(笑)
この辺りはもうちょっと奥に行くと、(駅から離れると)
1軒の家で、2台の車を所有するのがめずらしくない。
セカンドカーとして、軽自動車に乗っている人も多い。
軽自動車も、昔と違ってずいぶんとかっこよくなった。
それも、軽自動車にしようと思った理由。
次元はかなり違うけれど、
車を買おうと言う気になると、気になるのはヨンジュンの車。
検索する意味もないのに、調べてみると・・・。
我が家が丸ごと1軒買えるお値段。
オプションを付けたら、さらに価格はUP。
さすがにペ・ヨンジュンと、PCの前でため息・・・。
愛車を爽快に走らせて、楽しむ時間があるといいけど。
お決まりのコースをちょっとだけ・・・じゃ、もったいないような・・・。
でも、所有してるだけで満足・・・って、
感覚が、男の人にはあるのかもしれないね。
最低限のプライバシー。
改装中のヨンジュンの新居の内部写真を撮影し、
雑誌に掲載した記者に対して、
≪私生活侵害が程度を越えていると判断、
所属俳優の安定した生活と私生活保護のために、訴訟を決断した≫
と、言う、記事を読んだ。
改装中の新居にどこまで入り込み、
どの程度の写真を撮ったのか・・・。
その雑誌を見ていないので、断言はできないけれど。
心情的には、提訴の決断は正しいように思う。
四六時中誰かに見られているような生活の中で、
それさえも許容して、
最低限のプライバシーだけは守りたいと、
新居が出来上がるのを待っているヨンジュンのことを思うと、
心が痛む記事だった。
職権を乱用して住居に入り込む記者とは、立場は違うけれども。
以前、自宅の窓を開けて下を見ると、
双眼鏡を構えたご婦人方の姿が見える・・・。
と、言う話を漏れ聞いたことがある。
見られてるのを自分の家に置き換えたら、
かなり不気味な光景。
来日の時には空港までお出迎えに行き。
離日の際には見送りに行く。
そう言う行為と大差ないじゃない?
と、言われたら、反論の余地はないけれど。
私は、ヨンジュンの今、現在の自宅も、
改装中の新居にも、あまり興味がない。
なぜ興味が湧かないのか・・・。
その理由を考えてみると。
きっと、遮断された壁を通り越して、
限られた空間の中で繰り広げられている≪日常≫に
思いが及んでしまって。
そこに存在する人物を想像すると、
♂より、♀だったりする・・・と、言う変な考えと。
自宅でのくつろぎタイムぐらいは守ってあげたいと言う、
まともな考えが、私にもあるから。
つい先日の「銀行の件」も、
偶然遭遇した人の情報ではなく、
≪出没(?)しそうな場所に連れて行ってあげますツアー≫の
結果情報・・・?と、思えた。
まだまだ、そちらも健在なのね・・・。
と、思うのは、私の勝手な推測。
歌の練習。
練習方法は、カラオケなのか、
キム・ヒョンジュン君にご指導を受けているのか。
よく知らないけど。
誰かが「歌の練習をしてるらしい」って、書いてたような・・・。
それとも友人とのランチの時に出た話だったかなあ。
ちょっと、記憶が曖昧。
創作の部屋~朝月夜~<60話>
☆BGM「抱きしめたい」~K~
軽い衝撃とともに、機体が快晴の静岡空港に着陸した。
「着きましたね」
タケルが窓の外を見ながら言った。
久しぶりの恋人との再会に心躍らせているのか、その声は明るかった。
タケルも僕も、荷物は機内に持ち込んだ小型のスーツケースひとつだった。
流れてくる荷物を受け取る必要もなく、入国手続きを済ませるとそのままバスターミナルに向かった。
空港内は全てが新しく、開港間もない雰囲気が漂っていた。
シャッターが下りたままのテナントもいくつかあった。
富士山の絵が多く飾られているのも静岡空港らしいと思った。
その中の1枚の絵の前で僕は足を止めた。
夕日に照らされ、赤く染まった富士山の絵だった。
富士の裾野に住む人々は、1日の仕事を終えた後、夕日に染まった山を見て、心を癒すのだろうか。
『父の側で畑を守って暮らしたい』と、言っていたユキ。
農作業を終えて、山を見上げながら家路に着くユキの姿が浮かんだ。
その傍らには、ユキの父親とユキにふさわしい素朴な男の姿。
そして、父と母に走り寄る幼い子供・・・。
夕日の富士山を背景にした暖かい≪家族写真≫。
その中に僕の居場所はない。
無理に写り込もうとしたら、ささやかな幸せを壊してしまうことになるのだと、思った。
「監督・・・バスの時間です」
絵の前で立ち尽くしている僕に、タケルが声をかけた。
「タケル、どこかでコーヒーを飲もう」
振り向きざまに、僕は言った。
「コーヒーなんか飲んでたら、バスに乗り遅れちゃいますよ」
「次のバスに乗ればいい。コーヒーが飲める店を探そう」
「缶コーヒーを買ってきますから、予定通りのバスに乗りましょう」
「嫌なら先に行け」
「僕が行ってどうするんですか」
僕は、それらしき店がありそうな方に向かった。
「星降行きのバスは、1時間に1本しかないんですよ~!」
うしろで、タケルの叫ぶ声が聞こえた。
カフェの座席からは、滑走路が見下ろせた。
僕は、煙草を吸いながらぼんやりとその景色を見ていた。
「監督、コーヒーが冷めますよ」
コーヒーが飲みたいと言いながら、半分も減っていないカップをのぞき込みながらタケルが言った。
「次のバスには必ず乗りますからね」
「なにをそんなにあわててるんだ?」
「これから僕たちが行く星降と言う町には、泊まるところなんてありませんから」
「解ってる」
「監督を送ったら、僕はすぐに帰ります」
「そんなに早く、彼女に会いたい?」
「そうじゃなくて!監督の恋人の家でしょ。僕が一緒に泊まれるはずがないじゃないですか」
「泊るつもりはないけど・・・」
「久しぶりに会うのに・・・?」
「姿を見ることができたら、黙って帰る」
「黙ってって・・・。恋人じゃないんですか?」
「結婚してる」
その言葉を言ったとたん、タケルの表情から一気に力が失せたような気がした。
「失礼なことを言うようですが・・・」
少しの沈黙のあと、タケルが言った。
「恋愛の対象が人妻であるとか・・・、不倫であるとか・・・そう言った恋愛は、僕には理解できないし・・・応援する気もありません。すみません」
「謝る必要なんてないさ。それが普通の感覚だと、僕も思う」
「ならば、なぜ・・・って、監督の恋愛を事細かに聞くつもりはないです。結婚して星降にいることだけは、確かなんですね?」
「多分・・・」
「多分?大事なことなのにそんな風に曖昧でどうするんですか!」
仕事における立場も、年齢も逆転してしまったような気がした。
タケルも同じように感じたのか、「すみません」と、また謝った。
「何月何日に結婚したと、知らせを受けたわけではないが・・・。最後に会った時、大切な人と田舎で暮らしていると言っていた」
漢江の畔のレストランまでユキを送った時、車内で交わした会話だった。
「大切な人・・・と言うと、やはりそう言うことになるのかなあ・・・」
ひとり言のようにタケルが呟いた。
「それで・・・どうします?間もなくバスの時間ですけど」
「行く」
「じゃあ、行きましょう」
タケルは、あっさりと立ち上がった。
僕はすでに先程の会話で、タケルの道案内は期待できないと思っていた。
「応援はできない・・・って」
「幸せな家庭を築いてる人をそこから引っ張り出す応援はしません。
でも・・・会うことによって、監督の気持ちにけじめがついて、新たな一歩が踏み出せる・・・って、言うのなら、応援します」
「諦めきれなかったら・・・?」
僕は兄に甘える弟のような言葉を口に出した。
「・・・それは、その時に考えましょう!」
「頼もしい部下を持って幸せだよ」
「ホントにそう思ってます?」
「ああ・・・思ってる」
「ならば・・・給料アップ、お願いします」
タケルの顔に笑顔が戻った。
「ついでにコンビニで弁当を買ってください」
「飛行機の中で食べただろう?」
「あれは朝飯。星降に着く頃には昼を過ぎます。向こうに行ったら、コンビニなんてないですよ」
言いながら、タケルの足は空港内のコンビニへと向かっていた。
久しぶりの≪ロータス≫
前回来たのはいつだっけ・・・?
と、思うほどに久しぶりの≪ロータス≫で、昨日はランチ。
ますますレトロ感がグレードアップした・・・。
と、思える≪ロータス≫
メニューもちょっと変わったようで。
昨日は≪塩昆布のチャーハン≫を注文。
≪ロータス≫のお料理は、
「これはおいしいけど、これはイマイチ」と、言うものがなく、
≪塩昆布のチャーハン≫も、一部ではこの店の「売り」
と、言われるだけあっておいしいです。
≪ロータス≫に行くのは初めてと、言う友人がいたので。
ならば、当然「ヨンジュンシート」を予約・・・。
と、思って、数日前に予約の電話を入れました。
それが結構照れくさくて・・・。
「ヨンジュンシートをお願いします」
と、言えない(笑)
「下のフロアの・・・奥の左側の・・・席をお願いします」
と、言っておいた。
食事の後、デザートの注文に迷っていると。
≪ロータス≫のお兄さん、
「皆さん、チーズケーキとシフォンケーキを注文なさいます。
それと、カプチーノを・・・」
「ヨンジュンファンだってばれてるのね?」
と、言ったら、にこやかに(?)笑ってました。
私たちがコーヒーを飲んでいる時には、
女性数人のグループが来店して、
「あいにくあの席は予約のお客様がいて・・・」
と、答えてる声が聞こえていたし・・・。
2時を過ぎた頃には、
「3時から次の方の予約が入っておりますので・・・」
と、丁重に言われ。
ヨンジュン人気、ここでも健在・・・と思いました。
本当は、向かいにあるとんかつのお店≪まい泉≫に、
行きたかったのだけれど。
どうせ行くなら、≪ヨン様席・ヨン様メニュー≫にこだわりたい。
週末は予約ができないと言うことなので、
こちらはいずれのお楽しみ。
週末ごとに出かけていると思われそうだけれど。
12日は仕事だったし。
26日も仕事。
何か楽しみがないと仕事も行く気にならず・・・。
お付き合いしてくださるヨンジュン家族の友人。
誘い出してくださるヨンジュン家族の友人。
本当に感謝しています。
[1] [2] [3] |